はじめに
2 0 0 0年のアメリカ合衆国センサスの人種・エスニック別統計が発表された際, 「アジア系/アジア人」人口 が,全体として増加する一方で,“Japanese population in the U.S.”( 「日系/日本人人口」 )は微増にとどまっ た
1。 「日系/日本人人口」の総数は, 「アジア系/アジア人」の中で6番目の数で, 「日系/日本人」単独で 7 9 5, 0 5 1人(全米の人口中0. 2 8%) ,他の人種・エスニック集団との「混血」 (race in combination)で答えた人 を含めると,1, 1 5 2, 3 2 4人(同0. 4 8%)であった(U.S. Census Bureau 2 0 0 4,1) 。合衆国センサスは「実施時 に合衆国が通常の居住地であると述べた人すべて」を対象にしている。また,「移民」とは「永住外国人」(per- manent resident aliens)であり,グリーンカードと呼ばれる「永住権」を持つ人々のことを指すが,センサス上 では「移民」であるか否かについての質問はなく,各人の「出身国」を問う。そのことによって,すべての人々 が「自国生まれ」 (native)と「外国生まれ」 (foreign born)の二つに分類される。具体的に「自国生まれ」と は,アメリカ合衆国,プエルトリコ,グアムなどの島嶼地域に生まれた人々,外国で生まれていても両親のう ち少なくとも一人がアメリカ市民である人々を指す。一方, 「外国生まれ」には, 「帰化市民」 (naturalized citi- zens),上記の定義の「移民」に加えて,例えば学生などの「一時移住者」(temporary migrants),「難民」(refu- gees) , 「非合法移住者」 (unauthorized migrants)が含まれる(U.S. Census Bureau 2 0 0 1,8,5 6−5 7) 。よっ て,センサス統計上の「日系/日本人人口」は, 「自国生まれ」 , 「外国生まれ」にかかわらず,当該センサス 実施時に「アメリカを通常の居住地とする人々」全てを含む。全体の「日系/日本人人口」のうち,「外国(日 本)生まれ」の割合は2 0 0 0年で3 9. 5%である。「アジア系/アジア人」全体では「外国生まれ」の比率は6 9%,
インド系やベトナム系では約7 5%という数字と比べる限り,その低さが目立つが,全人口平均の「自国生ま れ」8 8. 9%, 「外国生まれ」1 1. 1%に比べるな ら ば,こ れ は 相 当 高 い 数 字 で あ る(U.S. Census Bureau 2 0 0 4,9) 。1 9 9 0年センサスの分析を行った Jiobu は, 「日系/日本人人口」の中には学生や日本企業の海外駐
在員など労働ビザで短期に滞在する人々が含まれるなど,多様な人々で構成される実態を指摘していたが
(Jiobu 1 9 9 6,3 6) ,2 0 0 0年センサスではその傾向が益々顕著になっている。
人類学者のグリック‐シラーは,現代に特徴的な移民をめぐる「トランスナショナリズム」とは, 「移民が 出身国と定住国の双方をつなぐ社会的フィールドを作る過程」であり,そのような社会的フィールドを作り出 す人々を「トランスマイグラント(Transmigrants) 」と定義づけた(Schiller 1 9 9 9,1) 。この「トランスマイ グラント」の概念提起を受けて, 「移民」研究を行う多数の学問分野−人類学,歴史学,社会学,政治学,文 化研究−において, 「トランスナショナル」な視座からの研究が多数行われて現在に至っている。例えば,イ
「在米日本人」の諸相:米国センサス公開 ミクロデータ(PUMS)を使用した分析 *
菅(七戸)美 弥 地域研究
**
(2 0 0 6年8月3 1日受理)
*
“Japanese in the U. S.” : A Closer Look Using the U. S. Public Use Microdata Sample / Miya SHICHINOHE−SUGA(Area Studies Department)
** 東京学芸大学(184―8501 小金井市貫井北町4―1―1)
タリアからの「ディアスポラス」を研究する歴史家ガバッチャは, 「トランスナショナル・ヒストリー」の主 眼を「歴史の学問分野において,国家の暴虐について問う」こと(Gabaccia 1 9 9 9,1 1 1 6)に置き,単一線上 の「同化」を一種の了解事項とする「移民パラダイム」の再考を提起した。こうした「トランスナショナル・
ヒストリー」や「移住」といった研究関心・研究視座の変化,益々明らかになる人口動態における変化を背景 に,これまで希薄であった第二次大戦以降様々な形で渡米した「外国(日本)生まれ」の人々を含めた,より 包括的な「日系」についての研究が増加しつつある。例えば従来の研究史の批判的検討は, 「国民の物語」や
「国民国家」を相対化する「移動」する側の視点の提起(貴堂 2 0 0 2,1 8−1 9)や,近代日本と越境の視点か ら日本人移民を「移住者」 「渡米者」と再定義する米山の論考(米山 2 0 0 5,1 4 3)等によってなされている。
実証研究では,今までは帰国が前提であった企業駐在員の家族が,滞米を長期化させ「永住権」をとるケース や,夫だけが日本に帰国する「逆単身家族」の増加が指摘されている(山田 2 0 0 5,3 0−3 3)。また,佃が「在 米日本人」に焦点を当てつつ,日系コミュニティにおいて新・旧移民間の言語や文化の壁による分業について 分析している(佃 2 0 0 5,8 8−9 6)ほか,滝田は新・旧移民を媒介する「キーパーソン」の存在に光を当てて いる(滝田 2 0 0 5,8−1 5) 。さらにはロサンゼルス在住の「非合法就労」を行う日本人について調査した南 川は, 「移住」行為が従来とは異なる「高度消費社会」の中で行われ,その理由が「審美的な規準」で「個人 化」され語られることに注目している(南川 2 0 0 5,1 4 0−1 4 2) 。
他方で今なお「移民」研究を行ういずれの学問分野においても,Public Use Microdata Sample : PUMS(公開 ミクロデータ,以下 PUMS)を利用した研究の蓄積は非常に少ない。従来の研究は,統計に関しては公刊され たセンサスの資料にもっぱら依拠しつつ,質的調査の分析に比重を置いてきた。むろん「移民」や「移住者」
のエスニシティやアイデンティティをめぐってはインタビューなどによる質的調査が必要であるのはいうまで もなく,筆者も1 9 9 0年初頭から「在米日本人」へのインタビューを行っている。しかしながら,センサスの数 字や統計は「単なる数字」ではなく,とりわけ,PUMS を使った独自の計算結果を精査するならばそれは,対 象とするひとびとの属性・人口動態の特徴を知る有効な手がかりとなる。PUMS については南北戦争後の国内 移住の研究を行うグレゴリーが『怒りの葡萄』によって作られたイメージを払拭するため,また,一部を抽出 した実証研究で見えにくい何百万人もの人々の経験の「全体像」を理解するために,その有効性を説いたが,
(Gregory 1 9 9 5,1 1 6)同様のことが「日系/日本人」研究にも言える。すなわち PUMS データを用いた独 自の計算結果によって, 「在米日本人」とはどのような人々なのか―何時アメリカに渡り,どこに居住し,ど のような職種に就いているのか,英語力がどの程度なのか,又,どれだけの人々が「帰化市民」になっている のか―といった,公刊されたセンサス資料にはない詳細な特徴を知ることが可能となるのである。よって本稿 は,センサス質問表に「人種」を「日本(人)のみ」 (“Japanese alone”)と答えた人々のうち「外国(日本)
生まれ」を「在米日本人」と定義し,彼らを分析の対象とする
2。 「日系」または,“Japanese American”として 一括・混同されがちな「在米日本人」についての2 0 0 0年センサスの PUMS5%データを利用し,性別と「帰化 市民」 「非帰化市民」の別を軸として,年齢,結婚,渡米年,国籍,言語,教育,職業をクロスオーバーした 独自の計算結果から「在米日本人」の特徴を分析する。全米の統計を合計した計算結果(全米合計又は全米値)
に加え,州別の計算結果についてはカリフォルニア州,ニューヨーク州,ハワイ州の3州分を紹介する。
「在米日本人」のプロフィール:PUMSデータから
「在米日本人」 居住先,性別
「日系/日本人人口」を「混血」も含めた全体で見た場合,当該人口を多く抱える上位5州は順に,カリフォ ルニア州(2 9 1, 2 0 7人) ,ハワイ州(1 9 9, 9 8 7人) ,ニューヨーク州(3 6, 6 1 5人) ,ワシントン州(3 6, 3 7 9人) ,イ リノイ州(2 0, 9 0 2人)であるが,このうちカリフォルニア州とハワイ州に全体の6 0%以上が居住している
(Suga 2 0 0 6,1 0 8) 。一方, 「外国生まれ」の「日本人」を抽出した今回の計算結果では,カリフォルニア州
(1 0 7, 4 8 9人)についで,ニューヨーク州(2 8, 5 9 4人) ,ハワイ州(2 0, 2 4 5人) ,ワシントン州(1 4, 8 2 0人) ,イ
リノイ州(1 1, 4 6 3人)の順となった。その割合でみると,カリフォルニア州に3 4. 2%,ニューヨーク州に
9. 1%,ハワイ州に6. 4%が居住しており,3州合計で全体の約半数が居住していることになる。 「在米日本
人」全体をみた場合,2 0 0 0年時点における「帰化市民」と「非帰化市民」の割合は,それぞれ2 6%と7 4%であ
り,「移民」や企業駐在員とその家族,学生など,多様な背景を持つ「非帰化市民」が4分の3を占めている。
また,性別でみると「在米日本人」女性が,全体の6 5%を占める。詳細は,「帰化市民」女性が「在米日本人」
全体の2 0. 2%, 「非帰化市民」女性が4 4. 8%, 「帰化市民」男性が5. 2%, 「非帰化市民」男性が2 9. 8%を占めて いる。この「在米日本人」全体の半数近くが「非帰化市民」女性である事実は,第二次世界大戦前の日本人移 民社会とは全く異なる様相が現在の「在米日本人」に見られるということであり,注目に値する点である
3。 州別に見ると, 「在米日本人」の数が最も多いカリフォルニア州は,全般的に全米値と似た傾向を持つ。一方 で,ニューヨーク州とハワイ州とは好対照を示すデータが多く見られる。例えば,ニューヨーク州には年齢が 2 0−4 0歳までの「非帰化市民」 (中でも最も多いのは3 0歳代の「非帰化市民」女性で1 7. 7%)が最大集団であ るのに対し,ハワイ州では「帰化市民」の割合が高いなどである。加えて総数ではカリフォルニア州には及ば ないものの,ハワイ州には「定住」した「在米日本人」の率が高いことが統計から明らかになっている。
年齢
“Age”
「日系/日本人人口」の全体の特徴としてしばしば指摘されることは,その平均年齢の高さである。 「日 系/日本人人口」の平均年齢は4 3歳で「アジア系/アジア人」の中でもっとも高く,6 0歳以上の割合も高く 2 0. 4%である(U.S. Census Bureau 2 0 0 4,6)
4。本稿の計算結果を示す表1からも,平均年齢は, 「在米日本 人」全体では,4 1. 2歳, 「帰化市民」男性4 9. 7歳, 「非帰化市民」男性3 4. 2歳, 「帰化市民」女性が6 0. 3歳, 「非 帰化市民」女性が3 6. 2歳である。年齢層でみると「在米日本人」のうち,男女とも「帰化市民」の年齢層が高 い。具体的には「帰化市民」男性の約半数が5 0歳以上であり,2 7. 8%が6 0歳以上である。年齢層が高い傾向は 女性でより強く, 「帰化市民」女性の6 2. 2%が6 0歳以上である。5 0歳代も1 7. 9%であるから、5 0歳以上が約7 割を占める計算になる。
このような高齢の「帰化市民」女性は、学生や企業駐在員など短期滞在者を多く含む「非帰化市民」女性と は対照的な年齢構成となっている。 「非帰化市民」女性では2 0歳代が2 4. 7%,3 0歳代が2 8. 8%を占めておりそ の数は「在米日本人」全体の中でも2 2. 8%を占めている。こうした傾向は企業駐在員の妻や、留学などで滞在 する女性の数が多いニューヨーク州で顕著である。このほか州別の統計では,ニューヨーク州における「非帰 化市民」男女ともに年齢層が3 0歳代にもっとも集中している。一方で,ハワイ州は3州の中でも「在米日本人」
女性の比率が最も高い(全体の7 4. 3%)のであるが、そのうち「帰化市民」女性が3 2. 4%という高い比率を示 している。
婚姻区分(結婚歴)“Marital Status”
次に表2にあるように,婚姻区分(結婚歴)について「在米日本人」全体をみた場合には,5 3. 4%が「既婚 配偶者同居」に該当し,他方「離婚」は5. 8%, 「死別」は6. 0%であった。 「帰化市民」と「非帰化市民」の 違いとしては,まず, 「非帰化市民」男性のうち3 2%,女性のうち2 6. 2%が「未婚」である点( 「帰化市民」女 性は「未婚」が5. 4%のみ)が挙げられる。ついで,配偶者と「死別」した「帰化市民」女性の多さ(2 0. 9%)
についても, 「非帰化市民」女性では3. 3%であるから違いは明らかである。 「帰化市民」女性の「離婚」率は 1 1. 6%で, 「非帰化市民」女性の4. 5%よりも高い数字になっている。
また,州別では,ニューヨーク州における「非帰化市民」女性が,全米値よりも未婚率が高い(3 7. 8%,全 米値は2 6. 2%) )点と, 「既婚 配偶者同居」が低い(4 5. 6%,全米値は5 4. 9%)点が目立っている。ニュー ヨーク州の「在米日本人」全体のうち, 「未婚」の「非帰化市民」女性は1 9. 1%を占めているが,これは,全 米値の1 1. 7%やハワイ州における9. 6%という数字からみても高く,顕著な傾向だといえよう。一方,ハワイ 州とニューヨーク州との大きな違いは, 「帰化市民」女性における「死別」の数にみられる。ハワイ州の「帰 化市民」女性のうち,2 4.7%を占めている。すなわち,前述のように「在米日本人」の6 5%は女性が占めるが,
ニューヨーク州とハワイ州では,年齢層と,結婚歴において対照的な「在米日本人」女性の姿が浮かび上がる のである。
祖先
“Ancestry”
「在米日本人」が第一に挙げた「祖先」 (ancestry)について明らかにしたのが,表3である。センサス局の
定義によれば, 「祖先」 (ancestry)とは,その人がもっと近く感じる「エスニック・オリジン, 『ルーツ』 ,伝
統,生誕地,渡米以前の両親や祖先」を意味している。 (U.S. Census 2 0 0 5,3 0 3) 「祖先」を質問項目に入れ る理由は, 「ヒスパニック」や「人種」集団では含まれない集団のデータを集めるためだという。 (ibid. ) 「祖 先」は2つまでがカウントされる。 「在米日本人」全体で見れば,祖先を「日本」と第一に答えた人が圧倒的 に多く(9 3. 3%) , 「回答せず」 (4. 6%)についで, 「沖縄」 (0. 5%) , 「コリア」 (0. 4%) 「アジア」 (0. 2%)の 順になっている。中でも「日本」と答えた人々の割合が相対的にもっとも少なかったのは, 「帰化市民」女性 の8 8. 8%であり, 「日本」 「回答せず」以外では「沖縄」が1. 0%を占めた。
「祖先」を「日本」以外だと答えた人々の割合は州によって異なる傾向が見られた。例えば,ハワイ州にお いて「日本」と答えた人の割合が低く,全体で9 0. 2%, 「帰化市民」男性では8 3. 0%となっている。その一方 で, 「沖縄」が「帰化市民」男性で1. 8%, 「帰化市民」女性では2. 4%となった。 (ハワイ州全体では1. 4%)そ の背景には,数ではカリフォルニアには及ばないものの,伝統的な移民送出県である沖縄と,定住先としての ハワイとの繋がりの強さがあるだろう。また,ハワイ州では「非市民」男性の間で「コリア」が2. 2%と,全 米値よりも高くなっている。 「コリア」については,カリフォルニア州では対照的に「帰化市民」男性の間で 高く(1. 7%) ,また同州独自の傾向として, 「メキシコ」が「非帰化市民」男性の間で0. 3%を占めていること が挙げられる。ニューヨーク州において興味深いのは, 「非帰化市民」女性の間で, 「アジア」と答えた人々が 0. 4%を占める点である。このように「人種」は「日本のみ」と答えても「祖先」は別と答えた人々の要因の 一つとして,居住先の多民族状況が考えられるだろう。ちなみに,これらの3州の中で, 「アジア系/アジア 人」人口比率については,ハワイ州が6 7%と群を抜いて高く,ニューヨーク州とカリフォルニア州はそれぞれ 1 1%である。 「アジア系/アジア人」が全人口の多数を占めるハワイ州では, 「アジア系/アジア人」の中の
「差異」を「祖先」への回答という形で表し,一方のニューヨーク州やカリフォルニア州では,アフリカン・
アメリカン,ヒスパニック,といった多人種,多エスニック集団の中で,むしろ, 「祖先」を「汎アジア」と いう形で表出させた人々が相対的に多くなったのではないだろうか。
自宅で話す言語と英語力
“Language Spoken at Home and English Proficiency”
センサスの質問票では,まず自宅において英語のみを話すかが問われる。そして,英語以外を話す場合に,
各人の英語力について問われる。英語力の基準としては, 「上手い」 「余り上手くない」 「全く話せない」の3 つに該当する場合, 「限定された英語力」 (“limited English proficiency”)を持つ,とみなされる。表4にあるよ うに, 「在米日本人」全体からみると,自宅で英語だけを話す人々の割合は,1 2. 5%である。その中でも, 「帰 化市民」男性の間で,英語だけを話す割合が最も高く3 2%,次いで,「帰化市民」女性の2 4.7%となっている。
次に,英語力に関してみると,3 0. 4%が「とても上手い」 ,5 5. 3% が「上手い」またはそれ以下と答えてい る。その中で「非帰化市民」女性では, 「余り上手くない」が2 3. 5%, 「全く話せない」が1. 8%であり,最も
「英語力」が低い(と自己認識している)ことが分かる。
州別では,ニューヨーク州の「非帰化市民」女性のうち,6 6. 4%が「限定された英語力」層に該当するが,
ニューヨーク州でのこの数字には, 「上手い」の割合が4 1. 9%含まれることに注意が必要である。また,ニュー ヨーク州の「帰化市民」女性の中では, 「とても上手い」が4 6. 2%を占め,全米値の3 2. 7%よりも高い結果と なった。一方,ハワイ州は特に女性の間で「余り上手くない」が全米値よりも高く( 「帰化市民」女性で 2 9. 9%, 「非帰化市民」女性で2 9. 2%) ,自宅で英語のみを話す割合(1 2. 8%)も「帰化市民」女性の全米値
(2 4. 7%)を大幅に下回った。 「帰化市民」男性についても, 「とても上手い」が2 0. 6%で全米値の3 3. 3%より も低く, 「余り上手くない」が2 0. 4%, 「全く話せない」が4. 5%とそれぞれ高い数値であることが注目され る。このような数値は,配偶者の言語と子供(新二世)の有無に大きく関わっている。すなわち自宅において 配偶者や子供と英語のみを話すか否かによって「在米日本人」の言語使用と英語力が変化すると考えられる。
加えて,居住地における「在米日本人」の多さも影響しているだろう。実際に「在米日本人」人口の少ない州 を見てみると,例えばワイオミング州( 「在米日本人」総数9 7人) 「帰化市民女性」のうち「英語のみ」を話す 人が6 4. 3%を占める一方, 「限定された英語力」を持つ層は皆無であった
5。日本人や日本語,日本文化などの
「遠隔地日本」が身近に存在しない場合, 「在米日本人」の第一言語が日本語から英語に変わる傾向が高くな
ると考えられる。
入国年
“Year of Entry”
表5から分かるように, 「在米日本人」全体では,その半数以上(5 2. 4%)が,1 9 9 0年から2 0 0 0年の間に合 衆国へ入国している。 「非帰化市民」男性では7 3. 3%,同じく「非帰化市民」女性では6 5. 1%が2 1世紀直前の 1 0年間に渡米したのである。1 9 8 0年から1 9 9 0年までの入国者の割合は1 4. 3%であり, 「アジア系/アジア人」
全体の3 2. 4%と比べるとかなり低いといえよう。加えて,入国年に関しては特に「帰化市民」と「非帰化市民」
の違いが目立つ結果となった。 「帰化市民」女性ではその3 2. 4%が1 9 5 0年から1 9 6 0年の間に入国,次の1 0年間 に入国した人々(3 0. 2%)を加えると,実に6 2. 6%が1 9 5 0年から1 9 6 9年までの2 0年間に渡米していることが分 かる。この時期に渡米した「帰化市民」女性には, 「戦争花嫁」が多く含まれていると考えられるが,彼女達 の3 3%がカリフォルニア州に,次いで8. 1%がハワイ州に居住している
6。 「帰化市民」男性に関しては,1 9 6 0 年からの1 0年間に入国した人々が最も多く(2 6. 3%) ,次いで1 9 7 0年から1 9 7 9年までの2 5. 8%の順になってい る。
州別にみると,カリフォルニア州とハワイ州には「非帰化市民」は男女共に比較的早い時期に渡米した人々 の比率が高い。まずカリフォルニア州では,1 9 9 0年から1 9 9 9年の間に渡米した「非帰化市民」の値は,男性で 6 5. 2%,女性で5 7. 3%と全米値よりも8%程低くなっている。1 9 8 0年から1 9 8 9年の間に渡米した「非帰化市 民」は,男性で1 7. 6%,女性で1 9. 3%を占めており,カリフォルニア州への日本の企業進出がピークを迎えた 8 0年代から9 0年代初めに様々な形で渡米し,永住権を取るなどしてその後も継続して居住している人が多いの ではないかと思われる。次にハワイ州の特徴としては,第二次世界大戦以前に渡米した「在米日本人」の比率 の高さが挙げられる。1 9 1 9年までに渡米した「帰化市民」男性が7. 4%, 「帰化市民」女性が2. 9%居住してい る。これは実数としてもカリフォルニア州よりも多くなっており,ハワイ州は1 9 1 9年以前に渡米した「在米日 本人」 ( 「日本人移民」 「日系一世」 )が他州と比べて多く存命している地域だということが出来る。
教育
“Education”
「自国生まれ」と「外国生まれ」を合わせた「日系人/日本人」人口全体の特徴として,その教育程度の高 さが挙げられることが多い。以前筆者が行った別の計算でも, 「日本人(人種) 」単独の場合, 「自国生まれ」
「外国生まれ」双方に,1 2%以上が「修士」 , 「博士または専門学位」を取得している特徴が明らかになった
(Suga 2 0 0 6,1 1 1) 。今回の計算結果をまとめた表6から「在米日本人」についてより詳細に見ると,まず,
「帰化市民」男性のうち4 4. 5%が「学士」以上を取得している。 (このうち, 「修士」9. 8%, 「博士または専門 学位」が8. 8%) 。 「非帰化市民」男性では,5 2. 5%が「学士」以上を取得し, 「修士」は1 1. 1%, 「博士または 専門学位」が7. 8%である。一方で, 「帰化市民」女性では, 「学士」以上が1 6. 4%であり, 「帰化市民」男女の 差が著しい。この「帰化市民」女性の間では「高校卒」が3 5. 9%, 「大学(学位なし) 」が2 4. 7%と高い数値で あった。前述のように「帰化市民」女性の6 0%以上を占める1 9 5 0年から1 9 6 9年までの間に渡米した日本人女性 の教育程度は,同年齢層の平均的な日本人女性とさほど変わらないと思われる。むしろ, 「帰化市民」男性の 高学歴が顕著であり,学歴に見合ったよりよい機会を求めて渡米した「在米日本人」男性が相当数いることが うかがわれる。
次に,州別の違いでみると,ニューヨーク州では総じて「在米日本人」の高学歴が目立つ一方,ハワイ州で の教育程度はやや低い。例えば,ニューヨーク州の「帰化市民」男性のうち, 「博士又は専門学位」取得者 は,1 8. 7%を占める。全米値は8. 8%であるから,違いは明らかである。また, 「非帰化市民」男性では3 9. 3%
が「学士」を持っている。同女性では,その3 3. 7%が「学士」を持っており,これも全米の「非帰化市民」女 性のうちの2 4. 5%よりも1 0%程高い比率となっている。一方のハワイ州では, 「非帰化市民」女性のうち 1 9. 8%が「学士」を持つほか, 「博士又は専門学位」取得者の割合が,在米日本人全体で1. 7%であり,これら は全米値よりも低い数字である。また,戦前に渡米した人も含めた「帰化市民」の割合の多さとも関連して,
「高校卒業未満」や「高校卒」の割合が多い。
職種
“Occupation”
「自国生まれ」 「外国生まれ」の別を問わない「日系/日本人人口」全体のうち,約半数が「管理,専門」
職に就いているが,この数字は全米平均の3 4%はむろん, 「アジア系/アジア人」全体の4 4. 6%と比べても高
い数字である(Suga 2 0 0 6,1 1 5)。表7から分かるように,本稿の計算でも「在米日本人」全体では,「管理,
専門」が5 1. 7%を占める結果となった。この「管理,専門」職には「帰化市民」男性で4 8%, 「非帰化市民」
男性では6 6. 2%であり,男性の「管理,専門」職従事の傾向は著しく高いが,「非帰化市民」女性もその4 4. 3%
が「管理,専門」職に就いていることは,これまで注目されてこなかった事実だといえるだろう。
カリフォルニア州,ニューヨーク州,ハワイ州の3州を比べると,この傾向はニューヨーク州において高く なっている。特に,ニューヨーク州の「管理,専門」職の占める割合は, 「帰化市民」女性では4 7. 6%, 「非帰 化市民」女性では5 6%と,全米値(それぞれ3 1. 8%,4 4. 3%)よりもかなり高い。前項の教育程度と合わせる と,ニューヨーク州の「在米日本人」は高学歴, 「管理,専門」職従事者が多いという特徴が見えてくる。中 でも,ニューヨーク州の「在米日本人」女性に,その傾向が他州よりも強い。ハワイ州では「管理,専門」の 割合が総じて低い一方で( 「帰化市民」男性で3 3. 6%, 「非帰化市民」女性で2 3. 1%) , 「帰化市民」女性の 4 7. 5%, 「非帰化市民」女性の5 3. 2%が「販売,事務」に従事している。ハワイ州では, 「サービス」業に従事 する人々の率も他州に比べ高く,これらは観光業など,ハワイ州の主要産業形態を反映したものだと解釈でき よう。
むすび
本稿は,研究者が研究対象地域に一定期間滞在すれば「感覚的に知る」こと、例えばカリフォルニア州,ハ ワイ州,ニューヨーク州の「在米日本人」の特徴について PUMS から分析してきた。この「感覚的に知る」
当該集団の特徴は,統計の裏付けがあってはじめて「事実」となる。 「移民」 「移住者」を対象とする研究にお いては,一次資料の精査とインタビューなどの量的・質的調査の双方の往来が必要であり,本稿で示したよう なデータの詳細な分析を基礎にしてはじめて,当該する「移民」や「移住者」に関する体系的な理解に繋がる のだと考える。
本稿を閉じるにあたり「在米日本人」は,冒頭に挙げた人類学者グリック‐シラーが提起した「トランスマ イグラント」に該当するのか考えてみたい。グリック‐シラーがいう「トランスナショナルな社会的フィール ド」が形成される条件である, 「移住者」による「自分たちの選択肢をオープンにしておかなければならない との認識」 (Schiller 1 9 9 2,1 2)は,多くの「在米日本人」の場合にも働いていると思われる。ただし,多く の「トランスマイグラント」と異なり, 「在米日本人」の場合,日本への送金が重要ではないこと,日米経済 格差がほとんどないこと,戦前からの移民が家族移民を呼び寄せる形で行われていないこと, 「グローバル・
シティ」における環境の類似性などの点は留意されてよい。一方で,リトル東京やソーテル,ガーディナ等の
「日系/日本人コミュニティ」において,また,日常の仕事における接触において,日本との絆は維持されて いる。また,日本は「何時でも帰ることが出来る場所」として, 「移動のオプション」として残されている。
しかし,本稿の PUMS データの分析がこれまで明らかにしてきたように,「在米日本人」には,渡米年,教育,
職業,性別などの個人の属性によって,また居住先など個人の置かれた環境によって,大きな多様性がみられ る。さらには「在米日本人」の持つ特徴は, 「帰化市民」と「非帰化市民」の別によって非常に異なる様相が 見えてくる。例えば「帰化市民」は男女共に年齢層が非常に高く,「帰化市民」女性の6 2. 2%が6 0歳以上であっ た。この他にも「帰化/市民権」の有無と性別による入国年,英語使用,教育,職種における違いが際立って おり, 「帰化市民」の多くについては,伝統的な「定住」 「移民化」のプロセスを経ていると考えられ「トラン スマイグラント」の概念は該当しないといえるだろう。また, 「間国家アプローチ」 (“inter−National app-
roach”)から, 「二つの帝国」の間の日本人移民の歴史を明らかにした Azuma が言うように,現在も「在米日
本人」をめぐる状況,言葉を変えれば「在米日本人」であることの「安定性」 (人種を「日本人」と答え, 「祖
先」=「エスニック・ルーツ」を「日本」と真っ先に回答することにもその「安定性」は現れている)は,究
極的には母国と移住先との関係,すなわち,日米二国間関係の従属変数であることに変わりはない。すなわ
ち,「トランスナショナル」な行動パターンと思考様式がすぐれて特徴的な現代の「移住者」も究極的には「脱
国家」 「超国家」という意味での「トランスナショナル」な存在にはなりえない。しかしながら日米二国間関
係が安定している現状下では,ニューヨーク州に多く見られるような「日本との繋がり」 「日本人性」を強く
維持しながら,高学歴で高い技術を有する「専門職」でアメリカを中心にグローバルに活躍する,新たな「在
米日本人」像が浮かび上がっている。これらの「高学歴」「専門職」の「在米日本人」にとってみれば,「移住」
とは「ひとつの社会において獲得される,経済的・社会的地位をもうひとつの社会,すなわち,出身国で有用 なものとするための具体的な行動」 (Schiller 1 9 9 2,1 2)との認識が顕著なのではないかと思われる。筆者のイ ンタビューでも,彼/彼女たちの多くは「移民」としてのアイデンティティをもっていないことも特徴的であ る。かくのごとき「トランスマイグラント」の特徴の多くを有する「外国生まれ」の割合が「日系人/日本人」
人口の中で増加している現在,このことは,「在米日本人」を包括する「日系」研究のナラティヴにおいても,
「国民の物語」や日本やアメリカという二つの国家を相対化する諸相,すなわち「国民化」されない「移民化」
―「トランスマイグラント」の諸相―についても検証が必要になっていることを意味するのではないだろうか。
注
1 本稿においては,“Japanese population” を「自国生まれ」と「外国生まれ」を合わせた「日系人(日系ア メリカ人) 」及び「日本人」双方が含まれるので,その実態を反映させ「日系/日本人人口」と訳出する。
“Japanese population”を, 「日本人人口」と訳出するのはむろんのこと,英語でも“Japanese American”と記述
するのは誤りであろう。一方, 「日系人人口」との訳出については,後述のように,センサスにおける「外 国生まれ」という明確な線引きが,統計の意図として,また結果としてレポート等でも明らかであるため,
使用しない。
2 本稿における「在米日本人」は帰化申請をして「アメリカ市民」となった人々を含めるので, 「在米日本 人」の中の「日
!本
!人
!」に日本国籍の有無の別は含意されない。厳密には「外国(生まれ) 」の「日本人種」
を指すが,日本語として不自然であるので「在米日本人」を使用する。ちなみに“Japanese in combination” (そ の他の人種との「混血」 )は, 「外国生まれ」の「日系人/日本人」のうち4. 2%である。 「自国生まれ」を含 めた「日系/日本人」全体で見るならば,その比率は2 2. 3%であり,増加傾向が著しい。その他の人種との
「混血」の分析については,Suga(2 0 0 6)参照のこと。
3 女性の「移民」や「移住者」が多いことは,日本人の現代の「移住」の特徴のひとつであり,そのことは 研究動向にも反映されている。まず,戦争花嫁についての研究は,彼女たちのライフ・ヒストリーをインタ ビューに基づく資料によって明らかにしようとする林・田村・高津(2 0 0 2)植木武編(2 0 0 2)等が見られる。
加えて,時代を限定せず国際結婚,留学や就職によって戦後渡米した女性の軌跡を追った藤田・草間
(2 0 0 4)では,渡米の時代によって「定着」 「移民」意識に至る過程の違いがあることが浮き彫りにされて いる。こうしたライフ・ヒストリー研究は,結果的に「日系」社会の多様性を炙り出す形で, 「移住者」の
「生の声」から間接的に実証されており,大変興味深いものである。
4 「アジア系/アジア人」全体の平均年齢は3 3歳で,全米平均よりも2歳低い。中でも平均年齢がもっとも 低いのはモン(Hmong)系の1 6歳である。
5 「在米日本人」人口総数が3 7 7人のロードアイランド州でも似た傾向が見られ, 「帰化市民」女性の3 5. 5%
が「英語のみ」を家庭で話し,5 0%が「非常に上手い」と自己認識していた。また「限定された英語力」層 に属するのは, 「上手い」の1 4. 5%のみで, 「余り上手くない」 「全く話せない」は皆無であった。
6 「帰化市民」女性が多く住む地域を3州以外の統計で見ると,ワシントン州(全体の5. 2%) ,テキサス州
(同4. 7%) ,フロリダ州(同4. 3%)の順になっている。
表1 年齢:Age
カリフォルニア カリフォルニア
年 齢 層 男 性 女 性
合計数 年 齢 層 男 性 女 性
帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 % 0−9 76 1814 69 2076 4035 0−9 1.0% 5.8% 0.3% 4.5% 3.8%
10−19 113 2100 75 2378 4666 10−19 1.5% 6.7% 0.3% 5.2% 4.3%
20−29 467 7134 841 10531 18973 20−29 6.2% 22.8% 3.7% 22.9% 17.7%
30−39 1151 8169 1271 12771 23362 30−39 15.2% 26.1% 5.7% 27.7% 21.7%
40−49 1633 6436 2572 7487 18128 40−49 21.5% 20.5% 11.4% 16.2% 16.9%
50−59 1904 3856 4141 5664 15565 50−59 25.1% 12.3% 18.4% 12.3% 14.5%
60−69 1361 1347 7622 2871 13201 60−69 17.9% 4.3% 33.9% 6.2% 12.3%
70−79 618 268 4898 1623 7407 70−79 8.1% 0.9% 21.8% 3.5% 6.9%
80− 263 214 1000 675 2152 80− 3.5% 0.7% 4.4% 1.5% 2.0%
合計数 7586 31338 22489 46076 107489 合計% 100% 100% 100% 100% 100%
平均年齢 50.5 35.4 60.0 38.0 42.7
ニューヨーク ニューヨーク
年 齢 層 男 性 女 性
合計数 年 齢 層 男 性 女 性
帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 % 0−9 0 683 0 617 1300 0−9 0.0% 6.3% 0.0% 4.3% 4.5%
10−19 0 663 61 811 1535 10−19 0.0% 6.1% 2.5% 5.6% 5.4%
20−29 45 2131 290 4060 6526 20−29 4.8% 19.7% 12.0% 28.2% 22.8%
30−39 149 3638 305 5063 9155 30−39 15.8% 33.6% 12.6% 35.2% 32.0%
40−49 216 2130 312 1875 4533 40−49 23.0% 19.7% 12.9% 13.0% 15.9%
50−59 174 1212 454 1025 2865 50−59 18.5% 11.2% 18.8% 7.1% 10.0%
60−69 235 353 519 703 1810 60−69 25.0% 3.3% 21.5% 4.9% 6.3%
70−79 120 24 478 199 821 70−79 12.8% 0.2% 19.8% 1.4% 2.9%
80− 2 0 0 47 49 80− 0.2% 0.0% 0.0% 0.3% 0.2%
合計数 941 10834 2419 14400 28594 合計% 100% 100% 100% 100% 100%
平均年齢 53.3 34.5 52.2 34.1 36.4
ハワイ ハワイ
年 齢 層 男 性 女 性
合計数 年 齢 層 男 性 女 性
帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 % 0−9 32 134 25 227 418 0−9 1.7% 4.1% 0.4% 2.7% 2.1%
10−19 16 263 72 445 796 10−19 0.8% 8.0% 1.1% 5.2% 3.9%
20−29 93 532 189 1463 2277 20−29 4.9% 16.2% 2.9% 17.2% 11.2%
30−39 311 602 315 2030 3258 30−39 16.4% 18.3% 4.8% 23.9% 16.1%
40−49 374 619 418 1647 3058 40−49 19.7% 18.8% 6.4% 19.4% 15.1%
50−59 384 827 1364 1113 3688 50−59 20.3% 25.1% 20.8% 13.1% 18.2%
60−69 211 246 1991 682 3130 60−69 11.1% 7.5% 30.3% 8.0% 15.5%
70−79 190 40 1510 704 2444 70−79 10.0% 1.2% 23.0% 8.3% 12.1%
80− 284 28 685 179 1176 80− 15.0% 0.9% 10.4% 2.1% 5.8%
合計数 1895 3291 6569 8490 20245 合計% 100% 100% 100% 100% 100%
平均年齢 54.7 39.9 62.5 42.1 49.6
全米合計 全米合計
年 齢 層 男 性 女 性
合計数 年 齢 層 男 性 女 性
帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 帰化市民 非帰化市民 % 0−9 175 6338 141 7227 13881 0−9 1.1% 6.8% 0.2% 5.1% 4.4%
10−19 335 6769 448 8224 15776 10−19 2.1% 7.2% 0.7% 5.8% 5.0%
20−29 1212 20726 2279 34804 59021 20−29 7.5% 22.2% 3.6% 24.7% 18.8%
30−39 2718 27242 3916 40479 74355 30−39 16.7% 29.1% 6.2% 28.8% 23.7%
40−49 3569 17414 5872 22188 49043 40−49 21.9% 18.6% 9.2% 15.8% 15.6%
50−59 3741 10855 11347 14553 40496 50−59 23.0% 11.6% 17.9% 10.3% 12.9%
60−69 2582 3352 21808 7699 35441 60−69 15.9% 3.6% 34.4% 5.5% 11.3%
70−79 1255 513 15498 4240 21506 70−79 7.7% 0.5% 24.4% 3.0% 6.9%
80− 676 288 2178 1217 4359 80− 4.2% 0.3% 3.4% 0.9% 1.4%
合計数 16263 93497 63487 140631 313878 合計% 100% 100% 100% 100% 100%
平均年齢 49.7 34.2 60.3 36.2 41.2 2000センサス公開マイクロデータ(PUMS)5%より筆者作成