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資料1平成31年度税財政等に関する提案(案)(H30.7月提言からの主な変更点及び重要な論点)

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(1)

平成31年度税財政等に関する提案(案)

(H30.7月提言からの主な変更点及び重要な論点)

平成30年10月16日

全国知事会 地方税財政常任委員会

(2)

地方一般財源総額の確保等

(1)地方一般財源総額の確保・充実

2019年度(平成31年度)の概算要求では、地方の一般財源総額は、新経済・財政再生 計画等を踏まえ、2018年度(平成30年度)地方財政計画の水準を下回らないよう実質的 に同水準を確保することとされ、仮置きの計数としつつ、社会保障関係費の増等を踏ま え2018年度(平成30年度)を0.6兆円上回る62.7兆円を確保することとされた。一方、 地方交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な地方交付税総額は、2018年度(平成30 年度)と同額の20.0兆円を確保することとされたが、地方交付税については、入口ベー スで前年度を0.3兆円上回る15.6兆円となっているものの、交付税特別会計において加 減する額が前年度比0.4兆円の減となることから、出口ベースでは15.9兆円と前年度比 0.1兆円の減とされ、臨時財政対策債については4.1兆円と前年度比0.1兆円の増となっ ているなど、今回の地方財政対策にあたり大変厳しい折衝となるものと考えられる。 2019年度(平成31年度)においては、上記の新経済・財政再生計画や地方財政の状況 を踏まえつつ、アベノミクスの成果を地域の隅々まで一層行きわたらせるためにも、東 日本大震災の復興財源を別枠扱いとしたうえで、社会保障関係費の財源や臨時財政対策 債の償還財源はもとより、地方が責任をもって、地方創生・人口減少対策をはじめ、地 域経済活性化・雇用対策、人づくり、国土強靱化のための防災・減災事業など、地方の 実情に沿ったきめ細かな行政サービスを十分担えるよう、地方単独事業も含め、地方財 政計画に的確に反映し、安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額を確保・充実すべ きである。特に、近年の様々な自然災害の多発、大規模化の状況を踏まえ、防災・減災 対策のための事業費や、喫緊の課題である地方創生の事業費及び財源は、重点的に確保 すべきである。

Ⅱ 地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額の確保・充実等

(3)

給与関係 経費 20.3 給与関係 経費 23.7 社会保障 関係費 18.3 社会保障 関係費 6.9 社保以外 18.8 社保以外 13.7 投資的経費 11.6 投資的経費 27.2 公債費 12.2 公債費 12.8 その他 5.7 その他 5.1 平成30年度 (2018年度) 86.9兆円 平成13年度 (2001年度) 89.3兆円 (歳出の ピーク時) 【地方財政計画の推移】 一般行政経費 職員給等 20.4 職員給等 24.6 退 手 2.0 退 手 2.2 社会保障 関係費 26.0 社会保障 関係費 14.2 社保以外 20.6 社保以外 20.6 投資的経費 13.3 投資的経費 23.0 公債費 12.5 公債費 12.8 平成28年度 (2016年度) 94.8兆円 平成13年度 (2001年度) 97.4兆円 【地方財政決算の推移】 ▲4.2兆円 +11.8兆円 ▲9.7兆円 (注)社会保障関係費は、一般行政経費(単独分)相当分(乳幼児・妊産婦医療費助成、保育料軽減事業費補助金など 地方独自の取組み)を含む(東日本大震災分は除く)。 (注)内訳が公表されていない一般行政経費(単独分)に係る社会保障関係費は、社保以外に算入。 ▲15.6兆円 +11.4兆円 ▲3.4兆円 一般行政経費等 ▲2.4兆円 ▲2.6兆円

国を大きく上回る行財政改革の実施

○社会保障関係費が増加する中で、給与関係経費や投資的経費を大幅に削減。

(4)

(単位:兆円) H19 (2007) H20 (2008) H21 (2009) H22 (2010) H23 (2011) H24 (2012) H25 (2013) H26 (2014) H27 (2015) H28 (2016) H29 (2017) H30 (2018) H30-H19 22.5 22.2 22.1 21.7 21.3 21.0 19.7 20.3 20.3 20.3 20.3 20.3 ▲ 2.2 26.2 26.5 27.3 29.4 30.8 31.1 31.8 33.2 35.1 35.8 36.6 37.1 10.9 補 助 事 業 11.2 11.6 12.3 14.4 15.7 15.9 16.4 17.4 18.5 19.0 19.8 20.2 9.0 単 独 事 業 14.0 13.8 13.8 13.8 13.9 13.8 14.0 14.0 14.0 14.0 14.0 14.1 0.1 ま ち ・ひ と・ しご と創 生事 業費 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 重 点 課 題 対 応 分 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.9 1.4 1.5 1.5 1.5 1.2 0.8 0.4 0.2 0.0 13.1 13.4 13.3 13.4 13.2 13.1 13.1 13.1 13.0 12.8 12.6 12.2 ▲ 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.2 1.2 1.3 1.3 0.3 15.2 14.8 14.1 11.9 11.3 10.9 10.7 11.0 11.0 11.2 11.4 11.6 ▲ 3.6 0.8 0.0 2.7 2.6 2.7 2.7 2.7 2.7 2.6 2.6 2.5 2.5 2.5 2.6 ▲ 0.1 2.4 2.5 1.3 0.7 0.7 0.7 0.8 0.9 1.4 1.5 1.8 1.8 ▲ 0.6 83.1 83.4 82.6 82.1 82.5 81.9 81.9 83.4 85.3 85.8 86.6 86.9 3.8 歳 出 特 別 枠 一 般 行 政 経 費 給 与 関 係 経 費 区  分 給 与 の 臨 時特 例対 応分 公 債 費 歳 出 合 計 不 交 付 団 体水 準超 経費 投 資 的 経 費 公 営 企 業 繰 出 金 維 持 補 修 費

地方財政計画(歳出)の推移

※四捨五入により計が一致しないところがある

(5)

地方財政計画の歳出(一般行政経費)の分析

○一般行政経費の増加要因は、主に社会保障に関する国庫補助事業の増。 ○一般行政経費(単独)はほぼ横ばい。 単独は社会保障関係 費を含めて、この10年 間ほぼ横ばい 高齢化の進展等に 伴う社会保障関係費 (補助)が年々増加 (兆円) 一般行政経費(総額) 一般行政経費(補助(社会保障))(※3) 一般行政経費(補助(その他)) 一般行政経費(単独)(※2) 一体乖離是正(※1) ※1 平成17~19年度にかけて、決算対比計画額が過小であった一般行政経費(単独)の加算をする一方、投資的経費(単独)の縮減を同時に実施。 ※2 一般行政経費(単独)のうち、地域の元気創造事業費(H26)、まち・ひと・しごと創生事業費(H27~30)を除く。 ※3 一般行政経費(補助(社会保障))は、一般行政経費のうち、生活保護費、児童保護費、障害者自立支援給付費、介護給付費、児童手当(子どものための金銭給付交 付金)、老人医療給付費、国民健康保険・後期高齢者医療制度関係事業費、保険基盤安定等負担金、臨時福祉給付金給付事業費補助金の合計額の推移を示したもの。 H27 85.3兆円 (+1.9兆円) H20 83.4兆円 (+0.3兆円) H22 82.1兆円 (▲0.5兆円) H23 82.5兆円 (+0.4兆円) H24 81.9兆円 (▲0.6兆円) H25 81.9兆円 (-兆円) H26 83.4兆円 (+1.5兆円) H21 82.6兆円 (▲0.8兆円) H18 83.2兆円 (▲0.6兆円) H19 83.1兆円 (▲0.1兆円) H28 85.8兆円 (+0.5兆円) H17 83.8兆円 (▲0.9兆円) H30地財計画 総額:86.9兆円 (対前年度比 +0.3兆円) ≪総務省資料を基に作成≫ H29 86.6兆円 (+0.9兆円)

(6)

平成31年度地方交付税の概算要求の概要

(総務省資料をもとに作成) 【要求の考え方】 ○ 「経済財政運営と改革の基本方針2018」で示された「新経済・財政再生計画」を踏まえ、交付団体 をはじめ地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額について、平成30年度地方財政計画の 水準を下回らないよう実質的に同水準を確保 ○ 地方交付税については、本来の役割が適切に発揮されるよう総額を確保することとし15.9兆円を 要求するとともに、交付税率の引上げを事項要求 ○ 東日本大震災の復旧・復興事業等について、通常収支とは別枠で整理し、地方の所要の事業費及び 財源を確実に確保 【要求内容】 (1) 財源不足の補塡については、平成29年度から平成31年度における財源不足を折半で補塡するルール に基づき、臨時財政対策特例加算(0.1兆円)を行う。 (2) 平成31年度において、引き続き巨額の財源不足が生じ、平成8年度以来24年連続して地方交付税法 第6条の3第2項の規定に該当することが見込まれることから、同項に基づく交付税率の引上げに ついて事項要求する。 (3) 東日本大震災に係る地方の復旧・復興事業等に係る財源の確保については、事項要求とする。 (4) この概算要求は、仮置きの計数であり、経済情勢の推移、税制改正の内容、国の予算編成の動向等 を踏まえ、地方財政の状況等について検討を加え、予算編成過程で調整する。 【上記に基づく概算要求の姿】 ○ 地方交付税(地方団体への交付ベース) 15兆9,350億円+事項要求 (H30 16兆85億円) (H30比 △734億円) (参考)一般財源総額見込み 62.7兆円程度 (H30 62兆1,159億円)

(7)

平成31年度地方財政収支の仮試算【概算要求時】

(8)

平成31年度地方交付税算定基礎【概算要求時】

(9)

(注1)四捨五入の関係で積上げと合計が一致しない場合がある (注2)【 】内は平成30年度地方財政計画からの増減額 15.9兆円(㉚16.0兆円) 【▲0.1兆円】 臨時財政対策債 4.1兆円(㉚4.0兆円) 【+0.1兆円】

・交付税法定率分等 15.1兆円(㉚ 14.7兆円) 【+0.4兆円】 ・法定加算等 0.5兆円(㉚0.5兆円) 【▲0.0兆円】 ・臨時財政対策加算 0.1兆円(㉚0.2兆円) 【▲0.1兆円】 国の一般会計 一般会計からの繰入額 15.6兆円(㉚15.4兆円) 【+0.3兆円】 +0.3兆円(㉚+0.6兆円) 【▲0.4兆円】 ・地方法人税の法定率分 0.7兆円(㉚0.7兆円) 【+0.0兆円】 ・特会借入金の元金償還金等 ▲0.5兆円(㉚▲0.4兆円) 【▲0.1兆円】 ・地方公共団体金融機構の公庫 債権金利変動準備金の活用 0.1兆円(㉚0.4兆円) 【▲0.3兆円】 交付税特別会計 交付税特会への 「入口」ベース 地方団体への交付額

<参考> 地方交付税+臨時財政対策債 20.0兆円(㉚20.0兆円) 【0.0兆円】 交付税特会からの 「出口」ベース

平成31年度 地方交付税の姿(仮試算)

(総務省資料を基に作成)

(10)

地方一般財源総額の確保等

(2)地方の基金残高

近年、財政調整基金をはじめとする基金残高が増加していることから、各地方団体 の基金残高の増加要因を分析し、国・地方を通じた財政資金の効率的配分に向けて、 地方財政計画への反映につなげていくべきとの議論がある。新経済・財政再生計画で は、「地方自治体の基金の考え方・増減の理由・今後の方針に関し、統一的な様式で の公表を促すとともに、容易に比較できるよう検討し、一覧化を目指す」こととされ ている。 地方においては、近年、財政調整基金をはじめとする基金残高が増加しているが、 このことは、地方では国を大きく上回る行財政改革や歳出抑制の努力を行うなかで、 災害や将来の税収の変動、社会保障等に要する経費の増嵩に備えた財政運営の年度間 調整の取組みの現れであり、また、地方は国と異なり、金融・経済政策・税制等の広 範な権限を有しておらず、赤字地方債の発行権限が限定されていることから、大規模 な災害や経済不況による税収減等不測の事態により生ずる財源不足については、歳出 の削減や基金の取崩し等により収支均衡を図るほかないことを十分踏まえるべきであ る。各地方団体においては、地域の実情を踏まえて、各々の責任と判断で財政運営を 行っているが、地方交付税が法定率の引上げによる制度本来の運用が行われないまま 毎年度財源手当がなされるなど、財政運営上の予見が困難な状況の下、地方団体自ら が基金の積立て等により年度間調整をせざるを得ないのであり、地方の基金残高が増 加していることをもって地方財政に余裕があるかのような議論は妥当ではなく、断じ て容認できない。

Ⅱ 地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額の確保・充実等(続き)

(11)

○ 平成30年6月 全都道府県に対してアンケートを実施し、全ての都道府県からの回答を集計。

「基金の積立状況等」に関するアンケート結果①

(注)東日本大震災関係の基金残高はその他特定目的基金から控除している。 満期一括償還に係る積立額は減債基金から控除している。 1‐1.各都道府県における基金の積立状況 ②国施策による基金 0.4円 ①果実運用形基金 0.3兆円 ③上記以外の基金 1.7兆円 ②国施策による基金 0.9兆円 ①果実運用形基金 0.2兆円 ③上記以外の基金 3.2兆円 ②国施策による基金 1.0兆円 ①果実運用形基金 0.2兆円 ③上記以外の基金 3.2兆円 国保財政安定化基金 ㉗200億円を含む ①果実運用形基金 0.3兆円 ②国施策による基金 0.9兆円 ③上記以外の基金 2.8兆円 国保財政安定化基金 ㉘+400億円を含む 国保財政安定化基金㉙+1,900億円を含む 本体基金 1,100億円 特例基金 800億円

(12)

平成29年度普通会計決算の概要(速報)における

積立金現在高の状況

平 成 3 0 年 9 月 2 7 日 総務省発表資料より <東日本大震災分(※1)を除く積立金現在高(※2)> (単位:億円) 財調 減債 特目 合計 財調 減債 特目 合計 財調 減債 特目 合計 (参考)国民健康保険財政安定化基金除きの合計 都道府県 16,038 10,582 44,740 71,359 15,592 11,343 42,887 69,822 446 ▲ 762 1,853 1,537 ▲ 375 うち東京都 7,165 0 20,391 27,556 6,274 0 19,504 25,779 891 0 887 1,778 1,572 うち東京都以外 8,872 10,582 24,348 43,802 9,318 11,343 23,383 44,043 ▲ 445 ▲ 762 966 ▲ 241 ▲ 1,947 市区町村 (※3) 58,045 14,114 76,260 148,419 59,640 14,094 71,948 145,682 ▲ 1,595 20 4,312 2,737 2,737 うち特別区 6,475 632 11,577 18,684 6,529 665 10,255 17,450 ▲ 55 ▲ 33 1,321 1,234 1,234 うち特別区以外 51,570 13,482 64,683 129,735 53,111 13,429 61,692 128,232 ▲ 1,541 53 2,991 1,503 1,503 全団体 74,083 24,696 120,999 219,778 75,232 25,437 114,835 215,504 ▲ 1,150 ▲ 741 6,164 4,273 2,362 うち東京都   及び特別区 13,640 632 31,968 46,240 12,804 665 29,760 43,228 836 ▲ 33 2,208 3,012 2,805 うち東京都   及び特別区以外 60,443 24,064 89,031 173,538 62,429 24,772 85,075 172,276 ▲ 1,986 ▲ 708 3,956 1,262 ▲ 444 ※1 「東日本大震災等分」は平成29年度:1兆7,744億円、平成28年度:2兆753億円であり、平成28年熊本地震分(平成29年度:481億円、平成28年度:   518億円)を含む。 ※2 「東日本大震災等分」を合わせた積立金現在高は平成29年度:23兆7,521億円、平成28年度:23兆6,257億円。 ※3 市区町村には一部事務組合等(平成29年度:1兆438億円、平成28年度:9,877億円)を含む. 平成29年度 平成28年度 増減額

(13)

地方一般財源総額の確保等

(5)臨時財政対策債の縮減と償還財源の確保

2019年度(平成31年度)の概算要求において、交付税率の引上げについて事項要求 されているところであるが、累増する臨時財政対策債については、極めて厳しい地方 財政の現状等を踏まえ、臨時財政対策債の廃止や地方交付税の法定率の引上げを含め た抜本的な改革等を行うべきであり、臨時財政対策債に頼らず、安定的に交付税総額 の確保を図るべきである。また、その償還額が累増していることを踏まえ、発行額の 縮減に努めるとともに、償還財源を確実に確保すべきである。

(6)幼児教育・高等教育の無償化等への対応

骨太の方針においては、「人づくり革命の実現と拡大」として、幼稚園、保育所、 認定こども園等の幼児教育無償化の加速、保育の受け皿整備や保育士の更なる処遇改 善による待機児童問題の解消、真に支援が必要な所得が低い家庭の子供たちに対する 大学等の授業料の減免措置や給付型奨学金の拡充等による高等教育無償化などを進め、 これらによる2兆円規模の政策を実行し、子育て世代、子供たちに、大胆に政策資源 を投入することで、我が国の社会保障制度を「全世代型」の制度へと大きく転換して いくこととされている。 これらの施策には、地方が重要な役割を担う取組みが含まれていることから、国と 地方の役割分担や負担のあり方を早急に示したうえで整理するにあたっては、主な担 い手である地方と十分協議するとともに、国の責任において、必要な地方財源をしっ かりと確保すべきである。

Ⅱ 地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額の確保・充実等(続き)

(14)

(2.9) (6.3) (11.1) (7.8) (4.3) (1.4) (5.5) (10.8) (7.6) (7.7) (7.2) (5.3) (2.9) (0.5) (1.3) (0.3) 14.0 14.1 17.4 14.1 11.2 8.7 4.4 5.2 10.5 18.2 14.2 13.7 13.3 10.6 7.8 5.6 7.0 6.2 35.9 34.9 32.9 33.5 35.2 38.6 41.1 41.2 37.6 34.4 35.6 35.9 36.4 37.8 40.2 41.1 41.6 42.0 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 H13 (2001) H14 (2002) H15 (2003) H16 (2004) H17 (2005) H18 (2006) H19 (2007) H20 (2008) H21 (2009) H22 (2010) H23 (2011) H24 (2012) H25 (2013) H26 (2014) H27 (2015) H28 (2016) H29 (2017) H30 (2018) ○ 地方団体は巨額の財政赤字が続いている状況 地方税・地方譲与税 計画額(兆円) 財源不足額(兆円) (( )は折半対象財源不足額) 地方の財源不足額と地方税収 【総務省資料より】 (兆円) H30:6.2兆円の補填 ・ 臨時財政対策債 3.8兆円 ・ 財源対策債 0.8兆円 ・ 一般会計加算 0.5兆円 ・ その他 0.6兆円 ・ 折半対象財源不足 0.3兆円 一般会計加算 0.17兆円 臨時財政対策債 0.17兆円 H22:18.2兆円の補填 ・ 臨時財政対策債 2.3兆円 ・ 財源対策債 1.0兆円 ・ 一般会計加算 0.8兆円 ・別枠加算 1.5兆円 ・ その他 1.9兆円 ・ 折半対象財源不足 10.8兆円 一般会計加算 5.4兆円 臨時財政対策債 5.4兆円 H31年度地方財政収支の仮試算 【交付税法定率分等】 H30:14.7兆円 → H31:15.1兆円 (+0.4兆円) 【地方税・地方譲与税】 H30:42.0兆円 → H31:42.5兆円 (+0.5兆円)

(15)

32 25 54 30 35 41 46 49 52 53 55 59 65 70 74 78 82 83 84 85 85 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29見込 H30見込 臨時財政対策債等の累積残高の推移 (兆円) ○「三位一体の改革」により、地方全体で約6兆円の減 (地方交付税(臨時財政対策債含む) 約△5.1兆円、国庫補助負担金 約△3.9兆円、税源移譲 約+3兆円) ○ リーマンショック後、臨時財政対策債の残高は約2倍に増加 (H21:25.4兆円 → H30見込:53.8兆円) ○ 交付税特別会計の借入金残高を含めると、H30で85兆円となる見込み (臨時財政対策債53.8兆円+交付税特別会計31.6兆円=計85.4兆円) 約2倍 臨時財政対策債残高 交付税特別会計借入金残高(地方負担分) (2001) (2002) (2003) (2004) (2005) (2006) (2007) (2008) (2009) (2010) (2011) (2012) (2013) (2014) (2015) (2016) (2017) (2018)

(16)

施策項目 経済政策パッケージの主な内容 実施時期等 幼児教育の 無償化 ➢ 3歳~5歳までの全ての子供の幼稚園、保育所、認定こども園の費用を無償化 ➢ 上記以外の認可外保育施設等の費用についても、保育の必要性が認定された子供を対象に、 認可保育所における月額保育料の全国平均額を上限に無償化 ➢ 0歳~2歳児は、当面、住民税非課税世帯を対象として無償化 ➢ 障害児通園施設も無償化 ➢ 医療的ケア児について、看護師の配置・派遣によって受入支援を行うモデル事業を拡充しつつ、 医療行為提供のあり方を議論 ➢ 2019年10月から全面的 な実施を目指す 待機児童の解消 ➢ 「子育て安心プラン」を前倒しし、2020年度末までに32万人分の受け皿確保(※必要となる運営費を確保) ➢ 企業拠出金0.3兆円は、企業主導型保育事業と保育の運営費(0歳~2歳児相当)に充当 ➢ 2018年度から早急に実施 保育士の処遇改善 ➢ 2017年度の人勧に伴う賃金引上げに加え、更に1%(月3,000円相当)引上げ ➢ 2019年4月から実施 高等教育の 無償化 ➢ 大学、短大、高専及び専門学校には授業料の減免措置、学生個人には給付型奨学金を措 置。住民税非課税世帯を対象として無償化(※準ずる世帯についても、年収300万円未満世帯は 非課税世帯の3分の2、年収300万~年収380万円未満世帯は3分の1の額を支援) ➢ 2020年4月から実施 介護人材の 処遇改善 ➢ 勤続年数10年以上の介護福祉士について、消費税引き上げに伴う介護報酬の改定に合わせ、 月額平均8万円相当の処遇改善を実施(公費1,000億円) ➢ 障害福祉人材も、同様に処遇改善を実施 ➢ 2019年10月から実施 私立高校の 実質無償化 ➢ 年収590万円未満世帯を対象として実質無償化 (※住民税非課税世帯は実質無償化、年収350 万円未満世帯は最大35万円、年収590万円未満世帯は最大25万円を支給ができる財源をまずは確保) ➢ 2020年度までに安定的な 財源を確保しつつ実施 大学改革 リカレント教育 ➢ 大学教育の質の向上、経営力の強化、大学の連携・統合等➢ リカレント教育の抜本的な拡充(雇用保険制度を活用した教育訓練給付の拡充)等 ➢ 未定 ○ 「新しい経済政策パッケージ」(平成29年12月8日閣議決定)の「人づくり革命」について、「経済財政運営と改革の基本方針 2018」(平成30年6月15日閣議決定)において具体化 ○ 2兆円規模の財源は、1.7兆円が消費増税による増収分、0.3兆円が企業からの拠出金を予定 ○ 幼児教育及び高等教育の無償化措置に係る事務の詳細や国・地方の役割分担・経費負担のあり方は、今後整理

「人づくり革命」について

(17)

〔人的被害〕 〔住宅被害〕 平成30年台風第13号 8月7日~8月9日  1時間最大降水量64.5ミリ、最大瞬間風速26.7m/s 重傷1名、軽傷3名  - 平成30年台風第20号 8月20日~8月24日  1時間最大降水量89.5ミリ、最大瞬間風速52.3m/s 重傷2名、軽傷27名 一部破壊47棟、床上浸水6棟、床下浸水22棟 平成30年台風第21号 9月3日~9月5日  1時間最大降水量92.0ミリ、最大瞬間風速58.1m/s 死者14名、重傷46名、軽傷897名 全壊26棟、半壊189棟、一部破壊50,083棟、床上浸水66棟、床下浸水505棟 平成30年台風第24号 9月28日~10月1日  1時間最大降水量96.0ミリ、最大瞬間風速56.6m/s 死者1名、行方不明者1名、重傷22名、軽傷173名 全壊14棟、半壊94棟、一部破壊1,746棟、床上浸水22棟、床下浸水115棟 平成30年北海道胆振東部地震 10月5日 マグニチュード6.7、最大震度7 死者41名、重傷17名、軽傷674名 全壊394棟、半壊1,016棟、一部破壊7,555棟 主な被害状況 概  要 時  期

地方一般財源総額の確保等

(7)大規模災害からの速やかな復旧・復興

熊本地震や鳥取県中部地震、大阪府北部を震源とする地震、平成30年7月豪雨、相 次いで発生している台風、平成30年北海道胆振東部地震をはじめとした大規模災害か ら早期に復旧・復興を成し遂げるためには、人的支援の強化など、被災地の実情に即 した復旧・復興支援に取り組む必要があることから、新たな補助制度の創設、補助率 の嵩上げ、地方負担分に対する十分な財政措置など、東日本大震災も踏まえた特別の 措置を講ずるべきである。 特に、平成30年7月豪雨では、西日本を中心に大雨特別警報が発表され、河川の氾 濫や土砂災害等による甚大な被害が広域的に発生しており、住民生活の安全・安心の 確保を図るため、復旧・復興に必要な人材の派遣、被災者の生活再建支援等に係る柔 軟な対応、災害復旧事業等における採択基準の柔軟な適用や財政支援など、緊急かつ 重点的な支援を講ずるべきである。

Ⅱ 地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額の確保・充実等(続き)

<参考> 直近の主な災害状況

(18)

Ⅲ 地方創生の推進

地方創生・人口減少対策のための財源確保

(1) 「まち・ひと・しごと創生事業費」の拡充・継続 地方創生は、地方への新しいひとの流れをつくるため、様々なライフステージに応じ た移住や交流など地方創生の充実・強化を推進する段階に入っているなかで、地方がそ の実情に応じた息の長い取組みを継続的かつ主体的に進めていくために、平成30年度地 方財政計画に計上された「まち・ひと・しごと創生事業費」(1兆円)を拡充・継続し、 地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源を十分に確保すべきである。 (2) 地方創生推進交付金の拡充及び弾力的な運用等 地方一般財源総額の確保・充実に加え、地方創生の取組みを深化させるための交付金 については、地方創生がライフステージに応じた政策メニューの充実・強化の段階に 入っているなかで、地方版総合戦略に基づく施策や事業を安定的・継続的に推進する必 要があること、交付金に対する地方の期待が極めて高いことなどから、平成30年度にお いて1,000億円が計上され、2019年度(平成31年度)概算要求において前年度を上回る 1,150億円が盛り込まれた「地方創生推進交付金」については、その総額を確実に確保 すべきである。その際、「地方創生推進交付金」の交付額上限の目安の撤廃など、その 内容や規模について地方の意見等を十分に踏まえるとともに、地方創生の更なる深化や 取組みの全国展開に向け、地方の実情を踏まえた、より弾力的で柔軟な運用を図るべき である。

(19)

Ⅲ 地方創生の推進(続き)

また、平成29年度補正予算で措置された「地方創生拠点整備交付金」については、骨 太の方針において「2019年10月1日における消費税率引上げに伴う需要変動に対して機 動的な対応を図る観点から、歳出改革の取組を継続するとの方針とは別途、臨時・特別 の措置を2019・2020年度当初予算において、講ずることとする」とされていることを踏 まえ、地方の施設整備事業の需要に対し、円滑かつ安定的に応えるため、当初予算に計 上するとともに、地方創生関連補助金等も含め、新たな発想や創意工夫を活かせるよう、 要件の緩和など地方の実情を踏まえた弾力的な取扱いを行うべきである。

(20)
(21)
(22)

Ⅲ 地方創生の推進(続き)

人口減少対策等に資する新たな税財政措置

(略) 東京圏から地方へ本社機能の移転等を行う企業に対して税制上の優遇措置を講ずる 「地方拠点強化税制」について、平成30年度税制改正では、平成29年度末までとなって いた適用期限を2年間延長するとともに、「施設整備計画」の認定要件となる常時雇用 する従業者数の増加要件を緩和するなど、地方創生の推進に資する税制の充実が図られ たところである。 「地方拠点強化税制」については、地方団体においても、本制度を積極的に活用し、 企業の地方移転等に向けた取組みをさらに進めるとともに、国においては、引き続き、 東京一極集中の是正に向け、これまでの実績や効果なども踏まえ、より実効性のある制 度となるよう、更なる拡充を検討すべきである。 なお、2019年度(平成31年度)の税制改正要望として、「東京一極集中是正の加速化 に向けて、中枢中核都市において事務所等を整備する場合には、措置内容の拡充等を検 討する」とされた案が示されているが、中枢中核都市のみでなく、連携中枢都市圏域に ある市町村や、中枢中核都市と同等以上に企業誘致等に取り組み、その可能性が一定程 度ある市町村についても拡充措置の対象に含めるなど、地方の実情・意見や、これまで の実績なども十分留意のうえ検討すべきである。

(23)

内 閣 府 H 3 1 税 制 改 正 要 望 資 料

(24)

地域魅力創造有識者会議について

平 成 3 0 年 9 月 4 日第 1 回 地 域 魅 力 創 造 有 識 者 会 議 資 料 を 基 に 作 成 1.趣旨 地域の魅力の向上がより一層求められていること、東京一極集中の傾向が継続していること等を踏まえ、まち・ひと・し ごと創生基本方針2018(平成30年6月15日閣議決定)において、中枢中核都市の機能強化を図るとともに、わくわく地方生 活実現政策パッケージを着実に実行することが位置付けられている。 このため、まち・ひと・しごと創生担当大臣のもとに「地域魅力創造有識者会議」を設置し、中枢中核都市の機能強化や、 小規模市町村を含めた全ての地方公共団体への対応方策等について検討する。 2.主な検討項目 ・中枢中核都市の機能強化 ・小規模市町村を含む全ての地方公共団体への対応方策 3.委員 (敬称略・五十音順、◎は座長、○は座長代理) 池田 弘 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会 会長 久木元 美琴 大分大学経済学部 准教授 佐藤 可奈子 雪の日舎 代表 高島 宗一郎 福岡県福岡市長 谷口 尚子 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 辻 慎吾 森ビル株式会社 代表取締役社長 出口 治明 立命館アジア太平洋大学(APU) 学長 ○樋口 美雄 独立行政法人労働政策研究・研修機構 理事長 藤原 忠彦 長野県川上村長 古田 肇 岐阜県知事 ◎増田 寛也 東京大学公共政策大学院 客員教授 村木 美貴 千葉大学大学院工学研究院 教授 毛受 敏浩 公益財団法人日本国際交流センター 執行理事 諸富 徹 京都大学大学院地球環境学堂 教授 4.今後のスケジュール等 第1回(9/4) ・会議の開催 ・地方創生に関する現状と論点について ・今後のスケジュール 第2回(9/21) ・中枢中核都市の機能強化等まちづくりについて 第3回(9/26) ・わくわく地方生活実現政策パッケージ等小規模市町村を含む全ての地方公共団体への対応方策について 第4回(10/11) ・プレゼンテーションの実施等を含む議論の深化 第5回以降 ・プレゼンテーションの実施等を含む議論の深化 12月初旬頃 ・取りまとめ(案)の提示

(25)

Ⅲ 地方創生の推進(続き)

「わくわく地方生活実現政策パッケージ」の施策の推進

「まち・ひと・しごと創生基本方針2018」においては、東京一極集中の是正に向けて、地 方において個人の希望をかなえるという質的な視点はもとより、地方における担い手確保と いう量的な視点をも実現する観点から、若者等が夢や希望を抱いて地方へ移住する動きを加 速させ、女性や高齢者等の活躍、外国人材の活用等を推進するため、「わくわく地方生活実 現政策パッケージ」を策定している。同パッケージにおいては、具体的には、「東京圏(一 定の要件を満たす地域)から東京圏以外の地域へのUIJターン」や現在職に就いていない 女性や高齢者等による起業・就業(事業承継を含む。)の促進及び人手不足に直面する地域 の中小企業等の人材の確保に向けた地方公共団体による全国規模のマッチングを支援すると ともに、併せて、移住に伴う経済負担や中小企業等の採用活動に伴う費用負担等を軽減する ため、地方創生推進交付金や雇用関係助成金を活用した必要な支援を検討する等とされ、 2019年度(平成31年度)概算要求において所要の額が盛り込まれたている。 東京一極集中に歯止めがかかっていない現状や、特に地方の中堅・中小企業等において 人手不足が深刻化し、地域経済活性化の阻害要因になっている状況にあることに鑑みれば、 東京一極集中を是正し、アベノミクスの推進による経済成長の果実を都市から地方へ、大 企業から地方の中堅・中小企業等へ波及させることが重要である。地方が「わくわく地方 生活実現政策パッケージ」に掲げられた上記の施策等に十分に取り組めるよう、国におい ては積極的な財政措置等を講ずるべきである。

(26)
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Ⅲ 地方創生の推進(続き)

ふるさと納税及び企業版ふるさと納税の運用

ふるさとに対し貢献又は応援したいという納税者の思いを実現する観点から創設され た「ふるさと納税制度」については、その積極的な活用により、地域に対する関心や愛 着を深め、交流人口拡大等のきっかけとして地域活性化や人口減少対策に資する効果も あるが、返礼品の送付については、地方団体間の競争が過熱しているほか、一部の地方 団体において制度の趣旨に反するような返礼品が送付されているなどの指摘がなされて いる。そのため、昨年4月に総務大臣通知により寄附額に対する返礼品の調達価格の割 合(返礼割合)等を含む返礼品のあり方が示され、制度の趣旨に反するような返礼品に ついては、見直し要請等も行われたところである。また、本年4月に改めて発出された 総務大臣通知においても、昨年4月の総務大臣通知に沿った対応が引き続き要請される とともに、返礼割合の徹底や地場産品以外の送付について責任と良識のある対応が要請 されたところである。 また、本年9月には、ふるさと納税制度の趣旨に反するような返礼品を送付し、制度 の趣旨を歪めているような地方団体については、ふるさと納税の対象外とすることもで きるよう、総務省において制度の見直しを検討することが表明されたところである。 一部の市町村が引き続き要請に応じていない現状では、制度本来の趣旨に沿って制度 の見直しを検討することはやむを得ない対応であると考えられる。 国においては、具体的な制度設計に際して、国民や地方団体の理解が得られるような 内容とし、地方団体においては、具体的な制度設計が行われるまでの間であっても、引 き続き、金銭類似性の高いもの、資産性の高いもの、返礼割合の高いもの、地場産品以 外のものを返礼品として送付する行為は行わないようにするなど、総務大臣通知も踏ま えつつ、節度ある運用とすべきである。

(28)

ふるさと納税に係る返礼品の送付については、「ふるさと納税に係る返礼品の送付等について」(平成29年4月1日付 け総税市第28号)及び「ふるさと納税に係る返礼品の送付等について」(平成30年4月1日付け総税市第37号。以下「大 臣通知」という。)において、各地方団体に対し、責任と良識のある対応を厳に徹底するようお願いするとともに、市 町村長に対する講演や市町村長が出席する会議等あらゆる機会を通じて、ふるさと納税制度の趣旨に反するような返礼 品について、速やかな見直しを行っていただくよう、累次のお願いをしてきました。 しかしながら、「ふるさと納税に係る返礼品の見直し状況について」(平成30年8月24日付け総税市第61号。以下「状 況調査」という。)に対して回答のあった9月1日時点における見直し状況を取りまとめたところ、既に多くの地方団 体が大臣通知の内容を真摯に受け止め、必要な見直しを行っていただいている一方で、依然として、一部の地方団体が 大臣通知に沿った対応を行っていない実態が明らかになりました。 返礼品競争の過熱に伴い、ふるさと納税制度そのものに対する批判が高まっており、同制度は、存立の危機にありま す。このまま一部の地方団体において、制度の趣旨に反するような返礼品を送付する状況が続けば、ふるさと納税に対 するイメージが傷付き、制度そのものが否定されることになりかねません。 そこで、今般、総務省として、ふるさと納税制度の趣旨に反するような返礼品を送付し、制度の趣旨を歪めているよ うな地方団体については、ふるさと納税の対象外にすることもできるよう、制度の見直しを検討することとしました。 この旨、本日の記者会見において、総務大臣が表明したところです。 このような制度の見直しによって、一定のルールの中で地方団体同士が切磋琢磨することとなり、全国各地での地域 活性化に繋がるとともに、優れた地域資源が発掘されることを期待しています。 貴都道府県内市区町村のうち、返礼割合が3割を超える返礼品又は地場産品以外の返礼品を送付しているものと承知 している市区町村に対しては、これらの返礼品を見直すよう個別にお願いをしているところですが、その他の団体も含 め、貴団体及び全ての域内市区町村において、ふるさと納税制度の趣旨に反するような返礼品を送付している場合には、 一日も早く、見直しを行っていただくようお願いします。 各都道府県ふるさと納税市区町村担当部長には、これまでも域内市区町村に対して適切な助言・支援を行っていただ くようお願いしてきましたが、都道府県によっては、十分な見直しが進んでいない状況が見受けられます。本通知の内 容を、域内市区町村に対して周知するとともに、全ての域内市区町村において確実に必要な返礼品の見直しが行われる よう、徹底していただくようお願いします。 各地方団体における見直しの取組内容等については、平成30年11月1日時点で調査を実施する予定です。 なお、本通知は地方自治法(昭和22年法律第67号)第245条の4第1項に基づく技術的な助言であることを申し添えます。

ふるさと納税に係る返礼品の見直し要請等について

(平成30年9月11日付総税市第76号総務省自治税務局市町村税課長より)

(29)

Ⅳ 税制抜本改革の推進等

消費税・地方消費税率引上げに伴う対応等

(6)車体課税の見直しに係る措置

自動車取得税の廃止までの間のエコカー減税及び自動車税におけるグリーン化特例の延 長並びに環境性能割の導入にあたっては、地方の財政運営に支障が生じないようにすると ともに、税制のグリーン化機能を維持・強化する観点から、基準の切替えと重点化を行う べきである。 一方、車体課税の見直しに関しては、平成29年度与党税制改正大綱(以下「平成29年度 大綱」という。)において、「消費税率10%への引上げの前後における駆け込み需要及び 反動減対策に万全を期す必要があり、自動車をめぐるグローバルな環境、自動車に係る行 政サービス等を踏まえ、簡素化、自動車ユーザーの負担の軽減、グリーン化、登録車と軽 自動車との課税のバランスを図る観点から、平成31年度税制改正までに、安定的な財源を 確保し、地方財政に影響を与えないよう配慮しつつ、自動車の保有に係る税負担の軽減に 関し総合的な検討を行い、必要な措置を講ずる」とされているが、特に、自動車税は道路 損傷負担金的性格も有するとされている都道府県の基幹税であり、税源の乏しい地方に とって貴重な自主財源となっていることや、車体課税に係る地方税収は平成21年度の自動 車取得税へのエコカー減税の導入等により大幅に減少してきていることなどを考慮し、地 方財政に影響を与えるような見直しとならないよう留意すべきである。

(30)
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車体関係税収の推移

総 務 省 資 料 うち 都道府県分計 (A-A’+B) うち 市町村分計 (A’+C+D) うち自動車 取得税交付金 (A’) 17 27,353 18,889 8,464 4,528 3,167 17,528 1,515 3,782 7,574 18 27,119 18,574 8,545 4,570 3,251 17,255 1,573 3,721 7,350 19※ 26,748 18,461 8,287 4,247 2,960 17,174 1,636 3,691 7,399 20 25,782 17,868 7,914 3,663 2,603 16,808 1,687 3,624 7,170 2,310 (エコカ ー減税創設) 3,081 (譲与率の引上げ) 23 22,534 16,497 6,037 1,678 1,153 15,972 1,804 3,080 4,478 2,104 (エコカ ー減税継続) 25 22,211 16,304 5,907 1,934 1,374 15,744 1,892 2,641 3,814 863 (税率引下げ、エコカ ー減税拡充) 1,373 (エコカ ー減税継続) 28 21,851 15,794 6,057 1,461 1,016 15,349 (グリーン 特例(軽課)・経2,384 年車重課導入) 2,657 3,915 29 21,559 15,572 5,987 1,319 921 15,174 2,506 2,560 3,700 30 22,202 15,760 6,442 1,665 1,163 15,258 2,604 2,675 3,950 1,997 (税率引上げ) 2,642 3,849 15,562 1,951 2,543 3,728 15,428 27 21,440 15,843 5,597 958 4,465 26 20,919 15,797 5,122 628 1,464 15,860 1,843 2,806 3,969 <参考> 自動車 重量税収 (国分) 21 23,863 17,269 6,594 1,585 16,544 1,739 3,270 年度 地方分計(A+B+C+D) 自動車取得税収(A) 自動車 税収 (B) 軽自動車 税収 (C) 6,351 24 22,613 16,500 6,113 自動車 重量譲与 税収 (D) 22 22,928 16,689 6,239 1,916 1,382 16,155 1,776 (備考)平成28年度までは決算額、平成29、30年度は地方財政計画計上額(自動車重量税は予算額)である。 ▲4,546億円 ▲2,582億円 ▲948億円 ※ リーマンショックによる影響のない年度

(32)

平成29年度与党税制改正大綱等に基づき、以下を含む抜本的見直しを行う。 ①自動車税の引き下げ ⇒軽自動車税の負担水準を基準とした税率引き下げ ②自動車重量税の当分の間税率の廃止 車体課税の抜本的見直し(自動車税・自動車取得税・自動車重量税・軽自動車税) 経 済 産 業 省 H31税制改正要望より ○ 自動車ユーザー等より、自動車にかかる税は税目が多く複雑かつ負担が重いという声が多く、簡 素化及び負担軽減が必要。 ○ また、自動車は、地方をはじめとして、重要な生活の足であるとともに、経済・雇用面で幅広い 波及効果を有する日本経済の牽引役 (出荷額約57兆円、雇用約540万人)。国内外の市場環境が厳 しさを増し、通商関係の先行きが不透明な中、仮に自動車販売が縮小するとすれば、地域の経済・ 雇用ひいては日本経済全体に甚大な影響。持続可能な市場環境の実現に向け、税制面でも強力な後 押しが必要。 ○ 平成29年度与党税制改正大綱等を踏まえ、簡素化・ユーザー負担の軽減に資する以下要望を行う。 (1)自動車の保有に係る税負担の軽減 拡充・延長 「経済財政運営と改革の基本方針2018」を踏まえ、消費税率引き上げによる需要変動を平準化するため、取得段階 のユーザー負担の軽減に向けた必要な対応を検討し、措置を講ずる。 (2)消費税引き上げによる需要平準化のための対策 廃止までの自動車取得税及び自動車重量税のエコカー減税、自動車税及び軽自動車税のグリーン化特例については、 延長を行う。 (3)エコカー減税・グリーン化特例の延長

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平成30年度与党税制改正大綱に基づく地方法人課税における税源の偏在を

是正する新たな措置

大都市圏の都府県からは、本来、地方税の充実によって対応すべきとの意見もあるが、 今後も地方分権改革を進め、さらなる地方税の充実を目指すためには、地方税の充実その ものが財政力格差拡大の要因とならないよう、税源の偏在性が小さい地方税体系の構築は 避けては通れない課題である。税源自体の偏在に歯止めがかからない以上、新たな偏在是 正措置を講じない限り、大半の地方団体において、地方税などの財源確保には限界があり、 国庫補助金等の国の財政支援に過度に依存せざるを得ない財政構造となるが、地方分権・ 地方自治を進める観点からも、こうした財政構造は適切ではない。 したがって、都市と地方が支え合う社会の構築に向けて、特に偏在が大きくなっている 地方法人課税について、新たな偏在是正措置を講じることにより、偏在性が小さい地方税 体系を構築すべきである。その際には、法人が地方団体の行政サービスの提供を受けてい ること、地方法人課税が地方団体にとって企業誘致等による税源涵養のインセンティブに なっている面もあることなどの地方法人課税の意義や、都市も地方も各地域がそれぞれの 役割を果たしていくことが重要であることから、大都市部及び地方部の行財政需要や各地 域の活力の維持、向上にも配慮しながら、今後の地方税及び地方法人課税のあるべき全体 像を見据えた検討が必要である。 また、そもそも、人口や大企業などの税源そのものが東京などの大都市に集中する我が 国の社会構造を抜本的に是正することが根本として重要であり、政府においては、地方法 人課税における偏在是正措置の検討にとどまらず、東京一極集中の是正に向けた地方創生 の取組みをより強力に加速化させることを強く要請する。

Ⅳ 税制抜本改革の推進等(続き)

(34)

H 2 8 税 制 改 正 総 務 省 資 料 よ り 地方法人特別税・譲与税の廃止 消費税率8%及び10%段階において、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため、法人住民税法人税割の税率 引下げに併せ、地方法人税(国税)の創設及び税率引上げを行い、その税収全額を地方交付税原資化 税制の抜本的な改革において偏在性の小さい地方税体系の構築が行われるまでの間の措置として地域間の税源偏在を是正するための制度 として導入(平成20年10月1日以降に開始する事業年度から適用) 2014年度(平成26年度)改正 地方法人特別税の規模を1/3縮小し、法人事業税に復元(平成26年10月1日以降に開始する事業年度から適用) 2016年度(平成28年度)改正 地方法人特別税を廃止し、法人事業税に復元(⇒ 2019年(平成31年)10月1日以後に開始する事業年度から適用) (改正前) (26年度改正) (28年度改正) (改正前) (20年度改正) (26年度改正) (28年度改正) 法人住民税法人税割の交付税原資化 H31.10.1~ (2019.10.1~) ⇒ H31.10.1~ (2019.10.1~) ⇒

(35)

Ⅳ 税制抜本改革の推進等(続き)

ゴルフ場利用税の堅持

ゴルフ場利用税については、平成29年度大綱に引き続き、平成30年度大綱において「ゴ ルフ場利用税については、今後長期的に検討する」とされ、今後の検討事項に位置づけら れている。 ゴルフ場利用税は、アクセス道路の整備・維持管理、廃棄物処理、地滑り対策等の災害 防止対策、消防・救急など、所在都道府県及び市町村が行う特有の行政需要に対応してい ることに加え、ゴルフ場利用税等を活用して、ゴルフをはじめとする各種スポーツの振興 に積極的に取り組んでいること、域外から来訪する担税力のあるゴルフ場利用者が受益に 応じて負担していること、その税収の3割はゴルフ場所在の都道府県の貴重な財源となっ ているとともに、その7割は所在市町村に交付金として交付され、財源に乏しい中山間地 域をはじめとする市町村の貴重な財源となっていること等を踏まえ、引き続き現行制度を 堅持すべきである。

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ゴルフ場利用税について

○ ゴルフ場利用税の概要 1.課税主体及び : 都道府県が課税し、収入額のうち10分の7に相当する額を、ゴルフ場利用税を納入した 交付団体 ゴルフ場が所在する市町村に交付 2.納税義務者 : ゴルフ場の利用者 (18歳未満・70歳以上・障害者、国体のゴルフ競技や学校の教育活動は非課税) 3.税率 :標準税率1人1日につき800円(制限税率:1,200円) ゴルフ場の整備状況等に応じて、税率に差を設けることができる。 1人1日平均税額656円(非課税者を除く。)。(H28年度の状況) 4.税収額 : 459億円(うち市町村への交付額:325億円)【平成28年度決算額】 ○ ゴルフ場利用税に係る現行制度の堅持要望 ・ 地方創生のための取組を推進するため財源が必要とされる中で、ゴルフ場利用税収の7割が市町村に交付され ており、 特に財源に乏しく山林原野の多い市町村の貴重な財源。 ・ ゴルフ場所在市町村は、アクセス道路の維持管理をはじめとするゴルフ場関連の行政サービスを提供しており、ゴ ルファーにその費用負担を求める仕組みは合理的。 ・ ゴルフ場所在都道府県においても、防災、開発許可、道路等のゴルフ場関連の行政サービスを提供。 ・ 平成15年度に、18歳未満の年少者や70歳以上の高齢者等に非課税措置を設け、ゴルフ人口の裾野の拡大や生 涯スポーツの実現にも十分に配慮。 ○ 平成30年度与党税制改正大綱(H29.12.14 自由民主党・公明党) 第三 検討事項 15 ゴルフ場利用税については、今後長期的に検討する

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【各論】Ⅰ 地方税制度(個別税目)の見直し等

(昨年11月提案からの主な変更点) 9 軽油引取税の課税免除措置〔削除〕 9 固定資産税の安定的確保 固定資産税については、地方団体の重要な基幹税目であることから、厳しい地方団体 の財政状況を踏まえ、様々な軽減措置を見直すことなどにより、その安定的確保を図る こと。また、償却資産に係る固定資産税については、償却資産の保有と市町村の行政 サービスとの受益関係に着目して課するものとして定着しており、創意工夫により地域 活性化に取り組んでいる市町村の貴重な自主財源を、国の経済対策のために削減するよ うなことはすべきではなく、現行制度を堅持すること。なお、平成30年度税制改正にお いて創設された固定資産税の時限的な特例措置については、今回限りのものとし、その 期限の到来をもって確実に終了するとともに、その期限までの期間内であっても対象の 拡充は断じて行わないこと。 10 被災住宅用地に係る固定資産税及び都市計画税の特例措置の適用期間の延長 被災住宅用地に係る固定資産税及び都市計画税の特例措置については、適用期間が震 災等の発生翌年度以降の2年度分とされている。しかしながら、熊本地震などの大規模 災害・広域災害においては、住宅建築業者の不足等により、復旧・復興に向けた取組み は長期にわたるのが実態である。ついては、被災者の生活再建の観点から、震災等に伴 う固定資産税及び都市計画税に係る被災住宅用地の特例措置について、現行、震災発生 翌年度以降2年度分とされている適用期間を、実情に応じて延長すること。 11 地方独立行政法人に対する寄附金控除等の特例措置の拡充〔削除〕

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住宅が震災等の事由により滅失・損壊した土地について、やむを得ない事情により当該土地を住宅用地として使用 できないものと市町村長が認める場合に限り、被災後2年度分(※)の固定資産税及び都市計画税について当該土地 を住宅用地とみなす (地方税法第349条の3の3) ※被災市街地復興推進地域については4年度分 制度概要 【制度の趣旨】 【制度の変遷】 既に住宅用地として課税標準の特例を受けていた被災住宅用地について、所有者の税負担が急増することを回避し、 住宅再建を側面から支援する観点から、被災後2年度分の固定資産税及び都市計画税について住宅用地特例を適用し、 被災者の負担を軽減 <住宅用地に対する課税標準の特例> 小規模住宅用地部分(200㎡以下)… 固定資産税:課税標準の1/6の額、都市計画税:課税標準の1/3の額 一般住宅用地部分(200㎡超) … 固定資産税:課税標準の1/3の額、都市計画税:課税標準の2/3の額 平成7年度 阪神・淡路大震災による被災住宅用地特例として創設 (当初被災後2年度分、平成9年、12年、17年度改正において順次延長し、平成21年度分まで適用) 平成13年度 他の災害にも適用されるよう一般化した制度として創設 平成17年度 災害に伴う避難指示等が翌年以降に及んだ場合に、避難指示等の解除後3年度分までは、住宅用地 の特例を適用 平成23年度 東日本大震災による被災住宅用地特例として、適用期間を被災後10年度分(~平成33年度)とする 平成29年度 被災市街地復興推進地域においては被災住宅用地を住宅用地とみなす期間を2年度分から4年度分 に拡充 被災住宅用地等に係る固定資産税及び都市計画税の特例措置 市町村長が認めた場合に限り、原則として被災後2年度の間、災害により滅失又は損壊した住宅の敷地の用に供さ れていた土地を住宅用地とみなして固定資産税等を軽減する特別措置について、被災後2年度の間という適用期間を 延長する。 平成31年度税制改正要望(内閣府・国土交通省)

参照

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