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Academic year: 2021

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(1)

―数と座標平面―

(2)

数の種類

整数有理数

実数

複素数

2 2 𝜋

3 0 0.2

1,2,3,… −1

・自然数

・0、負の整数

・分数、小数

・無理数

・虚数

𝑖 2 + 3𝑖

(3)

有理数(分数)

• すべての分数は有限の小数または循環す る小数として表される。

1

4 = 0.25 1

6 = 0.166666 ⋯ = 0.1 6 1

7 = 0.142857142857 ⋯ = 0. 14285 7

では、「循環しない小数」は存在するか?

(4)

2

2 = 1.41421356 …

1

1 2 45°

45°

(5)

3

正六面体

立方体の対角線 1

1 1

3

3 = 1.7320508 …

2

1

3

正三角形

60°

30°

(6)

黄金比 Φ 1+ 5

2

1

Φ

Φ − 1 Φ: 1 = 1: Φ − 1

Φ 1

5 = 2.2360679 …

Φ = 1.6180339 …

(7)

𝜋

𝜋 =

円周

直径

= 3.14159265 …

1

𝜋

(8)

実数

実数(𝐑)=直線(数直線)

1 𝜋

1 3

1 2 0

実数全体の集合(𝐑)は直線として表される(数直線)。

0 (ゼロ)を真ん中に、−∞ (無限大)を左側に、+∞ を右側にとる。

(右側が大、左側が小)

すべての実数は数直線上の点として表される。

練習問題) 以下の数を大きい順に並べ替えなさい。

6, 20

3 , 3 + 2 2, 2𝜋,

(9)

演算

0

引き算=負の数の足し算=数直線を左に移動 2 − 3 = −1

−1 2

−3

足し算=数直線を右に移動 2 + 3 = 5

数直線上の点(数)は演算(変換)とみなすことができる→可換である 例) 2 + 3 = 3 + 2

5 +3

0 2

(10)

演算(続き)

掛け算: 足し算の繰り返し 2 × 3 = 0 + 2 + 2 + 2

負の数 −1 のかけ算: 原点を中心として反転(180度回転)

1 × −1 = −1

−1 × −1 = 1

1

−1

× (−1)

0

× (−1)

0 +2

2 × 3

6

(11)

絶対値

0

−1 1

−1 = 1 = 1

1 1

原点からの距離を絶対値といい、記号

||で表します。たとえば、 3 = 3,

−5 = 5 など。

絶対値が 1 の実数は、1 −1 です。

練習問題) 以下の数の絶対値を求めなさい。

(1) 6 (2) −4 (3) 0

(12)

指数

2

2

× 2

3

= 2 × 2 × 2 × 2 × 2 = 2

2+3

= 2

5

2 × 2 × 2 = 2

3

指数 底

指数法則

× → +

2 × 2 × 2 のように、2 3 回掛け合わせた数を 23 と表し、2 3 乗と読 みます。23 = 8 です。このように同じ数を何回か掛け合わせた数を累乗

(るいじょう)またはべき乗といい、このとき 2 を底(てい)、その右肩 に乗っている数 3 を指数(しすう)といいます。

底が同じ2つの累乗の積は、底が同じ累乗で表され、その指数は2つの指 数の和となります(指数法則)。

練習問題) 指数法則を用いて計算しなさい。

(1) 23 × 24 (2) 25 2 (3)32 × 33 × 92

𝑎

𝑚

× 𝑎

𝑛

= 𝑎

𝑚+𝑛

𝑎

𝑚 𝑛

= 𝑎

𝑚𝑛

(13)

定数と変数

数(整数、実数など)を𝑥, 𝑦, 𝑎などの文字で表すことがあ ります(代数)。このとき文字は、特定の数を表すこと もあれば(定数)、未定の場合もあります(変数)。

文字

𝑥

で表す(変数)

実数=直線 0

(14)

座標平面

・2つの直交する数直線(それぞ 𝒙軸、𝒚軸とよびます)によっ て平面が形成されます。これを座 標平面、𝑥𝑦平面などとよび、𝐑𝟐 で表します。𝑥軸と𝑦軸の交点を 原点といい、O(Originの頭文字) と表示します。

・座標平面上の任意の点Pは 𝒙 標と 𝒚座標という2つの座標(実 数)を使って表されます。たとえ ば、𝑥座標が 2 𝑦座標が 1 の点 𝑃 𝑃(2,1) と表されます。

練習問題) 以下の点を座標面上に表しなさい。

(1) (1, 3) (2) (−2, 4)

(3) (−3, −1) (4) (2, −2) 1

原点

𝑦

𝑥

O 2

𝑃(2,1)

(15)

原点からの距離

座標平面上の点 𝑃(𝑎, 𝑏) の原点 O からの距離 r

𝐫 = 𝒂𝟐 + 𝒃𝟐

として求められます

練習問題)

以下の点の原点からの距離を求めなさい。

(1) (1,2) (2) (2,2) (3) (−1,3) (4) (0, −4)

𝑥 𝑦

𝑃(𝑎, 𝑏)

𝑎 𝑏

𝑟 O

(16)

虚数単位

すべての実数は、2乗すると 0 または正の数になります。

2乗すると −1 になる数の1つを 𝒊 または −1 で表します。これを虚数単 位とよびます。(𝒊𝟐 = −𝟏)

−𝑖 2 = −1 2𝑖2 = 1 × −1 = −1 より、2乗すると −1 になる数は、𝑖

− 𝑖 の2つあります。

2乗すると−𝑎になる数(𝑎 > 0)は、± 𝑎𝑖と表されます。(例) ±2𝑖 2 =

±2 2𝑖2 = 4 × −1 = −4 より、2乗すると−4になる数は±2𝑖

虚数単位 𝑖 𝑖2 = −1 となる決まりがある以外は、通常の定数を表す文字 のように扱います。

(例)2𝑖 + 3𝑖 = 5𝑖, 3𝑖 × 4𝑖 = 12 𝑖2 = −12 練習問題

(1)2乗すると −9 になる数をすべて挙げなさい。

(2)2乗すると −5 になる数をすべて挙げなさい。

(17)

虚数と複素数

・2つの実数 𝑥 𝑦 を用いて、𝑧 = 𝑥 + 𝑦𝑖 と表される数 𝑧 を複素数とい います。このとき、𝑥 のことを実部(𝐑𝐞 で表す)、𝑦 のことを虚部(𝐈𝐦 で表す)といいます。

例) 2 + 3𝑖 の実部は 2, 虚部は 3

・実部が同じで虚部の符号だけが異なる2つの複素数を互いに「複素共 役」または「共役複素数」といいます。

例)1 + 2𝑖 1 − 2𝑖

・虚部 𝑦 = 0 の場合、𝑧 は実数になります(実数は複素数の特別な場合

です)。また、𝑦 ≠ 0𝑦 がゼロに等しくない)の場合を虚数といい、特

𝑥 = 0 の場合を純虚数といいます。

注)2つの虚数の大小関係は定義できない 例)1 + 2𝑖 2 + 𝑖 など。

練習問題

1.次の複素数の実部と虚部を答えなさい

(1) −3 + 4𝑖 (2) 2𝑖 (3) −1 2.次の複素数の複素共役を答えなさい

(1) 5 + 2𝑖 (2) −3𝑖 (3) 7

(18)

複素数平面(ガウス平面)

O Re

2 + 𝑖

2 1

Im ・複素数全体の集合(𝐂)は座標 平面(𝐑2)と同一視できます。つ まり、1つの複素数は1つの平面

(複素数平面またはガウス平面と いう)上の点として表されます。

・ふつう、複素数の実部を横軸

(実軸)に、虚部を縦軸(虚軸)

にとります。

練習問題

次の複素数をガウス平面上に表しなさい。

(1) 4 − 2𝑖 (2) −3 + 𝑖 (3) 5𝑖 (4) −2

(19)

複素数の計算

複素数の和 𝑎 + 𝑏𝑖 + 𝑐 + 𝑑𝑖 = 𝑎 + 𝑐 + 𝑏 + 𝑑 𝑖

複素数の積 𝑎 + 𝑏𝑖 𝑐 + 𝑑𝑖 = 𝑎𝑐 − 𝑏𝑑 + 𝑎𝑑 + 𝑏𝑐 𝑖

練習問題

以下の計算をしなさい。

(1) 5 + 𝑖 + (4 + 2𝑖) (2) −3 + 2𝑖 − (1 − 3𝑖) (3) 1 + 𝑖 (1 − 𝑖)

(4) (2 + 3𝑖)(−4 − 𝑖)

𝑖2 = −1 とおく 例題) 1 + 3𝑖 + 4 − 5𝑖 = 1 + 4 + 3 − 5 𝑖 = 5 − 2𝑖

2 + 𝑖 3 − 2𝑖 = 6 − (−2) + −4 + 3 𝑖 = 8 − 𝑖

(20)

複素数の絶対値

複素数𝑧の絶対値 𝑧 は原点

からの距離を表します。

• 𝑧 = 𝑥 + 𝑦𝑖 のとき、 𝒛 = 𝒙𝟐 + 𝒚𝟐

• 𝑧 = 𝑥 + 𝑦𝑖 の複素共役 𝑧 = 𝑥 − 𝑦𝑖 を用いて、 |𝒛|𝟐 = 𝒛𝒛 と表すこともできます。

O

𝑥 Re 𝑦

Im

𝑧 = 𝑥2 + 𝑦2

練習問題

以下の複素数の絶対値を求めなさい。

(1) 1 + 2𝑖 (2) −4 + 3𝑖 (3) 𝑖

(4) −2

(21)

弧度法

中心角θ, 半径1の扇型を考えたとき、角θを円弧の長さとして表 す方法を弧度法といいます。(単位はラジアン[rad](無次元量))

180°= π rad, 1 rad ~ 57°

θ 1 1

以下の表を埋めなさい

度数法 0° 30° 60° 90° 120° 180° 270° 360°

弧度法 0 π

(22)

複素数の偏角

ある複素数を複素数平面上の点Pとして表したとき、原点OからPへ 向かう線分(ベクトルOPという)と、実軸の正の方向とのなす角 を偏角といいます。

偏角 𝜃 は一般に 𝜃 + 2𝑛𝜋𝑛は整数)と表されます(一般角)が、

通常は 0 ≤ 𝜃 < 2𝜋 などの制限をつけて一意に表します。

例) 𝑖 の偏角 𝜃 𝜋

2, 1 + 𝑖 の偏角 𝜃 𝜋

(ただし、 0 ≤ 𝜃 < 2𝜋 とする。) 4

練習問題)以下の複素数の偏角 𝜃 を求 めなさい。ただし、 0 ≤ 𝜃 < 2𝜋 とする。

(1) 1 (2) −1 (3) −1 + 3𝑖 (4) 1 − 𝑖

O

𝑥 Re 𝑦

Im

𝜃

tan 𝜃= 𝑦

𝑥

𝑥 + 𝑦𝑖

P

(23)

複素数の極形式

複素数 𝑧 を実部 𝑥 と虚部 𝑦 とに分けて表す表し方(𝑧 = 𝑥 + 𝑦𝑖)を 直交形式といいます。

𝑧 を絶対値 𝑟 = |𝑧|と偏角 𝜃 を用いて𝑧 = 𝒓𝒆𝒊𝜽と表すこともできます。

この表し方を極形式といいます。

𝑒 = 2.718281828 ⋯ はネイピア数とよばれる無理数(超越数)です。

Im

1 Re 3

直交形式 𝑧 = 1 + 3𝑖

O

Im

Re

極形式 𝑧 = 2𝑒𝜋3𝑖

O

𝑟 = 𝑧 = 2

𝜃 = 𝜋

3 (60°)

練習問題

次の複素数を極形式で表しなさい。ただし、0 ≤ 𝜃 < 2𝜋とすること。

(1) 1 + 𝑖 (2) − 3 + 𝑖 (3) −𝑖 (4) −1

(24)

オイラーの公式

複素数平面上において、原点からの距離が 1 の点の集合は円 となります。

極形式と直交形式の関係を示したのが、オイラーの公式 𝑒𝑖𝜃 = cos𝜃 + 𝑖sin𝜃 です。

Im

𝑒𝑖𝜃 = cos𝜃 + 𝑖sin𝜃

1 𝑖

−1

−𝑖 O

𝜃 Re

(25)

複素数と回転

・ある複素数に 𝑖 をかけ るという演算は、複素数 平面上の 90 度の回転に相 当します。

・たとえば、1 から始め て、順々に 𝑖 を掛けると いう操作を繰り返すと、

1 → 𝑖 → −1 ⟶ −𝑖 ⟶ 1 となり、4 回の操作で元 に戻ることがわかります。

練習問題

複素数 1 + 𝑖 に順々に 𝑖 をかけて、もとの数に戻ることを示しなさい。

また、それぞれの数のガウス平面上の位置を示しなさい。

O

× 𝑖

Re Im

× 𝑖

× 𝑖 × 𝑖

1 𝑖

−1

−𝑖

(26)

数の生成

円周上の一点に切れ込みを入れ、そこに観察者が入る。

観察(視線)の方向が虚軸、円周(接線)方向が実軸となる。

実軸と虚軸の等化(回転)→オイラーの公式

http://newton2013.web.fc2.com/

「物質世界とイデア」(MyISBN-デザインエッグ社)

円周上の1カ所を 切る

切った場所に自分

(観察者)を入れる

点(虚数単位)

+直線(実数)

接線 観察

観察者

(27)

練習問題解答

実数 20

3 , 2𝜋, 6, 3 + 2 2

絶対値 (1)6 (2)4 (3)0

指数(1) 27 (2)210 (3)39

原点からの距離 (1) 5 (2)2 2 (3) 10 (4)4

虚数単位 (1) 3𝑖, −3𝑖 (2) 5𝑖, − 5𝑖

虚数と複素数 1(1) 実部 −3, 虚部 4 (2)実部 0, 虚部 2

(3) 実部 −1, 虚部 0

2(1) 5 − 2𝑖 (2) 3𝑖 (3) 7

複素数の計算 (1) 9 + 3𝑖 (2) −4 + 5𝑖 (3) 2 (4) −5 − 14𝑖

複素数の絶対値(1) 5 (2) 5 (3) 1 (4) 2

複素数の偏角(1) 0 (2) 𝜋 (3) 2𝜋

3 (4) 7𝜋

4

複素数の極形式 (1) 2𝑒

𝜋

4𝑖 (2) 2𝑒

5𝜋

6 𝑖 (3) 𝑒

3𝜋

2 𝑖 (4) 𝑒𝜋𝑖

複素数と回転 1 + 𝑖 → −1 + 𝑖 → −1 − 𝑖 → 1 − 𝑖 → 1 + 𝑖

(28)

Re Im

−1 + 3𝑖

120°=2

3𝜋 O

P

H 3

1 2

60° 30°

Re Im

− 3 − 𝑖

210°=7

6𝜋 O

P

H 3

1 2

60°

30°

参照

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