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共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究

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Academic year: 2021

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写真 1 漁場図「新潟県上越市(直江津)沖」 常民研所蔵

18

[研究名]

共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究

[メンバー]

日本常民文化研究所 所員・職員(全員)、客員研究員(橋村修・横山貴史)

[研究目的]

 本研究所はその発足の早い段階から漁業制度資料等による海域・海民史の研究に取り組み、これ までも能登半島や瀬戸内海の二神島といった地域で多くの研究蓄積をなしてきた。また近年は、国 際常民文化研究機構のもと「海域・海民史の総合的研究」として3つの共同研究がおこなわれた。

本共同研究はそうした研究蓄積を継承し発展させるものとして位置づけられる。

共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究

日本常民文化研究所

2015 年度活動報告

 

安室 知

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写真 2 漁場図研究会(常民研) 写真 3 共同調査(気仙沼市大島)

19 共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究

日本常民文化研究所年報 2015

 海は水産物だけでなくさまざまな資源を生み出す。そして、その開発・利用に当たっては、人・

物・情報の行き来を促し、そうした営みを通して社会知や民俗知が膨大に集積される空間となって いる。反面、負の記憶として、海域の利用をめぐっては、個人や村のレベルから国際的な問題まで さまざまな対立や紛争を生んできたし、また海という大自然とたえず対峙する海村では大きな災害 や事故が歴史的に繰り返されてきた。そうした海域海村の歴史文化について、絵図として残された 景観を手がかりに、本研究所の人的資源を活用し学際的に研究することが本共同研究の主な目的と なる。

[2015年度活動]

1.漁場図研究会

 第1回 4月15日(水) 常民研

  発表 「『漁場図』を読む―民俗学からの試み―」 安室 知(発表)

  討論 「『漁場図集成(仮)』の作成に向けて」 安室 知(提案)

 第2回 7月1日(水) 常民研

  討論 「『漁場図』検索のためのインデックス」 安室 知(提案)

  討論 「漁場図目録の作成について」 窪田涼子(提案)

  討論 「漁業制度資料(筆者稿本)の公開に向けて」 越智信也(提案)

2.共同調査

 9月24-25日 気仙沼市大島

 大島開発センターにて、水上忠夫氏はじめ漁協関係者および漁業者から漁場利用に関する聞き取 り調査をおこなう。また、引き続き、26日は、漁協文庫の未来に向けてのシンポジウム「漁村文 化と大島の未来」(気仙沼市大島公民館・大島漁協文庫)に参加した。*詳細は気仙沼大島漁業史文 庫プロジェクトの項を参照。

3.常民文化研究講座(第19回)

シンポジウム「『漁場図』を読む」

 12月5日(土)13:00-18:00 横浜キャンパス3号館305教室

 共同研究メンバーの越智信也(常民研)、窪田涼子(常民研)、伊藤康宏(島根大学)、橋村修(客 員研究員)、横山貴史(客員研究員)、安室知(常民研)がそれぞれパネル報告をおこない、最後に全 員で「漁場図研究のこれから」と題して総合討論をおこなった。*詳細は常民文化研究講座の項を 参照。

参照

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