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Academic year: 2021

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刊行によせて

 神奈川大学日本常民文化研究所の『日本常民文化研究所年報2017』が刊行されました。

 ご承知のように日本常民文化研究所は、神奈川大学に招致され、1981年に神奈川大学日本常民 文化研究所として再出発しました。以来、研究所として研究活動を継続し、多くの成果を挙げてき ました。こうした様々な成果を挙げてきた活動概要を年度ごとに報告したものが『年報』です。

 現在、神奈川大学日本常民文化研究所は、研究所本体と附置研究機関である非文字資料研究セン ター、および文部科学省より認定された共同研究拠点である国際常民文化研究機構からなります。

『年報』では、研究所本体の活動と共に国際常民文化研究機構の研究活動を掲載し、紹介していま す。非文字資料研究センターに関しては、同センターが非文字資料という独自の研究領域に特化し た活動を展開していることから、年報に相当する『非文字資料研究』を刊行し、活動の概要を報告 しています。このため、本『年報』では紹介欄で同センターの刊行物について紹介していますが、

詳細は先の刊行物をご覧ください。

 さて、今年度の神奈川大学日本常民文化研究所・国際常民文化研究機構の『年報』は、三部構成 で、第Ⅰ部 常民文化研究講座・研究会開催報告、第Ⅱ部 調査・研究活動報告、そして第Ⅲ部 活動記録からなります。各活動や事業の詳細は本文に譲らせていただき、簡単に2017年度の活動 として所員と事務方が最も力を注いだ重要な事業について紹介したいと思います。本研究所と国際 常民文化研究機構との共同主催で開催した第5回東アジア島嶼海洋文化フォーラム「海洋文化の多 様性」のことです。このフォーラムは、国際常民文化研究機構の活動のひとつで、毎年、東アジア の島嶼海洋文化研究者が一堂に会して行う研究報告会の開催とともに、各国の島嶼文化関連地の見 学を目的とした活動です。国際常民文化研究機構が2017年度の開催校にあたっていましたので、1 年前から準備を行い、企画運営したものです。実施にあたっては、見学先をどこにするかで議論し、

その結果、日本常民文化研究所で研究を続けてきたフィールドの瀬戸内海島嶼部を見学地とし、愛 媛県松山市で実施することになりました。大学以外の遠方の地での実施はいろいろ問題がありまし たが、日本常民文化研究所の事業と連動させることで可能となりました。

 すなわち、日本常民文化研究所が行ってきた「共同研究 瀬戸内海の歴史民俗」の研究成果とし て二神島関連資料集の刊行もあって、2017年度の常民文化研究講座「二神島 その歴史と民俗を 訪ねて―二神島調査と神奈川大学日本常民文化研究所―」を地元に近い愛媛県松山市で行うことに 予定していました。できるだけ地元の方々に成果を聞いていただきたいという理由からの企画でし た。この計画があったため、時期を合わせることにより所員から事務担当者まで総出で、研究講座 とフォーラムの開催が可能となったのです。おかげさまで、フォーラムには韓国8名、中国16名、

台湾7名、日本11名、関係者15名の参加、研究講座には200名余りの参加がそれぞれあり、盛大 に無事終えることができました。この場を借りて、参加者・関係者並びに、特別予算を組んでいた だいた大学当局にお礼申し上げます。われわれも充実した国際フォーラムと研究講座が実現できた と自画自賛しています。その具体的な研究報告内容に関しては、ぜひ『年報』をご覧ください。

 最後に、今後も、より一層魅力的な研究成果を精力的に発信する研究所をめざしたいと考えてお ります。皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2019年3月8日 神奈川大学日本常民文化研究所所長 国際常民文化研究機構運営委員長 内田 青蔵

参照

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 本研究所は、いくつかの出版活動を行っている。「Publications of RIMS」

〔付記〕

 文学部では今年度から中国語学習会が 週2回、韓国朝鮮語学習会が週1回、文学

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