: 「仕事」と「だんらん」空間を中心に
著者 桜井 康宏
雑誌名 福井大学工学部研究報告
巻 37
号 1
ページ 47‑55
発行年 1989‑03
URL http://hdl.handle.net/10098/3805
福井大学 工 学 部 研 究 報 告
第
3 7
巻 第1
号1 9 8 9
年3
月余暇生活のグループ化傾向と住様式・住意識の連関
一「仕事」と「だんらん」空間を中心に一 桜 井 康 宏 事
The
Relati~nbetween Group Formation in Leisure Life and Living Style and
Housing Consc ousness
Yasuhiro SAKURAI
本(Received Feb. 8.1989)
This paper aimes to clear the difference of living style and housing consciousness between the one who takes part in some group activities in leisure time and the others.The conclusions are as follows
(1)
The iving style and housing consciousness of the one takes part in some group activities in leisure time differ from the others.
( 2 ) This difference comes out in the style of happy home circle and in the forrnation of one s own private room for activities in eisure fe.
(3)
This difference reflects the relationship between parent and child.
1 .
研究目的と方法47
① 本報告は,
r
生活の豊かさ」への希求を背景として進行しつつある「成人の自由時間活動」を「余暇生活の社会化(グループ化)
J
という観点から把え,それが「住居」の外への生活の広がり を示すだけではなく,r
住居」の中での生活様式の変化とも連動していることを明らかにしよう とするものである。*建設工学科
② 周知のように, 「生活の社会化
j
論について中 にF入る l
は経済学,社会学,家政学等の分野に多くの蓄 積がある。それらの知見をふまえて,ここでは
「生活の社会化」の進行を,図 ‑ 1に示すよう に「公共化
J 1
商業化J 1
共同化」の補完・対 立関係として,また,I(
家庭から)外に出る」ことと
I(
一旦外に出たものが形を変えて家庭 の)中に入る」こととの連関として把えること を研究上の基本的な枠組としている。{ 喜
1 3 Z
る)物
金
外に出る (外に出す)
覇軍われる
商準化(庫業労働化│民営施設化!)
公共化{公務労働化・│公営施設化!)
共 同U 開 化 巴
i
化!)「個別化」を内包 「地雄施設J
「外掘りJ領績を形成 問題を形成 地 域 施 陸 需 要 槍 ( 需 要 情 造 論 ) 佳 織 式 蛤
③ 直接的には, 「余暇生活の社会化(グループ
図 ‑
1 1
生活の社会化」と建築計画学の対応 化)J の場面での「公共化」層,1
商業化」層,「共同化」層,そして非参加層の住様式・住意識の違いを明らかにすることが本報告の目的であ るが,ここでいう「グループ化」とは 1
a .
勤め先で会社主催のサークルや講座に参加してい るJ Ib.
勤め先での自主的なサークルに参加しているJ IC.
民間の各種学校や講座に参加し ているJ Id.
個人宅でのけいこ事にかよっているJ le.
公民館や市,その他の公共機関が主 催する講座・学級に参加しているJ If.
青年団,婦人会,老人クラプなどに付属するサークル や講座に参加しているJ 1 g .
その他の自主的なサークルで活動している」といった余暇生活の 場面での自主的でイγ
フォーマルなグループ活動への参加をさすものであり,ここではe
を「公 共化J
, c, dを「商業化J
,その他を「共同化J
, a'"'‑'g
の複数に参加するものを「複数」の4タイプに参加層を類型化している。また,非参加層についても,今後の参加希望との関連で
「参加希望層(参加したい
) J r
流動層(わからない) J r
非希望層(参加したくない) J
の3
タイプに 類型化しそれぞれの質的違いについて検討を加えている。④ 調査対象は福井県福井市でありI
1
公共化」の代表施設として「福井市勤労婦人セγ
ター(以 下く勤婦))J
, 1商業化」の代表施設として「福井カルチャーセンター(以下〈カルチャー))J
の
2
施設講座生各2 8 5
人,1 9 0
人に加えて,市内6
調査地区での地域調査による486
人である(し、ず れも1 9 8 5
年1 1 ' " ' ‑ ' 1 2
月調査実施)。この調査対象は,筆者が別に報告している『余暇生活グループ 化の展開過程と施設要求の連関に関する事例的研究一集会関連施設の施設需要論に関する基礎的 研究‑Jl (日本建築学会論文報告集第371号所収)と同ーのものであり,対象者個人および「余暇 生活のグループ化」傾向そのものの諸特性については上記論文を参照いただきたい。⑤ 一方,同じく既に報告した『余暇生活のグループ化傾向と住様式・住意識の連関ー集会関連施 設の需要構造論に関する基礎的研究‑Jl (向上第
3 6 1
号所収)において,グループ活動参加層の住 様式・住意識の特性を「ストック(所有)としてではなく,フロー(使用)としての住宅指向の強き」と,空間的には「専用室(書斎・家事室・勉強室など寝室以外で家族の誰かが専用している部屋 )J の保有率の高さと洋室面積割合の高きであること等を指摘した。本報告ではこれを一歩すすめて,
「専用室(以下『仕事専用室』と呼ぶ)Jの保有状況を家族内の立場別(夫婦,老夫婦,子供の世 代別)に把えながらI
1
寝室J 1
だんらんJ 1
接客」との関連を検討したい。⑥ 調査方法はアンケートの留意(ヒアリ
γグ確認を含む)によるものであり、図ー 2
に示す方式に よって住居内における各種生活行為の展開状況を把握したものである。2
.住居および世帯の概要始めに,室数および家族構成の概要を示したも のが表‑ 1である。
① 室数が最も多いのはくカルチャー〉と「商業 化
J
,最も少ないのはく勤婦〉であり,他はい ずれも6
,7
室を中心として大差がみられない (持家率はく勤婦〉が約7
割で,他はすべて約9
割)。② 〈カルチャー〉と「商業化」は共通して家族 人数が少なく,成長した核家族や高齢夫婦のみ の割合が相対的に高い。 く勤婦〉と「公共化」
も家族人数(とくに成人数)が少ないが,子供が 学齢期の世帯の割合が相対的に高い白これに対 して非参加層は全般に家族人数が多く,複合家 族の割合が高い傾向が共通してみられる。参加 層のうち「共同化
J
もこれに近い。49
例l 例2
3. 夫婦の就寝
~~
b. 老(夫老婦夫婦の就が寝同居の場合)
C. 子供の就寝
「 寸 「 五
d.食 事 e. 家族のだんらん r. 夫婦の仕事.家事,趣味
日
z
老(夫老婦夫の婦仕が事同,居家の事場合.ー趣)味h 子供の勉強.iIW.趣 味 フ ー は i 格 式 の あ る 客 の 倭 待 一 一 一 一 一
J. 観しい友人の僚待 10
k. ど 観 成 関 係 の 宿 泊 一 一 一 一 一 一 一 1. 冠婚葬祭等の行事一一一一一一一一
図
‑2
ァγ
ケート調査の方式③ 世帯収入が最も高いのもくカルチャー〉と「商業化」であり.
1
共同化」と「複数」がそれに 続くが, く勤婦>1
共同化」と非参加層の差はみられない。ちなみに.1
本人の小遣い月額」に ついても, くカルチャー〉では12
万円以上J 5 5
%,.1
1.5
万円以下J 3 6 % ' .
く勤婦〉ではそt
ぞれ35 % ' . 57%
と逆転している。3 .
寝室と「だんらん」の関係続いて,寝室の確立状況と「だんらん」および「接客」との関係を示したものが表ー2である。
表
‑1
住居と世帯の概要【ιt
~
、¥ftl ¥ ( 刷 陸 、 敏 ¥) 一¥IlJセ 力 セ IU¥ 宜 謝 食
1, ン ル ン
t
s }JII h"i J~ 霊長 iJlI凶 亨
~tIタ 十 タ
入 │ I 1 士(+公 JI.化 II~tlt i Jtlï~ 化ぬ数全体布重FψM同!1/Jit!lilJ例 )1桁'/!1M ( 285) ( 190) ( 146) 1 (20) I (:JI ) 1 (62) I (33) I ( 299) I ( 149 ) I (75) I (70)
‑ 5宅 41 23 21 ~5 '30 23 22 27 16
今 数 日.7 35 29 44 45 50 46 33 47 48 45 50
8 ‑ 24 48 35 30 43 33 37 30 30 28 34
‑ 3 人 34 41 28 3~ 42 17 34 24 21 29 22 ま 1広 人 数 4 31 27 40 47 24 42 45 37 38 40 34
5 ‑ 35 32 32 21 34 41 21 31 44
~'iS. Co (‑44才) 6 。 2 7
Cb,. Ci 7 6 3 3 7 5 1 7 2
Ck 31 10 26 42 26 22 24 25 ! 29 10 23 本 政 型 │
Cmf 21 37 31 21 47 27 31 22 19 36 19 CC 26 28 31 26 24 41 24 42 41 39 53 老S. Co (45才‑) 9 17 7 11 3 7 7 5 5 7 3
家 政 収 入 ‑ 599力円 24 48 26 65 60 67 70
600 ‑ 52 60 1 37 76 L52 74 35 40 I 33 30
① 総寝室数,寝室専用室数(
r
だんらんJ r
接客」との兼用がない寝室数)が共に多く,夫婦,老 夫婦,子供ともに寝室の独立性が最も高いのは「商業化」であり, くカルチャー〉もこれに近似しているD
② これと対照的性格をみせるのが「非希望層」であり,夫婦,老夫婦については「だんらん」あ るいは「接客」との兼用とともに「子供同室」も目立っている。また,非希望層全体としても参 加層に比して寝室専用室数が少なく,夫婦寝室と「だんらん」との兼用の割合が相対的に高い。
③ 一方, く勤婦〉および「共同化」についても,寝室の独立性は非参加層と同程度に低くなって いるが,ただし 「だんらん」との兼用の割合は相対的に小さい(表
‑2
中の「だんらん・接客」の多くは「接客」ということである)。
④ 「共同化
J r
複数」も基本的には参加層としての性格(寝室専用室数が多く,r
だんらん」と の兼用が少ない)をみせているが,老夫婦についてはく勤婦>r
公共化」と同様に「接客」との 兼用が目立っているD4 .
仕事の場と仕事専用室の確立状況続いて,夫婦,老夫婦,子供の別に仕事の場と寝室および「だんらん
J r
接客」との関係を示し たものが表‑3
である(地域調査では「仕事」と「家事」を分けているため,合成した示した)。① 全体としては,夫婦の仕事は「だんらん・接客
J
,老夫婦と子供は「寝室+ α
」というケース が体勢を占めているが,下記のような各層による特徴的な違いがいくつかみられる白表
‑2
寝室と「だんらん」の関係¥《そ、、れそれ 1曲 籍 総 、 ¥ ¥数 )
動 セ カ セ 地 域 調 査
1iン j子レ 宮
重 1)11 胤 非 華 1)11 脳 糾1タ ャ タ
人 l I 1 全体公共化商業化共同化綾数全体精~製崩却~I dfi動 肘11':舟守l層 (285 ) ( 190) (146) I (20) I (31) I (62) 1(33) I (299) I (149) I (75) I (70)
‑ 2 京 58 55 48 65 50 43 48 49 50 43 53
総 寝 室 数
3 ‑ 42 45 52 35 50 57 52 51 50 57 47
な し 9 12 6 6 9 7 9 8 8 15
寝 室 専 用 家 数 1. 2 '.主 68 53 54 70 55 49 52 58 57 54 61 3 ‑ 23 35 40 24 ー45 42 41 33 35 38 24 j虫 'SJ. 57 80 71 52 89 73 63 59 63 56 55 夫 恥i寝 主 子 供 l司 主 13 5 8 18 6 11 17 14 19 24 だんらん・係者住 30 15 21 30 11 21 26 24 23 25 21
!~t 司立 67 75 63 75 72 58 63 71 69 95 56
老 夫 制 寝 宗 子供向~ 4 4 9 14 12 7 6 17
だ ん ら ん .
t
.t!客 29 21 28 25 14 30 37 21 25 5 27 乳 幼 児ω
み 9 18 15 8 26 13 11 13 10 10 子 供 寝 家 1虫 立 67 69 72 65 84 65 79 65 66 68 60 JI' I虫 ir. 24 13 13 35 8 9 8 24 21 22 30 1虫 :1f 86 91 80 82 81 81 81 72 77 72 65 夫島"寝~ 9 6 13 18 15 11 11 21 17 24 25 だ ん ら ん 室老 夫 1 M ! 俊 市 3 2 5 4 6 4 5 4 4 6
子 供 寝 ! ギ ー 2 2 2 4 2 2 4
注 一 子 供 寝 訟 のrð~i な」とは、 r6 才以上での夫~\li からの分離 J r 12才 以 上 で の 性 別 就 寝Jr18才以上での個室;Jを 意 味 す る 。
注2:rだ ん ら ん .
t
f''ft Jは 、 「 だ ん ら んJr t
安客:J rだ ん ら ん + 接 客Jい ず れ か と の 兼 用 を 意 味 す る 。5 1
② く動婦〉 くカルチャー〉については,夫婦,老夫婦,子供のいずれも「仕事専用室」の割合が 高いことが第 1の特徴であるが,同時に,夫婦については「寝室
+ α
」の割合が少なく「なし (図ー 2の調査方式においてWO
印の記入がない』という意味であり,w
発行行為がない』ある いは『意識化されていない』ものと解釈される )J の割合が相対的に高いこ乙が目立っているoこの結果,夫婦の仕事の場として「仕事専用室」と「なし」への分化傾向が第
2
の特徴となってL
、るo③ く勤婦〉 くカルチャー〉の対極に位置する「非希望層」についても,夫婦の「仕事専用室」の 割合が相対的に高い点が注目されるが,むしろ,夫婦,老夫婦ともに「寝室
+ α
」の割合の高さ の方が特徴的である。そして,この夫婦,老夫婦における「寝室+ α
」の高さは非参加層にほぼ 共通した特徴となっているD④ これに対して参加層の夫婦,老夫婦の仕事の場については, く勤婦〉 くカルチャー〉ほどに
「仕事専用室」の割合は高くない(やや高いのは「共同化
J
I公共化」の夫婦)が I寝室+ α
」 よりは「だんらん・接客」の割合の方が高い点が特徴である(I商業化」に顕著)0
しかも Iだ んらん・接客」の内訳において,非参加層では「接客」の比重が大きいのに対して参加層では「だんらんj の方が比重が大きくなっているo
表
‑3
仕事の場と仕事専用室〈、そ¥れそれIOOS目
~、、\
歎》 労 ン動 セt人iil1l ,レンカ'f‑~ I I 1 t 全 体 公 共 化 商 業 化 共 同 化 組 数 全 体. 加 制地 III 闘 査非 . 加 踊z d
削 附 非 希 望 肘 (285) (190) ( 146) I .(20) I (31) I (62) 【33)I (震殉)1< 149) 【75)I (70) 専 用 量nA) 27 29 9 18 11 7 10 7 2 20 寝 室 + a夫 婦 仕 事 案 16 21 28 24 26 28 29 36 31 40 43 だんらん・篠客 36 28 54 52 63 51 53 41 49 45 26 な し 21 22 9 6 11 6 11 13 13 13 Jl' 噂 J 1 I 室
V / 9 6 7 13 7 11 13 15 4
寝?程 + a 32 18 29 36 37 42 46 33 50 家 事 1 ¥ ¥
だんらん・俵客 46 53 57 45 41 40 34 50 35
な し 11 23 7 6 15 7 7 2 11
あ り ( 8 )
ン /
7 ー 11 11 4 4 5 4 2仕 事 室 兼 用 5、 6 4 2 7 10 10 13 5 家 事 専 用 室
な し 88 94 85 87 89 86 85 83 93 A + B 27 29 16 18 11 22 11 14 12 6 22
Z事 周 室 27 20 6 ー 16 12 3 4 ー 3
寝 室 + a 38 51 47 75 59 50 62 60 63 65 老 夫M仕事室
だんらん・筏客 13 9 31 42 41 12 10 11 5 10 な し 22 20 16 25 42 ー 26 25 25 32 22 耳
事 m 室 26 27 16 21 8 24 9 12 12 16 10 寝 室 + a 53 47 60 51 72 54 66 58 63 48 58 子 供 仕 事 室
だんらん・接客 14 15 17 21 16 12 21 23 20 26 26 な し 7 11 7 7 4 10 4 7 5 10 6 な し 53 41 64 59 70 60 67 64 67 64 55 仕1/1専J1I察数 家 38 40 31 35 26 32 33 31 29 28 36
2 9 19 5 6 4 8 5 4 8 9
住 寝*+aJは、 f段京Jr寝耳H.tごんらんJr寝安+使容jいずれかの量雇用や、寝議とその他の銘尿との嗣 )jの使用を 意味する(いずれにしても、仕事の樹として寝室が含まれているというζとである).
⑤ 一方,子供の仕事(学習・遊び)の場について は,全体として「寝室
+ α
」の割合が高い中に あって「仕事専用室」の割合が相対的に高いの はく勤婦〉 くカルチャー〉に加えて「公共化」「共同化」であり, i商業化
J
と「参加希望層」については「寝室
+ α
」の割合がとりわけ高く なっている。また, iだんらん・接客J
の割合 は夫婦 老夫婦とは逆に非参加層の方が全般に やや高くなっている。⑥ 以上から,仕事の場の確立についての相対的 な特徴をまとめると,図
‑3
のようにモデル化 することができる。参加層とりわけ「公共化」「商業化」においては,寝室と「だんらん」が 区別されたうえで, iだんらんj空間が夫婦の 仕事の場として機能しているのに対して,非参 加層においては,夫婦寝室と「だんらん」が兼 用されるか,あるいは,仕事が夫婦寝室から外 に出ないか,いずれにしても夫婦の生活領域が 表
‑4
接客(交流)の頻度tlJセ カ セ 1j' ン Jレ ン 品IIIJ. 千ャ タ
圭 婦 寝 室 だんらん 嫌客 子 供 寝 室
(l'Ii¥'r.t'i.,:"J)も、) (1'んらん.>It内) ( 1'1 ~白川内 L、)
f蘭 重 化J I :' a司‑ ‑
一同
f公 共 化J I
非 ' 加 層
司
,
専 用 書 化 ド カ ル4ャ ー ))
先 制 寝 京 だんらん・陪'品 子 供 械 業 ( 独 立 性 低 い ) (だんらん〉持事) (~J! ~r.!'l lIl い}
....f:!:tJ i ~ . . 面
専 用 室 化
だんらん'It:客 夫 婦 寝 室 ( だ ん ら ん く 接 客 )
専 用 重 化(r時 希 型 附J)
専 用 霊 化
ー ー 同
図 ‑
3
i仕事Jの場のモデノレ化地 級 制 査
多 加 11'(; )1
,
重 IJIJ 附¥【そ¥れぞれ100
% :
総 ¥数¥) 人 ! I I 全体公共化商業化共同化~数全体希重S 望加!同流動!尚:1:1希 製 肘(285 ) ( 190) ( 146) I (20) I (31) I (62) I (33) I (299) I (149) I (75) I (70) i!,‑4. 5ド1 ‑ 29 40 14 31 7 17 3 11 12 11 10 絡 え の あ る 容 i'l.1 !f N 11 JQ.' 46 32 31 16 45 25 38 31 36 20 31 な し 25 28 55 53 48 58 59 58 52 69 59 あ り 51 61 42 53 41 38 41 32 33 30 33 冠制守葬祭士事
fi. . し 49 39 58 47 59 62 59 68 67 70 67 '1' 4. 51"1 ‑ 43 45 46 58 44 48 37 35 41 21 34 米第の ~i'í I'tl イド 1 lul N.1Q.' 42 41 36 37 31 31 50 42 43 41 40 な し 15 14 18 5 25 21 13 23 16 38 26 )] 1 1"1 ‑ 63 60 58 63 63 53 59 44 49 41 37 組 し い 友 人 イド4. 51"1f't!IQ 22 23 23 26 22 21 28 29 24 36 29 年 1 1"1以 下 15 1 7 19 11 15 26 13 27 27 23 34
i),,'ij 1 I~I ‑ 36 48 29 31 48 30 32 32 25
近 所 の 人 )J 1 ‑ 31"1f,'.JQ 32 28 36 38 20 38 34 38 44 な し 32 24 35 31 32 32 34 30 31 )
J
1 1"1 ‑ 22 32 27 17 21 25 24 24 29 仕 事 関 係 の 人 W 4. 51111f't'JQ 31 21 36 35 25 19 25 12 14
"!'‑1 1"1 以 下 47 47 37 48 54 56 51 64 57 )J 1"1‑
レ / 49 69 49 52 32 52 56 44 55
t1l1成│剣係())人 fドt¥, 51"1f','JQ 36 1 0 35 38 52 30 28 28 34
"!'‑1 1111以 ト 15 21 16 10 16 18 16 28 11
5 3
寝室から広がっていない点が大きな特徴であるD 従って,同じように夫婦の「仕事専用室」の割 合が相対的に高いとはいえ I公共化
J
I商業化」の代表であるく勤婦〉 くカルチャー〉と「非 希望層」とでは,その発生プロセスと性格が自と異なるものと考えられるo と同時に Iだんら ん」そのものの質についても違いが存在することが予想される。⑦ 一方, I公共化」と「商業化」の違いについては,総室数の違いを反映して寝室の独立性に差 がみられる(I公共化」の独立性が低い)が,にもかかわらず,夫婦,子供の「仕事専用室」の確 立状況は「公共化」の方が高い点が注目されるロ極論すれば I就寝」の水準を下げても「仕事」
を独立させているものであり I就寝」と「仕事
J
を分離する指向性の強きを意味している。こ れに対して「商業化J
では,夫婦の仕事は寝室から離れて「だんらん」に広がっているものの子 供の仕事は「寝室+ α
」にとりわけ集中している点が特徴であるロこの違いには子供の年齢層の 違いも影響しているものと思われるが,やはり「だんらん」そのものの質についても違いが存在 することが予想される。表
‑5
接客(交流)の場そ¥4¥tぞiL100 % 総 、 数 ¥ )¥
動 セ カ セ 地 域 剣 先
1Iン j乎t〆 ‑ .
参 加 肘 )1 参 加 11'1
恥iタ ャ タ
人 l 全 体 公 共 化 尚 1 : : 化 共 同 化 彼 数 余 iA‑:参司7守!k加ザtl Mi動!凶 k希望閥 (285 ) ( 190) ( i 46) 1 (20) I (31) I (62) I (33) I ( 299) I ( 11¥9) I (75) I (70) 笠 19 15 22 12 30 17 26 21 23 21 17
総 tt'会~数 2 41 43 32 46 33 32 22 47 42 57 47
3 ‑ 40 42 46 42 37 51 52 32 35 22 36 な し 43 28 30 35 30 25 33 38 39 34 38 版 本
~1j !Il ~ぷ数 l 京 32 38 43 41 48 47 33 4¥ 1 1¥1 51 46 2 ‑ 25 34 27 24 22 28 34 18 20 15 16 司i JIl ~ 40 56 55 46 59 60 51 39 40 38 35
寝 主 10 7 7 12 4 10 4 7 10 2 4
納 式
ω
だんらん.f土中 19 13 22 24 18 19 26 21 19 21 26 ある名:
続;.iH1.こんらん 6 4 4 3 2 4 6
な し 25 20 15 18 19 11 19 30 29 34 29
J..Ij Jtj ':<で・! 35 43 29 24 37 30 26 25 24 28 29
続 '主 12 3 6 12 6 8 9 9 2 14
元t 的非t,を~~. だんらん・仕事 9 7 20 24 19 23 11 15 15 19 12
校:1~+だんらん 2 5 4 6 4 6 5 2 2 11
な し 42 42 41 34 40 35 55 46 49 49 34 早I !lJ 主 48 57 51 40 59 52 52 46 1¥5 43 52 年
辺 占,T、, 14 6 11 12 12 18 11 12 8 11 米%の山内1' だんらん・i.l:')~ 17 17 23 42 22 19 19 23 24 24 21
収不 +1.こんらん 3 4 2 4 2 4 3 4 5
な し 18 16 13 6 15 15 11 16 16 21 11
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lJ 完J 20 33 20 18 26 19 19 17 15 15 20
綬‑ ゴヨ 4 3 9 6 14 12 5 7 8
組 し い 友 人 だんらん・ iJ'I~ 55 42 55 52 60 55 50 55 57 55 50 寝不十だんらん 12 11 7 12 7 6 4 11 10 13 13 な し 9 11 9 12 7 6 15 12 11 17 19
5 .
接客頻度と接客の場住居内での接客行為として4項目(地域調査では 7項目)をとりあげ,それぞれの接客頻度と対応 する空間を示したものが表‑4, 5であるD
① 「親戚関係者の来訪」を除いて,全体的には参加層の方が接客頻度が高く,とりわけく勤婦〉
〈カルチャー> 1公共化
J
の頻度が高くなっている(とくに「親しい友人の来訪・接待」は「月 2, 3回以上J
が 3, 4割を占めている)。これと対照的に接客頻度が最も低いのは「非希望層」と「流動層」であり, 1参加希望層」は非参加層の中では頻度がやや高くなっている。また,
「商業化」は「親しい人」を除いて接客頻度はむしろ低い方に属している。
②接客に使われる室教は
12
室」が最も多いが,13
室以上」の割合は参加層の方がやや多く,接客専用室
12
室以上」の割合も参加層の方がやや多くなっている(接客専用室をもっ割合は参 加層で約7
割,非参加層で約6
割である)。③ 接客空間は項目によって異なるが,いずれも「接客専用室」あるいは「だんらん・仕事」の兼 用が大半で,
1
寝室J 1
寝室+だんらん」との兼用は少ない。この中にあって,各項目をとおし て「接客専用室」の割合が一貫して高いのはくカルチャー〉と「商業化」である。これに対して 非参加層については,接客頻度の低さを反映して「なし(前述のように『発生行為がない』ある いは『意識化されていない』ものと解釈される )J の割合が全般に高いが,接客空間の全体的構 成は参加層と大差ない。6
.住居観と生活意識住居観や生活意識に関わる
7
項目について,二者択一形式による設問結果を示したものが表ー6
であるo① 全体的にみて,参加層は非参加層に比して「住宅よりも生活
J
1 (持家長所として)財産・経済 性よりも自由設計J 1
続き聞は必ずしも必要ないJ 1
個室よりもだんらん重視J 1
貯蓄財産より 表‑6
住居観と生活意識¥(そ¥れぞt ∞タ匹 総、数¥)¥
tJJセ 力 セ 地 域 調 査
1jン jレ ン
参 加 崩 )1 参 加l 刷
~l: タ チl' tI
人 l I I 全 体 公 共 化 商 業 化 共 同 化 後 数 全 体 参 希 守i閥加 疏oJi1J附 JI'希守1肘 (285 ) ( 190) ( 146 ) I (20) 1 (31) I (62) I (33) 1 (299) 1 ( 149) 1 (75) I (70) 住 宅 軍 側 20 28 28 32 17 32 26 35 37 36 31 住 宅 と 生 前
1:. 11; >Ti 視 80 72 72 68 83 68 74 65 63 64 69 財 産 ・ 経 済 性 35 32 37 28 39 35 44 40 35 40 52 作 家 長 所
自 111設 81 65 68 63 72 61 65 56 60 65 60 48 必 ~ 53 58 58 79 55 56 50 64 66 54 71 続 ~ 間!
不 必 控! 47 42 42 21 45 44 50 36 34 46 29 個 室 'Ti弘! J 5 24 18 12 16 19 19 24 22 22 30 側 室 と だ ん ら ん
だ ん ら ん 軍 観 85 76 82 88 84 81 81 76 78 78 70 生 活 第 一 85 79 71 50 82 68 78 72 69 74 74 仕 小 と 生 活
仕 事 第 一 15 21 29 50 18 32 22 28 31 26 26 財 都 財 産 31 30 41 37 54 43 28 52 52 51 52 財 併 と 生 活
生 活
m
vi 69 70 59 63 46 57 72 48 48 49 485 5
も生活消費」とし、う指向性が強い。また,
r
仕事よりも生活」としろ指向性はく勤婦〉 くカルチャー> r
商業化」でとりわけ強くなっているD② 上記のような参加層の特性を最も強く示しているのはく勤婦〉であり, くカルチャー〉も近似 してはいるが
r
だんらん重視」の低さは非参加層に近い。またr
商業化」は「住宅よりも生 活J r
仕事よりも生活」という指向性がとくに強い反面r
自由設計よりも財産・経済性J r
生 活消費よりも貯蓄財産」の割合が相対的に高い点が参加層の中では特異的である。これに対して「公共化」は,
r
自由設計」と「だんらん重視」の指向性がく動婦〉以上に強くなっている。ま と め
① グループ活動参加層と非参加層との聞には,住様式・住意識の多くの側面で違いがみられるo
と同時に,
r
公共化J r
商業化J r
共同化」の聞にもいくつかの質的な違いがみられる。このう ち「商業化」が一定の経済的豊かさを背景としているのに対してr
公共化」は必ずしもそうで はない点が注目されるところである。② 住様式・住意識の違いについて,本稿ではとくに「仕事」と「だんらん」を中心に検討してき たが,図
‑3
のモデルに示される違いは,住居内における親子関係という人間関係の違いを示す とともに,一方ではr
住宅における私性と社会性」というレベルでの展開方式の違L、(私性を 重視するか社会性を重視するか,あるいは,住宅が私性の根拠として留まるか社会性の一つの単 位としての位置を獲得するか)にも関わるものと考えられる白この点の検討は今後の課題である。③ 「公共化
J r
商業化J r
共同化」それぞれの中には,r
社会化」という側面での旧来の伝統的 なものと新しい動きとが混在している。今回の調査ではその中味にまで論究していないが, く勤 婦〉とくカノレチャー〉は「公共化J r
商業化」の新しい動きの一つである。このうちく勤婦〉と「公共化」には一定の共通性・連続性がうかがわれる(発展形態として把えうる)が, くカルチャー〉
と「商業化」には異質の側面も目立っている。
④ これらの違いを簡単に価値づける(優劣をつける)べきではないであろう。しかし 「生活の社 会化」の究極の目標像を「社会的人間としての主体形成」とLみ次元で認識するならば,地域生 活と家庭生活の統合,家族生活と個人生活の統合という 2つの意味で,住居の集合形態や地域施 設の形態を含めた住居における「仕事