- 50
-本市は、荒川や利根川、その他多くの河川、水路、池沼、地下水、湧水など豊富な水資源に恵まれてい ます。良質な水環境は、私たちの生活に潤いを与え、動植物の生息環境にとって大切なものであります。 水質汚濁の主な原因となる生活排水や工場及び事業場の排水による汚濁物質の排出を抑制することによ り、水環境の保全に取り組んでいきます。
◆本市の施策
施策①
水質の保全
1 水質の調査・監視の実施
(1)工場及び事業場の適正な排水対策と立入検査の実施
市では、水質汚濁防止法及び埼玉県生活環境保全条例に基づき、公共用水域(※)に排出水を排出 する工場・事業場へ立入検査を実施しました。検査は抜き打ちで実施し、排水検査や施設の状況及び公 害防止組織の整備状況の確認等を行っています。
排水状況が適正でない場合は、基準を遵守するよう指導の徹底を図っています。
※ 公共用水域とは、河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供される水域及びこれに接続する公共溝
渠、かんがい用水路その他公共の用に供される水路をいいます。
■届出事業場数及び立入検査状況(平成28年度)
■下水道法及び熊谷市下水道条例に基づく立入検査状況 特定事業場等23事業場に立入検査を実施しました。
排水基準を超過した事業場は、改善処置完了報告書の提出を求めています。 (2)異常水質事故
異常水質事故とは、河川などで、魚の大量死、油や着色水の流出などの異常が発生することをいい ます。工場等での機械の操作ミスや故障、交通事故、廃棄物の不法投棄などによる、河川への油や化 学物質の流出など、原因は多岐にわたります。
事故が発生した場合、市では原因究明と被害の拡大防止に努め、発生源者に対し再発防止を指導し ています。
届出事業場数 立入検査数 採水検体数 排水基準超過数
494 100 105 12
立入検査 年4回 10事業場 立入検査 年2回 13事業場
排水基準超過件数 6件
■異常水質事故の内訳
(3)河川・水路等の水質調査
市では、水質汚濁防止法に基づき、河川の常時監視を実施しています。
調査は、埼玉県作成の「平成28年度公共用水域及び地下水の水質測定計画」に則り、和田吉野川 (吉見橋)と福川(昭和橋)の2地点で行っています。
その他独自に、主な河川と用水路など20地点で、水質の測定を行いました。
なお、水質の測定結果は、環境基本法に規定する環境基準と比較し、その達成状況を確認していま す。
この環境基準は、同法において、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望 ましい基準として定められています。
詳細結果は、「資料編2 データ集(P.資-2-11~15)」のとおりです。 魚類のへい死 油の流出 着色水・濁水 その他
- 52
-■平成28年度 公共用水域水質調査結果 ~主な河川と用水路の水質~
※BODとは、川の汚れ(有機物)を微生物が分解するときに使う水中の酸素の量で、大きいほど川は汚れ
ています。数値は、BOD濃度の 75%水質値です。
※「75%水質値」とは、一年間で得られたすべての日平均値を、測定値の低い方から高い方に順に並べたとき、低 い方から数えて75%目に該当する日平均値のことです。この値がその地点での環境基準値以下である場合に、環境 基準に適合していると評価されます。
きれい
BOD 3.0mg/ℓ以下
やや
汚れている
BOD 5.1~10.0mg/ℓ ややきれい
BOD 3.1~5.0mg/ℓ
汚れている
BOD 10.1mg/ℓ以上
道閑堀
3.7mg/ℓ(2.2mg/ℓ)
さすなべ落とし 2.5mg/ℓ(1.4mg/ℓ)
青木堀
2.3mg/ℓ(2.0mg/ℓ)
星川
2.6mg/ℓ(1.4mg/ℓ)
忍川
4.4mg/ℓ(1.7mg/ℓ)
元荒川
1.7mg/ℓ(1.2mg/ℓ) 石宮排水路
3.8mg/ℓ(3.4mg/ℓ)
荒川
1.0mg/ℓ(0.7mg/ℓ)
文覚川
3.9mg/ℓ(3.0mg/ℓ) 通殿川
2.3mg/ℓ(1.5mg/ℓ) 通殿川
3.2mg/ℓ(2.3mg/ℓ) 和田川
1.9mg/ℓ(1.7mg/ℓ) 和田川
1.0mg/ℓ(1.2mg/ℓ) 和田吉野川
1.9mg/ℓ(0.9mg/ℓ) 荒川
1.2mg/ℓ(1.0mg/ℓ) 導水幹線星川 2.1mg/ℓ(1.9mg/ℓ)
新星川
6.1mg/ℓ(3.7mg/ℓ) 新奈良川
1.9mg/ℓ(1.7mg/ℓ) 福川
1.5mg/ℓ(2.0mg/ℓ)
※( )内は前年度の数値を示す。
新奈良川
(4)準用河川(※)の監視
準用河川の管理において、異常水質事故(油等流出)に対する連絡体制を確立し、年間22回のパ トロールを行い、目視可能な水質状況の確認を行いました。
※準用河川とは、河川法の規定の一部を準用し、市町村長が指定し管理する河川のこと。
2 生活排水対策の推進
(1)熊谷市生活排水処理基本計画に基づく整備
市内の水環境の保全、生活排水の適正処理を推進することを目的に、より効率的で経済的な生活排 水処理施設の整備のための方針(公共下水道、農業集落排水施設及び合併処理浄化槽)を定める基本 計画を、それぞれの地域性、経済性を考慮するなどして、平成28年3月に策定しました。
同計画に基づき、公共下水道の面的整備、農業集落排水の維持管理及び合併処理浄化槽への転換を 促進しています。平成28年度の生活排水処理率は75.1%となりました。
(2)公共下水道の整備推進
本市の下水道事業は、認可面積2,159ha、認可計画人口90,580人です。
平成28年度は、処理区域拡大のための下水道整備(汚水)を行い、新たに8.0haが下水道への 接続が可能となり、平成28年度末現在、整備面積1,787.1ha、処理人口89,043人で、 これは、熊谷市の人口に対し44.7%の普及率となります。
(3)下水道施設の水質の調査・監視の実施
下水道処理施設については、下水道法に基づき適正な維持管理等を実施し、排出基準を満たした適 切な水質を保っています。
■妻沼水質管理センター
・流入水、放流水の水質調査:毎月2回実施
(項目:PH、BOD、COD、SS、全窒素、全リン、ヘキサン抽出物質(油分)、大腸菌群) ・放流先河川の水質調査:年2回実施
(項目:PH、BOD、COD、SS、DO、アンモニア性窒素、全窒素、全リン、大腸菌群) ■箱田幹線、平戸中継ポンプ場前忍川、平戸都市下水路末流、新星川末流、箱田用水路上流、三尻都
市下水路上流、三尻都市下水路末流、荒川第三雨水ポンプ場下流 ・定点水質検査:年4回実施
(項目:PH、BOD、SS、大腸菌群) ■流域下水道へ流入する地点
・水質及び水量調査:年1回実施(24時間調査)
- 54 -(4)農業集落排水施設の適正な維持管理
熊谷地区に2、妻沼地区に3、江南地区に12の計17の農業集落排水施設が稼働中であり、法令 等に従い、適正な運転と維持管理点検を実施し、水質基準値を下回る排水状況を維持しています。
浄化槽法に基づく法定検査についても受検しており、指摘事項等があれば速やかに修理等を行うと ともに、計画的に設備機器の更新を行いました。
■維持管理(施設によって異なります。) ・実施頻度:1~2週間に1回
・項目:施設の点検、中継ポンプ施設点検、緊急時出動異常時点検、水質検査、日常管理、管渠 清掃(真空管路施設点検)機能回復のため修繕など。
■放流水水質検査:年6回~12回 (5)熊谷市浄化槽設置整備事業補助金
■合併処理浄化槽設置費に対する補助金の交付件数
※転換促進地域とは、ムサシトミヨ生息区域周辺(久下の一部、佐谷田の一部)であり、通常の転 換時の補助金に上乗せし、交付しています。
■転換設置に伴う処分費に対する補助金の交付件数
■転換設置に伴う配管費に対する補助金の交付件数
(6)合併処理浄化槽の適正な維持管理 ■合併処理浄化槽維持管理補助金
合併処理浄化槽を適正に維持管理する浄化槽管理者に対し補助金を交付することにより、良好な維 持管理の普及促進を図りました。
補助金の交付件数:4,027件 ■浄化槽管理者講習会
合併処理浄化槽の補助金の交付を受けた方を対象として、保守点検、清掃、法定検査など適正な 維持管理について説明するための講習会を開催しました。
・主 催:熊谷市 ・開催回数:2回
地 域 転換種別 H24 H25 H26 H27 H28 一般地域
単独処理浄化槽から 26 19 15 17 38
汲取り便槽から 23 22 24 7 16
転換促進地域 (※)
単独処理浄化槽から 98 86 96 96 8
汲取り便槽から 2 5 6 5 0
転換種別 H24 H25 H26 H27 H28 単独処理浄化槽 103 87 92 100 45
汲取り便槽 16 15 17 11 9
転換種別 H24 H25 H26 H27 H28 単独処理浄化槽 124 105 96 96 46
・受講者数:延べ57人
・講 師:(一社)埼玉県浄化槽協会ほか
3 用水の通年通水の実施
(1)用水の通年通水
悪臭の防止及び良好な水質の確保のため、大里用水土地改良 区管内の用水路においては、水路改修工事実施に配慮した上で、 非かんがい期でもかんがい期の約20%の水量で通水を実施し ています。
また、備前渠用水路(本線)においても、頭首工工事実施に 配慮した上で、非かんがい期も通水を実施しています。
4 上・下流地域との連携
(1)河川改修の早期実現
河川改修の早期実現に向けて、荒川上流改修促進期成同盟会等、河川関係の協会・協議会に出席し、 関係行政機関との連携を図るとともに、要望活動等を行いました。
実績:総会・要望活動等出席20回・研修会等出席5回 ※荒川上流改修促進期成同盟会
設置目的:荒川の重要性を認識して荒川本川上流部の沿川関係市町住民の生命と財産を守るととも に福祉増進を図るために、河川改修の促進、水防協力体制の強化及び良好な河川環境の 形成とその利用を図ることを目的とする。
会員:熊谷市、深谷市、寄居町、鴻巣市、吉見町、北本市、川島町、桶川市及び行田市の首長及び 議会議長
(2)下水道事業での連携
荒川左岸北部流域下水道事業推進協議会(会員:熊谷市、行田市、鴻巣市、桶川市、北本市)にお いて、共同で研修に参加したり、各市の課題に対する取組み状況等の情報交換を行いました。
施策②
水循環の確保
1 環境に配慮した河川の改修
川のまるごと再生プロジェクト「江袋溜井・福川地区」における 江袋溜井の護岸整備において、環境に配慮した護岸整備(袋詰自然 石)が平成28年3月に完了しました。
生態系配慮型の護岸工事により、多様な水生生物の生態環境が保 たれました。
2 雨水の地下浸透の推進
- 56
-出抑制を、それぞれお願いしています。平成28年度は開発許可に伴う協議を51件行い、雨水 流出抑制施設の設置を指示しました。
(2)透水性舗装の施工及び雨水流出抑制浸透処理装置の整備
・市道及び公共施設の工事においては、透水性舗装の施工や雨水浸透ます及び浸透側溝等の整備に より流出抑制を行っています。平成28年度は下記施設で工事を行いました。
透水舗装:市道90096号線(413m、909㎡)、市道80034号線(200m、780 ㎡)、市道60593号線他(537m、1,105㎡)、 玉井小学校(680㎡)、 男沼小学校(981㎡)
雨水流出抑制浸透処理装置の整備(カッコ内は浸透処理量):玉井小学校(42.345㎥)、 男沼小学校(72.27㎥)、大里中学校(161.36㎥)
※市道80034号線の一部は保水性舗装となっており、地表の高温化抑制効果も有しています。 (3)保水・遊水機能をもつ農地の保全
■耕作放棄地の解消
・熊谷市中核的担い手農家育成事業
遊休農地、荒廃農地等を未然に防ぎながら農用地の有効利用を図り、併せて中核的担い手農家の 育成を図るため、一定の条件を備えた農家等を対象に、農用地を借り受ける者に対し中核的担い手 農家育成事業奨励金を交付しました。
利用権設定:2,649筆 3,285,847㎡ 奨 励 金:106経営体 108,770,000円 ・熊谷市耕作放棄地解消対策事業
耕作放棄地の再生を図るため、耕作放棄地を再生し、5年以上の利用権を設定して耕作する経営 体に対し10a当たり3万円の助成(7件:207.14a)を行いました。
2 雨水の再利用の促進
(1)雨水貯留施設や遊水池の設置及び維持管理
★
環境指標と進捗状況
H1 9 年度 6 1 .9 △ H2 4 年度 7 1 .4 ○ H2 5 年度 7 2 .8 ○ H2 6 年度 7 3 .2 ○ H2 7 年度 7 4 .1 ○ H2 8 年度 7 5 .1 ○ H2 4 年度 8 2 .6 - H2 5 年度 8 3 .5 △ H2 6 年度 8 4 .3 △ H2 7 年度 8 5 .0 △ H2 8 年度 8 5 .4 △ H1 9 年度 3 0 .7 △ H2 4 年度 4 5 .8 ○ H2 5 年度 4 7 .5 ○ H2 6 年度 4 8 .2 ○ H2 7 年度 4 9 .3 ○ H2 8 年度 5 0 .5 ○ H2 4 年度 3 6 .3 - H2 5 年度 4 5 .3 △ H2 6 年度 4 7 .4 △ H2 7 年度 4 9 .5 △ H2 8 年度 5 1 .3 ◎ H1 9 年度 7 .6 ◎ H2 4 年度 7 .5 ◎ H2 5 年度 7 .4 ◎ H2 6 年度 7 .5 ◎ H2 7 年度 7 .5 ◎ H2 8 年度 7 .6 ◎ H1 9 年度 8 .0 ◎ H2 4 年度 8 .0 ◎ H2 5 年度 8 .2 ◎ H2 6 年度 7 .9 ◎ H2 7 年度 8 .0 ◎ H2 8 年度 7 .8 ◎ H1 9 年度 7 .4 ◎ H2 4 年度 7 .6 ◎ H2 5 年度 7 .4 ◎ H2 6 年度 7 .5 ◎ H2 7 年度 7 .6 ◎ H2 8 年度 7 .4 ◎ H1 9 年度 7 .2 ◎ H2 4 年度 7 .4 ◎ H2 5 年度 7 .2 ◎ H2 6 年度 7 .2 ◎ H2 7 年度 7 .5 ◎ H2 8 年度 7 .2 ◎ H1 9 年度 1 0 ◎ H2 4 年度 1 0 ◎ H2 5 年度 1 0 ◎ H2 6 年度 1 1 ◎ H2 7 年度 1 0 ◎ H2 8 年度 1 0 ◎ H1 9 年度 1 0 ◎ H2 4 年度 1 0 ◎ H2 5 年度 1 0 ◎ H2 6 年度 1 0 ◎ N o . 環境指標 単位
計画策定時 現状値 ( H 1 8 年度)
計画策定時 中 間 目標値 ( H 2 4 年度)
目指す 方 向 ( H 2 9 年度)
年度 値
評
価
2 0 2 下水道の整備率 % - - 8 7
2 0 3 - 2 合併処理浄化槽の法定検査実施率 % - - 5 0 2 0 1 汚水処理率 % 6 1 7 0 8 0
2 0 3 - 1 合併処理浄化槽の整備率 % 2 9 .6 4 0 6 0
2 0 4 - 1
pH ( 水素イオン濃度)
利根川 ( 刀水橋)
7 .4
環境基準値
( 6 .5 ~8 .5 以内) 荒川
( 久下橋)
8 .3
和田吉野川 ( 吉見橋)
7 .5
福川 ( 昭和橋)
7 .3
2 0 4 - 2
DO ( 溶存酸素量)
利根川 ( 刀水橋)
mg/ ℓ
1 0
現状値より改善
( 参考)環境基準値 7 .5 以上
荒川 ( 久下橋)
1 0
現状値より改善
( 参考)環境基準値
- 58
-H1 9 年度 9 .2 ◎ H2 4 年度 8 .6 ○ H2 5 年度 8 .2 ○ H2 6 年度 9 .2 ◎ H2 7 年度 8 .2 ○ H2 8 年度 8 .5 ○ H1 9 年度 6 .4 ◎ H2 4 年度 5 .6 ○ H2 5 年度 5 .8 ○ H2 6 年度 7 .2 ◎ H2 7 年度 7 .2 ◎ H2 8 年度 6 .0 ○ H1 9 年度 1 .4 ○ H2 4 年度 1 .4 ○ H2 5 年度 1 .1 ◎ H2 6 年度 1 .0 ◎ H2 7 年度 1 .0 ◎ H2 8 年度 0 .9 ◎ H1 9 年度 0 .9 ◎ H2 4 年度 0 .9 ◎ H2 5 年度 1 .1 ◎ H2 6 年度 0 .8 ◎ H2 7 年度 0 .8 ◎ H2 8 年度 0 .8 ◎ H1 9 年度 2 .3 ◎ H2 4 年度 2 .3 ◎ H2 5 年度 1 .9 ◎ H2 6 年度 1 .5 ◎ H2 7 年度 1 .7 ◎ H2 8 年度 1 .7 ◎ H1 9 年度 6 .9 × H2 4 年度 4 .8 △ H2 5 年度 3 .7 △ H2 6 年度 2 .7 ◎ H2 7 年度 3 .0 ◎ H2 8 年度 2 .7 ◎ H1 9 年度 9 ◎ H2 4 年度 4 ◎ H2 5 年度 7 ◎ H2 6 年度 9 ◎ H2 7 年度 1 0 ○ H2 8 年度 7 ◎ H1 9 年度 6 ○ H2 4 年度 3 ◎ H2 5 年度 3 ◎ H2 6 年度 5 ○ H2 7 年度 4 ○ H2 8 年度 1 2 ○ H1 9 年度 1 6 ◎ H2 4 年度 2 2 ○ H2 5 年度 1 6 ◎ H2 6 年度 2 4 ○ H2 7 年度 1 8 ◎ H2 8 年度 2 3 ○ H1 9 年度 1 0 ◎ H2 4 年度 8 ◎ H2 5 年度 5 ◎ H2 6 年度 1 2 ◎ H2 7 年度 6 ◎ H2 8 年度 8 ◎ N o . 環境指標 単位
計画策定時 現状値 ( H 1 8 年度)
計画策定時 中 間 目標値 ( H 2 4 年度)
目指す 方 向 ( H 2 9 年度)
年度 値
評
価
2 0 4 - 2
DO ( 溶存酸素量)
和田吉野川 ( 吉見橋)
mg/ ℓ
9 .1
現状値より改善
( 参考)環境基準値 5以上 福川
( 昭和橋)
6 .1
2 0 4
- 3 BOD ( 生物化学的酸素要求量)
利根川 ( 刀水橋)
mg/ ℓ 1 .2
現状値以下
( 参考)環境基準値 2以下
荒川 ( 久下橋)
mg/ ℓ
1 .2
現状値以下
( 参考)環境基準値 3以下 和田吉野川
( 吉見橋)
2 .3
福川 ( 昭和橋)
5 .9
2 0 4 - 4
SS ( 浮遊物質量)
利根川 ( 刀水橋)
mg/ ℓ 9
現状値以下
( 参考)環境基準値 2 5以下 荒川
( 久下橋)
4
和田吉野川 ( 吉見橋)
2 0
福川 ( 昭和橋)
※環境指標No.202、203-2、205はH24年度の値を現状値とし比較・評価しています。
※環境指標No.204-1~204-5は現状値(H18年度値)より悪化している場合でも、環境基準値の範囲内であれば「○」としています。 ※環境指標No.204-1~204-5は環境基準値の範囲外であっても、現状値(H18年度値)より改善している場合ば「△」としています。
※環境指標206の地下水の調査は、市域を概ね8年で一巡するよう区分けし、各年度毎に任意の地点を選定する「ローリング方式」で調査しています。
■進捗状況
基本方針Ⅱ-1「良質な水環境の保全」では、常時監視している河川の水質に関する環境指標の数値は、 利根川、荒川、和田吉野川及び福川の大腸菌群数以外は、環境基準を達成しています。
なお、大腸菌群数の分析法では、土壌等の自然由来の細菌も陽性と判断されてしまうと言われており、国 では、環境基準項目を「大腸菌群数」から「大腸菌数」とすることを検討しています。
そこで、市では、「大腸菌群数」及び「大腸菌数」の並行した測定を平成24年度より実施しています。結 果は、P.資-2-14、15に掲載しています。
H1 9 年度 4 ,7 0 0 △ H2 4 年度 1 2 ,0 0 0 △ H2 5 年度 8 ,3 0 0 △ H2 6 年度 4 ,8 0 0 △ H2 7 年度 1 3 ,0 0 0 △ H2 8 年度 9 ,3 0 0 △ H1 9 年度 1 5 ,0 0 0 △ H2 4 年度 7 ,1 0 0 △ H2 5 年度 1 3 ,0 0 0 △ H2 6 年度 7 ,5 0 0 △ H2 7 年度 9 ,0 0 0 △ H2 8 年度 6 3 ,0 0 0 × H1 9 年度 1 6 ,0 0 0 △ H2 4 年度 6 ,2 0 0 △ H2 5 年度 9 ,1 0 0 △ H2 6 年度 6 ,3 0 0 △ H2 7 年度 5 ,3 0 0 △ H2 8 年度 8 0 ,0 0 0 × H1 9 年度 1 8 0 ,0 0 0 △ H2 4 年度 5 9 0 ,0 0 0 △ H2 5 年度 1 6 ,0 0 0 ,0 0 0 × H2 6 年度 1 4 0 ,0 0 0 △ H2 7 年度 2 0 0 ,0 0 0 △ H2 8 年度 1 ,3 0 0 ,0 0 0 △ H2 4 年度 2 ,5 3 8 .2 1 - H2 5 年度 2 ,4 9 9 .6 0 × H2 6 年度 2 ,9 3 8 .9 7 △ H2 7 年度 2 ,9 3 8 .9 7 △ H2 8 年度 3 ,0 5 1 .2 7 ◎ H1 9 年度 8 8 × H2 4 年度 1 0 0 ( 8 地点中8 地点達成) ◎ H2 5 年度 8 7 .5 (8 地点7 地点達成) × H2 6 年度 1 0 0 ( 5 地点中5 地点達成) ◎ H2 7 年度 1 0 0 ( 5 地点中5 地点達成) ◎ H2 8 年度 8 0 ( 5 地点中4 地点達成) × N o . 環境指標 単位
計画策定時 現状値 ( H 1 8 年度)
計画策定時 中 間 目標値 ( H 2 4 年度)
目指す 方 向 ( H 2 9 年度)
年度 値
評
価
2 0 5 多面的機能支援事業の活動対象面積 h a - - 2 ,9 5 9 2 0 4
- 5
大腸菌群数
利根川 ( 刀水橋)
MPN / 10 0 mℓ
2 7 ,0 00
環境基準値以下
( 参考)環境基準値 1 ,00 0 以下 荒川
( 久下橋)
4 3 ,0 00
和田吉野川 ( 吉見橋)
5 7 ,0 00
環境基準値以下
( 参考)環境基準値 5 ,00 0 以下 福川
( 昭和橋)
1 ,8 0 0 ,00 0
2 0 6 地下水質環境基準値達成度 %
9 4 .4
(1 8 地点中 1 7 地点達成)
- 60
-本市には、ムサシトミヨに代表される希少な動植物が多くみられますが、都市化の進行によりこれらの 貴重な生育環境が失われつつあります。
このため、生物多様性の保全の重要性を認識し、市は、市域全体における動植物の生息状況の把握、実 態調査を行い、県、事業者、市民との連携により、多様な動植物の生息・生育環境の保全創造に努めます。
◆本市の施策
施策①
動植物の保護及び生育環境の保全
1 生物多様性の保全
(1)生物多様性の保全
様々な生物によって構成される生態系は、多くの恵みを人類にもたらすとともに、全ての生物の生存 基盤となっています。豊かな生物多様性を保全し、その恵みを将来にわたって享受できる自然と共生す る社会を実現することが求められています。
一方、近年の急激な都市化の進展による自然環境の変化は、野生生物の生息・生育に大きな影響を及 ぼし、また、ブラックバスやアライグマ等の外来生物も増えており、生態系への悪影響も懸念されてい ます。
生物多様性の保全の重要性を認識し、市域全体における動植物の生息状況を把握し、市民団体等が行 っている希少種の保護活動の重要性についても認識し、保護活動を支援しつつ、さらに保護活動を拡大 するための啓発活動、人材育成が課題となっています。
取組むべき事項
■市域全体における動植物生息状況の把握 ■動植物の保護団体の活動支援
■動植物の保護に関する啓発
■生物多様性に関する環境教育の機会の提供 ■生物多様性の活動を担う人材の育成
■県等関係機関と連携した野生鳥獣の適正な管理、外来生物の計画的駆除 (2)生育環境の保全
■第19回荒川の恵みと熊谷を考える集い
・主催等:NPO法人熊谷の環境を考える連絡協議会が中心となり、多くの市民活動団体や関係団 体が参加し、荒川河川敷の清掃を行いました。
・実施日:11月6日
・参加者数:1,207人(うち子ども362人) ・参加団体:31団体
・実績:可燃ごみ280kg、不燃ごみ300kg、粗大ごみ60kg、合計640kg ■利根川の河川清掃
・実施日:ごみゼロ運動にあわせて実施(5、6、10月) ・参加者数:1,021人
・参加団体:利根川の沿線の14自治会
■別府沼公園の清掃活動
自然が残され、希少な水生生物が繁殖している別府沼公 園の清掃活動が地元の自治会員等により行われました。 ・実施日:12月4日
・参加人数:370人
・内 容:別府沼の水を干し、地元自治会等による 沼地・公園のごみ拾いが行われました。
2 ムサシトミヨの保護
■ムサシトミヨについて
ムサシトミヨは、きれいで冷たい湧き水のある水草が豊富な場所 に生息する、世界で熊谷市の元荒川にしか生息していない魚です。
体の大きさは成魚でも4~6cmと小さく、体にはうろこがなく、 背ビレ・腹ビレ・尻ビレにとげを持ち敵から身を守るときなどにト ゲを出します。
ムサシトミヨはオスが水草で巣を作り、そこにメスが産卵して オスが育てます。
熊谷市では、関係機関と協力し、ムサシトミヨの保護・普及活動 を行っています。
また、平成23年4月1日にムサシトミヨが市の魚に認定されま した。
(1)熊谷市ムサシトミヨ保護センター
埼玉県農林総合研究センター水産研究所熊谷試験地が廃止され、熊谷市への土地の返還と建物の移 譲が行われ平成16年10月に熊谷市ムサシトミヨ保護センターが誕生しました。
施設内のムサシトミヨ展示室では、水槽の中を泳ぐムサシトミヨを観ることができます。
熊谷市ムサシトミヨ保護センターは常時開放の施設ではありませんが、事前の申込みにより環境政 策課職員による解説を行っています。
また、毎月第1・第3日曜の午前9時から10時まで、「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」による解 説が行われています。
(2)ムサシトミヨ増殖事業
生息地周辺の小学校2、中学校1校では、整備された増殖池で、環境教育・学習とあわせて、市か らの委託された保護増殖活動が行われています。
10月から11月にかけてムサシトミヨの生息数の調査(繁殖調査)を行いました。
■調査結果 単位:匹
平成26年度 平成27年度 平成28年度 調 査日 生息数 調査 日 生息数 調 査 日 生息数 佐谷田小学校 11月 6日 646 10月20日 458 11月 1日 165 久下小学校 11月13日 275 11月 5日 297 11月16日 83 熊谷東中学校 10月20日 402 11月16日 223 11月 7日 254
- 62 -(3)元荒川の水質検査の実施
ムサシトミヨの生息環境の監視・水質検査を行っています。
測定月・測定場所によるに変化は見られるものの、ムサシトミヨの生息を維持するための水質が保 たれていることを確認しました。
■水質調査の結果(各地点ごとの平均)
No.1…天然記念物区域最下流端 No.2…中央漁協排水流入前 No.3…中央漁協からの排水 No.4…久下小学校前 No.5…元荒川北側水路流入地点 No.6…排水切り回し水路からの流入
(4)熊谷市ムサシトミヨ保護センターでの解説
熊谷市ムサシトミヨ保護センターにおいて、年間を通して見学者にムサシトミヨの解説を行いまし た。
・参加者数:11団体(総勢280人) (5)ムサシトミヨ生息区域保全集中転換促進事業
ムサシトミヨ生息区域周辺の生活排水処理対策として、特定の地域において、合併処理浄化槽への 転換設置(単独処理浄化槽及び汲取り便槽からの入替え)を行う市民に対し、8基分の補助金を交付 しました。
(6)地域における取組
■久下熊久自治会の熊久夏祭りの開催
熊久夏祭り実行委員会が作成したムサシトミヨ神輿を子供たちが担いで町内を巡り、ムサシトミヨ の啓発を行いました。
■佐谷田西区自治会による水路の清掃
元荒川文化財指定区間の北側の水路は、生活排水が入り汚泥が堆積しているため、水路の除草など の清掃活動を佐谷田西区自治会の協力により年2回実施しました。
3 ムサシトミヨ保全推進協議会の取組
※ムサシトミヨ保全推進協議会とは
絶滅が心配されるムサシトミヨについて、関係機関等の連絡を調整し、広く県民の啓発及び、生 息河川の環境整備を推進することを目的に、県・市の関係機関と環境団体で構成された組織です。 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6
(1)水源維持確保事業
■埼玉中央漁業協同組合取水ポンプの運転委託
埼玉中央漁業協同組合(以下 中央漁協)で汲み上げられた水は、元荒川の水源の1つであり、 ムサシトミヨの生息に欠かせません。
中央漁協のポンプ2基のうち1基は、ムサシトミヨの水源維持として運転委託しています。 (2)ムサシトミヨ生息地周辺の環境整備事業
■天然記念物区間の除草・清掃
元荒川文化財指定区間(400m)の清掃及び除草 を実施しました。
①熊谷市ムサシトミヨをまもる会
年間を通して日常的な除草を実施しました。 ②熊谷市管工事業協同組合
年2回の清掃及び除草を実施しました。 7月20日:20人、10月21日:22人 ■元荒川の生息環境改善対策(除草・藻刈り等)
生息地の除草や藻刈りや水草の手入れなどを協議会の委員が 行い、生息環境の改善を図りました。
・実施日: 9月27日:16人 10月27日:21人
※このほか定期的に天敵となるザリガニや魚類の駆除を行ってい ます。
(3)ムサシトミヨに関する啓発活動
■熊谷市ムサシトミヨをまもる会による解説活動
年間を通してムサシトミヨの生態や保護活動について一般 市民に解説をしました。
・開催日:毎月第1、第3日曜日 午前9時から午前10時 まで
■ムサシトミヨ観察学習会
熊谷市ムサシトミヨ保護センターにてムサシトミヨの説明を した後、元荒川に入り生き物調査を実施しました。
・開催日:7月25日、8月23日 ・参加者数:36人(2日間合計) ■「県民の日」特別開館
熊谷市ムサシトミヨ保護センターを埼玉県民の日に特別開館 し、解説による啓発活動を行いました。
- 64 -■ムサシトミヨ水槽展示
くまがやエコライフフェア2016会場での展示 ・実施日:5月28日、29日
市立小学校での展示
・男沼小学校 実施期間:12月15日~12月21日 ・妻沼小学校 実施期間:1月10日~1月16日 ・秦小学校 実施期間:1月20日~1月26日 ・長井小学校 実施期間:2月1日~2月7日 ・太田小学校 実施期間:2月10日~2月16日 ・妻沼南小学校 実施期間:2月22日~2月28日 ・市田小学校 実施期間:3月1日~3月7日 ・吉見小学校 実施期間:3月9日~3月15日 江南行政センターでの常設展示
・実施日:通年
■ムサシトミヨ連絡帳配布
ムサシトミヨの生態や生息環境について、小学生にわかりやすく 記載した連絡帳を市内の小学1年生全員に配布し、小学生を通じた 家庭におけるムサシトミヨの普及・啓発を行いました。
■ムサシトミヨパンフレットの配布
ムサシトミヨの生態などが書かれたパンフレットをムサシトミヨ保 護センター来場者やイベント参加者などに配布し啓発を行いました。 ■ムサシトミヨ塗り絵展の開催
熊久ふるさと会、熊久こども会が実施した、ムサシトミヨ塗り絵を江 南庁舎1階ロビーに展示しました。
・実施期間:1月16日~2月3日 4 ホタルの保護の推進
(1)ホタルの発生状況調査
生息場所及び発生状況を把握するために、「熊谷市ほたるを保護する会」 により、ホタルの発生状況調査を行いました。
■平成28年度:保護重点区域内の発生数:608匹
※熊谷市ホタルの保護に関する条例によるホタル保護重点区域7か所にお いて最も多くホタルが発生した日の合計匹数(※保護重点区域:押切、 樋春、千代、柴北、柴南、小江川、上新田。)
(2)こうなんホタル祭り
6月4日には、第8回こうなんホタル祭りが開催されました。 (3)NPO法人熊谷市ほたるを保護する会
・カワニナ密漁防止パトロール・ホタル生息地の環境整備を実施 しました。
・親子で自然に楽しむイベント「ホタレンジャー」を開催しまし 月 日
調査地点
押切 樋春 千代 柴北 柴南 小江川 上新田 つけぎ沼 合計
5
26 14 69 97 111 16 20 49 98 474
27 - - - 71 97 168
28 - - - 192 192
29 - - - 92 189 281
30 7 34 109 110 5 14 73 97 449
31 - - - 139 235 374
6
1 - - - 168 168
2 6 70 178 91 18 11 85 189 648
3 331 331
4 江南ほたる祭り 298 298
5 - - - 130 380 510
6 3 90 280 58 47 20 110 138 746
7 - - - 148 148
8 - - - 85 85
9 1 37 131 37 43 28 105 32 414
10 - - 68 - - - 68
11 - - 82 - - - 82
12 - - 81 - - - 81
13 0 8 76 - 24 32 29 9 178
14 - - - 12 12
15 - - - 5 5
16 0 3 30 - - 22 11 5 71
17 - - - 9 9
18 - - - 11 11
19 - - - 3 3
20 0 2 9 0 5 18 3 4 41
21 - - - 1 1
22 - - - 0 0
23 0 1 3 0 2 11 0 0 17
- 66
-内容:子どもたちが自然に親しむことを目的とし、昔ながらの稲作りや里山・水路での生物観察会 を実施しました。
・埼玉県内で行われる各種イベントに参加し、「熊谷で自生するゲンジホタル」のPR活動を行いまし た。
・「ほたる通信」を発行しました。(年2回)
・ホタルシンポジウム『ホタルや熊谷の自然の対談』を開催しました。(2月19日) ・千代地区の荒廃田を憩いの場として活用するため、整備事業を行いました。
・その他、ホタルガイド養成講座や「ホタルがわかる塾」の開催、県外研修など通して、ホタルの保 護や自然環境保全に関する活動を実施しました。
(4)地域における取組 ■別府沼を考える会の取組
別府沼の自然保護や清流の復元などを目的としている会で、沼の浄化に関する啓発活動や清掃活動、 湿生植物の保護育成、観察会の実施など、幅広い環境保護活動を行っています。
■熊谷市別府ホタル愛好会の取組
熊谷市別府ホタル愛好会が水環境保全の一環として、ホタルの飼育、放流を行いました。6月には「第 18回ホタル祭りin別府沼公園」も開催され、多くの人でにぎわいました。
・放流したホタル:ヘイケボタル約50,000匹 ■久下小学校校区連絡協議会の取組
久下小学校校区連絡協議会が地域づくり応援事業として、ホタルの飼育、放流、保護、鑑賞会を実施 しました。河川敷の草刈や見学できる区域の整備など、河川の美化活動も併せて行いました。 ・鑑賞会参加者:約820人
・放流したホタル:ヘイケホタル約600匹
5 特定外来生物の対策
(1)アライグマの対策
■アライグマなど特定外来生物の生息域は市域中に広まっており、これまで被害がなかった地域におい ても農業被害等が発生しています。
■アライグマによる家屋や農作物への被害が増加しています。 埼玉県アライグマ防除計画に基づき延べ555か所にわなを 設置し256頭を捕獲しました。
■捕獲頭数の推移
■市民への情報提供
増加するアライグマの特徴及び特性を知り被害を少なくするため、市政宅配講座に関連講座を設けま した。
講座名:「”特定外来生物”アライグマの防除について」(平成28年度は1回実施) 年度 H24 H25 H26 H27 H28
施策②
里山・樹林地の保全
1 里山の保全
(1)里山保全活動
実施団体:三本自治会
内容:里山約2haを皆さんの安らぎの場として整備することを
目的として、平成20年度から保全活動を開始しました。
里山保全活動として、毎月1回(第2日曜日)に地元の里山に自治会員等が集合し、下草刈り・ 枝打ち等を行っています。また、焼き芋大会等のイベントも実施し、地域住民との交流を図ってい
ます。
実施団体:小江川自治会
内容:小江川地区内の里山に10年をかけて1,000本の桜を植栽する計画で平成21年から活 動を開始しました。ボランティアによる里山の下草刈り、木の伐採等を事前に行い、100本 の桜の苗木を植栽、また、桜の植樹地を結ぶ遊歩道を整備しました。ボランティア参加者には 地域住民のほか、苗木里親制度による地域外住民も参加し、新たな人的交流が生まれ、里山保 全活動の広がりが図られました。
実施団体:NPO 法人熊谷市ほたるを保護する会
内容:平成25年度実施 市民協働「熊谷の力」市民のためのふるさとの森事業として江南地域の 荒廃した古道や里山の沿道の境を下草刈り等をした後、杭、ロープ等により遊歩道として整備 しました。平成28年度は、市からの里山保全事業補助金を活用し、引き続き下草狩りなどの 維持管理を行うとともに、子どもたちに里山の魅力を伝えるため、休耕地を整備し体験イベン トを行ったり、カブトムシやクワガタの住む森づくりを行いました。
実施団体:観音山保存会
内容:平成28年度実施【市民協働「熊谷の力」名勝『三尻観音山』保全活動事業】として、三ヶ 尻地区にある観音山の絶滅の危機にある里山植物の保護と景観美の醸成のため、危険樹木(立 ち枯れ、倒木、老木等)の伐採や山の清掃活動を実施しました。また、市民の憩いの場として、 遊歩道の造成・拡張、擬木を利用しての階段設営、土留め等の整備を行いました。なお、平成 29年度以降も、保全活動を継続して行う予定です。
(2)里山への不法投棄防止
- 68
-施策③
エコ・ネットワークづくり
荒川・利根川を中心とした水辺や樹林は多様な生物の生息環境の核として、また市街地周辺に点在する 屋敷林等は小規模な生息域として、いずれも生物の良好な生息域となっています。
現在、ムサシトミヨが生息する元荒川、ホタルが生息する南部の里山、荒川大麻生公園、三ヶ尻観音山 周辺など自然が豊かな地域では、市民団体を中心に自然保護活動が行われています。
【参考】熊谷市内を活動拠点とする埼玉県生物多様性保全活動登録団体
番号
登録
番号
団体名 主な活動場所
① 9 江南の藤保存会 板井地内
② 31 北部埼玉自然観察グループ 駒形公園ほか
③ 38 晴湖の道保存会 上川上地内
④ 39 NPO法人熊谷市ほたるを保護する会 江南地区
⑤ 51 別府沼を考える会 別府地区
⑥ 53 熊谷市ムサシトミヨをまもる会 元荒川ムサシトミヨ生息地
⑦ 73 熊谷山草会 県営荒川野鳥の森ほか
⑧ 118 熊谷市立久下小学校 熊谷市内
⑨ 119 熊谷市立江南南小学校 熊谷市内
⑩ 120 熊谷市立佐谷田小学校 熊谷市内
⑪ 121 熊谷市立熊谷東中学校 熊谷市内
⑫ 144 伊弉諾神社自然遺産保存会 伊弉諾神社及び上川上地内
⑬ 145 NPO法人くまがや地域通貨研究会 市民活動支援センターほか
⑭ 176 埼玉県立熊谷高等学校 校内(希少野生動植物種の保護増殖)
⑮ 申請中 観音山保存会 三尻観音山
豊かな自然環境を守り次世代に引き
継ぐため、保全活動の取り組みに参加し
ている団体等の活動の輪を広げていくこ
とを目的として創設された埼玉県の登録
制度です。
登録団体は、次のような取り組みをし
ています。
・希少野生生物び保護活動
・外来生物の駆除活動
・里地里山湿地の保全活動
・緑地・公園の自然環境保全活動
・環境保全型農業活動
(農作物等環境に配慮した生産活動)
・種の保存・地域固有種(在来大豆等)の
農作物の生産活動
- 70
-★
環境指標と進捗状況
■進捗状況
基本方針Ⅱ‐2「豊かな自然環境の保全・創造」では、ホタル確認数は、昨年度に比べ増加しました。 「熊谷市ほたるを保護する会」の保護活動も活発に行なわれており、安定した数値を保っています。
「市の魚」であるムサシトミヨは「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」やムサシトミヨ保全推進協議会に よる保護や普及啓発がなされ、環境意識の向上に貢献しています。
自然環境保全活動に参加した市民の割合は年々減少傾向にあります。自然環境の大切さを見直すための 啓発活動について市民団体と協働しながら取組みを進めていくことが今後の課題となります。
H1 9 年度 4 ,5 6 0 ◎ H2 4 年度 2 ,7 8 0 × H2 5 年度 1 ,4 3 5 × H2 6 年度 2 ,5 0 7 × H2 7 年度 1 ,4 5 0 × H2 8 年度 2 ,2 2 8 × H1 9 年度 ― - H2 2 年度 2 2 ,6 5 5 ○ H2 4 年度 ― - H2 5 年度 ― - H2 6 年度 ― - H2 7 年度 2 ,3 4 5 × H2 8 年度 ― - H1 9 年度 4 2 4 ○ H2 4 年度 9 4 1 ◎ H2 5 年度 4 5 9 ○ H2 6 年度 4 1 6 ○ H2 7 年度 5 5 0 ◎ H2 8 年度 6 0 8 ◎ H1 9 年度 7 2 △ H2 4 年度 8 3 △ H2 5 年度 8 7 △ H2 6 年度 8 7 △ H2 7 年度 8 7 △ H2 8 年度 8 7 △ H1 9 年度 1 8 .0 - H2 4 年度 1 8 .6 △ H2 5 年度 1 6 .4 × H2 6 年度 1 5 .7 × H2 7 年度 1 6 .5 × H2 8 年度 1 4 .6 × N o . 環境指標 単位
計画策定時 現状値 ( H 1 8 年度)
計画策定時 中 間 目標値 ( H 2 4 年度)
目指す 方 向 ( H 2 9 年度)
年度 値
評
価
2 0 7 河川清掃活動参加者数 人 4 ,0 0 0 4 ,3 0 0 4 ,0 0 0
2 0 8
ムサシトミヨの生息数
※生息数調査は関係機関と調整して 実施
匹 1 5 ,7 00 2 2 ,0 0 0 3 2 ,0 0 0
2 0 9
ホタルの保護重点区域内のホタル確認数 ※熊谷市ホタルの保護に関する条例によるホタル 保護重点区域7か所において 最も多くホタルが発 生した日の合計匹数
匹 2 0 3 3 9 0 5 0 0
2 1 0 環境保全のための樹木等の面積 h a 7 2 1 0 0 1 0 0
2 1 1 自然環境保全活動に参加した市民の割合 %
1 8 .0 ( H 1 9 年度)
3 0 4 0
本市には、平山家住宅などの建造物や多様な自然と一体となった歓喜院聖天堂・貴惣門や宮塚古墳等、 数多くの歴史・文化遺産が文化資源として継承されています。
多様な自然を有する歴史・文化遺産は景観環境資源であるとともに、歴史的建造物とあわせて先人のか つての生活様式を学ぶことのできる貴重な財産です。私たちはこうしたものから郷土への誇りと愛情をも ち、伝統を大事にする心を醸成し、多様な歴史・文化遺産を将来へと引き継いでいかなければなりません。
◆本市の施策
施策①
文化財の保護及び市史の編さん
1 文化財の保護
(1)文化財の調査、保存、活用
年間を通して、指定文化財および文化遺産についての調査研究を行いました。
建造物並びに有形文化財、史跡名勝、有形民俗文化財、無形民俗文化財、天然記念物・埋蔵文化財 の保護を行う他、市指定文化財候補の調査を行いました。
そして文化財保護審議会にその調査結果の報告をし、併せてその調査内容を踏まえ、保存計画の策 定や公開事業などの活用について検討を行いました。
平成28年度は「みかりや」関連資料に関する調査を行い、平成29年3月31日に市指定文化財 に指定しました。また、市指定文化財「愛染明王」を安置する愛染堂の修復が完了したことから、特 別に一般公開を実施しました。
(2)文化財の歴史的価値の啓発
文化財の歴史的価値を広く市民に知ってもらうための活動を行いました。
・文化財説明板を設置。(諏訪神社本殿、妻沼聖天山関連国登録有形文化財建造物9件)
・国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」特別公開。(11月14日・埼玉県民の日、見学者35人) ・古代体験事業「あなたも古代人」の実施(夏期休業中7月~8月、参加者192人、11月14日、
埼玉県民の日、参加者48人)。
・江南文化財センター企画展の開催(弥生時代の石器展・通年、池ノ上遺跡展・11月~4月、諏訪 神社本殿展・6月~11月、柴田家書院展12月~3月)。
・江南文化財センター出張展の開催(開催場所:熊谷図書館、池ノ上遺跡最新出土遺物展・5月~1 1月、樋の上遺跡最新出土遺物展・11月~6月)。
・宮下遺跡見学会の開催8月6日、見学者150人)。
・「多岐にわたる文化財の情報を世界に向けて発信するサイト「熊谷デジタルミュージアム」の運営 ・江南文化財センターの情報誌「文化財情報(BUNKAZAI情報)」の発行
(年2回。各回1,000部発行) (3)「歓喜院聖天堂」の国宝指定
妻沼聖天山の本殿である「歓喜院聖天堂」は、平成24年7月に国宝に指定されました。この度 の国宝指定は、本県の建造物として初の栄誉であり、昭和25年の文化財保護法の制定以降、熊谷 市においては初めての国宝指定となります。
- 72
-2 熊谷市史の編さん
(1) 市史編さん室による調査等
市の広範な歴史を体系的にまとめ、本市の歴史を将来の世代に伝えるために、平成20年度から 本格的に始まった「熊谷市史」の編さんを引き続き行いました。平成28年度に行った主な調査は 以下のとおりです。
・古文書調査(4件、約120点)
・仏像及び仏画の調査(13寺、約280点) ・行政文書調査(県、市)
・新聞記事調査(約2,000点)
・考古資料の整理・調査及び歴史的公文書の選別・整理・保存 (2) 熊谷市史専門部会による調査・執筆等
考古、古代、中世、近世、近代、現代、妻沼聖天山の建築、仏像の各専門部会がテーマごとに 調査を行いました。
調査内容
・仏像に関する調査 ・中世石造物に関する調査
・古文書、行政文書、新聞・雑誌、民俗資料、考古資料などの調査 (3)市史刊行物
平成28年度は以下の書籍を発刊しました。 ・「熊谷市史研究」第9号 平成29年3月発刊
・「熊谷市史料集3 元素楼養蚕関係文書」 平成29年3月発刊 ・「熊谷市史料集4 近世道中記」 平成29年3月発刊
・「調査報告書第2集 別府地域出土資料報告」 平成29年3月発刊 (4)市史編さん委員会
・開催日:平成29年3月24日 ・場 所:妻沼中央公民館・妻沼展示館
施策②
伝統文化の保護・伝承
1 伝統文化と親しむ機会の創出
(1)伝統文化の鑑賞や発表 ■第9回地域伝統芸能今昔物語
・内容:市内の市指定無形民俗文化財と地域に根ざした芸能との共演 市指定無形民俗文化財20件の概要についてパネル展示 ・開催日:11月23日
・会 場:妻沼中央公民館 ・来場者数:約780人 ■直実市民大学共通学習
・主催:中央公民館
・内容:歌舞伎鑑賞教室 91人参加 能楽入門 91人参加 (2)伝統文化を学習する機会の創出
■「子ども歴史教室」「熊谷の歴史を学ぶ会」 ・内容:「私たちの郷土・やさしい熊谷の歴史」 ・開催回数:12回
・参加人数:535人
■ 郷土資料展示室における企画展示 ・年間入場者数:23,981人
■市政宅配講座「伝統芸能の世界 今昔物語」の実施 ■「お茶会」「俳句入門講座」の実施
日本の伝統文化である「茶道」「俳句」に親しむ機会を設けました。 ・開催回数:楽しいお茶会 8回 (460人参加)
うちわ祭りお茶会 1回 (54人参加)
お茶に親しむ会(小中学生対象) 1回 (274人参加) 俳句入門講座 5回 (8人参加)
■中央公民館学級講座
・内容:初夏の文化財めぐり (26人参加) 秋の文化財めぐり (28人参加) (3)伝統芸能継承育成活動
- 74
-★
環境指標と進捗状況
■進捗状況
基本方針Ⅱ‐3「歴史・文化的環境の保全」では、平成25年に開設された熊谷市スポーツ・文化村「く まぴあ」の利用者が市民に浸透したため、「定期的に文化活動に親しむ市民の数」が増加しています。
また、直実市民大学や公民館の各種講座において伝統文化を学習する機会を設けており、本市の伝統芸 能の継承に寄与しています。
H1 9 年度 4 8 ,3 6 5 - H2 4 年度 4 6 ,5 2 5 × H2 5 年度 4 6 ,9 7 7 × H2 6 年度 5 9 ,8 8 4 ○ H2 7 年度 1 6 3 ,7 7 4 ◎ H2 8 年度 1 9 3 ,6 0 5 ◎ H1 9 年度 6 ,1 2 4 - H2 4 年度 1 2 8 ,6 8 5 ◎ H2 5 年度 8 8 ,5 7 2 ○ H2 6 年度 5 9 ,6 7 3 ○ H2 7 年度 5 8 ,7 2 7 ○ H2 8 年度 5 4 ,2 2 4 ○ N o . 環境指標 単位
計画策定時 現状値 ( H 1 8 年度)
計画策定時 中 間 目標値 ( H 2 4 年度)
目指す 方 向 ( H 2 9 年度)
年度 値
評
価
2 1 2 定期的に文化活動に親しむ市民の数 人
4 8 ,3 65 ( H 1 9 年度)
5 1 ,5 0 0 8 5 ,5 0 0
2 1 3 文化財施設の利用者数 人
6 ,1 2 4 ( H 1 9 年度)
9 ,5 0 0 1 0 5 ,0 0 0
本市は、一人一日当たりのごみの排出量が県内の他市町村よりも多い傾向にあることから、3R(廃棄 物の発生抑制=リデュース、再利用=リユース、再生利用=リサイクル)を徹底することによりごみの減量 を推進しています。今後も市民や事業者が一体となって、3Rへの取組を更に拡充し、資源循環型社会の 形成を目指します。また、これらへの対応のための意識啓発に努めます。
◆本市の施策
施策①
廃棄物の発生の抑制、再利用の促進
1 3R運動の推進
(1)不用品斡旋事業(ゆずってほしいゆずりますコーナー)
家庭から出た不用品(衣類・家具・電気製品・ベビー用品・その他耐久日用品等)を必要とする人 へ斡旋する業務を行いました。
・登録総数:24件(うち成立件数:0件) (2)資源物の分別の徹底
資源物の分別をより正確に理解いただくため、ホームページへの掲載、メルくまでの配信、市報へ の掲載、くらしのカレンダーや分別一覧表の配布を行いました。
また、ごみ集積所の看板や分別されていないごみに貼るための啓発シールを作成し、分別して出す 周知を行いました。
さらに、リサイクルフェアやエコライフフェアでは、分別についての啓発を行いました。 【分別したゴミの種類と回収量】
また市民からの問い合わせに対し、家電4品目の処理方法などの指導やパソコンに係る各メーカー のリサイクルセンター、廃食用油の回収業者などの紹介を行いました。
・有害ごみの拠点回収 廃乾電池:41.85t 廃蛍光管:31.44t 鏡他 :10.37t
(3)市民のリサイクル活動の支援
日常生活から排出される廃棄物の中で再利用できる資源を集団回収する団体にリサイクル活動推進
/kg /kg
分別回収した ごみの種類
回収量 平成26年度
回収量 平成27年度
回収量 平成28年度 カン 489.775t 458.685t 434.330t ビン 1,338.000t 1,277.870t 1,225.640t ペットボトル 519.120t 507.495t 500.020t 不燃ごみ 1,302.450t 1,429.890t 1,279.520t 紙資源 3,237.450t 3,111.010t 2,786.060t 粗大ごみ 482.350t 488.465t 461.675t 小型家電 213.590t 219.755t 226.620t ※小売店などで店頭回収された資源ごみ(ペットボトル等)は上記回収量に含みません。
- 76 -(4)ミックスペーパー分別回収の取組
本庁舎及び各行政センターから排出された紙ごみ(ミックスペーパー)を回収して製紙業者におい てトイレットロールに再生し、その一部を購入し、広く配布することでリサイクルの啓発を行いまし た。
・実績:回収量 17,430kg、トイレットロール購入数 3,000ロール (5)エコショップ認定事業の実施
レジ袋の削減や資源化物の店頭回収などに積極的に取り組む小売店を熊谷市がエコショップとし て認定する制度です。認定店の普及と利用者の協力によりごみの減量とリサイクルの推進を図りまし た。
(6)食品残渣やし尿汚泥、畜産系廃棄物等の再利用
今まではごみとして処分していた有機物についても、肥料化等を行い農地に戻すことや、再資源化 し有効活用することで、ごみの排出抑制を図りました。
その他、下水汚泥の一部については、セメントの原料としてリサイクルをしました。 ■第一水光園の取組
し尿処理工程で発生する脱水汚泥(年間1,367.06t)を肥料会社へ搬出を行い、資源の 有効活用を行いました。
■荒川南部環境センターの取組
し尿処理工程で発生する乾燥汚泥年間12.5tと公共施設の生ごみ年間2.3tから汚泥発酵 肥料を生産し販売(100円/10kg)しました。
・肥料生産量:14,650kg ・肥料販売量:14,360kg ■めぬま有機センターの取組
環境保全型農業並びに資源循環型農業の確立を目的として、市内の酪農家から排出された「牛糞 尿」(3,787t)を原料に「もみがら」と「麦わら」を混入し、乾燥・発酵させて、有機堆肥と して再資源化を行いました。
堆肥は「めぬま堆肥くん」として、10キロ詰めの袋で、JAくまがや各営農経済センター・道 の駅めぬまで販売しているほか、希望の方には、直接ほ場に運んで堆肥の散布もしています。 ・堆肥販売量:1,627t
種 別 回収量(kg) 奨励金(円)
紙 類 3,269,643㎏ 11,564,847円
金 属 類 57,101㎏ 203,847円
布 類 25,351㎏ 89,842円
ビ ン 類 1,794㎏ 6,293円
廃食用油 3,157㎏ 11,490円
家庭系生ごみ 28,000㎏ 100,936円
合 計 3,385,046㎏ 11,977,255円
リサイクル活動登録団体数:379団体(H29.3.31現在)
■下水道の取組
妻沼水質管理センターで発生する下水汚泥は、セメント原料として資源の有効活用を図るために、 市内のセメント工場に委託を行い有効活用しました。
■給食センターの取組
学校給食センターで揚げ物に使用した食用油は、全量をリサイクル業者に売り払い、再資源化を 行いました。食用油は主にバイオエネルギーとして再利用されました。
・熊谷学校給食センター 約8,700ℓ ・江南学校給食センター 約2,100ℓ ■生ごみ堆肥化
生ごみ再資源化事業として、家庭及び給食センターから排出された、生ごみの一部97.39t(う ち給食センター分約69.98t)をNPO法人くまがや有機物循環センターに委託し堆肥化を行い、 再資源化を行いました。
■剪定枝の再資源化
市の業務から発生する剪定枝をリサイクル業者に搬入し、助燃材として再資源化しました。 (7)リサイクルフェアの開催
ごみとして出された古本・ジーンズ等を手入れし、販売することを通じて、市民に本市のごみの分 別の仕方をPRし、ごみの減量化及び資源循環の考え方を啓発するとともに、理解を深めていただき ました。
■リサイクルフェア
・実 施 日:(春) 5月21日 (秋)10月22日 ・来場者数:(春)900人
(秋)850人
・場 所:環境美化センター地内 (8)市民団体等の取組
■「くまがやくらしの会」による活動
古着をリフォームし、洋服やエコバックを作成し、市内の各種イベントにおいて展示や情報提供を 行いました。
(9)資源物持ち去り者の検挙
集積所から資源物を持ち去った者の検挙を行っています。平成28年度は被害届を提出する事例は 発生しませんでした。
(10)マイバック・マイボトル利用の啓発
- 78 -(11)ごみ分別アプリの活用
ごみ分別方法や有害ごみの回収場所など、ごみの分別に必要な 情報や注意点をスマートフォンで手軽に確認できる、アプリを作 成しました。
■主な機能 ・収集カレンダー ・ごみ分別辞典 ・アラート機能 ・マップ機能
2 ごみの排出抑制への支援
(1)生ごみ処理容器等の補助
家庭から排出される生ごみの堆肥化等による再利用や自家処理の普及・啓発を図り、排出量の削減 を目的にコンポスター等の購入に対し、補助金を交付しました。
・コンポスター:47基 224,100円 ・バケツタイプ:4基 6,700円
・電気式生ごみ処理機:34基 978,100円 (2)生ごみの水切りの推進
家庭から排出される生ごみの減量化及び焼却時間短縮のため、生ごみの水切りを推進しました。平 成28年度は水切りグッズ使用してもらうため、市民モニター100人を募集し、効果を検証しまし た。水切りグッズを使用した場合、使用前と比較して重量が約8%減量されることが確認できました。 結果の詳細については83ページに記載しています。
(3)家庭系木質ごみの減量のための支援策 ■枝葉粉砕機貸出し事業の実施
従来焼却処分されていた剪定枝についてチップ化し再利用することを目的として、市が所有する 枝葉粉砕機を市民に貸出しをしました。
・貸出し件数:23件 ・処理量:2,041kg (4)給食残渣の削減
給食の食べ残しをしないよう児童に教育するとともに、給食残渣量のサンプル調査を実施し、調理 方法や献立作成の参考として、食品ロスの削減に努めました。
3 ごみの資源化の推進
(1)大里広域市町村圏組合の取組
熊谷衛生センター及び江南清掃センターにおいて、燃えるごみとして搬入されたものの内、紙類(雑 誌、新聞紙及びダンボール)について、搬入者の了解を得て古紙業者に売却しました。
・売却量:72.5t(熊谷衛生センター:53.87t、江南清掃センター:18.59t) 熊谷衛生センター及び江南清掃センターから排出する焼却灰は、セメント工場にてセメント原料と して資源化しました。
大里広域クリーンセンターにおいて、手選別及び機械選別により、鉄、カレット、空きビン、ペッ トボトル、非鉄金属などを回収しリサイクル業者に売却しました。
・搬 入 量:4547.57t ・資源化量:29.55t ・資源化率:65.0% (2)学校給食センターの取組
給食食材の入っていた箱を分別し、ダンボールを古紙業者に売却しました。 ・実績:ダンボール 26.65tn
(熊谷学校給食センター:24.44t、江南学校給食センター:2.21t) (3)ペットボトルエコステーションの設置
清涼飲料水の需要が増える夏季に市役所や各行政センター、公民館など37の公共施設に「ペット ボトルエコステーション」を設置しペットボトルの資源回収を行いました。
・回収量:6.135t
(4)「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」への参加
これまで燃えるごみとして出されていた、「使用済みインクカートリッジ」の回収箱を市内8箇所 に設置し資源を有効活用することで、ごみの減量化を図りました。平成28年度は約125kgのイ ンクカートリッジを回収し、再資源化しました。
【インクカートリッジ里帰りプロジェクト】
使用済みインクカートリッジの回収から再資源化までのリサイクル活動を推進するため、プリンター メーカーが共同で運営するプロジェクトです。
4 計画的な廃棄物処理の推進
(1)熊谷市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
ごみ処理施策の計画的な推進を目的に平成20年度に策定した一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(計 画期間平成21~30年度の長期計画)に基づき、当該年度のための熊谷市一般廃棄物処理実施計画 を策定し、これに基づきごみ処理を行いました。
施策②
不法投棄対策の推進
1 産業廃棄物対策
(1)不法投棄されている産業廃棄物の山の解消
- 80 -撤去しました。
(3)不法投棄パトロールの実施
・市では、年12回(うち1回は埼玉県北部環境管理事務所との合同)産業廃棄物の山の不法投棄監 視パトロールを行い、産業廃棄物の山21か所に新たに廃棄物が持ち込まれないように監視を行いま した。また、不法投棄禁止を呼びかける看板の設置及び交付をしました。
・農地に産業廃棄物の山を造らせないために、農地パトロールを毎月2回定期的に実施するとともに、 農業委員に呼びかけ監視・通報体制を整え、不法投棄を未然に予防しました。
その他、市報に関連記事を掲載し、一般市民にも監視・通報を呼び掛けました。 (4)廃棄物処理の適正指導
■一般廃棄物収集運搬許可車両の搬入状況検査
年間6回一般廃棄物収集運搬許可車両によるごみの搬入が適正に行われているかの抜き打ち検査 を熊谷衛生センターにて実施しました。併せて排出業者あてのチラシを作成し、収集運搬事業者を 通じて配布しました。
■事業者のごみ処理の周知
市報やホームページ等において、事業系ごみの適正処理について周知を図りました。
2 ごみの散乱防止策の啓発
(1)ひろえば街が好きになる運動
ひろえば街が好きになる運動をJT(日本たばこ産業㈱)との共催で、埼玉県一般廃棄物連合会・ 熊谷市環境衛生組合の協力を得て、うちわ祭にあわせて実施し、市民やお祭に来ていた方に参加して いただき、環境美化思想の啓発を行いました。
・実施日:7月21日、22日 ・参加者数:385人
(2)路上喫煙状況調査
路上喫煙による受動喫煙被害と吸殻のポイ捨てを防止するため「熊谷市路上等の喫煙及び吸い殻の 散乱の防止に関する条例」による迷惑喫煙の防止対策を実施しています。
熊谷駅周辺及び籠原駅周辺で通勤通学時間帯及び夕方に、路上喫煙者数の調査を実施しました。 ・実 施 日:平成28年11月21日、25日、29日、12月26日、1月10日
・路上喫煙者数:41人 ・散乱吸殻本数:607本
(3)熊谷市土砂等のたい積に関する条例
(4)あき地の適正管理
市民からの相談等に基づき、熊谷市あき地の環境保全に関する条例により、不法投棄、害虫、火災 の発生を未然に防止することを目的として、現地確認及び所有者の調査を行い、あき地の所有者に適 正な管理をするよう促しました。
・指導件数:181件(相談件数:192件) (5)ごみ集積所の整備
■自治会などへごみ集積所の看板・マグネットシート、カラス除けのネットなどを無料配布しました。 ・支柱 54本 ・台座 51個 ・看板 169枚 ・水曜プレート 80枚
・マグネットシート(カン) 198枚 ・マグネットシート(ビン) 183枚
・マグネットシート(ペットボトル)173枚 ・マグネットシート(不燃ごみ) 171枚 ・カラス除けネット 414枚
(6)ごみ散乱防止パトロール