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ISSN X 2021 年 4 月 25 日発行 ( 年 4 回発行 ) 第 12 巻第 2 号 世界の最新鉄道技術 グローバル時代の鉄道技術者 マネジメント層のための総合情報誌 出典 Eisenbahntechnische Rundschau 出典 Railway G

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2021.4

2021年4月25日発行(年4回発行)第12巻第2号

世界の最新鉄道技術

グローバル時代の

鉄道技術者・マネジメント層

のための総合情報誌

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

出典 Railway Gazette International

ISSN 1884-734X

(2)

Table of Contents

海外主要鉄道誌 抄録  World Report Digest

p3 記事抄録対象誌の概要

p4 海外主要鉄道誌 抄録

p4

FreeRail プロジェクトのための近代化基金“mFUND”

p5

ÖBB のフレームワーク計画 2021-2026

p6

短距離航空便の鉄道への置き換え

p7

ウイーン地下鉄の建設プロジェクト

p8

時刻表の自動作成における課題

p9

鉄道を再活性化するためのタイムテーブルの構想

p10

停車位置正確性の評価・向上プロジェクト

p10

列車運転士と駅指令のコミュニケーション手法

p11

安全性評価報告の作成過程

p12

持続可能な植生管理

p13

鉄道騒音の監視技術

輸送・安全・環境

p14

正確な軌道計測に向けた新装置の導入

p15

正確な列車位置を決める軌道データ

p16

環境適合性と防食性に優れた締結装置のコーティング材

p17

光ファイバーによるレール破損の検出

p18

クラウドで動作する自動警報システム

p19

世界初の水素駆動レール削正装置

p19

ハイブリッド・タンピング・マシンの優れた性能

p20

ダイナミック・スタビライザによるつき固め効果

p21

旅客駅の投資および保全戦略

p21

チェネリ・ベーストンネルの開業

p22

チェネリ・ベーストンネル開業による NEAT ジグゾーの完成

p23

ドイツ高速鉄道線の大規模プロジェクト

p24

ビジネスユースケースを使用した BIM の適用

p25

植生管理の新たな手法

軌道・構造物

2

World Railway Technology 2021.4

海外鉄道技術情報

世界の最新鉄道技術

出典 Der Eisenbahningenieur 「ローテンツルム駅における測定設備の実装(原典: SOB)」(P10) 海外鉄道技術情報 第 12 巻 第 2 号  2021 年 4 月発行(年 4 回発行) 監修・発行所:公益財団法人 鉄道総合技術研究所 〒 185-8540 東京都国分寺市光町 2-8-38

Ⓒ 2021 Railway Technical Research Institute 本誌に関するお問い合わせ先

(3)

p26

ハイブリッド駆動の入換機関車

p27

鉄道は水素技術の実用化を先導する

p28

鉄道車両の予知保全のための IoT

p28

台車センターにおける検査

p29

車輪・レール間の駆動力に対する散砂の効果

p30

貨車の車載型診断システム

p31

貨物列車用ブレーキ試験の自動化

p32

貨車用デジタル自動連結器の普及促進

車 両

p33

回生電力を変電所へ返還する

p34

電車のブレーキエネルギーで電気自動車を充電する

電 力

p35

CBTC における機能割り当て

p36

フィンランドの ERTMS 計画と信号システム

p37

ETCS:列車制御の過去、現在、そして未来は?

p38

ドイツ鉄道で実用化されているバリス技術

p39

操車場における自動運転試験

p40

スウェーデンの新世代踏切

p41

輸送システムの安全規格を比較展望する

p42

鉄道分野へのドローンの投入

情報・信号通信

2021.4 Vol.12 No.2

「Digirail の目標」(原典:Finrail ltd/Digirata)(P36)出典:SIGNAL+DRAHT

「作業現場の安全のための無線警報装置 ZPW126-10」(P18)出典:Der Eisenbahningenieur 「トンネル内において水素を冷却するための排気シミュレー ション」(P19) 出典:Der Eisenbahningenieur 「車輪・レール間への散砂」(P29) 出典:Eisenbahntechnische Rundschau

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World Railway Technology 2021.4

海外鉄道技術情報

世界の最新鉄道技術

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記事抄録対象誌の概要

 本誌で紹介する海外鉄道技術誌の抄録対象は以下の 5 誌です。写真や図表とともに記事の抄録をしています。

発行:毎月 分野:鉄道全般 言語:英語 概要:世界の鉄道に関する最新のニュースや技術 を紹介しています。数行のブリーフニュー スから 1 ~ 4 ページの特集記事で構成し ています。

① RGI: Railway Gazette International

発行:年 10 回 分野:鉄道輸送、車両、軌道・構造物、情報・信 号通信など 言語:独語(特集記事は英語サマリーあり) 概要:ドイツを中心にした最新の鉄道技術を紹介 し、ほぼ全分野の記事になります。

④ ETR: Eisenbahntechnische Rundschau

発行:年 10 回 分野:情報・信号通信 言語:独語・英語併記 概要:ドイツを中心にした情報・信号通信分野に おける最新の鉄道技術を紹介しています。 本文、図表キャプションともに独語と英語 を併記しています。

⑤ SD: SIGNAL+DRAHT

発行:年 2 回 分野:都市鉄道 言語:英語 概要:世界の鉄道のうち、地下鉄、路面電車、ラ イトレールなどの都市鉄道に関する最新の ニュースや技術を紹介しています。RGI 誌 の姉妹誌です。

② MRI: Metro Report International

発行:毎月 分野:軌道・構造物、鉄道輸送、情報・信号通信、 車両など 言語:独語 概要:ドイツを中心にした最新の鉄道技術を紹介 し、約半数が軌道・構造物分野の記事にな ります。

③ EI: Der Eisenbahningenieur

(5)

 DB(ドイツ鉄道)の路線長 34,400km の沿線で不断に

成長する植生を制御し、手入れすることは時間的、人工的

にも厳しい課題である。決められた交通安全義務を守るに

は、少なくとも年 1 回、全路線の植生を資格のある専門家

によって検査し、文書化し、評価しなければならない。成

長期には軌道近くの植生状態が短時間で変わりうる。同時

にこの作業は鉄道輸送を阻害してはならない。この“成長

する”問題に対して、デジタルで鉄道輸送を阻害しない解

法を見出すことが、ドローン製作会社クワンタム・システ

ム社の指導下のプロジェクト連合 FreeRail の目的である。

FreeRail プロジェクトのための近代化基金“mFUND”

原題:

Modernitätsfonds “mFUND” für Projekt FreeRail

●著者・所属:Pierre Ulfig;Quantum-Systems 社、販売部長、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.10(2020-10) pp.23-25 ●言語:独語

自動的な植物解析(原典:Quantum-Systems GmbH)

出典 Der Eisenbahningenieur

PB

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(6)

 この記事はオーストリアのフレームワーク計画

2021-2026 における、ÖBB(オーストリア連邦鉄道)INFRA の

進行中および計画中の主要プロジェクトに関する内容であ

る。コロナ禍におけるこの計画では、鉄道インフラを強化

し、交通の好転を促進するだけでなく、経済への刺激策と

して持続可能な雇用を創出することが可能であるとしてい

る。ÖBB の電化区間で使用する電力は 100%が再生可能エ

ネルギー(90%が水力)から得ている。オーストリアはヨー

ロッパの中心に位置するため、多数の TEN ルート(欧州

横断ネットワーク)が同国を通過し、ルートの拡大に 対す

るヨーロッパの関心は高い。オーストリアはヨーロッパ内

の気候に優しい輸送のパイオニアとしての役割を拡大して

いる。

ÖBB のフレームワーク計画 2021-2026

原題:

“Impfung” gegen die Klimakrise: Der ÖBB-Rahmenplan 2021-2026

●著者・所属:Ferdinand Pospischil;グラーツ工科大学、教授、鉄道インフラ設計研究所所長、オーストリア ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.1(2021-1) pp.15-18

●言語:独語

ÖBB のフレームワーク計画 2021-2026(原典:ÖBB INFRA)

出典 Der Eisenbahningenieur

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(7)

 この記事は、CO

2

排出削減に関してドイツにおける鉄道

の有意性を示す内容である。短距離航空は鉄道よりも気候

に対して 7 倍以上も有害である。2018 年、ドイツ国内の

国内線は、短距離のフライトを鉄道に置き換えることによ

り、CO

2

排出量の 2~3%の節約が可能である。2025 年ま

でに計画されたインフラ対策の完了により、鉄道輸送は短

距離フライトの半分をスプリンターサービス(空港のある

都市にのみに停車する 2 時間ごとの列車)に置き換えるこ

とができる。このシェアは Deutschland-Takt 計画の対策

により、60%以上に増やすことができる。このサービスは

同計画に統合することができ、2030 年までに鉄道の輸送

量を 2 倍にする目標を達成することに役立つ。

短距離航空便の鉄道への置き換え

原題:

In welchem Umfang kann die Bahn Kurzstreckenflüge ersetzen?

●著者・所属:Werner Weigand;元ドイツ連邦鉄道庁インフラ部門長、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.11(2020-11) pp.9-15 ●言語:独語

旅客輸送における温室効果ガスの排出量(原典:Umweltbundesamt Emissionsdaten 2020)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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 交差する地下鉄新路線 U2 と U5 の建設はウイーンにお

ける最大のインフラ整備と気候変動対策プロジェクトであ

る。4 か所のジャンクションを含む 11 か所の都市内地下

鉄新駅の建設により、ウイーン市交通局の公共交通網の旅

客輸送キャパシティは現状の約 10 億人からさらに 3 億人

増加させる。完成時には車から公共輸送への旅客シフトに

より、CO

2

の削減量は 75,000t に及ぶと見込まれる。U2×

U5 インターセクション・プロジェクトにより、ウイーン

では車の走行距離にして年間 5 億 5 千万 km 相当が削減さ

れる。その後の地下鉄の延伸により、さらなる都市グリー

ン化と道路交通の削減に向けた都市計画の余地が生まれる。

ウイーン地下鉄の建設プロジェクト

原題:

Der U-Bahn-Bau Linienkreuz U2xU5

●著者・所属:Günter Steinbauer;ウイーン市交通局、技術局長兼経営委員長、オーストリア

       Martin Hrunek;ウイーン市交通局、U2×U5 総括プロジェクトマネージャー、オーストリア ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.12(2020-12) pp.78-83

●言語:独語

Schacht Triester 通りにおける工事状況(原典:Wiener Linien/Zinner)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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 この記事は、スイス鉄道の時刻表の自動作成に関する内

容である。1980 年代後半からコンピューターが使用開始

されても、担当者は時刻表の作成に多大なノウハウを必要

とした。smartrail 4.0 はアルゴリズムの助けを得て、厳し

い計画タスクを、ほぼ完全に自動的に習得することに成功

した。しかし、たとえば正しい列車の時刻や交差は時刻表

の担当者が手動で認識して計画する必要がある。IT サポー

トは現在、おもに視覚化、移動時間の計算およびデータ配

布で利用できるが、今日の動きの速い世情では、時刻表を

すばやく簡単に調整することはできない。建設現場、臨時

列車、あるいは保守作業をこの計画に「織り込む」必要が

あり、顧客は、特に貨物輸送において高い柔軟性を求めて

いる。これには未だに時刻表作成者の多くの計画スキルが

必要である。

時刻表の自動作成における課題

原題:

Unterwegs mit algorithmisch geplanten Zügen

●著者・所属:Julian Jordi;SBB 社、Smartrail 4.0、ビジネスアナリスト、スイス        Kaspar Schüpbach;SBB 社、Smartrail 4.0、ビジネスアナリスト、スイス        Thomas Künzi;SBB 社、Smartrail 4.0、製品責任者、スイス

       Thomas Wieland;SBB 社、Smartrail 4.0、製品責任者、スイス ●誌名:SIGNAL+DRAHT Vol.112 No.11(2020-11) pp.49-54 ●言語:独語 / 英語 時刻表作成の歴史(原典:SBB) 出典 SIGNAL+DRAHT 最初にアルゴリズムで計画された列車からの印象 出典 SIGNAL+DRAHT

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 この記事はドイツのマルクグレーニンゲン鉄道の再活性

化に関する内容である。ルートヴィヒスブルク地区等の各

自治体は 2017 年 4 月 6 日に二重戦略の基礎を定義した。

このなかには 2005 年にセクションごとに閉鎖されたマル

クグレーニンゲン鉄道(ルート番号 4831)の EBO(鉄道

建設および運営規則)に準拠した、ライトレール車両によ

る完全な再活性化が述べられている。また、EBO と BO

Strab(路面電車の建設と運営に関する条例)に従って、

市街地にデュアルシステムのライトレール車両を備えた低

床のライトレールシステムを導入することも含まれる。さ

らに BRT(高品質バスシステム)の導入も二重戦略の一部

である。DB Netz 社は市および / または町に代わり、計画

されたライトレールネットワークへの再活性化と統合の調

査の基礎として、タイムテーブルベースのインフラ開発を

担った。

鉄道を再活性化するためのタイムテーブルの構想

原題:

Fahrplankonzeption zur Reaktivierung der Markgröninger Bahn

●著者・所属:Stefan Baumgartner;鉄道エンジニア、フリーランス、ドイツ

       Andreas Gores;DB Netz 社、タイムテーブルコンセプトのアドバイスと市場投入管理担当、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.1(2021-1) pp.24-27

●言語:独語

タイムテーブル・バリアントツリー(原典:Gores, A., Ghotra, S.: Markgröninger Bahn - Entwicklung eines Fahrplankonzeptes - Abschlusspräsentation. DB Netz AG, Frankfurt (Main), 29.05.2019)

出典 Der Eisenbahningenieur

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 SOB(スイス南東鉄道)は 2018 年以来、現在のインフ

ラで自動運転する試行プロジェクトを進めてきた。この計

画の枠内で、マニュアル運転ならびに自動運転での停車正

確性評価のプロジェクトが生まれ、それを向上するための

簡単な方法の評価が行われた。

停車位置正確性の評価・向上プロジェクト

原題:

Pilotprojekt zur Evaluierung und Steigerung der Haltegenauigkeit

●著者・所属:Finn Wirth;Schweizerische Südostbahn 社、自動運転、サブプロジェクトリーダー、スイス ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.1(2021-1) pp.32-36 ●言語:独語 ローテンツルム駅における測定設備の実装(原典:SOB) 出典 Der Eisenbahningenieur

 相互運用可能な鉄道交通量が増加することによって、列

車運転士と駅指令間の口頭でのコミュニケーションは意思

疎通を図る上で新しい課題になっている。現在の法的根拠

によれば、列車の運転士は十分な言語スキルを持っている

必要がある。FHNW(スイス北西応用科学大学)は DESM

協会と協力して、言語トレーニングのための新しいシミュ

レーションベースの方法を開発した。SOB(スイス南東鉄

道)では列車運転士との通話をこの方法で最初に適用し、

実行された。

列車運転士と駅指令のコミュニケーション手法

原題:

Neue Methode für den Aufbau und die Erhaltung von Sprachkompetenzen von Lokführern und Fahrdienstleitern

●著者・所属:Jürg Suter;Suter Bahnkompetenz 社、CEO、スイス

       Terry lnglese;FHNW、経済学部情報システム研究所、講師、スイス ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.70 No.1+2(2021-1+2) pp.17-21 ●言語:独語 列車運転士と駅指令間の口頭でのコミュニケーションは、最新の制御技術を使 用することで、より洗練された。一方、安全関連の作業ルーチンはなくなって いる。(原典:Jürg Suter) 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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 安全性評価報告の作成過程について、情報収集や手順の

評価から個々の既存の報告のまとめに至るまでを解説し

た。また、考慮すべきリスク分析に関する提案を加えた。

EDITH 社は EBA(ドイツ連邦鉄道局)公認の UBS(独立評

価機関)である。安全性評価報告は、EBA によって専門能

力が認められた組織の専門家による、独立した評価の成果

である。

安全性評価報告の作成過程

原題:

Der Weg zum Sicherheitsbewertungsbericht

●著者・所属:Linda Marlen Gosau;EDITH 社、評価部門リーダー、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.1(2021-1) pp.37-38 ●言語:独語

リスクマネジメントプロセスにおける役割(原典:In Anlehnung an das Handbuch für das Anerkennungsverfahren für unabhängige Bewertungsstelle (UBS) gem. CSM-VO (EU) 402/2013:https://www.eba.bund.de/SharedDocs/Downloads/DE/Bewertungsstelle/D02_UBS_Handbuch_Anerkennungsverfahren.pdf?_ blob=publicationFile&v=7)

出典 Der Eisenbahningenieur

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 鉄道ではグリフォサート(除草剤商品名)を投入しない

ように計画していて、代替策が全力で探求されている。

2022 年末までの EU 全域での除草剤の禁止という切迫し

た状況に直面して、エコロジーな植生管理のための代替手

法がフル回転で探索されている。当分の間、ドイツ鉄道は

今年からグリフォサートの投入を半分まで減らすことを宣

言する。フラウンホーファー研究所は鉄道サービス会社、

セルティス・ヨーロッパのために自動的に植物を検知する

光学システムを開発した。これを用いて除草剤を狙ったと

ころに少量を散布して、長期的な植物の記録を可能にした。

持続可能な植生管理

原題:

Nachhaltige Vegetationskontrolle

●著者・所属:Alexander Reiterer;Fraunhofer-Institut für Physikalische、フライブルク大学・教授、ドイツ        Nikolaos Dimopoulos;Fraunhofer-Institut für Physikalische、エレクトロニクス開発者、ドイツ        Simon Frey;Fraunhofer-Institut für Physikalische、ソフトウェア開発者、ドイツ

       Simon Stemmler;Fraunhofer-Institut für Physikalische、空中・水中スキャン・グループリーダー、ドイツ        Christoph Werner;Fraunhofer-Institut für Physikalische、エレクトロニクス・ソフトウェア開発者 ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.10(2020-10) pp.32-34

●言語:独語

軌道上の植生管理では、現在でも除草剤が使用されている。自動的に植物を認識するカメラシステムを用いて、除草剤を狙って投入し、わずかな量に抑える ことができる。また、本システムを用いて長期間にわたる雑草の記録が可能になった。(原典:Fraunhofer IPM)

出典 Der Eisenbahningenieur

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 この記事はスイスの鉄道騒音の解析技術に関する内容で

ある。車軸信号の時間分解測定と通過する車両の SPL(音

圧レベル)の時間経過にもとづいて、個々の車両と機関車

を識別し、それらに騒音値の割り当てが可能なアルゴリズ

ムが開発された。車両の識別は車軸信号にもとづいており、

22 両の機関車の車軸パターンと 31 種類の貨車が製造さ

れ、試験された。アルゴリズムは騒音規制値と比較できる

各車両の騒音レベル値を提供する。また、SBB(スイス鉄

道)の ZKE(列車制御装置)からのデータを使用して、得

られた結果とその検証について解説し、貨物車両が鉄道交

通の騒音低減に貢献していることを示している。

鉄道騒音の監視技術

原題:

Bahnlärmmonitoring in der Schweiz - Erkennung lauter Güterwagen

●著者・所属:Thomas Beckenbauer;Müller-BBM Schweiz 社、技術音響部門責任者、鉄道騒音監視プロジェクト責任者、スイス        Robert Attinger;スイス連邦運輸局、環境セクション、スイス ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.11(2020-11) pp.20-25 ●言語:独語 通過軸に関する選択された月における貨車の通過騒音レベルの度数分布(合計約 280,000 測定値、赤線:騒音の大きな貨車の値 86dB(A)、黒線:中央値)(2016 年~2020 年) 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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PB

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 引き続き増加する軌道計測への要請は新しい装置の導入

を推進している。技術者は従来、生産性、正確性および労

働安全性の緊張状態に置かれている。その中で、非常に高

い精密なデータから正確な高解像度の散布図まで短時間で

取得しなければならない。現状把握のために得られた測定

結果は、精度や分解能に関して古典的な測量だけでなく

BIM(構造物情報モデリング)の要請も満たさねばならな

い。これまでの測定方法だけでは高い費用がかかり、走行

車両によるモニター、たとえばモバイルマッピングでは精

度の点から適用される規制に対して不十分である。結局、

手押しの測定方法が投入された。慣性測定とレーザース

キャンの組み合わせが大きな役割を果たした。そのような

測定システムの例として GEDO IMS-Scan システムを紹介

する。

正確な軌道計測に向けた新装置の導入

原題:

Einsatz moderner Messmethoden in der Bestandsdokumentation

●著者・所属:Kai Naumann;Trimble Railway 社、上級生産課長、ドイツ        Andreas Sinning;Trimble Railway 社、営業部長、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.10(2020-10) pp.18-22 ●言語:独語

軌道計測システム GEDO IMS-Scan(原典:Trimble)

出典 Der Eisenbahningenieur

PB

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軌 道 ・ 構 造 物

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 研究プロジェクト SafeRailMap は、DB Netz 社、Geo++

社および DLR(ドイツ航空宇宙センター)の共同プロジェ

クトで mFUND によって推進されているが、正確なデジタ

ル軌道データを準備することを実行可能にし、それを HD

(高精度)Map にまとめ、車上位置検知装置に応答する

ものである。HD Map と名付けられた高精度デジタルカー

ドは元来、自動化領域から由来しているが、その焦点は自

動運転、運転支援装置および列車の位置決定にある。HD

Map はこのような目的のために、従来のナビゲーション

カードに対して、明らかに、より高い詳細性を持っている。

正確な軌道データは HD Map の重要な構成要素である。

正確な列車位置を決める軌道データ

原題:

SafeRailMap - Sichere Gleisdaten für eine sichere Zuglokalisierung

●著者・所属:Henning Nitzschke;DB Netz 社、デジタルマップ専門家、ドイツ        Jannes Wübbena;Geo++ 社、管理者、ドイツ        Christian Rahmig;DLR、学術員、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.10(2020-10) pp.7-10 ●言語:独語 SafeRailMap プロジェクトの処理概要 出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

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 「フォスロ・プロテクト」はフォスロ社が新たに開発した、

締結装置のばねクリップやボルト用の環境適合性の高い

コーティング技術である。亜鉛とアルミニウムにより構成

されるこのコーティング材料の特性から、厳しい気象条件

や過酷な使用条件の下でも締結装置の高強度部材における

防食性能の持続性が高く、ダメージにも強い。市場投入に

先立って、多くの室内試験や高温多湿、塩分、酸性環境下

における現地試験が実施された。現在では世界各国の鉄道

事業者によって、トンネル、港湾周辺および熱帯地域など

でも広く採用され、耐食性の大幅な改善とライフサイクル

コスト低減に寄与している。

環境適合性と防食性に優れた締結装置のコーティング材

原題:

Umweltfreundlicher und verbesserter Korrosionsschutz im Einsatz

●著者・所属:Robin Lichtenberg;Vossloh Fastening Systems 社、品質保証管理者、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.70 No.1+2(2021-1+2) pp.41-45 ●言語:独語

ストックホルム“Getingmidjan”プロジェクトに採用された DFF300 締結装置(原典:Vossloh)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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軌 道 ・ 構 造 物

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 この記事は、光ファイバーを利用してレールの破損を検出する手法

と実用性等に関する内容である。UIC(国際鉄道連合)により実施さ

れた、破損したレールの検出プロジェクトでは、線路に沿って敷設さ

れた光ファイバーケーブルを使用して、破損したレールを検出できる

ことが明らかとなった。この理論にもとづき、実際の線路で光ファイ

バーを用いて破損したレールを検出することの可能性を検証するため

にフィールド試験が実施された。この試験では信号の種類にもとづい

て破損したレールを検出し、レールの接合部や石などの他の振動と区

別することが可能であることが示された。さらに人工的に製作された

破損レールが初めて供試された。

光ファイバーによるレール破損の検出

原題:

Erkennung von Schienenbrüchen mittels Lichtwellenleiter

●著者・所属:Frank Michelberger;セントペルテン応用科学大学、カールリッターフォンゲガ統合モビリティ研究所、教授、オーストリア        Philipp Graf;セントペルテン応用科学大学、カールリッターフォンゲガ統合モビリティ研究所、研究助手、オーストリア        Adrian Wagner;セントペルテン応用科学大学、カールリッターフォンゲガ統合モビリティ研究所、準研究員、オーストリア        Lukas Stock;セントペルテン応用科学大学、カールリッターフォンゲガ統合モビリティ研究所、学生助手、オーストリア        Stefan Huber;HTL Braunau、責任者、オーストリア

       Gavin Lancaster;Frauscher Sensonic 社、センサーキャリブレーション製品責任者、オーストリア ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.12(2020-12) pp.40-42 ●言語:独語 光ファイバーケーブルの固定 出典 Der Eisenbahningenieur 引張装置によるレールの破損 出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

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 すべての鉄道にとって、時間の正確性(定時性)はイメー

ジ、とりわけ経営上の観点から重要である。乗客や運送会

社は例外的な場合のみ遅延を受け入れる。したがって軌道

設備が常に機能し、良い状態にあることは必要不可欠であ

る。その確保のために鉄道は多大なエネルギー、資金、時間、

マンパワーを投入する。毎日、軌道周辺では保守整備作業

が行われる。これには軌道工事に詳しい人材の投入だけで

なく、作業員の安全に対する高い専門知識も必要である。

クラウドで動作する自動警報システム

原題:

Automatische Warnsysteme gehen in die Cloud

●著者・所属:Ute Alldieck;Zöllner Signal 社、営業責任者、ドイツ

       Christian Junge;Zöllner Signal 社、自動警報システム責任者、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.2(2021-2) pp.25-27 ●言語:独語 作業現場の安全のための無線警報装置 ZPW126-10 出典 Der Eisenbahningenieur Zöllner 社のクラウド端末 出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

(20)

 他の保守用装置と比較して、環境に優しいレール削正装

置の形式について述べる。火災の減少、ありうる塵埃の最

小化、処理騒音の低減などが積極的影響因子として挙げら

れる。オーストリアのリンジンガー社は一歩踏み出し、世

界で初めて水素駆動の鉄道機械を市場に投入した。それに

より大気汚染の最後の原因となるディーゼル機関を鉄道か

ら追放することができる。

世界初の水素駆動レール削正装置

原題:

Alternative Antriebskonzepte für die Schienenfrästechnologie

●著者・所属:Stefan Hofmann;Linsinger 社、研究開発部長、オーストリア        Philipp Haselsteiner-Rafetseder;Linsinger 社、開発員、オーストリア        Richard Stock;Linsinger 社、削正技術課長、カナダ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.2(2021-2) pp.28-30 ●言語:独語 MG11 Hydrogen は世界初の水素駆動のレール削正装置 出典 Der Eisenbahningenieur トンネル内において水素を冷却するための排気シミュレーション 出典 Der Eisenbahningenieur

 クレブス線路建設はプラッサー& ト

イラーの初めてのユニバーサル・タン

ピングマシンである Unimat 09-32/4S

を 2016 年 9 月に取得した。このマシ

ンは油圧動力源としてディーゼル、電

気のいずれも利用可能である。性能試

験の結果、架線電流による e- モード

での稼働時には、従来のディーゼル駆

動時に比べて、はるかにエネルギー効

率が高く、CO

2

の排出量が削減される

ことが明らかになった。これにより、

2020 年夏からはドイツで無条件での

使用認可が下りた。

ハイブリッド・タンピング・マシンの優れた性能

原題:

Hybrid-Stopfmaschine hat sich im Einsatz bewährt und liefert beeindruckende Betriebsergebnisse

●著者・所属:Klaus Schleider;Krebs Gleisbau 社、常務取締役、ドイツ        Wolfgang Krebs;Krebs Gleisbau 社、常務取締役、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.12(2020-12) pp.50-55 ●言語:独語

作業中の Unimat 09-32/4S Dynamic E3(原典:Plasser & Theurer)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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軌 道 ・ 構 造 物

(21)

 DGS(ダイナミック・スタビライザ)にバラスト内部で

横方向の振動を発生するように改良を加えることにより、

望ましい、つき固め効果が発揮される。これは許容される

間合いで保守作業を行った直後の速やかな線路閉鎖解除を

可能とすることを意図したものである。ミュンヘン工科大

学の道路・鉄道・空港建設学科では、バラスト軌道の性能

向上に関して、この DGS の効果に加え、軌道上部構造と

の相互作用についての理論的、実験的研究を進めている。

この DGS の運用は通トン 10 万 t に相当する効果を発揮

し、これを使用しない場合より軌道沈下は低く、作業に伴

うまくらぎ、バラスト、路盤等のダメージの可能性は認め

られなかった。なお、作業時の機械パラメーターの最適値

については今後の課題である。

ダイナミック・スタビライザによるつき固め効果

原題:

Der dynamische Gleisstabilisator (DGS) auf dem Prüfstand

●著者・所属:Sophie Feurig;ミュンヘン工科大学、研究助手、ドイツ

       Walter Stahl;ミュンヘン工科大学、リサーチディレクター、ドイツ        Stephan Freudenstein;ミュンヘン工科大学、教授、ドイツ

       Bernhard Antony;Plasser & Theurer 社、技術センター長、オーストリア        Florian Auer;Plasser & Theurer 社、技術イノベーション責任者、オーストリア ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.12(2020-12) pp.45-49

●言語:独語

DGS の試験状況(原典:S. Feurig: Experimentelle und theoretische Untersuchungen zur Optimierung des Dynamischen Gleisstabilisators (DGS) im Hinblick auf eine Verbesserung der Gleislagestabilität, Dissertation 2020, Lehrstuhl und Prüfamt für Verkehrswegebau, TU München, bisher unveröffentlicht.)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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軌 道 ・ 構 造 物

(22)

 チェネリ・ベーストンネルは、アルプスを貫く旅客、貨

物のフラットな輸送路を実現するものである。その全長は

15.4km で、レッチュベルク・ベーストンネル、ゴッタルド・

ベーストンネルに次いで、NEAT(アルプトランジット計

画)における 3 番目の大型建設プロジェクトである。この

トンネルは 2020 年 9 月 4 日に公式開業し、スイスのアル

トドルフとルガーノを結ぶフラットな鉄道輸送路が現実の

ものとなった。トンネル開業に伴う NEAT の完成により、

スイスはアルプスを貫く、効率的かつ環境適合性の高い

ヨーロッパ南北回廊を持つこととなった。

チェネリ・ベーストンネルの開業

原題:

Der Ceneri-Basistunnel vollendet die NEAT

●著者・所属:Dieter Schwank;AlpTransit Gotthard、最高経営責任者、スイス ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.11(2020-11) pp.34-38 ●言語:独語 チェネリ・ベーストンネル北西坑口における試運転状況 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

 DB ステーション & サービス社は 2019 年だけでも約 13 億ユーロ(約 1660 億円)を建設・

保守に投資し、1 日約 2100 万人の乗客に最良のサービスを提供している。このような背景

の下、最適な投資・保守戦略および計画は、持続する営業成果のためには必須の前提である。

amp-Modell(旅客駅設備管理モデル)は重要な駅や受付建物に対する戦略的な仕様を含ん

でおり、経済的・技術的に最適な駅を維持することを目的としている。

旅客駅の投資および保全戦略

原題:

Investitions- und Instandhaltungsstrategie von Personenbahnhöfen

●著者・所属:Christopher Schubert;DB Station&Service 社、構造技師、ドイツ        Mark Heckmann;DB Station&Service 社、データ科学者、ドイツ        Steffen Höhn;DB Station&Service 社、労働分野リーダー、 ドイツ

       Julien von Pappritz;DB Station&Service 社、プロジェクトリーダー、ドイツ        Lea Elfert;DB Station&Service 社、専門家、ドイツ

●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.10(2020-10) pp.35-39 ●言語:独語

2013 年末に完成した長さ約 5km のライプツィヒ市トンネル (原典:Deutsche Bahn AG/Martin Jehnichen)

出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

(23)

 2020 年 12 月のスイス鉄道における鉄道時刻表改定の

目玉は、大規模なアルプ・トランジット・プロジェクトの

完成に伴う大きな変更である。NEAT(アルプトランジッ

ト計画)として知られるこのプロジェクトは、スイスが長

年、国策としてきた輸送モーダルシフトの中心をなすもの

で、チェネリ・ベーストンネルの完成が、その最後のジグ

ゾー・ピースとなった。プロジェクト認可から 28 年の歳

月と現在価格で 228 憶スイスフラン(約 2 兆 6850 億円)

を費やして、スイスの南北を貫く回廊が完成し、旅客の時

間短縮と物資の大量輸送を実現した。しかしながら、ロッ

テルダム~ジェノバ、カールスルーエ~バーゼルなどの輸

送動脈の利便性向上のためには、オランダ、ドイツ、イタ

リアなど、隣接諸国とのアクセス路線のアップグレードが

急がれる。

チェネリ・ベーストンネル開業による NEAT ジグゾーの完成

原題:

Ceneri Base Tunnel opening completes NEAT jigsaw

●著者・所属:Toma Bačić;Railway Gazette International 誌

●誌名:Railway Gazette International Vol.176 No.12(2020-12) pp.48-51 ●言語:英語

スイス連邦大統領を迎えて、9 月 3、4 日に開業記念式典が行われた。

出典 Railway Gazette International

チェネリ・ベーストンネルは長距離貨物に加え、ローカル旅客の利便性向上にも寄与する。

出典 Railway Gazette International

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軌 道 ・ 構 造 物

(24)

 この記事はドイツの高速鉄道線 SFS4080 の工事に関す

る内容である。マンハイム~シュトゥットガルト間の

SFS4080 プロジェクト(約 100km)の抜本的な改修は、

ドイツ鉄道にとって第 2 に大規模な主要プロジェクトで

ある。内容は膨大であり、54 セットの新しい分岐器、約

190km の線路更新、約 30 万本の新旧まくらぎ、約 50,000

個の新レール締結システム、200,000 トンの新バラストと

240,000 トンの古バラスト、全長 30km の 15 トンネル等

である。ロジスティクスとトンネル換気の両方が建設プロ

ジェクトのおもな課題である。フォスロ社はハノーバー~

ゲッティンゲン間の以前のプロジェクト(SFS1733)の経

験をもとに、レールセンター、ロングレール配送、モバイ

ル溶接等を有効に結び、確実に計画を推進した。

ドイツ高速鉄道線の大規模プロジェクト

原題:

Großprojekt Schnellfahrstrecke 4080

●著者・所属:Timothy Ruiter;Vossloh Rail Services 社、鉄道マーケットエリアマネージャー、ドイツ        Anja Rosinsky;Vossloh Fastening Systems 社、営業責任者、ドイツ

●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.12(2020-12) pp.10-13 ●言語:独語

軌道内における、バリ取りを伴うモバイル RA 溶接(原典:Vossloh)

出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

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 この記事は BIM(ビルディング・インフォメーション・

モデリング)を最適に適用するためのビジネス要件を理解

するための方法に関する内容である。BIM は建設業界にお

けるデジタルトランスフォーメーションの重要なコンポー

ネントである。多くの場合、建物の所有者が関連する業務

の推進役であり、彼らは従来のアナログ注文ベースを作成

するのではなく、BIM やプロセスに焦点を合わせた処理方

法などのデジタル方法に直面している。それらの結果は有

用で目標指向の方法でチェックされ使用されるが、デジタ

ルコンピテンシーが全面的に普及することは少なく、ボタ

ンを押すだけで包括的なソリューションはありえない。そ

のためプロセス全体での役割に関係なく、共通のアプロー

チが必要となる。SBB(スイス連邦鉄道)には 1 つのアプ

ローチ法があり、これは BUCM(ビジネスユースケース管

理)の全体的な概念にもとづいている。

ビジネスユースケースを使用した BIM の適用

原題:

Die Verwendung von BIM mittels “Business Use Cases”

●著者・所属:Andreas Brunner;SBB、インフラ・ビジネスユニット責任者、スイス        Adrian Wildenauer ;SBB、BIM プログラムの基準と仕様の責任者、スイス        Ali Tatar;SBB、BIM プログラムの鉄道技術責任者・管理者、スイス ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.72 No.2(2021-2) pp.14-17

●言語:独語

スイスのバーゼルパイロットプロジェクトの BIM モデルからの抜粋(原典:C+S Ingenieure AG)

出典 Der Eisenbahningenieur

パイロットプロジェクトにおけるサンプルプロセスにおいて、4D と 5D は期限とコストモデルの上位にある。

出典 Der Eisenbahningenieur

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軌 道 ・ 構 造 物

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 この記事は SBB(スイス鉄道)における線路沿いの植生

管理のための新たな手法の検討に関する内容である。SBB

は鉄道運行の安全性を確保するために、7600km を超える

線路の植生を制御および管理する必要がある。この作業を

可能な限り、環境に配慮して実行するために、従来製品の

除草剤グリフォサートに代えて、種々の代替品を調査およ

び試験している。目標は 2025 年までに線路エリアの雑草

を除去するための除草剤の使用を控えることである。

植生管理の新たな手法

原題:

NoHerbie - Alternativen bei der Vegetationskontrolle

●著者・所属:Lukas Tanner;SBB 社、「グリフォサート代替品としての熱水」プロジェクトマネージャー、スイス        Gunter Adolph;SBB 社、「環境と持続可能性」責任者、スイス ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.12(2020-12) pp.48-51 ●言語:独語 動作中の熱水パイロット車両 出典 Der Eisenbahningenieur 熱水処理 2 日後の植生 出典 Der Eisenbahningenieur

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PB

軌 道 ・ 構 造 物

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 増大する環境保護の要件を満たすために、ドイツ鉄道は

既存のディーゼル入換機関車用の新しいハイブリッド駆動

装置を開発している。この装置では燃料および汚染物質が

著しく低減され、同時に既存の機関車に最新技術を導入す

ることにより車両寿命を延伸する。

ハイブリッド駆動の入換機関車

原題:

Ein neuartiges Seriell-parallel-Hybrid-antriebssystem für Lokomotiven

●著者・所属:Andre Nadebohr;ブランデンブルク工科大学、研究員、ドイツ        Toralf Noack;DB Systemtechnik 社、技術部長、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.11(2020-11) pp.48-51 ●言語:独語

ハイブリッド電気機械式入換機関車の非同期機付変速機(左)、変速機の背面(右)(原典:Deutsche Bahn AG、DB Systemtechnik Cottbus) 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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(28)

 カミンズ社の燃料電池・水素技術部の副部長にインタ

ビューを行った。以下、発言の要点をまとめる。鉄道は燃

料電池技術の実用化の先頭を走っている。ドイツ北西部で

2018 年 9 月から営業運転を行っている燃料電池車両は、

世界から注目を集めている。同社は 2019 年に燃料電池

メーカーのハイドロジェニックスを買収した。ドイツの営

業運転では、乗客から「静かで加速がスムース、電車並み」

との評価を得た。屋根上の燃料タンクは最高速度 140km/h

で 1000km 走ることができる容量がある。この営業運転

の終了が発表されているが、ここで得た成果はニーダーザ

クセン州の鉄道事業者 LNVG から受注して、2022 年に営

業運転開始予定の 14 編成に反映される。ライン・マイン

州の鉄道からも 27 編成受注している。量産編成では、営

業運転で課題となった燃料電池の信頼性とロバスト性の改

善のため、構成をシンプルにする予定である。これらの鉄

道以外でも商談が進んでいる。燃料電池や水素は今後の価

格低下が見込まれ、燃料電池車両は非電化ローカル線の気

動車の代替として有力である。

鉄道は水素技術の実用化を先導する

原題:

Leading the way in hydrogen

●著者・所属:Amy Adams;Cummins 社、燃料電池・水素技術、副部長 ●誌名:Railway Gazette International Vol.176 No.12(2020-12) pp.32-33 ●言語:英語

アルストム製の燃料電池車両コラディア iLint は、 ドイツ北西部の路線で営業運転を行っている。(原 典:Alstom/Rene Frampe)

出典 Railway Gazette International

コラディア iLint の燃料電池は屋 根上に搭載されている。水素タン クは 1 日分の走行が可能な容量を もっている。

出典 Railway Gazette International

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(29)

 予知保全は鉄道車両の稼働率を向上させ、

ライフサイクルコストの中のメンテナンスコ

ストを削減するカギである。IoT は車上のサ

ブシステムを相互に結び、さらにインフラ設

備と車両をネットワークで結ぶ。体系的に記

録された大量の状態データは、メンテナンス

の最適なタイミングを決定するためのアルゴ

リズムの基礎となる。鉄道車両の予知保全の

ための IoT プラットフォームに適する構造コ

ンセプトを選択するための基準を示した。

鉄道車両の予知保全のための IoT

原題:

loT-Plattformen zur prädiktiven Instandhaltung von Fahrzeugflotten im Schienenverkehr

●著者・所属:Lars Schnieder;ESE Engineering und Software-Entwicklung 社、役員、ドイツ        Ulrich Bock;ESE Engineering und Software-Entwicklung 社、ディレクター、ドイツ        Daniel Pal;ESE Engineering und Software-Entwicklung 社、営業主任、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.12(2020-12) pp.56-59 ●言語:独語 アセットマネジメントにおけるモバイル資産としての鉄道車両 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

 車輪とレールの接触面は鉄道輸送において重要な箇所で

あり、輪軸や台車の製造およびメンテナンスは安全性の点

で特に留意すべき必要がある。一方、このことによって調

達コストや認可コストが高くなる。そのため鉄道会社は外

部のパートナー会社に次第に検査を委託している。ローベ

ル社は従軸・動軸および台車のオーバーホールのために、

ドイツのフライラッシングに台車センターを有し、ドイツ、

オーストリア、スイス、ヨーロッパ各国の車両保守会社の

ために数十年にわたって情報を提供している。ローベル社

の台車センターは設備を所有し、ヨーロッパにおける証明

や認可を行い、メーカーに依存せずに完璧な部品サービス

を行うための測定装置や検査装置を備えている。

台車センターにおける検査

原題:

Kompetenzzentrum Radsatz und Drehgestelle

●著者・所属:Karl Oberreiter;Robel Bahnbaumaschinen 社、営業部長、ドイツ        Martin Stummer;Robel Bahnbaumaschinen 社、チームリーダー、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.12(2020-12) pp.26-29 ●言語:独語 輪軸プレス機は、車輪、ディスクブ レーキ、車軸の微妙な結合の品質や 機能を確保し、記録する。 出典 Der Eisenbahningenieur

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 極めて低粘着な条件における 400

回以上のブレーキ試験によって、粘

着に対する散砂の影響が、2 つの異

なるレールの汚染種別「油潤滑膜」

と「紙片による潤滑膜」について定

量化された。この目的のために、砂、

散砂作用、輪軸数を関数とする摩擦

計算式が開発された。計算式は滑走

防止シミュレーション試験装置のモ

デルに組み込まれた。

車輪・レール間の駆動力に対する散砂の効果

原題:

Kraftübertragung Rad/Schiene - Einfluss von Bremssand auf den Rad-Schiene-Kraftschluss

●著者・所属:Benjamin Büche;DB Systemtechnik 社、鉄道車両試験リーダー、ドイツ        Felix Kröger;DB Systemtechnik 社、滑走防止実験リーダー、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.70 No.1+2(2021-1+2) pp.60-65 ●言語:独語 車輪・レール間への散砂 出典 Eisenbahntechnische Rundschau 種々の潤滑膜と散砂の組合せによる第 1 軸の粘着係数の箱ひげ図 出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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(31)

 デジタル自動連結器の導入は、貨車の車載型状態監視や

車載型診断のためのセンサー技術について新しい可能性を

開いた。アルゴリズムを開発するために測定データを精査

し、その中から明確な状態を識別するための特徴を抽出し

た。診断手法を開発するための手がかりを検討し、貨車の

マルチボディシステムモデルを用いた。可能な限り、最適

なシステムを構成するために、種々の枠組条件のもとで、

センサタイプやセンサ位置を比較検討した。

貨車の車載型診断システム

原題:

Modellbasierte Entwicklung von On-Board-Diagnose für Güterwagen

●著者・所属:Max Schischkoff;ベルリン工科大学、研究員、ドイツ        Markus Hecht;ベルリン工科大学、鉄道車両工学科長、ドイツ ●誌名:Der Eisenbahningenieur Vol.71 No.12(2020-12) pp.30-33 ●言語:独語 Sgmmnss-45' 貨車のマルチボディシステム モデル(原典:eigene Darstellung) 出典 Der Eisenbahningenieur 貨車の車体の縦振動に関するシミュレーションと測定値の 比較(原典:Wehrmann, M.: Konzeptuntersuchung einer sensorgestützten Wagenkontrolle mittels Messdatenauswer-tung und Mehrkörpersimulation, Technische Universität Ber-lin Masterarbeit 2019)

出典 Der Eisenbahningenieur

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(32)

 貨物列車のブレーキ試験は規定に定められているが、時

間を要するとともに体力を要求される作業であり、効率が

著しく悪い。そのため貨物列車のブレーキ試験を自動化す

ることは、鉄道貨物輸送を多くの点で改善するうえで完璧

な技術革新となる。軌道上や主要箇所でのダウンタイムは

明らかに削減され、経済効率が向上する。それによって鉄

道貨物輸送の魅力は増し、道路輸送から鉄道輸送への転換

が進むであろう。

貨物列車用ブレーキ試験の自動化

原題:

Die Automatische Bremsprobe als elementares Element des digitalen Schienengüterverkehrs

●著者・所属:Günter Petschnig;PJ Messtechnik 社・PJ Monitoring 社、役員、オーストリア        Christoph Lorenzutti;PJ Monitoring 社、開発部、オーストリア

●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.12(2020-12) pp.20-23 ●言語:独語

タブレットに表示されるブレーキ試験の結果(原典:SBB Cargo)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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(33)

 鉄道は輸送の変革の主役でなければならない。鉄道貨物

輸送はドイツおよびヨーロッパにおいて、排気ガスが少な

く、安全かつ迅速な国際商品輸送を可能にする。生産工程

や物流で進む自動化やデジタル化は、貨物輸送においても

決定的な役割を果たす。DAK(デジタル自動連結器)は鉄

道貨物輸送のために、特に重要かつ未来志向のシステムイ

ノベーションである。DAK は連結作業の自動化だけでな

く、ブレーキ試験のような作業工程の自動化やデジタル化

に関わるものである。BMVI(ドイツ交通・デジタルイン

フラ省)は EU 全域における DAK の普及を支援している。

移行プロセスを促進するために、DAK の試行、試験、認

可のための大規模な先行プロジェクトがヨーロッパコン

ソーシアム DAC4EU に委託された。DAK 認証研究に関す

る IGW プロジェクトの初めての実地経験や中間結果にも

とづいて、種々の DAK システムがコンソーシアム

DA-C4EU により、2020 年 10 月以降、試験された。2021 年

春の DAK タイプの合意に続いて、さらなる経験が 1 年間

の継続試験で加わる。このプロジェクトは共通の技術基準

にもとづいており、鉄道貨物輸送をヨーロッパの鉄道の未

来へ大きく飛躍させるであろう。

貨車用デジタル自動連結器の普及促進

原題:

BMVI-Projekt “DAK-Demonstrator” - Digitale Automatische Kupplung für den Schienengüterverkehr

●著者・所属:Jens Klocksin;交通・デジタルインフラ省、研究部門リーダー、ドイツ        Ralf Turge;交通・デジタルインフラ省、研究部門担当者、ドイツ        Jürgen Frenzel;TÜV Rheinland Consulting 社、DAK 担当、ドイツ        Marie Godemann;TÜV Rheinland Consulting 社、DAK 担当、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.70 No.1+2(2021-1+2) pp.51-55 ●言語:独語

ドイツのゲルリッツ - シュラウロート試験所の貨車編成(原典:DB AG)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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(34)

 回生ブレーキは省エネの有力な方策として広く使用されてい

るが、直流電化区間では回生ブレーキ動作時に近くに電力を消

費する電車がいないと失効してしまう。これを防ぐため、変電

所にインバータを設け、直流電力を交流に変換して電力会社の

給電網に送り返す方法がある。スペインではビルバオの変電所

で初めて行われ、受電電力量の 13.5% を送り返すという実績

を挙げた。6 年で工事費が回収できると見込まれている。この

成功例を受けて、ADIF(旧スペイン国鉄の地上設備を管轄)

が 2017 年から変電所へのインバータ設置プロジェクトに着手

した。6 か所が稼働し、さらに 6 か所で工事中である。これら

の工事費は 8 年間で回収できる見通しである。

回生電力を変電所へ返還する

原題:

Saving energy on DC networks

●著者・所属:Mike Bent;Railway Gazette International 誌

●誌名:Railway Gazette International Vol.176 No.12(2020-12) pp.24-27 ●言語:英語

回生ブレーキ電力を電力会社の給電網に送り返すためのインバータが変電 所に設置された。コンパクトで容易に移動できるラックに収められている。

出典 Railway Gazette International

ADIF の第 1 期工事対象となった変 電所はバルセロナとヒローナ間の 海岸沿いの路線にある。停車頻度 の高い近郊電車からの回生電力を 電力会社に送り返している。 出典 Railway Gazette International

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(35)

 通勤電車で停止ブレーキにより得られる電気エネルギー

を編成当たり 25kWh と想定して、ある駅に 1 日 180 本の

電車が停まるとすると、このエネルギーにより 1 日 100

台の電気自動車を充電することができる。駅に車を置いて

電車通勤する場合、車は 8~12 時間駐車された状態にな

る。これに着目した ADIF(旧スペイン国鉄の地上設備を

管轄)は、世界で初めて電車のブレーキ時の電力で電気自

動車を充電するプロジェクトを進めている。ADIF は 1568

駅を管轄しているが、うち 1500 駅は充電設備を設けるこ

とに適している。これにより削減できる CO

2

排出量は 1

駅あたり 1 日 5 トン以上になる。

電車のブレーキエネルギーで電気自動車を充電する

原題:

Powering cars from your train’s brakes

●著者・所属:Mike Bent;Railway Gazette International 誌

●誌名:Railway Gazette International Vol.176 No.12(2020-12) p.28 ●言語:英語

電気自動車の充電設備の設置個所として、駅前駐車場に長時間駐車する都市近郊の駅は優先順位が高いとみなされている。

出典 Railway Gazette International

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(36)

 過去十数年で CBTC(通信ベース列車制御システム)は、

新しい建設プロジェクトと既存の高性能ライトレールシス

テムにおける信号更新において、事実上の標準として確立

されてきた。これらの列車制御システムの機能の範囲は標

準化によって広範に記述されているため、異なるメーカー

のシステムソリューションが比較可能である。また、詳細

なシステムアーキテクチャを特定することもできる。この

記事では、異なるメーカーのシステムアーキテクチャにつ

いても比較して説明する。システムアーキテクチャに加え

て、CBTC と統一された ETCS(欧州列車制御システム)と

を区別するため、いくつかの技術的基準についても紹介す

る。

CBTC における機能割り当て

原題:

Funktionsallokation in funkbasierten Zugbeeinflussungssystemen - ein Vergleich

●著者・所属:Lars Schnieder;ESE Entwicklung und Software-Engineering 社、業務執行取締役・列車防護システムの専門家、ドイツ ●誌名:Eisenbahntechnische Rundschau Vol.69 No.11(2020-11) pp.16-19

●言語:独語

従来の CBTC システムの機能構成(原典:Schnieder, Lars: Communications-Based Train Control (CBTC) - Komponenten, Funktionen und Betrieb. Springer (Berlin) 2020)

出典 Eisenbahntechnische Rundschau

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情 報 ・ 信 号 通 信

(37)

 フィンランドの鉄道部門は変化の危機に見舞われてい

る。列車の交通を確保するために現在、使用されているシ

ステムは、そのライフサイクルの終わりに近づいている。

システムを更新する場合は ERTMS にもとづいて行われる。

これは出発点に過ぎず、おもな目的はフィンランドの鉄道

セクター全体のデジタル化である。無線ベースの ETCS

(欧州列車制御システム)は新しいシステムの基盤となる。

今後の変更は鉄道部門全体に影響を及ぼす。とりわけ、こ

の変更には鉄道部門で活動する、すべての利害関係者から

の新しいノウハウが必要になる。これはシームレスに連携

する必要があることを意味する。Digirail プログラムは、

この変更の中心的な部分となる。

フィンランドの ERTMS 計画と信号システム

原題:

Digirail - ERTMS-Planung in Finnland und ihr Zusammenhang mit der Erneuerung von Signalanlagen

●著者・所属:Juha Lehtola;Finnish Transport lnfrastructure Agency、計画部長、フィンランド        Jari Pylvänäinen;Finrail 社、計画担当役員、フィンランド

●誌名:SIGNAL+DRAHT Vol.112 No.11(2020-11) pp.55-62 ●言語:独語 / 英語

Digirail の目標(原典:Finrail ltd/Digirata)

出典 SIGNAL+DRAHT

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情 報 ・ 信 号 通 信

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 技術、手順、人員配置のバランスは、ヨーロッパで使用

されている、さまざまな過去の ATP システムに共通する

特徴である。ETCS(欧州列車制御システム)の導入により、

安全性、自動化、相互運用性への新しいアプローチが提供

され、調和と標準化のプロセスが開始された。ETCS はテ

クノロジーの変更を意味するだけでなく、運用手順と運用

スタッフの柔軟な適応も必要とする。これは、まだ完了し

ていない長いプロセスである。安全に対する責任は、時間

の経過とともにますます車載機器にシフトしているが、そ

れは将来性のある開発だろうか?

ETCS:列車制御の過去、現在、そして未来は?

原題:

ETCS: Zugbeeinflussung der Vergangenheit, der Gegenwart oder der Zukunft?

●著者・所属:Joost Jansen;Mott MacDonald 社、輸送部門コンサルタント、オランダ        Bogdan Godziejewski;Mott MacDonald 社、上級鉄道部長、オランダ ●誌名:SIGNAL+DRAHT Vol.112 No.12(2020-12) pp.6-13

●言語:独語 / 英語

ノルウェー、スイス、英国を含む EU(欧州連合)で契約された ETCS 地上装置の割合(原典:www.ertms.net (2019), Mott MacDonald) 出典 SIGNAL+DRAHT

安全に関する責任の役割分担の変化(原典:Mott MacDonald)

出典 SIGNAL+DRAHT

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情 報 ・ 信 号 通 信

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 2015 年 10 月 発 行 の

SIGNALLING+DATA-COMMUNICATION 特集号に、DB の応用シス

テム別のユーロバリス資産の概要が掲載され

て以来、同鉄道のユーロバリスの数は、さま

ざまなプロジェクトに導入され、今では 10

倍以上に増加している。この記事では、実際

にどのようなシステムに応用されているかや

問題の製品の認定、インストール、および保

守において克服すべき特定の課題について紹

介する。また、DB の関連プロセス、仕様、

規制に関する情報も提供する。

ドイツ鉄道で実用化されているバリス技術

原題:

Erfahrungen aus der Anwendung der Balisentechnik bei der DB Netz AG

●著者・所属:Timo Schygulla;DB、信号部長、ドイツ        Jens Reißaus;DB、バリス技術顧問、ドイツ        Polina Gamm;DB、バリス技術製作課、ドイツ        Patrick Hoffmeister;DB、バリス技術製作課、ドイツ        André Totzauer-Stange;DB、バリス技術製作課、ドイツ ●誌名:SIGNAL+DRAHT Vol.112 No.12(2020-12) pp.43-51 ●言語:独語 / 英語 応用システム別のバリス資産 の概要(原典:DB Netz AG) 出典 SIGNAL+DRAHT BFS および BMS に関する性能および設 備の 1 ページ管理(原典:DB Netz AG) 出典 SIGNAL+DRAHT

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参照

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