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IEEE802.11DCF端末との混在環境下におけるMAC Level Fairness 向上方式の提案

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(1)

「マルチメディア通信と分散処理ワークショップJ平成19年10月

IEEE802.11DCF

端末との混在環境下における MACLevel

Fa

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向上方式の提案

重 安 哲 也

f

松野浩嗣

I

森永規彦

f f

広島国際大学工学部

I

山口大学大学院理工学研究科

広く普及する無線LANの標準規格である IEEE802.11DCFではパケット衝突を効果的に低減するために,パッ

鉱石伝統議諸島

(

2

2

T

i;l

、漁協認議包括福島秘義主

P

按吹

そのため,現在までにこの問題の解決を目的とした様々な方式が提案されている.しかしながら.それらの提案 された方式はBEB方式に比べて公平性を向上させるトレードオフとしてスループットを低下させるという新たな 問題を生じる.また,これに加えて従来の提案方式は,ネットワーク中の全端末が提案方式を採用するという前 提で構成されるため,従来端末が混在するネットワーク環境下で使用することができない.そこで,本論文では

送信機会の不公平状態にある端末が自端末の状態に応じて適応的にパケットをパースト送信することで.スル-Z

Z

Z

嫌護者協豊富?と

3

5

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協 議

2

瀦 鱗

2

いてもt LPB方式を用いれば公平度が向上することを明らかにした結果について報告する.

Proposal of Method f

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Improving MAC

Level F

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under the Coexisting

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with Legacy IEEE802.11DCF-Terminals

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and E

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Yamaguchi U

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t

y

IEEE802.11DCF

which is the most widely used wireless LAN stand紅dproもocol

employs Binary

Exponen-制 Back-off(BEB) for reducing p叫 :etcollisions. Alもhoughthe BEB can effectively avoid packet collision by

a simple mechanism

transmission .unfairness arises under high tra血cenvironment. Then

a large number of algoriむhmsaimed at reducing unfairness on BEB have been reported. M08もofもhosealgorithms oould increωe fairness, b¥比it叫80d舵reasesthroughput. In addition,出回ealgorithms have developed hased on theωsum

p

-tion色hatall terminals equips the same algorithm. This paper propos館 副adaptivemethod色hatonly termina1s entering unfaIrstatωsequentially transmit several packets without reducingもhroughputperformance. Com-puter simulations

nfirm that色heproposed method works wel1to improve unfairn回sin a network even ifもhe ne,もworkcontains legacy IEEE802.11DCF terminals as well as terminals utilizing the propo8ed method. 1 はじめに

MAC(Media Acc鰯 Çon~rol) 層におけるパケットの

再送はパックオフアルゴリズムによって計画される.典 型的なパックオフアルゴリズムはBEB(Bi>naryExpo -nentia.l B舵:k:off)[1]であり, IEEE802.11DCF聞のよ うな分散方式のMACプロトコルに多く採用されてい る.BEB方式では,送信までのパックオフ期聞を生成 するために乱数発生範囲としてCW(Contention Win-~C?~)を使用する .CW は送信が失敗するたびに 2 倍に 増加するが.送信が成功すると一度に最小値に初期化 されてしまう.そのため.パケット衝突が頻発する高 トラフィック時には端末聞でC Wの値のばらつきが大 きくなる乙とから,端末聞の送信機会に不公平が生じ てしまう隠し そのため

J

この問題を解決するために様々な方式が 提案されている.MILD(Multiplicative Incre鎚eand Lineぽ Decr側 e

.

l

[

4

]

では, C Wを BEBに比べて緩や かに増減する方式を提案している.また,文献 [5],聞 では,さらにC.

W

のばらつきを小さくするために,端 末聞でパックオフカウンタの値を共有するパックオフ カウンタコピー方式を提案している. しかし,これらを含む多くの提案方式では,不公平 状態を軽減するトレードオフとしてスループット性能 を低下させてしまうことが報告されている

r

7

1

.

そのた め,文献[~, ~, _10, 1~) では,不公平状態の軽:とスルー プット性能向上の両者を実現する方式についての提案 が行われている. ところで,これら全ての提案方式では,ネットワー ク中の全端末が提案式を実装するという前提に基 づいて構成されている.すなわち,広く普及する IEEE802.11DCF規格の端末と混在したネットワーク ではその効果を発揮できない. これは,不公平状態を軽減する多くの方式がパック オフアルゴリズムを改良しているζとに起因する.例 えば,文献.112] ではチャネルのビジー期間,文献.Ll~) はアイドル期間の長さに基づいてそれぞれC Wの値を 選択する.また,ネットワーク中のアクティブ状態にあ る端末数f1

3

1

t 自端末に割り当てられた重み

f

9

1

,'もし くはそれ以外の基準。0,)4,15)で C Wを決定する方 式も提案されているが,総じて,送信機会を十分に得 ている端末が大きなC Wイ直を選択しチャネルのアイド ル期間を増加させることで,その他の端末の送信機会 を増加させるという,不公平な状態にある端末にとっ て受動的な解決策であるといえる. そのため,既存の IEEE802.11DCF端末が混在する ネットワークでは,既存端末は当然のことながら不公平 状態にある端末に対して配慮することは無いため,結 果として不公状態は改善されない. そこで,本論文では,不公平状態にある端末が自端 末の送信状況に応じて適応的にパケットをパースト送 信する WLPB(恥 ightedLimi~ed Pa.cke~~~~rst) 方式 を提案する.同方式を用いれば.不公平状態にある端 末が能動的に自端末の不公平状態を軽減する方式を採 用するために,既存のIEEE802.11DCF端末との混在 環境会においても,不公平状態の改善を期待できる. 以降,本論文を次のように構成する.まずt BEB方式

(2)

C蒔b祖 皐 帥 雷 同 E K R U CH匂由 Aftcr制 限sslbl tmnsmi傾 倒 ・・・・・・令CWm皿 図1:Control procedure ofC W on BEB algorithm の動作について述べた後に, BEBを採用する既存の IEEE802.11DCFにおいて発生する送信機会の不公平 状態について議論し,これを解決するためにWLPB方 式を提案する.また,提案方式の有効性を計算機シミュ レーションにより明らかにし,

7

節で本論文のまとめを 述べる.

2 BEB (Binary Exponential Back-off)方式

MAC層において,衝突等によって失われたパケット の再送は,パックオフアルゴリズムによって計画され る.以下では,分散制御方式のMACプロトコルにお いて広く採用されるBEB方式の動作について述べる. 図1はBEB方式における C Wの制御方式を示す. BEBでは, C W値以下の一様乱数を発生させ,これに スロット時聞を乗じたものを送信延期(パックオフ>-時 聞に設定する.C Wは,以下に示す式のように,送信 失敗時にはその値が2倍に設定されるが,送信成功時 には最小値であるCWminに設定される(以下の式にお いて,C WmaxはC Wの最大値を示している). 送信成功時: C W = C Wm飢 送信失敗時: C W = m加(2CW

+

1

C Wmax) このように, BEBにおける C Wは送信が連続的に 失敗した際には,指数関数的に増加することがわかる. また,逆に,送信が成功した場合には.一度に最小値 に設定されてしまうため,パケットの衝突が頻繁に発 生する高トラフィック時には端末間で送信機会の不公 平が生じることが報告されている [3]. 3 IEEE802.11DCF 3.1 IEEE802.11DCFにおける送信制御 図2,3にIEEE820.11DCFにおけるパケット形式, ならびにRTS/CTS交換を行う場合の送信制御方式を それぞれ示す. IEEE802.11DCFでは,送信要求の生じた端末は.ま ず,キャリアセンスによってチャネルの使用状況を調査 する.その結果,チャネルがDIFS(DCFI凶erFrame Space)時関連続でチャネルがアイドルであることを確 認した場合は,パックオフタイマの減算を開始する.ま た,チャネルがビジーであると判断された場合には,ア イドルとなるまで待機する. さて,このようにして送信端末はパックオフタイマ の減算を行うが,同タイマが0となった際には,直ち に宛先端末に対して RTS を送信する.図 2~こ示すよう に, RTS'こは宛先(RA)と送信元アドレス (TA)が記 I∞tctsJ RTS Frame CTS Frame Data Frame Ack Frame 図2:Packet formats of IEEE802.11 表 1:Simulation p町ameters l)ata.H.ate 11 Mbps Uommunication.H.a.nge 250 m Slli':) 1U μsec uU':) 50μsec 8lot 20μsec Contention Window :)ize Min: 31, Max: 1023 MAU heacter VATA: 24.Rl'S: 16. CTS, ACK: 10 (bytes) b'rameじheck:)equence 4 byt回 PLUP header and preamble 192μsec t(1百threshold 0 Fayload 512 byt回 racket ArrivalProc~誕s Poi回onArrival Number of 'lerminals 50 'lerminaJs Location random 録されており, RTSを受信した端末は宛先の端末アド レスを確認し.自端末宛であれば, CTSを返信する. その後, CTS受信した送信端末はDATAの送信を開始 する. 3.2 複数パケットの連続送信 前述のように, IEEE802.11DCFでは,新たな送信 を開始する端末は必ずチャネルがDIFS時間アイドル であることを確認する必要がある.そのため,もし任 意の端末がある送信老成功させた直後に, DIFS時間よ りも短い間隔で後続のパケットを送信すれば,その他 の端末の送信に割り込まれること無く, 1度の送信機会 で複数のパケットの送信を成功させることができる. 本論文では,後述する提案方式において,任意の端 末が複数パケットを連続送信する場合には,図4に示 すように, 2回目以降の送信開始時に DIFSより短い

~IFS(Short Inter)~l:ame~ ~p~e) 時間のアイドル時聞を

検出することで送信を開姶するものとする. 4 IEEE802.11DCFにおける送信機会の不公平状態 BEBを パ ッ ク オ フ ア ル ゴ リ ズ ム に 規 定 す る IEEE802.11DCFにおいて発生する送信機会の不公平 状態を計算機シミュレーションにより調査する.シ ミュレーション緒元は表1に,ネットワークトポロジ は図5にそれぞれ示す.本評価では,隣接端末数の偏 りから生じる送信機会の不公平状態の状況を調査する ために同図のように端末の配置位置によってその隣接 端末数が異なるモデルを使用している.ここで,図5 において

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-

0

1

.

(~~ {~)はそれぞれ端末 4, 12. 23 の通信範囲を示しており,これらから,ネットワーク 中の端末は2-4の隣接端末を持つことが確認できる. また,本節における評価実験では,端末聞での隣接端 末数の偏りから生じる送信機会の不公平状態を調査す

(3)

Fiぉttransmis.<;ion sendel' rece;ver Second transmission 1ime First transmission 図3:A packet transmission procedure of IEEE802.11DCF Second釘ansmission sende,. recelVel' 7初Je 図4:Succ回sivetransmissions of packets

①¥⑥¥。,,

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@

@

@

図5:Network topology るため.隣接端末数を除くその他全てのパラメータは 同じものを用いている. 4.1 帯域使用率 本論文では,端末レベルでの公平度を定量的に評価 するためにネットワーク中の端末4の帯域使用率B Wi を次のように定義する. Th. BW.=

-

-

-る ABWi' ここで,TんならびにABW

はそれぞれ端末4のスルー プットならびに割当帯域幅とする .ABWiは次式から 導出する.

A

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=

(

2

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2

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;

4

3

ここで,Triは端末dのトラフィックとし,MαxTht は端末tの理想的な状態における最大スループットと し次のように定義する. IEE802.11DCFでは, 1パケットを送信するために 要する時間 .tT~i~e) は図 6 に示す通りとなる.従って, チャネルが衝突無く各端末によって理恕的に使用され る場合,チャネルは図6を1周期とする状態が隙間無 く繰り返されることとなる.また,そのような場合の

D時は品能否認~

DATA

晶司

図 6: Time length r句uired for transmitting one p副主剖 チャネルり最大スループット (MaxTh)は次式から求 めることができる. Dαta BIze MαxTh

=

ーー .Lti "'ume (3) CW...in = DIF8+

寸 巴

+RT8,ぬration

+

8IF8 +CT

8

.

ぬration

+

81

F

8

+

D

AT Aduration +8IF8

+

ACKduration (4) また,端末4の隣接する端末数をNiとし,端末4が 隣接する端末と公平にチャネルを共有するとした場合, MαxTんは次式の通りとなる.

T

t

ime 、 、 •• , , 唱 E 晶 , , , ‘ 、 MαxTん =MaxTh

N

i

+l

(5) 4.2 送信機会の不公平状態の調査 図7にIEEE802.11DCFにおいてトラフィックが飽 和状態にある場合の各端末の帝域使用率を計算機シミュ レーションによって調査した結果を示す.同図におい て,横軸は図5に対応する端末番号とし.縦軸はそれ ぞれの端末の帯域使用率とした 同図より, IEEE802.11DCFでは端末聞での帯域使 用率に大きなばら・つきが生じていることが確認できる. 5 IEEE802.11DCFにおける不公平状態の軽減方式 本 節 で は . ス ル ー プ ッ ト を 低 下 さ せ ず に IEEE802.11DCFに お け る 送 信 機 会 不 公 平 状 態 を 軽減する ~PJ3(Limited P舵ketB凶)方式を提案す る.LPB方式では,不公平状態にある端末が適応的に 複数パケットをパースト送信することで, 1度の送信 機会で複数のパケットを送信することを可能とする.

(4)

1.0

"

0.7

M M M 善 g 書官官畠 G.2 0.1 0.0 10 15 20 Tam訟alm 図7:

B

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1

1

D

C

F

そのため,

LPB

方式はこれまでに提案された方式が採 用する受動的な解決策とは異なり,不公平状態にある 端来が自発的に自身の送信状態を改善する能動的な解 決策であるといえる. 5.1 不公平状態の判別式

LPB

方式では.ネットワーク中の端末

4

は自端末の 帯域使用率BWiと以下の式に基づいて自端末の不公平 状態を判断する.

(

>

1: Overrun state B阿今~ = 1: Fai1・state

l

く1: Unfα.ir stαte

5

.

2

LPB

方式の制御方式

LPB

方式の制御方式を以下に述べる. 1.新たな送信を開始する端末は自端末の公平状態を 式 (6)により判断する.

2

.

上記の判断結果から,自端末が

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a

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もしくは

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e

r

-r

u

n

s

t

a

t

e

である場合は,端末はそのまま次のス テップに進む.また, U

n

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r

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t

a

t

e

である場合に はt unfair jlagをセットした後に.次のステッ プヘ進む.

3

.

DCF

規格に従いパケットを送信する.

4

.

上記の送信の成功後,端末はunf

α

かfl

α

g

をチエツ クしt flαgがセットされている場合には,次のス テッ 入

E

進む.そうでない場合は,一連の送信 手続きを終了する. (a) 自端末の送信バッファをチェックし,バッファ にパケットが残っているかどうかに応じて次 のいずれかを実行する. ・バッファが空でない場合:バッファの先 頭にあるパケットを

S

I

F

S

時間後に連続 して送信する 1 ・バッファが空である場合: 端末は

u

n

J

α

i

7

・flan'をリセットした後に一連の 送信手続きを完了する. (b)端末は上記のステップ(a)に戻り,送信手続 きを続行する. 13.2節にも述べたとおり.新たなパケットの送信開始前に待機す る期聞をDIFSからSIFSに変更することにより.一度送信植を確 保した端末はその他の端末の送信に割り込まれること無く複数パケッ ト老連続して送信するととが可能となる. (6) 以上のように,

LPB

方式では自端末が不公平な状態 にあると判断した送信は,

ACK

受信後に

S

I

F

S

時間で 連続するパケットの送信を開始する.この際の送信も

RTS

CTS

を交換するととにより新たな

NAV

するこ とで,隠れ端末の影響を抑制する.

5

.

3

重み付け

LPB(WeightedLPB)

前節においてt

LPB

方式は状態判別式

(

6

)

に従うも のと定義した.しかしながら,同式では,BWiは各端 末の割当帯域幅であるABWiに大きく影響を受けるが

BEB

方式において,送信機会の不公平状態が発生する トラフィック飽和状態では,ABWiはMaxTんとなる (式(2)参照). また,この ~~Wi(= 1v!~xT_hi) は端末 t の隣接端末 数が少なければ少ないほど,その値が大きくなること から, .そのような端末は式1におけるBWiも比較的小 さな値をとり易くなる.そのため,そのような端末が 式(6)に従って連続送信を行った場合は,隣接端末数 が多い端末に比べてパースト送信の機会が大きく増加 すると考えられる. ここで,

4

.

2

節の結果である図

7

を参照いただきた い.同図において,互いに隣接する端末5と6に着目 するとt5は6に比べて高い帯域使用率を示しているこ とが確認できる.さて,この状態で式 (~Uこ従う LPB 方式を適用すると,逆に両端末の帯域使用率の差が広 がってしまうと考えられる.これはt 5は6に比べて高 い帯域使用率を示しているにも関わらず,隣接端末数 が6に比べて少ないために 5がより多くの複数パケッ トのパースト送信を行ってしまうと考えられるからで ある. そこで,この問題を解決するために,本節では重み 付け ~PB(WL?B) 方式を提案する.

WLPB

において, ネットワーク中の端末4は自端末と隣接する端末と接 続する隣接端末数を調査し,平均隣接端末数(AvgN,) を算出する .AvgNiは.隣接端末の

RTS

DATA

を 傍受することにより調査する.図 2に図示したように,

RTS

DATA

のヘッダには宛先ならびに送信元アドレ スが記載されている.そのため,例えば,図5の端末 23 は端末 18 が送信する RTS(DAr~) のヘッダ情報か ら端末

1

8

の隣接端末数が4であると知ることができる. 次に,端末は自端末の隣接端末数であるぬとAvgNi を比較し, Niく AvgNiが成り立つ場合には,状態判 別式として,式(6)に代えて以下の式(7)を使用するこ ととする. ここで,隣接端末数が周囲の端末に対して少ない場 合には帯域使用率BWiを占とするのは,隣接端末数 に大きな偏りを与えたトポロジ図5)において,帯域 使用率の大きな差を生じている端末5,6聞においてそ の値が約2倍程度であるためである. BW.

r

>

~: Overrun stαte -ー:.!~ =1: Fαかstαte ~

l

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1: Unfαir stαte 以上のようにして,

WLPB

は隣接端末数の偏りから 生じる送信機会の不公平状態を軽減する. (7) 6 計算機シミュレーション 本論文での提案方式の有効性を計算機シミュレーシヨ ンにより評価する.まず,ネットワーク全体での公平 度を定量的に評価する指標として

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を使 用する

[

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I

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f

は,nをネットワーク中 の端末数£し,BWiO 三 ~_$n) を端末 4 の帯域使用率 とした場合.以下の式で算出できる. 一 (E~=lBWi)2

f-nz

~_. 1B W

3

(1幻 臼 ) (8)

(5)

5 m 図8:Bandwid出 usagerates on mesh topology 上式においてt

f

は1以下の値をとり,その値が 1に 近いほどネットワーク全体の公平度が高い状態にある ことを示す. 6.1 メッシユトポロジにおける性能開面 図8に,図5のメッシュ型トポロジにおける帯域使 用率を評価した結果を示す.評価はIEEE802.11DCF, LPB, WLPBの3方式を対象とし,シミュレーション諸 元は表 1と同じものを用い,各端末のトラフィックは飽 和状態にあるものとした.同図に示す結果より, WLPB 方式の結果がその他の 2方式に比べて,端末聞での帯 域使用率のばらつきが最も小さいことが確認できる. 次に.図9に様々なトラフィック状態における公平性 の変化を明らかにするために, トラフィック-Fairness Index特性を示す.同図において横軸はネットワーク 中の全ての端末に生じたトラフィックの総和としてい る同図に示す結果より,全ての方式は,高トラフイツ ク時においてFairn回sIndexが低下することが確認で きる.また.どのようなトラフィック量が発生している 場合にもWLPB方式はその他の方式に比べて常に高い 公平度を示していることから, WLPB方式が有効に機 能していることが確認できる. 図10にトラフィックースループット特性を示す.こ れらから, WLPB 方式は LPB方式と比べると 低いスループット性能ではあるが.既存方式である IEEE802.11DCFと同等のスループット性能を有する ことが確認できる. 以上の結果からt WLPB方式は IEEE802.11DCFと 比べてスループットを低下させること無く,効果的に ネットワーク全体の送信機会の公平度を向上できるこ とがわかる. 6.2 一般的なネットワークトポロジでの WLPB方 式の性能静価 本節では, WLPB方式をより一般的なネットワーク トポロジにおいて性能を評価した結果について報告す る.具体的には,端末を 1

ω

nxl

ωn

のフィールド 上にランダムに鹿置し, IEEE802.11DCF端末がネット ワーク上に混在する状況について調査した.それら以 外のシミュレーション緒元はこれまでと同様に表1を 用いた.尚,本評価では,前節での評価実験の結果で 高い性能を示したWLPB方式のみを評価対象とした. まず,図11にトラフィック-FairnessIndex特性を示 す.同図において,_WIæ~(x%) は,ネットワーク中に占 めるWLPB方式を採用する騰末の割合が x%であると 1.ω 0.95

-

1

B

B

E

802.11DCF …田…WLPB ...<>....LPB 0.75 0.70 10000 1似mω Tra働(bps] ICIOO併問 図 9:Characteristics of traffic-fairness index perfor -mance on mesh topology 1000似均 8000ω 。刷。.._<>…..._-<> 0 問 仰

.

.

2000ω

I償却。 1000ω 百'Bffic[切l IOC剛加。 図 10: Ch釘acter協 icsof traffic-throughput perfor -m飢 ceon mesh色opology とを示すと同時に,100-x%の端末は IEEE802.11DCF 方式を採用する端末であることを示している.同図に示 す結果より,ネットワーク中にどのような割合でWLPB 方式が存在した場合にも, IEEE802.11DCF端末のみ から構成されるネットワークと比べてFairn白sIndex が向上する乙とがわかる.また, WLPB方式の割合が 噌加に従い, Fairness Indexの値も高くなることがわ かる. 次に,図 12にトラフィックースループット特性老示 す.同図からも,どのような割合でWLPB方式を採用 する端末が存在した場合にも, IEEE802.11DCFのみ のネットワークと同等のスループット性能が確保でき ていることが確認できる. 以上の結果より, IEEE802.11DCF端末と混在する ネットワーク環境下においても WLPB方式はその性 能を有効に発揮することが確認できるが,その理由は, WLPB方式は従来の不公平状態改善の改善方式と異な り,不公平状態にある端末が複数パケットの連続送信 により自端末の不公平状態を能動的に解消するという 方式を採用することにあると考えられる.

(6)

0;骨量 1.ω a鈎 蛸 仰

H 8

a a

副日哩帽﹄剛 G.75 0.70 E制加。 1000ω Traftic険ps] 1000偶蹄 図 11: Improving ratio on fairn回sperformance by applying the proposed method 600000 筑畑町10 制掬創出。

E

1償却ω 。 1制"。 一 ・ 一 盟 国 鉱 山I[応F ・ゅ・.WLPB(2蹴} …06._.WLPB(50%) -v-WLP町75%) 一'-WLPBCIO<附 t創治ω Traffi均伸1 1000000 図12:Improving ratio on throughput performance by applying the proposed method 7 まとめ 本 論 文 で は . 代 表 的 な 無 線 LAN規 格 で あ る IEEE802.11DCFのパックオフアルゴリズムとして広 く採用されている

BEB

方式に起因する送信機会の不公 平状態の発生を軽減する方式について議論した.また. IEEE802.11DCFにおける送信機会不公平状態の発生 状況を調査した結果を踏まえ,これを軽減する方式と して

WLPB

方式を提案した. WLPB方式の有効性を評価するために行った計算機 シミュレーション結果から,同方式はIEEE802.11DCF と比べてスループットを低下させること無く,効果的 に送信機会の公平度を向上できることを明らかとした. さらに, WLPB方式は送信機会の不公平状態にある端 末が能動的に自身の状態を改善するという方式を採用 しているため, IEEE802.11DCF端末が混在するよう なネットワークにおいても.その効果を発揮すること も明らかとした. また.本論文では全ての端末に等しく送信機会を与 える方法について検討を行ったが.連続送信の適応は 不公平状態の判別式を用いて行っていることから,こ の値を変更することによって,端末ごとに異なる送信 機会を割り当てることも可能である.従って,マルチ ホップ通信を行う際には,他のネットワークと接続す るゲートウェイ端末や多くのデータフローの通信経路 に選択された端末により多くの送信機会を適応的に割 り当てるといった際にも提案方式は有効であると考え られる. さて,本論文では,端末の移動や各端末に発生する トラフィックが変動しないモデルにおいて評価を行っ た.しかしながら,より現実的な評価を与えるために は.これらを考慮することが必要であると考えられる. また,そのようなモデルを考慮する際にはWLPB方式 の制御で使用している各端末におけるトラフィック量 Triや隣接端末数Ni等をどの程度の時間間隔で測定す るかについてより詳細な議論を行う必要があると考え られる. 謝辞 本研究の一部は,科学研究費補助金若手研究 (B) (No.18700075 )の援助を受けている. 参考文献

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図 3 :A p a c k e t  t r a n s m i s s i o n  p r o c e d u r e  o f  IEEE802.11DCF 

参照

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