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女子医学専門学校生徒のMantoux氏の反応に関する生物統計学的考察

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(1)

女子醤學專門學稜生徒のMantoux氏

反慮に期すろ生物統計學的考察

東京女子欝學專門學校衛生學教室(主任 東京女子諮學專門學校生理學数室(主任 目

タツ 次 第1章 緒 言 第2章 調査資料及び調査方法 第3章 調査成績 第1節 被検者杢膿より翻たる結果 第1項 企髄より親たる成績 第2項 内地人と非内地人及び外國人別 第3項 年齢剃 第4項 學年別 第5項 寄宿通學別 第2節 新入豫科生のみより概たる結果 第1項 全髄より観たる成績 第2項 出生地との關係 第3項 地勢的關係 第4項 既往に於ける結核性疾患との關係 第5項 結核患者との同居有無の關係 第6項耳鼻咽喉科疾患ζの關係 第7項 艦温との關係 第8項 胸部理學的所見との關係 1。聴診打診による所見との關係 2.「レントゲン」所見との關係 第9項 赤血球沈降速度との關係 一第 9 巷…133一 吉岡博人教授) 長谷川鎮一郎教授)

野 君 子

ノ キミ コ

(2)

18 立野=女子醤學專門學校生徒のMantoux氏反鷹に關する生物統計學的考察 第10項 第11項 第12項 第13項 第14項 身 長. 艦重及び比髄重 胸園及び比三園 肺活量及び比肺活量 P ・一レル氏充實指敷 第4章 考察及び総括

第一章 緒

壽 「ツベルクリン」反鷹に依る結核感染状態に回する業績は乳幼時のみならす成年,高 年に亙りて多数の學者により報告されて居る。成年期に關する調査には小林く,,),柴 田㈹,佐藤(62),高野(73),前田㈹,杉山,伊藤㈹,有馬,山田(g),象松(2,r),岡本 (5s>,曾川,富田,山中働,亭野,村上働等の男子に就ての報告があり,特に,女 子に於ては,瀧本,深谷σ6),寺島㈹,安宅(4),寳來,梅谷,藤井(丘g)の看護婦に於 ける調査並びに藤田(R,),楠井,西本㈹,加藤(31),宮坂(.1g),田中,田坂,野村㈹の 女工の調査がある。 而して,斯る結核の豫防に關しては第1.表に示す如く,所謂曝露豫防,素因豫防, 治療豫防の各方面に亙って萬全を期せねばならなV・事は云ふ迄もなV・が,岡㈹は特 感染豫防 [ 第1表 (岡) 健 康 1 傳 染 濠 隔 離 2 菌 潜 入 防 止 ] i 傳 療 菌 公

講喬蓄番

塾離馨議

羅護謹l

v ・ 改 善 特

こ1

押扇翻

野山

’lliritP6gilr511g15FEIililSIIEIiliEo sitions−prophytaxie (曝露豫防) ヨ 雷 管.

・h

臭全

免 的 「生 防 接 印) ) 獲 病 豫 防 櫓 進 9. 1 ツ 問 題

v

1 感 染 見

E

.e

L 2 獲 二又監 bkハ幌 皿健 覗康

べ塵抗

」曾

1

霜秦

韮 婁 量

’1 Dispositions−prophy’laxie (素因豫防)

一第9巻134一

3 4 早 早 期 期 診 治 漸 療 T i i l

蛮張

譲工撫

楚壽藷讐

羅 Heilprophylaxie (治療豫防)

(3)

‡野=女子讐學三門學校生徒のMantoux氏反鷹に關する生物統計法的考察 19 に第ユと第3とに重富を置き結核豫防問題の中心をなすものは,傳染源¢)隔離と感染 の獲鬼であり,集團二面にありては團員達「ツベIVタリンJの陽性,陰性の二勲こ分 ち陰性鮮に就て,特に陽一時の健康を監記する事の:重要なる事を力漏して居る。 余は本邦人域年女子に於ける結核感染率を知る爲の一資料とし,叉,,調査の結果陰 性なりし者に封しては更に摯年調査を向けて,陽性二化を二見し,此等陽性縛化者に 封しては,特に各個人に衛生注意を與へると共に7赤血球沈降速度の槍査,胸部「レ ントゲン」槍査等により出來得る限り早期に獲病.を稜見し,獲病せしものには早期に 治療を施し,生徒の結核蔓延を未然に防ぐ同的を以て,本調査を試みたのである。 被三者は東京女子二三山門學校生徒597名であるが,更に生徒に引回き東京女子讐 肇雲門學校病院及び學校開二三病院の看護婦218名に就て得た結果とも比較調査した のである。

第=章 調査資斜及び調査方法

調査資料,被二者は東京女子讐學専門學校生徒597名,調査期聞は昭和U年10月/0 .日乃至昭和11年11印0日である。 調査方法は凡て岡(5日目に二つた。本邦諸家の報告を見るに,使用「ツベルクリン」は, 「メルク」會耐:製,大阪血清藥院製,北里研究所製及び東京傳染病研究所三等種々ある も,余は,:東京傳染病研究所製奮「ツベルクリン」を用ひた。 稀繹法は,滅菌生理的食璽水を用ふるもの,叉之に更に石炭酸を加へたものを用ふ るもの∼蒸溜水を用ふるもの,又之に石炭酸を加へるもの,f苛,稀真後虚置を加へる もの,後二二を施さなvもの等報告者により多少の差違がある。余は,石炭酸を加へ ない0・85%の滅菌生理的食二水を用ひて,無菌的に稀葎した後コッホ氏蒸氣滅菌釜 で100℃,30分滅菌し,氷室内に貯藏して之を随時使用した。 三献(3.q)に徴するに,1ケ年前後室温又は氷室に保存せるもの’も其の効が心持回す るとV・ふも,余の場合には稀繹後1週闇以内のものを使用した。 注射量も亦,諸家の報告は一様ならす,Mantoux(44),井上(L・2),岩崎(26)は5000倍 0・05・有馬・菊地・松田(3)は5000倍0・2・Rosenberg(61), M611er(50)・安宅(4)は5000 倍0・1,李(60)は6000倍0.1,EDge1(7)は5000倍又は1000倍を使用し,1000倍で若

し素性なる時は100倍二曲倍O・1・を用ひて陽性esせし事あり、と噂・貴島上

松G6)・太田・相澤・岡(59)・岩淵(fi4)は2000倍0・1寳來,木村,野村(18),田中, 田坂,・野村(74),森,田川(51),中谷他6名(53),上田(80),小林(37),柴田(63),高田(75),

一第9考塾135一

(4)

20 立野=女子機學專門學校生徒のManto甑氏反癒に:關する生物統計學的考察 安井(S4),橋積(14),瀧本,深谷(76),二藍(・5),高野(T2),杉山,伊藤(67),西堀,賀川(.54), 古屋,加藤,鈴木(4。),高畠,加藤(6s),金鳥,清水ヒ27),岡(J、7)は1000倍0.1,郵(77)は 同時に100り倍と5000倍0・1宛,宇留野(sl).は.400倍0・04,栗山G2)はユ00倍0.05, 石田(23)は主として100倍O.05,戸川(79)「

ヘ100倍0./を使用して居るが,余は第1

同に於ては2000倍0.1を使用して,陰性のもの及び歯磨不明のものには1週闇二更

に 100倍0.1.を使用した。 注射部位は,大腿部,背部,胸部,上聴伸展側,上搏前面及び上囎内面等の報告あ るも,余は第1品目に左側,第2同目は右側何れも三二内面(屈面)の上臆に近い部 位を選んだ。 注射器及び注射針,注射器は1 ccmを100に分劃せる「ツベルクリン:用注射器,注

身雛÷rrMnの内径話す張・約・・mの「シ・クテ・1・・針を瓢何れも榔踵

直前に煮沸浩毒し,更に注射液で洗蘇した。 注射方法,注射部位は酒精を以て清拭溝毒し,その皮膚の乾燥後,皮内に約5mm前 後の白色隆起の生する檬にした。勿論,最初注射器に注射液を充雨後,注射器叉は注 射針内に残留する室i氣を除き,更に,面内の注射液を一滴々下した後使用したが,多 意訳の施行の爲,其の都度針先を酒精に浸した脱脂綿で浩毒した後,更に1滴の注射 液を捨てΣ使用した。 注射後面置,何等の虚置を行はす,注射當日の入浴を禁じ,注射部位の摩擦及び弓 術等の如く直接注射部位に魑れる蓮動の如きは,翁忌判定迄の間之を禁じた。48時聞 以後,師ち,反面判定後に於て;注射部位の痒痛を訴へるもの,並びに腫脹の高度の ものには2%の亜鉛華「オレーフj油の塗布,2%の棚酸水の漁布等を施し,叉水泡形 域のものには水泡内容液を吸出後500倍の句バノール」液に浸した「カーゼ」で覆 ひ線帯を施したが,省,壊疽を生じ,當病院皮膚科に隔て加療を受けたものもある。、

反慮の判定,第1同,第2同ともに注射後48時聞に槍査したのであるが,第2同旨

帥ち,第1同に於て,陰性のもの及び疑陽性のものは,第2同目卸ち,1、週二目に,. 必ず累計反慮の有無をも槍回した。

鵬嚇の計減は,鉦一に分譲脹さ・・mの金殿計照を用ひた.

而して,成績の判定に濡しては,今迄の報告を観るに,獲赤又は浸潤のみを制定に 用ふる者と二者を用ふる者とあり,陰陽の決定に於ても0.5mm未溝を陰性とするも の,10mm未満を陰性とするもの等諸家の報告は多様であるが,余は小林(37)」岡働に 從ひ,寸歩,硬結(浸潤)の爾者を併用し次の如き判定標準に從つた。 一第 9 名き 136一一一Pp一一一

(5)

立野調女子讐學專門學校生徒のMantoux氏反回に關する生物統計學的考察 21 自口ち・前半長に並行軸を縦径とし,之と直角に交ふる軸を横径として,三者とも獲

赤及噸結の最大直土畷難謙薔器と記載・・その縄を以て

反慮程度を定めた。 襲赤及び硬結(浸潤)が。−52mm一十 性(一) 護赤手は硬結(浸潤)が52−102mm∼疑陽性(th) 102−15Vmm一一三度陽性(+) /52一202mm一中十度陽性(9) 20L’mm及び其以上水泡形成, 壊疸を件ふもの一強度陽性(十+十) の如くしたのである。

第2表

東京女子警學三門學校生徒及看護婦Mant・ux氏反鷹検査表

窪溜灘生

ァ二十科十年脚

膿磯轟三年、面月一

上京年月勘上京二關ス iル備考 出 生 ’地・ 其ノ後ノ居築地 府 縣 郡 市 村 町・ 番地 1・左記聯於左記瀟・蕪近・・主媚鷹摩鐵(山聞.m野.応罎〉嬬灘

塁輩El

三七t

父母・麟「、(父L ・母・ 騒融駅弟職人.於

簸・健否

Q欝;購撃集懐紙戯犠蹴灘尖蟻

自 年 月 至 年 西

岳月

至 年 月 1家 族

蘇兄入擁

姉人慌

人 人 人 人

八人慌

妹人‘

Q

人 人 人 人

魏星人二二第人院炎

姉人二二妹人

{瑳i炎i初経 年 月一

無注射脚・雛度・期瞬職・年胆署異臨ノ疇ナノ嚇

硬 結 × ×

赤内

其 ×

・二二爵藷三二時間二

他 外 ×

1

× 東京女子讐學專門學校衛生學教室

:一一第9巻137一

(6)

22 立野=女子躊學專門學校生徒の’¥antoux氏反癒に遇する生物統計學的考察

例一ば・物値(mm)tC於て÷・÷等は何れも陰1生(一・,暮遷,回書等

瞭激土),十端・書等晦賜【生(+)瑠,葺は嘩鵬性㈲,

岳,三略+飽微壽繧騰は一度陽[生㈹・嚇風にしfa・a)であ・。

尚獲赤が二重に現はれたものは,その内側のものを判定に用ひたのである。 而して,調査「カード」は第2表に示す如くであって,本「カード」の備考欄には,水 泡形成,壊疸:,出lfiL,晩獲反鷹等を記入した。

至論の戯曲胸部丁レントゲン瀬見の牛割及び鋤測定等に就ては,各項に出て記

載した、 計算法は凡て,吉岡(S5),古屋(3g)並びに余の前同報告(3:))(3S)に依った。

第三章調 査 成 績

第1節 被泳者全艦より槻たる成績 第1項 全禮より観たる成績

被検者総員597名の中,第1露盤ち2000倍稀繹液0.1e竈に於て,陰性及び疑陽性

を呈せるもの231名であって,その中綬2回帥ち,100倍0.1ccmにて陽性を示すもの 3名(1.30%)である。 爾,第1同に於ては,注射後5日目に於て初めて陽性を示すもの帥ち,所謂晩獲反 慮を示すもの2名である。 省,全盤とし(は・陽性者369名(61・81±1・341%)・陰性者209名(35・0は:1・312 %),疑陽性者19名(3・18土0.484%)であって,感熱,深谷(76)の被槍者171名中陽性 第 3 表 内地人,非内地人,外國人別被検者内課 學

飼内地朝鮮摩醐樺姻睡自

計 豫 1 2 3 4 .科 年 年 年 年 93 100 119 110 96 4 4 2 2 3 9 13 4 12 9 3 2 2 1 3 4 1 1 118 124 128 127 100 計 ,518 i5 1 ,s 1 17

P

gE

597

_第g巻138一

(7)

立野=女子讐學門門學校生徒の11antOux氏子鷹に關する生物統計學的考察 23 者90名(43・4%),寺島(78)の被検者総計242名に就て35.00−56.36%の陽性を示したと の看護婦に於ける報告,及び余の看護婦に就て調査した結果師ち,被槍者218名中, 陽性者123名(56.42士227%)と大喜に絶て近似せる成績を得たのである。

第2項内地人と胸内地人及び外傷入別

内地人と守内地人及び外國人の内課は,第3表に示す如くである。. 而して・内地人・非内地人及び外國入の學年別によるMan亡oUx氏反慮は,第4,5 表に示す如くである。

第 4表

内地人,非内地人及び外二人學年別.Mant・UX氏反態

内 地 人 非内地人及び外國人 民 1 2 3 4 科 年 年 年 年

N

93 100 ユユ9 110 96 (一) 1(土)1 (十.i斗。冊)

司nの鋳。%』紅玉吻鋳孚、。/。

N

(一一) (十。十十.柵) 31P31・CO士3・120 ssi 4s.oo±3.eg1 3834.54ゴビ3.C58 ,。},。.83土,。796 461、9.、6土、.497・4[、.,,一 “ 414.00 /::欝 4114 .17 r・] nの鋳、%回し嚇、% [... . …1 1g:一lgg.1:gii.le.il’go2 55i 46.22・±3.OS31 9 7、64.55土,.976171

1 1 N

陣”吐2・9Sll 4 1nn 一A . n nn−l El??.・?9 i 6・2・93jlT 31 12.50 t21 21i 22122. 1 7 JE’,1’,g一 L4 4 68。00土6。292: 87.50土4.553 77.78ゴこ9.347 82.35=t二6.287 100.00 計[・・8i・93i・・蹴・綱・gi3今一1・・61・9・吐・・…179{・61・・趾…5・1631 79.75±3.050 帥ち,學年別には,非内地及び外二人の例数の小なる4寸寸を除く,他の學年に於て は,3學年の他は悉く内地人と非内地入との差は統計學的にも認められるのであるが, 第 5表 内地人,川内地人7タト國人學年溺比較 内地人と非内地人及び外國人を,第6 表に示す如く年齢別に調査する時は, 學 ff一 1 d

d

P.E.d. 豫 1 2 3 科 年 年 年 21.7.6 22.50 31.56 ユ7.80 3.026 4.e36 3.207 2.560 非内地人及び外二人に於て,例鐵の小 なる16歳,21歳を除けば,年齢別によ る内地人と非内地人及び外國人との差 は認められなV・のである。但し,年齢 は,第3項に記載せる如く,槍査當月 に於ける濫年齢であるQ

第3項年齢 高

年齢の定め方に於ては,余の前唄報告(32)㈹と同様,槍査當月に於ける浦年齢を用 一第9毬…工39一

(8)

24 立野篇家子勝學三門學校生徒のMantoux氏反癒に關する生民統計學的考察

第 6表

年齢別,内地人,非内地人及び外國人別陽性率 Mantoux

年 反鷹 齢 16 一一一17

17−18

18 一19 19・一一一一一20

20−21

21 一22 22 一一一一23 23 内 地 人

三内地人,外中人

爾者の比較

N

17 42 77 89 100 S9 63 41 nのNに 封ずる% 7 15 41 51 60 59 ,41 33 41.18土8.05 35.71士2。39 53.25±3.S4 57.30ニヒ3。54 60。00=ヒ3。30 .66.29土3.38 65。OS=ヒ4.05 80.49±4.17

N

2 8 16 16 17 6 5 9 nのNに n 封ずる% 1 7 11 12 13 5 5 8 50.00・ 87.50=ヒ7.89 6S.75±7.S2 7b。00二i=7.30 76.47ゴニ6.94 S3.33 100.00 88.89二t=7.07 d 1 nn−sl E P・E.d. 8.82 5工.79 15.ero 17.70 16.47 19.04 34.92 S.40 O.629 ユ.780 2.182 2.142 1.577 1,024

.計/・・81・・71S9・26土…61796・178A8±3・・21・吻5・583

第 7 表 年爵捌Mant・ux氏反鷹

謄}N.

(一) (士) (+・柿.十十D

・凹錆。剃■nの錆。%巨lnの燕%

・6_、7旨9}

ユ7ニゴ8

18−19

19 一20 20 .21 −91 r: ’一“22 22 一23

23一一1

’orO 93 105

Y7

95’ 67 51・ 11 −2s 37’ 38 42 2S 19 ,9 57.89±7.640 50.00ニヒ4.770 39;39ゴニ3.423 36.19±3.162 35.90ゴ=2.990 29.47ゴ=3.155 28.36ゴニ3.714 17.6.o’±3’.601 3 4 4 2 3 2’ ’1 6.00 4;30 3.Sl ’1.71 3.16 2.98 1.96 8 ’22 52 63 73 64 46 41 4.2.11±”t .640 44.00±4.735 55.91±3.472 60.00±3.225

鵬土、副

67。37土3。244 68.66±3.8221 80.3q. .f,3.750 計 597 ・・93・…±・…6」・・3・・8土・酬36gl.…8・士・・… ひだ。 各年齢に於けるMantoux氏反慮は第7表,第1圖に示す如くである.。 帥ち,年齢の増加と共に陽性率を増して居る6.各年齢に於ける陽性率を比較する .__第g巻140一一一一一

(9)

斗出=女子讐學山門開校生徒のMap−toiユx氏反鷹に關する生物統計二二考察 25

第1圖 年齢疑陽性率

ブ00

90

80

70

60

50

40

30

20

10

o

/6 17 18 ノ,9 20 2/ 22 23

年 齢

第 8表

各年齢に於ける陽性率の比較 比較する爾者年齢 d 16一一17 16−IS 16 一一19 16r−2e 16’一一21 16−22 16 一一23 17−v18 ユ8∼ユ9 19一”20 20’一一21 2丘∼22 22−23 1.S9 13.80 ユ7:89 20.28 25.26 26.55 P,8.28 1L91 4.09 2.39. 4.98 1.29 1ユ.73 d P.E.d O.210 1.644 2.1 ・57 2.466 3.043 3.108 4.498 2.024 0.863 0.541 ユ.124 0.257 2.191 に,16歳と23歳以上の差が最大,次は 16歳と22歳,16歳と21歳の差にして, 此等は統計肇的にも有意であるが其他 の年齢の差は,第8表に示す如ぐ,続 計學的に無意であるQ 更に,同一年齢に於ける陽性率を, 余が調査した看護婦の陽性率に比較す るIC・第9表に示す如く,同一年齢に 於ける差は統計肇的には殆んど認めら れなV・。 !les,年齢別による陽性率を丁丁,深

一第9巻141一

(10)

26 立野睾女子讐二二門學校生徒のMantoux氏反磨に.關する生物統計學的考察

第9表

同一年齢に於ける陽性率の比較

舗’

徒 ・1・の欧封ずる% ’ 17−18 1 50 18−19 l

93

19−20 l 105 20一一 21 1 l17 21−22 1 9e’ 22 一一 23 1 67 23一 [ 51 22 52 63’ 73 64 46 41 44.00±4.74 55.91=圭二3.47 60.00ヨヒ3.23 62.39土3.02 67.37.:ヒ3。24 68.66±3.82 80.39土3.75 看 護 婦

N

n[・の・闘す綱

d 37 39 20 21 1ケ 14 31 14 22 13 n l

n1

11 . 28 37.S4t5.3S 56.“±5.36 65.00#5,39 ’ 52.38=ヒ7.72 64.71=ヒ7,82 78.57二1二7.40 90.32二t:3.58 6.16 0.50 5.00 10.01 2.66 9.9ゴ 9. :93 . d P.E.d O.859 0.07S O.800 1.209 0.314 1.902 1.915

第 10表

學年励Mantoux氏反鷹

欝1

豫 1 2 3 4

N

i 118 124 128 127 100 (一) (±) (十。什.柵)

nnのN・封ず・%ln,・のN・封ず・%1・1・の・謝・勇.

54 34 60 41・ 20 4r).76t3.09 27.42ニヒ2.70 46.87十2.98 32・窄8ゴニ2・SO 20.00±2.70 4 4 6 1 4 3.39 3.23 4.69±1.26 0,.7 9 −4.00 霧 g, ii き5

P

76 50,85十3.10 69 .3 ・,’ ±2 .79 48.44十2。98 66.93土2.82 76.00±2.88 計 597 MOg t

35.0辻1.31i191

1 i 3.]8ゴニ0.48 ,6g i, 6L81土1.34 第.11表

學年 別 比較

比較する爾者 豫 科∼1年 豫 科∼2.年 豫、科∼3年 豫.科∼4年 1 年∼2年 2 年∼3年

3年∼4年

d

』圭、

18L.n’vO

2A1

16.08 25.1・5 20.91 18.49’ 9.07 4.430 0.557 3.S37 5.939 5.120 4.,5!0 2.251

谷㈹の看護嬬寺島㈹の看護嬬藤

由(s)の女工の成績に比較するに,大艦 に於ては年齢と共に陽性率が塘加して 居るのである。

第4項.學年別

入曽後の在校年限の長短.により Mantotix、氏反鷹を調査するに・第10 表に示す如く4學年が最高陽性率を示 し,次は1カ年,3ケ年,豫科,2墨年 一第.9..巷142一

(11)

立野=女子磨學尊門三校生徒の・MaDtbux氏反鷹k蘭する生物統計學的考察・ 27

第 12表

看護婦在勤年限別陽性率 第.14 表 看護婦在勤年限別陽性率の比較 一』一ハ山.謡ぞoux 氏反 在w 慮 年限(年)\

N

rr

P

1−2

2−3

3−4

1 4一一5 1 1 58 56 .38 18 48 n 21 29 ,25 ユ3 30” nのNにi封ずる% 3〔{.21=ヒ4.26 51」9±4.50 65.79二t:5.19 72.22±7.12 72.92土4.33 計・ ・18 1・23 i・6…土・… .比.較する爾者 (rl)’一(IT, 一2) (一1>A一(2 一’3) (;1)一一(3−i一一一4)’ (一’1)一一(4−LL−5)一 (1−2)一.(2−3) (2 一3) 一・ (3 “.4 〉 (3・一一一4)一(4−5一) d cl P.E.d 15.58 29.or s 36.り1 36V1 14.00 6.43 0.70 2.514 4.304 4.341 6.049 2・ .037, {].730 0.OS4

第 13表

比較する爾者 d d P.E、d 豫 1 2 3 4 全

科∼一1

年∼1一・2

年∼2−3

年∼3一一4

年∼4−5

員∼全 員 14.64 17.56 ユ7..W5 s.2q. 3.e8 5.39 2.779 3.313一 l l 2.898 I O.691 0.593 1 2.048 i一 の順にしてプ學年別による差は不規則であ るが,統計學的に労る時は,第11表に示す

如く,毒筆と2學年,3學年と4學年を除

く他は悉く統計學的にも有意の差が認めら れるのである6之を余の看護婦に於て得た 結果.と比較するに,第12,13表に示す如く, 看護婦に於て.は,生徒の豫科に相署するも の及び1學年に相當するものの陽性率は, 生徒に於ける陽性率より低v・率を示すも, それより次第に生徒と.看護婦の陽性率は接近してみる。

第 15表

看護婦「ツ」皮内反鷹成績(瀧本,深谷♪

人員(一)[(・)(柵(++D

陽 性 三 川 数1 %

九阯(入含後満4年) 34

ii 3

11 1 lg 33 F 97 し

+阯(二七瀟・剣37

3

41 9

21 34 92 .十一同生 (入舎後満2年) so 1 io 1 3

g1 2s

40 se

忙阯(入舎錨・年)い9

231 3

ff,[一igNm’=・ 61. 計

・8・i・・い・

44 s6 1 i43 1 e/e’ 20.5 7.3 1 24.s 1 47.7 [ 7g.s

一第9巷143一.

(12)

28 立野=女子讐學三門學校生徒のM anteux氏反慮に關する生物統計學的考察 而して,生徒と看護婦に於ける入學後の陽性の増加を比較するに,生徒に於ては, 豫科生徒と4’二年生徒の差d=25.15土4・231であり,看護婦に於ては入舎後1年未満 のものと4年の差d=36・71±6・074で節る。 但し,病室に勤務する看護婦が感染率が多かるべき様に思はれるが,二者の差は’

▽昌昌器ダ醤一・城く・であって・統計肇撫論・・看齢・

於ては,生徒に於けるよりも入舎後陽性轄化を写すものが多V・事も考へられるのであ るが,同一人に就v・ての陽性轄化の比較でない爲,之を断言する事は出島なv・故,更 に今後の研究に依りたV・と思ふ。 術,東京女子馨學三門二二病院看護婦が特に他の病院看護婦に比し陽性率が高きか ・を調査するに,看護婦に就ての瀧本,深谷(粉貴島(。6)の成績とも比較するに,第14表 .及び第16,17,18表に示す如く,余の看護婦の場合には,二本,深谷及び貴島の看’護 婦に比して,入學後の陽性増加は多いとはいへなV・。 第 16 表 (貴島) 第一組 (昭和二年四月入學者)

陵駆劇薪塒・・人目鞭・3人/三年後・・ぺ二軸後証

陰 性 31人 12人 5人 2人 溺 陽 性 強

獣性率「

1}・6人工・ll}・・人轟’ll}37人縢il}・・人

34.o% i 7.ov.o% 1 S8.3% 93.8% 第「17表(貴島) 第二組 (昭和四年四月入學者)

皮内日劇新塒・5人軒後・・刈』一年後・4人i一年目63人

陰 性 ・・ 27人 ・・刈 17人

性鐸1}・・人総総・・人翻}・・天雌婁1}・6人

陽 性 率 38.5% 58.5% 6S.9% 73.Opzef 第 工8 表 (貴島) 第三組(昭和四年十月目學者) 第四組「昭和五年四月入學者)

皮内反倒新塒・・人

隔年後 51人 陰 性

28人1

22人 陽

性畷11}23人畷ll}・9ぺ

陽性率1

45.1%

L

56.9%

皮内反倒新塒・・人

性1

28人 陽

性廉1}・4人

制 性 率 33.3% 一・一 謔X巻144一一一一

(13)

立野=女子讐占卜門學校生徒のM:ntoux氏反慮に關する生物統計學的考察 29

第5項寄宿通學別

生活歌態の異なる寄宿,通學生徒別に,Mantoax氏心慮を調査するに,被二者597 名の中,寄宿生徒344名(57.62±:1・3G4%),通畢生徒2研名(42.38土1・364%)にして・ d 寄宿生徒に於て「は172名(67・98±/・978%)の陽性を示し・百分牽を比較する19PEE =3.814>3にして,統計學的にも通事生徒の:方が陽性i率が高V・。 更に,寄宿生徒と三二生徒の陽性率を學年別に調査するに,第19表に示す如く寄宿 生徒に於ては,豫科生徒が最低李,次は2學年,3熟年,1話語,4璽年の順にして, 1十年を除けば,學年の進むに從ひ次第にその率を話してみるが,通學生徒に於て,・

は・2塵年が最低,次は豫科,3學年,1留年,4學年の順であって,學年の進行に

第 ユ9表 學年別寄宿通二三Mantoux.氏反癒

蕊蕪:諜N

(一) (土) (十.十十.十昔) 寄 宿 題 學

1・/”の錆、%回旗手、%i岬の鎧。%

豫 科’ エ18

11癖1:騨:ll..1;1:l1

31141.S吐3.87 2gi 65・91ゴ=4・82 1 年 ・・

i箪隈ll臨畿ll 1幽oo

53i66.25土3.57 75.00±4.4e 331i

・年

堰E28廃箪

馴鱗1諾:ll倒1:舅

3 年

・2・嘉箪

66 [ 22’1 33一.3・ 3・ ±3.9.1 6工 1 19 .31.15:d二4.00 il i.or2 二尉9舞:罷毒茸:器/

1鰹8・土剃

4 年 、。。1寄宿

1通學

劃1羅謙劃1

2.04 5.S8 tt6 40 65雌3.96} 73.47土4.25 78.43二亡3.89 計

…緯鑑

134 38.95土1.亨775 29.65=t二1.94 ・31・.・8±・.・gl・輪・.・9土翻 2・.3710.64111T21 67.98±1.98 ][6ii 第 20 表 寄宿,遡學生徒陽性率の比較 學 年 d dセ。E.d 豫 1 2 3 4 科 年 年 年 年

f

24,02 S.75 7.49 3.70 4.96 3.8S6 1.544 1.241 0.658 0.861 計 iO.i9. [ 3.814 俘ふ陽性率の規則正しい増加は齪られ なV・。 而して,各學年に於ける寄宿生徒と 通學生徒との陽性率を比較するに,第 20表に示す如く,雲高生徒に於ては記 者の差は有意であるが,.それより1學 年,2墨年,3學年と次第にその差が小・ となり,4學年に於て梢たその数を増: すも,何れも無意である。帥ち,次第

一第9巷145一

(14)

30 立野=女子讐學專門訴校生徒のMaΩto坑口反卿(關する生物統計學的考察 に通學生徒に近寄って光るのである。 省,豫科生徒に於ては,寄宿生徒と通學生徒の陽性率の差が統計學的にも有意なる 故,その原因を調^ミる口的を以て,入畢前の居住地(市,町,村)を寄宿生徒と通學 生徒に就き調査するに,第21表に示す如く,寄宿生徒に就ては,町村に居佳せるもの が通學生徒に比して多いのである。

第21表

入學前居住地別MantOUX氏反鷹 ’\

@ 市 [ 町 i 村

1 ” lr

\叢!.

.額別\\贋1

nのNにn 封ずる% 寄 趣 宿 學 74 ] 37 44 ) 33 50.00±一一‘,,..92 75.Oe±4.40 1] 20 5 nのNに 秘する% n nのNに 鍬する% 27.03±3A8 1 17 1 22.97±3.30 11.36土3.23 6 13.64=ヒ3.49 計

・・Sk・・9・・2士…51・52…9土2・54・3・9・・9士…6

叉,入學前居住地別に於て,寄宿生徒と通學生徒との陽性率を上ヒ曝するに,第22表 一に示す如く割興の聖なる町村を除けば何れも市居佳者が高率を示す。これにより豫科 生徒に於ける寄宿生徒と通肇生徒の陽性率の差異は,入學前の居住地に關係する事が 明かである。 第 22 表 寄宿,麺學別入學下居旧地別.Mant・ux羽田癒 MantOUX氏

反三

障箪醗住地

寄 宿 市 町 村

N

37 20

v

(一) (土) (十’ 十十’ 十t十)

nn

ォ、%1・ln嚇。%ln囑写。,6

16 10 14 43.24土5.49 50.oe土7.o「4 82.35=ヒ6.24 2 ]一 5.41 5.OJ, 19 9 3 51.35士5.31 45.00ゴニ7。50 17.65 計 ・4・一4・1・…6土・・9・3・… 1・・}…89土・・8・

i市

1町

蓮學1

{村’ 33 0r 6 9 1 4 27.27±5.23 20.00 66,67 i 1 3.03 pm,1i41−liri7tt.一.4.74−1 iP.27 23 4’ 2 69.70±5.4e so.eo 33.33 計 「2965・9・土・・82 ’爾,入部前の居住地の市町村の定め:方に關しては,入學前の晶晶地の市に1年及び 一一第9名奏146一

(15)

立野=一女子讐學專門學校生往のMi antOux氏反礁に關する生物統計學的考察 31 それ以上居住せるものは市居佳とv・ふ様に定め,町.村誌も人口を考慮せす,町,村 と記入せるまエに之を調査したのである。 第2節 新入豫科生のみより潮たる成績 第1項 全髄より槻たる域績 第1.飾に於ては,被物者絡員597名より得た結果に就て記載したが,本節に於ては その中の豫科生118名のみに就ての結果を記載する。自口ち,比較的入學年度の新しい 爲,出生地,入肇前説旧地との關係を知るのに便利であるのと,入肇後の艦格瞼査に 打て,二二測定,赤血球沈降速度の楡査,内科的診察,「レントゲン槍査等の行はれ た時期がどの學年に於けるよりもMantoux四十礁亭亭と接近して居る爲である。 而して,豫科生徒に於ける被槍三内課は,第23表に示す如くにして,此等より得た 第 24表

第 23表

豫科生徒Mantoux氏反鷹

豫科生徒内課

・ 。の頚( 1・an・・噸囲n〔nの全錆。%l

n 封ずる% lx一一一.... L“vtantouLl・Etllg;.1

齢 贋i

隙訓

17−18

iS一一19 I i

lg−20 1

2e−21

21−22

22−23

.‘)9. 17 42 32 10 5 1 2 9 計 118 14.41士2.1S 35.59t2.97 27.12十2.76 8.47ゴニ1.73 4.24士1.25 e.85 1.69 ア.63:主=1.65 100.LiO (一) (t) (+) (督) (t十十) (十・ 一・ 十十十) 54

4

15 21 24 (60) 45。76ゴ=3.09 3.39 12.7i=ヒニ2.07 17.SO土2.3S 2σ.34ゴヒ2.50 (50.S5=ヒ3.ユ0) 計 1−i.s−L−i/f}ig:iigo・oo

第 25表

入學前野佳地

居働酬・i嵯員嚇・%

市 町 村 ’te 1 25 23 59.32±3.e5 21.19±2.54 19.49二t:t転46 計 11S 1 100.00 結果は,第24表に示す如く,i18名中60名 (50.85主3.104%)の陽性者があり,師ち・

第2節第4項に述べた余の調査看護婦の

入電後1年以内のものと比較するに,看

護婦に於ては36.21土426% の陽性率を:

示・意一蹴〉・に・て・そ嵯は

統計學的に有意であり,叉,寺島(78)(看 護婦りの入學牛痘後の43.47%に比して も專門學校生徒の方が高率を示すのであ る。 一第9k147一一・・一一

(16)

32 立野=女子醤學三門學校生徒のMantOux氏反鷹に關する生物統計學的考察 省,寺島は入學前の居住地に關して詳細な報告をなしてはいないが,本調査の專門 學校生徒tc於て,入學前居住地(1ケ年以上市に居佳せるものは市居住とした)より 闘るに,第25表に示す如く,市内に居佳せるもの多く,之が陽性率を高める原因の一 をなすものとも考へられるQ 第2項 出生地との關係 市町村の定め方は,面面と田舎とを知る上に於ては,入口密度等を考慮する方がよ いが余の場合に於ては記入した市,町,村をそのまX用ひたのである。 之によれば市63名・町29名・村26名である。それ等による成績は市に側ては・第26 表に示す如く,陽性者37名(58・73士4.184%),陰il生者23名(36.51ゴ=4・Ggl%),疑陽性 者3名(476%),町は陽性者17名(58.62土6.169%),陰性者11名(37.93土6.077%),疑 陽性者1名(3.45%),村に於ては陽性者6名(23.08%),陰性者20名(76.92士5.573%) である。部ち,陽性者に於ては,市が最高,次は町,村の順であって,市と町との陽 性率は小数貼を考慮に入れざる時は58%にして,殆んど攣りなきも,村に於ては著し き低率を示して居る。

第 26表

出生地別Mantoux氏反慮 「\M・nt・・x氏

畦♂鷹N

巨[n蛮瓠%

(一) nのNiCn (±) (十.十十.十什) 封ずる%

・ln繁。%

市 町 村 6,0, 29 26 23 11 20 36.51±4.09 5.7.93±6.08 76.92±5.57 3 1 4.76 3.45

1;認識

623。08ゴニ5.57

計 11s[ s4 i 4s.76±3.og 1 4 3.39 60 50.85=i二3.10 i’

J

第3項地勢的關係

文献に徴するに,藤田(s)は所謂結核稀薄地乃至bk較的庭女地に近:V・農村の青年男:女 に就き,加藤⑳は絹織女工に就き,又砂川(65)は小學児童に就て夫々「ツベルクリン」 皮内反慮を調査し,「ツベルクリン.反論が郷土の地理的地勢に關心あると報告してみ る。 余の場合には,第2章,第2項に記載せる如く,市,町,に生存せるもの多く,之 を藤田の如く,結核虚女地叉は結核稀薄地と考へられざるもの多激あるが,出生地の 地勢,EPち,山間,亭野,寸歩地方別にMantoux氏寸寸の陽性率を調査したのであ 一一第’9 巷148一

(17)

立野=:女子馨學專門學校生徒のMamtoux氏反鷹に關する生物統計學的考察 33 る。 之によれば,第27表に示す如く,海濱地方が最高率を示し,次は李野,山聞の1順に 陽性率を減じ,藤田並びに加藤の結果(第28表)と一致する.Q 更に,結核に汚染される事が比較的勘V・と老へられる村に出生せるもの26名のみtc 就て,地勢的關係を調査するに,前記1i8名に於けると同様の結果を得た。 第 27表 出生地地勢別Mant・ux氏反鷹

∵艶・

山 海 間 野 濱 10 95 13 (一) (±) (十. H一・ 十十十)

1

IlのMに: 封ずる% nの

K、剃・囎孚、%

7 43 4 70.00±9.77, 45.26ゴゴ3.44 3一 e.77 4 4.21 3 48 9 30.00 50.53一 ±3・ .46 69.23±8.63 第 28表 地勢別MantouX氏反懸 藤 田 加 藤

郷土男甥女瞬唄馳

% 山 村

海濱地方

原 男 女 154 129

男117

女i59

男 女 8 6 29 23 8 25 3 2 18L8 17.7 47.7 42.3 37.5 33.3

地勢別髄人員陽一瓢高

山‘問蔀

海 岸 部 軍 野 部 148 、。1,7.。2士,.、4 199 88 220 88 44.22・±3.42 40.00±3,31 第 29表 村禺生者地勢別Mantoux氏反慮陽性率 T.yff ttntoux氏 反:悠 出生地 山 』海 聞 野 濱

N

7 11 8 n 1 2 3 nのNに: 封ずる% 14.28 18ユ8 37.50 第4項 既往に於ける結核 性疾患との關係 既往に於ける疾患の中でも,特に結 核に直接關係のあると思惟される肺尖 加卓見,肋膜炎の有無とMantoux氏反 慮を調査したのであるが,第30表にも 示す如く,・陽性群に於ける爾者の差は d ・3.035>2にして,明かに既往に結核に關係ある疾患に罹患せるものは陽性率 crd が高い。

一第9巻149一

(18)

34 立野rf女子口幅專扇面校生徒のMantoux氏反礁に關する生物統計學的考察 但し, d一頭陽性率の差 6d・==V−bnyti l’i・ilEJJ)1.”..,) P=爾陽性群の挙均の% q =1−P η1,n2=亡者の寸寸察数 第 30表 既往結核’性疹ミ患有無.a MantOUX 氏1反慮

M o燕N

.罹 患「 (一 ・) (± ,, (十.十十,寺壬十) 有 無 nのNに nのNに nのNに ひ エユ 封ずる% 剥する% 封ずる% 7 112 54 48.22ゴ=3,18 4 3.57.=ヒ1.1S

エ00.00 ・4i・8.22±・,・8 第5項 結核患者との同居有無の關係 被槍者が直接感染機會の明かなる肺結核又は喉頭結核患者と同一家庭内にあって, .起居せる事の有無によって,Mantoux氏反鷹を.調査.したのであるが1同居期間は最 .低は1ケ月より6ケ月のものであった。 同居の有無とMantoux.氏恒性は第3t表に示す如くにして,今同の調査に於てば .爾者の差は認められなV・。 第 3ユ表 結核患者同居有無とMantoux氏反憲

Mantoux氏

反.癒 同

有 無

N

14 104 (一) (+) 一(十・ 十十・ 十十十)

・nの

Z。%・脾賑%司重手。%

’7 1 se.oo±g.oi 47 45.19土3.29 4 3.s5 7 53 50.00十9.01 50.96±3.31 第6項・耳鼻咽喉科疾態、との關係 耳鼻咽喉,特に口蓋扁桃腺を結核菌の重要な侵入門戸の一つと認める學者(;})①σo) (66)もある故,耳鼻.咽喉科的疾患の有無とMantoux氏反鷹の關係を調査したのである が,Mantoux氏反面と耳鼻咽喉科的診察を同時に行ふ事が毘來なかったので,爾槍 査日時に於て6ケ月の差があb多少無理とも考へるが大艦を知る意味に於て,入學時 の身髄三部成績を.参考に調査したのである。 一第 9 巷150一.

(19)

立野≒女子警學專門一校生徒のMnntoux氏反慮に關す母生.物統計學的考察 ,s唐秩j 而して・M・nt・・x.氏高島肺こよる耳鼻咽喉科翠の内課と百分率は第32・3鞍に 示・た如く,.劃一無焔醗置上ヒ即す一7・・…,その差は。憲1.一 ・.・81<・t・・し て,耳鼻咽喉科的疾患の有無による陽性霧§.の差に就ては断言出來ない。 更に,川本(34)は創痩性鼻炎と.ピル 第 32表 {

聯潮溜病と.M・・・…丁丁 2二氏反観の關係蹴て・糊灘鼻

元∵ヨt曝

N

(一) 口蓋扁桃腺肥大

創痩性鼻炎

鼻中隔轡曲症 慢性上顎竃.炎 軍純性.鼻炎 慢性肥厚性鼻炎, 17 10 5 .6 5 5 10 5 1・ 3 −q 3 (土)(毒督) 1 7 5 4 ,2 3 2 計

、「48124〕・い3

第 33 耳鼻咽喉疾病有無とMant…氏反例 炎:を有する.ものは,無きものに比し, 陽性率が高いと報告し,叉,山口,川 本(s2)は口蓋扁桃腺肥大とピルケー氏 反鷹との關係に於ては,口蓋扁桃腺の 肥大せるものの陽性率は肥大せざるも のよりも高率.を示すと記載してみる。 余の場合に於ては第34表に示す如く にして,扁桃腺肥大せざるものが却っ

て陽膝が鯛・・その差は.

モ一

\魯罎

疾 \ 病 \.t

N

(一) ・(±) (十.十十.柵) 有 無 〔nのNに n , 1. 封ずる%

}■n繁。%巨n鱗。%

.18 [ :74 1 7e i 30 r 50.00±4.87 42.86土3.99 計 ・・8.54瞬・土・.G9 一1 3 ㌔争 2.OS 4.一〇.,9 23 37 4 3.39 60 47..9.0.L−L4.86 52.Se”一±4,e2 50.85ゴ=3.ユ0 第 34表 口蓋扁桃腺肥大,門口性鼻炎有無とMantOUX氏反鷹 .\@ Mantoux氏 .反癒 疾 病 口蓋扁桃腺 肥大 有 無

N

(一) (一一) (十. 十十・i十・N) nのNに エユ 封ずる% nのNに n 封ずる% 17 1. 10 101 1 44 58.82二t=8.05 護3.56ゴ=3。33 4 3.96 7 53 ’ nのNに: 封ずる%

醗勲1

有 10 無 108 5 t 50.00 一 49 47.37土3.24 4 2.70 .41.18±S.05 52.48二t=3.35 s [ so.oo 55 1 50.93±3.24 1・296<3 にして統計肇的には無意の差であり・創痩性鼻棄に於ては・少数例ではあ るが,’J’者の.差は判別出來ないのである。 一第9巻151一一一一

(20)

36 立野=女子島回專門學校生徒のMantoux吊目慮に關する生物統計學的考察 即ち,前記の川本(34),山口,川本(s!)の結果と一致せざる結果を得たのであるが,川 本,山口等は小平児童であり,余の場合には,三門學校生徒である故,年齢的の差違があ り,扁桃腺肥大に於ては叉,過去に於て扁桃腺の切除叉は摘出等を受けて居るものが ある爲,現在に於ては,肥大を認めなV・とV・ふ事も考慮せねばならなV・が,今同の材 料に於ては之を調査する事が出來ぬ故,この問題は更に今後の研究を三つ事とする。

第7項 四温との關係

四温とMantQU・K・氏反磨との關係に就ては,松田(46),西堀,賀川(54)の小門見童に 於ける報告あり,:Mantoux氏反磨陽性者は陰性者に比して必ずしも艦温高き結果を 得てみなV・。叉,高橋(7・)は児童につきMantoux氏反躍陽性者中には37.9。 C以上の ものが多いと記してみる。 余も亦,成年女子に於けるMantoux氏反癬と艦長との關係に興味を抱き爾者の關係

第 35表

MantOUX氏反鷹別盤温度撒分布 X..Mantou−xJ」III \\一反慮1 (一) 盤 溜 ’、1 36.3−36.4 36.4−36.5 36.5−36.6 36.6−36.7 36.7−36.8 36.8−36.9 36.9−37.0 37.0−37.1 37.1−37.2 37.2−37.3 37.3一 一37.4 37.4−3,7.5 37.5−37.6 37.6−37.7 37.7−37.8 1 3 2 5 7 io 9 6 4 1 4 1 1 (±〉 1 1 2 (+) 1 (一K) (暑D 4 1 2 1 1 2 1 2 2 3 2 4 3 2 1

1

1 2 1 2 1 1 1 エ 1 4 6 7 s 14 26 18 15 11 5 4 2 2 計 54 4 15 20 21 114 一第 9 雀… 152一

(21)

立野=女子讐學三門一校生徒のMantoux氏反鷹に關する生物統計學的考察 37 を調査したのであるが,遠位使用した膿温測定成績は,

第 36表

A’lantoしIX 蝦反.慮男墜卒ま勺艦温 Man亡oux氏反雁を行った豫 、\一_.一一謹 温 Mamtoux \ へ 氏反賑\・ n M土P.E. m (一) (士) (+) (H) (十皆) 54 4 15 20 21 37.06=ヒ0.024 37.13 36.95±O.056 37.02土0.O「t2 37.04±O.052 a±P. E. a O.26土O.017 0.09 0.32±O.040 0.21±O.023 0.36土0.037 V土P.E. v O.7e±O.645 0.25 0.87±O.le7 0.57十〇.062 0.97土0.101 計. 114 37.03±O.018 0.28ゴ=0.013 O.76±O.034

第 37表

豊温とMantOux氏反慮との相翌々係 MantOLlx氏1 反賑(一) 禮 温 一M=ヒσ M土σ

M圭a一

4 33 エ7 l i (十一L)

P(+柵刊計

。’ 2 2 8 28 .n.tO 12 63 39 計. [ 54 ] 41 56 [ ii4 M=37.03土0.018 モ d= 0.28ゴ=0.013 は3分宛,2同の示度が等しくなるまで計った。 伺,生徒の都合により午後2時乃至4時の鐙温である。 而して,被槍者118名の中,検温に漏れたものを除くU4名に就き調査するに, M− ntoux素謡膠別による艦温度数分布は第35表に示す如くである。術此等の李均値は,第 ユ 36表に示した如く陽性群と陰性群に於ては陰性群は陽性群よりも1梢為高濃を示すも, その差眼も大な・醐性群・面面・はISt:i’ll’.d=・.787〈・,、期の樽度馳,強 度陽性に於ても有意の差は認められない。 省畢均値:のM士σの範園別に於て・Mantoux氏反懸との面前を調査するに,第97, 38表に示す郊く・Z2−Testに於ては・X2=2・842・P・=0・586にして・Montoux氏反憲 と丁丁との間に二二ありゃ否や不明である。 一第 ・9 谷 153一

科生に就き,昭和11年6月より同年7

月に行はれたもので,Mantoux氏反

応と同時期に行ふ事が出來なかった

が,便宜上之を使用したのである。 槍温方法は凡て東京女子馨學:出門學 校生徒瞠温測定長谷川,吉岡(g)(、。)(、、)(12) 及び河合画㈹等と同一方法である。 帥ち,仁丹二型所謂1分計を用ひ, 左腋窩の中心に於て,最初10分闇,次

(22)

38 立野=女子階學三門學校生徒のMantoux氏反癒に關する生物統計學的考察

第 3S表

温膿とMantoux氏反慮の相關の計算 f ft 4 33 17 e 2 2 8 28 20 5.684 29.842 18.474 0.42i 2.211 1.368 5.895 30,947 19.158 f−ft / (f−ft)2 (f−ft),. ft 一 1.684 3.158 一 ユ.474 一 O.421 一・ O.211 0.63一 2 2ユ05 一 2.947 0.842 2.836 9.973 2.173 0.177 0.045. e.399. 4.431 8.685 0.709 o.4q. g. O. 5, 34 0.11S O.421 0.暢O O. ‘2 92 0.752 0.281, 0.037 計 λ撃;2.842 ?==O.586 N L一:114 aj.s42 El 第8:項 胸部理學的所見.との開係

ユ)嘉診打診に依る所見とMantQux氏反磨との關係に就ては,吉見,三隅86)は

小學生と幼稚園児童の587名の中ピルケー一si反鷹陽性者は242名,疑似者は45名, 計287名の中,胸部に鋸診打診による』所見を認められなV・もの185名(64・46%)ありと

轍・,離・他・名、・・、は懸蹴て,M・n…x疎醐儲蹴てその約÷は

回診打診による所見を認めると記し,井上(22)は見回に就て,Mantoux氏反瞠陽性507 名中,胸部所見のあるもの125名(24・6%)と報告して居る。 余の今回用ひた内科的所見は,艦温測定と同期間に東京女子馨學専門學校病院内科 に於て行はれたも.のであって,その所見を亥の如く分類してある○帥ち, Aは何等i愛化を認めなV・もの「 Bは右肺尖部に於ける呼氣延長,呼吸音の微弱及び粗難等の何れかを認めたもの7・ 但し,頸部の淋巴腺腫脹も入れた。 Cは著明な攣化を認めるもの としたのである。 、而.して,Mantoux’氏反磨と内科的診察を受けたもの112名に就き,胸部理學的所 見別による Mantoux氏反催は第39表に示す如くに.しで, Mantoux氏反慮陽性者 一一一一es 9 k 154 L

(23)

立野.==:女子醤學專.門學校生徒の蟹autOUX氏反鷹.に關する.生物統計學的考察 39・ 第 39表 胸部理學的所見荊.Mantoux氏反羅i

\Manto露

胸㌔試1・

(:) (士) 1. ’(+・ g一 +t+) 1 ’ nの全員に 調’する% nの全員にn 調’する.% nの全員にn, .灘ずる.%

A

B

C 21 31. 40.38=ヒ4.589

59…土・副・

,loo.eo 2,1 ’3n 1. ’37’.50=i二4.363. 60..71ゴ=41402’1 1:7q. 計 s.o’ 1 loo.oo

1 100.00 56. P100・oo 第 40表 胸部理學的所見と、M’antonX氏反癒との相關々係

購警睡1・一・(土・1・・欄)

A・.

B

C 21ビ 31. 1 ’,.4i, .o’ 21 34’ 1 計 42, 691 1’.. 計 52 引 ・6「 112 ’ に隔ては・.十七即B謬呈衰も.多. く,次はA群,C耕に.して,陰性者に 於ては。群はなく.,A群もある参, B 群が最多数を示してみるのである。脚 ち,陽性鮮に於ても胸部に何薯理學白勺 所見を認めなV・もの・陰性群に於ても 多少の攣化を認めるも4)等あるのであ って,この事は諸家の報告と二致する 第 41表 胸部理學的所児とM・韻・ux植立’癒の相關め計算 f fし f一 i”t (f−it)2 ’(f−ft)2 ft’ 21 31 0 ・0 4 0 21 34 1 1g.oroo 32 .’p36 ’ O.464 1.500, 2.46d o,.e36 21.0{,0 34,500 0.500 1.一500 一 ・ 110361 ・一 O.464 一. 1.soo 1.536 一… O.036 0 一一 ・n.500 0.500 2.2’o・”o ’1.073.. O.215 2.一〇・・50− 2.359 0.OOI o. O,2・50 ().250 O.115 0.03一 4 0.464 1.500 0.Ov58・ O.039 0− O.・007 0i500 計 3・ .614 一z2’==3.6−1’4

P=O.465’ Nh112

一・第 9巻155一

(24)

40 立野躍女子讐學專門學校生徒のMantoux氏反慮に關する生物統計學的考察

のである。

更に,爾者の關係を第40,41表に示す如く X2−Testによって調査するに XL’一

Testに於ては, X2 =3.614, P==O.465にして, Mantoux氏反回と胸部理工的所見と

の關係に就ては有意ではない。 2)「レンドゲン」所見との關係 胸部「レントゲン」所見と「ツベルクリン」反慮との關係に就ては,吉見,松田(s6)の學 童に於ける報告あり,之によればピルケー氏反回の陽性者及び疑陽性者の胸部「レン トゲン」槍査の結果・「ツベルクリン」反磨の京童のものぽど胸部「レントゲン」検査!c より攣化のある率が多いと記載し,寺島㈹は「ツベルクリンJ反慮陰性者中にも「ンン トゲン」置上結核竃と思はれる所見を示すものあるも著明なる肺浸潤を示すもの無し と報告し,叉高井他3名(72)は胸部「レ」線像所見と「ツベルクリン」反鷹との間に特殊 な關係を認めすと報告して居る。 余の今同の調査はMantoux無反鷹と胸部『レン1・ゲン」槍査を同時に行ふ事が出來 なかったので,4ケ月の隔りがあるが,参考の爲に定期身艦槍査の結果を参照したの である。この胸部「レントゲン」槍査は,東京女子無爵專門歯校病院「レントゲン」科に 於てなされたものであって,その所見Q分類(3e)は, ’イ,正常肺と見徹されるものをA騨, Pt,肺門陰影並びに肺紋理の増強櫨大を認めるもので,この中には三度の肺門淋巴 腺腫脹のみのものもあればジ叉,肺門淋巴腺が張度に腫脹するのみならす;,肺 實質に総ても肺浸潤の一歩手前と思はれる陰影を有するものも含有してみるの で,之を:B群とし, ハ,明らかに多少の肺浸潤が初まって居ると思はれる陰影を有するものを。群

第 42表

胸部「レントゲン」.所見別Mantou首玉反鷹 「レントゲン」 所見 ・IMantoux 氏反1鷹 (一一) (土) (+.÷卜柵)

A

B

c

nの全員に ユ 封ずる% nの全

・。%・nの全鑑%

3 100.00 or3 4 50 49.53±3.26 3.74 46.73±3.25 1 ] ’ 25.00 3 75.00 計 3 1 100.00 1o71 loo.eo

41100・00

一第 9毬1156一

(25)

立野二女子讐學三門學校生徒の.Mantoux氏反慮に關する生物統計學的考察 4且’ 等としてある。 而して,豫科生徒に於て,Mantoux氏反羅と胸部「レントゲン」槍査を受けたもの 114名のMantoux氏反二二による胸部「レントゲン」所見は,第42表に示す如くであ って,胸・部rレントゲン」愈査によって攣化を認めなV・A癖に於てはMantoux氏反憲 陽性のもののみであり,’B群に於てはMantoux氏反磨陰性のもの梢・々多く., C群に 於ては陽性が多くなって居る。 更に,胸部「レントゲン」所見とMantoux氏反懸の關係を,第43,44表に示す如く

第43表 調査するに,純一Testに於てX2.一・

胸部「レンげン・所見とMarit。ux氏 4.506,匹α346であってM・nt。。x氏 反鷹との相關々係

.賦蹄・一・

A. .C 53 1 1一 1 1 s4 (士) 4 (十.十十.昇D 3 50 3 4 56 計 3 107 4 114 .反回と胸部「レントゲン」所見との聞 ・に有意の二二は認められなV・。

第9項 赤血球沈降速度との

關係 所謂健康人に於ける赤血球沈降速度 とMantOUX氏反面の霜融k係に熱する 文面は,橋本(・、)がMaDtouX.氏反面程 第 44表 胸部「レントゲン」所見とMant・ux氏反刃の相星の計算 f ft f−ft 0 53 1 to 50 3 ’o −4 0 1.421 50.684 1.895 1.474 52.561 1.965 0.105 3.754 0.140 一 1.421 2.316 =一 O.895 1.526 一 2.561 1.035 一 O.105 0.246 一 O.140 (f−it)2 ,Nt−ft)2 fに 計 .o.019 5.369 0.801 2.329 6.559 1.07i o.ell O.061 0.020 1.421 0.106 0.423 1.580 0.125 0.545 .O.105 0.061’ e.14b 4.oro6 rx2 =4.506 . P= O.346 Ni =114

一第9巻157一

(26)

42. 立野=女子高高專門學校生徒の.Mantρ鳳氏反磨に關ずる生物統計學的考察 M_,o_k反鷹島叢蓮爵中等債)度数分布

濾計画華.(一・

1.0一 2.0 2.0 一一一・ 3.0 3.0一 4.0 4.0一・ 5,0 5.0一 6.0 6.0一 7.0 7.0一一一一 S.0 8.0一 9.0 9.0−10.0 10.0−11.0 11.0−12.0 12.0−13.0 13.0−14.O 14.0−15.0 15.0一一16.0 16.0−17.0 17.0−18.O ls.O−19.0 19.0−20.0 20.0−21.0 21.0−22.0 .O,2LO.23.0 23.0−24.0 2A.O−25.0 25.0−26.0 26LO−27.0 27.0−28.0 28;O−29.0 1 5 7’ 4 7 2 4 ,5 2 5 4 2 1 ’1 1 (土) (+) 1 1. 1 1 2 6 3 2 t (H”i 3 11 3 3 2 3 (十朴) 干 2 2 ,e, 2 1 4 1 1 1 計 1 1 2 1. 1 1 1 ’,6i 1 1 11. 8 16 10 1

g1

10 i 4 9 ’1 5 3 2 3 1 1i l/

3t

il・ iii’

1

計 52

41

i5 1’ 19 Eo 1 igiyo l

一第9巻158一・

(27)

立野=女子欝學專門學校生徒のiMantottx氏反鷹に關す.る生物統計學的考察 43. 度別に沈降債を調査した報告あるも,余は更.に爾者の關係を、X2一一一Test・によって調査 したQである。 今回調査に使用した赤血球沈降速度の成績は,内科的診察と共に,三校病院内科に 於て行はれた.ものであって,Mantohx氏反鷹検査と同時に行ふ事が出來なかったが, 便宜上之を利用したのであって,Westergren氏法に依り測定』したるKatzの中等慣 (47)のみを用ひたのである。 而して・Mantoux氏反回の槍査と赤血球沈降速瞬の検査を受けた112名に就て・ Mantρux.氏三鷹別による赤沈速度中等債の度数分布は第45表,亭均値は第46表に示. す如く.である。 第 46表 Mほntoux反悉別赤沈速度(中等便)卒均値 赤 沈 速 度 r antoux 氏反回 (“)一 (士) (+) (什) (帯) (十.十÷.柵) 11 52 4 15 19 20 (54) 下土P.E.m a±P.E.6 8.79二to.449. 7.25 7.10ri二〇.751. 9.76±1.029 . 11.20±O, 839 (9.56±O.539) 4.80±O.317 一 4.27 4.31=ヒ0..531‘ 6.65土.0.728 5・i)6±o.sg,o, (5.SSゴ±0.3’81) V士P.ELv 54.57」二3.610 58.82 60.77±7:483 68.11±7.452 49.65土5.295 (61149土3.991) 計 110 9.11±O.344 5.35ゴ=0.243 5S.70ゴ=2.669 第 47表 赤沈速度(中等便)とMantoux氏反様との相關々係 赤沈速度 ±N’1 antou# rt 反慮 一M=ヒσ M土σ

M土σ一

(一) 6 40 6 (士) (+.十十.柵) 計 1 3 0 6 39 9 13 82 15 計 52 4 54 110 M =9.11ゴ=O.344 σ=5.35土0.243

高子者と尋者に於ける手均値に就て・その差は意司倣・lcして.

一第、9’谷159←一一一et.

(28)

44 立野==女子警學專門學校生徒のMan匙・ux氏反鷹に關する.生物統計學的考察 無意ではあるが,一般に陽性者は陰性者に比較して沈降慣が大であって,.陽性群の中 では,陽性度の大なるもの程沈降速度が大となってみる。 第.48表 赤沈速度(中等慣)とM:ntqux氏反鷹の相關の計算. f 6 40 6 ユ 3 0 6 39 9 ft 6・1タ5 3S.764’ ’7.091 0.473 2r981 0.545 6.382 40.20’s 7.364 f“”ft (f一一ft).: 一・ O,145 1.236 一 1,091 0.527 b.oig 一 O.545 一 O.382 0.745 1.636 O.921 1.527 1.190 0.278 ’o O.297 0.146 0.or55 2.676 (f一 ft)2 主t一 O.003 0.03一 9 0.168 0.58S o O.5・ 49 0.023 0.Q14 0.363 計 1.747 XL),=1.747 P==O.910, Nv.110

:更eC, X2−Testによれば,第47?48表に示す如く,X2==1.747, P ・ O・910にして,

今同り調査に於ては・MantoUx氏反憲と赤沈速度中等慣との翠黛は不明である。

ノら。

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