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東アジアのイノシシ・ブタの遺伝的源流に位置するベトナムのイノシシ属の遺伝子調査

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Academic year: 2021

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Title 東アジアのイノシシ・ブタの遺伝的源流に位置するベトナムのイノシシ属の遺伝子調査( はしがき ) Author(s) 石黒, 直隆 Report No. 平成14年度-平成16年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(B)(2) 課題番号14405028) 研究成果報告書 Issue Date 2004 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/723 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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はしがき

日本の大型ほ乳動物には北海道のヒグマ、エゾシカと本州から九州にj するツキノワグマ、ニホンシカ、ニホンイノシシ、カモシカおよび琉翻 するリュウキュウイノシシが知られている○これら大型ほ乳動物は今から・ から2万年前にかけて大陸から渡来1した動物と考えられている。中でもノ 関して、九州と沖縄間では距離的に近いにもかかわらず、ニホンイノシミ キュウイノシシとでは血液のアイソタイプやミトコンドリア.DNA(mtDN} 列が大きく異なっており、両亜種は異なった系統から由来したのではなし されていた。また、台湾や中国本土でもリュウキュウイノシシに近い近轟 かっていないことから、その起源はなぞとされてきた。一時臥リュウヨ シシは先史時代の古代人が他の地域からもちこんだ家畜ブタが再野生化t ないかと考えられたこともある。 偶然、本研究分担者の本郷はベトナムのベトナム考古学研究所とハノ1 に保管されていた野生イノシシの骨のDNA分析を石黒と共に行った処、l ウイノシシと遺伝的に近いものがベトナムに存在することを発見した。薫 基に本学術調査が開始された。ベートナムの研究所に保管されていた骨はメ であり、現生の家畜ブタとは形態的に異なっていた。野生イノシシ骨は、 顎骨が主であり、全身骨格は保管されておらず野生イノシシの全体像の濁 らなかった。また、これらのイノシシ骨はベトナム各地の部落から集めら であり、採取された場所や時代等は不明であり、現在もこうした大型の璧 シがベトナムに生息しているかどうかは不明であった。本学術調査は、こ 問に答えること壷目的にべトナムでの家畜ブタおよび野生イノシシの形電 通伝的な解析を主眼に開始した0特に次ぎの4点について調査研究を行っズ 1)ベトナムに現在生息する野生イノシシの遺伝子解析を行い、リュウ ノシシと遺伝的に近い野生種が現存するかどうかを形態学杓およぴ な手法で確認する。 2)束アジアめ家畜ブタの遺伝的多型はベトナムの家畜ブタの多型に柴 ことから、ベトナムの在来豚を束アジアの家畜ブタの祖先種と位置 と遺伝の両面から詳しく検討する。 3)ベトナムの隣国である中国の試料に関しても海外共同研究者を通じ 試料を入手して束アジア地域での家畜ブタの起源と進化について検青 4)ベトナムのイノシシ属が有する抗病性や環境適応性などの有用遺伝 に努める。 3年間の海外学術調査を行うことにより、以下の成果を得た。 1)リュウキュウイノシシと遺伝的に近縁な野生イノシシが、現在のべ 生息してい、ることが、`遺伝的に証明された。 2)ベトナムに飼育されている家畜ブタは、遺伝的には掻肋で名田拙と了

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