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電弧炉の自動制御

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Academic year: 2021

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(1)

u,D.C.る21.745.35:d21.3d5.2.03る.る5

Automatic Controlof Electric Arc Furnaces

幸*

政*

TakayLlkiYoshioka r7iromasa Kogure

梗 概 温弧炉の竃摘汗‡動調整装置には,模†′トE動機により電極を弟牒させる電気式と,水圧,油虹などを利 fijした機械式とがあろ.-∵竜弧炉(特に製鋼知り の尼弧ほ,一般に一骨安定な要素を多数含んでいるために その制御系こ対し人きな変勤の要因となる。したがってその自動制訊系のプ/式についてはヰ封こ意を払う 必要がある=. 口上 製作所こおいてはこれに対し,各種の制御ノノ∫にの経験を有しているが,このうちの一一つである HTD形電糎=動澗整装置ほ炉前操作盤,磁気増幅諸相j御悠,l口1転増幅機HTDセット(1)および電極昇 降椚操作■お動機からなっており,据付,調整が簡甲であり,また仝電・気式連続制御であるのですぐれた 制御結牒拍て.阜られる.

1.緒

口 電孤炉は電郁エネルギーを利口-iして金 属の熔解,桁錬を行うものであるが,こ の電孤は非′酢こ不安定な要 (2)鋼のrl を多数含ん で-お中熔別物の動揺,馬孤柱周辺に二糾ナ るガスの移動など炉内拭遷宮峻化によっ て電弧電流ほ激Lく変動する_.したがっ てこれを何らかの方法によって・一定に保 つ必安がある.コ 電孤電流を-一一ぶに保つこ とによi), (1)平均依用電ノ」を高くとト得るの で熔解時間を短締することができ,効 率が高くなり,Lたがってかの稼動率 も大となる. /√)ヽ 仝l弼l′ノrヽ「コ 斤「F、J.1√_† .トー、」」 二 ′ l../∴■扇ヾ 石灰を均一にすることが容 易になる。 (3)配電系統にケえる擾乱を樫湖しうる。 など幾多の利′1ょがあることは周知の■J〔リミである。最近電 孤かの容量がますます大きくなる帆■如こあF),必然l榊こ 電弧電流の変動が配電系統にサえる擾乱の程度も大きく なる。ここにぷ性能でに頼長の■高し、磁こ気‡馴1■甜筈(2),二ねよ び回転増価 (HTD)を町IjLた電雁汗_l動調闇凄汗」さの・一一 づミ施例をホL,御参考に供する次 でふ,る 2.設

(1)電孤か:BC形1汗頂製入よけ闇購律48001Tlm 電極406mlll(16in) 式(第1図) 八〓 け津 乱 \ rノ マス1、′t昆動川準 (2)電弧炉用変圧君:SFI.†CR形3YC式 10,000kVA 一一次∫蘭_F_三10,500V 二次電し†ミ90\280V 12段 臼 む製作所lト㌧ 「」二呈 J.〕 第11受130t 旦ま-4、...」 土■笹射 闇新嘗 l l-LL 古・鮎瞑Hl ア7▲,:しム1(二 叫.←基夕 汚.「【ごノ■J 1リを=㌢・「㌧ 博【

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-イ昼

(2)

904 昭和34年7月 第3図 制御キユーピクル内部 第41巻 第7-け か前操作盤 HTDx3子「:FCO形SPニ0式 5kW220Vl,500(1,460)rpm (7)HTI)駆動用誘導電動機×1台:EFUO形KK式 22kW(30HP)200V4P (8)直流電動機×3台:TCO形SP30式 3■7kW(5HP)2=0Vl,200rpm

3.動作原理および解析

3.1動作原葦空 この装了・■■■亡の原理朗接続は舞2図に示すとおりである。 電孤電比,電弧電灘を検州してこれを整流し,差動的に 動作するより削副臼l終に-ケえているし、電弧電圧,電孤電 流が整足柄にあり,平衡した状態においては その検Jlj 電流は等しく差ほ零である.したがって増幅装閏のⅢ力 第4図 ク.見川ノ JメJi/ .〃欄′ 第5図 制御系のブロック舘lズl 第6図-b アナコソ解析結果 一-34 竜 変 第6図-a アナコソ解析結果 第6同一C アナコン解析結果

(3)

も`本である.。今炉内状態の変化,たとえば装入ス クラッ プの一 解に伴う変位など碇より電孤電流が 減少すると,整流器SelのJI.けJ電艮三が低くなり, 磁気矧幅揺に制御人力電流が流れる..これの=力 によりHTDが=力電圧を発坐し電隠州卿11電動 機が回転しノ,電孤電圧と電弧電流の閑係が平衡す るまで電梅を降下せしめる。逆に竃孤電流が増加 した場合は磁気増幅器に流れる制御入力電流のブイ 佃が逆となり, 極を上昇せしめる方向に電動機 が回転する。この動作を絶えず繰返して行い電狐 ●;・二圧,電弧電流を整定値に保っている.二, この検甘且路,磁気増幅器部分ほ第3図に示す 板 鋼 に 、ヘノ よ ービクルー・面に収納されてい る。 3.2 制御系の解析 電極自動調整 置としての兼題ほ,急激大幅, かつひんばんに変動する電孤を対象としていかに して安定に制御せしめるか,またいかにしてその 変動に 応せLめるかにある。実際運転i・こおける ■電孤炉中の電弧ほ,溶面の動揺はもちろん電孤柱 およびその 辺の熱蓄積の程度,および雰囲気の イオン化の程如こよっても影響を受け,弟4図に ホすように急激,かつひんばんな変動をホす。こ のように変動する電孤電流,電圧を制御する装置 ほきわめて速応性のよい,かつ高頻度や側≠に耐 えるものでなけれはならない.。磁景脚価賂HTD を使用した連続式m掛諷盛装閏ほこのような佐川 [柑勺に最もよく介致するものである、. 本制御系をブロック税岡でホすと第5図のよう の

905 第7図 竜弓肘電址設定値を急変した場合のオシログラム 笛8区トa 運転オシログ、ラム(熔解期) W ▼ 二丁叩;評Wγて 一Å_____、ぎ ー_琵 覧芸濃寛濾 1【- mT ヒ 石; - ㌻∵マ竺竿笥訝㌶-一書 1彰 【響 ■憲※紘ふ※剥※誉 7_と_つぶ-き■-う 志志選一一芸重責・:きき■ 瑚・ 、、、削,汁Y_ヤふⅧ二. 瓜血ぶ 第8図-b 浬転オシロブラム(還元期) になり,その解析結凪ま弟る図にホすように止こ答の早い, かつ安定な 制御が得られることがわかる√、ここに掲げた a,b,C図は音程の調整値に対するものであって,こ の場合ほほb岡が最適銅整値である.._. 稼動中の過渡止こ答を実測L・たオシログラムを第7図に 示すが,イi胴乱系に指令が与えられてからて夫際に竃弧電髄 が変化をホすまでの不動時間はほぼ0.1秒であり,継電 帯式などに比較してほるかに如い 4.運

結 果 30tかの稼動Fl- 】のオシログラムを第8図にホす- a図 ほ熔解初期におけるオシログラムであり,bl和上還元灘 におけるものである._J 消費電力の関係を,手動の場合とl'†動の場合について 比較すると第9図のごとくなる。このl対カ、らもわかるよ うに下記のような利点が確話されたL_二. (1)熔解中の平均使用電力を高くとることができる ので熔解時間が短縮され,したがって炉の効率も高く 経済的である_,・一例として鋼掩SF-55リム材,装入 ≡壬三:ヤ均24,200kgを熔解粁蝕した場合の製鋼時間ほ, ‡∫l動でほ丁勅の87%で13%短縮され,消費電力量は 手動の場合明90鴬となり10′%節約することができ た.っ また SC-46材,装入見辛均27,500kgにおいて ほ製鋼時「7り96.%,消費電力量ほ92.5%であったし; (2)高感度で電械f、H甘が制御され,熔銅巾に 楯が 突人することがなくなったため,鋼が炭化されること が少なく,電穐汀j耗も減少した.。 (3)電孤電流の諷整を手動で行うのは相当熟練を要 L操作者の疲労も人きいが,本月動調整 闘こよると 原料スクラップ装人後通電当初より自動運転を行うこ とができ,運・転⊥ユは電流値を整定するのみでよい。 (4)制御の止こ答か輿、ので過電流による配電系統に -ケえ引憂乱も減少した。 (5)無接点近視制御であるので運転開始以来故障ほ 絶無である。

(4)

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ニ譲達士

、 7 ナ■ナ ープ ■\l■ JL_∠__⊥■_∠山∠二_」L」L_∠⊥⊥一乙▼⊥ 最近製儲用電弧かが大谷]-_呈二化きれ,また群集化される 傾向にあるが,大容電化および群集化きれるほど操作上 の問題,電閥へ与え引変乱のJ■、(および総i丹性の諸点から 高性能の電孤炉制御が政く要求さ.れてくる∴近年磁気用 幅器,Pl転増幅機を使用Lた電気的【コ動制御方式が,一 方でほ油圧あるいは水圧シリンダにより操作きjtる自動 制御が発通し広く使用さカLているJ ここでは中形電弧・炉の電偏汗1動調整装置として製作納 入した30t竃孤炉のHTD形電極日動調整装置について 述べたが,木装閻ま腑付,調∃窒がきわめて抽時日で終イ し初期の成績を用亮二とができ,以東j守カ〕て好.榔二揉 勤している二 終りに本矧「′'たの設計諷整にあたり御指# 御援助をいただいた日壱悪用出直如・一丁ニ場竹入成長,日立 工場保田誠長ほかの諸氏にilミくて感謝の:広を表する二、 (1)西:口 、 L評論 別冊No.8127 川129-10) (2J 尻,雌木: F 11二音r諏別冊No.8117(′.rl.ノて 29--1什〉 こ;6 Vol.20 ◎混気の居住区防熱装置にナえる影響i・こついて ◎て ル ャ ン ネ ル 抵抗線ひずみ計 ◎ディーゼル磯イ封書侍詔-の表面あらさについて ◎かじ性餞に及ぼすかじ取速度の影響について ノー〉 ノ、/ノ、\′、 \/〉 ノ -ノ v\一\-/ 一 一 ′1_こ.誌につきましての御照会は下記発行所へ 封願いたします

日立造船株式会社技術研究所

ブこ阪て‡]廿ヒ花区桜.【ごフノ北之町

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