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廃棄物等の不適正な流れの改善方策に関する研究

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Academic year: 2021

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博 士 ( 工 学 )    藤 倉 ま な み

学 位 論 文 題 名

廃棄物等の不適正な流れの改善方策に関する研究

(Study on measures for improving improper fiow of waste and       construction surplus soil)

学位論文内容の要旨

  循 環 型社 会 の 構 築 のた め に は 不 要物 を で きる 限り循 環的 に利用 し、そ れがで きをい 場合 は 適 正 に 処理 す る 必 要 が ある 。 し か し 現実 に は、一 部の廃 棄物や 建設 発生土 (建設 残土)

が 不 法 投 棄等 の 不 適 正 を 流れ へ と 移 行 し、 環 境保全 上の問 題を引 き起 こして いる。 廃棄物 に つ い て は、 適 用 さ れ る 廃棄 物 処 理 法 が強 化 され、 不法投 棄等の 不適 正を流 れは滅 りつつ あ る 。 一 方、 建 設 発 生 土 は、 廃 棄 物 処 理法 に 定める 廃棄物 ではを いた めに、 具体的 を規制 が 無 く 、 不適 正 を 流 れ が 継続 し て い る 。2000年に 制 定 さ れ た循 環 型 社 会 形 成推 進 基 本 法 で は 、 廃 棄物 処 理 法 の 適 用対 象 外 の も のも 含 め、あ らゆる 「廃棄 物等 」を対 象に、 循環型 社 会 の 構 築を 目 指 す こ と と規 定 さ れ た 。し た がって 、循環 型社会 の構 築のた めには 、廃棄 物 等 と し ての 廃 棄 物 と 建 設発 生 土 の 双 方に つ いて、 不適正 を流れ を改 善する 必要が ある。

そ こ で 、 本研 究 で は 、 廃 棄物 の 中 で も 不法 投 棄等に よる問 題が深 刻で ある産 業廃棄 物と、

建 設 発 生 土を 対 象 と し て 、不 適 正 を 流 れの 現 状及び 施策等 の分析 を行 い、改 善方策 を提言 し た。

  第1章 で は 、 研 究 の 背 景 と 目 的 につ い て 述 べ た 。産 業 廃 棄 物 の不 法 投 棄 等 は1990年代 頃 よ り 大 きを 社 会 問 題 と をっ た が 、 廃 棄物 処 理 法 の 逐次 改 正 等 の 施策 に よ り 、 近 年の 新 規 発 生 事 案は 減 少 し て い る。 一 方 、 建 設発 生 土 の 処 理に は 具 体 的 を規 制 が を く 、1990年 代 頃 か ら 、森 林 や 農 地 へ の不 適 正 を 投 棄や 、 投棄さ れた土 砂から の有 害物質 の溶出 をど、

様 々 を 問 題が 顕 在 化 し て きて い る 。 産 業廃 棄 物を土 砂に混 入し、 建設 発生土 に偽装 して埋 め 立 て る をど の 廃 棄 物 処 理法 の 脱 法 を 意図 し た不法 行為も 発生し た。 このよ うを状 況を踏 ま え、本 研究の 目的 を以下 の2項目と した。

1)産 業廃棄 物の不 適正を 流れ の発生 要因( 失敗の 経験) と対 策の成 功要因を分析すること。

2) 建 設 発生 土 の 不 適 正を 流 れ の 実 態 及び 施 策の 課題を 明らか にし、1) に基づ ぃて不 適正 を 流れの 改善方 策を 提案す ること 。

  第2章で は 、 第3章以 降 に お け る分 析 の 前 段 階と し て 、 廃 棄物 等 の 不 適 正 な流 れ の 管 理 に 関 す る 現状 と 課 題 を 示 した 。 産 業 廃 棄物 に ついて は、廃 棄物処 理法 に基づ き排出 事業者 や 処 理 業 者に 対 す る 規 制 が強 化 さ れ 、 現在 で は違反 時の罰 則も厳 しい 。一方 、建設 発生土 に は 排 出 後の 処 理 責 任 を 具体 的 に 担 保 する 規 定がを い。建 設発生 土が 汚染土 壌であ る場合 は 、 土 壌 汚染 対 策 法 等 の 対象 と を り う るが 、 罰金額 が低い をど不 法投 棄等の 十分を 抑止カ と はをっ ていを いこ とをど を述べ た。

  第3章で は 、 産 業 廃棄 物の不 適正 な流れ の発生 要因( 失敗 の経験 )と対 策の成 功要因 を分 析 し た 。 産業 廃 棄 物 の 処 理に つ い て は 、1970年の 廃 棄 物 処 理法 制 定 時 に 、 汚染 者 負 担 の 原 則 に 基 づぃ て 排 出 事 業 者に 処 理 責 任 を課 し た。し かし規 制を行 う体 制が不 十分を まま、

処 理 を 市 場原 理 に 委 ね た 結果 、 排 出 事 業者 に は適正 処理費 用を負 担す る動機 付けが 不十分 で 、 法 施 行直 後 か ら 不 法 投棄 等 が 行 わ れて い たこと を文献 から確 認し た。こ の当時 、無許 可 業 者 は 違反 前 歴 が あ っ ても 犯 行 を 繰 り返 し て お り 、罰 則 は 抑 止 カに を っ て は い なか っ た 。 不 法 投棄 等 が 常 態 化 して 、 暴 力 団 等の 資 金 源 と をっ た 。 さ ら に、1990年頃 の バ ブ ル 経 済 時 に は廃 棄 物 の 排 出 量の 増 大 と と もに 大 規模な 不法投 棄が頻 発す ること となっ た。こ の よ う を 状況 は 、1990年 代 に 産 業廃 棄 物 の 排 出者 責 任 を 導 入し た 英 国 及 び ドイ ツ で も 発

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生し て い る こ とを 確 認 し た 。 英国 で は 、 取 締り が 緩 い 間 は不 法投棄 等が増 加して おり 、近 年、 英 独 両 国 にお い て 、 日 本 の大 規 模 事 案 (5,Ooom3以 上) に匹 敵する 不法投 棄事案 が判 明 し て い る 。 産 業廃 棄 物 の 不 法投 棄 等 に 対 し 、日 本 で は 、1997年 以降 廃 棄 物 処 理法 が 逐 次改 正 さ れ 、 排出 者 に 最 後 ま で責 任 を 負 わ せ、 悪 徳 業 者 が市 場から 淘汰さ れる施 策が 導入 され た 。 こ う した 施 策 が 成 功 した 要 因 と し て、 以 下 の 事 項が 指摘で きる。 まず、 排出 事業 者に ま で 措 置 命令 が 及 ぶ 排 出 者責 任 の 強 化 が、 適 正 処 理 業者 を選択 する動 機とを り、 不適 正 を 流 れ の 抑 制 に働 い た こ と 、次 に 、 罰 則 の 強化 や 都 道 府 県に お け る 警 察OBの 再 雇 用機 会の 拡 大 が 警 察の 検 挙 能 カ を 向上 さ せ た こ とで あ る 。

  第4章 で は 、 建 設 発 生 土 に 係 る 不 適 正 を流 れ の 現 状 を分 析 し た 。 建 設発 生 土 に 対 して は通 達 は あ る が、 強 制 カ の あ る管 理 は を さ れて い を い 。 国は 建設発 生土対 策の行 動計 画を 2003年 度 に 策 定 し た が 、そ の 達 成 状 況 を評 価 し て お らず 、 そ の 後 の建 設 リ サ イ クル 計 画 にも 位 置 づ け がを い 。 こ の た め、 建 設 発 生 土の り サ イ ク ル率 には目 標もを く、29'Io(2008 年度 ) と 低 い 水準 に あ る 。 そ の結 果 、9,894万rn3(同 年 の産 業廃棄 物の最 終処分 量の 約10 倍) が り サ イ クル さ れ ず 処 分 に回 さ れ て お り、 不 適 正 を 流れ に移行 するポ テンシ ヤル は産 業廃 棄 物 よ り 高い と い え る 。 建設 発 生 土 の 不適 正 処 理 事 例を 収集し 、産業 廃棄物 の不 法投 棄等 と 同 様 、 生活 環 境 保 全 上 のり ス ク の ほ か、 暴 力 団 の 資金 源化な ど社会 的をり スク も生 じて い る こ と を明 ら か に し た 。ま た 、 不 適 正処 理 が 発 生 する 背景に は、不 適正処 理が をさ れて も 排 出 者 に責 任 が 問 わ れ をい な ど の 排 出側 の 構 造 と 、農 地や山 林の管 理レベ ルの 低下 をど の 受 入 地 側の 構 造 が あ る こと を 示 し た 。公 共 工 事 か らの 建設発 生土は 、民間 工事 に比 べて 、 処 分 の ため の 移 動 距 離 と搬 出 先 数 が 有意 に 小 さ く 、通 達の効 果が認 められ た。 建設 発生 土 の 不 適 正処 理 に 対 し 、 森林 法 を ど の 現行 法 で は 限 界が あり、 自治体 が残土 条例 を制 定し て 対 応 を せざ る を 得 を い が、 市 町 村 が 残土 条 例 を 制 定し ても、 建設発 生土の 流入 に対 し、 有 意 を 抑 止効 果 も 増 加 効 果も 生 じ て い をい 。 ま た 残 土条 例には 地理的 制約や 、罰 則の 上限 を ど の 限 界が あ る こ と を 明ら か に し た 。

  第5章 で は 、 第3章 で 明ら か に し た 廃 棄物 の 不 適 正 を流 れ の 発 生 要因 及 び 対 策 の成 功 要 因と 、 第4章 で明 ら か に し た建 設 発 生 土 の 不適 正 を 流 れ の実 態 及 び 施 策の 課 題 を 踏ま え、

建 設 発 生 土 の 不 適 正 を 流 れ の 改 善 方 策 と し て 、 以 下 の こ と を 提 言 し た 。 (1)循 環 型 社会 形 成 推 進 基本 法 を 根 拠 とし て 、 排 出 者に 最 後 ま で 責 任を 負 わ せ 、 悪徳業 者 が市 場 か ら 淘 汰さ れ る よ う な 具体 的 な 仕 組 みが 必 要 で あ る。 県境を 越えた 不適正 処理 の対 策や 罰 則 に 抑 止カ を 持 た せ る ため に は 法 律 によ る 規 制 が 望ま れる。 建設発 生土へ の具 体的 を規 制 は 、 産 業廃 棄 物 の 不 法 投棄 等 の 抜 け 道と を る こ と を防 止する ことに も寄与 する 。建 設 発 生 土 の 特 徴 と し て 、 発 注 者 に も 責 任 を 求 め る こ と が 有 効 で あ る 。 (2)立 法 に 至る ま で の 間 も、

1) 公 共 工 事 の入 札 参 加 停 止を ど 、 経 済 的 を制 裁 を 加 え 、悪 徳 業 者 を 市場 か ら 排 除す る、

2) 国 が 自 治 体別 の 公 共 工 事の 指 定 処 分の実 施率を 公表し て、 工事発 注者で ある自 治体 の取 組を 促 す 、

3) 国 が 建 設 発生 土 の り サ イク ル 率 の 目 標 値を 設 定 す る とと も に 建 設 発生 土 の 不 適正 処理 件数 等 を 公 表 し、 対 策 を 進 捗 管理 す る こ と で、 建 設 発 生 土の 不適正 を流れ が抑制 でき ると 考え ら れ る 。

  第6章 は 、総 括 で あ り 、論 文 全 体 の 成果 を 要 約 し た。

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学位論文審査の要旨 主 査    教 授    古 市    徹 副 査    教 授    中 辻    隆 副査   准教授   石井一英

学 位 論 文 題 名

廃棄物等の不適正な流れの改善方策に関する研究

(Study on measures for improving improper fiow of waste and        construction surplus soil)

  循環型社会構築のためにまず不要物をできる限り循環的に利用し、もしできない場合は適正に処 理する必要がある。しかし現実は、一部の廃棄物や建設発生土(建設残土)が不法投棄等の不適正 を流れへと移行し、環境保全上の問題を引き起こしている。廃棄物については、適用される廃棄物 処理法が強化され、不法投棄等の不適正を流れは減少している。一方、建設発生土は、廃棄物処理 法 に定め る廃棄 物では をいた めに、具体的誼規制が無く、不適正を流れが継続している。2000年 に制定された循環型社会形成推進基本法でな、廃棄物処理法の適用対象外も含め、「廃棄物等」を 定義して、循環型社会の構築を目指すことと規定された。したがって、廃棄物等として廃棄物と建 設発生土の双方について、不適正な流れの改善が必要とされた。そこで、本研究では、廃棄物の中 でも不法投棄等による問題が深刻である産業廃棄物と、建設発生土を対象として、不適正な流れの 現 状 及 び 施 策 等 の 分 析 を 実 証 的 に 行 い 、 改 善 方 策 を 検 討 し 提 言 し て い る 。   第1章 では、 研究の 背景と 目的 につい て述べ ている。産業廃棄物の不法投棄等は1990年代頃よ り大きな社会問題とをったが、廃棄物処理法の逐次改正等の施策により、近年の新規発生事案は減 少している。一方、建設発生土の処理には具体的款規制が′よく、1990年代頃から、森林や農地への 不適正な投棄や、投棄された土砂からの有害物質の溶出をど、様々毅問題が顕在化してきている。

産業廃棄物を土砂に混入し、建設発生土に偽装して埋め立てるなどの廃棄物処理法の脱法を意図し た 不法行 為も発 生して いる。 この ような 状況の もと、本研究の目的を以下の2項目としている。

1) 産 業廃 棄 物 の 不 適 正な 流 れ の 発 生要 因 ( 失 敗 の経 験 ) と 対 策の 成 功 要 因 を 分析 す る 。 2)建設発生土について、不適正を流れの実態及び施策の課題を明らかにし、1)に基づぃて不適正 な流れの改善方策を提案する。

  第2章 では、 第3章以降 における分析の前段階として、廃棄物等の不適正を流れの管理に関する 現状と課題を示している。産業廃棄物については、廃棄物処理法に基づき排出事業者や処理業者に 対する規制が強化され、現在では違反時の罰則も厳しく教っている。一方、建設発生土には排出後 の処理責任を具体的に担保する規定がなく、それが汚染土壌である場合は、土壌汚染対策法等の対 象と謡りうるが、罰金額が低いをど不法投棄等の十分な抑止カとなっていないことなどを明らかに している。

  第3章 では、産業廃棄物の不適正な流れの発生要因(失敗の経験)と対策の成功要因を分析して い る。産 業廃棄 物の処 理につ いては、1970年の廃棄物処理法制定時に、汚染者負担の原則に基づ いて排出事業者に処理責任を課している。しかし、規制を行う体制が不十分をまま、処理を市場原 理に委ねた結果、排出事業者には適正処理費用を負担する動機付けが不十分で、法施行直後から不 法投棄等が行われていたことを文献調査から明らかにしている。例えばこの当時、無許可業者の違 反 前歴等 の罰則 は抑止 カにを ってはいなかった。不法投棄等が常態化して、暴力団等の資金源と を ってい た。さ らに、1990年頃のバプル経済時には廃棄物の排出量の増大とともに大規模を不法

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(4)

    投 棄が頻発していた 。このよう橡状況 は、1990年代に産業 廃棄物の排出者責 任を導入した英国及     び ドイツでも発生し ていることを調査 研究で明らかにしている。英国では、取締りが緩い間は不法   投棄 等が増加しており 、近年、英独両国 において、日本の大 規模事案(5,OOOrn3以上)に匹敵する   不法 投 棄事 案も 判 明し てい る。 日本では、産業廃棄 物の不法投棄等に 対し、1997年以降 廃棄物処   理法 が逐次改正され、 排出者に最後まで 責任を負わせ、悪徳 業者が市場から淘 汰される施策が導入     さ れている。こうし た施策が成功した 要因として、以下の事項を明確にしている。まず、排出事業   者に まで措置命令が及 ぶ排出者責任の強 化が、適正処理業者 を選択する動機と なり、不適正な流れ

, の抑 制 に働 いた こ と、 次に 、罰 則の強化や都道府県 における警察OBの 再雇用機会の拡大 が警察の     検 挙能カを向上させ たことである。

    第4章で漣 、建設発生土の不適 正を流れの実態と して、1) 建設発生土に対し て通達はあるが、強   制カ の ある管理はをされ ていない、2)国は建設発生 土対策の行動計画 を2003年度に策定 したが、

  その 達成状況を評価せ ず、その後の建設 リサイクル計画にも 位置づけがをい、3)建設発生土のりサ   イク ル率には目標がを く、29%(2008年度 )と低い水準にある 、4)9,894万n13(同年の産業廃棄物の   最終 処 分量 の約10倍) がり サイ クルされず処分に回 され、不適正を流 れに移行するポテ ンシャル   は産 業廃棄物より高い 、と現状分析して いる。また、建設発 生土の不適正処理 事例を収集し、産業   廃棄 物の不法投棄等と 同様、生活環境保 全上のりスクのほか 、暴力団の資金源 化をど社会的をりス     ク も生じていること を明らかにしている。さらに、1)不適正処理が発生する背景には、不適正処理   がな されても排出者に 責任が問われない をどの排出側の構造 と、農地や山林の 管理レベルの低下な     ど の受入地側の構造 かあること、2)公共工事からの建設発生土は、民間工事に比べて、処分のため   の移 動距離と搬出先数 が有意に小さく、 通達の効果が認めら れること、3)建設発生土の不適正処理   に対 し、森林法をどの 現行法では限界が あり、自治体が残土 条例を制定して対 応をせざるを得ない   が、 市町村が残土条例 を制定しても、建 設発生土の流入に対 し、有意な抑止効 果も増加効果も生じ   てい ないこと、4)残土条例には 地理的制約や、罰 則の上限をどの限界があることを、統計的手法等   を用 いて明らかにして いる。

    第5章で は 、第3章と 第4章 の成 果 を踏 まえ 、 建設 発生土の不適正を 流れの改善方策と して、以   下の ことを提言してい る。

  (1)循環型 社会形成推進基本法 を根拠として、排 出者に最後まで責任を負わせ、悪徳業者が市場か   ら淘 汰されるようを具 体的な仕組みが必 要である。例えば、 建設発生土への規 制は、産業廃棄物の   規制 の抜け道防止にも 寄与し、排出事業 者だけでをくさらに 発注者にも責任を 求めることが有効で   ある 。特に、県境を越 える場合の対策や 罰則の抑止カを強化 するには、国の法 律による規制が望ま   れる 。

  (2)立法に至 るまでの暫定期間絃 、以下の施策が有 効と考えられる。

  1) 公 共 工 事 の 入 札 参 加 停 止 を ど 、 経 済 的 を 制 裁 を 加 え 、 悪 徳 業 者 を 市 場 か ら 排 除 す る 。   2)国が自治 体別の公共工事の指 定処分の実施率を 公表し、工事発注者である自治体の取組を促す。

  3)国 が建 設 発生 土の り サイ クル 率 目標 値を 設 定し 、不適正処理件数 等を公表し対策を 進捗管理   する 。

    第6章は、 総括であり、論文全 体の成果を要約し ている。

  これを要するに、 著者は、近年重大を 環境問題とをって いる建設発生土の 不適正を流れの対策 を 、循環型社会構築 の枠組みの中でとら え、日本の都道府県や英国・ドイツの産業廃棄物の不法投 棄 対策事例を実証的 に解析することによ り解明し、不法投棄を排除し改善に向ける具体的かつ有用 を 解決策を提案して おり、環境工学特に 廃棄物管理工学の発展に寄与すところ大なるものがある。

よ っ て 著 者 は 、 北 海 道 大 学 博 士 ( 工 学 ) の 学 位 を 授 与 さ れ る 資 格 が あ る も の と 認 め る 。

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参照

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