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⽇頃より、⼤和住銀投信投資顧問株式会社をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。弊社は、2018年4⽉
24⽇に、欧州バンクローン・オープン(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)(以下、当ファンド)を設定
致しました。本レポートにおいて、2018年3⽉末時点における当ファンドの類似戦略のポートフォリオの状況
及び、⾜元の⾦融市場と欧州バンクローンの動向につき説明致します。
<類似戦略のポートフォリオについて(2018年3⽉末)>
類似戦略のポートフォリオについて
類似戦略のポートフォリオは2018年3⽉末現在のものであり、実際の運⽤のポートフォリオではありません。ポートフォリオ の利回りは実際の運⽤におけるポートフォリオの利回りを保証するものではありません(費⽤・税⾦等を考慮しておりません)。 また実際の投資家利回りとは異なります。実際のポートフォリオの利回りは市場環境等により変動します。ファンドの運⽤成果、 分配⾦⽔準等を⽰唆、保証するものではありません。<類似戦略のポートフォリオについて(2018年3⽉末)続き>
上位10業種については、以下の通りとなっています。欧州バンクローンの特徴として、原油・ガス
関連企業など景気敏感セクターが少ないと⾔われておりますが、2018年3⽉末をみても上位10業種
に原油・ガス関連企業が含まれていないことがわかります。
類似戦略のポートフォリオは2018年3⽉末現在のものであり、実際の運⽤のポートフォリオではありません。ポートフォリオ の利回りは実際の運⽤におけるポートフォリオの利回りを保証するものではありません(費⽤・税⾦等を考慮しておりません)。 また実際の投資家利回りとは異なります。実際のポートフォリオの利回りは市場環境等により変動します。ファンドの運⽤成果、 分配⾦⽔準等を⽰唆、保証するものではありません。上位10業種
⽐率
事業⽤備品関連
10.7%
⾦融・銀⾏業
10.6%
電気・エレクロトニクス
9.5%
梱包・ガラス製品
8.8%
ケーブル・衛星テレビ
8.6%
医療関連
8.2%
レジャー⽤品/産業・映画
6.2%
化学⼯業
6.2%
通信業
4.9%
⼩売り(⾷品・医薬品を除く)
4.9%
【VIX指数の推移(⽇次)】
0
10
20
30
40
2016年12月
2017年06月
2017年12月
VIX指数 8,000 9,000 10,000 11,000 12,000 13,000 14,000 2016年12月 2017年06月 2017年12月 ⽶国株式 欧州株式 ⽇本株式 (2016年12⽉末〜2018年3⽉末)【⽇⽶欧の株式市場の推移(⽇次)】
2016年12⽉末を10,000として指数化2017年においては⽇欧の⾦融緩和と⽶国企業の
好業績を受け、⽇⽶欧の株式市場は堅調に推移
しました。年間の騰落率は⽇本株式+22.2%、
⽶国株式+21.8%、欧州株式+9.2%となりました。
2017年は上期に北朝鮮問題など不透明な要因が
あったものの、株価の変動幅を⽰すVIX指数
は安定的な⽔準で推移しており、経済環境も良好
でした。
しかし、2018年に⼊ると⽶国景気の過熱感から
FRBが利上げペースを速めるのではないか
との懸念が広がり、⽶国⻑期⾦利が急騰し、⽇⽶欧
の株式市場は下落しました。2018年3⽉末までの
3ヶ⽉間の騰落率は⽇本株式▲4.7%、⽶国株式
▲0.8%、欧州株式▲3.8%となっています。
また、シリア問題が広がりを⾒せるとともに⽶中貿
易摩擦問題の懸念が市場に広まる局⾯で、市場の不
透明感を⽰すVIX指数は⼀時40近くまで上昇しま
した。
<2017年からの振り返り>
(2016年12⽉末〜2018年3⽉末)今、注⽬される欧州バンクローン
2018年に⼊り、⽶中の貿易摩擦問題や⽶露の対⽴を露呈したシリア問題など地政学リスクの⾼まり
などを背景に、世界の株式市場のボラティリティは上昇しています。⾜元ではやや落ち着きを⾒せて
いますが、株式市場の不透明感が再び⾼まり、調整局⾯を迎える展開も想定されます。
このような環境下で、欧州のクレジット市場は、南欧諸国の財政再建が進み、信⽤格付けが改善したこ
となどを背景に安定推移を続けています。来年以降、欧州の利上げ観測があるものの、バンクローン
は、⾦利上昇局⾯における抵抗⼒を発揮し、安定的なパフォーマンスが期待されます。
<⾜元の⾦融市場>
こうした不透明感の⾼まる環境においても、安定し
た価格推移を⽰しているのが欧州バンクローンです。
右グラフでは、2017年12⽉末からの⽇⽶欧の株価
と欧州バンクローン価格の推移を⽐較しました。
各株式指数の価格変動幅が⼤きいのに対して、欧州
バンクローンは価格変動幅は抑えられ、安定的な推
移を⽰しているのがわかります。
このように、欧州バンクローンは⽇⽶欧の株価とは
異なった動きをしており、株式のポートフォリオに
欧州バンクローンを加えることで、分散投資効果が
期待できます。
90
95
100
105
110
2017年12月 2018年01月 2018年02月 2018年03月 ⽶国株式 欧州株式 ⽇本株式 欧州バンクローン 2017年12⽉末を100として指数化【株式市場及び欧州バンクローンの推移(⽇次)】
(2017年12⽉末〜2018年4⽉18⽇)<魅⼒⾼まる欧州の投資環境>
(1)南欧諸国の格付け改善
2018年1⽉、S&Pグローバル・レーティングはギリ
シャの⻑期外貨建て債務格付けを「B-」から
「B」に引き上げ、⾒通しを「ポジティブ(強含
み)」としました。労働市場が回復し、政策が⽐較
的確実な局⾯に⼊る中で、ギリシャの成⻑と財政の
⾒通しは改善しているとの⾒⽅を⽰しました。
同⽉、フィッチ・レーティングスは、スペインの⻑
期外貨建ておよび現地通貨建ての発⾏体デフォルト
格付け(IDR)を「BBB+」から「A-」に引
き上げました。堅調なペースかつ⽐較的裾野の広い
景気回復を⽀えとしたマクロ経済上の不均衡縮⼩に
よる恩恵が継続しているとしました。また、4⽉には
ムーディーズ・インベスターズ・サービスも同国の
⾃国通貨建及び外貨建の⻑期債務格付をそれぞれ引
き上げています。
このように欧州危機に⾒舞われた南欧諸国について
も、ユーロ圏各国の連携により危機を脱し、財政再
建を進めていることがわかります。
<魅⼒⾼まる欧州の投資環境(続き)>
(2)欧州企業業績の回復
ユーロ圏企業景況感である鉱⼯業信頼感指数・
サービス業信頼感指数は、ともに好調を維持して
います。
ドイツやフランスなどのEU経済を牽引している
国だけではなく、イタリアやスペインなどの南欧
諸国も2017年を通じてGDPは前年⽐プラスの経済
成⻑を続けており、堅調な経済環境を⽰していま
す。
またユーロ圏の国々においては、EU内での貿易
が活発であり対⽶貿易の依存度も⽇本や中国、南
⽶諸国と⽐べると低くなっているため⽶国との貿
易摩擦問題は相対的に⼩さいと考えています。
<ユーロ圏企業景況感の推移>
これまで述べてきたように、今後も世界経済の不透明感が⾼まり、市場がボラタイルな動きをする可能
性があるとの予想もある中で、
①株式市場とは異なる推移が期待できることから、株式を保有する投資家にとっては分散効果が期待で
きること
②ECBの⾦融政策、欧州各国の財政再建策が功を奏し堅調に成⻑する欧州経済の下で、南欧諸国の財政
再建が着実に進むとともに企業業績が回復し、クレジット市場も拡⼤を続けていること
③世界的な懸念となっている⽶国との貿易摩擦問題の影響が相対的に⼩さいと思われること
などから、欧州のバンクローンに市場の関⼼が集まるとみています。
<まとめ>
(本レポートで使⽤したインデックス)
⽶国株式:S&P500 Total Return Index 欧州株式:EURO STOXX50 Net Return EU
⽇本株式:TOPIX配当込み 欧州バンクローン:Credit Suisse Euro Leveraged loan Index
※いずれの指数も現地通貨ベース。Bloombergのデータをもとに⼤和住銀投信投資顧問作成
(2018年1⽉〜2018年4⽉) -40 -30 -20 -10 0 10 20 2008年01⽉ 2012年01⽉ 2016年01⽉鉱⼯業信頼感指数
サービス業信頼感指数
<欧州バンクローンについて>
次ページに続きます。 1.主として欧州通貨建てのバンクローン等に実質的に投資します。 ●主に欧州通貨建てのバンクローン等に実質的に投資することで、インカム収益を中⼼としたリターンの 獲得を⽬指します。※当ファンドにおけるバンクローンには、担保付債券等が含まれます。 ●バンクローン等への実質的な投資は、ルクセンブルグ籍外国投資信託「インベスコ・ゾディアック・ ファンズ ― インベスコ・ヨーロピアン・シニアローン・ファンド」(以下、「連動対象ファンド」といい ます。)の投資成果を反映する仕組みの円建て債券(以下、「連動債券」といいます。)を通じて⾏います。 ●連動債券への投資⽐率は、原則として⾼位に維持します。 ●バンクローン等の実質的な運⽤は、インベスコ・シニア・セキュアード・マネジメント・インクが⾏います。 当ファンドは、連動債券への投資を通じて、主として欧州通貨建てのバンクローン等に実質的に投資することで、信託 財産の成⻑を⽬指して運⽤を⾏います。
<ファンドの特⾊>
<ファンドの特⾊>
前ページからの続きです。 2.「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の2つのファンドからお選びいただけます。 【為替ヘッジあり】連動対象ファンドを対円で為替ヘッジした場合の投資成果を反映した連動債券に投資し、 為替変動リスクの低減を⽬指します。 【為替ヘッジなし】連動対象ファンドを対円で為替ヘッジしない場合の投資成果を反映した連動債券に投資す るため、為替変動による影響を受けます。 ※販売会社によっては、⼀部のファンドのみのお取扱いとなる場合があります。 ※ファンドのお取扱いおよびスイッチングのお取扱いについては、各販売会社までお問い合わせください。 3. 毎⽉の決算⽇に、原則として収益の分配を⽬指します。 ●決算⽇は毎⽉21⽇(休業⽇の場合は翌営業⽇、第1回決算⽇は2018年5⽉21⽇)とします。 ※収益の分配は、第4回決算⽇(2018年8⽉21⽇)から⾏う予定です。 ●分配対象額の範囲は、経費控除後の利⼦・配当収益および売買益(評価損益を含みます。)等の範囲内と します。 ●収益分配⾦は、基準価額⽔準、市況動向等を勘案して、委託会社が決定します。ただし、分配対象額が少額な場 合等には分配を⾏わないことがあります。 ●将来の分配⾦の⽀払いおよびその⾦額について保証するものではありません。○当ファンドは、連動債券を通じて実質的にバンクローンや債券(以下、「バンクローン等」といいます。)など値動き のある資産に投資しますので、基準価額は変動します。また、外貨建資産は、為替の変動による影響も受けます。した がって、投資家の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割 り込むことがあります。 ○信託財産に⽣じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。 ○投資信託は預貯⾦と異なります。 ○お申込みの際には、販売会社からお渡しします「投資信託説明書(交付⽬論⾒書)」の内容を必ずご確認のうえ、 ご⾃⾝でご判断ください。 ○基準価額を変動させる要因として主に、■信⽤リスク ■流動性リスク ■為替リスク ■⾦利変動に伴うリスク ■カントリーリスク ■連動債券に係るリスク ■その他のリスクがあります。ただし、上記はすべてのリスクを表し たものではありません。
<投資リスク (詳しくは最新の投資信託説明書(交付⽬論⾒書)をご覧ください)>
<ファンドの費⽤(詳しくは最新の投資信託説明書(交付⽬論⾒書)をご覧ください)>
投資者が直接的に負担する費⽤ ● 購⼊時⼿数料 購⼊価額に3.24%(税抜3.0%)を上限として販売会社毎に定めた率を乗じて得た額 とします。 ※購⼊時⼿数料(スイッチングの際の購⼊時⼿数料を含みます。)については、お申 込みの各販売会社までお問い合わせください。 購⼊時⼿数料は、販売会社による商品・投資環境の説明および情報提供、ならびに 販売の事務等の対価です。 ● 信託財産留保額 ありません。 投資者が信託財産で間接的に負担する費⽤ ● 運⽤管理費⽤ 毎⽇、信託財産の純資産総額に年率0.999%(税抜0.925%を乗じて得た額とします。 (信託報酬) 運⽤管理費⽤(信託報酬)は、毎計算期末または信託終了のときに、信託財産から⽀ 払われます。 ● その他の費⽤・⼿数料 財務諸表の監査に要する費⽤、組⼊有価証券売買時にかかる費⽤、外国における資産 の保管等に要する費⽤等は信託財産から⽀払われます。 ※監査報酬の料率等につきましては請求⽬論⾒書をご参照ください。監査報酬以外 の費⽤等につきましては、運⽤状況等により変動するものであり、事前に料率、 上限額等を⽰すことができません。 ※上記の⼿数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表⽰することができません。● 信託期間 2018年4⽉24⽇(設定⽇)から2028年4⽉21⽇(10年) ● 購⼊単位 販売会社がそれぞれ定めた単位とします。 ※お申込みの販売会社までお問い合わせください。 ● 購⼊価額 購⼊申込受付⽇の翌々営業⽇の基準価額 ● 換⾦単位 販売会社がそれぞれ定めた単位とします。 ※お申込みの販売会社までお問い合わせください。 ● 換⾦価額 換⾦申込受付⽇の翌々営業⽇の基準価額 ● 換⾦代⾦ 換⾦申込受付⽇から起算して、原則として8営業⽇⽬からお⽀払いします。 ●購⼊・換⾦申込 当⽇または翌営業⽇が次のいずれかに該当する場合はお申込みできません。 受付不可⽇ ・ルクセンブルグの銀⾏の休業⽇、・英国の銀⾏の休業⽇、・⽶国の銀⾏の休業⽇、 ・グッドフライデー ・12⽉24⽇ ・12⽉31⽇ ● 決算⽇ 毎⽉21⽇(該当⽇が休業⽇の場合は翌営業⽇、第1回決算⽇は2018年5⽉21⽇。収 益の分配は、第4回決算⽇(2018年8⽉21⽇)から⾏う予定です。) ● 収益分配 年12回の決算時に分配を⾏います。