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精神遅滞児の図形模写能力(3) ―組み合わせ図 形のパターン認識と模写表現―
著者 田村 浩子, 長戸 優美, 中山 ながこ, 田辺 正友
雑誌名 奈良教育大学教育研究所紀要
巻 31
ページ 85‑93
発行年 1995‑03‑01
その他のタイトル Figure‑Copying Ability in Mentally Retarded Children (3) : Studies on Cognition of
Compound Figures
URL http://hdl.handle.net/10105/6838
精神遅滞児の図形模写能力(3)*
一組み合わせ図形のパターン認識と模写表現一 田村 浩子・長戸 優美・中山ながこ・田辺 正友 (障害児教育教室)
要旨:幾何学的な単一図形の組み合わせからなる種々の模写図形課題を設定し、
2次元形成期から3次元可逆操作期の自閉症児および精神遅滞児の図形の視知 覚把握様式と模写表現の発達的変化についての検討がなされた。模写表現能力
は発達の高次化に伴って高まるが、自閉症児が模写表現能力が高いといった傾 向性が示された。視知覚把握様式の問題は、組み合わせ図形の構成要素と布置 関係との問題と関連させてさらに吟味する重要性が示唆された。
キーワード:組み合わせ図形の模写視知覚把握様式 精神遅滞児
間田の所在
幾何学図形の模写は、知能検査や発達検査の一部に含まれていることもあってこれまでに多く の研究がなされてきた。そして、子どもの図形模写能力は知的発達をかなり反映するものである との知見が得られている。筆者らも、精神遅滞児の視知覚発達の問題を明らかにしようとして計 画した一連の実験的研究の中で、図形模写の問題を扱った(田辺,1985;田辺・田村,1986)。
そして、精神遅滞児の図形模写能力は、発達の高次化に伴って上昇し、円・十字・正方形・三角 形といった基本的幾何学図形の模写から、斜線の合成からなる斜線図形、2図形の接合・交差図 形、立体図形といった部分要素が多様な性質を持った図形の模写べといった図形模写の発達過程
を明らかにした。
さらに、そこでは、同一操作特性段階の精神遅滞児と比較して自閉症児の模写能力が高いといっ た傾向性が示されたこと、また、模写された結果としての図形表現だけでなく、図形と図形との 組み合わさった対象図形を描画していく過程を見ていると、ある図形とある図形との組み合わせ
として視知覚把握するのではなく、一筆描きのごとくその全体の形の輪郭線を追って描いていく、
つまり、線をつなげていった結果としてその図形ができあがるといった図形模写上の問題につい て指摘した。
外界の事物・対象の知覚は、主体の経験や注意、生理的欲求あるいは要求状態によっても影響
*Figure−Copying Abi1ity in Mentauy Retarded Children(3〕:Studies on Cognition of Compound Figures
**Hiroko Tamura,Masami Nagato,Nagako Nakayama and Masatomo Tanabe(Departm6nt of Education for Handicapped Children,NaraUniversity ofEducation,Nara)
されるが、基本的には事物・対象の物理・化学的諸特性によって規定される。そして、視野の中 に多数の刺激が存在するとき、それらは相互に無関係なものとしてではなく、互いに関連し、他 から分離されたいくつかのまとまりとして知覚されるのである。このような知覚における「まと まり」を決定する要因にゲシュタルト要因あるいは群化の要因と呼ばれるものがある。子どもた ちが種々の組み合わせ図形(2つあるいはそれ以上の二次元の幾何学的な単一図形を部分的に組 み合わせた図形を便宜的に組み合わせ図形と呼ぶことにする)を視知覚でとらえる際の把握の仕 方一視知覚パターン認識に一定の発達的変化が見いだせるのであろうか。本研究では、以上のよ うな問題をさらに組織的に分析するために2図形の組み合わせからなる種々の模写課題を設定し て、自閉症児および精神遅滞児における所与の図形の視知覚把握の様式と表現の発達的変化につ いて検討することを試みた。
方 法
対象児 本研究は、奈良教育大学障害児教育教室で筆者らが実施している発達診断・相談助言 活動の一環としてなされたものであるが、本稿での対象児は、課題の目的および性質上、下記に 示す図形模写一予備課題を通過した、2次元形成期以上の操作特性段階にある23答の自閉症児と 32答の精神遅滞児であった。その構成は、表1に示すとおりである。なお、各対象児の操作特性 は、新版K式発達検査結果を基本としながら、各操作特性段階の指標課題(田中・田中,1984・
1986・1988;長島,1984)の通過状況の分析を付加して決定した。また、本研究での自閉症児は DSM−m−Rの診断基準を満たす自閉性障害児である。
表1 対象児の構成
2次元形成期 2次元可逆操作期 3次元形成期 3次元可逆操作期 自 DA Mean 3;2
閉Range2:7−4:1
症CAMean 13:6
児 R・㎎・ 6:7−15:11
5:0 6:5
4 : 2−5 :5 5 =ユO−6 :
13:4 13:3 8:6−15:6 12:1−14二
8 8:
6 13:
8:2 1−8:
14:5 5−15:
N 10 6 5
2次元形成期 2次元可逆操作期 3次元形成期 3次元可逆操作期
精DAMean 3:7 5:0 6:5 8:0
神Ra㎎e3:3−4:04:6−5:55:6−7:47:7−8:5 遅CAMean 13:4 13:10 13:8 13:10
滞 Range 7 :11−15:11 12:7−15:8 11:2−15:5 13:O−14:9 児
N 9 9 8
図形模写課題および手続き
11予備課題 本課題として設定された2図形の組み合わせ図形の模写課題の実施に先だって、
所与の組み合わせ図形を構成している各単一図形の模写が可能かどうかをチェックする目的で予 備課題を準備した。予備課題は、前報告(田辺,1985)での図形模写課題1−5(○,十,口,
×,△)であった。その実施・採点の手続きは前報告と同様であったが、各図形とも1点以上の 評価基準であった児を予備課題の通過児とした(田辺,1985参照)。
2.本課題 2図形の組み合わせからなる図形模写課題は、図1に図示した9図形が選定され た。各課題は、18cm×18cmの厚紙に描かれており、これらの課題はすべての対象児に対して一 定の順序(1−9)で呈示された。各対象児に18cm×18cmの模写用紙と鉛筆を与え、課題図版 を1枚づつ机上に置き、「これ(課題図版)と同じ形を、よく見ながら、この紙(模写用紙)に 描いてください」と教示しれ1課題につき、模写は1回を原則としたが、対象児が描き直す意 志を示した場合につき、模写用紙をさらに1枚与えた。また、模写に要する時間は制限しなかっ
た。なお、対象児が当該図形を模写する際の筆順をチェックし、同時にVTRに記録し㍍なお、
各対象児の発達年齢(DA)は新版K式発達検査によって算出した。
∵ ㌧
2 3 4 5
× 々 十 ウ
図1 図形模写課題
結 果
各対象児の模写における筆順および模写結果の評価にあたっては、視知覚把握パターンの側面 と模写表現の側面の2側面に視点をあてて、次の4つの型に分類しれ
A型およびC型:所与の図形を2図形の組み合わせとして視知覚把握し、描写が技術的に優 れている必要がないが図形のモチーフ(角・辺・図形・接合・交差)が要求している主要な 特徴をほぼ正確に模写表現しているものをA型、図形が要求する特徴あるいは重要な要素
が表現されていないものをC型とした。
B型およびD型:所与の図形を2図形の組み合わせとして視知覚把握されていない場合で、B 型とD型の分類は上記A型とC型の分類と同じ基準であった。B型には、ひと筆描きのこ とくその全体の形の輪郭線を追って描いていった結果として所与の図形が表現されたものも 含まれている。
梅津ら(1965)は、組み合わせ図形の認知において、一般の成人が組み合わせ図形を見たとき に、もっとも自然に、かつ容易に現れる分節の型をα型、これに対して視覚的にふつう現れにく い分節の型を非α型と分類しているが、本研究でのA型およびC型がα型に、B型およびD型 が非α型に相当するものである。中の図形を例にとって、A型一D型に分類したものを図示し たものが図2である。
表2は、障害種別、操作特性別のA型一D型の出現率を各模写図形ごとに示したものである。
視知覚認識パターン
2 図 形 非 2 図形
A B
ほ
(例) (例)
ぼ
模 図形8 図形1図形8
正
確 十 8+珍十
C D
不 (例) (例)
写正 図形8 図形7 図形8
確 ト。 合一亭一
図2 分類基準
考 察
1 組み合わせ図形の視知覚把握様式および模写表現における発達傾向
まず、組み合わせ図形の模写表現能力の発達傾向についての検討を試みたい。模写表現の側面 からみると、A型およびB型が、所与の図形をほぼ正確に模写表現していると分類されたもの である。表2から明らかなように、自閉症児にあっては、2次元可逆操作期以上の操作特性段階 の児がすべてA型あるいはB型、つまり、ぽぽ正確に模写表現している。2次元形成期にあっ
表2 各模写図形・分類基準則出現率(%)
模評 自閉症児 精神遅滞児
写価図基 2形 2可 3形 3可 2形 2可 3形 3可
形準 (N=lO) (N=6) (N=5) (N=2) (N=9) (N=9) (N=8) (N=6)
1 A 90 100 100 50 56 67 87 1OO
B O 0 0 50 O O 13 O
C 10 0 0 0 44 22 0 0
D 0 0 O 0 O 11 0 0
2 A 70 100 80 100 33 45 87 67
○]1 10O O0 200 0O 56O 4511 130 33O
20 0 0 O 11 O O 0
3 A 70 1OO 1OO lOO 0 ユ1 87 100
B O 0 0 o O 0 O 0
C 30 O 0 O 1OO 89 13 0
D O O 0 0 O 0 0 O
4 A 30 ユ00 80 ユ00 44 67 75 ユ00
■l D 1060 0 20 o O O O 0
O 0 O 56 33 25 0
O 0 O O O O 0 0
5 A 70 lOO 100 100 11 78 100 100
B O O 0 0 0 0 0 0
C 30 0 O O 89 22 O 0
D O 0 0 o 0 O O 0
6 A 80 100 1OO 100 33 78 100 ユOO
区1 D 20O OO 0O O0 67O 1111 00 0O
0 O O O O 0 0 O
7 Aヘ1 D 500 l000 1000 100o 11O 440 75O 1OOO
20 0 O O 67 56 13 O
30 O 0 0 22 0 13 0
8 A 80 lOO 100 50 11 67 63 83
B o 0 O 50 O 0 25 17
C 10 O 0 O 78 22 0 O
D 1O 0 O O 11 11 13 0
9 A 40 l00 100 1OO 11 33 75 100
ρ1 600o OOO OO0 OO0 89O0 67O0 25O0 O00 注)2形:2次元形成期,2可:2次元可逆操作期
3形:3次元形成期,3可:3次元可逆操作期
ては、模写表現が不正確(C型あるいはD型)が1O%一60%の範囲で、すべての使用図形にお いて出現している。ここで、本研究の2次元可逆操作期の自閉症児の全対象児がすべての使用図 形でA型であったことについて言及しておきたい。操作特性としては2次元可逆操作であったが、
彼らの新版K式発達検査の「認知一適応」領域の発達年齢(DA)は、6名の平均で6歳8ヵ月
(Ra㎎e,5:7〜8:4)と非常に高く、3次元形成期の5名の平均DA7歳0ヵ月 (R㎝ge,
5:6−8:7)と同程度であった。新版K式発達検査の「認知一適応」領域の項目には、「描 画課題」、「積木・模様構成」といった空間関係の把握とその表現・操作能力に関連する項目が含
まれており、こうした項目は図形模写能力との関連性が深い(田辺,1985;田辺・田村,1987)
ことを考慮しておく必要がある。しかし、いずれにしても自閉症児にあっては、2次元可逆操作 期から3次元形成期以上の操作特性段階で2図形で構成した組み合わせ図形の模写がほぼ正確に 表現されるといえよう。
精神遅滞児にあっては、すべての使用図形で75%以上の児がA型およびB型になるのは3次 元形成期で、さらに、全対象児がほぼ正確に模写表現できるようになるのは3次元可逆操作期に 到ってからである。3次元形成期でもA型・B型が100%の図形(1,5,6)もみられてい るが、単一図形の模写において、O,十の模写に比して□,△の模写がより困難であったが、組 み合わせ図形の模写でもその図形の構成要素やさらに、その布置関係の問題と関連していると考 えられ糺この点については、視知覚把握様式の問題と合わせて次項で検討したい。2次元形成 期、2次元可逆操作期にあっては、C型およびD型の占める割合が高い。精神遅滞児にあっては、
3次元形成期から3次元可逆操作期以上の操作特性段階で組み合わせ図形の模写表現がほぼ正確 になるといった結果が示されている。組み合わせ図形での模写表現の側面に限っていえば、同一 操作特性段階の精神遅滞児と比較して自閉症児の模写能力が高いといった傾向が示されている。
しかし、前報告(田辺・田村,1986)でも指摘したように、こうした自閉症児の模写能力にすぐ れているといった傾向性については、検査場面のみならず学習場面や日常生活場面での描画活動 の問題も含めてさらに吟味する必要があると考えられる。
次に、組み合わせ図形の視知覚把握様式の問題の検討を試みる。B型とD型の差異はあるが 自閉症の2次元可逆操作期を除くすべての操作特性段階で、いずれかの模写図形で所与の図形を 2図形の組み合わせとして視知覚把握していない児の出現がみられる。しかし、視知覚把握様式 では、模写表現で示されたような障害種別による一義的な傾向性は示されていない。B型は、図 形1での一筆書きも含めて、所与の図形の輪郭線を追って線をつなげていった結果としてその図 形ができあがるといった模写表現様式のものが中心となっているが、この型は、使用図形1,2,
4,8で3次元形成期あるいは3次元可逆操作期といった比較的高い操作特性段階において出現 している。それに対して、D型は自閉症児での2次元可逆操作段階以上および精神遅滞児の3次 元可逆操作期では出現していない。D型が出現した使用図形のその典型例を、図3に示したが、
A型が全体的・統合的な分節による把握様式とするならば、D型は断片的・部分的分節による把 握様式と位置づけることができる。そして、こうしたD型は、一般的には、操作特性の高次化
とともに減少していく傾向にあるといえよう。しかし、使用図形3,5,9では本研究でのすべ ての対象児にB型およびD型の出現は示されておらず、使用図形によって差異がみられる。そ こで、次に、課題として用いられた使用図形の問題についての検討を試みたい。
2 組み合わせ図形の示差的特徴の規定性の問題
今回使用した図形中、図形2と8では、すべての操作特性段階でB型あるいはD型が出現し
図形1 1契1,彦2 1図形7 一調,形8
⊂Dコ華。÷。
◇
図3 D型の典型例
てい糺また、2つの三角形で構成された図形7ではB型はなくD型のみの出現であった。図 形6では2次元可逆操作期の精神遅滞児にB型が、図形4では2次元形成期と3次元形成期の 自閉症児にB型がそれぞれ示された。そして、図形1では、3次元可逆操作期の自閉症児と3 次元形成期の精神遅滞児といったように比較的高い操作特性段階でB型が出現している。しかし、
図形3,5,9では、B型もD型も出現していない。このように所与の図形の視知覚把握様式 は使用図形による差異がみられる。
図形認知は、現前の図形の特徴によって規定される認知である。そして、組み合わせ図形では 様々な見方が可能である。しかし、先に指摘したように、視野の中に多くの刺激が存在するとき、
それぞれの刺激は何らかのパターンを形づくっており、われわれの視知覚経験としては、それら を相互に無関係なものとしてではなく、互いに関連し、ほかから分離されたいくつかの「まとま り」として把握される。このような視知覚における「まとまり」を決定する要因として群化の要 因あるいはゲシュタルトの要因が知られている。そうした群化を規定する要因として、近接の要 因(他の条件が一定ならば近い距離にあるものがまとまって見える)、閉合の要因(互いに閉じ 合うものは閉じ合わないものよりもまとまる傾向)や、よい・なめらかな連続の要因(よい連続、
なめらかな経過を示すものがまとまりやすい)、よい形の要因(規則的な、左右対称的なあるい は同じ幅をもつような形がまとまる傾向)といった要因が見出されている。上記のような、使用 図形による視知覚把握様式の差異の一つの要因として、例えば、閉合の要因となめらかな要因の いずれが支配的なのかといった図形のもつ示差的特徴の問題が考えられる。こうした問題の検討 にあたっては、後藤(1982)の実験が重要な示唆を与えてくれる。図4に示したように、後藤の 実験では、2円の交差の度合いを4種に変化させた図形を用いているが、交差の度合いが大きく なるほど(B,Aに対してD,C)非α型の分節(本研究でのB型ないしはD型)が出現しやす かったといった結果を得ている。そして、さらに、組み合わせ図形の交差の度合いの大きいもの は、その図形自体がα型よりも非α型分節を生じやすい特徴をもっているといった知見を示して いる。組み合わせ図形の構成要素とその布置関係が生みだすパターン、つまり、組み合わせ図形 の体制化の問題を上記のような群化の諸要因とも関連させてさらに検討していく必要があろう。
日 C D
図4 後藤(ユ982)の使用図形
表3 B型の1年後の変容
H.H (自閉症) M.H 1自閉症) A.T (精神遅滞) T.Y (精神遅滞)
CA1318≡14:813:5≡14:514:4115:4
… :1・1・:2 8:1181・ 6:・18:1
操作特性 3次元形成期13次元可逆操作期3次元可逆操作期13次元可逆操作期 3次元形成期13次元可逆振作期
図ソ2B…B B≡A8BミA/
型4BlA 8BlA .
13: 4 1 14: 4
6:617=2
3次元形成期 13次元可逆操作期
1 B 1A
8 B A
3 今後の間田とかかわって
組み合わせ図形の体制化の問題の検討に際しては、認知される図形特徴の問題だけではなく、
認知する主体の側の要因の問題についても考慮する必要がある。本研究でB型を呈した対象児 で1年後にフォローできた4名のその変容についてまとめたものが、表3である。1年後に発達 の高次化がみられ、組み合わせ図形の模写でもB型からA型に変容した児(T.Y,A.T)と一 つの図形ではB型→A型の変容がみられたが、他の図形では変容がみられなかった児(H.H)、
発達の高次化は示されなかったが、B型→A型に変容した児(M.H)といったように様々な様 相を呈している。今回、主体の側の一つの要因として操作特性(発達段階)をとりあげたが、さ
らに詳細な検討が必要であると考えら乱る。
今回、図形2および8でB型であった3次元可逆操作期の精神遅滞児の場合、Frostigの視知 覚発達検査(DTVP)やGoodenoughの人物画検査(DAM)での視知覚発達の未熟さの問題が指 摘される。全体的な発達だけではなく視知覚などの個々の機能の発達の問題や、さらには、主体
の「注意」、「構え」、「期待」といった問題についての検討もなされていく必要がある。今後、こ うした関連すると考えられる要因ともかかわらせながら、D型からA型への移行過程を縦断的、
長期的に吟味していく研究法が求められるのではなかろうか。
引用文献
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