• 検索結果がありません。

重量野菜収穫用ロボットアームの開発 環境資源学専攻

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "重量野菜収穫用ロボットアームの開発 環境資源学専攻"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

北海道大学 大学院農学院 修士論文発表会,201927

重量野菜収穫用ロボットアームの開発

環境資源学専攻 生物生産工学講座 ビークルロボティクス 鎌田

1.はじめに

山積する課題解決のために、これまでに多くの革新技術が農業に応用され農業生産の効率は向上 し、体系づけられてきた。しかし,カボチャ等の重量野菜を収穫する作業は機械化が困難であるた め,人手による収穫作業が未だに行われている。この問題を解決するため,重量野菜収穫用ロボッ トアームの開発に着手した。本研究ではカボチャを対象作物とし、収穫作業に適したロボットアー ムの制御アルゴリズム開発を目的とした。

2.ロボットアームシステムと収穫アルゴリズム

ロボットアームシステムは本研究室が開発したもので,200ACVのサーボシステムが関節を制御・

駆動する。設計時の可搬重量と自重の比が 0.21 であり,市販のロボットアームよりも軽量でロボ ットトラクタへの取付けが容易であることが特徴である。ロボットアームは5自由度を有しており,

うち1自由度はエンドエフェクタの制御に用いた。

カボチャ収穫作業に適したロボットアームの要件は,カボチャの位置に正確に移動し,安全かつ 短時間で収穫を行い,高い収穫成功率を有することである。目標位置に正確に移動するため,到達 目標の座標から逆運動学的に目標関節角を算出し,必要回転量を正確に算出するアルゴリズムを設 計した。安全に作業を実行するため,全てのモータの開始時間と終了時間を同期させるように速度・

加速時間・減速時間のパラメータを分配するアルゴリズムを開発し、加速時間・減速時間は手先負 荷の重さに応じて調整する機能を実装した。またカボチャの把持・無把持状態の動作で制御系のゲ インパラメータを切り変えて応答性を調整した。

以上のアルゴリズムを統合して、地面上のカボチャを拾い上げることができるようにカボチャ直 上よりロボットアームをアプローチさせる収穫シーケンスを規定した。

3.性能試験と評価

設計したアルゴリズムが開発仕様を満たしたか,位置決め精度と繰返し精度の評価試験,作業能 率試験,カボチャ拾い上げ試験を行い、ロボット性能の評価を行った。

位置決め精度と繰返し精度はランダムに目標位置を 11 点設定して試験を行った。その結果,カ ボチャの収穫作業には十分な精度を示し,座標位置との相関は見られなかった。

規定の収穫作業シーケンスの所要時間を作業サイクルタイムとして計測した。ゲインパラメータ の調整を行い、入力する値を負荷に応じて切替えを適用したことで整定時間が短縮した。人が拾い 上げた場合の時間と比較するとロボットアームのサイクルタイムは約3倍となった。さらなる高速 化のためには軽量化やモータの容量の増大が必要であると考えた。

収穫成功率の測定の結果、収穫成功率は約90%であった。収穫に失敗した原因は入力座標値に誤 りがあったためであった。加速時間と減速時間の値を負荷に応じて変動させる機能によって遠心力 を減少させ、搬送中にカボチャがエンドエフェクタよりこぼれ落ちてしまうことを防いだ。

以上より、設計したアルゴリズムは収穫作業の要件を満たしており、作業時間には改善の余地が あるが、本ロボットアームシステムを用いたカボチャの収穫作業は可能であると評価した。

参照

関連したドキュメント

また、 NO 2 の環境基準は、 「1時間値の1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までの ゾーン内又はそれ以下であること。」です

性能  機能確認  容量確認  容量及び所定の動作について確 認する。 .

性能  機能確認  容量確認  容量及び所定の動作について確 認する。 .

性能  機能確認  容量確認  容量及び所定の動作について確 認する。 .

性能  機能確認  容量確認  容量及び所定の動作について確 認する。 .

 IRID(三菱重⼯担当)とVNS(通称OTL ※1 )が現在英国でロボットアームを開発中 ※2 。.

1  第 52.11 項(綿織物(綿の重量が全重量の 85%未満のもので、混用繊維の全部又は大部分 が人造繊維のもののうち、重量が 1 平方メートルにつき

ラボにおける比重選別実験の結果を図19に示す。比重選別操作 1 回目では水に沈むフ レークと浮くフレークがあった。浮くフレークは比重が水の