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ASEAN+3債券市場フォーラム(ABMF)第12回会合について

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ASEAN+3 債券市場フォーラム(ABMF)第 12 回会合について

日証協・平成 25 年 4 月 22 日~24 日 本年4 月 22 日~24 日、インドネシアのジャカルタにおいて、本協会がナショナル・メンバ ーを派遣しているアジア債券市場の標準化・調和化の検討プロジェクト「ASEAN+3 債券市 場フォーラム(略称ABMF)」1の第12 回会合(及び自主規制機関の問題を話し合う任意参加 のSRO ワーキング・グループ会議を含む)が開催された。出席者数は約 120 名。 【会議のポイント】 1.今回会合の主目的は、ABMF 第 2 フェーズ中間報告書案の内容(規制の枠組みを検討す るサブ・フォーラム 1(SF1)に関しては、域内の標準化された債券発行の枠組みである ASEAN+3 Multi-currency Bond Issuance Framework (AMBIF)の主要な特徴及びプロセ ス)の承認。 2.インフォメーション・セッションとしてインドネシア債券市場の概要(特に国債のリス ク管理に重点)のプレゼンテーション。 3.自主規制機関(SRO)問題を専門に議論する SRO ワーキング・グループの第 5 回会合 において、4 か国の団体による各国 SRO の債券市場における役割、その他の論点に関する 情報交換を実施。 4.次回第13 回 ABMF 会合は、2013 年 7 月 25~26 日に東京で開催することを決定。 Ⅰ.サブ・フォーラム1(SF1)本会議(2013年4月23日)の議論要旨 冒頭、今回の主催国を代表してインドネシア財務省のバンバン・ブロジョネゴロ財政政策局長か ら歓迎挨拶、及びインドネシア金融庁のムリアマン・ハダッド長官より基調講演があり、続いてSF1 議長の茅沼俊三氏(東京証券取引所)の開会挨拶の後、審議に入った。 1.フェーズ 2 中間報告書の内容に関する検討・質疑(セッション 2&3) (1)まず事務局(ADB コンサルタントの犬飼教授及びシュミット氏)より、2012 年前半から参 加メンバーの間での審議を通じて練られてきたAMBIF(ASEAN+3 Multi-Currency Bond

1 ABMF設立の趣旨及びこれまでの議論の経緯については、後述の参考資料2及び平成25年4月の証券業報を

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Issuance Framework)についての主要な提案内容に関する SF1 フェーズ 2 の中間報告書(Interim Report)案の解説が行われた。同中間報告書案は、できるだけ多くの国・地域が AMBIF を導入し やすいように、ステップ・バイ・ステップ方式による柔軟な実施プロセスを提案している。直ちに 参加できないとしても将来AMBIF に参入する意向をもつ国・地域には継続的な情報共有と知識支 援を行う。AMBIF の最大の特徴は、完全開示を免除されたプロ投資家とプロ向け市場セグメント に焦点を置いていることであるが、AMBIF 実施にあたり参加国の既存の法体系に大きな変更が生 じることは意図されていない。商品性については、普通社債とそれに相当するイスラム債券のみを 対象とすることで合意されている。

(2)AMBIF の実施は、債券発行に関する規制上のプロセス(regulatory process)において参 加規制当局間の相互協調(mutual cooperation)が必要とされる。実務的なアプローチとして、中 間報告書案は、AMBIF 初期段階においては「代替的コンプライアンス・アプローチ(Substituted Compliance Approach: SCA)」を推奨している。同アプローチでは、発行体の位置する国の規制 当局(母国規制当局)と、発行が行われる国の規制当局(ホスト国規制当局)は、一方の規制当局 の事前審査プロセスを他方の規制当局が簡易に行う規制上のプロセスに組み込むことにより、債券 発行プロセスにおける協調を実現する。この方式は、より完全な相互承認の方式である「代理アプ ローチ(Proxy Approach: PA)」の代替として提案されている。なお、SCA の実施に必要な参加当 局間の情報共有については、二つの選択肢が提案されている。すなわち、規制当局によるAMBIF 債券発行に関する通知方式(オプション 1)、又は AMBIF 債券発行に関する情報を規制当局のウ ェブサイトに掲示する方法(オプション2)である。なお、パイロット発行については、これらの 選択肢の詳細が詰まらなくても実施可能とする。 (3)AMBIF の実施にとっての課題については、今後の検討課題として幾つかの点を中間報告書 案に例示している。すなわち、一貫した会計処理及び財務報告基準の欠如、外国為替及び現地通貨 要件、税制、不十分な信用格付及びプライシングの欠陥などである。 [質疑応答] ADB 事務局の以上の提案説明に対し、以下のような議論が行われた。 ・フェーズ2 の最終報告書では、規制当局にはオプション 1 及びオプション 2 の両オプションを 提示して、意思決定に複数の選択肢を与えることとした。各国蔵相がAMBIF の実施に関する合 意書に署名が必要かとの質問があったが、事務局はAMBIF の実施に関する個別の合意書のフォ ーマットはまだ決まっておらず、今後の規制当局間の議論にゆだねられると回答。また、合意書 に署名が必要だとしても、署名者は蔵相ではなく各国規制当局であろうとされた。 ・タイの代表からi) SCA 方式は、既に PA 方式を承認している国に対しても利用可能か、ii)中間 報告書案に記述される構成要素以外に追加的な規制要件を各市場の規制当局が適用することは 可能かとの質問がなされた。これに対して、事務局はPA と SCA は共存が可能と回答。また、 規制当局は実際に対処されるべき追加的な要件を定義し又は提案することができるとした。この 点に関し、多くのメンバーから、香港・中国及びシンガポールのように規制上のプロセスに関す る承認が存在しない、又は最小限であるような市場ではPA や SCA はどのように機能するのか

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3 との質問があった。事務局は、規制上のプロセスが存在しない国・地域も、AMBIF 債券発行に 関する情報を他の規制当局と共有する(新たな規制上のプロセスを採用することなく)ことで AMBIF に参加することが可能と回答。 ・ラオスの代表から、AMBIF の実施に関して予想される諸課題について政策リコメンデーション は提示しないのかとのコメントがあった。事務局は、かかる課題についてステップ・バイ・ステ ップで取り組んでいく意向であり、全ての課題にこの段階で答えを出すことは現実的ではないと した。会計制度や財務報告基準のケースを引き合いに出して、政策リコメンデーションを出す前 には専門家の意見と正確な情報が必要であると回答。

・韓国の代表は、AMBIF の実施プロセスにおける「規制主体(regulatory body)」又は「規制当 局(regulator)」の概念はもっと明確に定義できないのかとの意見が述べられた。また、一定の 市場における「(AMBIF)市場運営者」、自主規制機関(SROs)、又はその他の関連機関の方が、 規制主体よりはAMBIF の実施に直接的な関与が高いのではないかとの指摘がされた。これに対 し、事務局は、中間報告書案における「規制主体」・「規制当局」の定義は、既にAMBIF 債券発 行プロセスにおいて役割を担う全ての当事者を含んでいると説明した2 ・数名の参加者から、AMBIF は供給側に焦点があたっているが、発行体の声や投資家の需要側の 問題も検討されるべきとのコメントがあった。AMBIF の発行に関する将来の規則や市場プラク ティスの内容はいかなるものかを詳細を明確にしてほしいとの要望も出た。 ・中国の代表より、提案されている発行フレームワークからは、リスクの防止、クロスボーダーで の調査や執行力、クロスボーダーでの債務不履行への対応措置など、の市場メカニズムに関する 記述が欠如している点について懸念が表明された。事務局は、かかる市場メカニズムの重要性に ついて同意し、しかるべき時期にこれらの問題の幾つかについて対話を始めることを提案した。 ・マレーシアの代表からは、中間報告書案の内容は概括的すぎて一定の特徴について説明が不十分 であるとみる向きもあるのではないかとの意見が出された。特に、民間部門の参加者の目から見 ると実務上の説明が不十分ではないかと指摘。事務局は、この点についてはさらに市場関係者と の議論を深めたいと回答。 事務局は、今回の議論の主要な点については可能な範囲で中間報告書の中に反映したうえで、会 合終了後にABMI のタスクフォース 3(TF3)の共同議長に提出されると述べた。また、これまで の議論等を通じて、AMBIF の概念及びその構成要素について今後数か月にわたり、さらなる精緻 化が必要となったと述べた。できればAMBIF の予想されるメリットの数値化、発行体及び投資家 のプロファイルや要件についてのさらなる包括的な検討、今回の会合で示された情報プラットフォ ームを含んだ規制上のプロセスの検討などを行いたいと表明。AMBIF に関する情報のアップデー トは次回の東京会合で行うものとされた。 2 中間報告書案の脚注 12 で、「規制主体(regulatory bodies)」又は「規制当局(regulators)」とは、個別市 場に特有の債券発行に関する規制上のプロセスに直接関与する規制当局(ここの原文はregulatory authorities)、上場又は登録機関、又はその他の機関と定義されている。

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4 2.その他の SF1 での報告事項 上記のメインテーマの議論以外にインフォメーション・セッションとして、インドネシアにおけ る国債市場の概況及びリスク管理について同国財務省負債管理局から報告が行われた。同国は 1997 年のアジア通貨危機以降に IMF の指導の下、財政の立て直しを進める中で、国債発行制度の 整備を行い、2000 年に最初の発行を実現した。以来、国債の発行市場・流通市場ともに順調な拡 大を遂げつつある。しかし、さらなる拡大のためには、以下の課題を克服する必要がある。 ・現地通貨(IDR)建国債の外国人保有比率が 30%以上となっているため、急激な資金の引き 揚げ、国内投資家への利回りが大幅に低下していること、ボラティリティの上昇などに直面 ・国債の発行・流通を国内で吸収するための市場キャパの拡大の必要性 ・相対的に未成熟なレポ市場とデリバティブ市場 ・国債の裾野拡大、小口投資家層へのアクセス強化 ・流通市場における安定性強化の必要性 なお、この他、韓国の資本市場研究院(KCMI)より AMBIF に関する情報プラットフォームの 利用の提案、SWIFT によるメッセージ・フォーマット標準である ISO20022 のアジアにおける利 用の現状、ADB 事務局による新興 5 か国(ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミヤンマー、ベトナ ム:BCLMV)への支援・啓蒙活動の進捗状況、ジャカルタ会議後の活動計画などの提案・報告が 行われた。 Ⅱ.SRO ワーキング・グループ会合(4 月 22 日開催) 債券市場の自主規制について専門に審議するSRO ワーキング・グループの第 5 回会合が本会議 に先立ち4 月 22 日(月)午後に開催された(主催は開催地インドネシアの 3 つの自主規制機関: インドネシア取引所(IDX)、清算保証機構(KPEI)、中央証券預託機関(KSEI))。 会合には、インドネシアの主催3 機関に加え、ABMF 参加メンバーの中の SRO 組織(本協会及 び東京証券取引所をはじめ、フィリピンのPDS グループ、中国の銀行間市場交易者協会(NAFMII)、 韓国金融投資協会(KOFIA)、韓国取引所(KRX)、シンガポール取引所、マレーシア金融市場協 会(FMA)、タイ債券市場協会(ThaiBMA)、ハノイ取引所(HNX)、香港金融管理局(HKMA) ~SRO ではないが~など)から 20 名近くが参加(この他 ADB 関係者を含め 15 名近くがオブザ ーバーとして参加)。また、会合のモデレーター(座長)役はこれまでどおりフィリッピン PDS グループのビンセント・カスティーリョ氏(社長兼CEO)が務めた。今回は中国の NAFMII が初 めて参加しプレゼンを行った。 会合では、本協会が前回シンガポール会議での5 団体のプレゼン結果の整理・総括を行い、次い で、インドネシア取引所(IDX)、ハノイ取引所(HNX)、香港通貨管理局(HKMA)及び中国銀 行間市場交易商協会(NAFMII)の 4 団体より、各国債券市場における SRO の役割についてプレ ゼンテーションが行われた。それぞれ業態が異なるが、各機関の特徴を比較すると以下のようにな る。

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5 債券市場における各国SRO の特徴比較(1) SRO の 名称 国 SRO のタイプ 債券 市場 の運 営 債券 取引 決済 機能 の提 供 発行 証券 の登 録 (上 場) 義務 債券価格の 収集・公表 総合型 債券市場特化型 リテール 向け ホールセ ール向 け 発行市場 をカバー 流通市場 をカバー 発行市場 をカバー 国債 その 他 債券 国債 その 他 債券 実 値・ リアル タイム 参考 値・ 事後 HNX *1 ベトナム ● ● ● ● ● ● ● ● [HKMA] *2 香港 ● ● ● ● ● IDX インド ネシア ● ● ● ● ● ● ● ● NAFMII 中国 ● ● ● ● *3 *4 *1 ベトナムでは債券店頭市場取引については、ベトナム債券市場協会(VBMA)が一定のルール・メーキングを行ってい る(但し、VBMA は完全な SRO ではなく、業者団体に留まっている。)

*2 香港では、香港取引所が SRO 的機能を有するが、規制当局である HKMA がこの SRO ワーキング・グループに参加し

ている(また、香港では独立した他のSRO 機関は存在しない。)

*3 NAFMII が管轄する債券の中で金融セクターを除く企業債(Non-Financial Enterprise Debt Financing Instruments: NFEDFI)で新規発行されたものは NAFMII への登録が義務付けられている。

*4 発行市場では、金融セクターを除く企業債(NFEDFI)の発行価格は NAFMII に報告され公表されている。流通市場 では、中国外国為替取引システム(China Foreign Exchange Trade System)及び中国中央預託清算機構(China Central Depository & Clearing Co.)が債券価格の公表権限を持っている。

債券市場における各国SRO の特徴比較(2) SRO の 名称 国 SRO の機能 市場促 進(改 革)へ の取組 み 市場 監視 外務員・トレーダー等の資格/登録 市場参加者 の(会員)登 録義務 ルール・メーキン グ 検査 資格試 験の実 施 資格用 トレーニン グの受 講 外務 員・ディ ーラー・トレ イダーの 登録 資格 更新 研修 個人 ベース 会社 ベース 執行力 がある 市場慣 行にと どまる HNX ベトナム ● ● ● ● ● [HKMA] 香港 ●? ● ● ● ● IDX インド ネシア ● ● ● ● ● NAFMII 中国 ● *5 *5 ● ● ● ● ●

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6 *5 現在、中国の銀行間市場に参入するトレーダー/ディーラーについての資格制度は存在しないが、毎年ト レーニング・コースがNAFMII により開講され、また正式な資格制度の導入が検討されている。 上記以外にも、共通取引プラットフォームの導入(マレーシアFMA)、共通情報プラットフォー ム(韓国KCMI)、共通取引プラットフォームに転用可能な市場モデル(フィリピン PDS グルー プ)に関するプレゼンテーションが行われた。 Ⅲ.今後のスケジュール 2013 年 4 月 23~24 日 4 月 25 日 5 月 2 日 5 月 29~31 日 7 月 25~26 日 10 月 16~17 日 (後日確定した) 11 月 12 月末 2014 年以降 ・第12 回 ABMF 国際会議(ジャカルタ) ・中間報告書のABMI 共同議長への提出 ・リコメンデーションのAFMCGM+3(ニューデリー)による承認 ・カンボジアへのフェーズ2 支援 ・第13 回 ABMF 国際会議(東京) フェーズ2 最終報告書の準備 フェーズ3 の活動に向けた議論 ・第14 回 ABMF 国際会議(ソウル) フェーズ2 最終報告書の完成に向けた議論 ・ASEAN+3 蔵相代理会議 フェーズ2 進捗報告 フェーズ3 の活動案 フェーズ2 最終報告書の完成(2013 年末まで) フェーズ1 報告書の第 1 回更新(2013 年末まで) ABMF フェーズ 3 開始 AMBIF の下でのパイロット発行を目指す (四半期ごとに国際会議開催を予定)

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会議日程 [1 日目](2013 年 4 月 23 日)サブ・フォーラム 1 の会合 時 間 テーマ スピーカー 09:00-09:10 歓迎挨拶 *バンバン・ブロジョネゴロ:インドネシア財 務省・財政政策局長 09:10-09:30 基調講演 *ムリアマン・ハダッド:インドネシア金融庁 長官 09:30-09:40 開演挨拶 *茅沼俊三サブ・フォーラム 1 議長:東京証 券取引所 09:40-10:30 セッション1 (インフォメーション・ セッション):インドネシア国債市場と リスク管理 ・報告 * ロト・スリアニタ・ギンティング:インド ネシア財務省、負債管理局国債担当ディレク ター 11:00-12:00 セッション2:SF1 の第 2 フェーズ中 間報告書(パート1) ・進捗状況及び論点に関するプレゼン テーション * ADB コンサルタント 13:30-15:00 セッション3:SF1 の第 2 フェーズ中 間報告書(パート2) ・質疑応答及び報告書に関する確認 *参加メンバー セッション4(オプショナル・セッショ ン):SF1 の第 2 フェーズ中間報告書(パ ート3)=>開催せず 15:00-16:10 セッション5:SF1 のその他の論点 ・ABMF 活動の拡張 ・ジャカルタ会議以降の作業プラン *ABMI TF3 議長 * ADB 事務局 16:10-16:20 ADB 事務局による総括 *ADB 事務局 16:20-16:30 閉会挨拶 *茅沼俊三 SF1 議長 [2 日目](4 月 24 日)サブ・フォーラム 2 の会合(日証協はオブザーバーとして参加) 時 間 テーマ スピーカー 09:30-09:40 開会挨拶 *ジョン・ヒュン・リーSF2 議長:KSD 09:40-10:40 セッション6:SF2 の第 2 フェーズ中 間報告書(パート1) ・進捗状況及び論点に関するプレゼン テーション * ADB 事務局 11:00-12:30 セッション7:SF2 の第 2 フェーズ中 間報告書(パート2) ・質疑応答及び報告書に関する確認 *参加メンバー

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8 14:00-14:30 セッション8(インフォメーション・セ ッション):ISO20022 アジア太平洋地 域及びその他の地域における採用状況 *アレックス・ケッチ及びミレイア・グイサ ド・パッラ:SWIFT セッション9(オプショナル・セッショ ン):SF2 の第 2 フェーズ中間報告書(パ ート3)=>開催せず 14:50-15:20 セッション10:SF1 のその他の論点 ・ABMF 活動の拡張 ・ジャカルタ会議以降の作業プラン *ABMI TF3 議長 * ADB 事務局 15:20-15:30 総括 *ADB 事務局 15:30-15:40 閉会挨拶 *ジョン・ヒュング・リーSF2 議長 [本会議以外](4 月 22 日)SRO ワーキング・グループ会合 時 間 テーマ スピーカー 14:00-14:05 歓迎挨拶 *マーガレット・タン:KSEI *ビンセント・カスティーリョ:PDS ホール ディング(プレジデント兼CEO) 14:05-14:10 前回シンガポール会合議事録の承認 * (司会)ビンセント・カスティーリョ:PDS ホールディング・プレジデント兼CEO 14:10-14:25 シンガポール開催SRO ミニ・ワークシ ョップのインプリケーション~SRO 5 団体の比較分析 *椎名隆一:日本証券業協会 14:25-14:45 インフォメーション共有セッション1 *グエン・プング・アン:ハノイ証券取引所 (HNX) 14:45-15:05 インフォメーション共有セッション2 *リ・シュ・プイ:香港通貨管理局(HKMA) 15:05-15:25 インフォメーション共有セッション3 *サムスル・ヒダヤット:インドネシア証券取 引所(IDX) 15:25-15:45 インフォメーション共有セッション4 *チン・レン:中国銀行間市場交易商協会 (NAFMII) 16:00-18:00 今後の展望についての議論 ・AMBIF の論点に関するプレゼン及び 共通取引プラットフォームに関する審 議 ・AMBIF の共通情報プラットフォーム に関するプレゼン ・市場モデルに関するプレゼン ・その他の意見交換 *ルン・ヤオ・ブン:マレーシア金融市場協会 (FMA) *ヒョン・スク:韓国資本市場研究院(KCMI) *アントニーノ・ナクピル:PDS グループ

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ABMF 設立の趣旨及び位置づけ

ABMF(ASEAN+3 Bond Market Forum)は、2003 年に始まったアジア債券市場育成イニシ アティブ(Asian Bond Markets Initiative:通称 ABMI~アブミ~)の中で、各国債券市場の規 制面を審議するタスク・フォース 3(TF3)の下部機関として、2010 年 5 月に、官民合同の審議 ユニットとして設立された。ASEAN に中国、韓国、日本の 3 か国を加えた ASEAN+3 の債券市 場の規制面、インフラ面を含めた標準化・調和化を推進するための実務レベルの協議と作業を行う ことを目的とし、規制面の問題を審議するサブ・フォーラム 1(SF1)と、市場インフラの問題を 審議するサブ・フォーラム2(SF2)の二つの部会をもつ。2010 年 9 月に第 1 回目の ABMF 会議 が東京で開催されて以降、これまでマニラ、クアラルンプール、済州島、バリ、北京、香港、マニ ラ、ソウル、バンコク、シンガポール及び今回のジャカルタと計12 回の会議が開催されている。 Task force 1 現地通貨建て債券の 発行の促進 Task force 2 現地通貨建て債券の 需要の促進 Task force 3 規制枠組みの改善 Task force 4 債 券 市 場 関 連 イ ン フ ラの改善 2010 年 5 月「ASEAN+3 債券市場フォーラム」 (ABMF : ASEAN+3 Bond Market Forum)設置

<第1 フェーズ> 2010 年 9 月~2011 年 12 月にかけて計 6 回の会合(①東京、②マニラ、③クア ラルンプール、④韓国済州島、⑤バリ、⑥北京) <第2 フェーズ> 2012 年 2 月~2013 年 4 月にかけて計 6 回の会合(⑦香港、⑧マニラ、⑨ソウ ル、⑩バンコク、⑪シンガポール、⑫ジャカルタ) 2つのサブ・フォーラムが設置 (SF1)各国市場の規制及び市場慣行に係る情報収集(ナショナル・メンバー: 日証協、東証、全銀協、ナショナル・エキスパート:日本の証券会社2 社) (SF2)市場インフラ、メッセージ・フォーマット等の調和化によるアジア全域 の債券取引決済の効率化、STP 化の促進(保振等が参加) GOE (Group Of Experts) 保振、外資系証券会社が 参加 2010 年 4 月 23 日 GOE 報告書「クロスボーダー 債券取引・決済上の障害 の特定及び除去を提言」 「ABMF国内検討グループ(ABMF-J)」設置:2010 年 9 月 21 日の第1回 会合以降、ABMF 国際会議の開催時期に合わせ 1~2 週間前に定期的に開催 ASEAN+3 財務大臣・中央銀行総裁会議 ASEAN+3 財務大臣・中央銀行総裁代理会議 アジア債券市場イニシアティブ(ABMI)

参照

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