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KOBE Ph a r m a c e u t i c a l U n i ve r si t y 神戸で学ぶ 薬学を究める 神戸薬科大学は 1932 昭和 7 年の創立以来 教育と研究の両立を 基盤に 高度な薬学の知識を身につけた薬剤師 研究者の養成を目指し ています 近年 医療の進歩は目覚ましく

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(1)

〒658-8558 神戸市東灘区本山北町 4-19-1 入試部入試課

TEL.078-441-7691

http://www.kobepharma-u.ac.jp/

検索

神戸薬科大学

KOBE PHARMACEUTICAL UNIVERSITY

神戸薬科大学

(2)

Pharmaceutical

University

 神戸薬科大学は、1932(昭和 7)年の創立以来、教育と研究の両立を

基盤に、高度な薬学の知識を身につけた薬剤師・研究者の養成を目指し

ています。

 近年、医療の進歩は目覚ましく、より高度化・専門化しています。例えば、

iPS 細胞を使った世界初の臨床研究として目の手術が実施されたことは

記憶に新しいことでしょう。再生医療への実用化が進む中、iPS 細胞による

創薬の可能性が大きく注目されており、薬学への期待も高まっています。

 そのため本学では、より高度な薬学の知識と科学的思考力が身につく

教育・研究環境を整えています。その取り組みの一つに神戸大学との連

携があります。医薬連携ならではのチーム医療を体験したり、医学部・看

護学部の学生の多様な考えに触れたりなどの密度の濃い学びから、医

療人としての自覚や協調性を養います。

 時代のニーズに応え、社会への貢献を果たすことは、創立以来の本学の

理念です。高い使命感を持ち、薬学の可能性を追究したいと願う学生に

応えるため、本学の門戸は大きく開かれています。

神戸で学ぶ、薬学を究める

神戸で学ぶ、薬学を究める

学長メッセージ

神戸薬科大学の姿勢

神戸薬科大学の特長

 1.「薬学」の分野で広く活躍できる医療人の育成  2.英語教育・国際交流  3.研究活動  学生の研究報告

薬学の学び

問題解決能力・研究マインドを育む6年間

自ら学ぶ「アクティブ・ラーニング」

薬学基礎教育センター

薬剤師になるためのステップ「実務実習」

薬学臨床教育センター

研究室/支援・教育センター

大学院

研究事業

P.1

P.3

P.4

P.5

P.7

P.8

P.9

P.10

P.11

P.14

P.14

P.15

P.16

P.17

P.19

P.20

進路・就職

 活躍できる多様なステージ  2015年度卒業生の進路状況  就職支援プログラム  内定者紹介  卒業生紹介

Campus Life

 キャンパスカレンダー /キャンパスマップ  主な施設  クラブ活動  学外活動

学生サポート

寮生活/奨学金制度

入試ガイド

 入学試験概要/過去3年間の入学試験結果  地域別合格者・出願者/都道府県別在学生出身高校一覧  入試に関するQ&A / Open Campus 2016

沿革/地域貢献

アクセス・通学路

P.21

P.22

P.23

P.24

P.25

P.27

P.29

P.32

P.33

P.34

P.35

P.37

P.38

P.39

P.40

Contents

写真:本学 6 号館より ※この大学案内に登場している学生の学年は 2015 年度のものです。

(3)

神戸薬科大学の理念

社会に大きく開かれた大学であることを意識し、創立以来の伝統である教育と研究の両立を基盤と

しながら、医療人としての使命感と倫理観を十分に理解し、高度な薬学の知識を身につけた

薬剤師、並びに教育・研究者を養成すること、さらに地域の医療と環境問題に目を向けて健康の

維持・増進にも貢献できる拠点となること

神戸薬科大学の教育目標

1.社会に貢献できる高度な薬学の知識と技能の修得

2.医療人としての使命感と倫理観の修得

3.科学的思考力及び問題の主体的解決能力の修得

4.これからの医療と環境を正しく理解し、健康の増進に貢献できる知識の修得

アドミッション・ポリシー

(入学生像)

Admission policy

神戸薬科大学の理念を理解し、教育目標に応える次のような人の入学を希望します。

1.自然科学を深く学ぶ意欲と能力を有している人物

2.高等学校までに学ぶべき事項を幅広く修得し、入学後の学修に必要となる理科、数学に加え英語

 等の基礎学力を有している人物

3.本学での学習を通してこれからの社会で通用する実力を身につけ、将来それぞれの分野で活躍

 したいという強い意志と意欲を持つ人物

Curriculum policy

カリキュラム・ポリシー

(教育課程編成・実施の方針)

神戸薬科大学の理念を実現し、医療人としての使命感と倫理観を十分に理解し、高度な薬学の知識

と科学的思考力を身につけ、広く薬学の分野で貢献できる有意な人材を育成するために、

「薬学教

育モデル・コアカリキュラム」及び「実務実習モデル・コアカリキュラム」に準拠した科目と本学独自

の科目を適切に配置したカリキュラムを編成し、次のように実施します。

1.教養教育科目、基礎教育科目を充実し、基礎力と幅広い視野の育成を図ります。

2.教養教育科目の外国語に加え、医療英語、薬学英語に係る科目を充実し、海外研修等を通じて国

 際化に対応できる人材の養成を図ります。

3.5年次の病院実習、薬局実習を含めて専門教育科目を充実し、薬の専門家としての基礎力の育成

 を図ります。

4.低学年からの実習・演習、卒業研究やスモールグループディスカッション形式の授業を通して、科

 学的思考力、課題発見能力、問題解決能力及びコミュニケーションスキルの育成を図ります。

5.ヒューマニズムに関する科目を充実し、近隣大学や地域の医療機関との連携に基づくチーム医

 療教育を通して、医療人としての倫理観と使命感の育成を図ります。

6.生涯研修支援事業に参加することによって、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲を醸成します。

Diploma policy

ディプロマ・ポリシー

(学位授与の方針)

所定の単位を修得し、薬剤師に必要な以下に掲げる知識、技能、態度を備えた学生の卒業を認め、

「学士(薬学)」の学位を授与する。

1.医療を担う薬の専門家として相応しい薬学に関する十分な知識、技能を有すること。

2.薬学・医療の進歩と改善に貢献できる科学的思考力、課題発見能力、問題解決能力を有すること。

3.医療人として相応しい倫理観と使命感を有し、患者や生活者の立場に立って行動できること。

4.医療人に必要なコミュニケーション力を有すること。

5.医療人としての活動に必要な英語力を有し、グローバル化に対応した国際感覚を有すること。

6.地域の医療、環境衛生に貢献できる幅広い知識と見識を有すること。

7.生涯にわたって自己研鑽をし続ける能力と意欲を有すること。

学長

北河 修治

「未知」を切り拓く研究マインドを研鑽し、

「理知」を備えた医療人として、次代を担う力を鍛える

神戸薬科大学の姿勢

 神戸薬科大学は、1932(昭和 7)年に創立された神戸女子薬学専門学校をはじまりとし、80 年以上の

歴史を有する大学です。教育と研究の両立を基盤とした、研究マインドを持った人材の養成に努めており、

病院、薬局の薬剤師はもとより企業における研究者やMR、臨床開発の分野に多くの人材を送り出してきました。

 医療の世界の変化を受けて、薬学教育モデル・コアカリキュラムが改訂され、本学も臨床現場での体験と

コミュニケーション力を重視した、独自の視点を加えた新しい教育を昨年度よりスタートさせています。神戸

大学と連携した医薬共同の教育や、英語教育の充実、生涯研修の確立など、未来の医療人育成を見据えて、

本学は常に新しい学びを推進してきました。現在も統合教育を取り入れるなどの教育改革に努めています。

 世界に開かれた街であり、先端医療の街でもある神戸で、私たちと一緒に薬学の扉を開きませんか。

お待ちしています。

未来の医療を創造する薬学の扉をここで開いてください

(4)

「薬学」の分野で広く活躍で

きる医療人の育成

高度化する医薬分野に対応できる実践的な教育が特長です。神戸大学との連携の下、

「薬学教育」

「チーム医療教

育」を行い、薬のプロフェッショナルとして広く活躍できる医療人を育成します。

神戸薬科

大学の

特長

1

神戸大学との大学間連携

神戸大学医学部生とのチュートリアル授業(IPW 演習)

 1 年次生が入学時に抱いている興味やモチベーションの維持と、勉学意欲の向上を目

的に実施しています。専攻の異なる両大学生は、混成チームの一員として相互交流を図

り、医療の実践現場のスタッフから学ぶとともに、学びを共有して今後の学習に対する意

欲や主体性を強化します。更に、チーム医療の実際を知り、IPW( 多職種間医療人協働 )

の重要性を認識します。

初期体験臨床実習

[1 年次(選択科目)]

神戸大学との連携科目

神戸大学との連携科目

● オリエンテーション ● チームビルディング演習 ● 病院医療現場見学 ● スモールグループディスカッション(SGD) ● レポートのまとめ・班別発表会

実習内容の例

班別発表会

1 年 丹羽 穂乃花

さん

 医療の現場を見学したいという気持ちから、初期体験臨床実習に参加しました。見学先の総合病院では、

調剤業務の機械化が進んでいる様子や薬品の種類の多さに圧倒されました。病院の方からは、医師、コメディ

カルに加え、事務や清掃スタッフ、患者さんを含めた全員がチーム医療の一員だとの意識を持っているとうか

がいました。この考えに共感するとともに、チームの全員が対等に意見を交わし、協力する必要があると感じ

ました。実習で、早期から病院薬剤師の仕事内容と、患者さん視点に立ったケアの大切さを知ることができて

良かったと思います。以前は薬局志望でしたが、今は病院薬剤師を目指して日々の勉強に励んでいます。

病院での薬剤師の仕事と役割を深く知ることができた

 IPW 演習は、専門領域の異なる学生メンバー間で目標を共有してディスカッションを行

い、問題解決の過程を体験的に学習します。重要なのは、自己に気づき、他者を尊重し理解

しようとする「関心」を持つことです。グループ間の積極的なかかわりから学びや相互理解

を深め、チームで協働する意義を理解することを目指します(演習期間 5日間)。

IPW(多職種間協働)演習

[5 年次:後期(選択科目)]

神戸大学との取り組み

「EBM(根拠に基づく医療:Evidence-Based Medicine)」を学ぶ

ワークショップ。医師や薬剤師、医学生と一緒に英語論文を読む

 薬剤師が、薬物治療に関する最新のエビデンス(臨床結果)を手に

入れて、処方の選択を医師に提案できれば、医療チームはより高度な

チームに進化します。ワークショップへの参加は、英語論文の読み方

を学ぶと同時に、現役の医療従事者とチーム医療の実際に触れる機

会にもなります。

Student CASP ワークショップ

[4∼6年次]

神戸大学との取り組み

薬剤師のリーダーシップを育む就労型実務研修

 実践的で先端的な臨床能力を備えた薬剤師を育成する神戸大学医

学部での実務体験。チーム医療を推進する各専門領域のチームに参

加し、患者への薬物治療の積極的関与について知識・理解を深めま

す。また、実習先の立場から学生の        を指導すること

により、指導力の向上にも寄与しています。

薬剤師レジデント教育プログラム

[卒後・薬剤師]

IPWチュートリアル

5 年 石山 芽衣

さん

 医療系の学生と交流して見聞を広めたいと思い、IPW 演習に参加しました。演習では、一つの症例につい

て診断時から症状の進行に合わせて話し合っていきます。同じ症例を私は薬学から、医師志望の方は医学か

ら、看護師志望の方はケアから、それぞれが異なった視点から同じ症例についてアプローチすることを知り、

多職種における薬剤師の役割を再認識することができました。この経験から、患者さんを多角的に見ることに

よって、より充実した治療ができること、また、多職種間の情報共有の大切さを実感しました。演習中には、そ

れぞれを違う職種に立場を交換した討論も経験。多職種のアプローチ方法を理解した上で、薬剤師という職

種の重要性を明確にすることが、私の目指す薬剤師への一歩になると感じました。

多職種のアプローチ方法の違いを理解することができた

● 神戸薬科大学(5 年)、神戸大学医学部医学科・保健学科(4 年)のグループ ワーク。  複数の職種を目指す学生が一つのシナリオに従い、ケアを考える。 ● 症例に対する各職種の立場からの意見をまとめ、シナリオに集約。 ● 学生が主体となる能動的参加型授業・問題準拠学習(課題探求型学習)。 兵庫県立加古川西高校出身 島根県立出雲高校出身

学生インタビュー

学生インタビュー

「チーム医療」の一員を担う

薬剤師を育成する6年制薬学教育

チーム医療とは、一人の患者に対して、医師とともに複数の医療従事職(コメディカ ル)が連携して治療やケアを行うこと。チームの一員として治療に参加するすべての 医療従事職が、互いに尊重しながら、それぞれの専門性を発揮して、患者・当事者など の「Well-being」※に貢献します。

 医療技術の進展とともに薬物療法も高度で複雑化している今、医師や看護師

などの医療従事者とともに「チーム医療」の一員として臨床の現場で薬物治療に

携わるなど、薬剤師の役割も大きく変化しています。6年制薬学教育は、このよう

な臨床にかかわる実践的能力のある薬剤師を育成することを目的としています。

 本学は、チーム医療への貢献、在宅医療への参加など、いち早く先進的な教育を行ってきました。その一つが神戸大学と連携協定を結

んだ「医薬共同」の教育です。

 1年次は神戸大学医学部生と「初期体験臨床実習」に参加、その後も5年次に「IPW演習」でチーム医療についてともに学びます     。

ほかにも「薬剤師レジデント教育プログラム」     の実践など、早期の学習から専門性の向上にいたるまで、一貫した医薬共同の教

育を展開。薬剤師としてはもちろん、広範な薬学のフィールドで活躍できる医療人の育成を目指しています。

右記の職種は一例です。

神戸大学との連携による一貫した

医薬共同の教育を展開

患者・

家族など

薬剤師 看護師 医師 臨床工学 技士 臨床検査 技師 管理 栄養士 医療 ソーシャル ワーカー 臨床 心理士 理学 療法士

チーム医療

※身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること

神戸薬科

大学

神戸大学

学生

薬剤師

● 初期体験臨床実習[1 年次] ● 「IPW(多職種間協働)演習[5 年次] ● 卒業研究[4∼6 年次]  ・神戸大学実験コース ・臨床研究コース ● Student CASP ワークショップ チーム医療教育を推進 学部 単位互換制度の導入 学生の相互受入れ 専門薬剤師養成コースを設置 大学院 薬剤師レジデント 薬大教員の医療従事 病院 共同研究の推進 研究 ▶ P.16 実務実習 ▶ 下記 ▶ P.6・13

(5)

英語教育・国際交流

 薬剤師の現場においても英語力は必須です。そのため、6 年を通じた英語の学習環境を設定する

ほか、海外の医薬現場と交流を図るプログラムなど、国際的な視野を養う機会も設けています。

 4 年次から全員が研究室に所属し、問題解決能力を磨くとともに「研究マインド」を身につけます。

また、低学年次から研究を体験する「アクティブ・ラボ」を推進しています。

研究活動

海外の大学との

積極的な学術交流

アメリカの医療現場を知る海外派遣プログラム

 日米の医療制度や薬剤師業務の相違の見聞を通して、国際的視野を

養う海外薬学研修を毎年実施しています。先進医療の中心地であるボス

トンの医療機関や医薬品開発の研究機関、薬科大学などを訪問してアメ

リカの最先端医療を見聞します。

マサチューセッツ薬科健康科学大学との交流プログラム

 国際社会における保健衛生の保持・向上の重要性から、海外の大学と

協力連携を推進しています。提携大学の一つであるマサチューセッツ薬

科健康科学大学(MCPHS) には、学生が海外薬学研修で訪問するほか、

MCPHS の教員と学生が来日して、合同授業やプレゼンテーション、質問

会などを行う交流プログラムを実施しています。

e-ラーニング学習風景

医療英語の習得をサポートする

「e-ラーニング教材」を採用。

医療にかかわる英語力を強化

国際化に対応する

6 年間の英語教育

 1∼6 年次を通じてステップアップできる英語教育プログラムを採用し、

系統立てて学べる学習環境を構築しています。1 年次は個々の習熟度に

応じたクラス別授業を、2 年次は 25 名以下の少人数編成による授業を

実施し、英語の基礎力を固めています。また、1∼5 年次の間は何度でも

カレッジ TOEIC にチャレンジができるうえ、受験料は大学が負担

カレッジ TOEIC 又は TOEIC のスコアに応じた単位を認定しています。

 全国約300校の教育機関で採用されている英語e-ラーニング学習シス

テム「ALC Net Academy2」を導入。学内や自宅などで自発的に英語学習を

行うことができます。複数のコースを設定しており、目的に応じたコース選

択やTOEIC 対策として活用することも可能です。2年次「英語V、VI」の講

義にもe-ラーニングを取り入れ、更なる英語力の強化を目指しています。

系統立てて学べる英語学習環境

2

1

2

3

4

5

6

薬学英語入門 英語 実用英語 実用薬学英語・ 実用医療英語 卒業研究における論文講読

3

海外薬学研修プログラム(アメリカ ボストン) MCPHS 生との交流(本学)

研究機器紹介

▶ P.16 実務実習 ▶ P.17 研究室紹介ページ ▶ P.14 アクティブ・ラーニング

参加学生による現地レポート

検索 神戸薬科大学 海外薬学研修レポート

神戸薬科

大学の

特長

神戸薬科

大学の

特長

 研究活動によって得られる科学的探究心と思考力は、研究者としてだけ

ではなく、薬剤師としての素養を深めることにもなります。本学は、研究活

動に力を入れており、これは創立以来の学風でもあります。

研究マインドの醸成を

図る全員必須の研究活動

 低学年次から研究室に所属して、研究の基礎的な知識と方

法について学ぶ「アクティブ・ラボ」があります。自ら学ぶ力を

身につけるとともに、薬学への興味や勉強意欲の向上を目的と

した取り組みです。興味のある分野や将来の進路に合わせて

研究分野や研究室を選択することができます(研究室による選

考あり)。

低学年次から研究室に所属して

研究の基礎を学ぶアクティブ・ラボ

[対象:1 年次後期∼ 3 年次後期]

 4年次後期から全員が研究室に配属され、卒業研究をスター

トさせます。5 年次になると、        以外の時間は

研究室で卒業研究に取り組みます。自ら目標を設定して、実験・

研究を進める卒業研究は、予期せぬ事態を打開する問題解決

能力や、論理的に思考を重ねることによって「研究マインド」を

身につけていきます。

 6 年次の卒業研究は、実験、調査研究など卒業研究の総仕上

げに取り組むとともに、プレゼンテーション力や論文作成能力

を磨きます。

全員が研究室に所属し

問題解決能力を醸成

[対象:4 年次後期∼ 6 年次]

 薬学研究には高性能で操作が簡

便な計測機器類が不可欠です。本

学では、最新の機器を揃えており、

教育や数々の研究活動に大いに貢

献しています。

Mercury-300 NMR 装置 電場型フーリエ変換質量分析装置 (LTQ Orbitrap Discovery)

[主なコース]

(2 年次以上の全学生に無料公開) ● スーパースタンダードコース リーディングとリスニングをステップごとに学ぶ ● 医学英語<基礎>コース ● ライフサイエンスコース ※詳細は各年度で異なります

1 年 中井 瑠美

さん

 研究活動に興味があり、1 年次後期のアクティブ・ラボを選択しました。高校生のときから生物

の授業が好きだったこともあり、生物に直接関係が深い病態生化学研究室を選びました。研究

室では、マウスを使ってホルモンと血糖値の関係を調べている先輩を見学し、実験データの数値

を取ったり、マウスの解剖を行うこともできました。1 年次が終わるころには、実験の一部を自分

たちに行わせてくださり、先輩は、それから間違いを正すなどのフォローしてくださったので、積

極的に取り組むことができました。研究活動に触れたことで、薬学部に入学した実感と、将来の

研究活動を考える良い機会を得られました。

薬学部に入学した実感と将来の研究活動を考える機会になった

兵庫県 甲南女子高校出身

学生インタビュー

(6)

学生の研究報告

 あらかじめ答えや結果が明確な 3 年次までの授業や実習とは異なり、答えのない「研究」に挑むことで、問題解決策を試行錯誤

の上で自力で発見するための方法論を学びます。

中山 尋量 教授

機能性分子化学研究室

5 年 勝代 眞子

さん 大阪府 大阪桐蔭高校出身

研 究タイトル

研 究 内 容

 梨やウワウルシなどの植物に含まれるアルブチンは、 シミの元となるメラニン色素の合成を阻害する働きや 老化を防ぐ抗酸化作用があるため、化粧品に使用され ています。難点は水溶性が低く生産コストがかかってい ること。そこで、アルブチンをリン酸化し、効率的に水溶 性を高める方法を研究しています。

研 究 活 動

 これまで、リン酸化反応を起こすシクロ三リン酸塩の 濃度、温度、pH、について、それぞれ条件を変えながら最 適な反応条件を探ってきました。一つのサンプルについ て、リン酸化反応の結果が出るまでに約 1 か月かかるた め、各条件の実験を並行しながら進めました。日々、根気 強く実験を進める必要がありますが、社会に貢献できる 研究なのでやりがいは大きいです。すでに最適な反応 条件を見出し、他大学との合同発表会で発表しました。 今は、別のリン酸化剤を使った実験に取り組んでおり、こ の結果とシクロ三リン酸塩との比較研究を行い、論文に まとめたいと思います。  勝代さんは、積極的に研究に取 り組む姿勢が印象的です。実験に 失敗したときも自分なりに考え、解 決していたので、自信がついたと 思います。良い研究論文が仕上が りそうですから、学会誌に投稿した いと考えています。

薬学の学び

 「薬学」といえば、新しい薬の開発や薬剤師になるための学び、と思っている人も多いでしょう。もちろん、それ

も一つです。例えば、生命の機能現象を解明したり、生活環境を快適にしたりする研究も薬学です。薬学という

学びのドアを開くと、化学・生物・物理など、多岐にわたる分野から成り立つ、あなたの知らない本当の薬学に出

会えます。将来の夢、なりたい自分を見つけられる、さまざまな学びが薬学にあります。

自然界から薬を

見つけたり、

新薬を開発したり、

化学は創薬に

つながります

医師や看護師

リハビリスタッフ…

多様なメディカルスタッフとの

連携は必須

生命現象の解明や、

DNA のメカニズムなど

人間をトコトン学ぼう

「医薬品が効果を

発揮するためには?」

あなたの興味はどっち?

生物学

分野

薬の作用の基本は

生物反応

体の仕組み、細胞や細胞を 構成する物質、 遺伝子の働きなどを学ぶ

化学

分野

医薬品の大半は

有機化合物

原子の特性や構造式の見方、 各化合物群の特徴、 反応性などを学ぶ

薬理学

分野

薬が人の体に

働くワケ

薬が人の体に働きかけて、 効果を発現する、 その相互作用の 仕組みを学ぶ

衛生化学

分野

身の回りは

化学物質でできている!

国や地域などによる 疫学調査や 疾病予防についての 知識や手法を学ぶ

薬剤のカタチに

意味はある

薬剤学

分野

薬のさまざまな形や 構造について、 特性、理論、 製造方法などを学ぶ

医療薬学

分野

医療人としての

知識を得る

チーム医療で円滑な 連携を取るために 必要な専門知識を学ぶ

病院・薬局実習

臨床現場での

実践的能力を培う

薬剤師に求められる 資質について 理解を深める実践の学び

教養教育

視野が広がる学び

文化・環境など、 多様な知識を蓄えるとともに、 コミュニケーション力を磨く

基礎教育

薬を学ぶための

基礎固め

高度な薬学の専門を 学ぶにあたり、 化学や生物学、 物理学の基礎を学ぶ

ヒューマニズム教育

生命にかかわる

職業人として

人として 薬学人として 医療人として 人と向き合う姿勢が基本 ▶ P.15-16

病原性ウイルスや

ダイオキシン、

食の安全など命を

「衛る」学び

シクロ三リン酸塩によるアルブチンのリン酸化

まも

加藤 郁夫 教授

病態生化学研究室

5 年 中山 宏美

さん 奈良県立畝傍高校出身

研 究 内 容

 食事のリズムや満腹感など、人の食欲に影響を与えて いるのが、ネスファチンというタンパク質です。私は、ネス ファチンと糖尿病などの代謝性疾患との関連性や、ネス ファチンを活用した疾患の予防法を研究するため、人の 血清に含まれるネスファチン量を測定する方法の確立に 取り組んでいます。

研 究 活 動

 研究目的は、ヒト血清中のネスファチン量を測定する ことです。健康な大学生と高齢者の方、糖尿病や脂質異 常症の患者さんの血液を使った実験を行っています。 血清中のネスファチンは超微量で個人差もあるため定量 化が難しく、実験作業も困難かつ繊細ですが、大きなやり がいを感じています。先生のアドバイスはとても参考に なりますし、日々創意工夫しながら楽しく実験に取り組ん でいます。今後は、更に精度の高い測定法を確立すると ともに、数多くの血清サンプルを揃えて比較検討を行 い、ネスファチン量と代謝性疾患との関連を明らかにし たいと考えています。  中 山 さん は、周 到 に 準 備 を 行 い、効率的に実験を進めるタイプ。 その 姿 勢 が、着 実 な 成 果 に つ な がったと思 い ま す。難しい 研 究 テーマにもかかわらず、今後の研 究室を更に進展させていくための 大事なデータを導き出してくれま した。

人の血清中ネスファチンの測定方法の確立

研 究タイトル

(7)

年次

薬学教育の総仕上げ

卒業研究の総仕上げを図るとともに、

国家試験に備えます。

年次

臨床にかかわる

実務実習でスキルを高めるとともに、

卒業研究にも本格的に取り組みます。

臨床の知識を学ぶ

年次

専門知識を深める

年次

薬学の専門科目や、実習・実験も

多様に広がります。

専門知識の基礎を固める

年次

薬学の専門科目が増え、1 年次後期に続いて

実習・実験が本格的にスタート。

医療・薬学への導入

年次

薬学の基礎となる科目や

医療人としての心構えを学びます。

医療系の科目が中心、

実務実習に備え事前教育が主力。

●早期体験学習

●初期体験臨床実習

[神戸大学との連携科目] 化学系実習

病院、薬局、福祉施設、製薬企業などを見学。薬剤師や薬学研究者の

業務について理解を深めます。

●薬学英語入門

6 年を通じて英語を学べるのが本学の特色です。薬学英語入門

では、医療や薬学領域での専門的な英文表現について学びます。

実習・実験

生命体の組織観察や有機化合物の合成・分離・精製といった

初歩的な実習や実験の機会が増えます。

将来、ハイレベルな専門を積み上げるための基礎となる物

理系薬学、化学系薬学、生物系薬学など、基礎的な領域を学

びます。

●IPW 演習

[神戸大学との連携科目]  病院の薬剤部を訪れて実際の調剤業務を見学。訪問後はレポートを まとめて報告会を行いました。早期体験学習を通して実感したのは、調 剤はミスが許されない仕事だということ。今は調剤も電子化が進んでい ますが、やはり最終的には薬剤師による監査が欠かせません。薬剤の知 識の重要性を感じたことで、学習への意欲が更に高まりました。  薬学の新たな知識を英語で学ぶ講義です。病名や症状などの医 療単語が身につくので、将来海外の論文を読む際に役立つと感じて います。3月に参加した海外薬学研修(ボストン)では、現地の薬剤 師が話す言葉を理解することができ、更に英語への興味が深まりま した。調剤の現場では外国人の患者さんに服薬指導する機会もある ので、TOEIC®の勉強などを通して英会話力も伸ばしたいと思います。

3 年 岩本 理紗子

さん 兵庫県 小林聖心女子学院高校出身

●処方解析

代表的な薬事的事例などをもとに薬物の特徴と最適な使用法

及びその適正使用に必要な提案について理解・修得します。

●実用薬学英語

●卒業研究

臨床の場で、薬剤師が患者さんとコミュニケーションを図ること

を目標に、実践的な英語で問診や服薬指導をするための基礎知

識を学びます。

研究室に配属され、研究課題の具体的な実施方法を学びます。

●卒業研究

1∼5 年次に学んだ教科を振り返り薬剤師国家試験に関連する主

要領域のまとめと領域間を関連づけた学習をします。

●総合薬学講座

医療機関や医療関連産業などそれぞれの進路に役立つ科目を各

自の志向にあわせて学ぶことができる選択必修科目を設定して

います。

●卒後の進路を見据えた選択必修科目

卒業研究の総仕上げを行います。

●卒業研究

配属された研究室において自分自身で目標を設定し、実

験・研究を進めることで研究マインドを身につけるととも

に、問題解決能力を養います。大学での研究以外にも下記

のコースがあります。

神戸大学実験コース

[神戸大学との連携科目]

臨床研究コース

神戸大学との連携による単位互換制度を利用し、神戸大学医学部附 属病院薬剤部において指導を受けます。 病院、薬局に出向し、臨床の課題について指導薬剤師の下、臨床研 究を行います。

6 年を通じた英語学習環境があります

青文字は選択科目、それ以外はすべて必修科目です。 青文字は選択科目、それ以外はすべて必修科目です。

英語教育

1

2

3

4

5

6

薬学入門/社会薬学/人の行動と心理/物理化学I /分析化学I /無機・錯体化学 有機化学I、II /生薬学/生化学I、II /機能形態学/微生物学Ⅰ 医療コミュニケーション/物理化学II、III /放射化学/分析化学II 有機化学III、IV /構造解析学I /生薬化学/生化学III /分子生物学I 微生物学II /免疫学/衛生薬学I /環境衛生学/薬理学I、II /感染制御学I

医薬品構造学

医療コミュニケーション演習/物理化学実習/分析化学実習/有機化学実習

生薬学実習/微生物学実習/アクティブ・ラボ

統計学 I、II

早期体験学習/基礎化学実習/初期体験臨床実習/アクティブ・ラボ

医療倫理学/分析化学III /医薬品化学/合成化学I /有機化学演習/分子生物学II 衛生薬学II、III /薬理学III /臨床生化学/内分泌学/薬物治療学I、II、III /医療統計学I 薬物動態学I、II /創薬物理薬剤学/薬剤設計学/調剤学I、II /薬用資源学 生物物理化学/放射線管理学/医療統計学 II /アイソトープ演習 医療倫理学演習/機器分析学実習/医薬品化学実習/生化学実習 衛生薬学実習/薬理学実習/臨床生化学実習/薬剤学・製剤学実習 アクティブ・ラボ 薬学英語入門 I、II 薬事関係法規・薬事制度/医薬品開発 I /社会保障制度と薬剤経済 地域医療・プライマリケア論/医薬品毒性学/薬物治療学 IV /薬物治療演習 漢方医学/医薬品情報学/臨床薬剤学 I /安全管理医療/ OTC ヘルスケア論 アイソトープ演習/実用薬学英語/実用医療英語/臨床栄養学/香粧品学 キャリアデザイン講座/合成化学 II /構造解析学 II /在宅医療/高齢者医療 研究リテラシー 実務実習事前教育/基礎薬学演習/卒業研究/海外薬学研修/インターンシップ 健康食品/語学検定/実践薬学/ Student CASP ワークショップ 病院実習/薬局実習/卒業研究/海外薬学研修/インターンシップ IPW 演習/在宅医療演習/健康食品/語学検定/実践薬学 Student CASP ワークショップ 処方解析/総合薬学講座/卒業研究/薬学演習 語学検定/実践薬学/ Student CASP ワークショップ 先端医療論/臨床薬剤学 II /補完代替医療/医薬品開発 II /がん化学療法論 感染制御学 II /レギュラトリーサイエンス

基礎教育

科 目

教養教育

科 目

●実務実習事前教育

●長期実務実習(病院・薬局)

卒業研究

薬学英語入門Ⅰ・Ⅱ

実用薬学英語 / 実用医療英語

卒業研究における論文講読

英語 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ / 実用英語

▶ P.6 ▶ P.7 ▶ P.7

必須科目の卒業研究で研究マインドや問題解決能力を身につけます

▶ P.6 ▶ P.23 ▶ P.15-16

早期体験学習に参加して

薬剤知識の重要性を

再確認。学習意欲が

更に高まりました

薬学英語入門を学んで

薬学を英語で理解する

ことで、実践的な英会話

力も伸ばしたい

卒業研究に取り組んで

自分の力で結果を出す

楽しさを知りました

インターンシップ 海外薬学研修

●薬学共用試験

▶ P.9  自分で実験方法を工夫しながら結果を導く研究活動は、試行錯誤 の中で正解のない答えを探る知的な冒険です。研究室では、常に発 信を求められるので、自分の考えを伝える表現力も養われます。

●薬学導入

●薬学基礎

薬学の使命や役割、薬剤師の仕事、倫理観などに触れながら、豊か

な人間形成のための幅広い教養を養います。

●薬学専門

薬学の一層進展した専門領域や、隣接する多彩な領域に触れ、薬

学の広がりを実感しつつ、知識や理論を学びます。

●医療薬学

臨床の現場で必要となる医療薬学を中心に知識を深めるととも

に、現場での実践力の修得を目指します。

カリキュラム

問題解決能力・研究マインドを育む 6 年間

1 年 日高 諒

さん 大阪府立箕面高校出身 数学 I、II /物理学/基礎化学/基礎生命科学/情報リテラシー/教養リテラシー

英語I、II、III、IV /ドイツ語 I、II /中国語 I、II /韓国語 I、II /数学の情緒/線形代数 グラフ理論/アメリカ文化論/アジア文化論/日本文化論/異文化理解/英語の歴史 現代の音楽/医療と人間/コミュニケーション論/社会心理学/現代社会論 消費者行動論/薬局経営論/医薬品企業論/医薬経済学/生活情報論 英語V、VI /総合文化演習/実用英語/線形代数/アメリカ文化論 アジア文化論/日本文化論/英語の歴史/社会心理学/現代社会論 医薬品企業論/医薬経済学/生活情報論

5 年

栗林 由布子

さん 兵庫県 甲南女子高校出身

(8)

演習・実習を数多く盛り込んだ

医療の現場を意識した臨床薬学教育

 本学では、医療の現場を意識

した臨床薬学教育を実践して

おり、全学年を通してあらゆる

場面で演習・実習を数多く盛り

込んでいます。基礎薬学と医療

薬学の適正なバランスを考慮

したカリキュラムを体系的かつ

段階的に学びます。

スモールグループディスカッション形式による

問題解決型授業

 8∼10名の学生が一つのグループを作り、 ディスカッションをし

てまとめたグループの意見を発表する「スモールグループディス

カッション(SGD)」形式による授

業を採用しています。学生間で

意見を交換したり、問題を発見・

解決したりすることによって、主

体的に学ぶ力を身につけるとと

もに、協調性や積極性、 コミュ

ニケーション能力やプレゼン

テーション能力を養います。

薬学基礎教育センター

自律した成長に向けて、

学生一人ひとりをきめ細かく学習支援

 主に基礎を学びたい 1∼4 年次生全員を対象に、授業内容の

指導を行うとともに、勉学に対する目的意識を高め、勉学意欲

の向上を図ることを目的としています。

「自分の勉強方法」を見

出すことができるよう、学生一人ひとりのパーソナリティーに応

じた学習支援を実施しています。

主な取り組み

オフィスアワー制度

少人数制補習を教養・専門科目の科目担当の教員が実施

PEDL 制度

(Pharmaceutical Educational Digital Learning) デジタル教材を活用する復習の仕組み

リトリーブアワー制度

練習問題と復習のサイクルで基礎を習得

学習相談ルーム

学習をキーワードに据えたなんでも相談室

プライマリーアワー制度

学習のリテンションのための 1日セミナー

PTESS 制度

(Psychological and Technical Educational Support System) 上級生が下級生を指導する相互学習

対話や意見交換による問題解決を通して学ぶスモールグループディスカッション(SGD)

SGDでのプレゼンテーション

模擬患者との服薬指導実習

実務実習事前教育

CBT

(Computer Based Testing)

実際の臨床現場で薬剤師の役割を学ぶ

薬学共用試験

5 年次の長期実務実習に進むための

評価試験を受験

 薬学共用試験は、長期実務実習を履修するために必要な知識、

技能及び態度が備わっているかを評価する試験です。全国の大学

で統一された試験であり、この試験に合格することで 5 年次に行わ

れる実務実習に進みます。本学では充実した事前教育の結果、高

い合格実績を誇っています。

 病院と薬局のそれぞれで2.5か月間ずつ、薬剤師の指導によってさまざまな実務を体験します。患者の視点に立ち、医療人としての姿勢を学ぶ

とともに、薬剤師として必要なスキルを修得します。実習後は実習の成果を発表する報告会を実施。他の学生の実習内容や考えに触れることが

できます。

 実際の患者への処方内容に基づいた調剤業務・医薬品管理業務・医

薬品情報業務など病院薬剤師業務の実際を体験しながら学びます。

 保険薬局において、保険処方せんによる保険調剤のほか、一般医薬

品などの供給管理・情報提供や健康相談・学校薬剤師業務・医療機関と

の連携・在宅医療での薬剤師業務などを通じて、地域とのかかわりにつ

いて学びます。

長期実務実習

病院と薬局で医療現場を体験し

薬剤師としての実践力、医療人としての姿勢を養う

OSCE

(Objective Structured Clinical Examination)

実家から実習先に通える

「ふるさと実習」

「ふるさと実習」は、学生の出身地にある病院や薬局で実習を受けるシステムです。

4 年次

5 年次

薬剤師になるためのステップ「実務実習」

 5 年次から臨床現場を体験する実務実習が始まります。実務実習では病院や薬局で働く医療従事者から、実際の業務を通じて薬剤師の

役割や使命を学びます。

服薬指導

模擬患者(ボランティア)との服薬指導実習。実 際の薬剤を使ってシミュレーションをします。

計数調剤

計数調剤を実際に実習するための調剤棚も備え ています。薬が薬効別に整然と収納されています。

TDM

(薬物治療モニタリング) 模擬血清試料を使って、血中の薬物濃度をモ二ター し、適正な処方量を設定するTDMの実習を行います。

計量調剤

錠剤、散剤、水剤それぞれについて、病院環境を 模した調剤環境で実習を行います。

薬のスペシャリストを養成する多様な実習

知識及び問題解決能力を評価する客観的試験です。薬学教育モデル・コア カリキュラムに準拠した 310 問の問題を3 つのゾーン合計で 6 時間かけてコ ンピューター上で解答する試験です。受験生ごとに異なった問題が薬学共 用試験センターよりランダムに配信されます。 技能、態度を評価する客観的臨床能力試験です。大学の薬学臨床教育セン ターで、模擬薬局、調剤室、演習室、講義室等を使用し、「患者・来局者応対、 薬剤の調製(1)(2)、調剤鑑査、無菌操作の実践、情報の提供」の6つのステー ションを順次巡回する形式で臨床能力を評価する試験です。

病院薬剤師の業務と責任を理解し、

チーム医療の一員として参画できる力をつける

薬局の社会的役割と責任を理解し、

地域医療の一員として参画できる力をつける

 6 年制の薬学教育では薬剤師業務に関する長期の実務実習が必

修です。実務実習は

実務実習事前教育 病院実習 薬局実習 で構成されています。

 実務実習事前教育は、医療機関や薬局の薬剤師も指導に加わり、

薬学臨床教育センターを利用して臨場感あふれる形で行われます。

 知識や技能を身につけるほか、患者や医師・看護師などの医療従

事者とのコミュニケーションの取り方も学びます。

[主な内容]

○ 模擬症例による処方せんに基づく調剤や院内製剤の調製

○ 模擬患者への服薬コミュニケーション指導

○ 医薬品情報の解析などのシミュレーション実習

5 年次の病院・薬局実習(長期実務実習)に備えて

薬剤師業務の実際を講義・実習・演習形式で受講

[薬学共用試験]

●病院実習

(2.5 か月)

●薬局実習

(2.5 か月)

長期実務実習に

参加して

 長期実務実習は、薬剤師の実務や やりがいを学ぶ貴重な機会になりま した。病院実習では、服薬指導や病棟 回診などを行いました。回診した際 に、患者さんから「来てくれてありがと う」という言葉をいただき、薬剤師も 心の支えになれると実感。調剤や窓 口対応を体験した薬局実習では、生 活に密着しながら人々の健康に貢献 できることを知りました。どちらの道 に進んでも、患者さんの疾患だけで なく心の不安も取り除くことができる 薬剤師になりたいと思います。 5 年 吉本 佳那子さん 兵庫県立北須磨高校出身

薬学臨床教育センター

実践力ある薬のスペシャリスト育成のための

6 年制薬学教育の拠点

 学生が最大限に能力を伸ばすことができるレベルの高い教育環境を提供し、医療の質

の向上に貢献できる「薬のスペシャリスト」の育成を目的とした組織です。センター内に

は薬学共用試験(OSCE)にも対応した実務実習事前教育が可能な設備を整えています。

バイタルサイン測定

病態を再現できる患者モデルでバイタルサイン (血圧・脈拍・体温)の測定を学びます。

人体シミュレーターを活用した実習

人体模型・シミュレーターなどを用いて各種臓 器の名称と位置の確認の仕方を学びます。

充実した学内実習施設

調剤室では各種疾患の代表的な処方せんにしたがっ て調剤技術を習得できるよう、実際の医薬品(実薬)を 使用しています※模擬薬局の受付カウンターもあり、 受付から服薬指導にいたる一連の業務を実習します。 無菌調剤室では、実際の医療現場と同じような手順 で、無菌環境の中で実習を行っています。 本学の臨床教育は、薬学の知識や調剤技術が習得できることはもちろん、患者に寄り添える 「聴く力」のある薬剤師の育成が目標。そのため、認定薬剤師など豊かな臨床経験がある教 員や現役の薬剤師が教育を担当して、薬剤師として活躍できるスキルが身につくよう、丁寧 な指導を行っています。本学が独自に養成している模擬患者とのロールプレイも実施してコ ミュニケーション能力も磨いています。

臨床経験豊富な教員陣

模擬薬局

中規模の病院薬剤部とほぼ同等の設備を設置

モットーは人の気持ちに寄り添える薬剤師の育成

※一部を除く

少人数授業・対話型の双方向授業

 教員や学生との議論や対話を重視した「アクティブ・ラーニング」の授業を展開しています。実習やスモールグループディスカッ

ション(SGD)形式の少人数制の授業を積極的に取り入れ、科学的思考力や課題発見能力・問題解決能力、コミュニケーション力を

磨いていきます。

自ら学ぶ「アクティブ・ラーニング」

(9)

研究テーマ

放射線管理室

Institute of Radioisotope Research

向 高弘 教授、安岡 由美 講師

環境放射線に関する研究 ・LC-NMR や固体 NMRを用いた新規利用法の開発 ・MSを用いる生体中の微量成分の定性、定量分析 研究テーマ

中央分析室

Analytical Laboratory

竹内 敦子 准教授、都出 千里 講師

研究テーマ

情報支援室

Institute for Information Technology Support

土生 康司 講師

・薬物治療管理最適化のための情報分析

薬剤学研究室

Pharmaceutics

岩川 精吾 教授、上田 久美子 講師、細川 美香 助教、田中 章太 特任助教

薬物相互作用・体内動態制御法・薬物トランスポーター 薬剤の有効で安全な投与法とその評価 キーワード 研究テーマ

病態生化学研究室

Medical Biochemistry

加藤 郁夫 教授、多河 典子 講師、藤波 綾 講師

摂食関連疾患・食欲調節ホルモン・生活習慣病予防 エネルギー代謝疾患を対象として動物や培養細胞を使いその 病態生化学的基礎・応用研究を行う キーワード 研究テーマ

医療薬学研究室

Medical Pharmaceutics

力武 良行 教授、堀部 紗世 助教

認知症・がん・シグナル伝達 ・創薬に資する基礎研究としての認知症とがんの病態解明 キーワード 研究テーマ

薬品物理化学研究室

Biophysical Chemistry

向 高弘 教授、田中 将史 講師

放射性医薬品・分子イメージング・リポタンパク質 ・分子イメージングプローブの開発と応用 ・脂質膜を基盤とするタンパク質の構造・機能解析 キーワード 研究テーマ

臨床心理学研究室

Clinical Psychology

中島 園美 講師

慢性疾患患者の心理的支援・ストレス対処・医療心理学 慢性疾患患者・心身症患者の心理的支援に関する研究 キーワード 研究テーマ

臨床薬学研究室

Clinical Pharmacy

江本 憲昭 教授、池田 宏二 准教授、八木 敬子 講師

循環器疾患・トランスレーショナルリサーチ・血管生物学 基礎研究成果を臨床医学薬学に展開するトランスレーショナ ルリサーチの実践 キーワード 研究テーマ

医療統計学研究室

Medical Statistics

森脇 健介 講師

医療技術評価・費用対効果・統計・データ解析 医療技術の費用対効果・社会経済的影響の評価に関する研究 キーワード 研究テーマ

人文科学研究室

The Humanities

畑 公也 教授

ドイツ抒情詩・R.M.リルケ・芸術と社会 現代における芸術の特性とそれが社会の中で果たす役割に 関する研究 キーワード 研究テーマ

英語第 1 研究室

English 1

赤井 朋子 准教授

イギリス演劇・ロンドンの劇場・演劇と社会 20 世紀前半のイギリス演劇 キーワード 研究テーマ

社会科学研究室

Social Sciences

松家 次朗 准教授

民主主義における倫理的問題・医療倫理学・医療専門職教育 ・倫理的行為の総合的研究 ・医療専門職と社会的責任の研究 キーワード 研究テーマ 病院・薬局施設における臨床卒業研究 キーワード

英語第 2 研究室

English 2

玉卷 欣子 准教授

医学英語教育に関する研究・教材開発・応用言語学(第二言語習得) ・医学英語教育に関する研究・教材開発 ・応用言語学(第二言語習得) キーワード 研究テーマ

数学研究室

Mathematics

内田 吉昭 教授

位相幾何学・結び目理論・多様体理論 結び目理論(位相幾何学) キーワード 研究テーマ

生命分析化学研究室

Bioanalytical Chemistry

小林 典裕 教授、大山 浩之 助教、森田 いずみ 助手

抗原抗体反応・変異抗体の創製・バイオメディカル分析化学 生体由来分子認識単位の創製とバイオメディカル分析化学へ の応用 キーワード 研究テーマ

生薬化学研究室

Natural Medicinal Chemistry

士反 伸和 准教授、西山 由美 講師

生薬・植物由来天然物・輸送 ・生薬などからの生活活性を有する化合物の探索 ・植物二次代謝産物の輸送機構の解析 キーワード 研究テーマ

薬品化学研究室

Medicinal Chemistry

上田 昌史 准教授、武田 紀彦 講師

合成医薬品・有機合成化学・生物活性物質 新しい有機合成反応の開発と医薬品及びそのリード化合物の 創製 キーワード 研究テーマ

生化学研究室

Biochemistry

北川 裕之 教授、三上 雅久 講師、灘中 里美 講師、内藤 裕子 特任助教

糖鎖生物学・慢性疾患・再生医療 糖鎖の機能解析と糖鎖異常による病気の発症機構の解析 キーワード 研究テーマ

製剤学研究室

Pharmaceutical Technology

坂根 稔康 教授、寺岡 麗子 准教授、湯谷 玲子 助教

経皮 & 経粘膜 吸収型製剤・軟膏剤のレオロジー・医薬品の適正使用 経皮 & 経粘膜 吸収型製剤および経口投与固形製剤の製剤学、 薬物の生体膜透過機構の解析 キーワード 研究テーマ キーワード 研究テーマ

生命有機化学研究室

Organic Chemistry for Life Science

和田 昭盛 教授、山野 由美子 准教授、沖津 貴志 講師

受容体・生物有機化学・含共役多重結合化合物 有機化学をツールとする生命機能現象の解明と 創薬への応用 キーワード 研究テーマ

微生物化学研究室

Microbial Chemistry

小西 守周 教授、中山 喜明 講師、増田 有紀 助教

免疫システム・細胞外分泌因子・免疫賦活化作用 生体内侵入病原体に対処する自己防御システムの解明とその 医療応用に関する研究 キーワード 研究テーマ

薬化学研究室

Bioorganic & Natural Products Chemistry

奥田 健介 教授、竹仲 由希子 准教授、西村 克己 講師

創薬化学・ケミカルバイオロジー・生物活性天然物・有機合成 ・医薬品シーズの創出 ・可視化プローブの開発

・有用生物活性天然有機化合物の探索と合成

機能性分子化学研究室

Functional Molecular Chemistry

中山 尋量 教授、前田 秀子 講師、林 亜紀 助教

リン酸塩・無機層状化合物・DDS carrier 無機層状化合物及び無機リン酸化剤を利用した機能性分子 及び材料の開発 キーワード 研究テーマ

薬学系研究室

支援・教育センター

キーワード 研究テーマ

衛生化学研究室

Hygienic Sciences

長谷川 潤 教授、中川 公恵 准教授、鎌尾 まや 助手

神経科学・分子栄養学・生体の恒常性 ・神経組織の変化と修復に関する分子機構の研究 ・ビタミンDとK が関与する疾病の予防と治療に関する研究

教養・社会薬学系研究室

複数の研究室で研究拠点をつくり、薬の開発や医療の発展につながる共通の課題を設定して、その解決に向けた質の高い

研究活動を行っています。

キーワード 研究テーマ

薬理学研究室

Pharmacology

吉野 伸 教授、水谷 暢明 准教授、八巻 耕也 講師

自己免疫疾患・アレルギー疾患・モノクローナル抗体 アレルギー及び自己免疫疾患の病態解析と 免疫薬理学的制御 研究テーマ

薬学臨床教育センター

Educational Center for Clinical Pharmacy

濵口 常男 教授、杉山 正敏 教授、沼田 千賀子 教授、田内 義彦 教授、

韓 秀妃 臨床特命教授、渡 雅克 臨床特命教授、奥川 斉 臨床特命教授、

河本 由紀子 臨床特命教授、波多江 崇 准教授、辰見 明俊 講師、

猪野 彩 講師、河内 正二 講師、竹下 治範 講師、横山 郁子 助手

1)医薬品の使用性に関する研究 2)医薬品の適正使用に関する研究

3)Adverse Event Reporting Systemデータベースを利用し、薬剤の有害事 象シグナル検出を指標に投与薬剤と有害事象の因果関係を解析する研究 4)フェンタニル経皮吸収製剤の適正使用に関する研究 5)実務実習事前教育における指導薬剤師の役割及び学習効果に関する調 査研究 6)がん哲学外来・メディカルカフェの社会的意義及び参加者に与える効果に 関する調査研究 7)保険薬局の機能向上と患者のニーズに関する研究 8)薬剤師による専門的スキルを用いた地域支援活動に関する研究 研究テーマ

薬学基礎教育センター

Basic Education Center for Pharmacy

小山 淳子 教授、児玉 典子 講師

 神戸薬科大学生の気質や基礎能力関連アンケートの分析や学生の学習 効率の向上のためのさまざまなシステムの構築とその有用性について検討 する。また、学生の学習に必要な教育の進め方についての方法論などの研 究を進めている

研究室/支援・教育センター

(10)

博士課程(4 年制)薬学研究科薬学専攻

 医療人としての倫理性を備え、臨床薬学業務を担う高度な専門的知識を持って、チーム医療に貢献できる薬剤師、また、医薬品開発などの国際的舞台で活躍で きる人材の養成を目的としています。 医師・看護師との協働の下、薬物治療に参画できる人材へ  医師、看護師をはじめとする医療従事者との協働により、薬物治療に積極的に参画できる人材養成 を目指します。神戸大学医学部附属病院等での2年間の長期臨床研修が可能な体制を整えています。

 臨床薬学コース

大学院 博士課程(4年制)カリキュラムイメージ

臨床薬学コース

がん専門薬剤師

基盤育成コース

※1

創薬・育薬コース

1

がん専門薬剤師

が ん 専 門 薬 剤 師 認 定 試 験 合 格

総 説 講 演︿ 年 1 回 ﹀ がん薬物療法において専門性を発揮できる人材へ  文部科学省事業※1において選定された「地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成」事業※2 参画。連携する近畿 7 大学で、がん専門薬剤師養成を行うため 2013 年に新設したコースです。  がん薬物療法において専門性を発揮し、個々のがん患者に有効で安全な薬物投与や緩和ケアを行 うとともに、臨床研究成果を論文としてまとめる能力を有し、チーム医療の一員として患者や医療従 事に貢献できる薬剤師の養成を目指します。 ※1 文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」事業 ※2 「地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成」事業 http://www.osaka-ganpro.jp/

 がん専門薬剤師基盤育成コース

先端的薬学研究を指導的立場からリードできる人材へ  創薬・育薬分野において指導的立場でプロジェクトを遂行でき、自立して先端的薬学研究を展開で きる人材養成を目指します。

 創薬・育薬コース

神戸大学大学院 特 論 単位互換科目

薬学課題研究

︵ある

は薬学臨床研修︶

薬学演習

薬学臨床研修

︵阪大病院など [2年間] ︶

薬学演習

コース特論科目 コース特論科目 コース特論科目

大学院

 学部で積み上げた知識や研究成果を更に深化させる高等教育の場として、大学院薬学研究科を設置しています。薬学研究科

には、薬学 6 年制に対応した薬学専攻 博士課程(4 年制)が設置されており、チーム医療の現場において薬剤師として、又は創薬

研究・医薬品開発を担う質の高い研究者として活躍できる人材の養成を目指しています。

研究事業

 大学の永続的な発展には、学生へのよりよい教育の提供と教員の研究活動の活性化が必要です。研究室間又は他の研究機関

との共同研究やプロジェクトへの参画など研究協力を推進し、その成果を広く社会に還元するとともに、本学の研究及び教育の

発展に寄与させます。

※1 文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」事業 ▶ P.20

研究者の基礎となる力を

身につけて創薬の世界で

活躍したい

 現在、「医薬品合成を指向した新規カルボニ ル基導入反応の開発」をテーマとして、創薬の 基礎となる新規反応の開発や、 医薬品のリード 化合物となりうる新規化合物の合成研究に取り 組んでいます。 大学院は専門知識だけでなく研 究者の基礎となる力を身につけられる場。将来 は創薬研究者とな り新しい医薬品の 誕生に携わりたい と考えています。 西田 唯香さん 薬学専攻(薬品化学講座) 博士課程 3 年 神戸薬科大学 卒業 大阪府立生野高校出身 発色団の設計・合成 発色団と吸収波長の関係の検証

生命有機化学研究室

京都大学理学研究科

 光で脳をコントロールしようとするオプトジェネティクスは、脳神経の機能解明と密接にかかわり、記憶における脳の制 御や脳神経変性疾患、精神神経疾患の発病メカニズムの解明が期待できるなど非常に有用な研究分野です。本研究で は、緑色光による刺激が制限となっているチャネルロドプシン(ChR)を発色団側からとらえ、赤色光などによる、より長波 長光での刺激活性化ができるような新規発色団を開発し、新規 ChR のモデルを構築しようとすることを目的としています。

発色団による長波長光応答モデルの構築

日本私立学校振興・共済事業団 「学術研究振興資金」事業

次世代型チャネルロドプシンモデルの開発

 本事業は、複数の大学がそれぞれの個性や特色、得意分野を生かしながら相互に連携・補完して教育を活性化し、がん専門医療人養成のための教育拠点を構築 することを目的としています。これにより、高度ながん医療、がん研究等を実践するとともに、チーム医療を推進できる優れたがん専門医療人を育成し、わが国及び 地域のがん医療の向上を推進します。

文部科学省 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン

7 大学が相互に連携・補完することで教育を活性化し、がん医療を担う高度人材養成のための拠点を構築

地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成

大阪大学大学院との授業科目の相互履修 がん専門薬剤師基盤育成コース

大学院の充実

卒後研修講座(CPD)・公開市民講座 ※テーマによって共催事業を実施

卒後教育の充実

シンポジウム・講演会

情報発信

それぞれの特色を生かした連携 大阪大学 兵庫県立大学・奈良県立医科大学 和歌山県立医科大学・京都府立医科大学 神戸薬科大学・大阪薬科大学  成人先天性心疾患で最も多い心房中隔欠損症(ASD)は、肺高血圧(PH)発症の有無が予後を左右します。昨今の肺血管拡張薬の導入により予後改善が見られ るに至りましたが、いまだに解明されていないさまざまな疑問があります。本研究により日本では決して体験できないインドネシアの豊富な未根治 ASD 症例を日 本の優れた分子生物学・遺伝学の技術を用い解析することにより、今後の先天性心疾患診療に有益な情報を提供できることが期待されます。

肺高血圧合併先天性心疾患の病態解明と新規バイオマーカーの探索・治療法最適化への知見を集積

日本学術振興会 二国間交流事業 インドネシアとの共同研究(DGHE)

未根治心房中隔欠損症における肺高血圧発症メカニズムの解明と治療法最適化への応用

Gadjah Mada University

神戸薬科大学・神戸大学

サンプル送付 血清サンプルの解析DNAサンプルの解析 データベース構築による臨床データと解析結果の融合 病態・遺伝的背景の把握と新規バイオマーカー・治療最適化の探索 大阪大学大学院 特 論 単位互換科目

「疾患糖鎖」という新しいカテゴリーへの着目

 学内の4つの研究室が共同で取り組む新たなプロジェクトの下、「疾患糖鎖」という新しいカテゴリーに着目し、生活習慣病治療薬への可能性を探っています。 本プロジェクトは今年(2016年)度で最終年度を迎えます。5年間を通して蓄積した研究成果をまとめて社会に発信するとともに、得られた成果を学内の研究・教育の 両面へ還元できるよう努めます。

疾患糖鎖生物学に基づく革新的治療薬の開発

文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

薬品物理化学研究室

[ 物理化学 ]

[ 糖鎖生物学 ]

生化学研究室

[ 循環器内科学 ]

臨床薬学研究室

[ 有機合成化学 ]

薬品化学研究室

疾患糖鎖を検出するマーカー手法の開発 物理的な構造解析と、 効率的な合成方法などの探索 糖鎖に関する研究実績を生かした 「疾患糖鎖」コンセプトの立案と 疾患糖鎖の実体の解析 生化学研究室が発見した糖鎖合成 酵素がマウスに与える影響を検証 動脈硬化と疾患糖鎖の関係を探索 豊富な化合物合成ノウハウを 生かした各研究室への 研究成果の提供

参照

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