• 検索結果がありません。

足踏みペダルを利用した入力方式の有効性評価

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "足踏みペダルを利用した入力方式の有効性評価"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

足踏みペダルを利用した入力方式の有効性評価

日大生産工(学部) ○松井 慧 日大生産工 中村 喜宏 1 まえがき

キーボードによる文字入力操作において、

迅速かつ正確な打鍵は非常に重要な課題であ る。本研究では、キーボードの一部のキー入 力を特別な操作に置き換え、タスクを課した 時の有効性を検証する。

今回はキーの中でも半角/全角変換キーと SHIFTキーの2つのキーを、足踏みペダルで入 力できるようにし、プログラミング言語を入 力する時の有効性を検証することとした。

2 新インターフェース作成の理由

プログラミングを行う際、プログラムのソ ースの部分は半角英数字で入力し注釈は全角 文字で入力する。半角/全角変換キーを頻繁 に使用するにも関わらず、キーボード上で非 常に押しづらい場所にあると、私は以前から 不便に感じていた。

同様にSHIFTキーに関しても‘)’やダブル クオーテーションなどを入力する際に打鍵が 必要なので、非常に使用頻度が高い。これら をキーボード上で入力するのではなく、ペダ ルを足で踏むことによって入力することがで きたらより効率的な入力が実現できるだろう と考えた。

また、あまりにも足での操作が複雑化する と習得に非常に時間がかかり、効率化は望め ないと考えたので、ペダルに置き換えるキー は以上2つのキーのみとした。

3 評価実験

評価実験に使用するハードウェアは市販の USBキーボードを改造して作成した。インタ ーフェースの有効性を次の3つの観点[1]から 評価する。

3-1 パフォーマンス評価

『使いやすさ』を評価する。C言語のプロ グラムを被験者に入力させるようなタイピン グソフトを作成する。通常の入力方式とペダ ルを使用した入力方式で被験者に実験を行っ てもらい、それぞれの正答率(%)や入力速度 (打/分)のデータを採る。ペダルの使用頻度

(半角/全角変換キーとSHIFTキーの使用回 数)と入力内容の異なる実験課題を4パターン 作成する。2つの入力方式で数値にあまり変化 が見られなくなるまで実験を行い、習熟度に よるデータの変化を見る。

3-2 主観評価

主観的印象や使い勝手などの主観データを インタビューまたは質問紙により採取する。

3-3 インタラクション評価

『わかりやすさ』を評価する。評価実験を 行っている被験者の行動を観察し、ユーザが 評価対象物を使用する際どのような箇所でつ まずくか、またその原因は何かというインタ ーフェースの改善点を発見する。

4 予備実験

今回は2名の被験者に対し、通常方式とペダル を使用した方式で入力内容の異なる4パター ンのテストを実施した。以下に各テストのペ ダルの使用回数と実験結果を示す。

図1.『各テストのペダルの使用回数』

The effectiveness evaluation of the input method that used a standstill pedal.

Kei Matsui and Yoshihiro Nakamura.

(2)

表1.『被験者A:1回目の結果』

正答率(%) 速度(打/分)

1 97 106

2 96 90

3 95 101

4 95 81

1(p) 91 72

2(p) 83 85

3(p) 96 91

4(p) 96 93

表2.『被験者A:2回目の結果』

正答率(%) 速度(打/分)

1 97 113

2 97 96

3 93 96

4 95 95

1(p) 97 104

2(p) 96 98

3(p) 96 102

4(p) 97 104

表3.『被験者B:1回目の結果』

正答率(%) 速度(打/分)

1 93 104

2 95 112

3 92 107

4 96 123

1(p) 96 70

2(p) 95 122

3(p) 94 115

4(p) 93 109

表4.『被験者B:2回目の結果』

正答率(%) 速度(打/分)

1 98 151

2 96 129

3 97 140

4 96 134

1(p) 97 141

2(p) 92 115

3(p) 97 124

4(p) 96 137

※(p)はペダルを使用した入力方式

《考察》

まず被験者Aの結果について見てみる。表1

(テスト1回目)の正答率に着目すると、ペダ ルの使用回数の高いテストパターン程、通常 入力をペダル使用方式が上回る結果になっ た。(テスト1と2の正答率が低いのはペダル の使用が初めてだったので習熟度が低かった からだと考えられる。)入力速度に着目する と、ペダル使用頻度が一番高いテスト4のみ通 常入力をペダル使用方式が上回った。表2(テ スト2回目)の正答率に関しては平均的にペダ ル使用方式の方が良い結果が得られた。入力 速度ではテスト2,3,4でペダル使用方式が 通常入力を上回った。

次に被験者Bの結果を見てみる。表3,4に あるように1回目、2回目で平均的に正答率、

速度と共に通常入力がペダル使用方式を上回 る成績になった。表4を見ると2回目の一番ペ ダル使用頻度の高いテスト4のみ通常入力方 式をペダル使用方式が上回る結果となった。

またペダル入力方式について簡単なインタ ビューを行ったところ、被験者A、Bと共に『最 初は使い方に慣れなかったが、次第に慣れて 入力しやすくなった』という主観データを得 ることができた。

5 おわりに

今回は本実験のためのソフトウェアおよび ハードウェアの動作確認、実験方法の確認の ため、被験者2名に対して予備実験を行った。

今後の展開として、今回は被験者が2人だっ たが8人に増やし、より信憑性のあるデータを 採取する。更にテストを繰り返し行い、習熟 度による結果の変化を観察する。また実験を 行っていく上でインターフェースの改善点な どがあれば改善したい。

【参考文献】

[1] 黒須正明:ユーザビリティテスティング 共立出版(2003)

参照

関連したドキュメント

(7)

・電源投入直後の MPIO は出力状態に設定されているため全ての S/PDIF 信号を入力する前に MPSEL レジスタで MPIO を入力状態に設定する必要がある。MPSEL

   遠くに住んでいる、家に入られることに抵抗感があるなどの 療養中の子どもへの直接支援の難しさを、 IT という手段を使えば

雇用契約としての扱い等の検討が行われている︒しかしながらこれらの尽力によっても︑婚姻制度上の難点や人格的

• 熱負荷密度の高い地域において、 開発の早い段階 から、再エネや未利用エネルギーの利活用、高効率設 備の導入を促す。.

Dual I/O リードコマンドは、SI/SIO0、SO/SIO1 のピン機能が入出力に切り替わり、アドレス入力 とデータ出力の両方を x2

2012 年度時点では、我が国は年間約 13.6 億トンの天然資源を消費しているが、その

2012 年度時点では、我が国は年間約 13.6 億トンの天然資源を消費しているが、その