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消費者にどのように海藻を食べてもらいたいかという点に ついても,予備的な聞き取り調査を行っている。生産者が 望む消費形態としては,「生海苔」という回答が比較的多い ように感じられた。生海苔は,市場に出回っても,調理法 を知らない消費者にとって距離のある商品と思われる。た だ,三杯酢や天ぷらなどで食すると絶品という。
生産者側としては,美味しいものを届けるために日々苦 労しており,消費者側としては,手間を掛けずにあまり冒 険はしたくない。地域の海藻資源を活用するためには,単 品で販売するのか,あるいは他の商品とコラボレーション して販売するのか。カイガラアマノリのように地方海藻資 源は大きな可能性を秘めているが,生産者の意欲と消費者 の感性をマッチングさせていく多くの知恵が必要である。
水産における海藻は,海藻そのものの生態や生理などを 明らかにするだけでなく,加工や流通など消費まで考慮す る必要がある。また,安定生産という観点からは,選抜育 種や細胞育種なども求められる。水産という分野において 海藻の利用にはまだまだ発展の余地があり,同時に多くの 分野によるネットワークの構築が必要不可欠である。
引用文献
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(水産大学校)
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石川依久子先生の藻類グッズ
石川依久子先生(
1933
—2015
)の一周忌にあたる5
月29
日(日),「石川依久子先生を偲ぶ会」(幹 事:杉山孝一・真山茂樹)が学士会館(千代田区神田錦町)にて開かれました。会場には展示スペー スが設けられ,1990
年代に石川先生が発起人となって組織・運営された「藻類絵はがきの会」(のち に「企画委員会」に改称)が制作・販売した絵はがき全種が並べられました。また,企画委員会が企画・出版した「スライドシリーズ “藻類の多様性”」も展示されました。真山先生のスピーチによれば,石川先生が晩年とり わけ力を注がれたのは,藻類の研究,藻類の教育普及,戦争体験の伝承の三本柱であったそうです。石川先生の深い藻 類愛を思い出させる,感銘深い会でした。先生のご冥福をお祈り申し上げます。(北山)
「石川依久子先生を偲ぶ会」会場に設置された展示スペース。