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設置計画の概要 事 項 記 入 欄 設 置 手 続 き の 種 類 事前伺い 計 画 の 区 分 研究科の専攻の設置 フ リ ガ ナ コクリツタ イカ クホウシ ン ツクハ タ イカ ク 設 置 者 国立大学法人 筑波大学 フ リ ガ ナ ツクハ タ イカ クタ イカ クイン 大 学 の 名 称 筑

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学位又 は称号 学位又は 学科の分野 異動元 助教 以上 うち 教授 生命共存科学専攻 13 6 生物科学専攻 1 0 計 14 6 計 0 0 計 0 0 計 0 0 学位又 は称号 学位又は 学科の分野 異動先 助教 以上 うち 教授 環境バイオマス共生学専攻 13 6 生物科学専攻 1 1 計 14 7 環境バイオマス共生学専攻 1 0 生物科学専攻 47 12 計 48 12 計 0 0 計 0 0 新 設 学 部 等 に お い て 取 得 可 能 な 資 格 なし 既 設 学 部 等 に お い て 取 得 可 能 な 資 格 計 画 の 区 分 研究科の専攻の設置

設 置 計 画 の 概 要

事 項 記 入 欄 設 置 手 続 き の 種 類 事前伺い

筑波大学 大学院 (University of Tsukuba Graduate School)

フ リ ガ ナ コクリツダイガクホウジン ツクバダイガク 若干名 理学関係 農学関係 平成24年 4月 授与する学位等 設 置 者 国立大学法人  筑波大学 開設時期 新設学部等の名称 修業年限 編入学定 員 収容定員 環境バイオマス共 生学専攻 5 21 専 任 教 員 フ リ ガ ナ ツクバダイガク ダイガクイン 入学 定員 105 大 学 の 名 称 新 設 学 部 等 に お い て 養 成 す る 人 材 像   幅広い知識を有し、国際感覚をも備えながら、将来の環境・バイオマスエネルギー分野での課題に対して、自らの力のみならず、周 囲の知的基盤を活用しながら、問題解決に取り組める研究者(教育者を含む)および高度専門職業人の養成を目的とする。  環境バイオマス基礎科目の習得、科学的リテラシーの付与、文化・社会・俯瞰的視野の醸成や関連プロジェクト・事業への参加や海 外教育研究経験などによる現場実践力のアップ、グローバル感覚の涵養などにより、研究者(教育者を含む)、高度専門職業人として の基礎を付与するとともに、水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに関しては世界をリードする最先端な研究を推進することができる 人材を養成する教育を行う。 【育成される人材像】 ①水に関して幅広い知識を有し、その問題を総合的に解決することに貢献する研究者、高度専門職業人 ②藻類を中心としたグリーンバイオマスに関して幅広い知識を有するとともに、そのエネルギー活用に画期的なアイディアを提供するこ とが出来る研究者、高度専門職業人 ③水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する幅広い知識を活用して、将来の環境・バイオマスエネルギーの課題を展望し、そ の解決方向を提示することができる研究者、高度専門職業人 【想定される課程修了後の進路】  国家や企業などの研究・開発部門における、学際領域となる藻類を中心としたグリーンバイオマス・エネルギー、生命・水環境科学関 連の職  (国連・国際機関、中央官庁、大学、国立研究所、独立行政法人研究機関、石油、ガス電気等エネルギー企業、コンサルタント会社 等) 新 設 学 部 等 の 概 要 なし 生命環境科学研 究科(一貫制博士 課程) 博士(学術) 既 設 学 部 等 に お い て 養 成 す る 人 材 像 急速に変貌する生活環境と地球生命との新たな関連を解明し、人類と他の生物が共存できる理想的地球環境を提言する研究 領域を創設し、様々な環境問題に柔軟に対応できる独創的研究者,高度専門職業人を養成する。 専 任 教 員 博士(理学) 博士(農学) 博士(生命共 存科学) 博士(学術) 理学関係 農学関係 理学関係 平成12年 4月 開設時期 26 【備考欄】 既 設 学 部 等 の 概 要 ( 現 在 の 状 況 ) 生物科学専攻 授与する学位等 編入学 定 員 若干名 収容 定員 平成23年 4月 生命環境科学研 究科(一貫制博士 課程) 博士(理学) 博士(生命共 存科学) 博士(学術) 5 -105 78 修業 年限 21 入学 定員 生命環境科学研 究科(博士後期課 程) 既設学部等の名称 3 生命共存科学専 攻 (廃止) 筑波大学-1

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必   修 選   択 自   由 講   義 演   習 実 験 ・ 実 習 教   授 准 教 授 講   師 助   教 助   手 1② 1 ○ 2 1 1 バイオマテリアル概論 1② 1 ○ 2 1 1 1 水資源概論 1② 1 ○ 1 1 1 水環境概論 1② 1 ○ 1 1 1②③ 2 ○ 1② 2 ○ 国際法概論 1② 1 ○ 1③ 1 ○ 1② 1 ○ 1③ 2 ○ 1② 2 ○ 1③ 2 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1①② 4 ○ 1① 1 ○ 1①② 2 ○ 1② 1 ○ 1①② 2 ○ 実践型サイエンスコミュニケー ションⅡ 環境ガバナンス 【生命環境科学研究科環境科学専攻 (博士前期課程)科目】 先端コミュニケーター・インター ンシップ

教 育 課 程 等 の 概 要 ( 事 前 伺 い )

(生命環境科学研究科環境バイオマス共生学専攻(一貫制博士課程)) 科目 区分 環 境 バ イ オ マ ス 基 礎 科 目 基 礎 科 目 【大学院共通科目】 サイエンスコミュニケーション講 座Ⅰ 異分野学生の協働によるコンテン ツ開発演習 実践型サイエンスコミュニケー ションⅢ 備考 専任教員等の配置 単位数 環境政策論 藻類エネルギー概論 授業形態 授業科目の名称 サイエンスコミュニケーション講 座Ⅱ テクニカルコミュニケーション 生物資源リサイクル論 環境政策評価論 配当年次 水総合学 サスティナビリティ学概論 水環境学序論 リ テ ラ シ ー 科 目 実践型サイエンスコミュニケー ションⅠ サイエンスコミュニケータ養成実 践講座 英語発表-プラクティス- 実践英語 科学英語論文ライティング-プラ クティス-

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1① 1 ○ 1① 2 ○ 1① 1 ○ 1③ 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1③ 1 ○ 1② 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1①② 2 ○ 1② 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1① 1 ○ 1①② 1 ○ 1① 1 ○ 1③ 1 ○ 1①② 1 ○ 基 礎 科 目 文 化 ・ 社 会 ・ 俯 瞰 的 科 目 勇者の鼓動-未来を創るスポーツ 王国論Ⅰ- 計算科学リテラシー(日本語) 計算科学リテラシー(英語) 勇者の鼓動-未来を創るスポーツ 王国論Ⅱ- 化学物質の安全衛生管理 計算科学のための高性能並列計算 技術(日本語) 放射線科学-その基礎倫理と応用 -博士と企業 「魅力ある理科教員になるための 生物・地学実験」 博士のキャリアパス グローバル時代のトップランナー Ⅱ リスクマネジメント序論 教育・研究指導Ⅱ 研究者のための学術情報流通論 生命倫理学 研究倫理 発明発見はいかにしてなされたか 環境倫理学概論 「分析・操作の対象としての人 間」 と「人格としての人間」 企業と技術者の倫理 教育・研究指導Ⅲ 「仕事と生活」と男女共同参画 応用倫理 グローバル時代のトップランナー Ⅰ グローバル時代のトップランナー Ⅲ 科学技術・学術政策概論 知的所有権論 機械工作序論と実習

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1③ 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1② 1 ○ 1①② 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1.5 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 1② 1 ○ 1① 1 ○ 環境バイオマス共生学セミナーA 1通 3 ○ 6 3 3 2 3 75.5 0 6 3 3 2 2通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 3通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 4通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 2通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 5通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 3通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 4通 3 ○ 6 3 3 2 兼10 2① 1 ○ 1 1 兼1 2② 1 ○ 1 1 兼1 2通 3 ○ 1 1 兼1 2① 1 ○ 1 1 兼1 2② 1 ○ 1 1 兼1 2通 3 ○ 1 1 兼1 2① 1 ○ 1 1 1 兼1 2② 1 ○ 1 1 1 兼1 植物環境適応論 グリーンバイオマテリアル開発法 選 択 科 目 環境・エネルギー・経済(3E) 概論 技術と社会 生物多様性と地球環境 メタボローム代謝・制御論 内部共生と生物進化 文 化 ・ 社 会 ・ 俯 瞰 的 科 目 必 修 科 目 専 門 科 目 こころの神経科学 Science mini-tour to Top Research Institutes in Tsukuba Science City 基 礎 科 目 森と草原で、生き物達の「にぎや かさ」を観る・測る

UT-Top Academist's Lecture パフォーマンス&アーツにみる身 体 海洋生物の世界と海洋環境講座 遺伝情報論 メタボローム解析研究法 環境バイオマス共生学プロジェクト 実習 環境バイオマス共生学セミナーD 計算科学のための高性能並列計算 技術(英語) 藻類培養技術研究法 環境藻類学 藻類分類同定技術論 環境バイオマス共生学講究II 環境バイオマス共生学インターン シップ 環境バイオマス共生学講究I 環境バイオマス共生学セミナーB 環境バイオマス共生学セミナーC ― 必 修 科 目 小計( 64 科目)

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2通 3 ○ 1 1 1 兼1 2① 1 ○ 1 1 兼2 2② 1 ○ 1 1 兼2 2通 3 ○ 1 1 兼2 2① 1 ○ 兼2 2② 1 ○ 兼2 2通 3 ○ 兼2 2① 1 ○ 1 1 兼2 2② 1 ○ 1 1 兼2 2通 3 ○ 1 1 兼2 21 30 0 6 3 3 2 兼16 24 105.5 0 6 3 3 2 兼16  昨今、地球環境問題はますます喫緊の課題となり、温暖化対策、水資源の保全への具体的な対応を図る技術開発、そ のマネージメント体制の構築が急務となっている。また、化石燃料の急速な消費により、持続可能な新規エネルギー源 の開発に対する社会的ニーズが急増している。とりわけ、環境・エネルギー分野における研究者や開発者、高度専門職 業人等の、優れた人材の育成が鍵となり、従来の研究分野の枠組みを超えた知識や技能を有し、国際的に活躍できる人 材が強く求められている。我が国においても、現在、総合科学技術会議が策定している第4期科学技術基本計画におい て、医療・健康分野の「ライフイノベーション」と並び,環境・エネルギー分野の「グリーンイノベーション」が成長 の柱とされている。こうした研究分野の発展が、資源の乏しい我が国の成長発展を大きく左右するといっても過言では ない。  このような状況の中で、人類の持続的発展のためには、環境保全と経済発展の好循環が必要不可欠である。また、そ の実現化に向けては、カーボンニュートラルで再生可能なエネルギー資源および生命維持と生物生産に不可欠な水資源 の確保が最重要課題となる。世界的に、前者に関しては藻類が未来の石油代替資源として注目され、後者に関しては水 循環の調節機能をもつ森林や湿地などの土地被覆の管理および水質保全が注目されている。今後は,双方の項目を同時 並行的かつ調和的に取り組むことによって、地域や地球の持続的発展につながることが期待される。 【新たな専攻設置の社会的な必要性】  一貫制博士課程生命共存科学専攻は、人類の生存基盤である地球環境の危機的状況を打開しうる研究分野の創設に対 する強い社会的要請を受けて、平成12年度に開設された。とりわけ、急速に変貌する生活環境と地球生命との新たな関 係性を解明し、人類と他の生物が共存しうる理想的な地球環境を提言する研究領域を創設し、様々な環境問題に柔軟に 対応できる人材養成を目標として掲げ、これまでに多くの独創的研究者や高度専門職業人を輩出してきた。  現在の生命共存科学専攻では、教育研究の対象範囲が広いため、個々の分野では細分化された教育研究活動に止ま り、学生が幅広い知識や技術を習得することや、分野統合的な研究を行うことに困難な側面がある。そのため、専門分 野の特化とともに、環境バイオマス基礎科目の習得、科学的リテラシーの付与、文化・社会・俯瞰的視野の醸成や関連 プロジェクト・事業への組み入れ、海外教育研究を通した現場実践力の向上およびグローバル感覚の涵養など、幅広い 視野に立った教育カリキュラムの構築が急務となっている。  こうした点を鑑み、新専攻においては、環境・バイオマスエネルギーに関する俯瞰的視野を有し、社会的・国家的要 請への理解と責任を持ち、国際的にもリーダーシップを取ることができ、さらに水、藻類を中心としたグリーンバイオ マス分野で優れた先端研究を行うことのできる人材育成を目指す。こうした理念に立った教育カリキュラムの構築によ り、優れた指導力のある研究者、高度専門職業人を育成し、本学に対する社会的要請に応えていきたい。こうした目標 設定は、文部科学省中央教育審議会大学院部会が答申した「グローバル化が進展する中での大学院教育」で提示され た、「専門分化した膨大な知識の全体を俯瞰しながら、イノベーションにより社会に新たな価値を創造し、世界や人類 の直面する課題を解決に導くために、国際社会でリーダーシップを発揮する高度な人材の育成」に合致するものであ る。  生命環境科学研究科の一貫制博士課程・生命共存科学専攻を改組し、一貫制博士課程・環境バイオマス共生学専攻を 設置することによって、水や藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する専門性を有し、次世代の環境・バイオマス エネルギー問題を解決しうる人材養成を積極的に行える教育研究体制の強化を図る。 水環境研究法 理学関係、農学関係 ― 学位又は学科の分野 グリーンバイオマテリアル研究法 水土砂流出論 (1)組織整備の目的・概要等 水処理研究法 水環境モデリング Ⅰ 設置の趣旨・必要性 ― 設置の趣旨・必要性 専 門 科 目 選 択 科 目 博士(学術) 合計(89科目) 学位又は称号 環境負荷削減政策論 森林政策論 水資源開発研究法 水処理工学 小計(25科目) 水環境リモートセンシング

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 環境バイオマス基礎科目の習得、科学的リテラシーの付与、文化・社会・俯瞰的視野の醸成や関連プロジェクト・事 業への組み入れや海外教育研究を通した現場実践力の向上、グローバル感覚の涵養などにより、研究者(教育者を含 む)、高度専門職業人としての基礎を付与するとともに、水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに関して世界を リードする最先端な研究を推進できる人材を養成する教育を行う。 【育成される人材像】 ●水に関する幅広い知識を有し、浮上する問題を総合的に解決することに貢献できる研究者、高度専門職業人 ●藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する幅広い知識を有し、そのエネルギー活用に画期的なアイディアを提供 できる研究者、高度専門職業人 ●水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する幅広い知識を活用し、将来の環境・バイオマスエネルギーの課題 を展望し、その解決方向を提示できる研究者、高度専門職業人 (3)人材養成目的  現在、これらの研究分野の将来を担う若手研究者や開発者、高度専門職業人等の優れた人材が、国連・国際機関、中 央地方官庁、大学、国立研究所、独立行政法人研究機関、石油、ガス電気等エネルギー供給企業、コンサルタント会社 等で強く求められていて、こうした社会的要請に呼応する教育・研究体制を構築する必要性が高まっている。そのた め、専攻内にとどまらず、研究科、大学内、筑波研究学園都市の教育研究基盤や国内外の企業、教育研究機関を活用し て、水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに集中した教育研究体制を構築するとともに、環境バイオマス基礎、科 学的リテラシー、文化・社会・俯瞰的視野の付与や現場実践力および国際的感覚の向上といった幅広い視野に立った教 育カリキュラムを構築し、優れた指導力のある人材育成を目指す。こうしたビジョンのもとでの新専攻の設置は、正に 社会的要請を満たすことができる将来性のあるものとして意義がある。 (2)期待される成果(修了後の進路等を含む。) 《従来からの就職先等》  これまでは、中央官庁、大学、国立研究所、独立行政法人研究機関、地方公共団体の研究センター、高等学校、海外 研究機関、食品会社、コンサルタント会社等が主な就職先となっていた。 (4)教育目標 《研究者・高度専門職業人として求められる能力等》 《課程修了後の進路について》  国家や企業などの研究・開発部門において、学際領域となる藻類を中心としたグリーンバイオマス・エネルギー、生 命・水環境科学関連の職に就職できる可能性が増大する。 1) 大学、国公立研究機関、企業研究所等における研究者を目指す学生については、第一に、独創的な研究課題を見出 し、独自性の高い技術開発能力を駆使して自己の研究を主体的に推進し、優れた成果を学術論文としてまとめ、質の高 い専門誌に公表した経験を有することが重要である。加えて、一般社会に向けて成果を迅速かつ分かり易く伝える能力 が求められている。  したがって、高度な最先端技術を駆使してなされる解析能力の研究基礎力に加え、研究マネジメント能力、科学的リ テラシーを有することが必要となる。さらに、環境・バイオマスエネルギーに関する幅広い知識をベースに、将来の課 題を総合的に考察できる視野と、人類の持続的発展に向けての強い意志を持つことが要求されている。 2) 企業、国際機関、教育機関等における高度専門職業人を目指す学生については、環境に関わる最先端研究に従事し、 多様な知識や技術を駆使した経験を有することが求められている。さらに、自己の専門分野にのみに偏るタコ壺的な知 識や技術ではなく、学際的でバランスのとれた専門知識を有することが重要である。具体的には,環境バイオマス基 礎、科学的リテラシー、文化・社会・俯瞰的視野の能力が不可欠であり、チームを効果的に運営する企画力と運営能力 が要求される。また、現場実践力、国際的感覚を備えていることが望まれている。  本専攻のカリキュラムによる様々な知見・技術・手法習得や国内外の大学・研究機関,企業や行政との国際的連携を 通じて,学生の能力を研鑽し,当該研究開発分野で活躍できる人材を養成することができる。具体的には、 1年次にお いて,環境基礎科目の習得に加え、科学リテラシ-の付与,文化・社会・俯瞰的視野の醸成をはかり,2-5年次には,関 連プロジェクト・事業に組み入れにより、最先端の知見と技術を修得させ、社会的・国家的要請への理解と責任を深め させるとともに、現場実践力の育成を図る。さらには,海外での教育研究経験を積むことにより、グローバル感覚をも 涵養する。こうした教育体制により,修了学生の研究・技術開発分野への就職の道筋をつけることが期待できる。  幅広い知識を有し、国際感覚をも備えながら、将来の環境・バイオマスエネルギー分野での課題に対して、自らの力 のみならず、周囲の知的基盤を活用しながら、問題解決に取り組める研究者(教育者を含む)および高度専門職業人の 養成を目的とする。 (5)専攻の名称:一貫制博士課程「環境バイオマス共生学専攻」  理由:環境とバイオマスを調和的に活用するための、またバイオマスを用いて環境共生型社会を創出するための科学 と教育を行うことを目指しているのでこの名称とした。

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1)様々な環境バイオマス基礎科目の履修を薦め、環境・バイオマスエネルギーに関する幅広い知識を身につけさせる。 また、科学的リテラシーを身につける観点で情報伝達力・コミュニケーション力養成科目群から「サイエンスコミュニ ケーション講座」、「実践英語」等を、文化・社会・俯瞰的視点を身につける観点で生命・環境・研究倫理科目群から 「企業と技術者の倫理」等を、研究マネージメント力養成科目群から「知的所有論」等を、選択履修させ、環境・バイ オマスエネルギー分野の高度専門職業人としての基本的倫理や特許に関する能力を強化する。 2)インターンシップとしては、企業でのプラクティススクールへの参加を薦め、そうした実習期間において企業におけ る研究開発の現状とやり方を経験させる。 3)プロジェクト実習においては、自らの研究課題と異なるプロジェクトを選択させ、新しい研究課題に対しての取り組 みの仕方の違いを理解し、またチームを効率的にかつ円滑に運営するマネージメント能力を養成する。 (1)教育課程の編成方針 1) まず、履修計画アドバイザーの指導のもとに、1年次においては、環境バイオマス基礎科目(選択5単位)、科学リ テラシー関連科目(選択4単位)、文化・社会・俯瞰的視野科目(選択5単位)を履修することにより、環境・バイオ マスエネルギー分野での基本的知識を身につけるとともに、科学的思考法やディベート力の鍛錬、創造性の高い研究に 取り組む姿勢を育む。以上と同時に、主副指導教員のアドバイスのもと、研究として取り組むべき課題を自ら探し、そ の研究方法を発表により磨かせる(セミナー:必修3単位)。 2) 2-5年次においては、主副指導教員のアドバイスのもと、水と藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する最先 端の研究課題に取り組み、査読論文の執筆、国際学会での発表により、国際レベルの研究者としての基礎を身につけさ せる(セミナー:必修9単位、講究:必修6単位)。また、各分野における最先端の知識を学習する(専門科目:選択 7単位) 3) 以上に加え、自己が目指す将来のキャリアパスに応じて、履修計画アドバイザーの指導のもと、プラクティス・ス クールや外国研究機関での実習(最低3カ月)を義務付け、現場実践力、国際性の向上を図る(インターンシップ:必 修3単位)。また、水や藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する研究、開発プロジェクトに参加させ、プロジェ クトの社会的・国家的要請を理解し、チームとしての活動方法ならびに管理方法の基礎を身につけさせる(プロジェク ト実習:必修3単位)。 4) 最終年次において、博士論文(英文に限定)の審査と認定を行う。 (研究者を目指す大学院生のための履修モデル)  入学年次ごとに履修計画アドバイザー教員を指名し、その教員は学生の将来の志望を勘案しながら、学生の履修計画 作成に際し、適切な指導を行う。特に、関連プロジェクトへの参加においては、学生の志向によりプロジェクトを選択 し、適切な役割を与えること、企業・独法研究所でのプラクティススクール参加においては、受入側との調整を、国際 連携プログラム参加においては、希望する学生の受入先に関するアドバイスを行う。主副指導教員制のもとに、自己の 研究を推進させながら独創的な研究能力・ハイレベルな最先端科学の遂行能力を身に付けさせ、博士としての自立的研 究実施能力の涵養に資する教育を行う。 1)自主性、創造性の高い研究への取り組みを旨とし、国際会議発表に耐えうる英語力を身につける等科学的リテラシー 能力の向上のため情報伝達力・コミュニケーション力養成科目群から「英語発表プラクティス」、「科学英語論文ライ ティングプラクティス」等を、文化・社会・俯瞰的視点を身につける観点で生命・環境・研究倫理科目群から「研究倫 理」等を、研究マネージメント力養成科目群から「研究者のための学術情報流通論」等を、選択履修させる。さらには 国際会議での発表経験を積ませ、研究成果を効果的に発表する技術を身につけさせる。 2) インターンシップとしては、自らの研究課題に近い研究を実施している外国研究機関での実習を薦め、世界最先端で の研究状況を実感させる。 3) プロジェクト実習においては、自らの研究課題に近いプロジェクトを選択させ、自らの研究の位置付けを理解すると ともに、チームとしての研究開発のやり方を身につけさせる。 《課程修了までの指導のプロセス等》 (2)研究指導の方法・履修モデル等  「水や藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する専門性を有しつつ、次世代の環境・バイオマスエネルギー問題 を解決する人材を養成する」ための教育課程を編成する。上記「人材養成の目的」に示したとおり、幅広い知識を有 し、国際感覚に優れ、将来の環境・バイオマスエネルギー分野での課題に対して、自らの力のみならず、周囲の知的基 盤を活用しながら、問題解決を図る能力を付与する教育を行う。そのため、1年次においては,環境バイオマス基礎科 目の習得に加え科学リテラシ-の付与,文化・社会・俯瞰的視野の醸成をはかり,2-5年次では,関連プロジェク ト・事業に参加させて最先端の知見と技術を修得させ、社会的・国家的要請に対する理解と責任をもたせるとともに、 現場実践力の育成を図り,海外での教育研究の経験を積むことによりグローバル感覚をも涵養する。 Ⅱ 教育課程編成の考え方・特色 (高度専門職業人を目指す大学院生のための履修モデル) 《履修モデル》

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1時限の授業時間 3学期 修 了 要 件 及 び 履 修 方 法  本学の藻類を中心としたグリーンバイオマスエネルギーや水分野の研究が世界的に注目されてきている、尐数精鋭の 学生に対して専任教員に加え、研究科、学内、筑波研究学園都市の研究機関や国内外の企業、教育研究機関の研究者が 協力してこの分野での世界トップレベルの学生の育成にあたるといったことから、新専攻への志願者の増加が期待され る。すなわち、生命共存科学専攻では入学者の多くは筑波大学の卒業生であったが、新専攻ではこれに加え、こうした 分野に関連のある企業、公的機関に所属する社会人、水やバイオマスエネルギー需要が問題となっている開発途上国の 学生、研究者からの志願者が増えると期待される。さらに、大学による経済的支援、社会人特別選抜入試制度の活用、 などにより、志願者の増加を目指す。また、藻類産業創成コンソーシアムの設立と運営、つくば地区の独法研究機関や 国際機関の水研究者との連携を通して、学生のインターンシップを行い、企業や社会、世界が求める人材とは何かを実 感させ、就職に関する意識を高め、さらに共同研究による自己アピールの機会を提供することから、民間企業での高度 専門職業人としての就職率向上を目指す。こうした取り組みを、国内外の大学生、民間企業に宣伝することから、志願 者確保に努める。以上の理由で、生命共存科学専攻では学生定員を未充足な年度があるものの、新専攻の学生定員は21 名のままとする。 博士(学術)  理由:水や藻類を中心としたグリーンバイオマスに関する専門性を有しつつも、文化・社会・俯瞰的視点を持ち、次 世代の環境・バイオマスエネルギー問題を解決することができる能力を有することが期待しうるため、国際的に通用す るこの名称が最適である。学位審査においては、必要に応じて、他の専攻や他の研究科の教員及び学外者を学位論文審 査委員に委嘱し、厳正な学位審査を行い、学位の質保証を担保する。 ①求める学生像 ・深い専門的知識と独創性の高い研究を遂行する能力を有する大学生、社会人 ・既成の専門分野では包含できない分野に挑戦したいと考えている大学生、社会人 ・グローバルな環境問題の解決方法に興味を持つ大学生、社会人 ②入学者選抜方法等(入試方法、時期、合否判定基準 他)  ○一般選抜「外国人留学生を含む。」の方法:口述試験、外国語、専門試験   口述試験:卒論の内容と将来の研究計画に関する口頭試問   外国語能力(英語):TOEICまたはTOEFLのスコア   専門試験(選択制):水、藻類、環境・エネルギー、バイオマス ③入試実施時期:毎年度8月に実施 ④合否判定基準:総合点において6割以上の成績を有すること。 75分 10週 修了要件 1. 環境バイオマス基礎科目(選択5単位)、科学的リテラシー関連 科目(選択4単位)、文化・社会・俯瞰的視野科目(選択5単位)の 計14単位以上を履修すること。 2. 専門科目(選択)を7単位以上履修すること。 3. セミナー(必修)を12単位以上履修すること。 4. 講究I,II(必修)を6単位以上履修すること。 5. インターンシップ(必修)を3単位以上履修すること。 6. プロジェクト実習(必修)を3単位以上履修すること。 7.博士論文の審査及び最終試験に合格すること。 8. 指導教員、副指導教員が指定する科目、大学院共通科目等を積極 的に履修すること。       計45単位 1学年の学期区分 授業期間等 (3)学位の名称 (4)学生定員の考え方(学生確保の見通しを含む。) (5)選抜の方法等(アドミッションポリシーを含む。) 1学期の授業期間

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必   修 選   択 自   由 講   義 演   習 実 験 ・ 実 習 教   授 准 教 授 講   師 助   教 助   手 1・2① 1 ○ 3 1・2① 1 ○ 1 1 1 環境病理学概論 1・2① 1 ○ 1 1 1 負荷適応分子生物学概論 1・2① 1 ○ 1 1 兼1 1・2通 1 ○ 1 1 1 生物圏生態学概論 1・2① 1 ○ 兼1 1・2① 1 ○ 兼1 1③ 1 ○ 7 3 2 2 2③ 1 ○ 7 3 2 2 1~5 1 ○ 非1 1~5 1 ○ 非1 1~5 1 ○ 非1 1~5通 1 ○ 1 小計( 13 科目) 0 13 0 7 3 2 2 兼3 1・2通 3 ○ 3 1通 3 ○ 3 2通 3 ○ 3 3通 3 ○ 3 4通 3 ○ 3 1・2通 3 ○ 3 1・2通 6 ○ 3 3~5通 6 ○ 3 1・2通 3 ○ 1 1通 3 ○ 1 1 1 2通 3 ○ 1 1 1 専 共 存 生 物 学 共存生物学研究法 共存生物学特別研究Ⅰ サイエンスメディエ-ション実践(インターンシップ)

(生命環境科学研究科生命共存科学専攻(一貫制博士課程)) 植物環境適応学概論 備考 科目 区分 授業科目の名称 授業形態 植 物 環 境 適 応 学 植物環境適応学特論 専任教員等の配置 配当年次 単位数 生命共存科学概論Ⅱ 生命共存科学特論Ⅰ 共 通 科 目 生命共存科学特論Ⅲ 共存生物学概論 環境創生モデリング概論 保全生物学概論 生命共存科学概論Ⅰ 生命共存科学特論Ⅱ 共存生物学演習Ⅲ 共存生物学特論 共存生物学演習Ⅳ 植物環境適応学演習Ⅰ 植物環境適応学演習Ⅱ 共存生物学演習Ⅰ 共存生物学演習Ⅱ 共存生物学特別研究Ⅱ 筑波大学-9

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3通 3 ○ 1 1 1 4通 3 ○ 1 1 1 1・2通 3 ○ 1 1 1 1・2通 6 ○ 1 3~5通 6 ○ 1 1・2通 3 ○ 1 1 1 1通 3 ○ 1 1 1 2通 3 ○ 1 1 1 3通 3 ○ 1 1 1 4通 3 ○ 1 1 1 1・2通 3 ○ 1 1 1 1・2 3 ○ 1 1 1 1・2通 6 ○ 1 1 3~5通 6 ○ 1 1 1・2通 3 ○ 1 1 兼1 1通 3 ○ 1 1 兼1 2通 3 ○ 1 1 兼1 3通 3 ○ 1 1 兼1 4通 3 ○ 1 1 兼1 1・2通 3 ○ 1 1 兼1 1・2通 6 ○ 1 1 兼1 3~5通 6 ○ 1 1 兼1 1・2通 3 ○ 1 1 1通 3 ○ 1 1 1 2通 3 ○ 1 1 1 3通 3 ○ 1 1 1 4通 3 ○ 1 1 1 1・2通 3 ○ 1 1 1 1・2通 6 ○ 1 1 3~5通 6 ○ 1 1 専 門 科 目 環境創生モデリング研究法 環境創生モデリング特別研究Ⅰ 環境創生モデリング演習Ⅳ 環境病理学特別研究Ⅰ 環境創生モデリング演習Ⅰ 環境創生モデリング演習Ⅱ 環境創生モデリング演習Ⅲ 環境創生モデリング特別研究Ⅱ 環境病理学特別研究Ⅱ 負荷適応分子生物学特別研究Ⅱ 負荷適応分子生物学演習Ⅰ 負荷適応分子生物学特別研究Ⅰ 環境病理学野外実験 環境病理学研究法 負荷適応分子生物学演習Ⅲ 負荷適応分子生物学演習Ⅳ 負荷適応分子生物学研究法 環境創生モデリング特論 環境病理学演習Ⅰ 環 境 病 理 学 負 荷 適 応 分 子 生 物 学 植 物 環 境 適 応 学 環 境 創 生 モ デ リ ン グ 植物環境適応学演習Ⅲ 植物環境適応学演習Ⅳ 植物環境適応学研究法 植物環境適応学特別研究Ⅰ 植物環境適応学特別研究Ⅱ 環境病理学演習Ⅲ 環境病理学演習Ⅳ 環境病理学特論 負荷適応分子生物学特論 負荷適応分子生物学演習Ⅱ 環境病理学演習Ⅱ

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1・2通 3 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼1 1・2通 6 ○ 兼1 3~5通 6 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼1 1通 3 ○ 兼1 2通 3 ○ 兼1 3通 3 ○ 兼1 4通 3 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼1 1・2通 6 ○ 兼1 3~5通 6 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼1 1通 3 ○ 兼1 2通 3 ○ 兼1 3通 3 ○ 兼1 4通 3 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼1 1・2通 6 ○ 兼1 3~5通 6 ○ 兼1 1・2通 3 ○ 兼2 1・2通 3 ○ 兼2 1・2通 6 ○ 兼2 3~5通 6 ○ 兼2 小計( 65 科目) 0 249 0 7 3 2 2 兼6 0 262 0 7 3 2 2 兼6 合計( 78 科目) 生 物 圏 生 態 学 保 全 生 物 学 生 物 環 境 修 復 学 保全生物学特論 生物圏生態学演習Ⅰ 専 門 科 目 生物圏生態学演習Ⅳ 生物環境修復学特別研究Ⅱ 保全生物学演習Ⅰ 生物圏生態学演習Ⅲ 生物環境修復学特別研究Ⅰ 生物圏生態学研究法 生物環境修復学特論 生物圏生態学特別研究Ⅱ 保全生物学演習Ⅲ 保全生物学演習Ⅱ 生物圏生態学特別研究Ⅰ 生物防御学特別研究Ⅰ 生物防御学特別研究Ⅱ 生物圏生態学演習Ⅱ 生物圏生態学特論 保全生物学特別研究Ⅱ 生 物 防 御 学 理学関係、農学関係 保全生物学特別研究Ⅰ 学位又は学科の分野 学位又は称号 博士(理学)、博士(農学)、博士 (生命共存科学)、   博士(学 術) ― 生物環境修復学研究法 保全生物学研究法 保全生物学演習Ⅳ 生物防御学特論 生物防御学研究法

参照

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