Microsoft Exchange 2007 向けの EMC ソリューション
EMC Celerra NS シリーズ
ベスト・プラクティスのプランニング
US ホワイトペーパー翻訳版 要約 このホワイト・ペーパーでは、メッセージング向けのEMCソリューションを実装する上で推奨されるベスト・プラクティスを説 明します。このメッセージング・ソリューションは、EMC® Celerra® NSシリーズ上のMicrosoft Exchange 2007 を対象にしています。
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最新のEMC 製品名については、EMC.com で EMC Corporation の商標を参照してください。 他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 パーツ番号H2850.2-J
目次
ベスト・プラクティスのプランニング ... 0 エグゼクティブ・サマリー ... 5 はじめに ... 5 対象読者... 5 用語 ... 5 Exchangeのベスト・プラクティス ... 6 推奨事項 1 ... 6 推奨事項 2 ... 6 推奨事項 3 ... 7 推奨事項 4 ... 7 推奨事項 5 ... 7 推奨事項 6 ... 7 推奨事項 7 ... 7 Windows Serverのベスト・プラクティス... 8 推奨事項 8 ... 8 推奨事項 9 ... 8 推奨事項 10 ... 8 推奨事項 11 ... 8 推奨事項 12 ... 8 推奨事項 13 ... 9 ネットワーキングのベスト・プラクティス... 9 推奨事項 14 ... 9 推奨事項 15 ... 9 推奨事項 16 ... 10 推奨事項 17 ... 10 推奨事項 18 ... 10 推奨事項 19 ... 10 推奨事項 20 ... 10 バックアップ、リストア、レプリケーションのベスト・プラクティス... 10 推奨事項 21 ... 10 推奨事項 22 ... 12 推奨事項 23 ... 12 推奨事項 24 ... 12 推奨事項 25 ... 13 推奨事項 26 ... 13 推奨事項 27 ... 13 推奨事項 28 ... 13推奨事項 29 ... 13 推奨事項 30 ... 14 推奨事項 31 ... 14 ストレージのベスト・プラクティス... 14 推奨事項 32 ... 14 推奨事項 33 ... 15 推奨事項 34 ... 15 推奨事項 35 ... 15 推奨事項 36 ... 15 推奨事項 37 ... 15 推奨事項 38 ... 16 推奨事項 39 ... 16 推奨事項 40 ... 16 推奨事項 41 ... 16 推奨事項 42 ... 16 推奨事項 43 ... 16 推奨事項 44 ... 17 アーカイブのベスト・プラクティス... 17 推奨事項 45 ... 17 推奨事項 46 ... 17 ESXインフラストラクチャのベスト・プラクティス ... 17 推奨事項 47 ... 17 推奨事項 48 ... 17 結論 ... 18 関連資料... 18
エグゼクティブ・サマリー
現在、電子メールは、ほとんどのビジネスにとってミッション・クリティカルなアプリケーションの 1 つです。したがって、最 適なパフォーマンス、高可用性、災害復旧を犠牲にすることなく成長できる、Microsoft Exchangeソリューションを 計画することは重要です。このホワイト・ペーパーは、iSCSIを使用した
EMC Celerra
® ®におけるExchange 2007 ストレージ構成のパフォーマンスを最適化する際の、手助けになることを目的としています。はじめに
このホワイト・ペーパーでは、メッセージング向けの EMC ソリューションを実装する上で推奨されるベスト・プラクティ スを説明します。このメッセージング・ソリューションは、EMC Celerra 上の Microsoft Exchange 2007 を対象にし ています。
対象読者
このホワイト・ペーパーは、Celerra システムを使用して Exchange メッセージング・システムの計画と設計を行う立 場にあるIT 管理者およびシステム・エンジニアに役立つことを目的としています。対象読者には、Microsoft
Exchange 2007、Active Directory、Celerra の機能と用語に関する一般的な知識があることを前提としています。
用語
Active Directory:Windows 2000 Server で採用された高度なディレクトリ・サービス。ネットワーク上のオブジェク
トに関する情報を保持し、この情報をユーザーおよびネットワーク管理者がLDAP などのプロトコルを通じて使用 できるようにします。
AVM(自動ボリューム管理):Celerra Network Serverの機能の 1 つ。管理者による手動のボリューム管理なしで、 ボリュームを自動的に作成、管理できます。AVMでは、ボリュームをストレージのプールに組織化し、それをファイ ル・システムに割り当てることができます。
Data Mover:DART(リアルタイム・データ・アクセス)オペレーティング・システムを実行する、Celerra Network
Server キャビネットのコンポーネント。ストレージ・デバイスからファイルを取得して、ネットワーク・クライアントが使用 できるようにします。
ディスク・ボリューム:Celerra システムで、物理ストレージがストレージ・アレイからエクスポートされるときの単位。他 のすべてのボリューム・タイプは、ディスク・ボリュームから作成されます。
iSCSI(インターネット SCSI):SCSI パケットを TCP/IP ネットワークで送信するためのプロトコル。
iSCSI イニシエータ:iSCSI で認識される一意の名前によって識別される iSCSI のエンドポイント。他のエンドポイ
ント(iSCSI ターゲット)に対してコマンドを発行することで、iSCSI セッションを開始します。
iSCSIターゲット:iSCSIで認識される一意の名前によって識別されるiSCSIのエンドポイント。iSCSIイニシエータに
よって発行されるコマンドを実行します。
RAID:RAID(Redundant Array of Independent Disks):情報を格納する方法の 1 つ。パフォーマンスとスト
レージ容量の両方を高めるためにデータを複数のディスク・ドライブに格納して、冗長性とフォルト・トレランスを実 現します。
RAID 1:データを別のディスクにミラーリング(コピー)することによってデータの整合性を実現する RAID 方式。こ
RAID 5:データが多数ストライピングされるRAID方式。必要に応じてデータを再構築できるように、パリティ情報 が保存されます。1 つのディスクに障害が発生しても、データ消失は起きません。パフォーマンスは、読み取りでは 良好ですが、書き込みでは遅くなります。 RAIDグループ:CLARiX®ストレージ・システムでCelerraディスク・グループを表す用語。CLARiXストレージ・シス テムで、RAIDグループは同じRAIDタイプの物理ディスクのセットで、1 つまたは複数のLUNがバインドされます。 各RAIDグループがサポートするRAIDタイプは、そのグループにバインドされた最初のLUNのタイプに限定されます。 つまり、このグループにバインドされる他のすべてのLUNは、同じRAIDタイプです。LUNは、RAIDグループ内のす べてのディスクに均等に分散されます。 SP:CLARiX ストレージ・システムのストレージ・プロセッサ。CLARiX ストレージ・システムでは、メモリ・モジュール、 およびホストのファイバ・チャネル・アダプタとディスク・モジュールの間のストレージ・システムI/O を管理する制御ロジ ックを含む回路基板。 SP A:ストレージ・プロセッサA。CLARiXストレージ・システムの 1 つ目のストレージ・プロセッサを指す一般的な用 語です。 SP B:ストレージ・プロセッサ B。CLARiX ストレージ・システムの 2 つ目のストレージ・プロセッサを指す一般的な 用語です。 VSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス):さまざまなコンポーネントを協調させて、シャドウ・コピーと呼ばれるデ ータのコンシステント・ポイント・イン・タイム・コピーを作成する、Windows のサービスおよびアーキテクチャ。
Exchange のベスト・プラクティス
推奨事項 1
同じExchangeストレージ・グループのデータベース・ファイルとログ・ファイルを分離する Exchange 環境では、ストレージ・グループごとに固有のトランザクション・ログ・ファイルとデータベース・ファイルのセッ トがあります。トランザクション・ログ・ファイルには、ストレージ・グループ内のすべてのデータベースに対する変更が記 録されます。トランザクション・ログ・ファイルは、ストレージ・グループ内のすべてのデータベースに対してフル・バックア ップが実行されるまで削除されません。 データベースに障害が発生した場合は、最新のバックアップをリストアしてから、現在のログ・ファイルを使用してデー タベース障害が発生した時点の状態に更新することで、修復することができます。 トランザクション・ログ・ファイルに障害が発生した場合は、データ消失を最小限またはゼロに抑えて、データベース からトランザクション・ログを修復できます。したがって、同じExchangeストレージ・グループのデータベース・ファイルと ログ・ファイルが同じ物理スピンドルを共有しないようにすることを強くお勧めします。これにより、複数のディスク障 害が発生したときに、ストレージ・グループ全体のデータが失われることを回避できます。
推奨事項 2
インストール後および定期的に Exchange Best Practices Analyzer を実行する
Exchange環境では、コンポーネントの構成の誤りによって問題が発生することがあります。これは、Exchange Best Practices Analyzer(EXBPA)を使用することで対処できます。EXBPAは、ネットワーク全体をスキャンし、 Exchangeに関連して発生する構成、パフォーマンス、セキュリティの問題を発見します。各Exchange Serverの情 報と設定を収集し、構成ファイル内の規則を設定に適用して、問題を発見します。構成ファイルは、Microsoft Exchangeサポート・エンジニアが提供する新しい規則によって頻繁に更新されます。EMCは、すべてのExchange
Serverのインストール完了後にEXBPAを実行すること、およびEXBPAのすべての推奨事項に従うことを推奨しま す。EXBPAは、定期的な間隔で、またはMOM(Microsoft Operations Manager)から、スケジュールによって実 行されるように設定できます。これにより、サーバでは常に最新のベスト・プラクティスが実行されます。
推奨事項 3
フォルト・トレランスのために、1 つの Active Directory につき 2 つ以上の Domain Controller/Global Catalog サーバを用意する
Exchange は、DC/GC(Domain Controller/Global Catalog)を使用した DSAccess のために、Active Directory に大きく依存しています。フォルト・トレランスのために、1 つのサイトについて 2 つ以上の Active Directory DC/GC サーバを用意することを推奨します。一般的な規則として、4 つの Exchange Server 物理プロセッサにつき 1 つの DC/GC プロセッサが必要であり、Exchange の CPU 数と DC/GC の CPU 数の比は、32 ビットでは 4:1、64 ビッ トでは8:1 にします。フォルト・トレランスのために、1 つのサイトについて 2 つ以上の DC/GC サーバが必要です。
推奨事項 4
Exchange Server と Celerra の間の iSCSI ネットワーク接続にはギガビット Ethernet を使用する
Exchange Server 2007 では大量のネットワーク・トラフィックが発生するため、iSCSI 上で Exchange を展開する には最適なネットワーク・パフォーマンスを維持することが不可欠です。最適なネットワーク・パフォーマンスを得るた めには、Exchange Server と Celerra の間のネットワーク接続にギガビット Ethernet のケーブル、スイッチ、ネットワ ーク・インタフェース・カードを使用します。
推奨事項 5
Microsoft Storage Calculator を使用して Exchange データベース容量を決定する
Exchange データベースには十分なストレージ容量を確保することが重要です。Exchange データベースの容量は、 Exchange データベースのメールボックス容量を満たすために必要なストレージを上回ります。Exchange データベー スの容量を決定する際は、データベース空白領域、データベース破棄領域、競合インデックスづけなど、いくつかの 要素を考慮する必要があります。Microsoft は、メールボックス・データベースのサイズ決定に関する考慮事項をス トレージ・カリキュレータに組み込んでいます。Exchange データベースの容量を決定する際は、Microsoft Exchange Storage Calculator を使用することを推奨します。
推奨事項 6
Microsoft Storage Calculator を使用して Exchange ログ容量を決定する
ログ容量は、カスタマーのニーズに従って決定する必要があり、Exchange の展開を成功させるためには極めて重 要です。Exchange ログ容量は、カスタマーのニーズのユーザー・プロファイル、バックアップ頻度、メールボックス移行 戦略に合わせて計画する必要があります。Microsoft は、Exchange ログのサイズ決定に関する考慮事項をスト レージ・カリキュレータに組み込んでいます。Microsoft Storage Calculator を使用して、Exchange ログ容量を決 定してください。
推奨事項 7
ストレージ・グループごとに 1 つのメールボックス・データベースを構成する 1 つのストレージ・グループに 1 つのメールボックス・データベースを構成すると、トランザクション・ログとそのメールボッ クス・データベースの間に1 対 1 の関係が成立します。これにより、バックアップおよびリカバリの管理が向上し、デ ータベースが破壊されたときにメールボックス・データベースのユーザーが経験するダウンタイムを最小限に抑えること ができます。Exchange 2007 Enterprise Edition では、1 つの Exchange サーバに 50 個のストレージ・グループを 持つことができるため、サイズ増加に対する心配がありません。Windows Server のベスト・プラクティス
推奨事項 8
iSCSI NIC の「Client for Microsoft Networks and File and Print Sharing for Microsoft Networks (Microsoft ネットワーク用クライアントと Microsoft ネットワーク用ファイルおよびプリント共有)」を削除する 最適なパフォーマンスを得るために、iSCSI NIC(ネットワーク・インタフェース・カード)の「Client for Microsoft Networks and File and Print Sharing for Microsoft Networks」を削除します。
推奨事項 9
最新の NIC ドライバをインストールする
NIC ベンダーは、拡張やバグ・フィックスを含んだ新しいドライバを頻繁にリリースします。最適なパフォーマンスを得 るために、iSCSI NIC にはベンダーが提供する最新の NIC ドライバをインストールしてください。
推奨事項 10
最新の Microsoft iSCSI イニシエータをインストールする
Microsoft は、拡張やバグ・フィックスを含んだ新しいバージョンの iSCSI イニシエータを頻繁にリリースします。最適 なパフォーマンスを得るために、Exchange サーバには最新の Microsoft iSCSI イニシエータをインストールしてくださ い。
推奨事項 11
TCP/IP スタックを DoS 攻撃から守るために TCP/IP レジストリの KeepAliveTime を 300,000 に変更する DoS(サービス拒否)攻撃は、コンピュータ、またはコンピュータ上の特定のサービスをネットワーク・ユーザーが使用 できなくすることを狙ったネットワーク攻撃です。KeepAliveTime パラメータは、アイドル状態の接続に問題がない かどうかを、keep-alive パケットを送信することによって TCP が確認する頻度を制御します。KeepAliveTime を 300,000(5 分)に設定すると、TCP/IP を DoS 攻撃に対して強化することができます。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\ KeepAliveTime = Dword: 300000(10 進数) 詳細については、http://support.microsoft.com/kb/324270を参照してください。
推奨事項 12
Microsoft イニシエータのタイムアウト値を 600 秒に増やすデフォルトでは、Microsoft iSCSI Initiator のタイムアウトは 60 秒に設定されています。このタイムアウトは、イニシ エータがiSCSI 接続エラーを起こすことなくリクエストを保持できる時間を定義します。この値を増やすと、Data Mover クラスタ・イベントのような長時間の停止にも対応できます。iSCSI タイムアウトは、iSCSI LUN 上で Exchange データベースおよびトランザクション・ログをホストする Exchange Server で発生し、データベースがアンマ ウントされる状態を引き起こします。
タイムアウト値を変更するには、Windows のレジストリで、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet の下にある MaxRequestHoldTime エントリを検 索します。
値を600 に変更します。Exchange Server の 1 つにあるレジストリ・エントリの例を以下に示します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\ {4D36E97B-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}\0002\Parameters
MaxRequestHoldTime = 600 (DWORD)
推奨事項 13
Exchange Server で iSCSI イニシエータを構成するときは[Automatically restore this connection when the system boots]チェックボックスをオンにする
Exchange Serverを再起動すると、[Automatically restore this connection when the system boots]チェック ボックスをオンにするまでiSCSIディスクは使用できなくなります。再起動後にiSCSIディスクが使用できるようにする ためには、Microsoft iSCSIイニシエータのウィンドウにある[Log On to Target]ダイアログ ボックスで、図 1に示した ようにチェックボックスをオンにします。 図1: 自動リストア・オプションを有効にした[Log On to Target]ダイアログ ボックス
ネットワーキングのベスト・プラクティス
推奨事項 14
1 Gb(GbE)スイッチを VLAN 機能とともに使用する 仮想LAN(VLAN)のサポートが可能なギガビット Ethernet スイッチを使用します。これにより、本番トラフィックと iSCSI トラフィックをセグメント化して、ベスト・プラクティスを実現できます。推奨事項 15
スイッチを本番および iSCSI トラフィック専用にするか、VLAN を本番および iSCSI サブネット専用にする 可能であれば、本番およびiSCSI トラフィック専用のスイッチを使用します。専用のスイッチを用意することが不可 能な場合は、少なくとも、本番およびiSCSI トラフィックをセグメント化する VLAN をスイッチが作成できるようにし ます。
推奨事項 16
Exchange Server で 1 Gb(GbE)のネットワーク・インタフェース・カードを使用する
最適なパフォーマンスを得るために、本番ネットワーク・トラフィックおよびiSCSI ネットワーク・トラフィック用に、独立 したGigabit Ethernet NIC を使用します。本番ネットワーク・トラフィック用に 1 つの NIC、iSCSI ネットワーク・トラ フィック用に1 つまたは複数の NIC を用意することを推奨します。
推奨事項 17
ギガビット Ethernet 接続には CAT6 ケーブルを使用する
CAT6 ケーブルは、ギガビット接続において CAT5E ケーブルよりも大幅に優れた性能を発揮します。Exchange Server と Celerra iSCSI LUN の間で最適なパフォーマンスと信頼性を確保するために、CAT6 ケーブルの使用を 推奨します。
推奨事項 18
ネットワークの速度と二重構成を適切に設定する 設定が完了し、インフラストラクチャがGbEを適切にサポートしていることが検証されたら、スイッチ・ポートとNICポー トを1 Gbpsおよび全二重に設定します。新しい環境ですべてが適切に動作するよう自動設定機能を使用して 設定しなければならないかもしれませんが、一部のNICでは、速度と二重設定について本番システムで手動設定 する必要があります。推奨事項 19
アダプタのバインド順でパブリック・ネットワークが先頭に表示されるようにするExchange サーバは、Active Directory および Global Catalog に大きく依存しています。パブリック、クラスタ・ハー トビート、iSCSI トラフィック用に複数のネットワーク・アダプタを持つ Exchange サーバは、パブリック・ネットワーク・カ ードがアダプタ・バインド順リストの先頭に設定されていないと、Active Directory への接続時に問題が発生するこ とがあります。そのため、パブリック・ネットワーク・アダプタをアダプタ・バインド順リストの先頭に置くことを推奨します。
推奨事項 20
iSCSI ストレージ・ネットワークで DNS を無効にする Exchange サーバは、iSCSI ストレージ・ネットワークで DNS サービスを必要としません。それだけでなく、DNS サー ビスが正しく構成されていないと、オペレーションの競合が発生するおそれがあります。そのため、iSCSI ストレージ・ ネットワークではDNS サービスを無効にすることを推奨します。バックアップ、リストア、レプリケーションのベスト・プラクティス
推奨事項 21
Celerra 用 RM と VSS を使ってインスタント・ローカル・リカバリ機能を実装するCelerra 用の RM(Replication Manager)には、Celerra iSCSI 仮想 LUN 内に置かれたデータベースおよびファイ ル・システムのポイント・イン・タイム・レプリカを作成する機能があるため、一部のリカバリ・シナリオではデータをテー プから読み込む必要がありません。
• 短時間でのバックアップおよびリストア。RM では、わずか数分で Exchange ストレージ・グループのバックアップ またはリストアを実行できます。
• 使いやすさ。RM のインタフェースはシンプルであり、IT 管理者はこれを使用してアプリケーションを見つけ、 Exchange ストレージ・グループを選択し、バックアップまたはリストア処理を実行できます。
• Microsoft VSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)との統合。Windows Server 2003 上でExchange 2007 を実行している場合、RMはMicrosoft VSSアーキテクチャと統合されます。VSSフレームワークの詳細 について、およびMicrosoft Server 2003 アプリケーションをスナップするときにデータベースの整合性を保証す るために、それをどのように使用するかについては、MicrosoftのWebサイトで「Exchange Server 2003 data backup and Volume Shadow Copy services」(
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;822896)という記事を参照してください。 • 複数のバックアップ。RM では、Exchange ストレージ・グループのスナップを最大で 1,000 個作成できます。そ のため、テープ・バックアップの使用頻度を下げることが可能になり、また、すぐにリストアできるCelerra システ ムのポイント・イン・タイム・コピーを数多く保持することができます。 • トランザクション・ログをトランケートするオプション。RM には、バックアップ時にトランザクション・ログをトランケー トするオプションがあります。そのため、IT 管理者は RM を使用することで、フル、インクリメンタル、差分バック アップ処理を実行できます。 • バックアップごとにデータベースの整合性をチェック。RMは、Microsoft ESEUTILツールを使用して、バックアッ プのたびにExchangeデータベースの整合性を確認します。 • テープ・バックアップ・ソフトウェアとの統合。RMは、既存のテープ・バックアップ・ソフトウェアと統合されるため、 Exchange Serverのスナップを即座に作成して、スナップショットを別のホストにマウントし、テープにストリーミン グできます。そのため、オフサイト・コピーが必要であれば既存のテープを保持しておくこともできますが、テープ からのリストアは完全に不要になる可能性があります。また、RMには、レプリケーションの前後にジョブを実行 するために、任意のスクリプトを実行するオプションがあります。 RM を使用してバックアップする場合は、パフォーマンスに以下の影響があります。 • 書き込みレーテンシーの増加。データベースの書き込みレーテンシーは長くなりますが、それでも Microsoft が 良好なパフォーマンスとして推奨するログおよびデータベースのレーテンシー値を十分に下回ります。 Exchangeデータベース・ファイル・システム上のユーザー領域の減少。RMは本番iSCSI LUNと同じファイル・ システム上にバックアップを格納するため、あるユーザー数の下で要求されるストレージ要件は、Exchange管 理者が保存するバックアップ・スナップの数に依存します。スペースの予約に関するこの概念は、ほとんどのス ナップショットの実装に共通であり、スナップショットを完了するために十分なスペースを常に確保し、最悪のリ ストア・シナリオでも完了できるように設計されています。iSCSI LUNおよびバックアップ・スナップを保存するた めに作成するCelerraファイル・システムの全体サイズを計算する式は、次のとおりです。 TotalFileSystemSize = (LUN_Size * 2)
+ [(No_Of_Snaps) * (LUN_Size * Change_Rate)] + (N * LUN_Size)
値の意味は次のとおりです。
LUN_Size は、本番 Exchange データベースまたはトランザクション・ログ・ファイルが置かれる本番 iSCSI LUN のサイズ。
No_Of_Snaps は、常に保持される本番 iSCSI LUN のレプリカの総数。 Change_Rate は、各レプリカ間で発生する本番 iSCSI LUN の変更量。
TotalFileSystemSize は、ファイル・システムが本番 iSCSI LUN およびそのすべてのレプリカを扱うために 必要とするサイズ。
N は、マウントされるレプリカの数。
メールボックスの総数 = 1,000 メールボックス容量 = 100 MB 保持する必要があるレプリカの数 = 10 レプリカ間のデータ変更の割合 = 10% マウントされるレプリカの数 = 1 LUN_Size = メールボックスの総数 * メールボックス容量 = 100 GB No_Of_Snaps = 10、N = 1、Change Rate = 10% = 0.1
TotalFileSystemSize = (100 * 2) + (10) * (100 * 0.1) + (1 * 100)
= 400 GB
この例の環境における100 GB の iSCSI LUN をホストするには、400 GB の Celerra ファイル・システムを作成す る必要があります。
推奨事項 22
Exchange をサポートする iSCSI LUN の RM VSS スナップショット作成は、Exchange のオンライン・メンテナンスの 前または後にスケジュールする
VSS スナップショットの完全検証(ESEUTIL /K を使用)は、RM によって必ず実行され、Microsoft は必須として います。本番システムが静的な状態であれば、iSCSI LUN のスナップショットが本番システムに大きな負荷をかけ ることはありません。しかし、スナップショットを作成する際、瞬間的な(秒単位の)影響があります。
ESEUTIL によるスナップショットの検証は、本番環境に影響を与える可能性があります(iSCSI LUN スナップショ ットは大部分が本番iSCSI LUN と同じ物理データで構成されているため)。検証によるこの大きな負荷は、150 GB のデータベースで約 2 時間続くことが考えられます。この必須の検証のために、本番の時間帯にはスナップショ ットを作成しないように推奨します。
推奨事項 23
Celerra iSCSI Snap をバックアップとして使用する場合は、1 つの Exchange ストレージ・グループに 2 つの iSCSI LUN を使用する Celerra iSCSI でストレージ・グループのスナップを作成すると、そのストレージ・グループに関連している基盤の iSCSI LUN のポイント・イン・タイム・コピーが作成されます。したがって、バックアップ・スケジュールを独立して立て ることができるように、ストレージ・グループごとに2 つの(1 つはデータベース用、1 つはそのストレージ・グループのロ グ用)専用iSCSI LUN を用意することを推奨します。
推奨事項 24
Exchange ストレージ・グループは短時間でのバックアップとリカバリのために複数作成し、Exchange ストレージ・グ ループは管理しやすさのために少なくする 少数のメールボックスと複数のメールボックス・ストアという組み合わせは、バックアップとリカバリの時間が短縮される だけでなく、データが破損した際にメールボックスの停止が最低限で済みます。 メールボックスの数が多く、メールボックス・ストアが少ないと、維持しなければならないメールボックス・ストアが少な いため、最新状態に保つための負荷が減ります。推奨事項 25
Exchange 環境でディスク・バックアップ・ソリューションが必要な場合は、Exchange 用に EMC NetWorker モジュ ールを使用する
EMC NetWorker® Module for Microsoft Exchange Serverは、ATAドライブを使用したCelerra上のMicrosoft
Exchange Server 2007 のバックアップおよびリストアについてテストと検証が行われています。したがって、 Exchange環境でディスク・バックアップ・ソリューションが必要な場合は、EMC NetWorker® Module for
Microsoft Exchange ServerとCelerraを使用します。
推奨事項 26
バックアップとリストアのパフォーマンスを向上させるために、Exchange Mailbox Server に EMC NetWorker Server をインストールする
Exchange サーバに NetWorker Server ソフトウェアをインストールすると、NetWorker の直接保存テクノロジーを 使用できるようになります。直接保存は、データがネットワーク上を移動しないため、バックアップのパフォーマンスが 向上します。ただし、NetWorker サーバが大量のクライアントをサポートしている場合は、NetWorker Server ソフ トウェアをExchange サーバにインストールしないでください。この構成では、Exchange Server ソフトウェアと NetWorker Server ソフトウェアは同じシステム・リソースに関して競合します。
推奨事項 27
単一の Exchange サーバでは、ストレージの高可用性のために LCR(ローカル連続レプリケーション)を使用する LCR を使用すると、同じ Exchange サーバ上の 2 番目のディスク・セットに Exchange データベースおよびログ・ファ イルの重複コピーを作成できます。パッシブ・コピーは、組み込みの非同期ログ出力および再生テクノロジーを使用 して更新されます。LCR は、メールボックス・データの障害または破壊から短時間で復旧する必要があるカスタマ ーが、スケジュールされた、またはスケジュール外の理由でサーバが停止することは受け入れ可能な場合、極めて 優れたオプションです。推奨事項 28
AVM(自動ボリューム管理)を使用してストリーミング・バックアップ・ファイル・システムを作成するCelerra Network ServerのAVM(自動ボリューム管理)機能は、ボリュームの作成と管理を自動化します。AVM のシステム定義プールを使用すると、ボリュームの自動作成および管理によってファイル・システムを簡単に作成お よび管理することができます。これにより、手動でストライプ、スライス、メタボリュームを作成する必要がなくなり、ま た、高可用性および最適なパフォーマンスのための考慮事項がサポートされます。最適なパフォーマンスを得るた めに、AVMを使用する際はシステム定義ストレージ・プールにclar_ataを指定して、ストリーミング・バックアップ・ファ イル・システムをATAドライブに作成します。
推奨事項 29
Exchange メールボックス・サーバのデータ・センターにおける高可用性のために、CCR(クラスタ連続レプリケーショ ン)を使用する CCR は、フェイルオーバー・クラスタ内の 2 つのサーバの間でメールボックス・データを複製するために、非同期ログ 出力とログ再生の組み合わせを使用します。CCR は、Exchange メールボックス・サーバのデータ・センター全体の 高可用性を実現するために使用され、サーバとストレージ両方の障害に対して保護を行います。推奨事項 30
継続的なレプリケーション(LCR または CCR)構成ではアクティブ・ストレージをパッシブ・ストレージから分離する CCR/LCR 構成では、ディスク障害が Exchange ストレージのアクティブ・コピーとパッシブ・コピーの両方に影響す るため、ストレージの復元性のためにアクティブ・ストレージのスピンドルをパッシブ・ストレージのスピンドルから分離 することが重要です。推奨事項 31
継続的なレプリケーション(LCR または CCR)のターゲット・サイトでは、高い I/O レベルを計画する 継続的なレプリケーション(LCRまたはCCR)がトランザクションのコミットに使用する方法ターゲット・サイトででは、 ソース・サイトの2倍から3倍のI/Oが発生します(RTMバージョンの場合)。したがって、ターゲットの継続的なレプリ ケーション・ストレージは、ソース・ストレージのIOPの最大3倍を処理できるようにプロビジョニングする必要がありま す。 注意:ターゲットの継続的なレプリケーション・ストレージのために、Celerra上にファイル・システムおよびiSCSI LUN を作成するステップ・バイ・ステップの手順については、「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 EMC Celerra NS Series iSCSI – Applied Technology」を参照してください。ストレージのベスト・プラクティス
推奨事項 32
最適なパフォーマンスを得るために、DISKPAR/DISKPART を使用して iSCSI LUN を配置する
これは、すべての推奨事項の中で最も重要です。Microsoft Disk Manager は Celerra iSCSI LUN をフォーマッ トする際、必ずパーティションを64 番目のセクタから作成するため、基盤となる物理ディスクから配置がずれます。 このずれのために、ディスクにちょうど収まるはずのExchange I/O が、物理ディスク・ドライブへの I/O では 1 回増え ることがあります。ディスクの配置を修正するために、Microsoft はコマンド・ライン・ツールDISKPAR.exe を提供し ています。DISKPAR.exe には Windows 2000 Resource Kit が付属しており、マスター・ブート・レコード(MBR) 内の開始オフセットを明示的に設定することができます。このユーティリティは、Windows Server 2003 Service Pack 1 Support Tools では DISKPART.exe と統合されています。
DISKPAR を使用してオフセットを 128 セクタに設定するか、DISKPART を使用してオフセットを 64 KB に設定 します。このディスク配置の手法により、Celerra iSCSI LUN 上の Exchange I/O のパフォーマンスは大幅に(最大 65%)向上します。
次の例は、ドライブ4に対してDISKPARTを使用しています。 C:\>Diskpart
Microsoft DiskPart version 5.2.3790.1830
Copyright (C) 1999-2001 Microsoft Corporation. On computer: JC27Q91X32
DISKPART> list disk
Disk ### Status Size Free Dyn Gpt ---- ---- --- --- ---- --- --- Disk 1 Online 136 GB 112 GB
Disk 2 Online 267 GB 0 B Disk 3 Online 267 GB 0 B Disk 4 Online 600 GB 600 GB DISKPART> select disk 4
Disk 4 is now the selected disk.
DISKPART> create partition primary align=64
Microsoft Disk Managerを使用して、LUNに関連づけるドライブ名またはマウント・ポイントを選択します。
推奨事項 33
Exchange データベースおよび Log LUN NTFS の割り当て単位を 64 KB に設定する
ディスク・アドミニストレータを使用して新しいドライブをフォーマットする場合、選択されたアロケーション・ユニット・サ イズ(ブロック・サイズ)がアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼします。Microsoft Exchange Server 2007 の場合、Microsoftでは64kブロック・サイズを使用することを推奨しています。この推奨事項により、シーケンシャル 読み取り操作であるストリーミング・バックアップおよびeseutilタスクのパフォーマンスが向上します。
推奨事項 34
容量ではなくパフォーマンスを考えてストレージ・レイアウトを計画する Exchange Server の展開を計画するときに見られる間違いで最も多いのが、パフォーマンス、つまり 1 秒あたりの I/O(IOPS)ではなく、ストレージ容量を考えてしまうことです。ストレージのパフォーマンスに関して最も重要な単一 のパラメータは、ディスクの待ち時間です。ディスク・レーテンシーが高いということは、パフォーマンスが低いことを意 味します。良好なパフォーマンスのためのMicrosoft のガイドラインは、以下のとおりです。 • 読み取りおよび書き込みの平均レーテンシーは 20 ミリ秒未満 • 読み取りおよび書き込みの最大レーテンシーは 50 ミリ秒未満 現在のディスク・テクノロジーでは、ディスク・ドライブのストレージ容量の向上がIOPS の向上のペースを上回ってい ます。そのため、Exchange のストレージ構成を計画する際は、IOPS 容量を標準として使用します。推奨事項 35
Celerra システムから Exchange データベースおよびログ・ファイルにスピンドルを割り当てる際は、「ビルディング・ブ ロック」アプローチを使用する このExchange 2007 ビルディング・ブロックは、2 つのログ・スピンドルと 4 つのデータベース・スピンドルとして定義され ます。ビルディング・ブロックの構成に関するパフォーマンスとストレージの考慮事項については、MicrosoftのWebサ イト(http://www.microsoft.com/en/us/default.aspx)でESRPの結果を参照してください。注意:Exchange 2007のためにCelerra上にファイル・システムおよびiSCSI LUNを作成するステップ・バイ・ステップ の手順については、「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 EMC Celerra NS Series iSCSI – Applied Technology」を参照してください。
推奨事項 36
LUN の使用率が 80%を上回らないようにする 最適なパフォーマンスを得るには、使用されているドライブ(NTFSフォーマットされた)容量が80%を超えてはいけま せん。このしきい値を超えるとパフォーマンスにボトルネックが発生します。NTFSが効率的に動作するには追加のス ペースが必要だからです。使用できるスペースがない場合、NTFSはその能力を最大限に発揮できず、パフォーマ ンスが低下する可能性があります。また、これにより過度のディスク・フラグメンテーションが発生し、これがパフォーマ ンスの低下に拍車を掛けることもあります。また、この推奨事項に従うことで、データベースが予想外に拡大した場 合に、アプリケーション障害に対する保護を提供します。推奨事項 37
iSCSI の高パフォーマンスと高可用性のために iSCSI 用 MC/S を使用するMicrosoftによると、ターゲットがCelerraのようにMC/S(Multiple Connections per Session)をサポートしており、 Microsoft iSCSI Initiatorが使用されている場合は、MPIOではなくMC/Sを使用することが推奨されます。
このソリューションは、Microsoft iSCSI Software Initiator 2.04で、MC/SをRound Robinモードで使用して検証 されました。サポートされているMicrosoft iSCSI Initiatorの最新バージョンについては、E-Lab™ Interoperability Navigatorを確認してください。
注意:詳細については、「Microsoft iSCSI Software Initiator User's Guide」を参照してください。
推奨事項 38
iSCSI LUN 専用の Celerra ファイル・システムを使用する
Microsoft Exchange Server 2007での操作用に作成したファイル・システムは、その操作のためにのみ使用し、 他のI/O操作には使用しないでください。これは、Microsoft Exchange Server 2007のパフォーマンスを安定させ るためです。
推奨事項 39
Exchange のパフォーマンスを最適にするために、rpm の高いディスク・ドライブを使用する rpm の高いドライブは、低いドライブよりもランダム・アクセスのスループットが高く、応答時間が短くなります。最適 なパフォーマンスを得るためには、rpm の高いドライブが推奨されます。推奨事項 40
Exchange のパフォーマンスを最適にするために、ファイバ・チャネル・ディスク・ドライブを使用する 最適なパフォーマンスを得るために、Exchange の I/O には常にファイバ・チャネル・ドライブが推奨されます。これは、 Exchange データベースの大部分の I/O であるランダム I/O に関して、ファイバ・チャネル・ドライブのパフォーマンスが 優れているためです。推奨事項 41
ログ・ファイルには EMC RAID 1 を使用する 最高のフォルト・トレランスと最適なパフォーマンスを得るために、EMC RAID 1 を使用してください。ドライブは 2 台から開始し、必要に応じて増やしていきます。推奨事項 42
データベース・ファイルには EMC RAID 1 とストライピングを使用する RAID 1 とストライピングの組み合わせは、ランダム読み取り/書き込みおよび再構築の時間に関して、RAID 5 を 上回ります。また、Exchange 2007 データベースの I/O では、読み取りと書き込みの比率が 1:1 であるため、 RAID 5 のライト・ペナルティは高すぎます。したがって、Microsoft Exchange データベースの最適なパフォーマンス と最適なフォルト・トレランスのためには、RAID 1 とストライピングの組み合わせが推奨されます。推奨事項 43
最新の Celerra ソフトウェアを使用する
新しい機能やバグ・フィックスのメリットを活かすために、最新のCelerra リリース・コードまたはパッチをインストールし てください。詳細については、最新のCelerra のリリース・ノートを参照してください。
推奨事項 44
再起動の前に Data Mover をフェイルオーバーする
プライマリData Mover は、暴走したり障害が発生すると、自動的にスタンバイ Data Mover にフェイルオーバーし ます。ただし、再起動時には自動的にフェイルオーバーしません。そのため、プライマリData Mover を再起動する 前に手動でスタンバイData Mover にフェイルオーバーし、Exchange データベースが適切に実行されていることを 確認してください。その後、プライマリData Mover を再起動し、フェイルバック操作を実行します。同様に、プライマ リData Mover で何らかのメンテナンスを実行する前にも、スタンバイ Data Mover にフェイルオーバーします。
アーカイブのベスト・プラクティス
推奨事項 45
電子メール・アーカイブ・ソリューション EmailXtender を使用する EMC EmailXtender®は、メッセージ環境におけるコンプライアンスと法的リスクの問題に対処する一元管理アーカ イブ・ソリューションです。EmailXtenderは、既存のMicrosoft Exchange環境にすぐに展開でき、ストレージ・コスト の削減と検索およびリカバリの向上を実現します。したがって、アーカイブ・ソリューションにはEmailXtenderを使用 してください。推奨事項 46
電子メールのアーカイブ先として Celerra WORM システムを使用するCelerra には、標準ディスクに WORM(Write Once Read Many)ファイル・システムを作成する組み込みの機能 があります。Celerra の WORM 機能は、ファイルが他のクライアントやユーザーによって変更されたり削除されるの を防止します。したがって、Celerra WORM ファイル・システムは、アーカイブした電子メールの保管場所として最 適です。
ESX インフラストラクチャのベスト・プラクティス
推奨事項 47
Virtual Center Server を使用する
Virtual Center Server を使用することで、仮想データ・センターの管理が容易になりました。VC Server は、 VMHA、DRS、VMotion などの複数の VM 機能を適切に機能させるために重要です。また、VC Server を使用 すると、次の機能が使用しやすくなります。 • データ・センターを使用した VM テンプレートの作成と導入 • 履歴およびリアルタイムでの ESX ホストおよび VM のパフォーマンス・トラッキング • マッピングをホストするための VM トラッキング • VMFS ボリュームの配列を含む、新しいストレージの初期化
推奨事項 48
Virtual Center Server の可用性を高くする
VMware ESX 実装で最も重要なのは Virtual Center サーバとライセンス・サーバ(組み合わせて VC Server と 呼ばれます)の組み合わせです。通常は同じホストにインストールされているこの 2 つのコンポーネントがなければ、 ESX 機能(DRS、VMHA、VMotion などを行う機能を含む)のほとんどが失われ、単に VM を起動するだけの存 在になる可能性があります。したがって、VC Server が可用性に優れていることが重要です。これを実現するため
の最も容易で、かつ安定性に優れた方法は、VC Server を MSCS クラスタ内の物理マシンで実行することです。 また、VC Server が使用する Microsoft SQL Server データベースが、高可用性を確保しながら実装されている ことも重要です。
結論
統合的なMicrosoft Exchange インフラストラクチャを実現するためには、Exchange Server 2007 環境のすべての ベスト・プラクティス・ガイドラインを適用することを推奨します。これらのベスト・プラクティスにより、EMC Celerra NS40 と Microsoft Exchange 2007 を使って、パフォーマンス、スケーラビリティ、災害復旧能力を持つように環境 を最適化することができます。
関連資料
詳細については、以下のドキュメントを参照してください。これらのドキュメントには、ログイン資格情報に応じてアク セスできます。アクセスできない場合は、EMC 担当者にご連絡ください。• 「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 EMC Celerra NS20 over iSCSI − Reference Architecture」
• 「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 on ESX Server EMC Celerra NS20 − Reference Architecture」
• 「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 EMC Celerra NS Series over iSCSI − Validation Test Report」
• 「EMC Solutions for Microsoft Exchange 2007 on ESX Server EMC Celerra NS Series − Validation Test Report」