平成24年度第1回 飾区男女平等推進審議会 議事録
日 時:平成24年7月6日(金)午後2時∼午後4時
会 場:飾区男女平等推進センター 1階洋室D
出席者:天野委員、岩城委員、大山委員、戒能委員、坂本委員、笹川委員、佐々木委員 澤地委員、しま委員、杉江委員、寺原委員、長谷委員、野田委員、山邊委員 柚木委員(五十音順)15名出席
事務局:内山総務部長、杉立人権推進課長、ほか男女平等推進係職員2名 傍聴者:なし
<資料>
・ 資料1 政策・方針決定過程への女性の参画状況調査(集計表)他
・ 資料2 第3次男女平等推進計画 平成23年度進捗状況調査結果
・ 資料3 平成23年度飾区男女平等推進センター事業報告
平成24年度飾区男女平等推進センター事業計画
<参考資料>
・ 飾区男女平等推進条例 ・飾区男女平等推進審議会規則
・ 飾区男女平等推進計画(第4次)概要版
1 開 会
2 委員委嘱
委員改選に伴う委員委嘱
3 区長挨拶
4 飾区男女平等推進審議会及び飾区男女平等推進計画(第 4 次)の概要説明
「飾区男女平等推進条例」「飾区男女平等推進審議会規則」
「飾区男女平等推進計画( 第 4 次) 概要版」に基づき説明
5 委員紹介
委員及び事務局紹介
6 会長及び職務代理の選任
「飾区男女平等推進審議会規則第2条第2項」に基づき、会長の互選を行い、戒能委
員に決定した。
また「飾区男女平等推進審議会規則第2条第4項」に基づき、会長より職務代理を指
7 議 事
(1) 政策・方針決定過程への女性の参画状況調査結果について(平成24年3月31日現在)
資料1に基づき事務局が説明後、委員と質疑応答
( 会 長 )昨年度の政策・方針決定過程への女性の参画状況は、若干アップして、女性委
員がゼロの審議会は少し減ったが、いまだゼロというところもある。23年度3
月末日で30%という目標には至らなかった。その他(学識経験者、区職員、公
募委員等)は30%まで達しているが、職務指定、団体推薦はまだ達していない
という現状について説明いただいた。
(C 委 員)数字のことで確認したい。例えば資料 1 の裏面下で「総合計審議会数」の総数
が51、女性が47で92.2%とある。これは、例えば「委員数」では委員の総数
のうちの女性比率が全体的に出ているが、この92.2%は委員会総数のうち女性
委員がいる委員会の比率ということでよろしいか。
(事 務 局)おっしゃるとおりで、逆に言うとまだ、51個の委員会中、4個については女性
委員が一人もいない委員会があることになる。
( 会 長 )女性委員のいない委員会のうち、行政委員会の 1つ、選挙管理委員会がずっと
ゼロのようだ。
(事 務 局)はい。実は、行政委員会の委員は大部分が議会の同意をいただいた上で区長が
選任する仕組みになっているが、選挙管理委員会だけは別で、議会が選挙をす る。そこが他の行政委員会とは違うところである。選挙について、識見等が深 い方というような規定になっているため、議員OBの比率が非常に高く、ほと んどが議員OBという現状である。その中で現職の議員は女性がだいぶ増えて きたが、OBはまだ非常に少なくまだまだ男性比率が高いため、女性委員は今 のところ出ていない。しかしながら、女性議員の比率がだいぶ高まり、OBも
増えてきたため、今後は、女性委員が出てくるのではないかと期待はしている。
( 会 長 )お分かりになればで結構だが、区議の男女比率は?
(事 務 局)後ほどご報告する。
( 会 長 )監査委員と農業委員会は女性委員 1名にご就任いただいた。農業委員はかなり
難しいのでは。
(事 務 局)農業委員会は、こちらも選挙が原則になっている。農業は大体ご夫婦で従事し
ている方が多く、その被選挙権を持つ女性は極端に少なくはないのだが、選挙 に出られるのはやはり世帯主である男性が立候補して、女性が出ることはほと んどないようである。
選挙で選ばれる枠については、どちらかというとまだ今の意識の中では男性の
割合がとても多い。1 名加わったのは議員の中からの選任による委員という議
会推薦枠があり、そこから女性議員が出てきて1名入っている。同様に監査委
員も、識見委員が2人いて、それから議員選出の委員が2人いるが、その2人
は、定数40名でそのうち7名が女性議員で、女性委員の比率は17.5%となる。
7名というのは、やはりだいぶ増えてはきている。
( 会 長 )先ほどの話からは、議員から選ぶ枠もあるようだから、やはり議員に女性が進
出していくことは、このような行政委員会の女性委員数が増えていくことに繋 がるのではないかという感想を持った。
(事 務 局)農業は今までゼロと報告してきていたと思うが、今回出せたので、今後は徐々
に増やせるのではないかと思っている。
( 会 長 )附属機関でダントツに女性委員が多いのが、男女平等推進審議会で7 割。でも
それに比べると・・・。
(N 委 員)推薦ではなく選挙だから難しいのではないか。だから、男女平等云々だとかい
うが、地域の代表として出てくる場合が多いため平等にこだわれないというの が現状だと思う。例えば農業委員でも地域からの推薦になっている。農家の主 は、女性は少ない現状があり、夫が主だから夫がなる、と。あくまでも選挙権 のある人が選ぶので、これにこだわることはないと思う。
(P 委 員)そのあたりこそ、黙っていたらそのとおりになってしまう。意識改革の問題と
して、やはり何か手を打つことは可能ではないかと思う。今度この審議会でも 考えましょう。
( 会 長 )そうですね。選挙権、被選挙権は男女平等に持っているが、他の23区の状況と
比較したりすることも必要ではないかと思う。また、男性議員にも、積極的に 施策を推進してくださる方も大勢いらっしゃると思うが、女性議員がもう少し 増えると、女性の声が通りやすいと思う。他にご意見はあるか。
(O 委 員)飾区立の小中学校の管理職の男女比の(自由意志による受験制度であるわけ
だが)比率はいかがか。
(事 務 局)管理職の比率は、小学校が男性73人、女性25人で、女性が25.5%。中学校が
男性45人、女性4人で、女性が8.2%である。先生全体の比率は、小学校が男
性277人、女性693人で逆に女性のほうが71.4%とかなり多い。中学校が男性
287人、女性252人で女性が43.9%であり、小学校は女性教員が多いにも関わ
らず、管理職は男性が多いという現状になっている。
( 会 長 )他に何かご意見はあるか。去年の震災以降、震災の復興ということ、それから
まちづくりということから男女共同参画の視点を政府も強調しているが、ここ
でいうと防災会議は女性が 8%ということで、もう少し増えないかと思うのだ
が、そのあたりはいかがか。
(事 務 局)防災会議のメンバーはあて職である程度決まっていて、消防、警察、自衛隊あ
防災会議自体は有事の際を想定すると警察署長や消防署長などを外すことは難 しいという認識であった。しかし、今後女性の声を反映させなければいけない という認識は防災課にも当然あるので、今後は防災会議のような大きな機関で はなく、地域ごとにある地域防災会議や、避難所ごとの避難所運営会議、これ らは今までもあったのだが、そこを充実させていこうと考えているということ であった。そこは行政機関の長より、むしろ地域住民に入っていただくことが 大事なので、そこになるべく女性に入っていただくように、それぞれ防災課長 から地域の方へ直接お願いしていくとのことだ。このような状況であるので、 特に避難所等を中心に、女性の視点を入れた上で改善を図るために働きかけて いく。防災会議で意見を取り入れられない部分は、そういった形で補完をし、 女性の意見を防災施策に反映していく道を探りたいと考えているということで あった。
(N 委 員)今の防災であるが、避難所運営会議の中は町会長などが多い。女性の町会長が
増えれば比率も自然と増えていくと思う。だから、その会の中で女性の声を聞 きたいときは防災課長に言って、女性が何人か入るような、組織を組んでもら えればと思う。防災はこの機会だからやはり女性の声を大いに出してもらうと 避難所等でとても効果が出てくるのではないかと思う。
(事 務 局)今のN委員はまさに町会の、地域からご推薦する立場からご意見をいただいた
が、区の大きな組織になると、町会長を出してくださいという形になるので、 小さい会議であれば会長プラスアルファ、女性の方という形でお願いできる。 そのような形で依頼をしていくと防災課長は申している。
(2) 男女平等推進計画進捗状況調査結果について(平成23年度分)
資料2に基づき事務局が説明後、委員と質疑応答
(L 委 員)33番の「児童・生徒の発達段階に応じた性教育の推進」というところだが、23
年度実施結果で「各学校にて学習指導要領や指導計画に則って実施された」と
あるが、具体的に書いて教えていただきたい。また、「今後の問題点・課題」に
は「なし」と書いてあった。それほど充実して 1年で終わるのかと感じた。私
ども子ども劇場では何年も前から、学校で性教育をなされないという危機感を
もってお母さんたちの相談を受けていて、私どもの団体で1年に1回は必ず小
さいお子さん(幼稚園児から小学校 4 年生ぐらいまで)に性教育の講座を開催
しているのだが、これを見て、私たちはする必要のないほど充実してきたのか
なと、ちょっと不思議な気がした。具体的にどのような講師の方をお呼びして、
何を、何年生に対してなさったのか等が何も書かれてないので、もし、お分か りになれば教えていただきたい。性教育は、本当に男女平等推進に関してとて も重要なところだと私は思っているので、お願いする。
(事 務 局)確かにこれだとわかりづらい部分もあり、申し訳ない。私は事業実施について
である教育委員会指導室と調整し、しかるべきときに何らかの形でご説明でき るようにする。
( 会 長 )それでは少し調べていただき、次回等にお知らせいただければと思う。
(A 委 員)23 ページの 65 番「学童保育クラブ事業の充実」だが、こちらも問題点・課題
点がないということであるが、私が知る限り、本校(末広小学校)も 1割ほど
待機児童がいる。学校の近くに「末広学童」があるのだが、入れない児童がい
る。そしてあるお母さんからも、「働きに行きたいが、学童が1年生から優先と
なるので入れない。」というお話をつい先日伺ったところだ。やはり働くお母さ
んを助けるという意味では学童保育を充実していただきたいと思う。
(事 務 局)私も保育園、学童保育クラブに待機児がでていることまでは把握しているのだ
が、詳細については把握してない。権限としてもお答えできないため、今意見 をいただいた問題点等は主管課に伝える。
( 会 長 )よろしくお願いする。今日の資料だと、学童保育に何人入っているという数字
は出ているけれども、入りたくても入れないというような人が結構いらっしゃ るとの意見があった。そのデータは男女共同参画の大きな課題だと思うのでお
調べいただければと思う。そのような、「問題点・課題」が「なし」というのが
結構あるが、お気づきのところ等、ご質問などがあればどうぞ。
(J 委 員)希望なのだが、やはり担当課ごとに自分の課の枠内では一生懸命やろうという
ことはあっても、例えば「子ども」という軸で見れば福祉も、子育ても、学校
も関係がある。特に思春期の子どもであれば保健所も関係があるというように、
関係機関が繋がって初めて見えてきたりすることが多い。裏を返すとすき間に こぼれてしまうものがないのかというところがいつも気になる。だから役所の 中で可能かどうかわからないが、複数の課にまたがって何かをひとつのテーマ としてやるとか、そういう視点をもっていただくと、よりよい講座をするなど できるのではないかと思う。
(事 務 局)これは特に男女平等に限らず、役所は縦割りとよくお叱りは受けることが事実
としてある。よく区長が「縦割りではなくて横串をさせ」という表現をしてい るのだが、何とか横串を刺そうと努力をしている。例えば私どもでいえば、企 業向けのWLB講座を行うのだが、去年行った際、企業を集めるときに苦労を した経験があることから、こちらの産業経済課や商工振興課へお願いし、紹介 いただいた商工会議所を通じて多くの企業にご参加いただく取組みをしている。 縦割りにならないように一歩一歩役所全体で努力をしているので、お気づきの 点があれば言っていただきたい。改めていきたいと思う。
(P 委 員)今の問題の続きになるが、この担当課に関しては、明らかにこの事業はひとつ
の課のものとわかる場合は別だが、担当課の主と副と二つ置くということを基 本にしたらいかがか。主のほうが主に行うが、副が主の進捗状況を一緒にチェ ックするというような形を原則にできないか。
でできるものについては逆に二つに書かないほうがいいというメリットもある と思う。どちらがいいのか預からせていただきたい。
( 会 長 )男女共同参画は結局、庁内全部に関わる。大変だと思うが、できることから具
体的に区としても取り組んでいただけると大変ありがたいと思う。
(O 委 員)これだけの資料をまとめられるというのは本当に大変な作業だったと思う。私
もこのような調査は初めて見させていただいたが、大変日数のかかる難儀な仕 事だったのではないかと思って見させていただいた。実際これを調査するとき にはそれぞれの担当課に書面で調査をするのか。
(事 務 局)はい。こうした書式を作って、毎年書面で調査をかけ、提出してもらっている。
(O 委 員)そのときに、いただいた書面はそのまま採用するのか。
(事 務 局)確かに少し甘かったところもあると思う。実際にすべてヒアリングをしている
ということではないので、そのあたりはお聞きして、補完するような形をとり、
少し丁寧な資料作りを次回に向けてしたいと思う。
(O 委 員)私は、この「今後の問題点・課題」が「なし」のところにも課題があると思う。
また、学校教育の中の性に関する授業、そのあたりについても課題がないとい うことはまったくないわけではない。課題がないということは人間の暮らし方
に進歩が見えないということにもつながる、ということにもなりかねないので、
そのあたりも細かな調査が大切だ。ただ、この調査は私は大変貴重な調査だと 評価したいと思う。
(B 委 員)13 ページの 26 番「女性への暴力被害に対する相談の充実」の項目の「今後の
問題点・課題」に、「相談件数が増え、相談者一人あたりの相談時間が短くなっ
ている」とあるが、新聞等によると、家庭内暴力の問題がだんだん複雑になり 需要が高まっているということで、相談時間が短くなっているのが気になった のだが、そのあたりの詳しい事情はわかるのか。
(事 務 局)今、週に 1 回の相談なので、相談件数が増えれば時間が短くなる。こちらはカ
ウンセラーの先生にしていただいているので、相談者の状況を見て 1 時間の方
と 30分の方で、今のところはなんとかうまく調整しきれていると思うのだが、
今後は例えば曜日を週 2 回にする等を含めて少し充実させていきたいと考えて
いる。
(B 委 員)相談者の方が、ご自分が納得するだけの相談が、きちんとできていると把握で
きているのか。
(事 務 局)相談をまだ十分にしきれてないものについて、そこで終わりと切ってしまうの
ではなく、緊急の場合は別だが、少し余裕のある場合は翌週にもう 1 回来てい
ただくという対応を行っている。
(B 委 員)了解した。それから25番に「宿泊費を1名1泊3500円を助成する」とあるが、
宿泊費等を支払えない方もいると思う。そういう方に対しての補助、助成はど のようになっているのか。
設がある。それから区内にも 1箇所設けている。それらで対応ができないとき にはじめてやむを得ず、ビジネスホテル等で宿泊をしていただくための費用と してこの経費を用意している。
(3) 男女平等推進施策(事業)について
資料3に基づき事務局が説明後、委員と質疑応答
(P 委 員)1 ページ目の 1 番、表面に出ている問題はたいしたことないようだが、背後に
やはり問題があると思うので一言、言わせていただく。予定内容のところの言
葉遣いだが、「勝利」という言葉は控えていただきたい。つまり競争原理ではな
くて女性問題は共存原理である。その原理がまだ見つからないところがあるの だが、問題は小さいようだが、こういうようなところをチェックしていただき たいと思う。
(事 務 局)講師の方にこのようなご意見をいただいたというのをお伝えして調整させてい ただく。
( 会 長 )それでは他になければ、これで本日の議事は終わりにしたいと思う。
8 次回開催日程
11月開催予定だが、日時及び会場は未定。