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ソフトウェアストレージStoreVirtual VSAを試すための技術資料

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(1)

ソフトウェアストレージ

StoreVirtual VSAを

試すための技術資料

StoreVirtual VSA (LefthandOS 11.5対応)

Ver. 1.2

(2)

サーバーで共有ディスクを作りませんか?

Client PCs

Apps

Servers

CMC

仮想OS

HP VSA

仮想OS

HP VSA

仮想OS

HP VSA

Storage

Storage

Storage

App

HP VSA

サーバーの性能(

CPUのコア数の増加,メモリーの低価格化,Diskの大容量化)が

急速に高まりました。

注目の技術、サーバーを共有ストレージとして利用する

SDS(Software-Defined

Storage) = StoreVirtual VSA

を試してみませんか。

サーバー内蔵ディスクを使って、共有ディスク並みの高可用性・高機能を実現で

きます。

仮想環境(ハイパーバイザー)構築のため

に購入したサーバー上の空きディスクを、

iSCSIでNetwork RAID化し高可用性、拡張性

を持つ共有ストレージとして利用すること

ができます。

例えば、3台のハイパーバイザー用

ProLiantサーバーでそれぞれ1TBのディ

スクが空いていれば、

StoreVirtual VSAで

専用のストレージ機器なみに運用すること

ができます

(3)

HP StoreVirutal VSAソフトウェアとは?

HP StoreVirutal VSAとは仮想化ハイパーバイザー(VMware vSphereまたはMicrosoft

Hyper-V)上でHP StoreVirtual Storageと同等なストレージ機能を追加の

外部ハード

ウェアなしで実現する仮想ストレージアプライアンス

です。

StoreVirtual VSAを複数の仮想化ハイバーバイザー上に分散して配置する事により

サーバー上のディスクを単純に共有ディスクとして使用するよりも、

ネットワー

RAIDによるパフォーマンスの向上、クラスタリングによる可用性の向上

が望め

ます。

また、複数のStoreVirtual VSAを統合して管理する

CMC(集中管理コンソール)によ

り、煩雑なストレージ管理作業をまとめて行うことができます

。さらにストレー

ジの複製やスナップショット作成等をスケジュール化して定期的に実行すること

もできます。

その他、繰り返し行う作業をCLIによりスクリプトで処理させることもできます。

(4)

設定の進め方

利用要件の確認、準備

ストレージおよび

ネットワーク構築の計画

仮想化環境

(vSphere

または

Hyper-V)のインストール

iSCSI

ネットワーク

の準備

StoreVirtual VSA、CMC

(中央管理コンソール)

のインストール

VSA ノードの設定

管理

グループ

等の設定

ボリュームの作成

StoreVirtual VSAを使用するための要件を確認し、必要に応じて準

備を行います。

仮想化ハイパーバイザ

(VMware vSphereまたはMicrosoft Hyper-V)を

インストールし、

iSCSIネットワークを準備します。

また、

HP Web siteよりStoreVirtual VSAをダウンロードします。

ハイバーバイザにアクセスできる環境

(vSphere Serverあるいは

Hyper-Vを実行しているサーバ上)からStoreVirtual VSAのインス

トールを行います。

iSCSIネットワークにアクセスできるPC(WindowsまたはLinux)に、

管理に使用する

CMCをインストールします。

ハイパーバイザ上の

VSA仮想マシンを起動し動作状況を確認しま

す。

CMCからVSAを検出し管理グループ、クラスタに登録します。また

共有ディスクボリュームを作成し、アクセスするサーバーの登録

等を行います。

(5)
(6)

必要な要件と提供できる機能など

StoreVirtual VSAごとに必要な要件

• 2GHz以上のCPUコア2個を予約

• 4GB(vSphere)~5GB(Hyper-V)のメモリ

• 32GB(Hyper-V) ~35GB(vSphere)のVSAのインストール用ディスク領域

• 提供用ディスク領域(1TB以上のストレージを提供するには追加ライセンス

が必要です)

• 物理NIC port

システム全体で必要なもの

• 1GbE以上のiSCSIネットワーク

• StoreVritual VSAを登録するクラスタ用の仮想 IPアドレス

できること

• 一台のサーバーが停止してもサービスを継続できる共有ストレージの提供

• データの定期的な複製、スナップショット/クローニング/ロールバック、パ

フォーマンス監視、システム異常等のイベントのメール通知、

CLIによるスク

(7)

サポートしている仮想化ハイバーバイザー

VMware vShpere:

• VMware vSphere 5.0 update 1 and higher, vSphere5.1, vSphere5.5

Microsoft Hyper-V:

以下の

64ビット版オペレーティングシステムをサポートしています。

• Windows Server 2012

• Windows Server 2012 R2

• Microsoft Hyper-V Server 2008 R2

• Windows Server 2008 R2 Standard

• Windows Server 2008 R2 Enterprise

• Windows Server 2008 R2 Datacenter

• Windows 2008 R2 Server Core

• Server Core以外のWindows Server 2008 SP2 (Server Coreはサポートされません)

(8)

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V

StoreVirtual VSAをMicrosoft Hyper-V (Windows)で使用するには、以下のサー

ビスおよび役割が動作していることが必要です

• Hyper-V(サーバーマネージャーから役割の追加でHyper-Vを選択)

VSAが外部のコンピュータと通信するために仮想ネットワークとしてNIC

portをひとつ指定します

• .NET Framework 3.5(サーバーマネージャーから機能の追加で.NET

Framework 3.5.xの機能を選択)

StoreVirtual VSAのインストールに必要です

• iSCSIイニシエーター(Windows Server 2008以後ではコントロールパネル

の管理ツール内にあります)

(9)

StoreVirtual VSA for VMware vSphere

StoreVirtual VSAをVMware vSphereで使用するには、次の条件を満たしている

ことが必要です

• StoreVirtual VSAをvCenterサーバーで接続する前に適切なライセンスが取

得されていること

• インストーラーを実行するマシン上に.NET Framework 3.5がインストール

されている事(

StoreVirtual VSAのインストールに必要です)

• vCenter上で仮想iSCSI Switch, iSCSI SW Initiatorを設定しておくこと

• StoreVirtual VSAをインストールする仮想ディスクを、独立した永続ディス

クとして構成し

VMスナップショットの影響を受けないようにすること

(10)

HP StoreVirtual VSAのダウンロード

以下のサイトにアクセスし

[Try StoreVirtual VSA free for 60 days]

をクリックします。

www.hp.com/go/unlockVSA

[Receive for Free]または

[無料で入手]を

クリックします。

HP Passportのアカウン

トを作成するか、既存

のアカウントで

Sign-in

し登録情報

, Server

Informationを入力して、

License termsのチェッ

クを入れて

[Next]をク

リックするとダウン

ロードページに進みま

す。

(Surveyは必須ではあり

ません

)

(11)

HP StoreVirtual VSAのダウンロード

[HP StoreVirtual VSA 2014 Installer for Microsoft Hyper-V]

または、

[HP StoreVirtual VSA 2014 Installer for for VMware vSphere]

および、

[HP StoreVirtual Centralized Management Console for Windows]

または、

[HP StoreVirtual Centralized Management Console for Linux]

[Download]をクリックしてダウンロードを開始します。

ライセンスの入手には

VSAのMAC addressが

必要なため

VSA インストールした後、再度

(12)

HP StoreVirtual VSAのインストール

(13)

HP StoreVirtual VSA for Hyper-Vインストールの準備

StoreVirtual VSAをインストールする前に以下の情報を確認しておきます。

• 仮想マシン、仮想ディスクを置いておくWindows上のパス(ディレクトリ)

通常はデフォルトのままで問題ありません

• VSA仮想マシンの名前

• VSAのIPアドレスを静的IPにするかDHCPから取得するか

静的IPアドレスにする場合は、その取得をしておきます。またサブネットマス

ク、ゲートウェイサーバーのIPアドレスも設定します

• 提供するストレージを仮想ハードドライブにするか物理ハードドライブにするか

仮想ハードドライブではWindows上にvhdの拡張子のファイルとしてディスク領

域を確保します

物理ハードドライブはSmartアレイ上で論理ドライブを作成し、それを割り当て

ます(Windowsのディスクの管理ではオフラインにしておく)

項目

説明

VSAのIPアドレスは静的

IPアドレスにするか

DHCPから確保するか?

• 静的IPアドレス

静的アドレスにする場合はサブネットマスクやゲートウェイサーバーの

IPアドレスも設定しま

す。不明な場合はネットワーク管理者に尋ねてください。

• 動的IPアドレス(DHCPから確保する場合もDHCPサーバー上でIPアドレスを予約することをお勧め

します)

ホスト名、インストー

ルパスおよび仮想マシ

ン名

デフォルトのままでも問題ありませんが、管理しやすくするために変更することも可能です

(他の仮想マシンと重複する場合は変更する必要があります)

提供するストレージは

仮想ドライブか物理ド

ライブか?

ドライブ設定要件

• 最小:5GB ~ 最大:2TBまたは64TB(1TB以上の構成には追加ライセンスが必要)。最大7個まで

組み合わせて使用できます

• 仮想ハードディスクドライブ:Windows上にvhdファイルで確保した領域を使います

• 物理ハードディスクドライブ:Smartアレイ上の論理ドライブをストレージとして提供します

Windows上のディスク管理ではオフラインにしておきます)

• 外部ストレージをVSAで提供する場合も仮想ボリュームを作成することにより可能です

(14)

HP StoreVirtual VSAのインストール

Unzip successfulの画面で[OK]をクリックすると、

しばらくして

HP StoreVirtual Installerの画面が

表示されます。

[次へ]ボタンを押して、画面に従って各パラ

メータの設定を行います。

ダウンロードした

StoreVirtual VSA Installerファイルを実

行します。

Winzipの自己解凍画面が表示されるので

[Unzip]をクリックします。

(15)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

• 通常、仮想ストレージアプライアンスを選択します。

• Multiple tiers of storageは本バンドルライセンスではサ

ポートされません

(10Tまたは50Tライセンスが必要です)

• Failover Managerは2ノード構成でフォールトトレラント

性能を維持する場合に使用します。

(16)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

VSA仮想マシンを置くためのWindows上のパスを設定

します。

VSAのホスト名を指定します

静的

IPアドレスを使用するか、DHCPで取

得するかを指定します

静的

IPアドレスの場合はサブネットマス

ク、ゲートウェイサーバー

IPアドレスも

指定します

ネットワークインターフェイスを

選択(

Hyper-V設定時に指定したイ

ンターフェイスから選択できま

す)

ここでは仮想マシンに関係するパラメータを指

定します。

DHCPによるIPアドレスの管理を利用する場合も

VSAに使用するIPアドレスはDHCPサーバーで予

約しておくべきです。

ネットワークインターフェイスは

Hyper-Vの役

割設定時に指定したインターフェイスがドロッ

プダウンリストに表示されます。

(17)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

VM名、提供用ストレージを仮想

ドライブにするか物理ドライブ

にするか、VSAインストール後、

自動的に電源を入れるかを指定

します。

提供用ストレージとして仮想ハードディスクドライブを選択

提供用ストレージとして物理ハードディスクドライブを選択

Windows上のvhdファイルとして提供

用ストレージ領域を確保します(最

大7個まで)

Smartアレイで作成した論理ドライブ

を提供用ストレージとして利用しま

す(最大7個まで)

提供用ストレージに仮想ハードディスクドライ

ブを使用するか、物理ハードディスクドライブ

を使用するかで、次の画面表示は異なります。

どちらを使用しても最大7個のドライブをスト

レージとして使用することができます。

(18)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

各パラメータが確定されると、仮想マシンの

設定の概要画面でサマリーが表示されます。

変更が必要な場合は

[戻る]で修正ができます。

問題なければ

[次へ]をクリックすることによ

りインストールが始まります。

「インストールが正常に完了しました。」と

いうメッセージが表示されたら、

[閉じる]を

クリックします。

(19)

HP StoreVirtual VSAのインストール

(20)

HP StoreVirtual VSA for vSphereインストールの準備

StoreVirtual VSAをインストールする前に以下の情報を確認しておきます。

• 仮想マシン、仮想ディスクを置いておくWindows上のパス(ディレクトリ)

通常はデフォルトのままで問題ありません

• VSA仮想マシンの名前

• VSAのIPアドレスを静的IPにするかDHCPから取得するか

静的IPアドレスにする場合は、その取得をしておきます。またサブネットマス

ク、ゲートウェイサーバーのIPアドレスも設定します

• 提供するストレージを仮想ハードドライブにするか物理ハードドライブにするか

仮想ハードドライブではWindows上にvhdの拡張子のファイルとしてディスク領

域を確保します

物理ハードドライブはSmartアレイ上で論理ドライブを作成し、それを割り当て

ます(Windowsのディスクの管理ではオフラインにしておく)

項目

説明

Host server名またはIPアドレ

スおよび

Login情報

VSAをホストするESX ServerまたはvCenter ServerのIPアドレスまたはホスト名とLogin

情報

Data store

VSAをインストールするデータストア(サーバー上で利用可能なデータストアが表示

されるので、その中から選択します。最低

35GBの空きが必要です)

Network Setting

VSAのDNS名、使用するNIC(eth0/eth1), Static IP addressを使用するか、Dynamic IP

addressを使用するか( Staticの場合はIP address, Subnet, Gatewayの情報), Dynamic

(HDCP)を使用する場合もIP addressをDHCPで予約しておきます

Virtual Machine

ESX ServerまたはvCenter Server内での仮想マシン名

VMDK/Raw disk

VSAで提供するストレージプールにVMDKを使用するかRaw diskを使用するか、

(21)

HP StoreVirtual VSAのインストール

Unzip successfulの画面で[OK]をクリックすると、

コマンドラインウィンドウが表示されます。

[1] を入力してインストーラーの CLI を実行するか、

[2] を入力してインストーラーの GUI を実行します。

Host serverにアクセスできるWindowsマシン(vCenter

server/client)上でダウンロードしたStoreVirtual VSA

Installerファイルを実行します。

Winzipの自己解凍画面が表示されるので解凍

するフォルダを指定して

[Unzip]をクリックし

ます。

(22)

Welcome画面で[Next]をクリックし、

License情報を確認します。

問題が無ければ

[I accept the terms of the

License Agreement]を選択し[Next]をクリック

します。

(23)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

vSphere host(ESX server)のアドレスを指定する場

合は

ESX serverのログイン情報を、vCenter server

を指定する場合は

vCenter serverのWindows ログ

イン情報を指定します

ドロップダウンリストで選択されたホスト

の情報が下に表示されるので、選択を確認

して

[Next]をクリックします

Host Setupの画面では

vSphere hostあるいはvCenter serverのIPアドレ

スか

DNS名、およびLogin情報を入力します

検出されたホストがリストアップされるので

接続するホストをドロップダウンリストから

(24)

インストールする仮想アプライアンスの

タイプを選択した後、それを置くデータ

領域を選択します。

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

通常、

HP StoreVirtual VSAを選択します。

Multiple tiers of storageは本バンドルライセンスではサ

ポートされません

(10Tまたは50Tライセンスが必要です)

FOM(Failover Manager)は2ノード構成でフォールトトレ

(25)

仮想アプライアンス

DNS名を指定した後、ネットワークの設定を行います。

VSA for vSphereでは最大2つのNICをサポートします。

static IP addressを使う場合はサブネットマスク、ゲートウェイも指定します。

dynamic IP address(DHCP)の場合も使用するIPをDHCP serverで予約することを推奨します。

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

仮想アプライアンス

DNS名を指

定します。

VSA for vSphereではNetworkを2つまでサポートします。

ドロップダウンから設定する

Network deviceを選択し各

パラメータを設定します。

最後に

prefered SAN/iQ interface(管理情報等をやり取り

(26)

仮想アプライアンス名を入力した後、接続するディスクを、

Virtual Machine Disk Format(VMDK)かRaw Device Mapping(RDM)に

するかを選択します。

どちらを選んでも最大7個のドライブを利用できます。

Rawディスクを使用する場合は、ドライブにはパーティションや

ボリュームを設定してない状態にしておきます(設定されている

とインストーラーにドライブが表示されません)

別の

VSAをインストールする場合は次の画面で選択することが

できます(可用性を高めるためには

VSAは、それぞれ別のホストに

インストールすることをお勧めします)

HP StoreVirtual VSAインストールウィザード

Virtual Machine Disk Format(VMDK)

にするか

Raw Device Mapping(RDM)

にするかを選択します。

最低

5GB~最大2TBまで7個のディスクを指定

できます。(但し

VSAで1TBを越えるストレー

ジプールを利用するには追加ライセンスが必

要です

)

連続して

VSAをインストールしな

い場合は

[No, I am done]を選択して

[Next]をクリックします

(27)

構成サマリーを確認してインストールを終了し、

[配備 (Deploy)] をクリックします。

インストーラーが終了すると、

HP StoreVirtual

VSAをvSphereで起動できるようになります。

(28)

CMC(集中管理コンソール)の

インストール

(29)

StoreVirtual CMCのネットワーク接続

CMC(集中管理コンソール)は各VSAをアクセスできるiSCSIネットワーク上の物理PC/サーバーまたは、ハイパーバイザー上に

構築された(WindowsまたはLinux)仮想マシン上にインストールし、StoreVirtual ストレージの管理をまとめて行います。

また

CMCはStoreVirtualのソフトウェアアップデートをダウンロードしシステムを最新にする機能(ソフトウェア自動アップ

デート)の為にインターネットに接続されている必要もあります。

従って、

CMCをインストールするマシンは、iSCSIネットワークとインターネットの両方にアクセスできる必要があります。

CMC(物理PC/サーバー)

App

iSCSIネットワーク

外部インターネット

hp社 ftpサイト)

仮想 OS

HP VSA

仮想 OS

HP VSA

Storage Storage App

iSCSIネットワーク

外部インターネット

hp社 ftpサイト)

仮想 OS

HP VSA

仮想 OS

HP VSA

Storage Storage 仮想OS CMC

CMC(仮想環境上に構築)

OR

(30)

StoreVirtual VSAの運用

StoreVirtualストレージはクラスターおよび管理グループという2つのグループ化機能により管理されま

す。

CMC

管理グループ

(アクセス管理)

クラスター

HP VSA

HP VSA

ストレージ プール ボリューム1 ボリューム2 ボリューム

HP VSA

クラスター

は1台以上の

StoreVirtual

ストレージを

Network RAIDによりひ

とつのストレージプールとしてまと

めて運用します。

管理グループ

はストレージプールを

利用目的ごとに分けて運用すること

により、該当用途の管理者以外から

アクセスされることを防ぎ、

またストレージ資源を明確に分離す

ることにより誤ってアクセスされる

ことを防ぎます。

実際のストレージの利用はストレージ

プールから個別の

ボリューム

を作成し、

このボリューム単位で利用するサーバー

に割り当てたり、スナップショットや複

製を行います。

実際のクラスターの状況管理は各ノード

(VSA)

上の

マネージャー

というプロセスが相互監視す

ることで行っています(お互いの判断が異なる

場合は過半数以上となる意見を採用します。

従ってマネージャーの総数を奇数にする必要が

あります)

(31)

CMC(集中管理コンソール)のインストール

CMCインストーラーはVSAインストールファイルと同じ場所(www.hp.com/go/unlockVSA)で、

ダウンロードできます。

Microsoft WindowsへのCMCのインストール

1.

CMCインストーラーを起動します

2.

インストールウィザードの指示に従いインストールを進めます。

3.

インストール終了後、選択したオプションに従ってデスクトップのショートカットの作成、インス

トール後のCMCの起動が行われます。

LinuxへのCMCのインストール

CMCをインストールするにはX Windowsシステムが稼働している必要があります。

1.

CMCインストーラーを起動します。

2.

インストールウィザードの指示に従いインストールを進めます。

3.

インストール終了後、選択したオプションに従ってデスクトップのショートカットの作成、インス

トール後の

CMCの起動が行われます。

詳しくは

HP StoreVirtual Storage ユーザーガイドをご覧ください。

(32)

CMC(集中管理コンソール)のインストールウィザード

CMC Installerを実行すると左上の画面が表示

されます。

インストール言語を選んで

[OK] をクリックすると、

インストーラーの開始画面が表示されます。

[次へ]をクリックするとライセンス契約が

表示されます。問題なければ、

[使用許諾契約の

条項に同意する

] を選び [次へ] をクリック

します。

(33)

CMC(集中管理コンソール)のインストールウィザード

インストールセットを選択し、

[次へ]をクリックして

インストール場所を指定します。

デスクトップにショートカットアイコンを作成する

場合は

[デスクトップ]にチェックを付けます。

(34)

CMC(集中管理コンソール)のインストールウィザード

インストール後、すぐに

CMCを起動する場合は[はい]

を選びます

設定情報を確認して問題

なければ[インストール]

をクリックします。

(35)

CMCの開始

CMCは実行しているシステムが接続されているサブネット上のすべてのStoreVirtual VSAおよ

び物理ストレージシステムを検索できるように構成されています。

CMCに表示されるStoreVirtual Storageシステムを限定するには以下のとおり設定します。

1.

CMCを起動します。

2.

[ローンチパッドの起動]で[システムの検索]をクリックします。

[システムの検索]ウィンドウで次の機能を使用して検出されるシステムを限定します。

[ブロードキャストによる自動検出]をオフにする。

(36)

VSA仮想マシンのコンソールからの確認(オプション)

インストールした

VSAがCMCから検出できない等の問題が発生した場合、VSA仮想マシンのコンソールから

動作を確認することができます。

Microsoft Hyper-VマネージャーまたはvCenter ClientからVSA仮

想マシンコンソールを開きます。

VSAが起動し、login:が表示された状態でstartと入力すること

により、

StoreVirtualのConfiguration Interfaceのログイン画面

が表示されます。

ログインすると(管理アカウント

/パスワードの初期値は

admin/admin)General SettingsやNetwork TCP/IP Settings,

Network TCP Statusなどが確認または変更できます。

起動メッセージの最後に、

Type in “start” and hit enter at the login prompt.

のメッセージが表示され、

login:

(37)

VSAストレージシステムの動作状況の確認

ストレージシステムが検出されると、左側のナビゲーションウィンドウに

[利用可能な

ライセンスの入手に必要な

MAC

addressはここで表示されます。

(38)

CMCによるVSAの設定、ボリューム

の作成、提供など

(39)

HP StoreVirtual VSAのライセンスの入手

[Access License xxxxxxxxx] を

クリックしてダウンロードを

開始します。

HP Passwordアカウントで

Sign-inします。

[Next] をクリックし

ます。

VSAのMAC addressを入れて、

[Next] をクリックします。

MAC addressは2ページ前のCMCでの

ライセンスはVSAソフトウェアをダウンロードしたWebページの下のリンクから入手できます。

(40)

HP StoreVirtual VSAのライセンスの登録

VSAストレージシステムを

選択し

[機能の登録]タブを

クリックします。

[機能登録タスク]メニューから

[ライセンスキーの編集]をク

リックします。

前のページで保存したライセン

スファイル(拡張子が

.DATのも

の)をメモ帳等で開き、内容を

コピー&ペーストして、

[OK]を

クリックします。

CMCからインストールしたVSAストレージ

システムを選択し、ライセンス情報を編

集(登録)します。

(41)

最初の

StoreVirtualの管理グループ、クラスターとボリュームの作成

[管理グループ、クラスターとボリューム]ウィザードを使用して、管理グループおよびクラスター

VSAの管理グループ、クラスターへの登録

StoreVirtualストレージではVSAや物理ストレージシステムをクラスタ化して使用し、管理をクラ

スターを登録した管理グループごとに行われます(

StoreVirtualで使用する用語の説明について

StoreVirtual ユーザーガイド巻末の用語集をご覧ください)

従って、まず始めにインストールした

VSAを新規管理グループ、新規クラスタに登録する必要が

あります。

(42)

VSAの管理グループの登録

新規管理グループを選択し、

[次へ]をクリックします。

管理グループ名を入力し、グループに含める

StoreVirtual VSAが下に表示されていることを確認して[次へ]をクリックします。

最初は管理グループが存在しないので、新規管理グ

ループを作成します。

すでに運用している

StoreVirtual管理グループがあ

る場合は既存の管理グループに含めることができま

す。

インストールした

StoreVirtual VSAが管理グルー

プのメンバーとして表示されます。

(43)

VSAの管理ユーザーの登録、NTPサーバーの登録

管理グループの管理ユーザーを追加します。

このユーザーはグループのストレージ管理を行う際、ログインに使用するユーザーとなります。

後から別のユーザーを登録することも可能です。

(44)

VSAのDNSの構成

DNSの設定

グループ内のマシンを

DNS名で管理するにはDNS情報を設定します。

DNSでなくIPアドレスで管理する場合はDNS情報を入力せず[次へ]をクリックするとDNS設定が完了していませんと

いうダイアログが表示されるので

[未設定を受諾]ボタンをクリックします。

グループ内を

DNS名で管理する場合はDNS情報を

設定します。

(45)

VSAの電子メール通知のセットアップ

電子メール通知のセットアップ

システムの問題が発生した場合等に電子メールで通知されるようにするためには、

SMTPサーバーおよび送信者ル

アドレスおよび受信者を設定します。

システムで使用可能な

SMTPサーバー、ポート番

号、送信者アドレス、受信者アドレスを登録しま

す。

(46)

VSAのクラスターへの登録、仮想IPの追加

クラスターの作成、仮想

IPアドレスの登録

標準クラスターを選択して

[次へ]をクリックすると、クラスター名入力の画面が表示されます。

クラスター名を入力し、作成した

StoreVirtual VSAがリストで選択されていることを確認して[次へ]をクリックします。

仮想

IPとサブネットの割り当ての画面で[追加]ボタンを押し、クラスター用の仮想IPアドレスとサブネットマスクを入

力します。

[OK]ボタンを押して仮想IPがリストに追加されたのを確認して[次へ]をクリックします。

作成した

StoreVirtual VSAが選択されてい

ることを確認して

[次へ]をクリックします

(47)

VSAのディスクボリュームの作成

ボリュームの作成

そのまま、提供するストレージボリュームを作成する場合は、ボリューム名、レポートサイズ(システムが確保して

いる領域として報告する容量)、プロビジョニングの種類(フルは設定した容量を最初から確保します。シンは実際

にデータが書き込まれていくごとに実使用量だけを確保していきます)等を設定します。

ボリュームの作成は後で行う場合は

[ボリュームの作成をスキップ]のチェクを入れるとボリューム作成をスキップしま

す。

データ保護レベルはクラスターに登録されている

StoreVirtual

ノード数により自動的に変更されます。

Adaptive OptimizationはSSDを装備したStoreVirtualアプライア

ンス

(H/W)をクラスター内に追加された場合、自動階層化スト

レージ管理を行うかを指定します。

(48)

ディスクボリュームを提供するサーバーの登録

作成したディスクボリュームを提供するには、許可するマシンを管理グループに登録し、ボリュームを割り当てる必

要があります。

CMCのメニューから[タスク]、[サーバー]、[新規サーバー]を選択するか、CMCの左側のナビゲーションペインから、

管理グループを展開し、サーバーを選択して右ボタンメニューで

[新規サーバー]を選びます。

メニューから選んだ場合は管理グループを

選択する必要があります。

(49)

ディスクボリュームを提供するサーバーの登録

新規サーバーのダイアログが表示されるのでサーバーの名称、説明、

IPアドレスを入力します。

iSCSIセキュリティでイニシエーターノード名を入力し(Windows serverの場合はiSCSIイニシエーターの構成タブのイ

ニシエーター名)、必要に合わせて負荷分散の有効化、

CHAPの必要のあり/なしを設定して[OK]をクリックします。

Windows serverの場合はiSCSIイ

ニシエーターのプロパティの

[構成]タブにイニシエーター

ノード名が書かれている

(50)

ボリュームのサーバーへの割り当て

CMCのナビゲーションウィンドウからサーバーを選択し右ボタンメニューの[ボリュームとスナップショットの割り当

てと割り当て解除

]を選ぶか、逆に作成したボリュームを選択し右ボタンメニューの[サーバーの割り当てと割り当て解

]を選んで、ボリュームとスナップショットの割り当て/割り当て解除のダイアログを表示させます。

登録されているサーバーがリスト表示されるので、割り当てるサーバーのチェックを入れ

[OK]をクリックします。

(必要に応じてアクセス制御を選択します)

以上で

CMCからStoreVirtual VSAのディスクボリュームをサーバーに提供するための操作が完了します。

アプリケーションサーバー上での

iSCSIの設定やボリュームのアクセスの設定については、別資料(HP BladeSystem +

HP P4000 G2接続設定手順 (iSCSI SW Initiator Windows Server 2008R2 SP1編)など)をご覧ください。

どちらのメニューを選んでもボリューム

とスナップショットの割り当て

/割り当

て解除のダイアログが表示されます。

割り当てるサーバーの

[適応]のチェック

を入れ、必要に合わせてアクセス権を選

択します。

(51)
(52)

使用可能なドキュメント

StoreVritual VSAおよびCMCの詳細については、以下のリソースからダウンロードすることができます。

http://www.hp.com/support/StoreVirtualManuals (日本語)

HP StoreVirtual Storage VSAインストールおよび構成ガイド

HP StoreVirtual Storage ユーザーガイド

アプリケーションサーバーでの

iSCSIやボリュームのアクセス方法については、一般の各OSでのiSCSI,

ディスクボリュームの資料や、以下の

HP Partner Portal内の資料などをご覧ください。

https://h20375.www2.hp.com/portal/site/publicpartnerportal-ap/landing

(53)

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-Vの要件

Microsoft Hyper-VでStoreVirtual VSAを構成するための要件

内蔵ディスクストレージ上の、ディスクあたり5GB~2TBの容量の仮想ディスク(Windowsファイルシス

テム上にvhdファイルとして確保される領域)、または物理ディスク(Smartアレイ上の論理ドライブ)

TB以上のストレージを提供する場合には追加ライセンスが必要です。また、大規模なストレージを構

成する場合にはサーバー上のディスクでなく、外部ストレージを利用する必要がある場合もあります。

VSA for Hyper-Vの仮想ディスクは固定である必要があります。ダイナミックディスクにすることはでき

ません。

インストーラークライアント上にMicrosoft .NET 3.5がインストールされていること。

StoreVirutal VSAのNTFSパーティションを、他のVMと共有しないこと。

Windows Server 2008 R2では、ホットフィックスKB979711, KB975530, KB981826をインストールの開始前

に適応すること。(最新情報はリリースノートをご確認ください)

VSA for Hyper-V用に物理ディスクを使用する場合は、以下の事項を確認してください。

VSA for Hyper-Vインストーラーを実行する前に、ディスクにパーティションやその他の残存物がなく、完全にク

リーンであること。

ディスクを接続すること(但し、インストーラー起動前のWindowsのディスクの管理ではオフラインにする)

VSA for Hyper-Vをどの仮想マシンよりも先に自動的に起動するように構成してください。

VSA for Hyper-VではiSCSIトラフィック用に専用の仮想ネットワークを用意してください。

HPでは、バッテリバックップ式キャッシュが有効なRAIDコントローラーを装備した冗長RAID構成上に

Hyper-Vサーバーをインストールすることをお勧めします。RAID 0は使用しないでください。

(54)

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-Vの要件

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-Vでサポートされない構成

• StoreVirtul

VSA自身を対象にしたMicrosoft Live Migration, Quick Migration, またはスナップ

ショットの使用。

• MicrosoftがサポートしていないHyper-V Server構成の使用。

• クラスター内のStoreVirtual VSAのデータ仮想ディスク(Hyper-Vの1番目のSCSI コントロー

ラー)の拡張。代わりに追加のディスクを作成し、ホットアドしてください。

• StoreVirtual VSAと他の仮想マシンを同じNTFSパーティションに共存させること。

• 既存のStoreVirtual Storage上でVSA for Hyper-Vを実行することは推奨しません。

詳しくはHP StoreVirtual Storage VSAインストールおよび構成ガイド 3章「 StoreVirtual VSA for

(55)

StoreVirtual VSA for vSphereの要件

vSphereでStoreVirtual VSAを構成するための要件

VSAに使用する仮想ディスク独立した永続的ディスクとして構成し、VMスナップショットの影響を受け

ないようにしてください。

StoreVirtual VSAのVMFSデータストアを他のVMと共有することはできません。

インストーラークライアント上にMicrosoft .NET 3.5がインストールされている必要があります。

vCenterサーバーのライセンスはStoreVirtul VSAインストール前に取得されている必要があります。

8TBを越えるデータストアを使用するVSAをインストールする場合はVMFSヒープサイズを大きくしてお

く必要があります。

1TB以上のストレージを提供する場合には追加ライセンスが必要です。また、大規模なストレージを構

成する場合にはサーバー上のディスクでなく、外部ストレージを利用する必要がある場合もあります。

vSphereサーバー起動時に、VSA for vSphereが最も先に起動するように構成してください。

iSCSIトラフィックに使用するVmkernelネットワークと同じ仮想スイッチ上にVSA for vSphereを配置して

ください。

Vmotionに使用するVmkernelネットワークとは別の仮想スイッチ上にVSA for vSphereを配置してくださ

い。これによりI/Oトラフィックの相互干渉によるパフォーマンスへの影響を防ぐことができます。

HPでは、バッテリバックップ式キャッシュが有効なRAIDコントローラーを装備した冗長RAID構成上に

(56)

StoreVirtual VSA for vSphereの要件

StoreVirtual VSA for vSphereでサポートされない構成

VSA for vSphere自身を対象にしたVmwareスナップショット、Vmotion、High-Availability、

Fault ToleranceまたはDistributed Resource Scheduler(DRS)の使用。

• VMwareがサポートしていないvSphereサーバー構成の使用。

• クラスター内のVSA for vSphereのデータ仮想ディスク(vSphere Server SCSI 1:x)の拡張。代

わりに追加のディスクを作成し、ホットアドしてください。

• VSA for vSphereで使用するCPUおよびメモリを予約せずに他の仮想マシンを同じ物理プラッ

トフォームで共存させること。

• VSA for vSphereと他の仮想マシンを同じVMFSデータストア上に共存させること。

• 既存のStoreVirtual Storage上でVSA for vSphereを実行することは推奨しません。

• StoreVirtual VSAは、仮想ネットワークインターフェイスのボンディングはサポートしてい

ません。また仮想NICでは、フロー制御の設定の変更、およびTCPオフロードはサポートさ

れません。(ホストサーバーの物理NIC上でこれらの機能を構成できます)

詳しくはHP StoreVirtual Storage VSAインストールおよび構成ガイド 2章「HP StoreVirtual VSA for

VMware vSphereのインストール」をご覧ください。

(57)

ご注意

– 本ドキュメントの内容については充分チェックをしておりますが、その正確性を保証

する物ではありません。また、将来、予告なしに変更することがあります。

– 本ドキュメントの使用で生じるいかなる結果も利用者の責任となります。日本ヒュー

レット・パッカード株式会社は、本ドキュメントの内容に一切の責任を負いません。

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境により大幅に数値が変化する場合がありますので、十分なテストを個別に実施さ

れることを強くお薦め致します。

– 本ドキュメント内で表示・記載されている会社名・サービス名・商品名等は各社の商

標又は登録商標です。

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いう著作権により保護されております。

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