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財団法人日本体育協会説明資料

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Academic year: 2021

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(1)

資料1-2

第9回文部科学省政策会議

国民スポーツ振興に関する資料

期日:平成21年12月9日(水)

会場:衆議院第1議員会館・第1会議室

財団法人 日本体育協会

(2)

目   次

1.

国民スポーツ振興の基本的考え方

(1) 国民スポーツ振興の基本理念 ……… P1 (2) 「生涯スポーツ社会」のイメージ像 ……… P1 (3) 生涯スポーツ社会を目指したスポーツ振興方策の視点 ……… P2 2.

日本体育協会の国民スポーツ推進事業の現状と課題

(1) 国民体育大会の開催 ……… P3 (2) 日本スポーツマスターズの開催 ……… P4 (3) 総合型地域スポーツクラブの育成 ……… P4 (4) スポーツ指導者の育成 ……… P5 (5) 青少年スポーツの育成 ……… P6 (6) スポーツによる国際交流の推進 ……… P6 3.

今後のスポーツ振興施策をめぐる課題

(1) スポーツ実践者の目標値の見直し ……… P7 (2)身近なスポーツ環境の整備 ……… P7 ①国民の多様なスポーツニーズに対応した地域レベルの大会の開催 ……… P7   ②身近なスポーツ施設の整備 ……… P7

(3)

本会は、明治 44 年(1911 年)に創立され、「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向

上」の 2 本柱を目標に掲げ、各種事業を推進してきた。

しかし、平成元年(1989 年)に JOC が分離・独立して以降、創立時の二大目標の一つで

ある「国民スポーツの振興」を標榜してきている。

とりわけ、近年、国民の一人ひとりが、豊かで活力のある「生活/暮らし」を目指し、

生涯を通じたライフステージにおいて、自己の能力・適性、興味・関心等に応じ、主体的

にスポーツ文化を豊かに享受することのできるスポーツライフスタイルを構築していくと

いう社会、いわゆる「生涯スポーツ社会」を実現することが重要な目標となっている。

そのためには、「生涯スポーツ社会」のイメージ像を国民の「生活/暮らし」とスポーツ

の視点から具現化し、その実現に向けた国民一人ひとりのスポーツ享受能力の育成や社会環

境の醸成など、各種事業の企画・立案と推進が必要である。

・ 国民が、主体的にスポーツを実践し、生活を豊かに充実させるというスポーツライフ

スタイルが形成されている。

・ 国民の 50%以上が、週 1 回以上の継続的なスポーツ活動を実践している。

<*スポーツ実施率:45.3%(H21・内閣府調査)>

・ 国民の 30%程度が地域のスポーツクラブへ加入している。

<*スポーツクラブ加入率:16.2%(H21・内閣府調査)>

・ スポーツを「行う」とともに、「見て」楽しむ、「支えて」自己実現を図るなど、

スポーツへの多様なかかわりが形成されている。

・ スポーツが新しい地域社会の構築(スポーツを中心としたまちづくり)に貢献している。

(2)「生涯スポーツ社会」のイメージ像

(1)国民スポーツ振興の基本理念

1.国民スポーツ振興の基本的考え方

1

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(3)生涯スポーツ社会を目指したスポーツ振興方策の視点

・ 国民のスポーツ活動を促進していくためには、国民の一人ひとりのニーズ・能力・

ライフステージ等を踏まえたスポーツ振興方策が求められる。

・ その場合、国民のスポーツ諸活動の全体を考慮して、スポーツ享受者の層を概ね次の

6つの層に区分し、それぞれの層のニーズや能力に合ったプログラムの提供や活動の

場を工夫していく必要がある。 (<別表①>参照)

別表①>参照)

① 国際レベルアスリート(プロアスリートを含む)

① 国際レベルアスリート(プロアスリートを含む)

② 国内レベルアスリート(ジュニア層を含む)

② 国内レベルアスリート(ジュニア層を含む)

③ 競技志向者

③ 競技志向者

④ 日常的ゲーム(楽しみ)志向者

④ 日常的ゲーム(楽しみ)志向者

⑤ 健康・体力つくり志向者

⑤ 健康・体力つくり志向者

⑥ 潜在的スポーツ愛好者

(*)

⑥ 潜在的スポーツ愛好者

(*) <*今後スポーツを行いたい者:スポーツ未実施者の内 53.6%(H21・内閣府調査)> <*今後スポーツを行いたい者:スポーツ未実施者の内 53.6%(H21・内閣府調査)>

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2.日本体育協会の国民スポーツ推進事業の現状と課題

(1)国民体育大会の開催

【現状】

・ 国民体育大会は、昭和 21 年(1946 年)、戦後の混乱期の中、第 1 回大会が開催されて以降、 毎年、都道府県持ち回りで実施し、地域スポーツの振興と競技力向上の基盤作りに貢献している。 ・ 都道府県において国民体育大会の開催を契機に、スポーツ文化の形成やスポーツ組織の充実が 図られるなど重要な役割を果たしている。 ・ 国民体育大会のあり方に関しては、平成 15 年(2003 年)に「国体改革 2003」を策定し、大会の 簡素・効率化、競技の充実・活性化を目指して、種々の取組みを推進しており、一定の成果をあ げている。 ・ 国内最大の総合スポーツイベントとして位置付けられており、各競技においては、オリンピック 選手など、トップアスリートが多数参加している(北島康介<水泳・第 60 回>、福原愛<卓球・ 第 61・64 回>、安藤美姫<フィギュアスケート・第 61 回>等々)。 * 第 64 回新潟国体(本国体:新潟、冬季大会:新潟・青森)の参加総数:21,844 名 * 同大会におけるトップアスリートの参加状況:約 400 人 ・ 国民体育大会の実施により、地方におけるジュニア競技者の育成を含む競技力の向上が推進され ている(全参加者の内、少年種別の参加割合:第 64 回は 47.9%、第 63 回は 47.2%)。

【課題】

・ 近年の社会情勢の変化により、開催地都道府県の人的・財政的負担が増大している。 ・ 冬季大会においては、その競技特性から開催可能な開催地が限られ、特定の都道府県に集中して 開催される状況である。そのため、近年は開催地がなかなか決まらない状況にある。 ・ 今後、わが国の国際競技力向上を図るためには、各都道府県におけるジュニア競技者の発掘・ 育成を含む競技力向上事業を、都道府県体育協会と各競技団体との連携の中で、きめ細かく推進 していくための体制づくりと支援が必要である。 * 中学 3 年生参加可能競技数と参加人数:第 60 回大会<4 競技/326 名> →第 64 回大会<17 競技/556 名>

3

(6)

(2)日本スポーツマスターズの開催

【現状】

本大会は、平成 13 年(2001 年)から、スポーツ愛好者の中で競技志向の高いシニア世代(原則と して、35 歳以上 60 歳未満)を対象として毎年開催している。 *日本スポーツマスターズ 2009 富士山静岡大会の参加者数:13 競技 7,644 名 ・ 参加者がスポーツを互いに競い合いながら楽しむことで、生涯スポーツのより一層の普及・振興 を図り、生きがいのある社会の形成と健全な心身の維持・向上に寄与している。

【課題】

生涯スポーツの実践者のニーズに、より一層対応していくためには、現在、13 競技で実施してい る本大会の実施競技数を増やしていく必要がある。 ・ わが国は、今後さらなる超高齢社会を向かえ、多様な高齢者スポーツの推進が求められている。 そのため 60 歳以上の高齢者スポーツ愛好者層を対象とした新たなスポーツイベントの創設につ いて考慮していく必要がある。

(3)総合型地域スポーツクラブの育成

【現状】 ・ 総合型地域スポーツクラブ(以下、総合型クラブ)は、地域住民が主体的に運営する地域密着型 のスポーツ活動の場であるとともに、地域住民の交流の場として、地域コミュニティー再生など に大きな役割を果たしている。 ・ 本会では、平成 9 年(1997 年)から、スポーツ少年団を核とした育成モデル地区事業を開始、 平成 16 年(2004 年)から、国の委託事業として全国展開している。 <現在、全国の市区町村 1,798 の内、1,167 市区町村(64.9%)において 2,905 の総合型 クラブが創設済み又は創設準備中> 【課題】 ・ 今後、国の基本計画に基づき、全国の市区町村において少なくとも一つは総合型クラブの育成を 図ることが求められ、未育成市区町村への啓発活動を、これまで以上に官民一体となって展開す ることが必要である。 ・ 本会では、総合型クラブの活動の定着・発展を図るため、平成 21 年(2009 年)に「総合型地域 スポーツクラブ全国協議会」を設立している。 今後、当協議会の全国的な組織体制の整備と活動基盤の充実を図ることが不可欠である。 ・ 今後、総合型クラブが安定的に活動を継続していくためには、その基盤となる法的整備が必要で ある。

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(4)スポーツ指導者の育成

【現状】 ・ 生涯スポーツ社会の実現のためには、スポーツ実施者の年齢や技能レベルなどの多様なニーズに 対応して、適切に指導する資質の高いスポーツ指導者の養成が不可欠である。 ・ 本会では、競技団体や都道府県体育協会と連携して、各層のスポーツニーズ等に対応できるよう 各指導者資格を設定し、昭和 40 年(1965 年)よりスポーツ指導者を継続的に養成している。 【課題】 ・ 今後、「国民の 30%程度が地域のスポーツクラブへ 加入する」状況を想定した場合、指導者の必要数は 67 万人となる。 <本会が養成した指導者数:約 27 万人/別表②参照> ・ スポーツ指導者養成事業の質・量の拡充を図るた め、体育系大学等専門教育機関との連携、各都道府 県に養成拠点を整備する等、養成体制の充実を図る 必要がある。 ・ 時代の要請に対応した新たな分野の資格制度の創 設について検討する必要がある。 (スポーツロイヤー<弁護士>など) ・ 有資格指導者の社会的認知度の向上と活動環境の 整備ならびに積極的な活用の推進(学校におけるス ポーツ指導者の活用等新たな活動範囲の拡充)など に対応するため、国においてスポーツ指導者の育 成・活用指針を提示する必要がある。 【表中*印は国庫補助事業資格】 スポーツ指導 基礎資格 スポーツリーダー* 130,525 名 指導員 85,678 名 上級指導員 14,857 名 コーチ* 11,412 名 上級コーチ* 4,409 名 教師 3,802 名 競技別指導者 資格 上級教師 1,678 名 スポーツプログラマー 4,715 名 フィットネストレーナー 796 名 フィットネス 資格 ジュニアスポーツ指導員 * 4,589 名 アスレティックトレーナ ー* 1,356 名 スポーツドクター* 5,195 名 メディカル・ コンディショ ニング資格 スポーツ栄養士* 14 名 アシスタントマネジャー 1,794 名 マネジメント 資格 クラブマネジャー 133 名 スポーツトレーナー1 級 81 名 旧資格 スポーツトレーナー2 級 169 名 合 計 271,203 名 <別表②>公認スポーツ指導者数一覧【H21.10 現在】

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(5)青少年スポーツの育成

【現状】 ・ 昭和 37 年(1962 年)、青少年のからだとこころを育む組織を地域社会に構築するため、 日本スポーツ少年団を創設している。 ・ 平成 21 年(2009 年)現在、団数 36,138 団、団員数 882,860 人、指導者数 210,425 人が メンバーとして登録している。 *団員構成は小学生世代の加入が多い状況:779,506 人(これは全小学生数の 11.0%) 【課題】 ・ 青少年の問題行動や体力低下の課題に対応するためにも、より多くの子どもたちにスポーツ 少年団活動への参加を促進することが必要である。 *特に、女子団員の参加促進および就学前児童や中・高校生世代の参加促進 ・ 今後、スポーツ少年団活動の一層の充実・活性化を図るため、学校並びに競技団体との連携を 促進するとともに、その実情に応じた多様なスポーツイベント等の創設の検討が必要である。

(6)スポーツによる国際交流の推進

【現状】 ・ アジア近隣諸国を中心とした諸外国とのスポーツを通じた交流を実施し、相互理解と友好親善を 推進するため、子どもから高齢者までの幅広い交流事業を展開している。 1974 年~ :日独スポーツ少年団同時交流事業 1991 年~(*):海外青少年スポーツ振興事業(ODA 事業/14 国・地域が対象) 1993 年~(*):日・韓・中ジュニア交流競技会(高校生世代の競技者が対象) 1997 年~(*):日韓スポーツ交流事業 2007 年~(*):日中スポーツ交流事業 【*は国庫補助事業である】 ・ スポーツ交流国の国際スポーツ組織と連携・協力し、スポーツ情報の提供・収集を行い、わが国 および交流国のスポーツ振興の推進に寄与している。 【課題】 ・ ODA 事業として実施している「海外青少年スポーツ振興事業」の規模拡大を図り、スポーツ行政、 スポーツ団体関係者などに限定せず、現場の指導者など広く様々な立場での参加者の受入が可能 となるよう見直しが必要である(現状は参加国各 2 名に限定)。 ・ 東アジアエリアの一層の交流を図る上で、シニア世代の愛好者等を対象とするマスターズ大会 (仮称)の開催を検討する必要がある。

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3.今後のスポーツ振興施策をめぐる課題

(1)スポーツ実践者の目標値の見直し

・ 現行の「スポーツ振興基本計画」においては、「国民の週 1 回以上のスポーツ実施率 50%

を目指す」という政策目標を掲げている。

・ しかし、現状の実施率が 45.3%強(H21 年・内閣府調査)に上昇していることを踏まえ、

今後の「生涯スポーツ社会」の実現をより一層アピールする観点から、現行の政策目標と

して掲げられているスポーツ実施率を 70%に見直す必要がある。

(2)身近なスポーツ環境の整備

・ 今後、地域住民のスポーツへの係わりを一層増大していくため、中学校区程度のエリ

アにおいて、障害者を含む子どもから高齢者までを対象とし、多様なニーズに対応し

た各種大会の開催や教室の開設を、きめ細かく推進していく必要がある。

これらの事業を通じて、スポーツ実践者の増大を図るとともに、総合型クラブへの参

加促進を図っていくことも可能となる。

・ 現状における地域住民のスポーツ活動の場は、学校施設や公共スポーツ施設が中心とな

っている。

・ しかし、総合型クラブが全国各地に設立されている状況を踏まえた場合、総合型クラブ

の活動の拠点が十分に確保できていない状況にある(総合型クラブ関係者の声)。

・ 今後は、総合型クラブをはじめとする地域住民のスポーツニーズの動向を踏まえなが

ら、身近なスポーツ施設の整備が必要である。

①国民の多様なスポーツニーズに対応した地域レベルの大会の開催

②身近なスポーツ施設の整備

7

参照

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