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開講年度 2018 年 科目名 英語表記 生体と薬物コース Principles of Pharmacology 単位数 授業 形態 講義 実習 科目ナンバリング MABAS1301 担当教員 冨田修平 ( 分子病態薬理学 ) 他 科目の主題これまでに学習した解剖学 生理学 生化学などの知識を基盤に

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 冨田 修平(分子病態薬理学)他 ● 科目の主題 これまでに学習した解剖学、生理学、生化学などの知識を基盤にして、薬と生体との相互作用をも とに薬物治療に必要な基本的事項や概念を学習する。さらに、薬物の創薬から臨床治験と臨床応用さ れたときの問題点まで広く学習する。 ● 授業の到達目標 薬物・毒物の生体への作用について、個体・細胞・分子のレベルにおける作用機序と、生体と薬物 分子との相互作用を理解し、的確な薬物療法を行うための基本(考え方,薬理作用、副作用)を学ぶ。 【薬理作用の基本について】 □薬物・毒物の濃度反応曲線を描き、その決定因子を説明できる。 □薬物の受容体結合と薬理作用との定量的関連性および活性薬・拮抗薬と分子標的薬を説明できる。 □薬物・毒物の用量反応曲線を描き、有効量・中毒量・致死量の関係を説明できる。 【薬物の動態について】 □薬物・毒物の吸収、分布、代謝と排泄を説明できる。 □薬物の生体膜通過に影響する因子を説明できる。 □薬物投与方法を列挙し、それぞれの薬物動態を説明できる。 □年齢や臓器障害などに応じた薬物動態の特徴を説明できる。 □薬物動態的相互作用について例を挙げて説明できる。 【薬物の評価について】 □薬物の評価におけるプラセボ効果の意義を説明できる。 【薬物治療の基本について】 □中枢神経作用薬、自律神経作用薬、循環器作用薬、呼吸器作用薬、消化器作用薬、利尿薬、 ステロイド薬および非ステロイド性抗炎症薬、抗腫瘍薬の薬理作用を説明できる。 □漢方医学の特徴や和漢薬(漢方薬)使用の現状について概説できる。 □薬物の蓄積、耐性、タキフィラキシー、依存、習慣性や嗜癖を説明できる。 □主な薬物の有害作用(副作用)を概説できる。 □主な薬物アレルギーを列挙できる。 科目名

生体と薬物コース

単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MABAS1301 英語表記

Principles of

Pharmacology

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● 授業内容・授業計画 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義主題 1 4/9 月 2 南畝 晋平 兵庫医療大学 薬物応答性の個体間差の科学 2 3 3 5/16 水 2 長沼 俊秀 泌尿器病態学 腎移植における免疫抑制薬 4 6/4 月 3 三浦 克之 薬効安全性学 血液作用薬 5 6/11 月 6 光岡 茂樹 臨床腫瘍学 抗腫瘍薬・分子標的薬・支持療法 6 6/14 木 3 山上 博一 消化器内科学 消化器疾患治療薬 7 6/18 月 4 冨田 修平 分子病態薬理学 虚血性心疾患治療薬・心不全の治療薬 8 6/19 火 3 庄司 哲雄 血管病態制御学 脂質異常症治療薬 9 6/26 火 4 根来 伸夫 膠原病内科学 自己免疫疾患・膠原病と治療薬 10 5 ● 実習 実習課題では、①腸間平滑筋の作用する薬物の薬理作用、②臨床試験と二重盲検法、③中枢神経系 作用薬の薬理作用,④循環器作用薬の薬理作用の4課題がある。学年を4組に分け、各組が順次4課 題を行う。実習終了時に実習内容につての口頭試問を行う。さらに、次回実習前日までに実習レポー トを提出する。実習には全日程の出席を課す。実習発表会では各グループによる presentation を行う。 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義 場所 講義主題 1 5/11 金 1-6 冨田 修平 松永 慎司 山口 雄大 北島 正二朗 三浦 克之 塩田 正之 泉 康雄 分子病態薬理学 薬効安全性学 共同実験機器施設 高石加茂病院 生理学実習室 薬理学実習 1 2 5/18 金 1-6 冨田 修平 松永 慎司 山口 雄大 北島 正二朗 三浦 克之 塩田 正之 泉 康雄 分子病態薬理学 薬効安全性学 共同実験機器施設 高石加茂病院 生理学実習室 薬理学実習 2

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3 5/25 金 1-6 冨田 修平 松永 慎司 山口 雄大 北島 正二朗 三浦 克之 塩田 正之 泉 康雄 分子病態薬理学 薬効安全性学 共同実験機器施設 高石加茂病院 生理学実習室 薬理学実習 3 4 6/1 金 1-6 冨田 修平 松永 慎司 山口 雄大 北島 正二朗 三浦 克之 塩田 正之 泉 康雄 分子病態薬理学 薬効安全性学 共同実験機器施設 高石加茂病院 生理学実習室 薬理学実習 4 5 6/8 金 2,3 冨田 修平 松永 慎司 山口 雄大 北島 正二朗 三浦 克之 塩田 正之 分子病態薬理学 薬効安全性学 共同実験機器施設 未定 実習発表 ● 事前・事後学習の内容 受講するに当たり、必ず推奨テキストを使って事前に内容を確認し授業に臨むこと。また、授業の はじめに前回の講義内容について必要に応じて小テストを実施する。各自講義の要点をまとめるなど、 準備を欠かさないようにすること。 ● 評価方法 講義・実習の理解度について筆記試験(前期・後期の 2 回)を行う。なお、講義は 2/3 以上、実習 は 3/4 以上の出席が受験資格となる。実習レポート提出は必須で未提出の場合は試験を受けることが 出来ない。科目の最終評価は、本コースの講義と実習の筆記試験(小テスト含む)に加えレポート内 容評価、講義・実習の出席と態度(欠席、遅刻、途中退席、私語、飲食、居眠り、携帯電話、講義実 習に関連のない行為などは理由の如何に関わらず減点する)をもとに総合的に評価する。 ● 受講生へのコメント 試験範囲は広範囲に及ぶので毎回の受講の事前・事後学習を習慣づけること。 ● 教材 推奨教科書 NEW 薬理学(南江堂) 臨床薬理学(丸善出版) 医科薬理学(南山堂) カッツング薬理学(丸善出版)

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入門漢方医学(日本東洋医学会学術教育委員会編集、南江堂)、 臨床試験の ABC(高久史麿監修、日本医師会)

Lippincott Illustrated Reviews: Pharmacology 6th ed.(Lippincott Illustrated Reviews Series) Good man &Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 12th ed Brunton L.Chabner B & Knollman B. McGraw Hill 2011

● 対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 全体を通じた対応は以下の通り。 A 医師として求められる基本的な資質・能力、6 医療の質と安全の管理、(1)安全性の確保、④医療の 安全性に関する情報(薬剤等の副作用、薬害や医療過誤等の事例(経緯を含む)、やってはいけないこと、 優れた取組事例等)を共有し、事後に役立てるための分析の重要性を説明できる。 C 医学一般、3 個体の反応、(3)生体と薬物 の全ての項目 D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療、に関する、各臓器・組織および疾患別に記載さ れている (4)疾患 の薬物治療に関わる項目 F 診療の基本、2 基本的診療知識、(8)薬物治療の基本原理 の全ての項目 E 全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療、4 免疫・アレルギー疾患、(3)病態と疾患、⑥アレル ギー疾患の薬物治療と薬物アレルギーに関する項目 ● 該当するコンピテンス Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) ●その他 特記事項なし

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 鰐渕 英機(分子病理学)他 ● 科目の主題 [疾病の成り立ちについて学ぶ] 病理学とは「病(やまい)」の「理(ことわり)」を「学(まな)」ぶものであり、本コースでは主 に総論では病因論、腫瘍、遺伝子異常について、各論では腎泌尿器、内分泌、中枢神経、骨軟部、小 児、消化器の疾患について学習する。本コースを通じて病気が発生する基本的なメカニズムを理解し、 病因に基づいた疾病の分類を把握する。医師として働き患者を治療する際には、疾病が生じるメカニ ズムを理解しておくことで、患者に身体に何がどのように起こっているのかを論理的に解釈し、正し い治療方法を選択することが可能となる。すなわち、病理学は基礎医学と臨床医学の懸け橋であり、 病理学の知識は将来必ず役立つものとなるため、学生の間に系統的に学ぶことが望まれる。 授業は総論と各論より構成される。総論では疾病が発生する基本原理を整理する。炎症あるいは腫 瘍といった疾患の基本概念は、様々な臓器に共通しており本質的には同じであることを理解する。各 論ではそれぞれの臓器ごとに、総論で学んだ病態によって具体的にどのような疾患が生じるかを学習 する。また、病気が生じる際には形態的に種々の異常が起こり、各疾病に特徴的な肉眼像、組織像が 観察されるため、講義にて疾患の成り立ちを学んだ後に、実習では各疾患の組織像を実際に観察する ことで、形態的側面から疾病の本態を理解できるよう指導を行う。 ● 授業の到達目標  主要な中枢神経疾患の分類、成り立ちについて説明できる  主要な皮膚疾患の分類、成り立ちについて説明できる  主要な前立腺、精巣疾患の分類、成り立ちについて説明できる  主要な骨軟部、小児疾患の分類、成り立ちについて説明できる  主要な消化器疾患の分類、成り立ちについて説明できる 科目名

原因と病態1コース

単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MABAS13202 英語表記

Pathologic Basis of

Disease

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● 授業内容・授業計画 講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合があり、掲示板等で通知 するので情報に留意すること。 ※講=学舎 4 階 小講義室 1、実=組織実習室 ● 事前・事後学習の内容 病理学の講義と実習には組織学と生理学の知識が前提となるため、第 2 学年時に学んだことを復 習しておくこと。個別の事前学習・事後学習が必要な場合には講義毎に指示する。 ● 評価方法 出席、レポート提出および試験 講義は 2/3 以上、実習は 3/4 以上出席しなければ、受験資格はない。 試験は筆記および口頭試験を適宜実施する。 尚、評価方法の詳細については、学習開始時に提示する。 ● 受講生へのコメント 講義・実習中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 講義 回数 月/日 時 限 担当者 所属 講義場所 講義主題 32・33 4/16 4・ 5 伊東 恭子 非常勤 講/実 中枢神経系疾患と末梢神経系疾患Ⅰ 34・35 4/17 5・ 6 藤岡 正喜 分子病理学 講/実 皮膚疾患 36・37 4/23 4・ 5 伊東 恭子 非常勤 講/実 中枢神経系疾患と末梢神経系疾患Ⅱ 38・39 4/26 2・ 3 富山 貴美 認知病態学 講/講 神経変性疾患 40・41 5/7 1・ 2 藤岡 正喜 分子病理学 講/実 前立腺疾患 42・43 5/10 2・ 3 井上 健 非常勤 講/実 関節・軟部組織疾患 44・45 5/14 5・ 6 伊東 恭子 非常勤 講/実 中枢神経系疾患と末梢神経系疾患Ⅲ 46・47 5/21 4・ 5 魏 民 分子病理学 講/実 下部尿路疾患 48・49 5/23 2・ 3 石井 真美 非常勤 講/実 精巣疾患 50・51 5/30 4・ 5 梯 アンナ 分子病理学 講/講 口腔・唾液腺・食道疾患 52・53 6/4 4・ 5 魏 民 分子病理学 講/講 胃疾患 54・55 6/6 2・ 3 魏 民 分子病理学 実/実 食道・胃の病理組織実習 56 6/11 1 井上 健 非常勤 講 小児腫瘍 57 2 井上 健 非常勤 講 乳児、小児期疾患 58 3 井上 健 非常勤 実 小児腫瘍 59・60 4・ 5 藤岡 正喜 分子病理学 講/講 小腸・大腸疾患Ⅰ(炎症性疾患) 61・62 6/14 1・ 2 魏 民 分子病理学 講/講 小腸・大腸疾患Ⅱ(腫瘍) 63・64 6/18 1・ 2 藤岡 正喜 分子病理学 実/実 小腸・大腸疾患の病理組織実習 7/9 2 後期試験

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● 教材 推奨テキスト

Kumar V, Abbas A K, Aster J C, Robbins & Cotran Pathologic Basis of Disease. 9th ed. Elsevier-Saunders ロビンス基礎病理学 第 9 版、丸善出版 解明病理学 第 3 版、医歯薬出版 推奨アトラス 病理組織の見方と鑑別診断―カラーアトラス 第 5 版、医歯薬出版 組織病理アトラス 第 6 版、文光堂 推奨ウェブサイト等 病理学会コア画像 http://pathology.or.jp/corepictures2010/index.html 病理学において世界的に著名な教科書はロビンス基礎病理学であり特に推奨する。病態を表す表現、 言葉に関しては将来的に英語を用いることが多いため、学生のうちに英語版にチャレンジすることを 期待する。また、実習では各疾患の写真が載っているアトラスが大変参考になるため、教科書とアト ラスの併用が望まれる。 ● 対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 D-2-1), D-2-3), D-2-4), D-7-1), D-7-4), D-9-1), D-9-4) E-3-5), E-7-1), E-7-2), E-7-3)

F-2-4) ● 該当するコンピテンス 大阪市立大学医学部医学科コンピテンスⅠ~Ⅷのうちどの項目が該当するのかご記入ください。 Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅴ 科学的探究心 (智) ●その他 特記事項なし

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 大澤 政彦(診断病理・病理病態学)他 ● 科目の主題 本コースではヒトの病気の成り立ちを学ぶ。総論では疾病時にひきおこる変化の一般原則、特に疾 病時の肉眼的。組織学的変化や細胞小器官の変化について学習する。さらに、各論では、それぞれの 臓器にみられる主要な疾患について、病因、病態、肉眼・組織所見や遺伝子・分子レベルの異常につ いて系統的に学ぶ。 これらを学ぶためには、前年度に学んだ知識、特に、解剖学・組織学に関する基礎的な知識が必須 である。また、病理学は、診断学という側面を持つ。病院において疾病の診断をするという重要な役 割も担っている。その目的や意義について、癌の診断を例に学ぶ。 ● 授業の到達目標 主要な到達目標は以下の通りである。 1. 細胞の正常構造と機能や細胞の種類について復習し、知識を再確認する。 2. 細胞の傷害や変性の多様性、およびその原因や意義を理解し説明できる 3. ネクローシスとアポトーシスの違いを説明できる。 4. 炎症の定義を説明できる。 5. 炎症の分類、組織病態学的変化と経時的変化を説明できる。 6. 循環障害でみられる病態をあげ、説明できる。 7. 組織傷害後の組織修復のメカニズムについて説明できる。 8. 感覚器、循環器、肝臓、胆嚢・胆管、膵臓、乳腺、女性生殖器、呼吸器、造血器、胸腺、脾、リ ンパ節などに発症する主要な疾患をあげ、その病因、病態、臨床病理所見について概説できる。 9. 病理診断の目的と意義を説明できる。 科目名

原因と病態2コース

単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MABAS1303 英語表記 Pathologic Basis of Disease 2

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● 授業内容・授業計画 【講義・実習】 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義 場所 講義主題 1 4/11 水 1 大澤政彦 診断病理・病理病態学 小講義室 1 循環器疾患 2 2 3 3 4 4/16 月 2 棟方 哲 堺市立総合医療 センター 小講義室 1 婦人科病理 5 3 6 4/23 月 2 大澤政彦 診断病理・病理病態学 小講義室 1 循環器疾患 7 3 8 5/17 木 2 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 婦人科疾患 9 3 10 5/21 月 2 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 婦人科疾患 11 3 12 5/22 火 1 竹田雅司 八尾市立病院 小講義室 1 乳腺疾患 13 火 2 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 肝疾患 14 5/24 木 1 田中さやか 診断病理・病理病態学 組織実習室 循環器疾患の組織実習 15 2 16 3 17 5/28 月 2 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 肝疾患 18 3 19 5/29 火 1 田中さやか 診断病理・病理病態学 組織実習室 婦人科疾患の組織実習 20 2 21 3 22 5/31 木 1 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 肝疾患 23 2 24 6/4 月 1 大澤政彦 診断病理・病理病態学 小講義室 1 赤血球・凝固線溶系疾患 25 2 眞能正幸 大坂医療センター 特別講義 食道癌の病理 26 6/7 木 1 桑江優子 診断病理・病理病態学 小講義室 1 胆嚢・胆管疾患 27 2 膵疾患 28 6/12 火 1 大澤政彦 診断病理・病理病態学 小講義室 1 赤血球・凝固線溶系疾患 29 2 30 6/19 火 1 福島裕子 大阪市立総合医療セ ンター 小講義室 1 造血器疾患 31 2 リンパ球・組織球疾患 32 6/20 水 1 田中さやか 診断病理・病理病態学 組織実習室 肝胆膵疾患の組織実習 33 2 34 3 35 6/25 月 1 大澤政彦 診断病理・病理病態学 小講義室 1 胸腺疾患 36 2 脾臓疾患 37 6/26 火 1 田中さやか 診断病理・病理病態学 組織実習室 造血器・リンパ組織球疾 患の組織実習 38 2 39 3 ● 事前・事後学習の内容 講義時間に限りがあるので重要な疾患を中心に講義を行うので、自学自習も必須である。 下にあげたテキストを 1 つ選び、講義、実習までに講義主題の範囲を読んでおくこと。 また、講義後復習も必要である。

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● 評価方法 出席および試験 講義は 2/3 以上、実習は 4/5 以上出席しなければ、受験資格はない。 試験は定期試験に加え講義後の小テストの成績も加え評価する。 定期試験では、筆記試験に加え、実習に関連した内容についての試験を行う。 組織実習でのスケッチの提出や、実習時の討論での発言有無なども評価に加える。 ● 受講生へのコメント 講義・実習中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 ● 教材 【講義】

Kumar V, et al. Robbins & Cotran Pathologic Basis of Disease, 9th ed. Elsevier-Saunders Damjanov I. Anderson’s Pathology (2 volumes) 10th ed. CV Mosby

Strayer DS. Rubin’s Pathology Clinicopathologic foundations of medicine 7th ed. Walters Kulwer 豊國伸哉ら監訳 ロビンス基礎病理学 原著 9 版 丸善出版 鈴木利光ら訳 ルービン病理学 臨床医学への基盤 西村書店 【組織実習】 赤木忠厚監修 カラーアトラス病理組織の見方と鑑別診断 第 5 版 医歯薬出版 小田義直ら編集 病理組織アトラス 第 6 版 文光堂 ●対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 C-4-2), 3), 4), 5), D-5, 6, 13, 14, E-2, 4 ● 該当するコンピテンス Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅴ 科学的探究心 (智) ●その他 特記事項なし。

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 金子 幸弘(細菌学)他 ● 科目の主題 [細菌および真菌による感染症について学ぶ] 感染症は、将来医師として必ず遭遇する疾患であり、感染症と立ち向かうには、まず敵を知ることが 重要である。細菌学は、感染症の病態・診断・治療を理解するための要となる学問であり、感染症学の 入り口でもある。そして、感染症は、病原体、宿主、治療の 3 つの因子とそれぞれの関係性を考慮しな ければ理解できない。細菌学(微生物学)の対象は、前述の病原体の部分に相当する。なぜ細菌の種類 によって異なる病気(つまり感染症)を起こすのか?そもそも、細菌が本当に病気を起こしているのか? これらの疑問に、基礎的視点から答えようとするのが細菌学である。つまり、感染症を理解するために 細菌学を学ぶのである。進学、卒業、そして医師になり感染症の勉強をする機会は今後もあると思う が、細菌学を体系的に学ぶ機会はおそらくこの先少ないことが予想される。したがって、この学年の間 に細菌学の基盤をしっかり作ってほしい。 また、オンラインでの学習プログラム(Moodle 等)、統合型講義、グループワーク、相互授業等、協 調的かつ主体的に学べる体制を導入している。さらに、次学年以降の臨床的な感染症学へのスムーズ な移行を目指して、カリキュラムの後半では、臨床の第一線で活躍している感染症専門医による講義 を予定している。 ● 授業の到達目標 主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。  病原体、宿主、治療の 3 つの因子とそれぞれの関係性について説明できる  感染症の原因としての主要な細菌と真菌について説明できる  感染症が起こるメカニズムについて説明できる  主要な抗菌薬の作用機序・耐性機序について説明できる  感染症の病態・診断・治療について説明できる  病原体に応じた診断法・治療法について説明できる  感染症に関連する行政上の課題や義務について説明できる 科目名

細菌・真菌感染症

コース

単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MABAS1304 英語表記

Bacterial and Fungal

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● 授業内容・授業計画 講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合がある。掲示板等で通知す るので留意すること。 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義主題 19 5/9 水 4 阿戸 学 国立感染症研究所 感染免疫とワクチン 20 5 21 5/22 火 3 柳原 克紀 長崎大学 診断 22 5/28 月 1 金子 幸弘 細菌学 相互授業準備 23 5/29 火 4 金子 幸弘 細菌学 相互授業(15 分×4 班×3 グループ) 24 5 25 6 26 6/5 火 4 金子 幸弘 掛屋 弘 山田 康一 細菌学 臨床感染制御学 相互授業結果発表、総括、講評 臨床細菌学 グループワーク 27 5 28 6 実習 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義 場所 講義主題 1 6/6 水 4 金子 幸弘 細菌学 微生物 実習室 概要説明、分離培養とグラム染色 5 6 2 6/8 金 4 金子 幸弘 細菌学 微生物 実習室 薬剤感受性試験①、菌数測定、同定試験 5 6 3 6/15 金 4 金子 幸弘 細菌学 微生物 実習室 薬剤感受性試験②、抗酸菌の分離同定 5 6 4 6/19 火 4 金子 幸弘 細菌学 微生物 実習室 模擬検体を用いた菌の同定試験 5 6 5 6/20 水 4 金子 幸弘 細菌学 微生物 実習室 グループ発表、総括 5 6 ● 事前・事後学習の内容  個別の事前学習・事後学習については講義毎に指示する。  相互授業では、班毎に使用する資料を準備すること。  Moodle による中間テストと必須テストは期限までに終了すること(期限は講義開始時に連絡する)。

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● 評価方法 出席、レポート提出および試験 講義は 2/3 以上、実習は 4/5 以上出席しなければ、受験資格はない。 試験は筆記および口頭試験を適宜実施する。 尚、評価方法の詳細については、学習開始時に提示する。 ● 受講生へのコメント 講義・実習中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 実習は 18 時過ぎまでかかることがあるので、必ずスケジュールを空けておくこと。 ● 教材 推奨テキスト  大阪市立大学医学部 細菌・真菌感染症コース 公式テキスト 医学部生のために作った細菌学 講義. 第一版.  戸田新細菌学. 34 版(吉田眞一、柳 雄介、吉開泰信)2013. 東京 南山堂 ISBN: 978-4-525-16114-9.  標準微生物学. 11 版(平松 啓一、中込 治)2012. 東京 医学書院 ISBN: 978-4260014717  イラストレイテッド微生物学. 原書 3 版(Cynthia Nau Cornelissen、Bruce D. Fisher、Richard

A. Harvey 著:松本 哲哉、舘田 一博監訳)2014. 東京 丸善出版 ISBN: 978-4-621-08675-9 推奨ウェブサイト等  世界保健機関 http://www.who.int/en/  米国疾病管理予防センタ— http://www.cdc.gov/  厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/  国立感染症研究所 http://www.niid.go.jp/niid/ja/  国立感染症研究所感染症情報センタ— http://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html  大阪市立大学大学院医学研究科細菌学 http://www.med.osaka-cu.ac.jp/bacteriology/ ● 対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 A-6-1) 安全性の確保 ⑦医療関連感染症の原因及び回避する方法(院内感染対策委員会、院内感染 サーベイランス、院内感染対策チーム(infection control team <ICT>)、感染対策マニュアル等)を 概説できる。 B-1-8) 保健・医療・福祉・介護の制度 ⑪感染症法・食品衛生法の概要と届出義務を説明できる。 C-3-1)-(4) 細菌・真菌 C-3-2)-(4) 疾患と免疫 ①ウイルス、細菌、真菌と寄生虫に対する免疫応答の特徴を説明できる。 D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療 のうち細菌・真菌感染症に関連する領域。 E-2 感染症 のうち細菌・真菌感染症に関連する領域。

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● 該当するコンピテンス Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) :相互授業、レポート等 Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) :細菌・真菌感染症および関連知識 Ⅴ 科学的探究心 (智) :病態解明、耐性機構解明など Ⅵ 教育マインド (仁):相互授業 ●その他 特記事項なし

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 金子 明、五十棲理恵、加賀谷渉(寄生虫学) 北 潔 (長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科) 皆川 昇 (長崎大学熱帯医学研究所) 金子 修 (長崎大学熱帯医学研究所) 西山 利正(関西医科大学) 阿部 仁一郎(大阪健康安全基盤研究所) 脇村 孝平 (大阪市立大学大学院経済学研究科) ● 科目の主題 国内感染症としてのみならず、Global healthの観点から熱帯感染症としての寄生虫感染症を理解す ることを究極的な目標とする。人体に病害を与える原虫 および蠕虫(線虫、吸虫、条虫)の種類 の同定、形態学的特徴、人体への感染経路、宿主の防御反応、寄生虫の免疫回避機構、および寄生 虫症における診断、治療、予防法を学ぶ。また、疾病媒介動物(昆虫、ダニ類)についてその役割 および生態について学習する。特に人類にとって重要な感染症であるマラリアについてはその生物 学、疫学、臨床のみならずアジア・太平洋およびアフリカ等流行地における対策、撲滅への取り組 みの実際、その社会・経済学的意義について理解する。またマラリア原虫と人類のかかわりについ て進化という観点から理解を深める。実習では、原虫、蠕虫の虫卵、幼虫、成虫のプレパラート標 本を顕微鏡で観察し、同定を行う。また、人体症例での原虫、寄生虫による寄生状態、組織変化の 特徴について理解する。 ● 授業の到達目標 □ Global health における寄生虫症を説明出来る □ 本邦における寄生虫症の意義を理解する □ 人体寄生虫分類の概略を説明できる  寄生虫感染症の病態・診断・治療について説明できる  寄生虫の生活史、ヒトへの感染経路および予防法について説明できる  熱帯流行地におけるマラリア対策・撲滅の現状について説明できる。 科目名

原虫・寄生虫感染症

コース

単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MABAS1306 英語表記

Protozoal and

parasitic infection

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● 授業・実習内容【計画(調整中)】 講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合があり、掲示板等で通知す るので情報に留意すること。 講義 回数 月/日 曜 日 時限 担当者 所属 講義場所 講義主題 1 4/9 月 4 金子 明 寄生虫学 小講1 寄生虫病学 総論 2 5 線虫感染症1 3 6 線虫感染症2 4 5/7 月 4 五十棲理恵 寄生虫学 小講1 血液原虫感染症 5 5 組織原虫感染症 6 6 腸管寄生原虫感染症 7 5/14 月 1 金子 明他 寄生虫学 微生物 実習室 実習1 蠕虫類 8 2 実習1 蠕虫類 9 3 実習1 蠕虫類 10 5/15 木 1 加賀谷渉 寄生虫学 小講1 扁形動物 吸虫症 11 2 扁形動物 条虫症 12 3 金子 明 寄生虫学 小講1 マラリア1 13 5/16 水 4 金子 明 寄生虫学 小講1 マラリア2 14 5 阿部仁一郎 大阪 IPH 小講1 原 虫 の 遺 伝 子 分 析 に よ る 診 断・疫学応用 15 6 蠕虫類の遺伝子解析による同 定・診断 16 5/22 火 4 金子 明 寄生虫学 小講1 マラリア3 17 5 西山利正 関西医大 小講1 臨床寄生虫学(診断と治療)1 18 6 臨床寄生虫学(診断と治療)2 19 5/23 水 3 金子 明 寄生虫学 小講1 マラリア4 20 4 皆川 昇 長崎大学 小講1 病害動物1 21 5 病害動物2 22 6/12 火 4 金子 明他 寄生虫学 微生物 実習室 実習3 組織・腸管寄生原虫 23 5 実習3 組織・腸管寄生原虫 24 6 実習3 組織・腸管寄生原虫 25 6/13 火 1 金子 明他 寄生虫学 微生物 実習室 実習4 マラリア 26 2 実習4 マラリア 27 3 実習4 マラリア 28 6/13 火 4 金子 明 寄生虫学 小講1 マラリア5 29 5 北 潔 長崎大学 小講1 アフリカ睡眠病との闘い(薬剤 開発) 30 6 アフリカ睡眠病との闘い(薬剤 開発) 31 6/15 月 1 脇村孝平 経済学部 小講1 マラリアと開発 32 2 金子 修 長崎大学 小講1 マラリア感染の細胞生物学 33 3 マラリア感染の細胞生物学 ● 事前・事後学習の内容 授業までに教科書該当箇所の問題をひと通り読んでおくこと。また、学習内容を理解し、身に着ける ためには復習することが重要である。

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● 評価方法 出席、レポート提出および試験 講義は 2/3 以上、実習は 4/5 以上出席しなければ、受験資格はない。 試験は筆記試験を適宜実施する。 ● 受講生へのコメント 本コースにおける講義・実習は、さらに上位の興味を持った学生を対象とする修行実習における熱帯 マラリア流行地調査(ヴァヌアツないしケニアの予定)につながるものである。 ● 教材 講義・実習の際に教科書の携帯は必要である。 必携:吉田、有薗: 図説人体寄生虫学、改訂第8版 南山堂 2011 参考:上村ほか、寄生虫学テキスト、改訂第3版 文光堂 2010

Cook GC (ed). Manson’s Tropical Diseases, 21st ed. Lomdon: Saunders, 2002

Strickland GT (ed). Hunter's Tropical Medicine and Emerging Infectious Diseases, 8th ed. Philadelphia: W.B. Saunders, 2000.

Warrell DA, Gilles HM (eds). Essential Malariology, 4th ed. London:Arnold, 2002

Kathryn H. Jacobsen Introduction to GLOBAL HEALTH 2nd ed. Jones & Bartlett Larning 2014. Richard Skolnik Global Health 101 3rd ed. Jones & Bartlett Larning 2016.

● 対象学年 3 年生 ● コアカリキュラムへの対応 全体を通じた対応は以下の通り。講義毎のコアカリキュラムへの対応については別途示す。 A-7-2) 国際医療への貢献 A-8-1) 医学研究への志向の涵養 B-1-9) 国際保健 B-1-8) 保健・医療・福祉・介護の制度 ⑪感染症法・食品衛生法の概要と届出義務を説明できる。 C-1-2)-(1) 生物の進化 C-3-1) 生体と微生物 (5) 寄生虫 C-3-2) 免疫と生体防御 -(4) 疾患と免疫 ① D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療 1 血液・造血器・リンパ系、3 皮膚系、6 呼吸器系、7 消化器系 のうち寄生虫症に関連する領域。 E 全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療 2 感染症 1)病態、2)診断、検査・治療の基本、4)病態と疾患 のうち寄生虫症に関連する領域

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● 該当するコンピテンス Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇) Ⅴ 科学的探究心 (智) Ⅵ 教育マインド (仁) Ⅶ グローバルシンキング (智、仁) Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇) ● その他 HP: http://www.med.osaka-cu.ac.jp/protozoal-diseases/

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 林 朝茂(産業医学)他 ● 科目の主題 本コースは、ヒトの健康に影響を与える自然、生活および労働環境などの要因を理解し、疾病の予 防、健康保持、増進を図るための手法を学習する。 環境保健の内容としては、主に生活環境における物理的要因、化学的要因、電離放射線などによる 健康障害を学習する。生活にかかわる上水道、下水道、廃棄物処理行政や救急行政を学習する。 産業保健の内容としては、労働環境における健康障害、労働衛生管理や産業医の職務を学習する。 さらに、将来臨床医として必要な Evidence Based Medicine(EBM)について学習する。

行政官や、臨床の第一線で活躍している産業医を非常勤講師として招いての講義も予定している。 ● 授業の到達目標 主要な到達目標は以下の通りである。 環境保健  日本における公害と地球環境が健康に及ぼす影響について説明できる。  化学的要因(有機溶剤、鉛、金属、酸素欠乏、有毒ガスなど)による健康障害について説明でき る。  物理的要因(温熱環境、異常気圧環境、騒音、振動など)による健康障害について説明できる。  電離放射線、非電離放射線による健康障害について説明できる。  その他の物質(酸、アルカリ、大気汚染物質、喫煙・アルコールなど)による健康障害について 説明できる。  石綿の種類と特徴および石綿関連疾患について説明できる。  食中毒やその届出制度を理解し、食品の安全性に関する考え方および関連法規に関して説明でき る。  上水、下水、廃棄物の処理およびそれらの行政について説明できる。  日本の救急業務と医療機関との連携や国際緊急援助活動について説明できる。 産業保健  労働衛生の目的(特に労働衛生の 5 管理)について説明できる。  職場における健康診断の種類、内容、その事後措置について説明できる。  産業医の職務および職場巡視について説明できる。  労働災害、業務上疾病と作業関連疾患について説明できる。 科目名

産業医学Ⅰコース

単位数 授業 形態 講義 科目 ナン バリ ング MASOC2301 英語表記

Occupational Health Ⅰ

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 メンタルヘルス対策、長時間労働による健康障害について説明できる。  産業医活動からみたリスクマネジメントについて説明できる。

 職場における感染症とその予防対策や発生時の対応について説明できる。

根拠に基づいた医療

 医師として必要な Evidence Based Medicine の知識について説明できる。

● 授業内容・授業計画 講義の日時、講義場所(学舎 4 階小講義室 1)等は作成時点における状況であり、変更となる場合が あり、掲示板等で通知するので情報に留意すること。 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義主題 1 4/11 水 4 林 朝茂 産業医学 環境保健概論 2 5 森永 謙二 (独)環境再生保全 機構 石綿関連疾患 3 6 佐藤 恭子 産業医学 化学的要因による健康障害(1) 4 4/13 金 1 上原 新一郎 産業医学 化学的要因による健康障害(2) 5 2 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(1) 6 3 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(2) 7 4/17 火 1 佐藤 恭子 産業医学 食の安全 8 2 上原 新一郎 産業医学 物理的要因による健康障害 9 3 上原 新一郎 産業医学 電離放射線、その他の要因による健康障 害 10 4/19 木 1 佐藤 恭子 産業医学 産業保健概論 11 2 佐藤 恭子 産業医学 職場における健康診断と事後措置 12 3 久保とし子 久保労働衛生コン サルタント事務所 職場巡視 13 4/24 火 1 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(3) 14 2 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(4) 15 3 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(5) 16 4 上原 新一郎 産業医学 労働災害・業務上疾病と作業関連疾病 17 5 上原 新一郎 産業医学 メンタルヘルス対策、長時間労働による 健康障害 18 6 松尾 信昭 松尾医院 国際緊急医療支援‐その環境医学的考 察‐ 19 4/25 水 1 萩原 聡 萩原労働衛生コン サルタント事務所 産業医活動からみたリスクマネジメン ト 20 2 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(6) 21 3 林 朝茂 産業医学 EBM 概論(7)

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22 5/8 火 1 林田 純人 大阪府政策企画部 消防と医療の連携について 23 2 石本 知子 大阪市水道局 水の衛生と水道技術(1) 24 3 石本 知子 大阪市水道局 水の衛生と水道技術(2) 25 5/9 水 1 濵田 千雅 大阪ガス人事部 職場における感染症対策 26 2 欅田 輝生 大阪市・八尾市・松 原市環境施設組合 廃棄物処理の最近の動向および環境行 政(1) 27 3 欅田 輝生 大阪市・八尾市・松 原市環境施設組合 廃棄物処理の最近の動向および環境行 政(2) 28 5/15 火 4 佐崎 俊治 大阪市建設局 下水道行政および下水処理(1) 29 5 佐崎 俊治 大阪市建設局 下水道行政および下水処理(2) 30 6 福田 莞爾 日立造船健康保険 組合 職場における健康管理 -産業医の役割- 31 7/4 水 2 全員 産業医学 産業医学Ⅰ試験 ● 事前・事後学習の内容  個別の事前学習・事後学習については講義毎に指示する。 ● 評価方法  提出物および筆記試験  講義は 2/3 以上出席しなければ、筆記試験の受験資格はない。なお、30 分以上の遅刻は出席とは 認めない。  講義中に配布する出席カードに、与えられた課題について回答し、提出したものを出席とする。  成績評価は、提出物の内容(5%)、筆記試験の成績(95%)をもとに総合的に評価する。 ● 受講生へのコメント 講義中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 ● 教材 必携 特になし 推奨 国民衛生の動向 2017/2018 厚生労働統計協会、2017 参考 1)辻一郎、小山洋編:シンプル衛生学公衆衛生学、南江堂、2016.3 2)岸玲子、古野純典、大前和幸、小泉昭夫編:NEW予防医学・公衆衛生学、改訂第3版、南江堂、 2012.4 3)中央労働災害防止協会編:労働衛生のしおり、中央労働災害防止協会、2017 4)日本産業衛生学会近畿地方会編:産業医学実践講座、改訂第2版、南江堂、2006.12 5)田中平三編:これからの公衆衛生学、改訂第2版、南江堂、2013.4 6)Raymond S.Greenberg 編著:第3版 医学がわかる疫学 新興医学出版、2005.3 7)中村好一著:基礎から学ぶ楽しい疫学 第3版、2012.12 8)福原俊一著:臨床研究の道標 第2版(上下巻)、2017.7

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● 対象学年 3 年生 ● コアカリキュラムへの対応 全体を通じた対応は以下の通り。最終的には全体の分からコピーすること A 医師として求められる基本的な資質・能力 2 医学知識と問題対応能力 - 2)学修の在り方-① 4 コミュニケーション能力 - 2)患者と医師の関係-③ 5 チーム医療の実践 – 1)患者中心のチーム医療-④ 6 医療の質と安全の管理 – 3)医療従事者の健康と安全–⑤ 7 社会における医療の実践 – 1)地域医療への貢献–⑤、2)国際医療への貢献–⑤ 8 科学的探究 – 1)医学研究への志向の涵養–①~③ B 社会と医学・医療 1 集団に対する医療 - 2)統計手法の適用-⑥、3)根拠に基づいた医療<EBM>-①~③, ⑦、4)疫学 と予防医学-④~⑤、5)生活習慣とリスク-①~⑥、6)社会・環境と健康–③~④、7)地域医療・地域 保健–⑤、8)保健、医療、福祉と介護の制度-④, ⑦, ⑪、9)国際保健–② 4 医療に関連のある社会科学領域 – 1)医師に求められる社会性-⑬ C 医学一般 3 個体の反応 - 3)生体と薬物-(2)薬物の動態-① 5 人の行動と心理 - 4)ストレス-②~④ D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療 6 呼吸器系 - 4)疾患–(3)閉塞性換気障害・拘束性換気障害をきたす肺疾患-⑦ E 全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療 5 物理・化学的因子による疾患 – 3)疾患–(1)中毒①~⑤、(2)環境要因等による疾患①~④ 6 放射線の生体影響と放射線障害 - 1)生体と放射線-①~④, ⑥, ⑦、2)医療被曝と生体影響 ③, ④、4)放射線災害医療 ② F 診療の基本 2 基本的診療知識 – 2)根拠に基づいた医療<EBM>-①~③, ⑦、3)臨床検査-⑤ ● 該当するコンピテンス Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅴ 科学的探究心 (智) Ⅶ グローバルシンキング (智、仁) ● その他 特記事項なし

(23)

開講年度 2018 年 ● 担当教員 福島 若葉(公衆衛生学)他 ● 科目の主題 公衆衛生学は、社会の組織的な取り組みを通じて、すべての人々の健康を守り増進させる学問であ る。また、公衆衛生診断学と位置づけられる「疫学」の手法を用いて、人々の健康問題の頻度分布を 把握し(記述疫学)、その原因を分析することで(分析疫学)、疾病の予防や健康の維持増進を達成す ることを目標とする。さらには、政策・法律・制度の充実やその評価検討も含まれることから、非常 に幅広い分野をカバーしている。 医師の任務は「医療と保健指導を司ることによって、公衆衛生の向上と増進に寄与し、国民の健康 的な生活を確保する」ことである(医師法第一条)。将来医師として働く上で、公衆衛生学・疫学の 基本的な知識を持つことは必須事項である。従って、公衆衛生学の教育においては、各種の疾病対策 や保健・福祉対策の現状と仕組み、疫学研究手法、主要疾病の疫学と予防、などの理解と知識の習得 を促すことを目的に、講義、演習を行う。 ● 授業の到達目標 主要な到達目標は以下のとおりである。  公衆衛生の定義と位置づけ、および公衆衛生学における疫学の役割について理解する。  主要な疫学指標(有病率、累積罹患率、罹患率、相対危険、寄与危険など)を説明できる。  主要な疫学研究デザイン(介入研究、コホート研究、症例対照研究など)を説明できる。  臨床試験の概念と主要な手法について説明できる。  疫学研究の結果の解釈に影響を与える交絡、誤分類、バイアスを説明できる。  生存分析の原理を説明できる。  一次予防、二次予防、三次予防について説明できる。  精神保健の課題とその対策を理解する。  我が国の疾病構造を理解し、健康問題やその予防対策(健康づくり)を説明できる。  感染症サーベイランスの目的・事業概要・システムと、医師の役割を説明できる。  我が国の性感染症の現状と課題、その対策を説明できる。  我が国の母子保健の現状と課題、その対策を説明できる。  介護保険制度の概要、課題、および将来展望について説明できる。  地域や集団の特性を踏まえた社会医療・福祉について理解する。  世界および日本における結核の現状と課題、その対策を説明できる。 科目名

公衆衛生学Ⅰコース

単位数 授業 形態 講義 演習 科目 ナン バリ ング MASOC2302 英語表記

Public Health Ⅰ

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● 授業内容・授業計画 講義は 1 回 60 分で計 36 回、2-3 回にわたる講義は連続した時限に行う。 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義主題 1 4/10 火 1 福島若葉 公衆衛生学 公衆衛生学序論 2 4/10 火 2 加藤保之 公衆衛生学 矯正医療とその実際 3 3 4 4/13 金 4 福島若葉 公衆衛生学 疫学研究デザインの概要 5 4/13 金 5 白井千香 公衆衛生学 性感染症の疫学と予防 6 6 7 4/16 月 1 福島若葉 公衆衛生学 疾病の頻度、相対危険と寄与危険 8 4/17 火 4 福島若葉 公衆衛生学 疾病の頻度、相対危険と寄与危険 9 4/18 水 4 稲田浩 公衆衛生学 母子保健 10 5 11 6 12 4/20 金 1 吉田英樹 公衆衛生学 感染症サーベイランス 13 2 14 3 15 4/23 月 1 古塚大介 公衆衛生学 精神保健 16 4/25 水 4 撫井賀代 公衆衛生学 成人・老人保健 17 5 18 4/26 木 1 大藤さとこ 公衆衛生学 観察研究 19 4/27 金 4 大藤さとこ 公衆衛生学 観察研究 20 4/27 金 5 大藤さとこ 公衆衛生学 交絡因子と誤分類、バイアス 21 4/27 金 6 伊藤一弥 公衆衛生学 交絡調整 22 5/10 木 1 伊藤一弥 公衆衛生学 交絡調整 23 5/14 月 4 伊藤一弥 公衆衛生学 介入研究 24 5/17 木 1 齊藤忍 公衆衛生学 社会医療とその実際 25 5/21 月 6 出口晃史 公衆衛生学 介護保険 26 5/23 水 1 加瀬哲男 公衆衛生学 人獣共通感染症(基礎) 27 5/28 月 6 加瀬哲男 公衆衛生学 人獣共通感染症(基礎) 28 5/30 水 2 入江伸 公衆衛生学 臨床試験 29 3 30 5/31 木 3 伊藤一弥 公衆衛生学 生存分析 31 6/4 月 6 大藤さとこ 公衆衛生学 予防の概念とスクリーニング 32 6/5 火 2 下内昭 公衆衛生学 世界の結核・日本の結核 33 3 34 6/6 水 1 加瀬哲男 公衆衛生学 食品衛生 35 6/18 月 5 加瀬哲男 公衆衛生学 食品衛生 36 7/10 火 2 大藤さとこ 公衆衛生学 公衆衛生学試験

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● 事前・事後学習の内容  個別の事前学習・事後学習については講義毎に指示する。 ● 評価方法  出席および試験  講義は 2/3 以上出席しなければ、受験資格はない。なお、30 分以上の遅刻は出席と認めない。  講義内で出席カードを配布する。講義へのコメント、印象に残った点などを記載し、講義終了後 に提出したものを出席とする。  試験は、講義の最終日に筆記試験により実施する。なお、講義内で適宜実施する小テストの結果 を最終評価に含める。 ● 受講生へのコメント 講義中の発表や態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 ● 教材 A)全体的なもの 1. 岸玲子ら編集:NEW 予防医学・公衆衛生学、南江堂、2008 2. 国民衛生の動向、厚生統計協会、(毎年 8 月に発行) B)疫学 1. 中村好一著:基礎から学ぶ楽しい疫学 第3版、医学書院、2013 2. 日本疫学会監修、はじめて学ぶやさしい疫学~疫学への招待~、改訂第 2 版、南江堂、2010 3. Miquel Porta 編、日本疫学会訳:疫学辞典、第 5 版、日本公衆衛生協会、2010 4. 田島和雄、古野純典編著:がんの疫学、東京大学出版会、2006 5. Raymond S. Greenberg 編著、熊倉伸宏ら監訳:医学がわかる疫学、第 3 版、新興医学出版 社、2004

6. Kenneth J. Rothman: Epidemiology: An Introduction、Oxford University Press、2002 7. Isabel dos Santos Silva:Cancer Epidemiology: Principles and Methods、IARC、2002 C)医学統計学

1. 丹後俊郎著:医学への統計学 第3版、朝倉書店、2013

● 対象学年 3 年生

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● コアカリキュラムへの対応 〇 医学教育モデル・コア・カリキュラム A 医師として求められる基本的な資質・能力 A-1 プロフェッショナリズム A-2 医学知識と問題対応能力 A-4 コミュニケーション能力 A-5 チーム医療の実践 A-7 社会における医療の実践 A-8 科学的探究 A-9 生涯にわたって共に学ぶ姿勢 B 社会と医学・医療 B-1 集団に対する医療 B-3 医学研究と倫理 B-4 医療に関連のある社会科学領域 ● 該当するコンピテンス 大阪市立大学医学部医学科コンピテンスⅠ~Ⅷのうちどの項目が該当するのかご記入ください。 Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅴ 科学的探究心 (智) Ⅵ 教育マインド (仁) Ⅶ グローバルシンキング (智、仁) Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇) ●その他 特記事項なし

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 西川 精宣 他 ● 科目の主題 現代医学の進歩は工学の進歩に追うところが大きい。対象は生体情報モニタリング、バイオメカニ クス、電気工学、各種生体補助システム、そして病院情報管理システムなど、多岐にわたる。本コース ではそれらの中でも最も重要と思われる部分を取り上げる。 ● 授業の到達目標  電撃事故の原因と対処を説明できる  循環器系のモニターについて説明できる  バイオメカニクスについて説明できる  医療情報システムについて説明できる  人工呼吸について説明できる  循環補助について説明できる ● 授業内容・授業計画 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義主題 1 4/16 月 6 森 隆 麻酔科学 総論・電撃事故と医療機器 2 4/23 月 6 花谷 彰久 循環器内科 循環器系のモニター 3 5/7 月 3 池淵 充彦 整形外科学 バイオメカニックス 4 5/16 水 1 朴 勤植 医療情報部 医療情報システム 5 5/28 月 5 田中 克明 麻酔科学 人工呼吸 6 6/12 火 3 田中 克明 麻酔科学 循環補助 7 6/18 月 3 麻酔科学教員 麻酔科学 筆記試験 ● 事前・事後学習の内容  個別の事前学習・事後学習については講義毎に指示する。 ● 評価方法 出席、レポート提出および試験 試験は筆記および口頭試験を適宜実施する。 科目名

医用工学

単位数 授業 形態 講義 科目 ナン バリ ング MACLI3301 英語表記

Medical Engineering

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● 受講生へのコメント 講義・実習中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。 ● 教材 人工呼吸器ハンドブック〈2014〉丸川征四郎・福山学著 医学図書出版 最新 人工心肺[第四版]-理論と実際- 上田裕一著 名古屋大学出版会 臨床工学講座 生体機能代行装置学 体外循環装置 見目恭一・福長一義編著 医歯薬出版 ● 対象学年 3 年生 ● コアカリキュラムへの対応 医学教育モデル・コア・カリキュラム B 社会と医学・医療 2-2)診療情報と諸証明書 C 医学一般 3 個体の反応 3)生体と放射線・電磁波・超音波 D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療 4 運動器(筋骨格)系 5 循環器系 6 呼吸器系 F 診療の基本 2 基本的診療知識 12) 医療機器と人工臓器 ● 該当するコンピテンス Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅴ 科学的探究心 (智) Ⅶ グローバルシンキング (智、仁) Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇) ● その他

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 医学部医学科 教員 ● 科目の主題 医療と医学研究における倫理の重要性を学ぶ ● 授業の到達目標 1 )医学・医療の歴史的な流れとその意味を概説できる 2 )生と死に関わる倫理的問題を列挙できる 3 )医の倫理と生命倫理に関する規範、ヒポクラテスの誓い、リスボン宣言、ジュネーブ宣言、 ヘルシンキ宣言などを概説できる ● 授業内容・授業計画 講義 回数 月/日 曜 日 時 限 担当者 所属 講義 場所 講義主題 1 5/21 月 1 決まり次第掲示板 にて周知 小講義室 1 決まり次第掲示板にて周知 2 5/30 水 6 小講義室 1 3 6/18 月 6 小講義室 1 ● 事前・事後学習の内容 ● 評価方法 出席およびレポート提出 ● 受講生へのコメント 医療倫理とは何かを考え、将来、患者様から信頼される医療人になるという自覚を持ってください。 ● 教材 ● 対象学年 3 年生 科目名

医の倫理

単位数 授業 形態 講義 科目 ナン バリ ング MACLI3302 英語表記

Ethics of medicine

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● コアカリキュラムへの対応 A 医師として求められる基本的な資質・能力 A-1 プロフェッショナリズム A-1-1) 医の倫理と生命倫理 ● 該当するコンピテンス Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇) Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇) Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智) Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇) Ⅴ 科学的探究心 (智) Ⅵ 教育マインド (仁) Ⅶ グローバルシンキング (智、仁) Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇) ●その他

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 新谷 歩(医療統計学) 他 ● 科目の主題 医師は臨床での診察のみならず、日常臨床の疑問に応えるための研究能力を身に着けることが求めら れている。臨床研究を行う際に、多くの医師の壁となっているのが医療統計学である。この授業ではデ ータ解析などの実習を織り交ぜ、難解な数式を使わない「使える」医療統計学を身につける。 ● 授業の到達目標 実際に研究仮説をたて、電子データ集積システム REDCap によりデータを取得し、汎用の統計ソフトを 用いて解析するプロセスを通して、データ解析の楽しさを実感できる。 ● 授業内容・授業計画 各講義では WindowsOS を搭載したノート PC を利用する。初回講義から準備してくること。 *所有していない人は学務からレンタル可。PC がない場合は受講できません。 講義 回数 月/日 曜日 時 限 担当者 所属 講義 場所 講義主題 1 4/12 (木) 1-3 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学:イントロダクション・研究デザイン、 実習:REDCap の説明 2 4/18 (水) 1-3 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学:統計/データ解析の基本・例数設計 解析:解析ソフトを使ってみよう・データの記 述 グループ学習(50 分):仮説の立案・収集デー タ項目設定・例数設計 3 4/20 (金) 4-6 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学:統計解析の選び方 解析:単変量解析 グループ学習(50 分):データベース構築 4 4/27 (金) 1-3 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学:回帰分析入門 解析:回帰分析 グループ学習(15 分):データ収集の進捗報告 5 5/8 (金) 4-6 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学:リアルワールドのデータ解析 解析:多変量回帰分析 グループ学習(90 分):収集したデータの解析 6 6/21 (木) 1-3 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 グループ学習発表 7 6/22 (金) 1-3 新谷歩 他 医療統計 小講義室 1 座学・解析テスト 科目名 メディカル・データ・サイエン ス 単位数 授業 形態 講義 実習 科目 ナン バリ ング MACLI3304 英語表記

Medical Data Science

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● 事前・事後学習の内容 特に設けないが、指定図書と参考図書の内容に準じて行うため、講義と併せて読むことを推奨する。 ● 評価方法 グループワーク発表・最終テスト結果と講義への出席率を加味して評価する。 ● 受講生へのコメント PC 実習では各自 Windows 搭載の PC を用意してくること。また 2 回目の講義前には必ず、下記の URL よ り資料をダウンロードし、手順に従って統計ソフト EZR のインストールを完了してくること。インス トールが完了できていない場合は原則講義を受講できない。 https://redcap.med.osaka-cu.ac.jp/redcap/surveys/?s=3WMTHNFR49 ● 教材 *指定図書(必須) ・みんなの医療統計(講談社):新谷歩 ・みんなの医療統計 多変量解析編(講談社):新谷歩 *参考図書 今日から使える医療統計(医学書院):新谷歩 ● 対象学年 3 年生 ● コアカリキュラムへの対応 B 社会と医学・医療 B-1 集団に対する医療 B-1-1) 統計の基礎 B-1-2) 統計手法の適用 B-1-3) 根拠に基づいた医療<EBM> ● 該当するコンピテンス Ⅴ 科学的探究心 (智) ●その他

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 Dr. Vijay Kharbas ● 科目の主題 将来、医師もしくは研究者として必要な医学英語の基礎を学習する。 ● 授業の到達目標 はじめに、実用医学英語の訓練を行い、将来の目標は、 1)英文教科書・医学論文などを読む 2)医学論文を書く 3)国際学会などで研究を発表する 4)国際学会などで討論をする ことである。 ● 授業内容・授業計画 3 年生を約 30 名ずつ、3 クラスに編成する。授業時間は木曜日午後の 90 分(金曜に行う場合もある)。 1)前もって自習した内容を基に実践的な医学英語を行う。 2)英文教科書を listening(hearing)を含めて前もって自習する。 3)英語で行われる医学部での講演会及びセミナーに参加し、評価対象とする。 学生は教務委員会で指定した講演会に 2 回以上出席しなければならない。 医学部学務課は少なくとも 1 週間前には学生に掲示して通知する。 講演会に出席後1週間以内にレポート(様式:A4 用紙 1 枚,両面可)を学務課に提出する。 レポートの評価は学年末に集計し進級判定の資料とする。 補講:評価が不合格の者は指定された日時に補講を受講しなければならない。 ● 事前・事後学習の内容 上記の通り。 ● 評価方法 授業評価(出席、試験など)を行う。不合格者は留年とし、再履修とする。 学生は、医学部で行う講演会及びセミナー(英語)への参加義務があり、評価対象。 科目名

医学英語

単位数 授業 形態 講義 科目 ナン バリ ング MABAS1307 英語表記

Medical English

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● 受講生へのコメント

特別の機会があれば(必修ではない)、英文の医学論文を書く、国際学会などに参加することを行う ことが望まれる。

● 教材

教科書:The Anatomy and Physiology Learning System(4th Edition) ※英和辞典、和英辞典およびノートを持参すること。 ○ステッドマン医学大事典 ○Medical Dictionary ● 対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 A 医師として求められる基本的な資質・能力 A-2 医学知識と問題対応能力 A-2-2) 学修の在り方 ●その他 特記事項なし。

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 金子 幸弘(細菌学)他 ● 科目の主題 小グループ(2~10 人程度)で基礎系の各教室に一定期間(約 3 ヶ月)所属し、担当教員の指導の下、 基礎医学・社会医学に関する研究に従事する。また、担当教員の裁量により、海外での実習も可能とな っている。 [目的] 医学部生の卒業生の多くが臨床医となることを考えれば、在学中に臨床的能力を向上させることは 当然であるが、一方で、医療を支える医学の発展に寄与する能力を育むことも同程度に重要である。科 学的な視点を持つことは、基礎研究者だけでなく、日常診療に当たる医師にも期待されるものであり、 根拠に基づいた医療(evidence based medicine, EBM)の実践にも必須である。探究心を持つことの 重要性は、医学教育モデル・コア・カリキュラムでも述べられており、課題を発見し、批判的に吟味し、 自分で適切な解決方法を導き出す能力・態度を養成する医学プログラムの提供は、大学としての使命 でもある。 修業実習は、本学医学部の独自のプログラムとして、コンピテンス(卒業時までに身に着けるべき能 力)の一つである「科学的探究心」の育成を目指す。また、時間をかけて基礎研究に携わる数少ない機 会であり、実体験を通じて、基礎研究の魅力を味わってほしい。 ● 授業の到達目標 研究結果をレポートとして提出する。尚、教室毎の個別の到達目標については、担当教員の指示に従 うこと。 ● 授業内容・授業計画 配属された教室の各担当教員の指示に従って、調査、研究、発表、レポート作成を実施する。授業内 容および授業計画は、事前に各教室が準備した資料で連絡するとともに、修業実習ガイダンスで各教 室の担当者が説明する。配属する教室・教員リストおよび定員は別途記す。 9 月 3 日(月)~9 月 5 日(水)の午後は、共通項目として、文献検索法実習が別途開催される。 9 月 3 日(月)~11 月 30 日(金)まで、各教室で実習を行う。授業計画は、担当教員に事前に確認 すること。 期限までにレポートを作成し、担当教員のチェックを受け、提出する。 科目名

修業実習

単位数 授業 形態 実習 科目 ナン バリ ング MABAS1308 英語表記

Practical Training

for Basic and Social

Medicine

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【海外での実習について】 海外での実習に関しては、パスポート及びビザ等の取得、ワクチン接種等、準備が必要な場合がある ため、通常よりも先にガイダンスを実施するが、遺漏のないように、海外での実習を希望する場合には 事前に担当教員に確認しておくこと。 ● 事前・事後学習の内容 各担当教員の指示に従うこと。 ● 評価方法 実習態度(出席回数を含む)、修業実習レポートを各担当教員が評価する。 実習中の態度が悪かったり、3/4以上の出席に満たない場合不合格となる場合がある。 その他の評価基準は各担当教員の裁量による。 ● 受講生へのコメント 実習先の選定に際しては、実習内容を十分に吟味すること。実習内容によっては、海外での実習や 危険物の取り扱い、動物の取り扱い等を含む場合があるため、事前資料およびガイダンス説明に十 分留意すること。可能な限り、事前に各担当教員に相談することが望ましい。 ● 教材 各担当教員に確認し、必要に応じて事前に準備すること。 ● 対象学年 3 年生 ● コアカリキュラムへの対応 選択的な大学独自のカリキュラムの設定(「研究室配属等を通じた科学的・論理的思考の習得や、 基礎研究や臨床研究を実施するために必要な基礎的訓練(研究方法論、研究倫理、研究とりまとめ方 法、発表・研究報告/症例報告の公表)等、探求心旺盛な学生の将来の展望にも配慮し、高度で応用 的な特定分野等の素養を養う必要もある。また、実施に当たっては、各大学の状況に合わせて、研究 室等での実験研究への参加や成果のとりまとめ、各診療科における選択的な臨床実習と経験した症例 研究のとりまとめ、海外派遣研修等の多様な授業形態とし、これらの成果の発表とその評価等の修了 要件も明確にすることが必要である。」) ● 該当するコンピテンス Ⅴ 科学的探究心 (智) ● その他 特記事項なし

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開講年度 2018 年 ● 担当教員 首藤 太一(教務委員長・総合医学教育学) ● 科目の主題 「患者の立場で物事を考えられる医療人の育成」が求められている。高齢化社会を迎え、医療人が対 応しなければならない患者の年齢層はますます上昇している。 一方、少子化、核家族化世代である現代の医学科生は、きわめて狭い community でしか社会と接し ていないため、高齢者や本学附属病院を受診するさまざまな社会背景を有する患者とコミュニケート する機会がほとんどないまま医師となり、卒後に多くの問題と直面することとなる。 そのような医学科生が卒前に、 1)将来、患者の立場や目線を少しでも感じられるようになるため 2)将来、患者とのコミュニケーションをスムースに行えるようになるため 3)本学の立地条件を活用した地域医療実習に取り組めるよう本実習を実施する ● 授業の到達目標 附属病院を受診する初診患者に帯同することで、患者目線を体感する。 ● 授業内容・授業計画 夏季休暇中の 5 日間(8 月後半)に、学年を 5 グループに分け、各グループ 1 日ずつ附属病院を受診す る初診患者を対象として、受付から診察、会計までの全ての流れに付き添い、患者の視点で外来受診の 流れ、病院の仕組みを体験し、外来診療における各職種の関わりを学ぶ。 ● 事前・事後学習の内容 院内配置図を事前に把握しておくこと ● 評価方法 プログラム終了後、患者用評価表及び学生評価表の提出 ● 受講生へのコメント 1 年生で看護師業務、2 年生で大学病院勤務医師業務の実際を体験しており、本実習は早期臨床実習 の総まとめとも位置づける。 科目名

早期臨床実習Ⅲ

医学科生による附属病院外来 初診患者の院内ガイド実習 単位 数 授業 形態 実習 科目 ナン バリ ング MACLI3303 英語表記

Third Experience

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● 教材 特になし ● 対象学年 3 年生 ●コアカリキュラムへの対応 A 医師として求められる基本的な資質・能力 A-3 診療技能と患者ケア A-4 コミュニケーション能力 A-5 チーム医療の実践 ●その他 注意事項 1. 挨拶をきちんとすること。 2. 身だしなみ 医療人を目指すものとしてふさわしい身なり(服装、頭髪、装飾品) ヒール靴、サンダル、ピアス、マニキュア、茶髪などは禁止・清潔な白衣・名札 ※身だしなみの確認が終わった学生には、名札とは別に「3 年生 実習中」と書いた紙を配付する。 名札の下につけ、患者及び病院関係者双方に実習を行っていることを明確にする。 3. その他 手荷物はロッカーに置いておく。携帯電話についても院内の持ち込みは禁止とする。 欠席、遅刻、早退は原則として修了と認めない。

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