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1 ほ乳類 浅間山の動物 南アルプスの ニホンジカ (1) ニホンカモシカ ウシ科 ( 離山 ) 人を見ても逃げなくなっている ( 南アルプス北沢峠 ) 日本固有のカモシカで 本州 四国 九州の山地にのみ分布しています 主に標高 1000m 以上の山林に暮らし

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Academic year: 2021

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(1)

浅間山の動物

1 ほ乳類

(1)

ニホンカモシカ

ウシ科

日本固有のカモシカで、本州、四国、九州の山地にのみ分布して います。 主に標高1000m以上の山林に暮らし、ふつう単独で暮らし ますが、まれに雌雄のペアで行動する場合もあるようです。主に早朝 と夕方活動し、木の葉や草などを餌としています。 体毛は白から褐 色まで様々で、変異があります。雌雄ともに黒く太短い角をもっていま す。脚は短く、がっしりとしており、急峻な山の斜面でも転ぶことなく歩 くことができます。 交尾は9月から11月にかけて行われ、翌年の春 にふつう1子を生みます。子は母親が単独で育てます。 かつては狩 猟の対象とされ、数が減少したことから現在では天然記念物に指定さ れ、保護されています。名の通りカモシカ平でよく見られます。追いか けない限り、人と出会っても気にしません。 (2)

ニホンジカ

ニホンジカ(日本鹿、学名: Cervus nippon )とはアムールからベトナ ムに及ぶ東アジア沿岸部及び日本列島に分布するシカの一種。日本 では北海道から九州、その他の島々に広く棲息し、日本人にとってな じみ深い大型哺乳類である。 ( 2012.7.14 離山) 現在、長野県周辺では最も被害が顕著と思われる南アルプスを中 心にニホンジカによる高山植物の食害が報告されている。佐久地方 でも決して例外ではなく、川上村の千曲川源流は食害により壊滅的。 最も北に位置する浅間山でさえもニホンジカの目撃情報が寄せられる ようになった。 最近の調査では荒船山や茂来山など標高の低い山はもちろん、稀 少な植物が多く残される八ヶ岳でさえ樹木の剥皮跡や高山植物の食 害が見られる。生息域はすでに佐久地方すべてを網羅しており、即 急な対策が求められる。シカの食害跡は今回の研修会で最も注目し ていただきたいところである。 (3) キツネ(イヌ科) 日 本 は 四 国 以 外 に 分布している。イヌ科に は珍しく群れず小さな 家族単位で生息してい る。 ( 2013.4.28 佐久市千曲川) 南アルプスの ニホンジカ 人 を 見 て も 逃 げ な く な っ て い る ( 南 ア ル プ ス 北 沢峠) 2009.8. 7

(2)

動物たちの足跡 クマの足跡などは覚えて、 緊急の際に役立てましょう。 クマ イノシシ ニホンジカ ウサギ

(4)

ニホンリス

(リス科)

(2008.8.1しらびそ小屋) ニホンリス、別名ホ ンドリスは、本州から 四国・九州にかけて の、平地から亜高山 帯までの森林に生息 する樹上性のリスで、 体色は、夏毛と冬毛の色が異なり、冬は褐色で、夏は茶や赤色を帯 びた褐色となる。動きはかなり敏捷で、樹上でもすばやく移動する。ニ ホンリスは冬眠せず、秋にはドングリなどの木の実を地中に埋めて蓄 える習性がある。

佐久地方の鳥

(1)

カラ類

シジュウカラ

(シジュウカラ科)

(2010.4.25懐古園) 「ツツピーツツピー」と繰り 返し鳴く。市街地にも多く見 られる鳥。おなかの黒いネク タイが特徴。

ゴジュウカラ

(ゴジュウカラ科)

「フイフイ」と大きな声でさ えずる。 虫を探しながら幹を上下 左右に移動し、下向きに幹 を降りてくることもできる。 (2011.5.8戸隠)

コガラ

(シジュウカラ科)

雪どけ直後枯れ木に穴 をあけ、巣をつくっていると ころを見かける。シジュウカ ラよりも低い声で鳴く。 (2011.4.29軽井沢)

(3)

ヤマガラ

(シジュウカラ科)

ツツピー ツ ツピ ー と やや低 い声で さえずっ ている。木のうろに巣を つくるが巣箱もよく利用 する。 (2012.12.16東電池)

ヒガラ(シジュウカラ科)

ツピツピと高く響く声でさえ ずる。シジュウカラが黒いネク タイに対してヒガラは黒いよだ れかけで見分ける。 白というよりはやや灰色が かった鳥。 (2013.4.13軽井沢)

エナガ(エナガ科)

人 里 に も よ く 現 れ る。 冬の間はカラ類と群れを つくる。 (2010.4.25懐古園) 子育てをしない鳥 カッコウ (ホトトギス科) (2011.7.5佐久市中込) 鳥の中には自分で子育てをせずに他の鳥に任せてしまうものがいます。 カッコウの仲間(ホトトギス科・・カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、ツ ツドリ)はどの種も自分で巣を作らず他の鳥の巣にその卵を産みつけて育て てもらいます。最も早く渡ってくるのは4月下旬でツツドリ、5月にはい って、ジュウイチ、カッコウ、ホトトギスの順。 これを托卵と言い育ての親を仮親と言います。 ホトトギス類は、仮親(托卵の相手)が卵を産み始めるとその巣から卵 の一つをくわえ出し、自分の卵を一つ産み落とします。この卵は仮親の卵 より早くヒナになり、他の卵を全部巣外に押し出してしまうため、仮親は このヒナを自分のヒナとして育てるのです。 托卵と仮親の卵は類似しており、どの種も托卵相手がおおよそ決まって いるそうです。 4種の主な托卵相手 カッコウ…………モズ、ホオジロ、オオヨシキリ、オナガ、アオジなど。 ホトトギス………ウグイス、ミソサザイなど。 ツツドリ…………センダイムシクイなど。 ジュウイチ………コルリ、ルリビタキ、オオルリなど。

(4)

(2)

身近な鳥

メジロ(メジロ科)

(2012.12.2葛西臨海公園) 花の蜜を吸うための 舌を持つ。ソメイヨシノ の満開の時期には群 れになって集まってい るのを見かける。

キジ(キジ科)

(2013.7.22小諸東小学校) 日本では北海道と対馬 を除く本州、四国、九州に 留鳥として分布している。 ケーンケーンと鳴く。日本 の国鳥。

ホオジロ(ホオジロ科)

(2011.4.29東電池) この鳴き声の聞きなしとし て「一筆啓上仕候」(いっぴ つけいじょうつかまつりそう ろう)「源平つつじ白つつじ」などが知られている。高原に普通の鳥。

(3)

キツツキの仲間

アカゲラ

(キツツキ科)

穴を掘る鳥の仲間(キツツキ)。「ケッケッケ」と鳴きながら飛び、 「タララララ」と木をつつくドラミングの音を聞くことができます。春先に は運がよければ穴を掘っている姿が観察できる。 (2013.6.23小諸市)

アオゲラ

(キツツキ科)

ほかのキツツキよ りも個体数が少なく 出会うのが難しい。 ビーイピーイと響く 声でさえずる。 ( 2013.4.19 懐古 園)

(5)

コゲラ

(キツツキ科)

(2012.12.8懐古園) 全長 15cm ほどで、ス ズメと同じくらいの大き さ。日本に生息するキツ ツ キと し て は 最 も 小 さ い。町場にも多い。

(4)ツグミの仲間

アカハラ

ツグミ科

(2012.5.5戸隠) 冬になると中国や フィリピンにわたる 夏鳥。大きな声で 「 キ ョ ロン 、 キ ョ ロ ン」と鳴く。 コルリ(ツグミ科) (2010.5.16戸隠) 個体数が少なく出 会 う の が 大 変 難 し い 鳥。藪の中で昆虫な どを食べている。さえ ずりはチッチッチと前 奏がはいるので分か りやすい。

(5)

川沿いの鳥

ミソサザイ

ミソサザイ科

(2011.5.8軽井沢野鳥の森) 本来沢添いに見られる 鳥であるが、山頂付近な ど標高の高い場所でもよ く見かける。日本で1,2を 争うほど小さな鳥だがさえ ずりは大きく長い。高原にきたことを感じさせる人気の高い鳥。

カワガラス

カワガラス科

(2012.10.14黒姫山古池) 渓流でよく見られる。 潜水して虫を捕らえる。 写真は幼鳥。

キセキレイ

(セキレイ科)

(2013.6.1八千穂高原) 身近な鳥ではあるが、 3000m 級の高山帯でも 繁殖しているところを見 かけることがある。

(6)

(5)

高原の鳥

ウグイス (ウグイス科) (2013.6.1八千穂高原) 「ホーホケキョ」と大きな 声で さ え ず る 。 日 本 三 鳴鳥の一つ。山梨県お よび福岡県の県鳥。笹 藪の中で動き回ってい るので姿を見るチャンスは少ない。 アオジ(ホオジロ科) (2012.5.5戸隠) 高原のカラマツ林に多 い夏鳥。個体数も多く見つ けやすい。 キビタキ (ヒタキ科) (2010.5.16戸隠) 黒と黄色のコントラスト が美しく、バードウオッチャ ーに人気の高い鳥。ブー ン、ブーンと羽音を立てて 激しく縄張り争いをする。 オオルリ (ヒタキ科) (2012.5.13戸隠) 日 本 三 鳴 鳥 の ひ と つ (他はウグイスとコマドリ)。 ノジコ ( ホ オ ジ ロ 科) ( 2 0 1 2 . 5 . 5 戸 隠) アオジと大変 よく似ているが 目の白いリング な ど で 見 分 け る。わりと珍しい。 コムクドリ (ムクドリ科) (2010.4.29東電池) 雑食 で 、 昆 虫 類 か ら 木の実までよく食べる。

(7)

カケス (カケス科) (2012.5.14軽井沢) 森でドングリを運 んでいるところを見 かける。 コサメビタキ (ヒタキ科) (2012.5.5戸隠) 枝にお椀のような 巣をつくる。 ヤブサメ ( ホ オ ジ ロ 科 ) (2010.4.29軽井沢) シシシシシと秋 の虫が鳴くよう声 で鳴く。藪の中を 駆け回りよほど運 がよくなければ見 ることはできない。

(5)

高山帯の鳥

メボソムシクイ (メボソムシクイ科) (2013.8.3北アルプス) 聞きなしは「銭とり、銭と り」。亜高山帯の鳥であ るが、渡りの時期には標 高の低い山地でも見ら れる。動物食でくもや虫 を捕まえ食べる。 ホシガラス (カラス科) (2013.7.18黒斑山) 全体的に黒茶色だが、 白 い 斑 点 が縞 をな し て いるため、星空のように みえる。和名の「ホシ」ガ ラスはこれに由来する。 イワヒバリ(カラス科) (2009.6.27南八ヶ岳) 標高の高いハイマツ林や岩場に生 息する。食性は雑食で、夏季は昆虫類 や節足動物、冬季は種子等を食べる。

(8)

このテキストに写真のある鳥類(動物) 【ア】 【サ】 アオジ … 11 シカ ニホンジカ … 2 アオゲラ … 8 シジュウカラ … 4 アカゲラ … 8 アカハラ … 9 【ナ】 イワヒバリ … 14 ノジコ … 12 ウグイス … 11 エナガ … 5 【ハ】 オオルリ … 12 ヒガラ … 5 ホオジロ … 7 【カ】 ホシガラス … 14 カケス … 13 カッコウ … 6 【マ】 カモシカ ニホンカモシカ … 1 ミソサザイ … 10 カワガラス … 10 メジロ … 7 キジ … 7 メボソムシクイ … 14 キセキレイ … 10 キツネ … 2 【ヤ】 キビタキ … 11 ヤブサメ … 13 コガラ … 4 ヤマガラ … 5 コサメビタキ … 13 【ラ】 コゲラ … 9 リス ニホンリス … 3 ゴジュウカラ … 4 コムクドリ … 12 コルリ … 9 ※ 動物委員会のページ 中山厚志 (小諸市立東小学校) 2004 年9月 15 日の中規模噴火 立科町より撮影 平成 26 年度佐久教育会研修会テキスト

浅間山

浅間山

浅間山

浅間山の

の自然

自然

自然

自然

佐久理科同好会 コマドリ 学校 氏名 表紙 ホシガラス( 2013.7.18 黒斑山)

参照

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