WebSAM LogCollector
(リリース 3.4)
HP-UX 用マネージャ
クラスタ構築ガイド
輸出する際の注意事項 本製品(ソフトウェアを含む)は、外国為替および外国 貿易法で規定される規制貨物(または役務)に該当するこ とがあります。 その場合、日本国外へ輸出する場合には日本国政府の 輸出許可が必要です。 なお、輸出許可申請手続きにあたり資料などが必要な 場合には、お買い上げの販売店またはお近くの当社営業 拠点にご相談ください。
はしがき
本書は、クラスタシステム上にWebSAM LogCollectorを導入する際に必要な設定
方法や、運用/保守方法について記述したものです。
本書の構成は次のとおりです。
章
タイトル
内容
1
はじめに
クラスタ構成での動作をサポートする
ソフトウェア(クラスタリングソフトウ
ェア、WebSAM LogCollector) について
説明します。
2
クラスタシステムの構築
クラスタリングソフトウェアを用いて
WebSAM LogCollector を組み込んだク
ラスタシステムを構築する際の要点、
注意事項について説明します。
3
WebSAM LogCollector の
設定と運用
ク ラ ス タ シ ス テ ム に WebSAM
LogCollector を導入する際の設定や運
用に関する要点、注意事項について説
明します。
また、本書を読み進めるにあたって関連する説明書は次のとおりです。
■ WebSAM LogCollector R3.4 (HP-UX セットアップカード ■ WebSAM LogCollector マネージャ 利用の手引き(リリース 3.4) ■ WebSAM LogCollector 管理コンソール 利用の手引き(リリース 3.4) ■ WebSAM LogCollector ログ解析ビューア R3.4 利用の手引き ■ WebSAM LogCollector セットアップガイド (リリース 3.4) ■ Serviceguard の管理 2009 年 6 月 初版 2012 年 10 月 第2版 2016 年 1 月 第2.01版
備考
(1)商標について
• LogCollector は日本電気株式会社の登録商標です。
• Microsoft®、Windows®、Windows Server®、Windows Vista®、Internet Explorer®およ び SQL Server®は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商 標または商標です。
• UNIX は The Open Group の登録商標です。
• HP-UX は、Hewlett-Packard Company の商標です。
• Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または商標で す。
• Oracle®と Java は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他 の国における登録商標です。
• Red Hat は、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. 社の登録商標または商標 です。 • Asianux®は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。 • MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、ミラクル・リナックス株式会社の登録商標 です。 • その他、本マニュアルに登場する会社名、製品名は一般に各社の登録商標または商 標です。 (2)ライセンスについて
• This product includes software developed by The Apache Software Foundation (http://www.apache.org/).
Copyright © 2000 The Apache Software Foundation. All rights reserved.
• 各ソフトウェアで独自のライセンスが指定されているソフトウェアに関しては、そ のライセンスが優先されます。
目次
1 はじめに... 1 1.1 適用範囲... 2 1.2 用語... 3 2 クラスタシステムの構築... 5 2.1 クラスタシステム構成... 6 2.2 パッケージの設定... 7 2.2.1 マネージャの設定... 7 2.3 各コンポーネントの設定 ... 12 2.3.1 エージェントの設定... 12 2.3.2 管理コンソールの設定... 12 2.3.3 ログ解析ビューアの設定... 12 3 LogCollectorの設定と運用 ... 13 3.1 マネージャ ... 14 3.1.1 データのバックアップ... 14 3.2 エージェントHP-UX用 ... 15 3.2.1 セットアップ時の注意事項... 15 3.2.2 設定ファイルの更新... 15表 1-1 Serviceguardの対応バージョン ... 2 表 1-2 WebSAM LogCollectorの対応バージョン ... 2 表 1-3 用語一覧 ... 4
1
1 はじめに
本 書 は 、 WebSAM LogCollector を ク ラ ス タ シ ス テ ム に 導 入 す る 際 の ク ラ ス タ お よ び WebSAM LogCollector の構築手順、運用上の注意点を記載します。
2
1.1 適用範囲
WebSAM LogCollector は、Serviceguard で構築されたクラスタシステム上での動作をサポー トしています。 本書で説明する Serviceguard の対応バージョンは以下のとおりです。 クラスタリングソフトウェア 対応バージョン Serviceguard 11.18、11.19 表 1-1 Serviceguard の対応バージョン Serviceguard で構築されたクラスタシステム上での動作をサポートしている WebSAM LogCollector の対応バージョンは以下のとおりです。 WebSAM LogCollector コンポーネント 対応バージョン WebSAM LogCollector (MG) HP-UX 用 3.4
WebSAM LogCollector (AG) HP-UX 用*1 3.4 表 1-2 WebSAM LogCollector の対応バージョン (*1) コンポーネント自身はフェイルオーバをサポートしていません。
クラスタシステム上にセットアップした場合の具体的な運用方法については、 「3 LogCollectorの設定と運用」を参照してください。
3
1.2 用語
本書で使用する用語を説明致します。 なお、Serviceguard に関連する用語については、「Serviceguard の管理」を参照してください。用語
説明
あ
インストールパス マネージャがインストールされたフォルダのパスです。 エージェント WebSAM LogCollector エージェントを指します。か
管理コンソール WebSAM LogCollector 管理コンソールを指します。さ
収集プロファイル ログ収集を行う際の対象となるファイルを指定します。 設定ファイルのバ ックアップディレ クトリ フ ェ イ ル オ ー バ 時 に 、 待 機 系 に 反 映 ( コ ピ ー ) す る 必 要 が あ る WebSAM LogCollector 設定ファイルを格納するディレクトリを指し ます。共有ディスク上に作成します。な
ノード クラスタシステムを構成するホストを指します。は
バックアップコマ ンド ログコレクションの管理方法として、ログコレクションのバックア ップ機能を提供するツールです。 パブリック IP アド レス ノードのパブリックLAN I/Fに設定するIPアドレスのことを指しま す。ま
マネージャ WebSAM LogCollector マネージャを指します。エージェントやエー ジェントレスノードから収集するログの管理を行うソフトウェアで す。4
ら
ライブラリスクリ プト MG ス ク リ プ ト か ら 利 用 す る 共 通 処 理 を 実 装 し た ス ク リ プ ト (JavaScript)です。 ログコレクション マネージャに収集されたログの集まりを表します。 ログフォーマット マネージャに集められたログをログ解析ビューアで参照できるよう にフォーマット変換するためのフォーマットファイルです。M
MG スクリプト WebSAM LogCollector マネージャ上で、スクリプト(JavaScript)を実 行するためのフレームワークです。
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2 クラスタシステムの構築
本章では、クラスタシステムを構築する際に、WebSAM LogCollector の運用上考慮する必要 がある点について説明します。
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2.1 クラスタシステム構成
WebSAM LogCollector をクラスタシステムに組み込む際は、以下の点に注意してください。 ハードウェア構成 必ず共有ディスクを構成に含めてください。 WebSAM LogCollector マネージャが管理するデータは、共有ディスク上に配置して、 現用系、待機系の双方から参照できるように設定する必要があります。 共有ディスク構成の詳細については、「Serviceguard の管理」を参照してください。 運用形態 運用形態の詳細については、「Serviceguard の管理」を参照してください。7
2.2 パッケージの設定
Serviceguard 上で WebSAM LogCollector に対するパッケージの設定について説明します。
Serviceguard のセットアップ手順については、「Serviceguard の管理」を参照してください。 パッケージの設定をするためには、以下の手続きが完了している必要があります。 Serviceguard のインストール クラスタの設定
2.2.1
マネージャの設定
以下の手順でマネージャを二重化してください。 1. マネージャパッケージのインストールと設定をしてください。「WebSAM LogCollector HP-UX 用マネージャ 利用の手引き(リリース 3.4)」を参照し てください。 2. 共有データを共有ディスクに配置するため、共有ディスクをマウントしてください。 3. 共有ディスクに共有データをコピーしてください。 コピーすべき共有データは、以下のシンボリックリンクが示すディレクトリになりま す。 対象ディレクトリの配下に含まれるディレクトリもコピーしてください。 /opt/NEC/LogCollector/mg/filter /opt/NEC/LogCollector/mg/lcmgconf /opt/NEC/LogCollector/mg/logcollection /opt/NEC/LogCollector/mg/script コピーが終わったシンボリックリンクは、削除するかリネームしておいてください。 4. コピーしたディレクトリでシンボリックリンクを設定してください。 シンボリックリンクはクラスタに参加するすべてのノードで作成しておく必要があり ます。 例:/LogCollector にコピーした場合には、以下のシンボリックリンクを設定します。 ln -s /LogCollector/filter /opt/NEC/LogCollector/mg/filter ln -s /LogCollector/lcmgconf /opt/NEC/LogCollector/mg/lcmgconf ln -s /LogCollector/logcollection /opt/NEC/LogCollector/mg/logcollection ln -s /LogCollector/script /opt/NEC/LogCollector/mg/script
8 5. パッケージ構成ファイルを作成してください。 パッケージ構成ファイルの作成方法は「Serviceguard の管理」の「パッケージ構成フ ァイルの生成」を参照してください。 LogCollector マネージャでサポートするパッケージのタイプは「フェイルオーバーパ ッケージ」のみです。 パッケージ構成ファイルは「sg/failover」「sg/package_ip」「sg/service」「sg/filesystem」 「sg/volumegroup」「sg/external」のモジュールを指定して作成してください。 以下に、/etc/cmcluster/lc ディレクトリにパッケージ構成ファイルを作成するコマン ド実行例を記載します。 作成したパッケージ構成ファイルを編集し、以下のパラメータを指定してください。
cmmakepkg -m sg/failover -m sg/package_ip -m sg/service -m sg/filesystem -m sg/volume_group –m sg/external /etc/cmcluster/lc/pkg1.conf
package_name #パッケージ名 node_name #ノード名。クラスタに参加する 1 ノードにつき、1行記述する vg #共有ディスクのボリュームグループ ip_address #再配置可能 IP アドレス ip_subnet #サブネットマスク service_name #サービス名 service_cmd #LogCollector マネージャを監視するためのスクリプトのパス fs_name #共有ディスクの論理ボリューム fs_directory #共有ディスクのマウントポイント fs_type #共有ディスクのファイルシステム fs_mount_opt #共有ディスクのマウントオプション fs_umount_opt #共有ディスクのアンマウントオプション fs_fsck_opt #fsck のオプション external_script #外部スクリプトのパス
9 6. LogCollector マネージャを監視するためのスクリプトを作成してください。 パッケージ構成ファイルで「service_cmd」に指定したパスに LogCollector マネージャのプロセス を監視するスクリプトを作成してください。 監視スクリプトはクラスタを構成する全ノードに配置してください。 以下に 30 秒間隔でプロセスを監視するスクリプトの例を記載します。 #!/bin/sh sleep 2
ps -ef | grep jar > /tmp/lcmg.pid
while [ 1 ] do
plcmg=`ps -ef | grep "lcmg.jar" | grep -v "grep"`
if [ X"${plcmg}" = X"" ] then exit 2 fi sleep 30 done exit 3
10 7. 外部スクリプトを作成してください。 パッケージ構成ファイルで指定した「external_script」に指定したパスに外部スクリプ トファイルを作成します。 外部スクリプトファイルは「$SGCONF/examples/external_script.template」 のテンプレートを元に、以下の内容で「validate_command」「start_command」 「stop_command」関数を編集してください。 外部スクリプトはクラスタを構成する全エージェントに配置する必要があります。 8. パッケージ構成の検証を行ってください。 cmcheckconf コマンドでパッケージ構成の検証を行ってください。 以下に /etc/cmcluster/lc/pkg1.conf のパッケージ構成を検証するコマンド実行例を記述しま す。 function validate_command { sg_log 5 "validate_command" return 0 } function start_command { sg_log 5 "start_command" /sbin/init.d/LogCollector.mg start return 0 } function stop_command { sg_log 5 "stop_command" /sbin/init.d/LogCollector.mg stop return 0 } cmcheckconf -v -P /etc/cmcluster/lc/pkg1.conf
11 9. LogCollector マネージャのパッケージをクラスタへ追加してください。 cmapplyconf コマンドを使用し、検証を行ったパッケージをクラスタへ追加してくだ さい。 以下に /etc/cmcluster/lc/pkg1.conf のパッケージ構成をクラスタへ追加するコマンド実 行例を記述します。 cmapplyconf -v -P /etc/cmcluster/lc/pkg1.conf
12
2.3 各コンポーネントの設定
各コンポーネントの設定方法について、次に説明します。 各コンポーネントの設定には、クラスタ上で LogCollector マネージャのパッケージが動作し ている必要があります。2.3.1
エージェントの設定
エージェントの設定を行ってください。設定手順は「WebSAM LogCollector R3.4 (HP-UX)セ ットアップカードを参照してください。 マネージャのホスト名には LogCollector のマネージャホスト名として使用している再配置可 能 IP アドレスを指定してください。
2.3.2
管理コンソールの設定
「ログイン」画面に入力する接続先マネージャの IP アドレスを、再配置可能 IP アドレスに する必要があります。 マネージャ接続の手順については、「WebSAM LogCollector セットアップガイド(リリース 3.4)」を参照してください。2.3.3
ログ解析ビューアの設定
「マネージャ接続」画面に入力する接続先マネージャの IP アドレスを、再配置可能 IP アド レスにする必要があります。 マネージャ接続の手順については、「WebSAM LogCollector ログ解析ビューア R3.4 利用の 手引き」を参照してください。13
3 LogCollectorの設定と運用
本章では、クラスタシステム上で WebSAM LogCollector をセットアップ、運用する際の要点、 注意事項について説明します。
14
3.1 マネージャ
3.1.1
データのバックアップ
共有ディスク上に格納するデータについては、定期的なバックアップを推奨致します。 なお、ログコレクション格納ディレクトリのデータについては、バックアップを行うための コ マ ン ド を 提 供 し て い ま す 。 バ ッ ク ア ッ プ コ マ ン ド の 詳 細 に つ い て は 、「 WebSAM LogCollector マネージャ 利用の手引き(リリース 3.4)」を参照してください。15
3.2 エージェントHP-UX用
Serviceguard によるクラスタシステムを構成するマシンに WebSAM LogCollector (AG) HP-UX 用をセットアップする場合の注意事項について説明します。
WebSAM LogCollector (AG) HP-UX 用は、フェイルオーバをサポートしていません。クラス タシステムで WebSAM LogCollector (AG) HP-UX 用を運用する際は、本節で説明する内容に 注意してください。
3.2.1
セットアップ時の注意事項
ログ収集対象のクラスタシステムを構成するすべてのノードに対して、エージェント をインストールしてください。 マネージャの接続情報ファイル(connect.cfg)で指定する、接続を許可するエージェン トの IP アドレスについては、エージェントをインストールしたサーバ(ノード)のパブ リック IP アドレスを指定してください。 エージェントの接続設定ツールでエージェントセットアップを行う際に指定する IP アドレスは、以下のとおりに指定してください。 マネージャの IP アドレスには、マネージャが属している再配置可能 IP アドレス を指定してください。 エージェントの IP アドレスには、エージェントをインストールしたサーバ(ノー ド)のパブリック IP アドレスを指定してください。3.2.2
設定ファイルの更新
収集プロファイルは、エージェントをインストールしたマシン毎に設定を行う必要がありま す。 収集プロファイルの設定方法については、「WebSAM LogCollector 管理コンソール 利用の手 引き(リリース 3.4)」、および「WebSAM LogCollector エージェント (HP-UX、Linux) 利用の 手引き(リリース 3.4)」を参照してください。16 ○C NEC Corporation2009-2016 日本電気株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 WebSAM LogCollector (リリース 3.4) HP-UX 用マネージャ クラスタ構築ガイド 2009 年 6月 初版 2016 年 1月 第2.01版 日本電気株式会社 東京都港区芝 5 丁目 7 番地 1 号 TEL (03) 3454-1111 (大代表) ○P