株主メモ(株式に関するご案内) 基本情報 上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部 証券コード 7518 単元株(売買単位)100株 事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定時株主総会 毎年6月開催 基準日 定時株主総会 毎年 3月31日 期末配当金 毎年 3月31日 中間配当金 毎年 9月30日 公告方法 電子公告(当社ウェブサイト) 公告掲載URL http://www.netone.co.jp/ ※電子公告によることができない事故その他やむを得ない 事由が生じた場合は、日本経済新聞に掲載して行います。 〒100-7024 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー TEL.
03
-6256
-0615
(広報・IR室)http://www.netone.co.jp/
株式に関するお問い合わせ先 証券会社等の口座にて株式をお持ちの場合 内 容 お問い合わせ先 配当金受取方法の指定・変更 単元未満株式の買取請求 口座を開設されている証券会社等 郵送物等の発送と返戻 支払期間経過後の配当金受取 〈株主名簿管理人〉 三井住友信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 特別口座に記録された株式(証券会社の口座をお持ちでない方) 内 容 お問い合わせ先 各種お手続き等 〈特別口座管理機関〉三井住友信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 郵送物送付先・電話照会先 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行証券代行部 Tel: 0120-782-031 (通話料無料) ネットワングループに関する5つの キーワードや、働き方革命などの 注目トピックをビデオでご紹介 しています。 IR情報ウェブサイトのご案内 http://www.netone.co.jp/ir.html IRニュースやIR資料などご利用の多いページについて スマートフォン対応サイトをご用意しております。 スマートフォンサイトのご案内 PCサイトをスマートフォンで見られます! QRコードの読み取りにはアプリをお使いください 証券コード 7518Vol.33
株主通信
2015年4月1日∼9月30日2016
年3
月期 第2
四半期 P01 プロフィール P03 株主の皆さまへ P07 営業の概況 P09 コラム P10 会社概要・株式の状況「すべてのステークホルダーから信頼され 支持される企業」になること。それが私たち のゴール、アドマイヤード・カンパニーです。 お客様、パートナー、株主、社員への責任を 果たし、ICT市場、市民社会、地球環境への 貢献を怠らないことによって、初めてアド マイヤード・カンパニーになることができると、 私たちは考えています。また、自己の判断 ではなく、第三者が認めてこそ真のアドマイ ヤード・カンパニーになることができます。 ステークホルダーの皆さまから最高の評価を いただけるよう、熱意を持って不断の努力を 続けてまいります。
社会の変革に貢献します。
売 上 高 営 業 利 益 営 業 利 益 率 配 当 性 向 検 証 施 設 検 証 機 器1,431
億円
42
億円
2.9
%
103.2
%
2,100
㎡
7,100
台
私たちは、匠の技と心を
大切にします。
コーポレートマークは「匠」という文字を意匠化したもので、国際的なICT
の販売・サービス・保守にかかわる 日本企業が「匠の技と心」を持っているという自負を表わしています。 コーポレートロゴマークICT
利活用の匠として、
(2015年3月期実績) 写真 当社テクニカルセンター国内最大級のICT基盤の技術研究施設01
プロフィール
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2016年3月期 第2四半期|
02
次世代システム利活用の
市場を自ら切り拓いて
まいります。
クラウドシステム構築に向けた選択と集中の加速 当社グループでは 「継続した成長」を最大の目標に掲げ、 前期に続き利益創出に向けた生産性の改善を推し進めてい ます。当期はお客様の経営課題を情報通信技術(ICT)で解決 する働き方変革やクラウド基盤構築などの拡大と同時に、複数 のクラウドを安心・安全に連携することで、高度な技術が求め られる新たなソリューションの開発を進めております。 事業 活動では、通信ネットワーク向けを中心とした機器販売から、 クラウド型システムの構築や働き方変革など、先進的なICT
で 経営革新を目指すお客様の支援に変わりつつあります。これに より各事業の規模も均衡し、業績の安定感も増してきました。 今後のクラウドシステムの構築においては、既存のお客様と より近い関係を築き、これまで以上にお客様の事業に精通 することが重要になってきます。ICT
システム利活用時代のビッグピクチャ 来期に向けて、ICT
市場に新たな変化が顕在化すると考えて います。従来、仮想化、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT
(インターネットオブシングス・モノの状態や設置環境のデジタル化) 等の技術的なキーワードが個別に取り上げられてきましたが、 これらがようやく、「ユーザーによる利活用」というビッグピク チャ(大きな一枚の絵)に組み込まれる時代に入ってきたからです。 こういった変化を先取りし、当社は数年前より、仮想化共通 基盤の構築事業を強化してまいりました。前期からは、ビッグ ピクチャの中央部となるクラウドシステムの構築、すなわち 「クラウドビルダー事業」に着手し、拡大することが当期の事業 主体となっています。 最適なクラウドをむすぶ“クラウドブローカー”を目指す 来期以降の市場変化を考えますと、クラウドシステム領域 では、社内基盤であるプライベートクラウドに、大手データ センター等が提供するパブリッククラウドを組み合わせたハイ ブリッド化ニーズが高まってくると考えます。さらに、クラウド システムに集約されるデータの取り扱いも重要な要素になっ てくるでしょう。 当社においては、このような様々な要素が絡み合う次世 代型のクラウドシステムを安全かつ有効に利活用するための ソリューションを提供する「クラウドブローカー事業」への取り 組みが一層重要になっています。 市場変化を次期成長につなげる3
つのチャレンジ このような市場認識のもと、来期以降の3
ヵ年は、特に変化 が加速する時期と考え、その間の収益成長を支えるチャレンジ として、「3
つの柱」を構築しています。 第1の柱 IoTシステム クラウドシステムには、どのようなデータが出入りするの でしょうか?
従来、情報システム部門が取り扱ってきたのは、 主にOA
(オフィスオートメーション)領域の業務データでした。 ところが、あらゆるモノがネットワークにつながるIoT
の時代 には、例えば製造業では、生産技術部門の開発や生産に係る 膨大なデータ、FA
(ファクトリーオートメーション・工場における生産 工程の自動化)領域でのビッグデータがその対象になります。 情報システム部門では、新たにこれまで担当外だったデータ を取り扱うことになります。IoT
システムの場合、業種やユーザーの用途によって多様 な構成が考えられ、1
社購買といった従来型のアプローチは 通用せず、ユーザーであるお客様を中心に、各業種の専門家 やベンダー、システム構築業者等、複数の専門企業が共同で、 柔軟な連携を可能とするシステムを考える必要があります。 当社では、エコパートナーと呼ぶ複数の専門企業とともに、 いくつかの業種に特化したIoT
システムの実証実験を準備 しています。 第2の柱 ハイブリッドクラウドシステム 次世代システムであるハイブリッドクラウドの利活用を考え ると、システム提供側の視点ではなく、ユーザー側の視点に 立った様々な課題、例えばセキュリティの担保、データの取り 扱い方、回線の運用方法、アプリケーションの調達などを解決 していく必要があります。 当社では、運用上の課題解決を サービス化につなげるための実証実験を年内にも開始し、 ユーザー視点のサービス開発を強化していく計画です。 ネットワンシステムズ株式会社 代表取締役社長吉野孝行
03
株主の皆さまへ
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2016年3月期 第2四半期|
04
財務ハイライト(百万円) 2011 年度 2012年度 2013年度 2014年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 決算のPOINT 受 注 高 売 上 高 営 業 利 益 160,667 157,633 15,229 154,582 154,869 8,451 146,216 142,427 3,142 146,890 143,173 4,205 148,000 (見通し) 144,000(見通し) 5,400 (見通し) 第3の柱 市場カバレッジの拡大 当社の主な事業モデルは、
ICT
システム構築等の受託業務 ですが、グループ会社のネットワンパートナーズ (株)(以下、NOP
)では、パートナー経由で、最終ユーザーのお客様に 商材を提供する事業を行っています。当第2
四半期末の当社 グループの主要顧客数が700
から800
社。国内に1,000
名 以上の従業員を抱える企業が約3,000
社あることを考えま すと、市場へのリーチはまだ限られています。より裾野の広い 市場にアクセスするため、昨年7
月、NOP
にICT
を有効活用 したコンタクトセンターを開設し、パートナー企業との連携で、 効率よい営業活動を開始しております。 お客様視点で見えてくる新たな需要領域 さらに、お客様の視点に立った新たな需要領域として、 当社では、製造業におけるFA
の領域、すなわちコンピュータ 制御の工作機械やロボットの世界に注目しています。製造業の お客様につきましては、OA
分野でのお取引はあるものの、 研究開発や生産技術の部門とのお取引はありませんでしたが、 従来のICT
システムとFA
システムとの融合やIoT
システム 構築等、ネットワークを熟知した当社ならではのソリューション 提案を展開できる領域であると考えています。 また、10
月から導入されたマイナンバー制度についても、 マイナンバーが導入されることにより、税務、社会保険、住民 基本台帳といった縦割りに構築されているシステムに仮想化の 導入ニーズや運用管理の効率化ニーズが高まると予想され ます。これらは、ICT
システムの利活用に係る事業を戦略的 に展開している当社の実績と強みを十分に活かせる領域と 言えます。 株主の皆様へのメッセージ 当社では、「3
つの柱」の成長施策にチャレンジする当期を 来期以降の事業展開を促進するための基礎固めの年と位置 付けています。新たなチャレンジを通じ、次世代ICT
システムの 利活用に向け、お客様の潜在ニーズを付加価値あるソリュー ションとして具現化することが、当社成長の原動力になると 思います。現在の経営課題の一つである収益性改善についても、 引き続きその推進を図ってまいります。 当社では、経営目標である営業利益率10
∼12
%実現に 向けて、まずは6%
達成を重視しております。6%
未達の現状、 株主還元につきましては、年間配当金30
円/
株以上を考え方と しております。推進中の成長施策、収益性改善施策を通じ、 営業利益率6%
以上を一日も早く達成し、配当性向30%
と いう基本方針を実現したいと考えております。 次世代システムの利活用を実践・実証し、自ら新たな市場を 切り拓くことを目指す当社グループを、変わらずご支援賜り ますよう、お願い申しあげます。POINT
1
増収も一部案件の影響で減益 2015年4∼9月決算期の売上高は前年同期比6.7%増の629億円でしたが、利益率の低い一部案件が予定 よりも前倒しで進んだことなどにより、営業損失が75百万円(前期は40百万円の損失)となり、上期の業績 予想を下方修正しております。なお、当該案件については第3四半期以降の利益率改善が見込まれるため、 通期の業績予想は変更しておりません。POINT
2
上期業績見通しに対する結果 民間企業向けはクラウド化需要によるネットワーク更新等が好調。通信事業者向けは設備投資の前倒しも あり順調に推移(一部不採算案件が発生)、公共向けは契約更新の端境期で鈍化、パートナー向けはIoT関係 の体制強化に努めました。POINT
3
下期業績見通しのポイント 民間企業向けは引き続き好調を維持、通信事業者向けは追加投資が見込まれ計画並み、公共向けは比較的 規模の大きい案件を含め案件は多数予定され、パートナー向けはIoT関連等の活発化などが見込まれ、概ね 計画通りに推移する見込みです。 2015 年度 2015年度 2015年度 ■第2四半期 ■通期05
株主の皆さまへ
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2016年3月期 第2四半期|
06
売上構成比 2015年度2Q累計 事業概要 マーケット別概況 商品群別概況
ネットワーク商品群
プラットフォーム商品群
サービス商品群
当社では、国内外ベンダーの新製品について当社の技術で検証・実証実験を行い、お客様のニーズに則した最適なソリュー ションを提供しています。最先端の製品と技術を組み合わせた次世代ICT
基盤を自ら実践することで得られる経験とノウハウを 基に、当社独自の付加価値を高めていくことにより、お客様のビジネスをより一層支援していきます。 通信事業者向けネットワーク設備の増強から、ネットワークとプラットフォームを効果的に連携させた仮想化基盤や次世代データ センターの構築へ業容を拡大させています。さらに、仮想化や統合型コミュニケーションツールを駆使した働き方変革の整備、 安心・安全に使えるクラウドシステムの構築など、経営革新を加速するICT
利活用を促進しています。 通信事業者における設備投資が 減少するなか、クラウド対応型ネット ワークへの更新需要、仮想化基盤 導入に伴うネットワーク更新、働き方 変革に向けた基盤整備等が好調に 推移し、売上高は前年同期比5.1% 増の282億円になりました。 公共向け仮想化共通基盤の構築、 通信やインターネット接続事業者向け 次世代データセンターの構築、働き 方変革に向けた統合型コミュニケー ションツールやデスクトップ仮想化の 需要等を背景に売上高は前年同期比 12.0%増の77億円になりました。 クラウド対応などネットワークの 利活用を推し進めるプラットフォーム 案件が増加するなか、機器販売の売 り上げ増加に伴う設計・構築、保守・ 運用管理など付帯サービスの売り 上げが増加し、売上高は前年同期比 6.9%増の268億円になりました。 2011 年度 2011年度 2011年度 2011 年度 2011 年度 2011 年度 2011 年度 2012 年度 2012年度 2012年度 2012 年度 2012 年度 2012 年度 2012 年度 2013 年度 2013年度 2013年度 2013 年度 2013 年度 2013 年度 2013 年度 2014 年度 2014年度 2014年度 2014 年度 2014 年度 2014 年度 2014 年度 2015 年度 2015年度 2015年度 2015 年度 2015 年度 2015 年度 2015 年度 94,819 41,731 14,197 5,604 48,616 22,416 84,715 44,981 19,803 9,057 50,350 22,957 65,917 31,522 22,747 7,729 53,763 24,164 66,722 26,919 21,040 6,914 55,410 25,138 63,500 (見通し) 28,297 23,500 (見通し) 7,746 57,000 (見通し) 26,875 46,900 (見通し) 20,899 21,800 (見通し) 8,389 35,500 (見通し) 18,693 39,100 (見通し) 14,682 売上高(百万円) 売上高(百万円) 売上高(百万円) 売上高(百万円) 売上高(百万円) 売上高(百万円) 売上高(百万円)ENT
市場
ENTERPRIZE 民間企業向け ターゲット 大規模ICTシステム 働き方変革SP
市場
TELECOM CARRIER 通信事業者向け ターゲット ネットワーク基盤 サービス提供基盤NOP
NET ONE PARTNERS パートナー向け ターゲット パートナー協業ビジネス 基盤ソリューション提供
PUB
市場
PUBLIC 公共向け ターゲット 仮想化共通基盤 働き方変革33.2
%
29.7
%
13.3
%
23.4
%
業績ポイント 金融向けやインターネッ ト接続事業者向けのク ラウドシステム対応、働 き方変革が好調。 業績ポイント 一部既存設備における 更新需要が拡大。全体的 にはネットワークの投資 抑制が継続。 業績ポイント 受注・売上ともに期ずれ が発生。IoT関連での協 業体制の拡充は順調に 推移。 業績ポイント 受注は全体的に期ずれ が発生。仮想化共通基盤 などの投資需要は順調 に推移。 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期 ■第2四半期 ■通期07
営業の概況
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2016年3月期 第2四半期|
08
会社概要(2015年9月30日現在)
社名 ネットワンシステムズ株式会社
Net One Systems Co., Ltd.
設立
1988
年2
月1
日 資本金122
億79
百万円 事業内容 ネットワーク事業 ネットワーク・プラットフォーム事業 サービス事業 従業員 連結:2
,285
名(前年同期比134名減) (うち受入出向者が79名減少) 個別:2
,006
名(前年同期比145名減) (うち受入出向者が81名減少) 主要取引銀行 三菱東京UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ信託銀行 三井住友信託銀行 連結子会社 ネットワンパートナーズ株式会社 株式会社エクシードNet One Systems USA, Inc.
(米国現地法人)
Net One Systems Singapore Pte. Ltd.
(シンガポール現地法人)
大株主(上位10名)
株主名 持株数(株)持株比率(%)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 5,944,500 7.03 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4,369,400 5.17 STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 3,848,900 4.55 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4) 2,245,700 2.66 NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NVI01 2,160,500 2.56 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 1,925,300 2.28 ネットワンシステムズ従業員持株会 1,444,000 1.71 明治安田生命保険相互会社 1,440,000 1.70 株式会社三菱東京UFJ銀行 1,324,800 1.57 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 1,236,610 1.46
※当社は自己株式1,453,525株を保有しておりますが、上記の大株主からは除いております。 ※持株比率は自己株式を控除して計算しております。 各種指標 (年度) 2012 2013 2014 1株当たり純利益(円) 48.89 11.40 29.07 1株当たり純資産(円) 699.63 676.65 674.49 1株当たり配当金(円) 34.00 34.00 30.00 配当性向(%) 69.5 298.2 103.2 ROE(%) 6.9 1.7 4.3 株式の状況(2015年9月30日現在) 寺田は営業、販売全般を入社