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iMovie 6 スタートアップガイド

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Academic year: 2021

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(1)

iMovie HD

スタートアップガイド

ビデオの読み込み、素材の編集、トランジション、

エフェクト、タイトルの追加などについて説明し

ます

(2)

1

目次

1

4

iMovie HD

へようこそ

4

このマニュアルの構成

5

iMovie HD 6

」の新機能

6

始める前に

6

習得する操作

6

必要なもの

8

もっと詳しく知る 第

2

9

iMovie HD

チュートリアル

9

ステップ 1:新規プロジェクトを開始する

10

ステップ 2:「

iMovie HD

」にビデオを読み込む

14

ステップ 3:残しておきたいビデオを選ぶ

16

ステップ 4:ムービーをビルドする

19

ステップ 5:ムービーに写真を追加する

22

ステップ 6:タイトルとテキストを追加する

24

ステップ 7:クリップを調整する

27

ステップ 8:トランジションを追加する

29

ステップ 9:サウンドトラックを追加する

29

ムービーにオーディオを追加する

30

オーディオクリップの長さを調整する

31

オーディオクリップの音量を調整する

32

ステップ 10:ムービーを共有する 第

3

34

iMovie HD

各部の説明

34

iMovie HD

プロジェクトウインドウ

35

メインウインドウ

36

クリップビューア

37

タイムラインビューア

38

クリップパネル

(3)

42

編集パネル

42

タイトル

43

トランジション

44

ビデオエフェクト

45

オーディオエフェクト

46

チャプタパネル

(4)

1

1

iMovie HD

へようこそ

ようこそ「

iMovie HD 6

」へ。

このマニュアルでは、美しく加工された

印象的なムービーを、作成するための基本事項について説明します。

iMovie HD

」では、お手持ちのホームビデオをすばやく簡単にモーションピクチャに作り変えるこ とができます。「

iMovie HD

」は、最新の高解像度ビデオカメラや、最小クラスの廉価なフラッシュ カメラと組み合わせて使うのに最適なツールです。「

iMovie HD

」の新しい機能があれば、受賞作品 にも見劣りしない動画を難なく作成し、手軽にインターネットや DVDで共有することができます。

このマニュアルの構成

iMovie HD

はじめに」は、

3

つの章から構成され、必要な情報にすぐにたどり着けるようになって います。

Â

第 1 章、「iMovie HD へようこそ」:この章では「

iMovie HD

」の主な新機能について簡単に説明 し、「

iMovie HD

」に関するさらに詳しい情報の参照先を記載してあります。

Â

第 2 章、「iMovie HD チュートリアル」:この章の説明を読むと、ビデオを取り込み、基本的な ムービーを作成し、それをさまざまな手段で共有する方法が分かります。

Â

第 3 章、「iMovie HD 各部の説明」:この章では、「

iMovie HD

」での表示画面とコントロールを説 明します。この章は、

iMovie HD

プロジェクトを作成する際のクイックリファレンスとして利用 できます。

(5)

iMovie HD 6

」の新機能

Â

向上したパフォーマンス:「

iMovie HD 6

」は、

Mac OS X v10.4 Tiger

と「

QuickTime 7

」のパワー ですばやくエフ ェクトをレンダリングし、撮った ままのビデオ品質を再現し ます。驚くような新 しいビデオエフ ェクトを試しに使ってみてく ださい。どのような映像になる のか、即座に確認で きます。素材の読み込みから仕上がったムービーの共有まで、「

iMovie HD

」はあらゆる作業を短 時間かつすばやい反応でこなします。

Â

使いやすくなったユーザインターフェイス:「

iMovie HD

」の編集パネルとコントロールが改良さ れ、ムービーのビ ルドと編集がこれまで以上に 簡単になります。実際のトラン ジション、タイト ル、エフェクトを大きな iMovieモニタでプレビューできるようにもなり、実際にムービーでどの ように見えるのか確認できます。

Â

複数のプロジェクトが開ける:同時に複数の iMovie HDプロジェクトを開いて、個々のビデオク リップやオーデ ィオクリップはもちろん、ムービ ー全体や一部分だけでも、プロ ジェクトからプ ロジェクトにコピーできます。同じプロジェクトの異なるバージョンを開き、別々の「カット」を 比較することもできます。

Â

アップルがデザインしたムービーのテーマ:「

iMovie HD 6

」があれば、ハリウッド映画にあるよ うな洗練された雰囲気をこれまで以上に簡単にムービーに加えられます。まずテーマを選択し、次 にテーマに沿っ たタイトルやビジュアルエフェ クトを選ぶだけで、信じられない 仕上がりが得ら れま す。テーマで は高度 なモー ションや 合成を 使って、す ばらしい 背景や アニメ ーション グラ フィックスをビデオや写真に融合します。

Â

オーディオ機能 の拡張:風の音やカメラの機械音 を取り除きたいですか?ビデオ クリップやオー ディオクリ ップで低音や高音を調 節したいですか?これから は「

iMovie HD

」のグラ フィックイ コライ ザで個々の 周波数のレベ ルを変更で きます。オーデ ィオのピッチ を変えたり、リ バーブ、 ディレイなどの オーディオエフェクトを追加し たりして、ムービーのサウンドを これまでにない ほど高品質に仕上げることもできます。

Â

Magic iMovie 機能の拡張:「

iMovie HD

」が簡単に使いこなせるようになりました。「

Magic

iMovie

」の機能を 使うだけで、「

iMovie HD

」にビデオを読み込み 、すばらしいムービーが 作成 できます。「

iMovie HD 6

」では、読み込む前にテープを巻き戻すかどうか選択することも、素材 の取り込みを停止したい時間を指定することもできます。

Â

より柔軟になった Web 公開:「

iMovie HD

」には、アップルの新しい Web公開用アプリケーショ ンである「

iWeb

」の主要素が統合されているので、お好みにあったムービー公開がより柔軟に行 うことができます。ムービーを専用の

Web

ページで公開する場合でも、

Blog

で利用する場合で も、「

iMovie

」で作成したビデオ Podcastを公開する場合でも、「

iWeb

」があればクリエイティブ な操作が可能で、

Web

上でのムービー公開が今まで以上に簡単になります。

(6)

始める前に

チュートリアルでの操作を分かりやすくするため、本マニュアルをプリントしてください。 本マニュアルと「

iMovie HD

ヘル プ」での操作の多くで、メニューバーのメニ ューからコマンドを 選択する必要があります。メニューコマンドは次のように表記しています: 「編集」>「コピー」と選択します。 「>」の前にある言葉は、

iMovie HD

メニューバーにあるメニューの名前です。その後にある言葉は メニューから選択する項目です。

習得する操作

チュートリアルの全ステップが終了すると、ビデオを使って、タイトル、クリップ間のトランジショ ン、サウンドト ラックを含む基本的 なムービーを作成する 方法が習得できます。ま た、次の操作方 法も習得できます:

Â

ビデオ素材の切り取りとトリミングをする

Â

Ken Burns

エフェクトを使って写真にモーションを追加する

Â

オーディオクリップをトリミングする

Â

音量を調整する

Â

オーディオとビデオを同期させる

Â

完成したムービーを他人と共有する

必要なもの

チュートリアルをすべて終了するには、次のものが必要です:

Â

コンピュータにインストールしてある「

iMovie HD 6

Â

ビデオカメラまたはハードディスク上に保存してあるデジタルビデオ素材 チュートリ アルでは、

FireWire

ケーブル を使い、ビデオカメラか らデジタルビデオ を取り込み、 それを「

iMovie HD

」に直接読み込 む方法を学びます。もしフ ラッシュメモリを用い たデバイス 上にデ ジタルビデ オを保存して ある場合や、

iSight

カメラから 直接ビデオを 取り込みた い場合、 「

iMovie

」を開いて「ヘルプ」>「

iMovie HD

ヘルプ」と選択します。次に検索フィールドで「読 み込む」と入力します。別の場所やデバイスからビデオを読み込む方法を検索できます。

Â

iTunes

ライブラリのミュージックファイル

Â

iPhoto

ライブラリの写真 「

iPhoto

」の写真や「

iTunes

」のミュージックがなくてもチュートリアルは進められます。これに関 係するス テップは飛ばして も、参考に一読して もかまいません。一 番重要なのは「

iMovie HD

」の 使用方法を習得しながら、いろいろと試して楽しむことです。

(7)

ご存じですか?

Magic iMovie

」を使って数分のうちにムービーを作成する

ムービー作成のビギナーもベテランも、「

Magic iMovie

」があれば、

1

本の完全なムービーを作成 したり、編集を開始したりできます。「

Magic iMovie

」は、自動的に FireWire 対応のビデオカメ ラ(

DV

または

HDV

)からビデオを読み込み、そのビデオをムービーに仕上げ、

DVD

ディスクに 書き込めるよう「

iDVD

」に送信します。タイ トル、トランジションのスタイル、サウンドトラッ クの選択もでき、残りの作業は「

iMovie HD

」に任せておけます。

Magic iMovie

」でムービーを作成するには、「

iMovie HD

」の開始ダイアログで「

Magic iMovie

を作成」ボタンをクリックするか、「

iMovie HD

」が開いていれば「ファイル」>「

Magic iMovie

を作成」と選択します。

(8)

もっと詳しく知る

お使いのコンピュータには「

iMovie HD

」で使うヘルプシステムが備えられています。「

iMovie HD

」 を開いていれば、「ヘルプ」>「

iMovie HD

ヘルプ」と選択します。「

iMovie HD

ヘルプ」が開いた ら、ページの最上部にある検索フィールドに単語や文を入力するかトピック項目の

1

つをクリック して、トピックに関する情報を入手してください。 「

iMovie HD

ヘルプ」のページには、オンライン・マルチメディア・チュートリアル、「ヒントとコ ツ」の Webサイト、アップルのサポート Webサイトなど、ほかの有用なリソースへのリンクを一 覧にしてあります。

iMovie HD

」に関する最新のニュースと情報は、「

iMovie HD

」の Webサイト(

www.apple.com/

jp/ilife/imovie

)を参照してください。

(9)

2

2

iMovie HD

チュートリアル

この章では「

iMovie HD

」でムービーをビルドするプロセスをステッ

プバイステップで説明します。

さまざまなソースやデバイスからのビデオを使って、「

iMovie HD

」でムービーを作成できます。ビ デオカメラに デジタルビデオがあった りコンピュータ上にデ ジタルビデオ素材が保存 してあったり すれば、この 章で説明するス テップに従ってそ れを自動的に「

iMovie HD

」に転送し、ク リップを 編集したり、ト ランジションやタイト ルを追加したり、サウンド トラックを作成したり することが できます。

ステップ

1

:新規プロジェクトを開始する

初めて「

iMovie HD

」を開くと、下 の図に示すよう なプロジェクトウ インドウが表示 されます。プ ロジェクトウインドウには、ムービーを作成するためのオプションがいくつかあります。このステッ プでは、オプションを 1つ選択して新しいプロジェクトを作成します。

(10)

4

「場所」とラベルされたポップアップメニューをクリックし、ムービープロジェクトを保存するフォ ルダを選択します。

デフォルト の場所は、ホームフォル ダの「ムービー」フォルダ です。このフォルダにム ービーを保 存すると、「

iDVD

」や「

GarageBand

」といった iLifeアプリケーションから探しやすくなります。

5

「作成」をクリックします。

iMovie HD

プロジェクトの新規プロジェクトファイルは、選択した場所に作成されます。ムービー で利用する ビデオクリップ、トラン ジション、エフェクト、お よびオーディオは、すべ てこのファ イルに保存されます。

ステップ

2

:「

iMovie HD

」にビデオを読み込む

iMovie HD

」は、

DV

ビデオカメラ(ワイドスクリーン対応機種も含む)や高解像度(

HDV

)ビデ オカメラなど さまざまなビデオカメ ラからさまざまなビデ オフォーマットでビデオ の転送、つまり 読み込みを行うことができます。ほとんどの状況では、「

iMovie HD

」は接続したカメラの映像を自 動で検出して読み込むので、ユーザはビデオ形式について考える必要がありません。 このステップでは、

iMovie

プロジェクトにビデオを読み込みます。

FireWire

接続できるビデオカメ ラの場合、指示に従ってビデオカメラを接続し、「

iMovie HD

」の取り込みコントロールでビデオを 読み込みま す。ほかの種類のデジタ ル・ビデオ・デバイスを使 っていたり、コンピュー タ上のファ イルに素材が保存してあったりする場合、

13

ページの指示を参照してください。 ビデオカメラからビデオを読み込むには:

1

ビデオカメラを VTRモード(ビデオカメラによっては再生モードや VCRモード)にし、必要であれば 電源を入れます。

2

ビデオカメラを

FireWire

ケーブルでコンピュータに接続します。

(11)

お使いのビ デオカメラにドックが ある場合、ドックをコンピ ュータに接続し、ビデオカ メラをドッ クに装着しま す。下の図は、

FireWire

ケーブルで ビデオカメラを iMacに接続する方法 を示してい ます。

3

iMovie HD

」でモードスイッチ(下を参照)をクリックし、「

iMovie HD

」をカメラモードに設定し ます。 参考:カメラモ ードに設定し、取り込み コントロールを表示さ せるには、ビデオカメラ を接続して 電源をオ ンにしておく必要 があります。ビデオカ メラと「

iMovie HD

」との通信で問題が 起きた場 合は、

iMovie HD

モニタの「接続のヘルプ」ボタンをクリックしてください。「

iMovie HD

ヘルプ」 の便利な情報を参照できます。 複数のビデオカメラからビデオを読み込む場合、またはビデオカメラと

iSight

を接続している場合 は、カメラモードにしたときに表示されるポップアップメニューでビデオカメラを選びます。

(12)

4

取り込みコントロール(下を参照)を使って、

iMovie

モニタでテープを見直します。

5

読み込みを開始する位置の数秒手前まで巻き戻します。

6

「再生」をクリックします。

7

読み込みを開始するフレームが表示されたら、「読み込み」をクリックするか(上を参照)スペース バーを押します。 読み込み中、素材は iMovieモニタで再生されます。素材全体を読み込むことも、選択した一部だけ を読み込むこともできます。

8

読み込みを停止するには、もう一度「読み込み」をクリックするか、スペースバーを押します。

ヒント:「

iMovie

」で作業中にコンピュータの音量を調節するには、

iMovie

モニタの下にある音量 スライダを使ってください。スライダを動かしても、最終的なビデオで再生されるサウンドのレベ ルは変化しません。作業中に再生して聞こえる音量だけが変わります。

9

必要な素材 をクリップパネルに取 り込んだら、ビデオカメラ の電源をオフにし、接続ケ ーブルを抜 いてコンピュータから切り離します。 巻き戻し 読み込み 早送り 一時停止 停止 再生

(13)

FireWire

を接続しているビデオカメラからビデオ映像を読み込むと、「

iMovie HD

」によって録画の 途切れた場 所が検出され、ビデオは途 切れた場所で別々のシ ーンに自動的に分割さ れます。録画し たビデオの 各シーケンスは、その後 ビデオクリップとして、ク リップパネルに保管 されます(下を 参照)。

ヒント:「

iMovie HD

」の「環境設定」で、読み込んだクリップをどこに保存するか、場面ごとに 新しいクリップを作成するかなど、読み込み設定が変更できます。

変更できる設定を表示するには、 「

iMovie HD

」>「環境設定」と選択し、「読み込み」をクリックします。 ビデオカメラからビデオを読み込む以外にも、

CD

DVD

、またはコンピュータのハードディスク 上のほかの場所から読み込むこともできます。 ハードディスクやその他の場所からビデオを読み込むには:

1

「ファイル」>「読み込み」と選択します。

2

読み込みたいファイルの場所を指定し、選択します。

3

「開く」をクリックします。

(14)

デスクトップのファイルや、「

iTunes

」および「

iPhoto

」などのアプリケーションのファイルを、ク リップパネルにドラッグすることもできます。「

iMovie HD 6

」では、ある iMovie HDプロジェクト から別のプロジェクトに対し、クリップをドラッグ、コピー、ペーストできます。

ステップ

3

:残しておきたいビデオを選ぶ

ビデオを削 って最高のショット だけを残すには、各クリ ップを再生し、素材を カット(つまり「切 り取り」)します。

1

秒間のビデオは、複数のピクチャ(つまりフレーム)からできています。各ク リップ全体 を通して再生すること も、フレーム単位で再生し、切 り取りたい瞬間を決め ることもで きます。 このステッ プでは、読み込んだクリッ プをプレビューし、切り取 ったり不要な素材を削 除したりし ます。クリップをプレビューするには、下に示すように iMovie再生コントロールを使います。 クリップは次のどの方法でも再生できます:

Â

再生するクリップを選択して、

iMovie

の再生コントロールにある「再生」をクリックします。

Â

巻き戻しをクリックすると、ムービーまたは一連のクリップの最初に移動します。

Â

フルス クリーンで再 生をクリック してフルス クリーンモー ドでビデオ を再生します。(フ ルスク リーンモードを解除するときは、画面の任意の場所をクリックするか、

Esc

キーを押します。) 床の映像や ぼやけた映像、写りの悪 い部分がすぐに削除で き、必要な素材だけが残 せます。丸ごと 削除したいクリップもあるかもしれません。

ご存じですか?

フラッシュメモリを用いたデバイスからビデオを読み込む

MPEG-4

ビデオカメラによっては、

FireWire

コネクタではなく USBコネクタで接続されます。こう いったデバイスからコンピュータにビデオを転送するには、デバイスをコンピュータの USBポート に接続する必要があります。接続した

MPEG-4

カメラまたはデバイスは、デスクトップ上ではハー ドディスクとして表示されます。ハードディスクアイコンを開いて、ビデオ素材を

iMovie HD

プロ ジェクトにドラッグしたり、デスクトップ上に置いて後から読み込んだりすることができます。

MPEG-4

デバイスからビデ オ素材を読み込む場合、 そのビデオは

1

つのク リップとしてプロジェ クトに読み込ま れます。複数のク リップに分割 する作業は「

iMovie HD

」では自 動で行われませ ん。「

iMovie HD

」の取り込みコン トロールでビデオ素材を読み込んだりカメラを操作したりする ことはできません。「

Magic iMovie

」の機能で自動的にビデオを読み込むこともできません。 巻き戻し 再生/一時停止 フルスクリーンで再生

(15)

クリップを削除するには:

m

クリップを選択し、「編集」>「カット」と選択するか Deleteキーを押します。 クリップパネルからクリップが消えます。すると、ウインドウの一番下にある iMovieゴミ箱に何か が入ったことが分かります。これがカットしたクリップです。これは iMovieゴミ箱を空にするまで 残っています。 その他のク リップは、良い部分だけが 残るように切り取るこ とができます。クリップを 切り取る場 合は、残してお きたいフレームを選 択して残りを削除しま す。切り取りは、クリップの 中間部分だ けを残し、その前後を削除します。 クリップを切り取るには:

1

クリップパネルで切り取りたいクリップをクリックして選択します。

2

iMovie

モニタ(下を参照)の下にある移動バーの再生ヘッドを場面の開始地点にしたいところまで ドラッグします。

3

ポインタを再 生ヘッドのすぐ下に置 き、次に右にドラッグして 素材の残したい部分が 含まれるよう にします。(ポインタを右に動かすと、切り取りマーカーが表示されます。) 移動バーの金色の部分(下を参照)が選択した素材を示しています。

4

「編集」>「切り取り」と選択すると、選んだ部分が残り、それ以外は削除されます。

ヒント:切り取りマーカーの位置を精密に調整する場合は、切り取りマーカー(上を参照)をク リックして選択し、次に←または→キーを押して切り取りマーカーを 1フレームずつ移動します。 切り取りマーカーを 10フレーム移動させる場合は、

Shift

+←または→キーを押します。 再生ヘッド ポインタ 切り取りマーカー

(16)

ステップ

4

:ムービーをビルドする

ここまででビ デオの素材は切り取っ たビデオクリップの集 合になっているので、これ を使ってムー ビーをビル ドし始められます。このス テップでは、クリップパネ ルのクリップをムービ ーのビデオ トラックに移動し、つながりのあるものに組み立てていきます。 ムービーをビルドするには、

iMovie

モニタの下にある領域で作業します。この領域には、クリップ ビューアとタイムラインビューアという 2つの表示方法があります。

Â

クリップビュ ーア(下を参照)には、ムービーでの 再生順にビデオクリップが 表示されます。ビ デオが積み木に なったようなものです。ここでは 、ムービーに使用されるクリッ プのシーケンス とトランジショ ンが、単純に並べて表示されます 。クリップの順番を変えたい場 合にも使いやす い表示方法です。

ご存じですか?

編集を取り消す

失敗してしまった場合や変更が気に入らない場合、取り消すことができます。

Â

「 編集」>「取り消し」と選択して、最後に行った変更を取り消します。 続けて「 取り消し」を 選択すると、これまでの変更がステップごとに取り消されます。

Â

「 詳細」>「クリップをオリジナルに戻す」と選択すると、選択したクリップに対するすべての 変更が取り消されます。

Â

「 ファイル」>「最後に保存した状態に戻す」と選択して、最後にプロジェクトを保存したとき 以降に行われた変更をすべて削除します。

(17)

Â

タイムラインビ ューア(下を参照)にはムービー の要素がさらに詳しく表示さ れ、ムービーの各 部分をズームインできます。ムービーのビデオトラックと

2

つのオーディオトラックも表示され ます。

3

つのトラックを使えば、ビデ オクリップに含まれる音声など、レイヤ ー化された複数の サウンドを追加 したり操作したりできます。ビデ オとオーディオの精密な編集を 行う場合はタイ ムラインビューアを利用してください。 クリップパネ ルのクリップからムー ビーをビルドする場合、ま ずクリップビューアで 作業し始めた 方が簡単です。 クリップをムービーに追加するには:

1

iMovie

モニタの下にあるクリップビューアのボタンをクリックします。

2

クリップパネルでクリップを選択し、クリップビューアにドラッグします。

3

手順 2を繰り返し、追加したいクリップをすべてドラッグします。 並んでいる クリップをドラッグす ると、並べたい順序に置き 換えられます。ほかのクリ ップの前か 後にドラッグすると、下の図にあるように、ほかのクリップは横に動いて隙間ができます。

4

クリップビューアのクリップをドラッグして、並べたい順序に置き換えます。

5

「ファイル」>「プロジェクトを保存」と選択して、ムービープロジェクトを保存します。 タイムラインビューアボタン

(18)

ご存じですか?

ビルド中のムービーを保存する

プロジェクトは、一定時間ごとに保存したほうがよいでしょう。「

iMovie HD

」では切り取った後で も元の素材を維持しているので、保存した後であっても切り取った素材を元に戻すことができます。 プロジェクトを保存するには:

m

「 ファイル」>「プロジェクトを保存」と選択します。 保存していない変更をすべて取り消して、最後に保存したときの状態でプロジェクトを開きたい場 合があります。 プロジェクトを最後に保存したときの状態に戻すには:

m

「 ファイル」>「最後に保存した状態に戻す」と選択します。 プロジェクトのコ ピーを保存し、別名 を付けることも できます。別名を付 けて保存すれば、ムー ビーの別バージョンを作成したり、新規プロジェクト内でムービーの一部を使用したりすることが 可能です。ただし、プロジェクトのコピーを複数保存すると、ディスク容量も大量に消費される場 合があります。 プロジェクトのコピーを別名で保存するには:

m

「 ファイル」>「プロジェクトを別名で保存」と選択します。 次に名前を入力し、プロジェクトのコピーの保存場所を選択した後、「保存」をクリックします。

(19)

ステップ

5

:ムービーに写真を追加する

iMovie HD

」では、

iPhoto

ライブラリから簡単に写真をムービーに追加することができます。写真 を静止ショットとして追加して好きな長さだけ表示したり、「

Ken Burns

エフェクト」を使って写真 の上をパン したり、ズームイン、ズーム アウトすることもで きます。このステップ では、ムービー に静止写真を追加し、

Ken Burns

エフェクトを適用します。以下に示すメディアパネルを使用して、 写真を選択したり、選択した写真にモーションを追加したりすることができます。 参考:メディアパネルの写真を見るには、「

iPhoto

」がインストールされている必要があります。さ らに iPhotoライブラリに、少なくとも 1枚は写真が入っていなくてはなりません。 静止写真をムービーに追加するには:

1

「メディア」ボタンをクリックし、次にメディアパネルの最上部にある「写真」をクリックします。

2

iPhoto

ライブラリ全体、アルバム、またはリストのフォルダを選択します。選択した項目に含まれ る写真が、パネ ルの最下部に表示さ れます。写真の表示部分で スクロールすると、追加 したい写真 が探せます。

ヒント:検索フィールド(上を参照)に文字を入力して写真を検索することもできます。文字を入 検索ボックス リセットボタン

(20)

「写真の設 定」ウインドウ(下を参照)が 表示されます。「写真 の設定」ウインドウは、邪 魔になら ないようにコンピュータスクリーン上のどこにでもドラッグできます。

4

Ken Burns

エフェクト」チェックボックスをクリックして選択解除し、写真のモーションをオフに します。

5

継続時間スライダをドラッグし、写真の表示継続時間を変更します。 ムービーに写真を追加した場合、表示継続時間を変更しなければ、自動的に 5秒が設定されます。

6

メディアパネ ルからクリップビュー アに写真をドラッグし ます。ムービーの最後尾に 写真を配置し たい場合は、「適用」ボタンをクリックするだけでも配置できます。

ヒント:複数の写真を一度に選択するには、

Command

キーを押しながら写真を選択します。アル バム全体をドラッグしてアルバムの写真全部を追加することもできます。 ムービーの写真にモーシ ョンを加えたい場合、

Ken Burns

エフェクトを使 ってパンやズームができ ます。パンを使 うと、カメラが写真の表 面をなぞるような効 果が得られます。ズー ムを使うと、カ メラが写真 に近づいたり、写真から遠 ざかるような効果が得 られ、静止写真に面白い動 きが加わり ます。 写真をズームするには:

1

「写真の設定」ウインドウで「

Ken Burns

エフェクト」チェックボックスを選択します。

2

iPhoto

ライブラリから写真を選択して始点をクリックします。

3

ズームを開始するポイントが見つかるまで、ズームスライダを左右に動かします。

4

終点をクリックします。

5

ズームを終了する場所までズームスライダを動かします。

6

継続時間スライダを動かしてズームを継続する時間を設定します。

7

エフェクトが思い通りになっていれば、「適用」をクリックします。 写真がムー ビーの最後にクリップ として表示されます。この クリップは、表示したい任 意の位置に ドラッグできます。 継続時間スライダ ズームスライダ

(21)

写真をパンするには:

1

ムービーまたは「メディア」パネルで写真を選択します。

2

「写真の設定」ウインドウで「

Ken Burns

エフェクト」チェックボックスを選択します。

3

始点をクリックします。

4

iMovie

モニタでイメージをクリックし、マウスボタンを押しながら、パンを開始したいイメージ内 の位置までドラッグします。

5

終点をクリックします。

6

パンを終了させたい場所までイメージをドラッグします。

7

継続時間スライダを動かしてパンを継続する時間を設定します。

8

「再生」をクリックし、エフェクトがどのように見えるかを確認します。必要であれば、上記の手順 を繰り返します。

9

エフェクトが思い通りになっていれば、「適用」をクリックします。 写真がムー ビーの最後にクリップ として表示されます。この クリップは、表示したい任 意の位置に ドラッグできます。 パンコントロール

ご存じですか?

パンとズームを同時に使用する

パンとズームを併用すると、たとえばグループ写真の一人だけをクローズアップするような、興味 を引くエフェクトを写真に加えることができます。写真がパンエフェクトを使うほど大きくない場 合、最初にズームインして作業領域を大きくしておくことができます。

(22)

ステップ

6

:タイトルとテキストを追加する

タイトルがな ければムービーが完全 だとは言えませんし、すば らしいムービーの最後 には例外なく クレジット が付いています。タイト ル、クレジット、その他の テキストを追加して、ム ービー全体 を洗練され たものに仕上げられま す。テキストもただ書き込 むだけではありません。テ キストを弾 ませる、回転させる、色や光沢を変えるなど、「

iMovie HD

」にはさまざまなタイトルのスタイルが 用意されて います。このステップで は、ムービーにタイトルを 追加し、背景やビデオク リップ上に 配置する方法を習得します。 タイトルパ ネル(下を参照)には、さまざま なタイトルのスタイ ルに選択できるオプシ ョンがすべ て表示されます。 タイトルやテ キストをビデオの上に 直接配置することも、テキ ストに適した背景とな る黒やカラー のクリップ を作成することもでき ます。黒やカラーのクリッ プを追加した場合、ムービ ーの時間が 少し長くなる点に注意してください。 タイトルを追加するには:

1

「編集」ボタンをクリックし、次に編集パネルの最上部にある「タイトル」ボタンをクリックします。

2

リストからタイトルのスタイルを選びます。

iMovie

モニタにプレビューが表示されます。気に入ったスタイルが見つかるまで、さまざまなスタ イルを試してみてください。

(23)

3

タイトルのリストの下にあるテキストフィールドに、表示するテキストを入力します。 タイトルのス タイルで複数行のテキ ストを追加できる場合、テ キストフィールドの隣 にプラス記号 (

+

)が表示されます。テキストの行を追 加するには、このプラス記号をクリッ クします。この操作 は必要なだ け繰り返せますが、プラス 記号が表示されなくな れば終わりです。テキスト の行を削除 するには、削除したいフィールドをクリックし、マイナス記号(

-

)をクリックします。

4

「ファミリー」ポップアップメニューからフォントのスタイルを選択します。気に入ったフォントが 見つかるまで、さまざまなフォントを試してみてください。

5

タイトルのスタイル(ボールドやイタリックなど)を「書体」ポップアップメニューから選択します。

6

「サイズ」スライダを左右に動かし、フォントのサイズを設定します。

7

「カラー」ボックスをクリックし、「カラー」ウインドウ(下を参照)を開きます。続いて「カラー」 ウインドウ で好みの色が見つかる まで色をクリックし ます。終了したら「カラー」ウイ ンドウを閉 じます。 タイトルのスタイルによっては、その他のオプションも選択できます。たとえばタイトルにモーショ ンがある場 合、テキストフィールドの 左側にある矢印ボタン を押すことで、タイトルの 動く方向を 選択できます。希望の通りにタイトルやテキストを設定できたら、ムービーに配置できます。

8

タイトルを配置したいクリップをクリップビューアで選択します。

9

黒のク リップに タイトルを 追加する ときは、「黒背景」チ ェックボ ックスを選 択します。ビ デオク リップに直接追加する場合、「黒背景」が選択解除されているか確認してください。

10

「追加」をクリックします。 ビデオクリップの長さがタイトル表示時間より長い場合、「

iMovie HD

」によってクリップはタイト

(24)

黒のクリップの色を変更するには:

1

黒いクリップを選んで、「ファイル」>「情報を見る」と選択します。

2

カラーボックスをクリックします。

3

カラーウインドウで色を選択します。

4

「設定」をクリックします。 タイトルは、ム ービーに追加したあと でいつでも変更できま す。ムービーのタイトルク リップを選 択し、好みの変 更を加えて「アップデ ート」をクリックしま す。タイトルを削除する には、タイト ルクリップを選び、

Delete

キーを押します。テキストを含む 1つまたは複数のクリップに同じ変更 を加える必要がある場合は、それらすべてを選択して一度に変更します。

ステップ

7

:クリップを調整する

ここまででムービーにビデオ、写真、タイトルを追加しましたが、調整を加えたい場合もあります。 「

iMovie

」の編集の大部分は、タイムラインビューアで行います。このステップでは、タイムライン ビューアでビデオクリップをトリミングして、小さな変更や大きな変更を加える方法を習得します。 タイムラインビューアに切り換えるには:

m

iMovie

モニタの下にあるタイムラインビューアのボタンをクリックします。タイムラインビューア のボタンには時計の絵があります。 ビデオクリッ プがタイムラインビュ ーアの一番上のトラッ クに表示されます。ウイン ドウの左下の 隅にあるスラ イダをドラッグすると、タ イムラインビューア上 のクリップのサイズが 大きくなった り小さくな ったりします。クリップを 小さくしてウインドウ で表示する数を多くし たい場合も、ク リップを大きくして精密な編集ができるようにしたい場合もあります。 クリップをすばやくトリミングするには:

m

クリップの端からクリップの中央に向かってドラッグします。(ポインタの形が変わりドラッグでき る方向を示します。) タイムラインビューアボタン クリップビューアボタン

(25)

トリミング した部分は削除された のではなく、ムービーで再 生されなくなるだけで す。後でクリッ プの長さを 戻したくなった場合は、ク リップの端をドラッグ して戻せば、隠れているビ デオの全部 または一部が再生されるようになります。クリップの端をドラッグすると、隣り合うすべてのクリッ プが一緒に動きます(連動します)。そのため、

1

つのクリップの長さを変えると、ムービー全体の 長さも変わります。 重要:クリップ の音量レベルが表示 されていると、このトリミ ング方法は使えませ ん。クリップの 音量レベルを隠すには、「表示」>「クリップの音量レベルを表示」と選択し、チェックマークを外 します。(選択した項目の隣にはチェックマークが付いています。選択を解除するには、項目をもう 一度選びます。) 「

iMovie HD

」では元の再生ヘッドの位置を示す残像を活用し、トリミングするビデオの始点と終点 になるフレームを正確に選び、続いてその場所までトリミングできます。 ビデオクリップを精密にトリミングするには:

1

タイムラインビューアで、編集するクリップをクリックします。

2

クリップの始点または終点にしたいフレームまで再生ヘッドをドラッグします。

3

ポインタをクリップの端に置き、ポインタの形状が変わるのを確認します。

4

クリップの 端を元の再生ヘッドの 位置を示す残像(上を参 照)までドラッグし、トリミ ングしたい フレームを削除します。 手順 2で選択したフレームに近づくと、黄色い線が表示され、クリップの端が自動的に元の再生ヘッ ドの位置を示す残像にスナップ(吸着)します。

5

必要に応じて、クリップのもう一方の端を同様に処理します。 ポインタ ポインタ 元の再生ヘッドの位置を示す残像

(26)

クリップを ドラッグしたときの結 果は、ポインタを置く位置 によって異なります。端か らドラッグ するとクリッ プの長さを変えられま すが、中央からドラッグす るとクリップをムービ ーの別の場所 に移動でき ます。クリップを別のク リップの上に移動する と、移動したクリップは、そ のクリップ および隣接 するすべてのクリップ に割り込みます。つまり、それ らすべてのクリップが ドラッグし た方向に移動します。 クリップを右 に動かした場合はギャ ップが生じます。別のクリ ップをドラッグしてこ のギャップを 埋めることも、 ギャップを残してテキス トの手頃な背景にした りトランジションやエ フェクトに改 良を加えた りすることもできます。下 の図は、タイムラインビュ ーアでギャップがどの ように見え るかを示しています。

ヒント:ギャップを埋めたい場合、クリップビューアでビデオを再生するとギャップ部分が黒いク リップで表示されます。黒いクリップを選択して削除します。 すばやくクリップを変更する方法に、クリップを

2

つに分割するという方法もあります。タイトル を挿入した り、ほかのクリップやイメ ージを追加したり、クリッ プの並びを入れ替えた りするため に、ビデオクリ ップを分割したい場 合があります。クリップパ ネル、クリップビューア またはタイ ムラインビューアにあるクリップは、分割できます。タイムラインビューアにあるオーディオクリッ プも分割できます。 クリップを分割するには:

1

クリップをクリックして選択します。

2

クリップ分割する位置に再生ヘッドを移動します。

3

「編集」>「ビデオクリップを再生ヘッドの位置で分割」と選択します。 ギャップ

ご存じですか?

特殊エフェクトを追加する

ムービーに面白いエフェクトを追加し、ほかにはない魅力と独創性と遊び心を備えたものにするこ とができます。「

iMovie HD

」には さまざまなビデオエフェクトが用意されており、クリップを地 震のように揺らせたり、画面にきらきらした細かい粒子を飛ばしたり、シーンに流れる霧のフィル タをかけたり、イメージに稲妻のような光を追加することができます。ほかにも、ビデオの明るさ やコントラストを変更する、スローモーションを追加する、色を変更する、焦点をぼかすなど、さ まざまなエフェクトがあります。 ムービーに特殊エフェクトを追加する詳しい方法については、「

iMovie HD

ヘルプ」を参照してく ださい。

(27)

ステップ

8

:トランジションを追加する

これで、ビデオクリップは希望の順序に並んだ状態になりました。しかし、このままでは 1つのシー ンか ら次のシ ーンへ の転換 が非常に 唐突に なって しまいま す。この動 作を滑 らかにす るとよ いで しょう。これに は、トランジションを使 用します。トランジシ ョンは、クリップの端と 端をさまざ まな方法で ブレンドするビデオエ レメントです。たとえば、ある シーンから次のシーン にフェード インしたり、次 のシーンに移るとき に最後のシーンをス クリーン外に「押し出 し」たりします。こ のステップでは、ムービーのクリップの間にトランジションを追加します。 ムービーの

2

つのクリップ間またはムービーの最初や最後にトランジションを入れることができま す。トランジシ ョンは、クリップビュー アでは次のようなアイ コンで表示され、見分け ることがで きます。 参考:クリップの長さがトランジションの実行に足りない場合、

2

つの短いクリップの間に長いトラ ンジションを配置することはできません。この場合、警告のダイアログが表示されます。 シーン間にトランジションを追加するには:

1

トランジションを追加したい位置の近くまで再生ヘッドをドラッグします。

2

「編集」ボタンをクリックし、次に編集パネルの最上部にある「トランジション」ボタンをクリック します。下の図の通り、トランジションパネルが開きます。 トランジションアイコン

(28)

3

リストでトランジションのスタイルをクリックして選択します。

4

「速度」スライダを使ってトランジションの継続時間を設定します。

5

選択したトランジションに特有の設定項目があれば、設定します。 たとえば「押し出し」を選択すると、「速度」スライダの隣にある矢印ボタンを使って、次のシーン がスクロールする方向を選ぶことができます。そのほかのトランジション(「縮小」など)では、ト ランジションの開始位置を設定できます。

iMovie

モニタにトランジションの開始位置を示す小さな 円が表示されます。円は別の場所にドラッグできます。

6

ムービーにトランジションを追加するには、「追加」をクリックするか、トランジションをリストか らクリップビューアにドラッグします。

ヒント:ムービー全体で同じトランジションを使いたい場合、まず好みのトランジションを設定 し、次にムービーのすべてのクリップを選択して「追加」をクリックします。クリック 1回でムー ビー全体にトランジションが適用されます。 トランジシ ョンを変更したい場合、削 除して最初から設定し 直すか、既存のトランジシ ョンを編集 できます。 トランジションを削除するには:

m

トランジションを選択して Deleteキーを押すか、「編集」>「消去」と選択します。 クリップを 移動したり、クリップの間 に別のトランジション を追加したりするには、ト ランジショ ンを削除する必要があります。トランジションを削除すると、クリップは元の長さに戻ります。

(29)

ステップ

9

:サウンドトラックを追加する

サウンドト ラックがあればムービ ーはさらに良いものに なります。ムービーの雰囲 気を作り、深み を加えるのに役立ちます。ビデオを iMovie HDプロジェクトに読み込んだとき、ビデオは一緒に録 音されたサ ウンドも自動的に取り 込んでいます。ビデオのサ ウンドの音量を下げた り、サウンドを 完全に消し てミュージック、サウン ドエフェクト、またはナレ ーションを追加した りできます。ま た、これらを組み合わせることもできます。 このステップでは、

iTunes

ライブラリから曲を追加し、ムービー中のサウンドの音量と配置場所の 調節を行います。 タイムラインビューアは、下の図にあるように、

2

つあるオーディオトラックの 1つでオーディオを オーディオクリップとして表示します。オーディオはどちらのトラックにも追加でき、

1

つのトラッ クから別のトラックにオーディオクリップをドラッグすることもできます。 ビデオ素材の サウンドに雑音が多か ったり聞き取りにくか ったりする場合、ノイズリ デューサーな ど「

iMovie HD

」の新しいオー ディオエフェクト を活用し、雑音を低減 したりオーディオ の質を高 めたりできます。保存しておく必要がなければ、いつでも消音できます。 オーディオトラックを消音するには:

m

トラックの右端のチェックボックスのチェックを外します(上を参照)。

ムービーにオーディオを追加する

ビデオにミュージックを簡単に追加 する方法に、

iTunes

ライブラリの曲や「

GarageBand

」で作成 したミュー ジックを使う方法があ ります。サウンドエフェク トを追加すれば、ドラマ性 やユーモア を持たせることもできます。 ムービーにオーディオを追加するには:

1

「メディア」をクリックし、次に「オーディオ」ボタンをクリックします。

2

リストに表示されたオーディオソースの中から 1つをクリックします。内蔵のサウンドエフェクト、 「

GarageBand

」、または

iTunes

ライブラリとプレイリストから選択します。 「検索」フィールドにタイトルの数文字を入力すると、特定のトラックを検索できます。検索フィー オーディオチェックボックス オーディオトラック

(30)

4

「再生ヘッドの位置に配置」をクリックします。 オーディオフ ァイルが、

2

番目のオーディオトラック に表示されます。スタートさせ たい位置から オーディオが始まらない場合、

iMovie

モニタでスタートさせたいフレームの位置まで、オーディオ クリップをト ラックに沿ってドラッ グします。クリップの端で はなく中央をクリック してドラッグ してください。

5

オーディオを追加したビデオクリップを選択して、

iMovie

の再生コントロールの「再生」をクリッ クして編集内容をプレビューします。

ヒント:オーディオファイルをタイムラインビューアにドラッグすることもできます。

オーディオクリップの長さを調整する

ビデオクリ ップと同様、オーディオク リップの端をドラッグ できます。実際には何の情 報も削除さ れないので、こ の方法で短くしたオー ディオは、オーディオクリ ップの端を元の位置ま でドラッグ することで簡単に元に戻せます。 オーディオトラックを短くするには:

1

「表示」メニュー をクリックし、「クリップ の音量レベルを表示」が 選択されていないこ とを確認し ます。もしチェックマークが付いていたら、もう一度選択してチェックマークを外します。

2

短くしたい クリップの端にポイン タを置きます。正しい位置 に置かれた場合、ポインタ の形が変わ ります。

3

クリップの 端を中央に向かってド ラッグし、短くします。短く なりすぎた場合、逆方向 にドラッグ してください。

ご存じですか?

サウンドを編集する

次の方法でムービーのサウンドを改善できます:

Â

ビデオのオーディオト ラックを消音するか 小さな音にして、ナレー ション、サウンドエフェク ト、または別のトラックの音楽をよく聞こえるようにする。

Â

3

つのトラックの比率を調整する(ビデオトラックのオーディオの音量をほかのトラックより大 きくするなど)。

Â

ビデオクリップを完全に消音して、ほかのトラックのオーディオだけが聞こえるようにする。

Â

1

つのクリップを同じオーディオトラック上にある別のクリップの上にドラッグして重ね合わ せ、両方のクリップが同時に聞こえるようにする。

Â

iMovie HD

」のグラフィックイコライザを使って、風の音やカメラの機械音を取り除いたり、 ビデオやオーディオク リップの低音や高音を 調節したりする。オーディ オのピッチを変更した り、リバーブやディレイな どのオーディオエフ ェクトを追加したり することもでき、ムービー のサウンドが今まで以上に高品質になります。 サウンドの詳しい操作方法に関しては、「

iMovie HD

ヘルプ」を参照してください。

(31)

ヒント:特定のオーディオクリップ(たとえばサウンドエフェクト)を長くする場合、オーディオ クリップを複製し、直前のクリップに複製を付け足すことができます。次に新しいクリップをトリ ミングし、必要な部分だけを残します。

オーディオクリップの音量を調整する

ムービーの サウンドの音量はきわ めて重要です。小さすぎ ると、聞こえないことが あります。両方 のオーディオ トラックでオーディオ を再生している場合、各ト ラックの音量や特定の オーディオク リップの音量を調整したいこともあります。 ムービーのオーディオの音量を調整するには、調整したいクリップを選択して、タイムラインビュー アにあるク リップの音量コント ロール(下を参照)を調節し ます。ここでの調節は、完 成したムー ビーの再生音量に影響します。 すべてのクリップを選択して一度に音量を変えることも、クリップ単位で変えることもできます。 オーディオクリップの音量を調整するには:

1

1

つのクリップ、複数のクリップ、またはクリップの一部を選択します。

2

「表示」>「クリップの音量レベルを表示」と選択します(チェックマークが付いています)。 すべ てのオー ディオ クリップ に音量レ ベルバ ーが表示 され、 現在の音 量レベル を見る ことがで き ます。

3

クリップの音 量コントロール部にあ るスピーカーアイコン をクリックし、スライダを ドラッグして 音量を上げ下げします。

ヒント:オーディオの操作に慣れてくると、音量レベルのバーをクリックしてマーカーを表示し、 そのマーカーを上下にドラッグして音量を増減させることで、音量レベルの調節が非常に細かくで きるようになります。詳しくは、「

iMovie HD

ヘルプ」を参照してください。 音量レベル クリップの音量コントロール

(32)

クリップを再生しながら音量を調節すると、「

iMovie HD

」は再生を一時停止し、調整した音量です ぐにクリップを再生します。これにより、希望通りの結果を簡単に得られます。

ステップ

10

:ムービーを共有する

すばらし いムービーは共有 したいものです。「

iMovie HD

」があれ ば、さまざまなことが できます。 以下の作業を行うことができます:

Â

メールのメッセージで送信する

Â

iWeb

」でインターネット上に公開する

Â

iPod

に転送する

Â

DV

テープや HDVテープに保存する

Â

iDVD

」を使って DVDに書き込む

Â

さまざまな形式の QuickTimeムービーとして保存する

Â

Bluetooth

® テクノロジーを使用して、ムービーを互換性のあるほかのコンピュータ、携帯電話、

PDA

などにワイヤレスで転送する

Â

GarageBand

」に書き出し、オリジナルのサウンドトラックを作曲できるようにする どのような方法でムービーを見るにしても、「

iMovie HD

」では、ムービーを適した形式で簡単に書 き出せます。

ご存じですか?

高度なサウンドテクニックを使う

iMovie HD

」のパワーと柔軟 性があれば、ムービーのほとんどのサウンドを作成できます。オー ディオクリップを分割したり、クリップの音量レベルをドラッグしてオーディオをフェードインお よびフェードアウトしたり、新しいオーディオエフェクトを追加したり、オーディオの波形を利用 してオーディオとビデオを同期させたりできます。 これらの利用方法およびサウンドの操作に関する高度なテクニックについては、「

iMovie HD

ヘル プ」を参照してください。

(33)

友人や家族とムービーを共有するには:

m

「共有」を選択し、次にどのようにムービーを共有したいかを選択します。 一般的な書き出しのオプションを選択すると、「

iMovie HD

」が自動的に適したフォーマットをムー ビーに設定します。

ヒント:ムービーの一部だけを共有するには、目的のクリップを選択し、「選択したクリップのみ を共有」チェックボックスをチェックしておきます。

iMovie HD

」では、ムービーを新規の iDVDプロジェクトとして「

iDVD

」に書き出すこともできます。 ムービーを「

iDVD

」に書き出すには:

m

「共有」>「

iDVD

」と選択します。 ムービ ーを圧縮し て書き出す には少し時 間がかかり ます。(かかる時 間はムービ ーの長さに よりま す。)

書き出し中は、コンピュータのほかのタスクを使用しないことをお勧めします。

ヒント:「

iMovie HD

」の Magic iMovie機能を利用すると、ビデオの読み込み、ムービーの作成や 「

iDVD

」への書き出しが自動で実行できます。「

Magic iMovie

」でムービーを作成すると、ムー ビーを新しい iDVDプロジェクトにするオプションが選択できます。 ムービーを

DVD

に書き込むには、

DVD

ディスクが作成できる光学式ドライブを備えたコンピュー タが必要です。

ご存じですか?

チャプタマーカーのあるムービーを作成する

ビデオを DVDやビデオ Podcastで利用する場合、ムービーにチャプタマーカーを追加したいこと があります。チャプタマーカーを追加しておくと、ムービーを見るときに特定のシーンにジャンプ することができます。ビデオ Podcastのチャプタマーカーに URLを追加することもできます。 チャプタマーカーのあるムービーを「

iDVD

」で共有すると、「

iDVD

」はメインの DVDメニュー上 に「ムービーを再生」および「シーンの選択」という 2つのボタンを自動的に作成します。 詳しくは、「

iMovie HD

ヘルプ」および「

iDVD

ヘルプ」を参照してください。

(34)

3

3

iMovie HD

各部の説明

ようこそ「

iMovie HD

各部の説明」へ。この章では、「

iMovie HD

のインターフェイスおよびコントロールについて簡単に紹介します。

本文に 目を通して、「

iMovie HD

」の機能や 特殊な用語 に慣れてくだ さい。「

iMovie HD

」の コント ロールの名前が分かるようになると、「

iMovie HD

ヘルプ」の説明が理解しやすくなります。

iMovie HD

プロジェクトウインドウ

初めて「

iMovie HD

」を開いたときや、開いていた iMovieプロジェクトをすべて閉じたとき、プロ ジェクトウ インドウが表示されま す。プロジェクトウインド ウを使って、新規プロジェ クトを作成 したり、既存のプロジェクトを開いたりすることができます。 A 「新規プロジェクトを作成」ボタン:クリックして、新規プロジェクトを作成してビデオ素材を読み込みます。 B 「既存のプロジェクトを開く」ボタン:クリックして、既存のプロジェクトを開いて作業を続けます。

C 「Magic iMovie を作成」ボタン:クリックして、「 iMovie HD」に新規ムービーを自動で作成させます。ビ デオカメラを接続し、このボタンをクリックするだけで、簡単にムービーが作成できます。 D ヘルプボタン:クリックすると「 iMovie HDヘルプ」が開きます。 A B C D E

(35)

メインウインドウ

iMovie HD

」のメインウインドウは、ムービーを編集する作業の中心となるウインドウです。ムー ビーの再生、シ ーンの並べ替え、クリッ プの編集、そしてプロ 並みの仕上げなどを、こ のウインド ウから行います。 A iMovie モニタ:素材と編集したエフェクトはここで確認します。 B 移動バーと切り取りマーカー:再生ヘッドを移動バーに沿ってドラッグすると、ムービーや選択したクリッ プ内を移動できます。再生ヘッドをあるフレームに移動すると、そのフレームの位置が再生ヘッドの隣に表 示されます。切り取りマーカーを配置して、カットしたり残したりするビデオの部分を選択します。 C モードスイッチ:クリックして、ビデオカメラモードと編集モードを切り替えます。ビデオカメラモードは、 入力デバイスを選 択したり、ビデオ素材をコンピュー タに転送したりするのに使用しま す。編集モードは、 ムービーの編集に使用します。 D 再生コントロール:これらのコントロールを使用して、選択したクリップの先頭への巻き戻し、クリップの A B C D E F G H

(36)

クリップビューア

iMovie

ウインドウの下部には、クリップビューアとタイムラインビューアという 2つの表示部があ ります。ク リップビ ューア(下を 参照)はシン プルな画面 で、クリップ をムービ ーに追加 したり、 ムービー内で表示したい順番に並び替えたりできます。 G iMovie ゴミ箱:削除した素材はここに入ります。いったん削除したビデオやオーディオは、 iMovieゴミ箱 を開けばいつでも元に戻せますし、後から永久に削除することもできます。 H パネルボタン:こ れらのボタンをクリックすると 、 iMovie HDウインドウのさ まざまなパネルが表示され ます。 A クリ ップビ ューア ボタン:ク リップ ビュー アボタ ンをク リックし て、タイム ライン ビュー アをク リップ ビューアに切り替えます。 B クリップ:読み込んだビデオ映像の各セクションと静止画をクリップといいます。 C トランジションアイコン:トランジションアイコンは、 2つのクリップがトランジションでつなげられてい ることを示します。 D 特殊なアイコン:静止画、タイトル、ビデオエフェクトがある場合、アイコンがクリップ上に表示されます。 D B A C

(37)

タイムラインビューア

タイムライ ンビューア(下図参照)を使 用して、ムービー内のビ デオやオーディオクリ ップを編集 したり、オーディオとビデオを同期させたりします。 A タイムラインビューアボタン:クリックして、クリップビューアをタイムラインビューアに切り替えます。 B ビデオトラック:このトラックの中にあるクリップを選択して編集したり、ビデオクリップにエフェクトや タイトルを追加したりします。このトラックには、ビデオに録音されているオーディオも含まれます。 C オーディオトラック:サウンドエフェクト、ミュージック、ナレーションを追加します。クリップの音量を 調節し、オーディオトラックを編集します。 D ズームスライダ:クリップを拡大または縮小してタイムラインに表示します。サイズを拡大または縮小する ことで、クリップの選択や編集が行いやすくなる場合があります。 E 音量レベルバー:「表示」メニューで「クリ ップの音量レベルを表示」が選択 されていると、クリップを横 切る形で音量レベルバーが表示されます。このバーを使ってクリップの音量を上げ下げします。 F オーディオの波形:「表示」メニューで「オーディオの波形を表示」が選択されていると、オーディオクリッ プ中の音の強さが波形として表示されます。 G オーディオチェックボックス:このボックスをチェックして、このトラックのオーディオを聴きます。チェッ クを外すと音が消えます。 H クリップの音量:テキ ストフィールドに音量レベルを 入力するか、ボタンをクリックしてス ライダを使い、 選択したクリップの音量を設定します。 A D B E C H F G

参照

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