贈 与 税
直系尊属からの贈与
の贈与税非課税制度
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いますが、両制度を併用する場合でも、同 一の費用にかかる領収書等を両制度で重複 して金融機関に提出することはできません。 (注)保育所・幼稚園の費用などは教育資金の一 括贈与非課税制度と結婚・子育て資金の一 括贈与非課税制度の両制度の対象となって 直系尊属(父母、祖父母など)から直 系卑属(子、孫など)に贈与を行う場合、 贈与資金の目的別に3種類の贈与税非課 税制度があります。それぞれ非課税制度 の実施期間、金額、条件等が異なります。 それぞれの制度の適用条件を満たせば、 いずれも併用することが可能です(注)。 3種類の贈与税非課税制度の概要は下表 の通りです。それぞれの制度について、 順に詳しく説明します。3種類の非課税制度の概要
控除額 = 遺留分減殺請求により返還すべき額 × 相続時精算課税適用財産の 贈与時の価額 相続時精算課税適用財産の 返還時の時価 その上で、相続時精算課税制度を 適用する場合、相続税の課税価格に は、減額更正後の額が算入されます。 たとえば、乙が遺留分の減殺請求 により弁償すべき額が1,000万円、 X社株式の弁償時の時価が8,000万 円、贈与時の価額が1億円だとする と、贈与税について、1,000万円× 1億円 8,000万円=1,250万円減額更正され、 相続税は同額が課税価格に算入され て計算されます。 質問の事例は、たとえば、 親である甲が生前、X社株 式を相続人となる乙に贈与し、乙が 相続時精算課税制度を選択したとこ ろ、他の相続人丙が遺留分減殺請求 を行い、X社株式が返還された、と いうような場合です。 このような問題が生まれるのは、 相続時精算課税制度は生前贈与をや りやすくする制度であるため、この 制度を利用して生前贈与が行われた ところ、それに不満を抱いた他の相 続人が遺留分減殺請求を行うという ことが考えられるためです。 このような場合、乙の相続税額の 計算の際、X社株式は相続財産の課 税価格に加算されないと考えてよい かという争点が生じます。 この事例のように遺留分減殺請求 を受けた場合、まず、すでに申告し た贈与税について、更正の請求によ り当該財産の価額から、下の算式で 求めた額を控除した金額で減額更正 されます。相続時精算課税制度を利用して、親から財産の生前贈与
を受け、贈与税を支払いました。しかし、相続の際に、
他の相続人から遺留分減殺請求を受けました。この場合、
相続税の支払いはどのようになりますか?
相続時精算課税制度の適用を受けた財産
について遺留分減殺請求を受けた場合
●直系尊属からの贈与の贈与税非課税制度の概要 住宅取得等資金の 非課税制度 教育資金の 一括贈与非課税制度 結婚・子育て資金の 一括贈与非課税制度 使 途 住宅取得等資金 教育資金 (本人の出生〜30歳まで) 結婚・子育て資金 (子育て資金は子の小学 校就学前まで) 贈 与 者 受贈者の直系尊属(父母、祖父母など) 受 贈 者 20歳以上の直系卑属(所得制限あり) 30歳未満の直系卑属(所得制限なし) 20歳以上50歳未満の直系卑属(所得制限なし) 贈 与 で き る 期 間 平成33年12月31日まで 平成31年3月31日まで 非課税が適用される 贈 与 の 上 限 金 額 時期・住宅の種類等に より異なる (最大3,000万円) 1,500万円 1,000万円 贈 与 の 方 法 特になし 贈与された資金を金融機関の専用口座で管理する 資金使途の確認方法 贈与税の申告書等を期日 内に税務署に提出する 領収書等を期日内に金融機関に提出する 贈 与 さ れ た 資 金 を 使 用 で き る 期 間 贈与された年の 翌年の3月15日まで 受贈者が30歳に達するま で(残額には贈与税課税) 受贈者が50歳に達するま で(残額には贈与税課税) 贈 与 後 に 贈 与 者 が 死 亡 し た 場 合 相続財産に持ち戻さない 残額につき 相続財産に持ち戻す ( 328ページ)贈 与 税 非課税となる上限金額を超える金額の 贈与を受けた場合、超過分の金額につい て、暦年課税か相続時精算課税制度を選 択することになります(ただし、直系尊 属からの贈与のうち、相続時精算課税制 度を選択できるのは、親から子、または 祖父母から孫への贈与に限られます)。 暦年課税を選択した場合、住宅取得等 資金の贈与税非課税となる贈与の上限金 額を超える分の贈与額について、110万 円の基礎控除が適用されます。すなわち、 合計で最大3,110万円まで非課税で贈与 を行うことができます。 相続時精算課税制度を選択した場合、 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈 与の上限金額を超える分の贈与額につい て、最大2,500万円まで特別控除を適用 できます。すなわち、合計で最大5,500 万円まで贈与時非課税で贈与を行うこと ができます。 なお、暦年課税と相続時精算課税制度 のいずれを選択した場合でも、住宅取得 等資金の非課税制度により贈与を受けた 金額については、将来の相続において生 前贈与加算の対象になりません。 平成27年1月1日から平成33年12月31 日までの間に、直系尊属からの贈与によ り住宅取得等資金の贈与を受け、一定の 条件の下、住宅の新築、中古住宅の取得、 増改築等(以下、住宅取得等)を行った 場合、一定額まで贈与税を非課税とする ことができます。 住宅取得等資金の贈与税非課税となる 贈与の上限金額は、当該住宅取得等の契 約の時期、当該住宅の取得につき消費税 率10%が適用されるか否か、取得する住 宅が一般住宅であるか、耐震・エコ・バ リアフリー住宅であるかにより異なりま す。また、受贈者が東日本大震災の被災 者である場合は上限金額の特例が適用さ れます。 なお、住宅取得等資金の贈与税非課税 となる贈与の上限金額が最大となるの は、平成31年4月から平成32年3月まで の間に耐震・エコ・バリアフリー住宅の 取得契約を締結し、当該住宅の取得につ き消費税率10%が適用された場合で、 3,000万円となります。
住宅取得等資金の非課税制度
●住宅取得等資金の非課税制度 贈与の時期 平成27年1月1日から平成33年12月31日までの贈与 贈与者 受贈者の直系尊属(父母、祖父母など) 受贈者 以下の①〜③の全てを満たす者 ①贈与を受けた年の1月1日において20歳以上 ②贈与を受けた年の合計所得金額が2,000万円以下 ③平成21年〜平成26年までに住宅取得等資金の非課税制度の適用を受けていない 資金使途 居住用住宅の新築、中古住宅の取得、増改築(これらとともにする当該住宅の敷 地である土地等の取得を含む。以下「新築等」) 取得する住宅の条件 床面積が50㎡以上240㎡以下などの条件あり 住宅取得等の契約 平成33年12月31日までに締結する 取得した住宅の新 築等 贈与を受けた年の翌年3月15日までに住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家 屋の新築等をする(※)(※1) 取得した住宅への 居住 贈与を受けた年の翌年3月15日までに居住の用に供すること又は同日後遅滞なく 居住の用に供することが確実であると見込まれ、かつ、贈与を受けた年の翌年12 月31日までに実際に居住の用に供する(※)(※1)(※2)(※3)(※4) (※)平成29年度税制改正において、平成27年1月1日から平成28年12月31日までの間に贈与により取得した住宅取 得等資金に係る贈与税について「住宅取得等資金の贈与税の非課税」、「住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相 続時精算課税選択の特例」又は「東日本大震災に係る住宅取得等資金の贈与税の非課税」(これらの特例をあわせ て、以下「住宅取得等資金の贈与税の特例」)の適用については、平成28年4月1日以後に発生した災害(震災、 風水害、火災、冷害、雪害、干害、落雷、噴火その他の自然現象の異変による災害及び鉱害、火薬類の爆発その 他の人為による異常な災害並びに害虫、害獣その他の生物による異常な災害をいいます)により住宅用の家屋に 被害を受けた場合には、次の措置が講じられました。 (※1)贈与により金銭の取得をした人が、その金銭を住宅用の家屋の新築等の対価に充てて新築等をする場合で、災害 に基因するやむを得ない事情により、贈与を受けた年の翌年3月15日までにその住宅用の家屋の新築等ができな かったときには、取得期限と居住期限が1年延長(贈与を受けた年の翌々年3月15日までにその住宅用の家屋の 新築等をし、贈与を受けた年の翌々年12月31日までにその住宅用の家屋に居住すること)され、住宅取得等資金 の贈与税の特例の適用を受けることができます。 (※2)住宅取得等資金の贈与を受けて住宅用の家屋の新築等をした人が、その贈与を受けた年の翌年3月15日後遅滞 なく居住の用に供することが確実であると見込まれることにより、住宅取得等資金の贈与税の特例の適用を受け た場合において、その住宅用の家屋が災害により滅失(通常の修繕によっては原状回復が困難な損壊を含みます。 ●住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額 住宅取得等の契約の時期 平成27年1月〜 平成27年12月 平成28年1月〜平成31年3月 〜平成32年3月平成31年4月 〜平成33年3月平成32年4月 〜平成33年12月平成33年4月 一般の 受贈者 消 費 税 率 10%適用以 外の場合 一般住宅 1,000万円 700万円 500万円 300万円 耐震・エコ・バ リアフリー住宅 1,500万円 1,200万円 1,000万円 800万円 消 費 税 率 10% 適 用 の場合 一般住宅 2,500万円 1,000万円 700万円 耐震・エコ・バ リアフリー住宅 3,000万円 1,500万円 1,200万円 東日本大震 災の被災者 である受贈 者 消 費 税 率 10% 適 用 以外の場合 一般住宅 1,000万円 耐震・エコ・バ リアフリー住宅 1,500万円 消 費 税 率 10% 適 用 の場合 一般住宅 2,500万円 1,000万円 耐震・エコ・バ リアフリー住宅 3,000万円 1,500万円 以下同じです)したため、居住することができなくなったときには、居住要件が免除され、住宅取得等資金の贈 与税の特例の適用を受けることができます。 (※3)住宅取得等資金の贈与を受けて住宅用の家屋の新築等をした人が、その贈与を受けた年の翌年3月15日後遅滞 なく居住の用に供することが確実であると見込まれることにより、住宅取得等資金の贈与税の特例の適用を受け た場合において、災害に基因するやむを得ない事情により、贈与を受けた年の翌年12月31日までに居住すること ができなかったときには、居住期限が1年延長(贈与を受けた年の翌々年12月31日までに居住の用に供するこ と)され、住宅取得等資金の贈与税の特例の適用を受けることができます。 (※4)贈与により金銭の取得をした人が、その金銭を住宅用の家屋の新築等の対価に充てて、贈与を受けた年の翌年3 月15日までに新築等をした場合には、新築等をした住宅用の家屋が災害により滅失したことにより、同日までに 居住することができなくなったときには、居住要件が免除され、住宅取得等資金の贈与税の特例の適用を受ける ことができます。贈 与 税 この制度による贈与は、「教育資金」 のための贈与ですので、受贈者は金融機 関の口座から払出された金銭を教育資金 に使ったときは、領収書等を所定の期限 内に金融機関に提出(注)しなければなり ません。「教育資金」のうち、金融機関 に領収書等が提出され金融機関が確認を 行い記録された金額が「教育資金支出額」 とされます。 「教育資金」のうち、学校等に直接支 払われる入学金、授業料等は累計1,500 万円まで「教育資金支出額」とされます。 「教育資金」のうち、学校等以外の者 に支払われる金銭等(塾代、習い事代な ど)については、累計で500万円までし か「教育資金支出額」に算入できません。
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教育資金支出額
的方法により提供することができることとな りました。この改正は、平成29 年6月1日 以後に提出する領収書等について適用されま す。 教育資金管理契約は、次ページ表に掲 載された事項のいずれかに該当するまで 継続します。 教育資金管理契約の終了時に、非課税 拠出額から教育資金支出額として払い出 した額を差し引き、残額があれば30歳到 達時(または残高が0になったとき)に 贈与があったものとして贈与税が課税さ れます。 すなわち、教育資金以外の目的で口座 から引き出した場合や、教育資金に支出 したが領収書等を提出しなかった場合な どについては、口座の残高が0であった としても、贈与税が課税されます。なお、 口座に拠出された額を教育資金以外に利 用することも、30歳到達時等に贈与税が 課税されることにはなりますが、税法上 は可能です(注)。 教育資金管理契約の終了時には、金融 機関より受贈者の納税地の所轄税務署長 に調書が提出されます。
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終了時の扱い
(注)平成29年度税制改正により、直系尊属から 教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の 非課税措置における金融機関への領収書等の 提出について、書面による提出に代えて電磁 平成25年4月1日から平成31年3月31 日までに、直系尊属から30歳未満の直系 卑属に教育資金の一括贈与を行った場 合、最大1,500万円まで贈与時の贈与税 が非課税とされます。 非課税を適用するための贈与の方法と しては、①信託会社への信託、②銀行等 への預貯金の預入、③証券会社等での有 価証券の購入の3種類の方法があり、い ずれも金融機関と教育資金管理契約を締 結する必要があります。この制度を利用 できるのは1人の受贈者につき1つの金 融機関のみとなります。同じ金融機関を 用いて、限度額の範囲内で再度贈与する ことは可能です。
教育資金の一括贈与非課税制度
外の目的の引出しについて制限があります。 (注)取扱いの金融機関によっては、教育資金以 ●教育資金の定義と領収書の提出 教育資金 ①学校等(外国を含む)に直接支払われる、入学金、授業料、入園料、保育料、施設設備 費、入学試験料、在学証明料など※1 ②学校等以外の者(外国を含む)に支払われる金銭のうち、以下の活動内容の以下の費用 (社会通念上相当と認められるものに限る) [活動内容]学習、スポーツ、文化芸術活動、教養の向上のための活動 [費用] ・月謝、謝礼、入会金、施設利用料など ・上記活動で使用する物品の費用のうち、上記の指導を行う者を通じて購 入するもの(指導を行う者の名で領収書が出るもの) ※1 同一の費用に係る領収書等を「結婚・子育て資金の一括贈与非課税制度」と重複して金融機 関に提出することはできない。 ※2 「学用品の購入費、修学旅行費または学校給食費その他学校における教育に伴って必要な費 用に充てるための金銭」については、学校等に直接支払った場合は①、業者等を通じて支払 ったもので「学生等の全部または大部分が支払うべきものと当該学校等が認めたもの」につ いては②に算入する。 ※3 通学定期代、留学渡航費、転校等に伴う交通費については②に算入する。 教育資金 支出額 教育資金のうち、金融機関に領収書等が提出され、金融機関が確認を行い、記録された 金額(ただし、上記②については500万円までしか「教育資金支出額」に算入できない) 領収書等の 提出期限 いずれかの方式を受贈者が選択する(一度選択したら、変更不可) [立替払方式] 教育資金の支払を行った後に相当額の金銭を口座から引き出す場合 →それぞれの領収書等に記載された支払日から1年以内に、都度提出 [暦年管理方式] 口座から金銭を引き出した後に教育資金の支払を行う場合 →暦年(1月〜12月)ごとに領収書等をまとめ、翌年の3月15日までに提出 ●贈与の方法 贈与者 贈与を受ける者の直系尊属(父母、祖父母など) 受贈者 教育資金管理契約の締結日において30歳未満 贈与の方法 教育資金管理契約に基づいた以下のいずれかの方法 ①信託会社への信託 ②銀行等への預貯金の預入 ③証券会社等での有価証券の購入 (②・③は書面による贈与契約が必要) 教育資金管理契約への 非課税拠出額の限度額 贈与を受ける者1人につき1,500万円まで(贈与する側については、何人 に贈与するか、総額はいくらかについては制限なし。贈与を受ける側につ いては、何人から贈与を受けても合計1,500万円まで) 拠出できる期間 平成25年4月1日〜平成31年3月31日贈 与 税 平成27年4月1日から平成31年3月31 日までの間に、直系尊属から20歳以上50 歳未満の直系卑属に結婚・子育て資金の 一括贈与を行った場合、最大1,000万円 まで贈与時の贈与税が非課税とされます。 非課税を適用するための贈与の方法と しては、①信託会社への信託、②銀行等 への預貯金の預入、③証券会社等での有 価証券の購入の3種類の方法があり、い ずれも金融機関と結婚・子育て資金管理 契約を締結する必要があります。この制 度を利用できるのは1人の受贈者につき 1つの金融機関のみとなります。同じ金 融機関を用いて、限度額の範囲内で再度 贈与することは可能です。 なお、この制度での「子育て」とは、 小学校就学前までの「子育て」のことを 言います。このため、小学校就学以後の 教育費は「結婚・子育て資金の一括贈与 非課税制度」の対象ではありません。小 学校就学以後の教育費については、「教 育資金の一括贈与非課税制度」( 324 ページ)の対象です。
結婚・子育て資金の一括贈与非課税制度
この制度による贈与は、「結婚・子育 て資金」のための贈与ですので、受贈者 は金融機関の口座から払出された金銭を 結婚・子育て資金に使ったときは、領収 書等を所定の期限内に金融機関に提出し なければなりません。「結婚・子育て資 金」のうち、金融機関に領収書等が提出 され金融機関が確認を行い記録された金 額が「結婚・子育て資金支出額」となり ます。 「結婚・子育て資金」のうち、妊娠・出 産・子育てに関する費用については、累 計1,000万円まで「結婚・子育て資金支 出額」とされます。 「結婚・子育て資金」のうち、結婚に関 する費用については、累計300万円まで しか「結婚・子育て資金支出額」に算入 できません。■
結婚・子育て資金支出額
贈与税非課税で拠出された資金を、口 座内で運用することもできます(ただし、 口座内の有価証券を信用取引等の証拠金 代用有価証券とすることはできません)。 口座内の運用により譲渡益・利子・配当 などが得られた場合は、その譲渡益・利 子・配当などについては通常通り所得税 等が課税されますが、贈与税はかかりま せん。 他方で、口座内の運用によって損失が 生じた場合についてはその損失分は「教 育資金支出額」とはならないため、贈与 税が課税されます。すなわち、口座内の 運用で損失が発生した場合は、元本が毀 損する上に贈与税を課税されることにな るので注意が必要です。
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口座内での運用
●贈与の方法 贈与者 贈与を受ける者の直系尊属(父母、祖父母など) 受贈者 結婚・子育て資金管理契約の締結日において20歳以上50歳未満 贈与の方法 結婚・子育て資金管理契約に基づいて以下のいずれかの方法 ①信託会社への信託 ②銀行等への預貯金の預入 ③証券会社等での有価証券の購入 (②・③は書面による贈与契約書が必要) 結婚・子育て資金管理 契約への非課税拠出額 の限度額 贈与を受ける者1人につき1,000万円まで (贈与する側は、何人に贈与するか、総額はいくらについては制限なし。贈 与を受ける側については、何人から贈与を受けても合計1,000万円まで。夫 婦それぞれが1,000万円ずつ贈与を受けることは可能) 拠出できる期間 平成27年4月1日〜平成31年3月31日 ●終了時の扱い 教育資金管理契約 の期間 下記のいずれかに該当して教育資金管理契約が終了するまで ①受贈者が30歳に達する ②受贈者が死亡する ③口座の残高が0になる(受贈者と金融機関との間で教育資金管理契約を終了させ る合意があった場合に限る) 教育資金管理契約 終了時の扱い ・30歳到達時(または、残高が0になったとき) 「非課税拠出額」から「教育資金支出額」として払い出した額を差し引いた残額 があれば、30歳到達時(または残高が0になったとき)に贈与があったものとし て贈与税を課税 ・死亡時 「非課税拠出額」から「教育資金支出額」として払い出した額を差し引いた残額 があっても贈与税非課税
贈 与 税 贈与税非課税で拠出された資金を、口 座内で運用することもできます。その際 の注意点は、教育資金の一括贈与非課税 制度と同様です( 326ページ参照)。 結婚・子育て資金管理契約は、次の表 に掲載された事項のいずれかに該当する まで継続します。 結婚・子育て資金管理契約の終了時 に、非課税拠出額から結婚・子育て資金 支出額として払い出した額を差し引き、 残額があれば50歳到達時(または残高が 0になったとき)に贈与があったものと して贈与税が課税されます。 すなわち、結婚・子育て資金以外の目 的で口座から引き出した場合や、結婚・ 子育て資金に支出したが領収書等を提出 しなかった場合などについては、口座の 残高が0であったとしても、贈与税が課 税されます。なお、口座に拠出された額 を結婚・子育て資金以外に利用すること も、50歳到達時等に贈与税が課税される ことにはなりますが、税法上は可能で す(注)。 結婚・子育て資金管理契約の終了時に は、金融機関より受贈者の納税地の所轄 税務署長に調書が提出されます。