報 道 関 係各 位 2018 年 10 月
上野アーティストプロジェクト 2018
「見る、知る、感じる──現代の書」
Ueno Artist Project 2018: “Contemporary SHO —See, Know and Feel Today’s Calligraphy”
会期:2018 年 11 月 18 日(日)~2019 年 1 月 6 日(日)
●「見る、知る、感じる──現代の書」とは? 書の世界では、古典を学び修練を積むことは今なお重視され続けてい ます。一方で、表現分野として書は発展し、現代的なあり方を追究した作 品や、美術館の空間に合わせた大作なども展開されています。 本展は 6 名の作家を紹介する展覧会です。古典を継承しつつ現代化に 取り組む作品や、書とは何か、ということそのものを問いかける作品の鑑 賞体験を通して、現代の書の世界が豊かに広がり、幅広い表現を包含して いることを、見て、知って、感じていただきます。初心者の方も熟練の方 も、皆さまを奥深い書の世界へと誘います。 ●上野アーティストプロジェクトとは? 「公募展のふるさと」と称される東京都美術館の歴史の継承と未来へ の発展を図るために、2017 年より開始したシリーズの展覧会です。公募 団体展で活躍する優れた現代作家を、テーマに沿って選定し、紹介しま す。第二弾の今回のテーマは「書の鑑賞」です。 ●出品作家 秋山和也(謙慎書道会)大橋洋之(謙慎書道会)、金敷駸房(創玄書道会) 菊山武士(産経国際書会)、鈴木響泉(朝聞書会)、千葉蒼玄(書道芸術院) ●見どころ 1.現代の書と来館者との「出会いの場」 現代の書に馴染みのない方にもわかりやすく、楽しく鑑賞していただける「書との出会いの場」となるよう「見 る書と知る書」「感じる書」の2章で展覧会を構成します。 2.書の公募団体に所属する“旬”な作家を紹介 書の公募団体で活躍する作家 6 名をご紹介します。6 名の作家による、書だからこそ可能な表現を通して現 代書の多彩な展開の一端をご覧いただきます。会期中にはアーティストトークを行い、作家との対話をお楽し みいただけます。 3.制作風景やインタビュー映像も公開 映像作家の鈴木余位による出品作家の制作風景の動画とインタビュー映像を、YouTube や展覧会場で公 開します。 YouTube アカウント名 東京都美術館上野 APPRESS RELEASE
●展覧会構成と出品作家紹介 1、見る書と知る書 まずは作品に向き合って「見る」ことから作品の鑑賞を始めます。解説文や作家のインタビュー映像な どの資料を手掛かりに、現代の書、とりわけ近代詩文書の発生した歴史的な背景などを「知る」と同時に、 かなや漢字の伝統的書法の今日的なあり方についてご紹介します。 ■金敷駸房/かなしき・しんぼう、 創玄書道会監事、毎日書道展審査会員 1973 年東京都大田区生まれ、東京都葛飾区在住 村山槐多著『槐多の歌へる』の全文を揮毫き ご うした、総長約 5,000 メートルにも及ぶ超大作の近代詩文書の作品を展示 します。書道展で多く見られる、詩集や句集を部分的に抜 粋して書き、額装し作品として発表する、という形式とは 全く異なる形態の書作品を、見て、知っていただきます。 ■秋山和也/あきやま・かずや、 謙慎書道会常任理事、読売書法会理事、日展会友 1963 年茨城県稲敷郡河内町生まれ、同町在住 かなの散らし方における構成の大胆さが持ち味の作家で、古典の臨書を非常 に重視しており、創作中も欠かさずに臨書を日課として取り組み続けていま す。作家の気力と体力の円熟期に制作され、古筆を忠実に身につけたからこ そなせる大作の、折帖二帖を出品します。また、雅やかな装飾を施した全懐 紙を用いた中字がなや、大字がなによる新作も出品します。 ■大橋洋之/おおはし・ひろゆき、謙慎書道会常任理事、読売書法会常任理事、日展準会員 1962 年山梨県甲府市生まれ、同市在住 古代文字の造形感覚に定評のある作家ですが、近年のエ ネルギー漲る自在な線からは、波に乗っている勢いを感 じさせます。長い歴史を持ち、脈々と受け継がれてきた 「漢字書」の歴史に向き合い、文字を素材とした表象芸 術として今日的な感覚で取り組んでいることを、漢字の 五体(篆書、隷書、草書、行書、楷書)を用いた多彩な 作品によりご覧いただきます。
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金敷駸房 《槐多の瀧》(部分) 2014 年 作家蔵 秋山和也 《三十六歌仙抄》(部分) 2018 年 作家蔵 大橋洋之《勵世》2018 年 作家蔵2、感じる書 大字書(少字数書とも言われる。1~4文字程度の漢字により構成される 作品)や、前衛の書(文字の形態から逸脱した造形や、用具用材においても 筆墨硯紙に限らず刷毛や布、ラッカーやエナメル、カンヴァスなどを用いる こともある書)など、感性で受け止められる作品を紹介します。 ■菊山武士/きくやま・つよし、産経国際書会専管理事 1967 年三重県津市生まれ、同市在住 菊山の作品は、墨の色と造形感覚が独特で、軽やかさを湛えた紙面は絵画的に鑑賞 することができます。感性に委ねてぼんやりと眺めて味わうことも可能ですし、書かれて いる文字を読み、その意味も含めて味わうこともできる作品です。伝統書法の確かな 技術に支えられ、紙面上で自在に舞い踊るかのような筆線を堪能していただきます。 ■千葉蒼玄/ちば・そうげん、書道芸術院理事、毎日書道会評議員 1955 年宮城県石巻市生まれ、同市在住 東日本大震災から 7 年を経て、被災地では復興が進む一方、 風化という状況も発生しています。そうした中、書でないと実現 できないことは何か、という命題に被災者でもある千葉が真正 面から向き合う作品を紹介します。また、前衛の書に対して、 書か、書ではないかという定義が果たして必要なのか、というこ とまでも考えさせられる作品も展示します。 ■鈴木響泉/すずき・きょうせん、朝聞書会副理事長、毎日書道会評議員、日展会友 1956 年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市在住 一貫して大字書に取り組んできた作家で、淡墨を駆使し た墨色の美しさと同時に、線の多彩さに定評があります。 鈴木は筆という道具の可能性を広げ続けています。作品 の紙面全体に目を向けると、余白と線の調和が生み出す 空間、とりわけ紙の白色の美しさにも気づいていただける と思います。
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菊山武士 《驟雨》 2007 年 個人蔵 千葉蒼玄 《3.11 鎮魂と復活》 (「千葉蒼玄展 鎮魂と復活 PARTⅡ」仙台メディアテークでの展示風景) 2013 年 鈴木響泉 《非非》 2015 年 作家蔵●開催概要 展覧会名 上野アーティストプロジェクト 2018「見る、知る、感じる──現代の書」 会 期 2018 年 11 月 18 日(日)~2019 年 1 月 6 日(日) 休 室 日 11 月 19 日(月)、12 月 3 日(月)、17 日(月)、25 日(火)、31 日(月)、1 月 1 日(火・祝) 開室時間 9 時 30 分~17 時 30 分(入室は閉室の 30 分前まで) 夜間開室 金曜日は 9 時 30 分~20 時(入室は閉室の 30 分前まで) 会 場 ギャラリーA・C 主 催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団) 後 援 朝日新聞社、産経新聞社、毎日新聞社、読売新聞社 協 力 産経国際書会、毎日書道会、読売書法会 特別協力 北井画廊 観 覧 料 一般 500 円、団体(20 名以上)400 円、65 歳以上 300 円 ※学生以下無料(要証明) 各種割引 ・ 特別展「ムンク展―共鳴する魂の叫び」のチケット(半券可)提示にて入場無料 ・ 11 月 18 日(日)、12 月 15 日(土)、16 日(日)は、家族ふれあいの日により、18 歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2 名まで)は一般料金の半額 ・ 11 月 21 日(水)、12 月 19 日(水)はシルバーデーにより、65 歳以上の方は無料 ・ 身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1 名) は無料 ・ いずれも証明できるものをご持参ください。 ・ 都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請 が必要) ・ 「第 63 回現代書道二十人展」(東京展)との相互割引 本展のチケット(観覧後の半券可)提示で「第 63 回現代書道二十人展」〔2019 年 1 月 2 日(水)〜7 日(月)日本橋髙島屋〕 の観覧料金が 100 円引き。また、「第 63 回現代書道二十人展」のチケット提示で本展の観覧料金が 100 円引き。 ●関連プログラム [1]出品作家によるアーティストトーク 12 月 1 日(土)14:00〜15:30 大橋洋之、菊山武士、鈴木響泉 12 月 8 日(土)14:00〜15:30 金敷駸房、秋山和也、千葉蒼玄 会場:展覧会場内 *アーティストトークの作家は都合により変更となる場合があります。 [2]担当学芸員によるギャラリートーク 12 月 23 日(日・祝)14:00〜15:00 会場:展覧会場内
[3]Gallery Talk by the Exhibition Curator
(English interpretation provided)〔英語の逐次通訳付きギャラリートーク〕 December 30(Sun.), 14:00-15:00 Location: In the exhibition galleries *いずれも事前申込不要、参加無料(ただし当日の観覧券が必要) *詳細はウェブサイトなどでお知らせします。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_uenoartistproject.html
[同時期開催]
東京都美術館コレクション展 喜怒哀楽の書
Tokyo Metropolitan Art Museum Collection Exhibition—Joy, Anger, Sorrow and Pleasure in Contemporary Sho
会期:2018 年 12 月 1 日(土)~2019 年 1 月 6 日(日) 現代の書の表現は、美術館で展示されるようにな ったことで、“展覧会芸術”として発展してきました。 本展では、そうした書の作品化の過程で込められた 作家の思いや、作品をめぐる様々なエピソードに焦 点を当てて、「喜」「怒」「哀」「楽」の感情表現に沿っ て東京都美術館のコレクションを中心に展示しま す。また、江戸東京博物館が所蔵する中村素堂コレク ションなどもあわせて公開し、現代の書の多彩なあ り方を模索した作家たちの葛藤と軌跡をふり返りま す。 ●開催概要 展覧会名 東京都美術館コレクション展 喜怒哀楽の書 会 期 2018 年 12 月 1 日(土)~2019 年 1 月 6 日(日) 休 室 日 12 月 3 日(月)、17 日(月)、25 日(火)、31 日(月)、1 月 1 日(火・祝) 開室時間 9 時 30 分~17 時 30 分(入室は閉室の 30 分前まで) 夜間開室 金曜日は 9 時 30 分~20 時(入室は閉室の 30 分前まで) 会 場 ギャラリーB 主 催 東京都、東京都美術館 連 携 東京都江戸東京博物館 観 覧 料 無料 ●関連プログラム [1]プレ講演会 「現代書の味わい方―定家流からタイポグラフィ、前衛書まで」 11 月 23 日(金・祝)14:00~16:00 ※13:00 より講堂前で整理券配布、13:30 開場 講師:名児耶 明(五島美術館副館長) 会場:東京都美術館 講堂 [2]スペシャルトークショー「美しいくせ字の世界へようこそ」 12 月 28 日(金)18:00~19:30 会場:ギャラリーB ※直接会場にお集まりください。 出演:井原奈津子(手書き文字愛好家、『美しい日本のくせ字』著者) [3]担当学芸員によるギャラリートーク 12 月 23 日(日・祝)15:00~15:30 会場:ギャラリーB ※直接会場にお集まりください。 *いずれも事前申込不要、参加無料。 金子鷗亭《知床(自詠)》1964 年 東京都美術館蔵
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