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2. 住 宅 の 建 て 方 構 造 中 野 区 と 23 区 の 住 宅 の 建 て 方 構 造 階 級 別 の 住 宅 割 合 ( 平 成 15 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 中 野 区 中 野 区 23 区 平 均 23 区 平 均 木 造 防 火 木 造 非 木 造 木 造 防 火

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第4章 住宅・住環境の状況

1.住宅数

居住世帯の有無別住宅数(住宅・土地統計調査) 155,280 158,810 150,760 20,820 (11.6%) 21,750 (12.3%) 21,230 (12.3%) 0 50,000 100,000 150,000 200,000 平5 平10 平15 年 戸 居住世帯なし 居住世帯あり 171,990 177,020 179,620 ※数字は端数処理を行っているため、内訳と合計の数字が異なる。 住宅・土地統計調査によると、中野区の住宅数は平成 5 年(1993 年)171,990 戸、平成 10 年(1998 年)177,020 戸、平成 15 年(2003 年)179,620 戸と増加をしています。 平成 15 年(2003 年)の住宅・土地統計調査による世帯数は 160,080 世帯であり、1 世帯当たり住宅 数(住宅総数÷総世帯数)は 1.12 戸に達していて、量的な面では充足していると言われています。 居住世帯のない住宅の割合は住宅総数の 11.6%となっています。 27

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-2.住宅の建て方・構造

中野区と 23 区の住宅の建て方、構造、階級別の住宅割合 (平成 15 年住宅・土地統計調査) 一戸建て 18.6% 一戸建て 2.1% 一戸建て 22.8% 一戸建て 3.2% 長屋建て 0.3% 長屋建て 0.6% 長屋建て 1.7% 長屋建て 1.5% 共同住宅 51.5% 【内訳】 2階以下 5.9% 3~5階 32.1% 6階以上 13.5% 共同住宅 57.8% 【内訳】 2階以下 4.2% 3~5階 27.3% 6階以上26.3% 共同住宅 25.2% 共同住宅 13.9% 非木造 木造・防火木造 非木造 木造・防火木造 23区平均 中野区 中 野 区 23区平均 中野区 (単位:戸) 2階以下 3~5階 6階以上 木造・防火木造 29,510 2,650 非木造 3,410 930 9,400 50,990 21,350 計 32,920 3,480 710 合計 158,810 その他 共同住宅 39,980 一戸建て 長屋建て 121,680 東京23区 2階以下 3~5階 6階以上 木造・防火木造 874,290 56,740 非木造 122,320 11,330 161,280 1,050,920 1,008,980 計 996,600 68,070 23,170 合計 3,842,380 一戸建て 長屋建て 共同住宅 その他 535,380 2,754,530 平成 15 年住宅・土地統計調査より、建て方別の住宅割合をみると、中野区の住宅 158,810 戸の うち共同住宅が 76.6%と約 3/4 を占めており、一戸建てが 20.7%、長屋建てが 2.2%でした。 23 区平均と比較すると、中野区は一戸建ての割合が低く、共同住宅の割合が高くなっています。 共同住宅の中でも、特に木造・防火木造共同住宅(主にアパート)の割合が高く、23 区平均 13.9% に対して中野区は 25.2%でした。 一方、6 階以上の共同住宅(主に高層マンション)の割合は、23 区平均 26.3%に対して中野区は 13.5%とその割合は低くなっています。 28

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-3.住宅の規模

中野区と他区の延べ面積別住宅割合(平成 15 年住宅・土地統計調査) 35.7% 29.8% 35.3% 17.0% 23.4% 19.7% 17.6% 22.0% 17.6% 21.4% 13.6% 12.5% 14.4% 22.3% 19.9% 10.9% 13.0% 12.0% 19.8% 15.4% 7.7% 9.4% 5.4% 7.5% 5.8% 9.3% 11.5% 7.1% 11.5% 8.6% 6.1% 3.7% 3.8% 4.3% 4.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 中野区 杉並区 豊島区 練馬区 東京23区平均 30㎡未満 30~49 50~69 70~99 100~149 150㎡以上 不詳 住宅総数 158,810 住宅総数 255,210 住宅総数 130,170 住宅総数 288,470 住宅総数 3,842,380 (1)全住戸について、第1種低層住居専用地域及び第2種低層住 居専用地域内にあっては20㎡以上、その他の用途地域について は18㎡以上とすること。 (2)全住戸の5分の1以上の住戸について、39㎡以上とすること。 ただし、全住戸数が15未満のもの及び寮又は寄宿舎の用途に供 するものである場合を除く。 中野区共同住宅等建築指導要綱で定める設計上の基準(住戸の 専用床面積) 共同住宅等の範囲 ○第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中 高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域にあって地上階 数が3以上で、かつ、住戸の数が12以上のもの。 ○これ以外の用途地域で建築される地上階数が3以上で、かつ、 住戸の数が15以上のもの。 指導基準 中野区の 30 ㎡未満の住宅戸数 (戸) 20㎡未満 20~29㎡ 合計 一戸建て・ 長屋建て 70 330 400 共同住宅・ その他 26,610 29,670 56,280 合計 26,690 29,990 56,680 平成 15 年住宅・土地統計調査の延べ面積別住宅割合をみると、中野区では、30 ㎡未満のものが 多く 35.7%を占めています。さらに 49 ㎡以下に関しては 55.4%と過半数を占めており、23 区平 均よりも約 10 ポイントも上回っています。 特に、杉並区、練馬区等の近隣区に比べ、30 ㎡未満の小規模な住宅の割合が豊島区と並び高い傾 向を示しています。 29

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-4.住宅の居住形態

住宅の居住形態別世帯数(国勢調査) 53,840 5,465 92,808 7,532 3,261 58,193 5,146 97,532 6,576 3,973 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 持ち家 公営 ・公団・公 社 民営借 家 給与住 宅 間借 り 世 帯 数 平 成 12年 平 成 17年 住宅の居住形態構成(平成 17 年国勢調査) 中野区 23 区平均 持ち家, 33.9% 民営借家, 56.9% 給与住宅, 3.8% 間借り, 2.3% 公営・都市 機構・公社 の借家 3.0% 持ち家, 45.8% 民営借家, 40.5% 間借り , 1.8% 公営・都市 機構・公社 の借家, 8.1% 給与住宅, 3.9% 住宅の居住形態別の世帯数と構成比率を平成 12 年と平成 17 年の国勢調査結果で比較したグラフ です。全体構成をみると、民営借家が約 6 割を占め、持ち家が約 3 割を占めています。世帯数は 5 年間で 8,514 世帯増加しています。増加した世帯の内訳は、持ち家 4,353 世帯、民営借家 4,724 世帯、間借り 712 世帯でした。逆に給与住宅は 956 世帯、公営住宅等は 319 世帯の減となってい ます。 30

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-5.居住水準

最低居住水準未満の状況 (平成 15 年住宅・土地統計調査) 最低居住水準未満の住宅に住む世帯割合(住宅の所有関係別) 1 2 . 2 3 . 9 1 9 . 1 1 6 . 7 2 2 . 1 2 0 . 1 6 . 8 0 5 1 0 1 5 2 0 2 5 総 数 持 ち 家 借 家 総 数 公 営 借 家 公 団 ・ 公 社 借 家 民 営 借 家 給 与 住 宅 % 最低居住水準未満の住宅に住む世帯割合(家計を主に支える者の年齢別) 1 2 . 2 4 . 1 1 6 . 7 1 9 . 1 1 4 . 5 1 5 . 1 1 0 . 1 0 5 1 0 1 5 2 0 2 5 総 数 2 5 歳 未 満 2 5 ~ 3 4 歳 3 5 ~ 4 4 歳 4 5 ~ 5 4 歳 5 5 ~ 6 4 歳 6 5 歳 以 上 % 居住水準目標の定義(住宅建設五箇年計画に基づく水準) 最低居住水準 都市居住型誘導居住水準 一般型誘導居住水準 健康で文化的な住生活の基盤と して必要不可欠な水準 住居ストックの質の向上を誘導す る上での指針(都市の中心及び その周辺における共同住宅居 住) 住居ストックの質の向上を誘導する上 での指針(都市の郊外及び都市部以外 の一般地域辺における戸建て住宅居 住) 1人 18㎡ 37㎡ 50㎡ 1人(中高齢単身) 25㎡ 43㎡ 55㎡ 2人 29㎡ 55㎡ 72㎡ 3人 39㎡ 75㎡ 98㎡ 4人 50㎡ 91㎡ 123㎡ 5人 56㎡ 104㎡ 141㎡ 世帯人員 世帯数に応じて必要とされる住宅規模等に関する指標として、国の計画において居住水準の目標 を定めています。平成 15 年の調査では、持ち家の 3.9%、借家の 19.1%が最低居住水準を満た していません。 31

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-6.居住水準

誘導居住水準の状況 (平成 15 年住宅・土地統計調査) 誘導居住水準以上の住宅に住む世帯割合(住宅の所有関係別) 32.3 57.5 20.8 43.3 8.7 19.2 33.7 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 総数 持ち家 借家(総数) 公営借家 公団・公社借家 民営借家 給与住宅 % 誘導居住水準以上の住宅に住む世帯割合(家計を主に支える者の年齢別) 32.3 12.8 24.7 34.2 35.5 43.6 54.4 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 総数 25歳未満 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳以上 % 居住水準目標の定義(住生活基本計画に基づく水準) 最低居住面積水準 〈都市居住型〉都心とその周辺での 共同住宅居住を想定 〈一般型〉郊外や都市部以外での 戸建住宅居住を想定 単身 25 40 55 2人 30 【30】 55 【55】 75 【75】 3人 40 【35】 75 【65】 100 【87.5】 4人 50 【45】 95 【85】 125 【112.5】 【   】内は、3~5歳児が1名いる場合 誘導居住面積水準 世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフス タイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準 世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活 の基礎として必要不可欠な住宅の面積に関 する水準(すべての世帯の達成を目指す) 世帯人数 誘導居住水準は住宅ストックの質の向上を誘導する上での基本指針となっています。都市の中心及 びその周辺における共同住宅を想定した都市居住型誘導居住水準と都市の郊外及び都市部以外の 一般地域における戸建住宅居住を想定した一般型誘導居住水準の区分に分かれています。 誘導居住水準の達成状況は、平成 15 年の調査では、持ち家で 57.5%、借家で 20.8%にとどまって います。 なお、国の居住水準の目標は住生活基本計画の策定にともない、平成 18 年度に変更されています。

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7.新設着工住宅数

23 区別 1,000 世帯あたりの分譲住宅着工戸数(建築統計年報 2001~2005 年版) 8 0 4 4 4 6 4 8 5 0 5 5 5 5 5 6 5 9 6 0 6 1 6 4 6 5 7 0 8 7 9 4 9 9 1 0 1 1 1 3 1 1 4 1 4 3 2 8 3 3 6 4 4 4 6 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 2 3 区 平 均 江 戸 川 区 北 区 中 野 区 杉 並 区 目 黒 区 足 立 区 葛 飾 区 墨 田 区 練 馬 区 板 橋 区 世 田 谷 区 大 田 区 荒 川 区 豊 島 区 渋 谷 区 品 川 区 台 東 区 江 東 区 新 宿 区 文 京 区 港 区 千 代 田 区 中 央 区 戸 分譲住宅(分譲マンション・一戸建てを含みます)の着工戸数を 23 区別に比較するため、1,000 世帯 あたりに換算した分譲住宅の着工戸数を表したものです。中野区は平成 13 年から平成 17 年に、あわ せて 8,031 戸着工しましたが、平成 17 年の総世帯が 168,200 世帯であり、1,000 世帯あたりに換算す ると 48 戸となります。これをみると中野区は 23 区中、下から 3 番目となっており、世帯あたりの分 譲住宅の供給戸数が少ないことがわかります。 33

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-8.着工住宅の平均床面積

住宅の着工数(建築着工統計) 住 宅 の 着 工 数 872 602 572 602 594 502 423 439 415 415 2,069 2,038 1,780 1,808 1,755 1,961 1,934 2,335 2,075 2,691 62 86 137 76 4 1 0 3 0 95 1,142 1,271 1,117 1,573 1,376 1,673 1,412 1,522 1,584 1,840 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 年 (戸 ) 分 譲 住 宅 給 与 住 宅 貸 家 持 ち 家 新設着工住宅の平均床面積(建築着工統計) 住 宅 の 広 さ 1 2 7 .3 1 2 4 .9 1 2 4 .9 1 2 8 .1 1 2 8 .9 1 2 5 .7 1 2 3 .9 1 2 4 .3 1 3 0 .9 1 2 8 .8 7 9 .9 7 0 .3 8 1 .6 8 4 .7 8 1 .7 7 2 .1 6 3 .1 6 5 .8 6 4 .2 4 9 .4 4 4 .9 4 5 .0 4 7 .6 4 4 .0 4 0 .8 3 6 .1 3 9 .0 3 3 .9 3 3 .7 7 5 .1 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 1 2 0 1 4 0 8 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 年 ㎡ 持 ち 家 分 譲 住 宅 貸 家 建築着工統計より、平成 17 年(2005 年)の新設着工住宅の利用関係別平均床面積をみると、持ち家 が最も広く 128.8 ㎡、最も狭い貸家では 33.7 ㎡となっています。 平成 8 年(1994 年)から平成 17 年(2003 年)の推移をみると、持ち家はほぼ 120 ㎡台で変わらないも のの、貸家は 40 ㎡台後半から、30 ㎡台前半へと狭くなっています。分譲住宅は平成 12 年(2000 年) までには 84.7 ㎡と広くなったものの、その後は狭くなる傾向にあり、平成 15 年(2003 年)からは 約 64 ㎡前後となっています。 34

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-9.接道状況

(平成 15 年住宅・土地統計調査) 23 区の幅員 4m以上の道路に接していない住宅の割合 7 . 1 9 . 6 1 8 . 4 3 8 . 1 3 2 . 7 1 3 . 7 2 7 . 8 1 8 . 7 3 4 . 6 4 0 . 1 3 1 . 0 3 8 . 8 4 1 . 1 4 7 . 5 4 5 . 3 4 4 . 0 3 6 . 1 3 9 . 0 3 1 . 6 3 6 . 9 3 0 . 6 2 5 . 1 2 7 . 3 3 3 . 5 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 千 代 田 区 中 央 区 港 区 新 宿 区 文 京 区 台 東 区 墨 田 区 江 東 区 品 川 区 目 黒 区 大 田 区 世 田 谷 区 渋 谷 区 中 野 区 杉 並 区 豊 島 区 北 区 荒 川 区 板 橋 区 練 馬 区 足 立 区 葛 飾 区 江 戸 川 区 2 3 区 平 均 % 0 住宅の種類、敷地に接している道路の幅員別住宅数 20 640 1,000 410 210 店舗その他の併用住宅 2,370 2,350 80 専 用 住 宅 156,440 154,460 1,170 1,980 2,000 62,140 53,580 17,700 12,130 61,500 52,580 17,290 11,910 2 ~ 4 住 宅 総 数 158,810 156,810 11,260 以 上 い な い 6 ~ 10 1 0 m 接 し て 住 宅 の 種 類 総 数 道 路 に 敷 地 に 接 し て い る 道 路 の 幅 員 敷 地 が 総 数 幅 員 2 m 4 ~ 6 未満の道路 中野区は狭隘な道路が多く、幅員 4m以上の道路に接していない住宅の割合は、47.5%と 23 区の 中で一番高くなっています。また幅員別住宅数では、敷地が道路に接していない住宅が 2,000 戸 あり、こうした再建築ができない住宅の更新には敷地の共同化などの解決方法が求められていま す。 35

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-10.住宅耐震化の状況

-中野区耐震改修促進計画(平成 19 年 11 月)- 単位:戸 昭和 56 年 以前の住宅 昭和 57 年 以降の住宅 住宅 合計 耐震性を 満たす 住宅 耐震性が 不十分な 住宅 耐震化率 (平成 17 年度末) 構 造 A B A+B =C D D/C 木 造 31,000 41,400 72,400 44,500 27,900 61.5% 非木造 23,700 65,100 88,800 75,800 13,000 85.4% 住 宅 合 計 54,700 106,500 161,200 120,300 40,900 74.6% ※ 住宅とは、戸建住宅(長屋住宅を含む)・共同住宅をいいます。 中野区耐震改修促進計画策定にあたり、中野区の住宅耐震化の現状をとらえたものです。 耐震化率とは、昭和 56 年の新耐震基準導入以前に建築された住宅のうち、耐震性を有する住宅 と、昭和 57 年以降に建築された住宅戸数が、全住宅数に占める割合をいいます。 平成 15 年住宅・土地統計調査をもとに推計した、平成 17 年度末現在の区内の住宅総数は、161,200 戸あります。このうち、耐震性を満たす住宅が 120,300 戸、耐震性が不十分な住宅が 40,900 戸 と推計されています。耐震化率は 74.6%となっています。 36

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-11.地価公示価格の推移

中野区と東京 23 区平均の地価公示価格の推移 (東京の土地 土地関係資料集:東京都政策報道室調査部) 712.5 901.1 579.8 553.7 509.0 496.0 494.2 486.5 476.1 470.6 465.9 460.0 455.8 453.9 460.1 494.6 487.4 467.7 454.0 450.3 443.0 438.3 440.3 511.2 1094.7 839.4 667.1 610.5 557.9 525.4 454.9 517.5 0 200 400 600 800 1,000 1,200 平4 平5 平6 平7 平8 平9 平10 平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19

(千円/㎡)

中野区

住宅地平均

東京23区

住宅地平均

東京23区 中野区 中野区の住宅地の平均地価公示価格(㎡あたりの単価)は、昭和 63 年~平成 3 年にピークを迎え、 その後平成 3 年から 6 年間で大きく下落しました。近年は、ほぼ横ばいで推移してきましたが、平 成 18 年に入って上昇の気配を見せています。 37

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-「住宅・住環境」の特徴と課題 中野区内の住宅数は平成 5 年から平成 15 年にかけて 7,630 戸増え、179,620 戸となりま した。平成 15 年の住宅・土地統計調査による世帯数は 160,080 世帯であり、1 世帯あたり の住宅数は 1.12 戸と量的な面では充足していると考えられています。 国はこれまで住宅建設計画法に基づき 8 期にわたり住宅建設五箇年計画を策定してきま した。しかし、本格的な少子高齢社会、人口・世帯減少社会の到来を目前に控え、現在及 び将来における国民の豊かな住生活を実現するため、平成 18 年に住生活基本法を制定し、 新しい計画体系の下で住宅の量の確保から質の向上へと政策の転換が進められています。 中野区においては、バブル経済崩壊後の経済の低迷や地方分権の流れ、地球環境問題や 少子高齢化などの社会経済状況の変化や新たな課題を踏まえた持続可能な地域社会の構築 を目指して、新しい『中野区基本構想(平成 17 年 3 月)』を制定するとともに、『新しい中 野をつくる 10 か年計画(平成 17 年度~26 年度)』を策定しました。 中野のまちを活力と魅力にみちた豊かな都市として再生するため、住宅ストックを活か した新たな住生活のあり方が求められています。 ◎木造の共同住宅が多く、住宅の規模は小さい 中野区の住宅は 23 区平均と比較して、木造住宅の割合が高く、一戸あたりの延べ面積別 住宅の割合では、30 ㎡未満の住宅の割合が高いという特徴があります。 30 ㎡未満の住宅では 20 ㎡未満が 26,690 戸、20~29 ㎡が 29,990 戸あり、合わせると全 戸数の 35.7%を占めています。 木造一戸建ては 23 区平均の 22.8%に対し 18.6%と少なく、木造の共同住宅が 23 区平均 の 13.9%に対し 25.2%と多くなっています。 木造の賃貸住宅は毎年、転入数が転出数を大きく上回る 10 代、20 代の単身者や、高い 家賃負担ができない高齢者等の主な受け皿となっています。 一方、非木造の共同住宅の階数の内訳を見ると 23 区平均では 6 階以上(高層マンション) が 26.3%あるのに対し、中野区では 13.5%と少なく、中野区では 3 階から 5 階建てが中心 となっています。 ◎民営借家に住む世帯が約6割 区内の住宅の特徴は居住形態にも現れています。持ち家は 33.9%に対し、民営借家に住 む世帯が 56.9%に上っています。 国が定めた住宅建設五箇年計画(※)に基づく「健康で文化的な住生活の基盤として必 要不可欠な水準」である最低居住水準は 1 人世帯で 18 ㎡(中高齢単身世帯では 25 ㎡)、2 人世帯で 29 ㎡、3 人世帯で 39 ㎡などとなっています。この水準にあてはめると、持ち家 では 3.9%、民営借家では 20.1%が最低居住水準を満たしておりません。 家計を主に支える者の年齢別に見ると、30 代が最低居住水準未満の住宅に住む割合が高 くなっています。居住水準は住宅の広さとその住宅に居住する人数が関係するため、家族 が増えると同じ住宅でも居住水準が低下することになります。 平成 15 年の住宅・土地統計調査によりますと、1 畳あたりの家賃(共益費・管理費を含 む)は木造民営借家の平均で 6,446 円(建築年代により 5,475 円~7,570 円)、非木造民営 38

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-借家の平均で 7,327 円(建築年代により 6,118 円~8,867 円)となっています。仮に最低 居住水準を満たす木造民営借家に 1 畳あたりの平均家賃額で住むとすれば、1 人世帯で 70,319 円、非木造民営借家に住むとすれば、1 人世帯で 79,930 円程度の負担が必要になり ます。 ※国の居住水準の目標は、住生活基本法に基づく「住生活基本計画(全国計画)」(平成 18 年)により変更されています。 ◎世帯あたりの分譲住宅(分譲マンション・一戸建て)の新設着工数 平成 13 年から 17 年に区内ではあわせて 8,031 戸の分譲住宅が着工しました。各区ごと に面積や人口が異なるため、23 区を 1,000 世帯あたりの着工戸数で比較すると、中野区は 23 区中下から 3 番目に供給戸数が少ないことがわかります。一方、都心回帰により、夜間 人口が少ない中央区、千代田区、港区で 1,000 世帯あたりの着工戸数が多くなっています。 区政世論調査を見ると、区内に定住する理由の第 1 位は「自分の家(土地)がある」で 58.8%、転出する理由の第 1 位は「自分の家(土地)がない」で 41.4%と回答しており、 区民が区内に住み続けられる持ち家をいかに供給するかが大きな課題となっています。 一方、平成 8 年から 17 年に着工された住宅の平均床面積を見ると、持ち家はほぼ 120 ㎡ 台を維持しています。分譲住宅はこの間区内の地価公示価格が緩やかに下落を続けてきた にもかかわらず、平成 12 年に 84.7 ㎡であったものが、ここ 3 年間は約 64 ㎡と狭くなって います。貸家は 40 ㎡台から 30 ㎡台前半へと狭くなっています。 ◎住宅の居住水準と世帯向け住宅の確保 中野区では共同住宅等の居住水準の維持向上を図るため、要綱で建築主に対する指導基 準を定めています。対象となる住戸は地上階数が 3 以上で、かつ、住戸の数が 12 または 15 以上のもの(用途地域によって異なります)に対し、住戸の専用床面積や世帯向けの住 戸の割合を定めています。 これによりますと、用途地域によって異なりますが、専用床面積は 18 ㎡または 20 ㎡以 上とすることになっています。また、全住戸数が 15 戸以上の共同住宅については 5 分の 1 以上の住戸について、39 ㎡以上とすることになっています。 国の住生活基本計画ではこれまでの住宅政策の基本であった住宅の量の確保から質の向 上へと転換がはかられました。これに基づき国の最低居住面積水準が引き上げられたこと や、中野区では単身者の転入超過に対して、30 歳代夫婦や 18 歳未満の子どもを含む世帯 が転出超過になっていることから、区内に住み続けられる世帯向け住宅の確保が課題とな っています。 ◎一戸建住宅の住まい 中野区は一戸建ての割合が 20.7%と 23 区の 26.0%と比較して低くなっています。一戸 建ての誘導居住水準以上の住宅に住む世帯は 57.5%に対し、最低居住水準未満は 3.9%と 低く、最低居住水準未満の一戸建てはほぼ解消されつつある状況です。 一方、中野区では狭隘な生活道路が多いことから、4m以上の道路に接していない住宅 の割合が 47.5%と、23 区平均の 33.5%と比較して 14%高く、23 区で一番高くなっていま す。 39

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-また、敷地が道路に接していない住宅は 2,000 戸あり、現在の敷地では建て替えができ ない住宅となっています。こうした接道していない敷地は、接道する隣接した敷地と共同 化して住宅を建築することが解決方法の一つですが、実際には接道する敷地にとってはメ リットがないため、共同化による建替えは進んでいないのが実情です。 また、区では震災時の建物の倒壊による人的被害を防止するため、平成 19 年に耐震改修 促進計画を策定しましたが、昭和 56 年の新耐震基準導入以前に建築された耐震性が不十分 な住宅が戸建住宅(長屋住宅を含む)、共同住宅をあわせて 40,900 戸と推計されており、 これらの住宅の耐震性、耐火性の向上が求められています。 40

参照

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