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EMC NetWorkerリリース8.1クラスタ統合ガイド

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リリース 8.1

クラスタ統合ガイド

P/N 302-000-551

(2)

発行日:2013 年 7 月 EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更さ れることがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載された情報に関 していかなる種類の表明または保証をするものではなく、特に市場性の暗黙の保証や特定の目的の適合性を保証していませ ん。この資料に記載される、いかなる EMC ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア・ライセンスが必要です。 EMC2、EMC、および EMC のロゴは、EMC Corporation の登録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製品につい

ての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

製品ラインの最新規制のドキュメントについては、EMC オンライン サポート用 Web サイトの「Technical Documentation and Advisories」セクションにアクセスしてください。

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目次

第 1 章

概要 スタンドアロン アプリケーション ... 12 クラスタ アウェア アプリケーション... 12 高可用性アプリケーション ... 12

第 2 章

クラスタの構成 クラスタへの NetWorker のインストール準備 ... 16 AutoStart ... 17 AutoStartへの NetWorker のインストール準備 ... 17

Windows用 AutoStart での NetWorker の構成... 18

AutoStart for UNIX上での NetWorker の構成 ... 20

AIX HACMP/PowerHA SystemMirror ... 22

NetWorker HACMPのインストール準備 ... 23 クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成 ... 23 高可用性 NetWorker サーバの構成 ... 23 HP MC/ServiceGuard... 25 NetWorker MC/ServiceGuardのインストール準備 ... 26 NetWorker MC/ServiceGuardの構成 ... 26 SLES高可用性拡張機能 ... 31 クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成 ... 32 クラスタでの高可用性 NetWorker サーバの構成... 32

Sun Clusterおよび Oracle Solaris Cluster... 33

Sun Clusterまたは Oracle Solaris Cluster への NetWorker のインストー ル準備 ... 33

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成 ... 34

高可用性 NetWorker サーバの構成 ... 36

Microsoft Cluster Server 2003 ... 41

Microsoft Failover Cluster Server 2008および 2012 ... 41

MSFCSクラスタへの NetWorker のインストール準備... 41

高可用性 NetWorker サーバの構成 ... 42

NetWorkerデーモンのデフォルト タイムアウトの変更... 44

VERITAS Cluster Server ... 45

VERITASクラスタへの NetWorker のインストール準備... 45 VERITASクラスタでの NetWorker の構成... 45 構成のトラブルシューティング... 52 バックアップの実行時間または nsrd の起動時間が長い ... 52 NetWorker仮想サーバが nsrmmd の起動に失敗する ... 54

第 3 章

高可用性 NetWorker サーバ用のデバイスの構成 オートチェンジャおよび共有テープ デバイスの構成 ... 56 オートチェンジャと非共有テープ デバイスの構成... 58 スタンドアロン ホストからのロボットの制御 ... 60

第 4 章

バックアップ / リカバリの構成

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NetWorkerサーバへのアクセスのクライアントへの制限... 66 NetWorker仮想サーバの構成... 68 物理ノードのバックアップ用のクライアント リソースの作成 ... 69 仮想クライアントのバックアップ用のクライアント リソースの作成 .... 70 NetWorker仮想サーバのバックアップ デバイスの構成... 72 ローカル ストレージ ノードにバックアップするように仮想クライアン トを構成する ... 72 クラスタ ノードの手動バックアップの実行... 73 非 root または非管理者ユーザーのための手動バックアップの構成 .. 73 コマンド プロンプトからの手動バックアップの実行 ... 74 NetWorker Userからの手動バックアップの実行 ... 75 バックアップのトラブルシューティング ... 75 RAPエラー : クライアントのリソース情報を抽出できません... 75 ファイル システムがスケジュール セーブの対象から外された... 75 ファイル システムのバックアップ情報が誤ったクライアント ファイル インデックスに書き込まれた... 76 HACMPデバイスにバックアップする際、対応するデバイスが見つから ない... 77 リカバリ中... 77 ローカル ストレージ ノードからリカバリする仮想クライアントの 構成... 79 リカバリのトラブルシューティング ... 79 NSRサーバ「nw_server_name」: クライアントの「virtual_hostname」 が NetWorker サーバ上で正しく構成されていません ... 80

第 5 章

クラスタからの NetWorker ソフトウェアのアンインストール AutoStartからの NetWorker のアンインストール... 82

AutoStart for Windowsからの NetWorker のアンインストール... 82

AutoStart for UNIXからの NetWorker のアンインストール ... 82

HACMPからの NetWorker のアンインストール ... 83

HP MC/ServiceGuardからの NetWorker のアンインストール ... 84

MSFCSからの NetWorker のアンインストール... 84

SLES HAEからの NetWorker のアンインストール ... 85

SUN Clusterまたは Oracle Solaris Cluster からの NetWorker のアンインス トール... 86

VCSからの NetWorker のアンインストール ... 87

VCS for Solarisおよび VCS for Linux からの NetWorker のアンインス トール ... 87

VCS for Windowsからの NetWorker のアンインストール ... 87

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このマニュアルについての説明要求やご提案は、次のメール アドレスにお送りくだ さい。 BSGdocumentation@emc.com 次の表に、このドキュメントの改訂履歴を示します。 リビジョン 日付 追加または変更されたセクションの説明 02 2013年 7 月 29 日 章「バックアップ / リカバリの構成」の「NetWorker 仮想 サーバ ライセンスの登録」セクションを更新しました 01 2013年 7 月 26 日 EMC NetWorker 8.1 DAリリースのこのマニュアルの最初の リリース

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製品ラインを改善するための努力の一環として、EMC ではソフトウェアおよびハー ドウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。そのため、このドキュメン トで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェア のバージョンによっては、サポートされていないものもあります。製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。 製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合に は、EMC の担当者にお問い合わせください。 このマニュアルには、発行時点で正確だった情報が記載されています。EMC オンラ イン サポート Web サイトでは、このマニュアルの新しいバージョンがリリースされ ている可能性があります。EMC オンライン サポート Web サイトをチェックし、この マニュアルの最新バージョンを使用していることを確認してください。

目的

このドキュメントでは、NetWorker ソフトウェアをクラスタ環境でインストール、更 新、およびアンインストールする方法を説明します。

対象者

このドキュメントは NetWorker マニュアル セットの一部であり、システム管理者が NetWorkerソフトウェアをクラスタ環境でインストールおよび構成する際に使用する ことを目的としています。

関連ドキュメント

次に示す EMC 関連の資料に補足情報が記載されています。 ◆ 「EMC NetWorker 管理ガイド」 NetWorkerソフトウェアを構成および管理する方法を説明しています。 ◆ EMC NetWorkerインストール ガイド サポートされるすべてのシステム上でクライアント、ストレージ ノード、サー バ用の NetWorker ソフトウェアをインストール、アンインストール、更新する方 法に関する情報が記載されています。 ◆ EMC NetWorkerリリース ノート 最新の NetWorker ソフトウェアの新機能と変更内容、修正された問題、既知の制 限、環境とシステム要件に関する情報が記載されています。

◆ EMC NetWorker Avamarデバイス統合ガイド

NetWorker環境で Avamar デバイスを使用する計画および構成に関する情報が記

載されています。

◆ 「EMC NetWorker クローン作成統合ガイド」

NetWorker、NMM、および NMDA のクローン作成機能を使用するための計画、実 践、および構成に関する情報が記載されています。

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「「EMC NetWorker Data Domain Deduplication Device 統合ガイド」

NetWorker環境での Data Domain デバイスを使用したデータ重複排除バックアッ

プおよびストレージの計画および構成に関する情報が記載されています。 ◆ EMC NetWorker災害復旧ガイド 災害発生時に NetWorker サーバ、ストレージ ノード、クライアントを復旧する ための準備に関する情報が記載されています。 ◆ 「EMC NetWorker エラー メッセージ ガイド」 一般的な NetWorker エラー メッセージに関する情報が記載されています。 ◆ EMC NetWorkerライセンス ガイド NetWorker製品および機能のライセンスに関する情報が記載されています。 ◆ EMC NetWorkerパフォーマンス最適化計画ガイド NetWorker環境の基本的なパフォーマンスのサイズ設定、計画、最適化に関する 情報が記載されています。 ◆ EMC NetWorker管理コンソール オンライン ヘルプ NetWorker管理コンソールと NetWorker の[管理]ウィンドウで日常の管理タス クを実行する方法を説明しています。ヘルプを表示するには、メイン メニュー で[Help]をクリックします。

◆ EMC NetWorker Userオンライン ヘルプ

NetWorker Userプログラムは、Windows クライアント インタフェースです。 ネットワーク経由でファイルのバックアップ、リカバリ、アーカイブ、リトリー ブを行うためにサーバに接続する Windows クライアント インタフェースである

NetWorker Userプログラムの使用方法について説明します。

◆ NetWorker Procedure Generator

NPG(NetWorker Procedure Generator)は、ユーザー、サポート担当者、フィー ルド担当者が実行する高需要タスクについて、正確なユーザー主導の手順を生成 するために使用するスタンドアロンの Windows アプリケーションです。NPG で は、各プロシージャはユーザーが選択できるプロンプトに基づいて作成および生 成されます。この生成されたプロシージャにより、NetWorker 製品ガイドの最も 重要な部分を収集してエキスパートのアドバイスと組み合わせ、標準化形式で 1 つのマニュアルが生成されます。NetWorker Procedure Generator にアクセスする には、以下にログオンしてください。 http://support.emc.com このサイトのご利用には有効なサービス契約が必要です。 ◆ テクニカル ノート / ホワイト ペーパー テクニカル ノートおよびホワイト ペーパーには、ビジネス上の重要な問題や要 件に適用される 1 つまたは複数の製品について、詳細な技術的展望が記載され ています。テクニカル ノートとホワイト ペーパーの種類には、テクノロジーお よびビジネスの考慮事項、応用テクノロジー、詳細な論評、およびベスト プラ クティスの計画が含まれます。

本書で使用する表記規則

EMCでは、注記および警告に以下の表記規則を使用します。 「通知」は、ソフトウェアやハードウェアを操作するうえで重要または不可欠な情報 を示します。

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注記: 注は、重要だが障害には結びつかない情報を示します。表内で使用します。

表記規則

本書では次の文字スタイル表記規則が使用されています。

問い合わせ先

EMCのサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、以下の場所で入手できます。 製品情報 — ドキュメント、リリース ノート、ソフトウェアの更新、または EMC 製 品、ライセンス、サービスに関しては、以下の EMC オンライン サポート Web サイ トをご覧ください(登録が必要です)。 http://support.emc.com テクニカル サポート — テクニカル サポートが必要な場合は、EMC オンライン サ ポート用 Web サイトにアクセスし、[サポート]を選択します。[Support]ページに は複数のオプションがあり、その中にサービス クエストを作成できるオプションが あります。サービス リクエストを利用するには、有効なサポート契約が結ばれてい Normal 次に示す通常の(手順説明以外の)テキストに使用する。 • インタフェース要素の名前(ウィンドウ、ダイアログ ボックス、 ボタン、フィールド、メニューの名前) • リソース、属性、プール、論理式、ボタン、DQL ステートメント、 キーワード、節、環境変数、関数、ユーティリティの名前 • URL、パス名、ファイル名、ディレクトリ名、コンピュータ名、リ ンク、グループ、サービス キー、ファイル システム、通知 太字 処理手順を除く本文で、以下の場合に使用 : コマンド、デーモン、オ プション、プログラム、プロセス、サービス、アプリケーション、 ユーティリティ、カーネル、通知、システム コール、マニュアル ページの名前 次の手順説明のテキストに使用する。 • インタフェース要素の名前(ウィンドウ、ダイアログ ボックス、 ボタン、フィールド、メニューの名前) • ユーザーが具体的に選択、クリック、押す、入力する対象 斜体 次のすべての(手順説明を含む)テキストに使用する。 • 参照先のマニュアルのタイトル • 強調(新規用語など) • 変数 Courier 用途: • エラー メッセージやスクリプトなどのシステム出力 • URL、完全パス、ファイル名、プロンプト、構文(本文以外で掲載 される場合) クーリエ、太字 特定のユーザー入力に使用(コマンドなど) クーリエ、斜体 次の手順説明のテキストに使用する。 • コマンド ラインの変数 • ユーザー入力の変数 < > 山括弧は、ユーザーが入力したパラメータ値または変数値を囲み ます。 [ ] 角括弧は、オプションの値を囲みます。 | 縦棒は、他の選択を示す「OR」を意味する { } 中括弧内は、ユーザーが指定する必要のある内容を示す(例 : x、 y、z) ... 省略記号は例の中で省略した重要でない情報を示す

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オンライン コミュニティ — 社内スタッフの連絡先、会話、製品サポートとソリュー ションに関する内容については、EMC コミュニティ ネットワーク (https://community.EMC.com )を参照してください。すべての EMC 製品につい て、お客様、パートナー、認定プロフェッショナルによる対話形式でのオンライン によるサポートを提供します。

ご意見

マニュアルの精度、構成および品質を向上するため、お客様のご意見をお待ちして おります。本書についてのご意見を以下のメール アドレスにお送りください。 BSGdocumentation@emc.com

(11)

概要

このドキュメントでは、NetWorker ソフトウェアをクラスタ環境で構成、使用する方 法を説明します。NetWorker ソフトウェアをクラスタで構成するには、次のいずれか の方法を使用します。 ◆ 12ページの「スタンドアロン アプリケーション」 ◆ 12ページの「クラスタ アウェア アプリケーション」 ◆ 12ページの「高可用性アプリケーション」 また、このガイドでは、NetWorker をクラスタ化されたホストにインストールする前 に知っておく必要があるクラスタ特有の情報を記載します。NetWorker ソフトウェア は、クラスタの各物理ノードにインストールする必要があります。 このガイドでは、NetWorker ソフトウェアをインストールする方法については説明し ません。NetWorker ソフトウェアをサポートされているオペレーティング システム にインストールする方法については、「EMC NetWorker インストール ガイド」を参照 してください。

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スタンドアロン アプリケーション

NetWorkerサーバ、ストレージ ノード、またはクライアント ソフトウェアをスタン ドアロン アプリケーションとしてインストールすると、必要なすべてのデーモンが 各ノードで実行されるようになります。NetWorker デーモンはノードで停止した場合 でも、クラスタ管理ソフトウェアによって自動で再起動されることはありません。 この構成の概要 ◆ NetWorkerは、どのノードが共有ディスクを所有しているかを認識しない。常に 共有ディスクのバックアップが存在するようにするには、共有ディスクおよび ローカル ディスクをバックアップするよう各物理ノードの NetWorker クライア ント リソースを構成しておく必要がある。 ◆ 共有ディスクを所有または管理していない物理ノードが行う共有ディスクのバッ クアップは、必ず失敗する。 ◆ NetWorkerは、共有ディスクを所有している物理ノードに、共有バックアップの クライアント ファイル インデックス エントリーを書き込む。 ◆ 共有ディスクのバックアップからデータをリカバリするには、バックアップ時に どの物理ノードが共有ディスクを所有していたかを確認する必要がある。

クラスタ アウェア アプリケーション

サポートされているオペレーティング システムでクラスタ アウェア NetWorker のク ライアントまたはサーバを構成すると、必要なすべてのデーモンが各物理ノードで 実行されるようになります。NetWorker デーモンはノードで停止した場合でも、クラ スタ管理ソフトウェアによって自動で再起動されることはありません。 クラスタ アウェア NetWorker アプリケーションは、クラスタで実行される仮想アプ リケーションのパス所有権を確認する。これにより、NetWorker ソフトウェアは共有 ファイル システムをバックアップし、仮想クライアントにクライアント ファイル イ ンデックス エントリーを書き込むことができるようになる。 クラスタ アウェア NetWorker アプリケーションを構成する場合は、以下を行ってお く必要があります。 ◆ 共有ディスクをバックアップするために、クラスタ内に仮想ノードの NetWorker クライアント リソースを作成する。 ◆ ローカル ディスクをバックアップするために、各物理ノードに NetWorker クライ アント リソースを作成する。 ◆ 共有ディスクのバックアップ データのリカバリ先にする仮想ノードを選択する。

高可用性アプリケーション

サポートされているオペレーティング システムで、NetWorker サーバ ソフトウェア を高可用性アプリケーションとして構成できます。高可用性 NetWorker サーバは、 NetWorker仮想サーバとも呼ばれます。 NetWorkerサーバ ソフトウェアが高可用性アプリケーションの場合は、以下が行わ れます。

(13)

アクティブ ノードは、NetWorker サーバ デーモンを実行し、共有ドライブのグ ローバル /nsr ディレクトリにアクセスする。 ◆ パッシブ ノードは、NetWorker クライアント デーモン、nsrexecd を実行する。フェイルオーバーが行われると、新しいアクティブ ノードが NetWorker サーバ デーモンを実行する。 ◆ NetWorker仮想サーバでは、どのクラスタ ノードが NetWorker サーバ アプリケー ションを所有しているかに関係なく、NetWorker 仮想ホストの IP アドレスとホス ト名が使用される。 ◆ NetWorkerは、クラスタで実行される仮想アプリケーションのパス所有権を確認 する。これにより、NetWorker ソフトウェアは共有ファイル システムをバック アップし、仮想クライアントにクライアント ファイル インデックス エントリー を書き込むことができるようになる。 高可用性 NetWorker サーバを構成する場合は、以下を行っておく必要があります。 ◆ 共有ディスクをバックアップするために、クラスタ内に仮想ノードの NetWorker クライアント リソースを作成する。 ◆ ローカル ディスクをバックアップするために、各物理ノードに NetWorker クライ アント リソースを作成する。 ◆ 共有ディスクのバックアップ データのリカバリ先にする仮想ノードを選択する。 14ページの図 1は、2 台のノードと 1 台の仮想サーバから構成される一般的なクラ スタ構成における、高可用性 NetWorker サーバの例を示しています。この図で示す 構成は次のとおりです。 ◆ ノード 1、clus_phy1 は、ローカル ディスクがある物理ノードである。 ◆ ノード 2、clus_phy2 は、ローカル ディスクがある物理ノードである。 ◆ 仮想サーバ、clus_vir1: • 共有ディスクを所有する。ボリューム マネージャで共有ディスクを管理 する。 • ノード 1 とノード 2 との間でフェイルオーバーできますが、NetWorker サー バ ソフトウェアは一度に 1 台のノード上でしか動作しません。

(14)

図 1 高可用性 NetWorker サーバ

Node 1 clus_phys1 Node 2 clus_phys2

ボリューム管理された共有ディスク 端末集信装置 パブリックネットワーク 管理 ワークステーショ ローカル ローカル NetWorker仮想ホスト clus_vir1 Node1に障害が clus_vir1は Node2にフェイル プライベートネットワーク ディスク 発生した場合は、 オーバーする ディスク

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クラスタの構成

この章では、クラスタへの NetWorker のインストール準備方法と、各クラスタでの NetWorkerの構成方法を説明します。各物理ノードに NetWorker をインストールした 後で、次の手順を実行します。 クラスタ化された環境に NetWorker をインストールする手順は、クラスタ化されて いない環境でこのソフトウェアをインストール、更新する手順と同じです。 NetWorkerをサポートされている各オペレーティング システムにインストールする 方法については、「NetWorker インストール ガイド」を参照してください。 ◆ 「クラスタへの NetWorker のインストール準備」... 16 ◆ 「AutoStart」... 17

◆ 「AIX HACMP/PowerHA SystemMirror」... 22

◆ 「HP MC/ServiceGuard」... 25

◆ 「SLES 高可用性拡張機能」... 31

◆ 「Sun Cluster および Oracle Solaris Cluster」... 33

◆ 「Microsoft Cluster Server 2003」... 41

◆ 「Microsoft Failover Cluster Server 2008 および 2012」... 41

◆ 「VERITAS Cluster Server」... 45

(16)

クラスタへの NetWorker のインストール準備

このセクションでは、クラスタに NetWorker をインストールする前に確認が必要 な一般情報を記載します。 ◆ サポートされているすべてのクラスタ プラットフォームで、NetWorker サービス の開始前にクラスタ サービスを開始しておく必要がある。NetWorker サービスが 開始された後でクラスタ サービスが開始された場合、NetWorker ソフトウェアは 好ましくない動作を示す可能性がある。 ◆ 物理ノード名と仮想ノード名がともに DNS(ドメイン名システム)で解決できる ことを確認する。 ◆ 各物理ノード上での hostname コマンドの出力は、ping 可能な IP アドレスと対応し ていなければならない。 ◆ 仮想ホスト名は、DNS または NIS(ネットワーク情報サービス)で公開できる。 ◆ 使用するオペレーティング システム用の最新のクラスタ パッチをインストール する。 ◆ 各クラスタ ノードで、プライベート ディスクの同じ場所にソフトウェアをイン ストールする。 ◆ 専用の共有ディスクとファイル システムをクラスタ内のすべてのノードに接続 する。NetWorker ソフトウェアにより共有ディスクにディレクトリが作成され る。仮想クライアントのクライアント リソースが NetWorker サーバで正しく構 成されていない場合、共有ドライブのバックアップは失敗します。 ◆ Windows Server 2012 CSVのバックアップの場合のみ

NetWorker 8.1 Serverおよび Client は、CSV(クラスターの共有ボリューム)付き Windows Continuous Availability用に構成された Windows Server 2012 ファイル サーバ上で、ファイル システム データをバックアップ、リカバリできる。CSV のバックアップのサポートには、[完全]、[増分]、および[完全統合]の 3 つの レベルがある。 CSVバックアップのサポートは、次のように NetWorker によって制限されて いる。 • CSVに重要なボリュームは指定できない。 • CSVとローカル ディスクを同じボリューム シャドウ コピー セットにシャド ウ コピーすることはできない。 SQLデータベースや Hyper-V 仮想マシンなど、CSV 上に格納される Microsoft アプリ ケーション データは、保護されません。Microsoft アプリケーション データ固有の バックアップおよびリカバリ手順については、NMM のマニュアルを参照してくだ さい。

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AutoStart

このセクションでは、次の操作を行う手順について説明します。 ◆ NetWorkerソフトウェアをインストールする前に AutoStart クラスタを準備する。 ◆ クラスタの各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインストールした後で、 NetWorkerサーバ ソフトウェアを高可用性アプリケーション、NetWorker クライ アントをクラスタ アウェア アプリケーションとして構成する。NetWorker ソフ トウェアをインストールする方法については、「NetWorker インストール ガイド」 を参照すること。 このセクションで説明している内容は、スタンドアロン アプリケーションとしての NetWorkerには適用されません。

AutoStart

への NetWorker のインストール準備

AutoStartクラスタに NetWorker ソフトウェアをインストールする前に、このセク ションを参照してください。 ◆ 常に 2 つのプライマリ コントローラを実行する必要があります。AutoStart Consoleを使用して、少なくとも 1 つのセカンダリ ノードをプライマリ ノード に昇格します。一方のノードに障害が発生しても、もう一方はすべてのデータと ともに自動的にオンラインになります。AutoStart のマニュアルに詳細な方法が 記載されています。 ◆ Windows専用 AutoStart の場合: • 1台のノードで、管理される共有ディスクとしてフォルダを作成する。たと えば、「s:\nsr」のように指定する。フォルダは共有しない。AutoStart ソフト ウェアをすでにインストールしていて、管理された共有ディスクがすでに存 在する場合は、共有プロパティを削除する。共有プロパティが存在する場合 は、NetWorker ソフトウェアのインストールが失敗する。 • クラスタの各物理ノードで、AutoStart Console のユーザー アカウントである NT AUTHORITY\SYSTEMにローカル管理者アクセス権限が設定されていること を確認します。

◆ UNIX専用 AutoStart の場合: 各ノードで、ルート アカウント用にFT_DIR

(18)

18ページの表 1に、各オペレーティング システムについて環境変数を定義する 方法を示します。

Windows

用 AutoStart での NetWorker の構成

このセクションでは、NetWorker サーバを高可用性アプリケーションとして構成する 方法、および NetWorker クライアントをクラスタ アウェア アプリケーションとして 構成する方法を説明します。 ◆ 18ページの「クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成」 ◆ 18ページの「高可用性 NetWorker サーバの構成」

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成

各物理ノード上で管理者になり、次の手順を実行します。 1. networker_install_path\lc_configスクリプトを実行します。 2. [共有 nsr ディレクトリを入力してください]プロンプトで、共有 nsr ディレク トリのパス名を指定します。

3. [EMC Fulltime Autostart ドメイン名を入力してください]プロンプトで、

AutoStartサーバのドメイン名を指定します。 4. [これでよろしいですか [y/n]]プロンプトで、「y」と入力して、情報が正しいこ とを確認します。

高可用性 NetWorker サーバの構成

このセクションでは、高可用性 NetWorker サーバを構成する際に各クラスタ ノード で実行する手順を説明します。 表 1 高可用性 NetWorker サーバ用の環境変数 オペレー ティング システム コマンド ユーザー定義変数の説明 AIX FT_DIR=/usr/lpp/LGTOaam51 FT_CONSOLE_DIR=$FT_DIR/console FT_DOMAIN=domain_name

export FT_DIR FT_DOMAIN FT_CONSOLE_DIR

domain_nameはAutoStartドメイン。

HP-UX FT_DIR=/opt/EMCas###

FT_CONSOLE_DIR=$FT_DIR/console FT_DOMAIN=domain_name

export FT_DIR FT_DOMAIN FT_CONSOLE_DIR

###は AutoStart のバージョン。たと えば、AutoStart 5.4 Sp3 の場合は、 543を指定。 domain_nameは AutoStart ドメイ ン名。 Linux FT_DIR=/opt/EMCas### FT_CONSOLE_DIR=$FT_DIR/console FT_DOMAIN=domain_name

export FT_DIR FT_DOMAIN FT_CONSOLE_DIR

###は AutoStart のバージョン。たと えば、AutoStart 5.4 Sp3 の場合は、 543を指定。 domain_nameは AutoStart ドメイ ン名。 Solaris FT_DIR=/opt/EMCas### FT_CONSOLE_DIR=$FT_DIR/console FT_DOMAIN=domain_name

export FT_DIR FT_DOMAIN FT_CONSOLE_DIR

###は AutoStart のバージョン。たと えば、AutoStart 5.4 Sp3 の場合は、 543を指定。

domain_nameは AutoStart ドメイ ン名。

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アクティブ ノード

アクティブ クラスタ ノード上で管理者になり、次の手順を実行します。 1. networker_install_path\lc_configスクリプトを実行します。

2. [共有 nsr ディレクトリを入力してください]プロンプトで、共有 nsr ディレク

トリのパス名を指定します。

3. [EMC Fulltime Autostart ドメイン名を入力してください]プロンプトで、 AutoStartサーバのドメイン名を指定します。例: galaxy。

4. [これでよろしいですか [y/n]]プロンプトで、「y」と入力して、情報が正しいこ

とを確認します。

5. NetWorker Backup and Recover Server サービスを停止します。

6. networker_install_path\nw_nt.aam5.impファイルの次のフィールドをクラスタ構 成の適切な値に編集、変更します。 • 仮想ホスト名 • 物理クラスタ ノード名 • 共有ドライブ名 注記: 変更が必要な各フィールドの前には、#NW customise label タグが表示され ます。 7. NetWorkerリソース グループを作成するため、networker_install_path ディレクト リ内から ftcli コマンドを実行します。 “C:\Program Files\EMC\AutoStart\galaxy\bin\ftcli -d AutoStart_domain_name -c "import nw_nt.lc.imp"

例:

C:\Program Files\EMC NetWorker\nsr\bin>"C:\Program

Files\EMC\AutoStart\galaxy\bin\ftcli" -d galaxy -c "import nw_nt.aam5.imp"

IP Address "guiro" Created Process Class "nsrd" Created Process "NSRserver" Created Configuration "NSRserver" Created Process Class "nsrexecd" Created Process "NSRexecd" Created Configuration "NSRexecd" Created Data Source "networker_ds" Created Resource Group "networker" Created OK 8. AutoStart Consoleを使用して、次の処理を実行します。 a. NetWorkerサーバ リソースが正しくインポートされたことを確認します。 b. 管理された共有ディスクを共有します(たとえば、s:\nsr)。 c. NetWorker仮想サーバをオンラインに戻します。 d. NetWorker仮想サーバがストレージとして使用するディスクを選択します。 クラスタ内の各物理ノードが共有ストレージとして管理するディスを選択し ます。

(20)

e. NetWorker仮想サーバの networker_ds データ ソースが AutoStart Management Consoleプログラムで管理されていることを確認します。 注記: NetWorker 仮想サーバのデータ ソースは、NetWorker リソース グループ で定義されます。 9. networker_install_path\nwinst.batスクリプトを実行します。 nwinst.batスクリプトにより、次のような AutoStart 警告が出力されます。

Connecting to AutoStart domain autostar...Backbone warning on primrose (pid 135) Wed Mar 31 01:52:34 2010 in

ISIS_MGT_INTERCL_MODULE .\cl_inter.c/intercl_accept(), line 1927 ID00005235 Intercl IO Queue NULL/IO_DEAD calling resurrect.Process from=1/612 nd dest=1/1352. Backbone warning on primrose (pid 1352) Wed Mar 31 01:52:34 2010 in ISIS_MGT_INTERCL_MODULE

.\cl_inter.c/intercl_accept(), line 1927 ID00005235 Intercl IO Queue NULL/IO_DEAD calling resurrect.Process from=2/1868 and dest=1/1352.

このようなメッセージは問題を示すものではないため、無視してください。 10.NetWorkerバックアップ / リカバリ サーバ サービスを開始します。

パッシブ ノード

クラスタの各物理ノード上で管理者になり、次の手順を実行します。 1. networker_install_path\lc_configスクリプトを実行します。 2. [共有 nsr ディレクトリを入力してください]プロンプトで、共有 nsr ディレク トリのパス名を指定します。

3. [EMC Fulltime Autostart ドメイン名を入力してください]プロンプトで、

AutoStartサーバのドメイン名を指定します。

4. [これでよろしいですか [y/n]]プロンプトで、「y」と入力して、情報が正しいこ

とを確認します。

AutoStart for UNIX

上での NetWorker の構成

このセクションでは、AutoStart for UNIX 上で高可用性 NetWorker サーバまたはクラス タ アウェア NetWorker クライアントを構成する方法を説明します。 ◆ 20ページの「クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成」 ◆ 21ページの「高可用性 NetWorker サーバの構成」

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成

各物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. クラスタ構成スクリプト /networker_install_path/networker.cluster を実行します。 2.[ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール時に指定したローカル NetWorker データ ベースのディレクトリの場所を入力します。例: 「/nsr」 3.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか ? Yes or No [Yes]?]プロンプトで、「No」と入力します。

(21)

高可用性 NetWorker サーバの構成

該当する物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。

アクティブ ノード

1. クラスタ構成スクリプト /networker_install_path/networker.cluster を実行します。 2.[ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール時に指定したローカル NetWorker データ ベースのディレクトリの場所を入力します。例: 「/nsr」。 3.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか ? Yes or No [Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 4.[次について現在およびサイト固有の値を追加しますか:

NSR_SHARED_DISK_DIR and NSR_SERVICE_ID はい、またはいいえ [ はい ]?]プロ ンプトで、「Yes」と入力し、他のクラスタ環境との互換性を確保します。 5.[NetWorker で使用する論理ホスト名を入力しますか ?]プロンプトで、高可用性 NetWorkerサーバの公開された論理ホスト名を入力します。例: clus_vir1。 6.[nsr ディレクトリの作成先 / 保存先のパスは ?]プロンプトで、グローバルにマ ウントする /nsr ディレクトリのパス名を指定します。 後で構成を変更する場合は、networker.cluster -r オプションを実行してから、も う一度 networker.cluster を実行します。 7. NetWorkerデーモンを停止します。 nsr_shutdown 8. networker_install_path/nw_ux.lc.aam5.imp”ファイルの次のフィールドをクラス タ構成の適切な値に編集、変更します。 • 仮想ホスト名 • 物理クラスタ ノード名 • 共有ドライブ名 注記: 変更が必要な各フィールドの前には、#NW customise label タグが表示され ます。

9. NetWorkerリソース グループを作成するため、networker_install_path 内から ftcli コマンドを実行します。

• AIX: $FT_DIR/bin/ftcli -c “import/usr/bin/nw_ux.lc.aam5.imp”

• HPUX: $FT_DIR/bin/ftcli -c “import /opt/networker/bin/nw_ux.lc.aam5.imp” 注記: LVM ソフトウェアを使用する場合、AutoStart アプリケーションには 2 つのデータ ソースが必要になります。ボリューム グループ(/dev/vg03)を アクティブ化するデータ ソースと、共有マウント ポイント(/vg_nsr on /dev/vg03/lvol1)をマウントするデータ ソースです。

(22)

• Solaris: $FT_DIR/bin/ftcli -c “import /usr/sbin/nw_ux.lc.aam5.imp”

10.AutoStart Management Consoleを使用して、NetWorker リソース グループが正し くインポートされたことを確認します。

11. networker_install_path/nwinst.shスクリプト ファイルを実行します。

12. AIXの場合に限り、論理ボリュームの関連づけ先にできる各ノード上で、

/etc/filesystemsファイルと FullTime AutoStart Resource グループに定義されてい る論理ボリュームのマウント ポイント値が互いに同じであることを確認します。 注記: /etc/filesystems ファイル内の論理ボリュームのマウント ポイントを変更 するには、次のコマンドを実行します。 chfs -n new_mountpoint old_mountpoint 13. NetWorkerデーモンを起動します。

パッシブ ノード

各パッシブ ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. クラスタ構成スクリプト /networker_install_path/networker.cluster を実行します。 2.[ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール時に指定したローカルの NetWorker ディ レクトリの場所を入力します。例: 「/nsr」。 3.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか ? Yes or No [Yes]?]プロンプトで、「Yes と入力します。 4.[次について現在およびサイト固有の値を追加しますか:

NSR_SHARED_DISK_DIR and NSR_SERVICE_ID はい、またはいいえ [ はい ]?]プロ ンプトで、「Yes」と入力し、他のクラスタ環境との互換性を確保します。

5.[NetWorker で使用する論理ホスト名を入力しますか ?]プロンプトで、高可用性

NetWorkerサーバの公開された論理ホスト名を入力します。例: clus_vir1。

6.[nsr ディレクトリの作成先 / 保存先のパスは ?]プロンプトで、グローバルにマ

ウントする /nsr ディレクトリのパス名を指定します。

AIX HACMP/PowerHA SystemMirror

このセクションでは、次の操作を行う手順について説明します。

◆ NetWorkerソフトウェアをインストールする前に、AIX HACMP/PowerHA

SystemMirrorクラスタを準備します。 ◆ クラスタの各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインストールした後で、 NetWorkerサーバ ソフトウェアを高可用性アプリケーションまたはクラスタ ア ウェア NetWorker クライアントとして構成します。NetWorker ソフトウェアをイ ンストールする方法については、「NetWorker インストール ガイド」を参照する こと。

(23)

NetWorker HACMP

のインストール準備

NetWorkerをインストールする前に、次の手順を実行します。 ◆ 物理クライアントをバックアップする場合は、HACMP 環境で制御されないように 構成された永続的な IP または余分な NIC が各ノードで必要です。 ◆ NetWorker仮想サーバ用にサービス IP ラベルを定義する。 ◆ リソース グループを定義せずに IP アドレスの引き継ぎ(IPAT)を使用する場合に は、ブート アドレスを使用してホストに接続する必要がある。サービス アドレ スは物理ノードではなく、リソース グループに関連づけられています。 ◆ 物理クライアントの専用 NIC が使用するアドレスと同等の名前にホスト名を設定 する。この NIC をプライマリ ネットワーク アダプタ、たとえば en0 として構成 する。高可用性 NetWorker サーバには、HACMP/PowerHA SystemMirror に制御さ れない追加の NIC は不要。 ◆ サービス アドレスは物理ノードではなく、リソース グループに関連づけられて います。hostname コマンドのコンピュータ上の出力は、ping 可能な IP アドレス と対応していなければなりません。コンピュータのホスト名も、物理クライアン トの永続的 IP または専用 NIC が使用するアドレスと同等の名前に設定にされて いる必要がある。永続的 IP または専用 NIC のいずれを使う場合でも、プライマ リ ネットワーク アダプタ(たとえば、en0)を使用する必要がある。 ◆ 物理クライアントの場合、NetWorker では物理クライアントに一意に接続するア

ドレスが必要となる。HACMP for AIX のサービスおよびブート アドレスは、この 要件を満たさない。これは、リソース グループを接続するときに、IP アドレス の引き継ぎ(IPAT)に設定されたクラスタが、ブート アドレスをサービス アド レスに置き換えるためである。

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成

各物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. /usr/sbin/networker.clusterクラスタ構成スクリプトを実行します。 2.[続行しますか ?[Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 3.[ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、NetWorker をインストールする際に指定したローカル NetWorkerデータベースのディレクトリの場所を入力します。例: /space/nsr。 4.[NetWorker 仮想サーバを構成しますか ?[y/n]]プロンプトで、「No」と入力し ます。

高可用性 NetWorker サーバの構成

各物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. /usr/sbin/networker.clusterクラスタ構成スクリプトを実行します。 2.[続行しますか ?[Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 3.[ローカル NetWorker データベースのインストールされるディレクトリを入力し ます [/nsr]?]プロンプトで、NetWorker をインストールする際に指定したローカ

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4.[NetWorker 仮想サーバを構成しますか ?[y/n]]プロンプトで、「Yes」と入力し ます。

5.[次について現在およびサイト固有の値を追加しますか: NSR_SHARED_DISK_DIR and NSR_SERVICE_ID はい、またはいいえ [ はい ]?]プロンプトで、「Yes」と入力 し、他のクラスタ環境との互換性を確保します。 6. [NetWorker で使用する公開されたサービス IP レベルを入力しますか ?]プロン プトで、仮想ノードのホスト名を入力します。たとえば、clus_vir1 です。 7.[nsr ディレクトリの作成先 / 保存先のパスは ?]に対して、共有の nsr マウント ディレクトリを入力します。たとえば、/nsr_shared_mnt_pt です。 後で構成を変更する場合は、networker.cluster -r オプションを実行してから、も う一度 networker.cluster を実行します。 8. 次の値が設定されていることを確認します。 NSR_SERVERHOST = virtual_hostname

NSR_SHARED_DISK_DIR = shared_nsr mount_directory

例:

NSR_SERVERHOST = clus_vir1

NSR_SHARED_DISK_DIR = /nsr_shared_mnt_pt

9. NetWorkerアプリケーション サーバ リソースを作成します。

a. Type: smit hacmp

b. smitのメイン ウィンドウで、次のオプションを選択します。

HACMPの場合:[ Cluster Configuration]>[Cluster Resource]>[Define Application Server]>[Add an Application Server]

PowerHAの場合: [Cluster Applications and Resources]>[Resources]> [Configure User Applications (Scripts and Monitors)]>[Application Controller

Scripts]>[Add Application Controller Scripts]

c. 次の値を指定します。 サーバ名:networker 開始スクリプト: /usr/bin/nw_hacmp.lc start 停止スクリプト: /usr/bin/nw_hacmp.lc stop 10. NetWorkerサーバの NetWorker リソース グループを構成します。次のリソースを 追加します。 • アプリケーション サーバまたはアプリケーション コントローラ • ディスクまたはボリューム グループ • サービス IP またはサービス IP ラベル / アドレス

HACMP/PowerHA for AIX環境でリソース グループを定義し監視する方法について

は、HACMP/PowerHA for AIX のマニュアルを参照してください。

(25)

• PowerHAの場合: [クラスタ アプリケーションとリソース]>[リソース] >[ユーザー アプリケーションの構成(スクリプトと監視)]>[アプリケー ション モニタ]>[プロセス アプリケーション モニタの構成]>[プロセス アプリケーション モニタの追加]を選択する。 • HACMPの場合: [拡張されたリソース構成]>[拡張されたリソース構成] >[HACMP の拡張されたリソース構成]>[HACMP アプリケーションの構 成]>[HACMP アプリケーション監視の構成]>[プロセス アプリケーショ ン モニタの構成]>[プロセス アプリケーション モニタの追加]を選択 する。 [アプリケーション モニタ]の属性を次のように構成します。 • Application Controller(s) to Monitor: networker

• Monitor Mode : long-running monitoring

• Processes to Monitor: nsrd nsrindexd nsrmmdbd nsrjobd nsrexecd • プロセス オーナー: root

• Instance Count: 1.0

• Stabilization Interval: 200 • Restart Count: 3

• Restart Interval: 660

• Action on Application Failure: notify

• Cleanup Method: /usr/bin/nw_hacmp_clean • Restart Method: /usr/bin/nw_hacmp_start

注記: 環境の要件に応じて、[安定化間隔]、[再起動カウント]、および[再起動 間隔]を調整します。 12.リソース グループ(仮想クライアント)が所有する未フォーマット リュームの スケジュール バックアップを有効化するには、次の手順を実行します。 a. 論理ボリュームが属するボリューム グループがリソース グループ構成で[ボ リューム グループ]の下に表示されることを確認します。 b. chlvコマンドを使用して、論理ボリューム タイプを raw(未フォーマット) に設定します。 chlv -t 'raw' logical_volume_name NetWorkerソフトウェアは、未フォーマット ボリュームをコンカレント アク セスに使用する機能をサポートしません。

HP MC/ServiceGuard

このセクションでは、次の操作を行う手順について説明します。 ◆ NetWorkerソフトウェアをインストールする前に MC/ServiceGuardクラスタを準備 する。

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クラスタの各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインストールした後で、 NetWorkerサーバ ソフトウェアを高可用性アプリケーションとして構成するか、 NetWorkerクライアントをクラスタ アウェア アプリケーションとして構成する。 NetWorkerソフトウェアをインストールする方法については、「NetWorker インス トール ガイド」を参照すること。 このセクションで説明している内容は、NetWorker がスタンドアロン アプリケー ションの場合には適用されません。

NetWorker MC/ServiceGuard

のインストール準備

NetWorkerサーバ ソフトウェアのインストール前にこのセクションを参照してくだ さい。

◆ NetWorker 8.0以降では、MC/ServiceGuard NetWorker サーバの PA_RISC アーキテク チャでの実行はサポートされません。「EMC NetWorker Software Compatibility Guide」に、ソフトウェア要件に関する最新の情報が掲載されています。 ◆ クラスタ サービスを再起動後に自動的に起動するには、 /etc/rc.config.d/cmclusterファイルに AUTOSTART_CMCLD=1 の値を設定します。

NetWorker MC/ServiceGuard

の構成

このセクションでは、NetWorker サーバを高可用性パッケージとして構成する方法、 および NetWorker サーバをクラスタ アウェア パッケージとして構成する方法を説明 します。 各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインストールした後で、LC 統合フレーム ワーク メソッドか非 LC 統合フレームワーク メソッドを使用して、NetWorker ソフト ウェアを構成できます。 LC統合フレームワークを使用するメリットは、次のとおりです。 ◆ 1個のパッケージで複数の IP をサポートする。 ◆ lcmapキャッシュ メカニズムをサポートする。 ◆ NetWorker.clucheckと .nsr_cluster ファイルの作成および構成は必要ない。構成処

理では、自動的に /opt/networker/bin ディレクトリの nsr_mk_cluinfo と lcmap ファイルが作成され、使用されます。

非 LC 統合フレームワーク メソッドのみ - 構成ファイルの作成

このセクションでは、クラスタで NetWorker パッケージを構成する場合に非 LC 統合 フレームワーク メソッドに必要となる構成ファイルを作成する方法を説明します。 1. アクティブ ノード上で、/etc/cmcluster ディレクトリに NetWorker.clucheck およ び .nsr_cluster ファイルを作成します。 例: touch /etc/cmcluster/NetWorker.clucheck touch /etc/cmcluster/.nsr_cluster

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注記: すべてのユーザーに .nsr_cluster ファイルの読み取り所有権とアクセス権 があることを確認します。

2. .nsr_clusterファイル内で MC/ServiceGuard または MC/LockManager パッケージ用 にマウント ポイントを定義します。NetWorker 共有マウント ポイントを追加し ます。

例:

pkgname: published_ip_address: owned_path [:...]

ここで、 • published_ip_addressは、共有ディスクを所有するパッケージに割り当てら れたアドレス。IPv6 アドレスは、角括弧で囲むこと。IPv4 アドレスも角括弧 で囲むことができるが、必須ではない。 • Owned_path はマウント ポイントへのパス。追加のパスはコロンで区切る こと。 例: – IPv6アドレス: networker:[3ffe:80c0:22c:74:230:6eff:fe4c:2128]:/share/nw – IPv4アドレス: networker:192.168.109.10:/share/nw ディスク リソースが含まれない HP-UX MC/ServiceGuard パッケージの場合は、 .nsr_clusterファイルにエントリーを追加する必要はありません。そのクラスタ ノードの唯一のパッケージがオンラインのディスクレスのパッケージである場合 は、バックアップ時に var/admin メッセージ ファイルに cmgetconf のメッセー ジが出力されることがあります。 このメッセージを回避するには、マウントするファイル システムをマウント ポ イントに割り当て、このマウント ポイント、パッケージ名、IP アドレスを .nsr_clusterファイルに追加します。 NetWorker ソフトウェアではファイル シス テムはバックアップされません。ただし、ディスクレスのパッケージのフェイル オーバー先となる各クラスタ ノード上のファイル システムをマウントすること ができます。 3. NetWorker.clucheckおよび .nsr_cluster ファイルを各パッシブ ノードの /etc/cmcluster ディレクトリにコピーします。

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成

各ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. NetWorkerソフトウェアに必要なリソース タイプを定義するため、 /opt/networker/bin/networker.clusterクラスタ構成スクリプト ファイルを実行し ます。 2. [続行しますか ?[Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。

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3.[ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール手順で指定したローカルデータベースの ディレクトリの場所を入力します。 4.[更新された NetWorker 統合フレームワークを使用しますか ? はい、またはいい え [ はい ]?]プロンプトで、次の手順を実行します。 • 非 LC 統合メソッドを使用する場合は、「No」と入力します。 • LC統合メソッドを使用するには、「Yes」と入力します。

5.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか Yes or No [Yes]]プロン プトで、「No」と入力します。これで、アクティブ ノードでの NetWorker クライ アント構成が完了しました。

高可用性 NetWorker サーバの構成

該当するノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。

アクティブ ノード

1. NetWorkerソフトウェアに必要なリソース タイプを定義するため、 /opt/networker/bin/networker.clusterクラスタ構成スクリプト ファイルを実行し ます。 2. [続行しますか ?[Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 3. [ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール手順で指定したローカルデータベースの ディレクトリの場所を入力します。 4. [更新された NetWorker 統合フレームワークを使用しますか ? はい、またはいい え [ はい ]?]プロンプトで、次の手順を実行します。 • 非 LC 統合メソッドを使用する場合は、「No」と入力します。 • LC統合メソッドを使用するには、「Yes」と入力します。

5. [NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか Yes or No [Yes]]プロン プトで、「Yes」と入力します。 6. [NetWorker サーバのパッケージ タイプを選択します(1- モジュラ、2- レガ シー)[2]?]プロンプトで、モジュラ モードの場合は「1」、レガシー モードの 場合は「2」と入力します。 7. [NetWorker パッケージの新しい制御ファイルを生成しますか [ いいえ ]?]プロン プトで、「Yes」と入力します。 8. [このパッケージの監視に使用する IP アドレスを入力しますか ?]プロンプトで、 NetWorkerサーバ パッケージの IP アドレスを入力します。 9. [このパッケージの監視に使用する IP サブネットを入力しますか ?]プロンプト で、NetWorker サーバ パッケージの IP アドレスのサブネットを入力します。 10.[NetWorker サービスの DNS 名を入力しますか ?]プロンプトで、NetWorker サー バ パッケージの IP アドレスに関連づけられているホスト名を入力します。 11.[ディスク リソースに使用するボリューム管理を選択します(1-LVM または 2-VxVM)[1]?]プロンプトで、論理ボリュームを定義するボリューム マネー ジャか、NetWorker ソフトウェアが使用するボリューム グループを選択します。

(29)

• LVM(Logical Volume Manager)を使用する場合は、「1」と入力し、続いて次 の手順を実行します。 –[このパッケージのボリューム グループ リソースを入力しますか ?]プロ ンプトで、ボリューム グループ リソースの名前を入力する。例: 「vgshare1」。 –[このパッケージにマウントされている論理ボリューム名を入力します か ?]プロンプトで、マウントする論理ボリューム名を入力する。例: 「/dev/vgshare1/lvol1」。 –[このパッケージのマウント パスを入力しますか]プロンプトで、マウン ト パスを入力する。例: 「/vgshare1」。 –[このパッケージのファイル システムのタイプを入力しますか ?[hfs]?]プ ロンプトで、ファイル システムを入力します。例: 「hfs」。

• VxVM(Veritas Volume Manager)を使用する場合は、「2」と入力し、続いて次 の手順を実行します。 –[このパッケージの VxVM ディスク リソースを入力しますか ?]プロンプ トで、ディスク リソースの名前を入力する。例: 「nsrdg」。 –[このパッケージにマウントされている論理ボリューム名を入力します か ?]プロンプトで、論理ボリューム名を入力する。例: 「dev/vx/dsk/nsrdg/nsrdg/nsrvol」。 –[このパッケージのマウント パスを入力しますか ?]プロンプトで、マウ ント パスを入力する。例: 「/nsrdata」。 –[このパッケージのファイル システムのタイプを入力しますか ?[vxfs]?]プ ロンプトで、Enter を押します。 12.レガシー モードの場合のみ、次の手順を実行します。 a.[NetWorker パッケージの新しいパッケージ構成ファイルを生成しますか [ は い ]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 b.[このパッケージの監視に使用する IP サブネットを入力しますか ?]プロンプ トで、NetWorker サーバ パッケージの IP アドレスのサブネットを入力します。 c.[このパッケージのノード番号 1 を入力します [no more]?]プロンプトで、ア クティブ ノードの名前を入力します。 d.[このパッケージのノード番号 2 を入力します [no more]?]プロンプトで、 パッシブ ノードの名前を入力します。 e.[このパッケージのノード番号 3 を入力します [no more]?]プロンプトで、も う 1 つのパッシブ ノードの名前を入力するか、Enter を押します。 13.モジュラ モードの場合のみ、次の手順を実行します。 a.[NetWorker パッケージに新しいモニタ スクリプトを生成しますか [No]?]プ ロンプトで、「Yes」と入力します。 b.[NetWorker パッケージに新しい外部スクリプトを生成しますか [No]?]プロン プトで、「Yes」と入力します。はい。 c.[NetWorker パッケージに新しい external_pre スクリプトを生成しますか

(30)

14. NetWorkerソフトウェアにより構成ファイルが /etc/cmcluster/networker ディレ クトリに正常に作成されたことを確認するため、cmchckconf コマンドを実行し ます。 例: • レガシー モード: cmcheckconf -P pkg.conf • モジュラ モード: cmcheckconf -P networker.conf cmcheckconf:確認がエラーなしで完了しました。 cmapplyconfコマンドを使用して、構成を適用してください。 15.パッケージを作成するため、cmapplyconf コマンドを実行します。 例: • レガシー モードの場合は、次のように入力します。cmapplyconf -P pkg.conf • モジュラ モードの場合は、次のように入力します。cmapplyconf -P networker.conf 次の出力が表示されます。 パッケージ構成を変更しますか([y]/n)? y クラスタの更新が完了しました 16./etc/cmcluster/networkerディレクトリにある次のファイルを、各パッシブ ノー ド上の同位置のディレクトリにコピーします。 • レガシー モード: – legato.control – pkg.conf • モジュラ モード: – networker.conf – networker.monitor – networker.script – networker.pre_script 注記: ファイルに実行権限が設定されていることを確認します。

パッシブ ノード

1. /opt/networker/bin/networker.clusterクラスタ構成スクリプト ファイル実行し ます。 2. [続行しますか ?[Yes]?]プロンプトで、「Yes」と入力します。 3. [ローカルデータベースがインストールされているディレクトリを入力 [/nsr]?] プロンプトで、インストール時に指定したローカル NetWorker のディレクトリの 場所を入力します。 4. [更新された NetWorker 統合フレームワークを使用しますか ? はい、またはいい え [ はい ]?]プロンプトで、次の手順を実行します。 • 非 LC 統合メソッドを使用する場合は、「No」と入力します。 • LC統合メソッドを使用するには、「Yes」と入力します。

(31)

5.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか Yes or No [Yes]]プロン プトで、「Yes」と入力します。 6.[NetWorker サーバのパッケージ タイプを選択します(1- モジュラ、2- レガ シー)[2]?]プロンプトで、モジュラ モードの場合は「1」、レガシー モードの 場合は「2」と入力します。 7. レガシー モードの場合のみ、[NetWorker パッケージの新しい制御ファイルを生 成しますか[いいえ]?]プロンプトで、「no」と入力します。 8. モジュラ モードの場合のみ、次の手順を実行します。 • [NetWorker パッケージに新しいパッケージ構成ファイルを生成しますか [No]?]プロンプトで、「No」と入力する。 • [NetWorker パッケージに新しいパッケージ構成ファイルを生成しますか [No]?]プロンプトで、「No」と入力する。 • [NetWorker パッケージに新しいモニタ スクリプトを生成しますか [No]?]プ ロンプトで、「No」と入力する。 • [NetWorker パッケージに新しい外部スクリプトを生成しますか [No]?]プロン プトで、「No」と入力する。 • [NetWorker パッケージに新しい external_pre スクリプトを生成しますか [No]?]プロンプトで、「No」と入力する。 9. 各ノードで nsrexecd デーモンが起動したことを確認します。

ps -ef | grep nsrexecd

後で構成を変更する場合は、networker.cluster -r オプションを実行してから、も う一度 networker.cluster を実行します。 10.パッケージを有効化し、実行します。 cmmodpkg -e networker cmrunpkg networker

SLES

高可用性拡張機能

このセクションでは、クラスタの各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインス トールした後でクラスタ アウェア NetWorker クライアント アプリケーションを構成 する方法、および NetWorker ソフトウェアを高可用性アプリケーションとして構成 する方法を説明します。NetWorker ソフトウェアをインストールする方法について は、「NetWorker インストール ガイド」を参照すること。

SLES HAEは 3 つのクラスタ管理ツールを備えています。Pacemaker GUI、HA Web

Konsoleおよび crm シェルです。このセクションでは、crm シェルを使用して

NetWorkerサーバ ソフトウェアを構成する方法のみを説明します。

このセクションで説明している内容は、NetWorker をスタンドアロン アプリケー ションとしてインストールする場合には適用されません。

(32)

クラスタ アウェア NetWorker クライアントの構成

各物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. NetWorkerソフトウェアに必要なリソース タイプを定義するため、 /usr/sbin/networker.clusterクラスタ構成スクリプト ファイルを実行します。 2. [ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール手順で指定したローカル NetWorker デー タベースのディレクトリの場所を入力します。例: 「/nsr」。 3.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか ? Yes or No [Yes]?]プロンプトで、「No」と入力します。

クラスタでの高可用性 NetWorker サーバの構成

各物理ノード上で root ユーザーになり、次の手順を実行します。 1. NetWorkerソフトウェアに必要なリソース タイプを定義するため、 /usr/sbin/networker.clusterクラスタ構成スクリプト ファイルを実行します。 2. [ローカル NetWorker データベースがインストールされているディレクトリを入 力 [/nsr]?]プロンプトで、インストール手順で指定したローカル NetWorker デー タベースのディレクトリの場所を入力します。例: 「/nsr」。 3.[NetWorker サーバとクライアントの両方を構成しますか ? Yes or No [Yes]?]プロンプトで、[Yes]と入力します。 4.[共有 nsr ディレクトリの作成先 / 保存先のパスは ?]プロンプトで、高可用性 NetWorkerサーバの構成情報が格納されている、グローバルにマウントされてい る /nsr ディレクトリのパス名を入力します。例: 「share1」。 5.[NetWorker で使用する論理ホスト名を入力しますか ?]プロンプトで、高可用性 NetWorkerサーバの公開された論理ホスト名を入力します。例: clus_vir1。 後で構成を変更する場合は、networker.cluster -r オプションを実行してから、も う一度 networker.cluster を実行します。 6. 特定のノードで、NetWorker リソースからなる必須のリソース グループを作成し ます。 a. crmツールを開始します。 crm configure b. nsrディレクトリ用のファイル システム リソースを作成します。たとえば、 次のように入力します。 primitive fs ocf:heartbeat:Filesystem \ operations $id="fs-operations" \

op monitor interval="20" timeout="40" \

params device="/dev/sdb1" directory="/share1" fstype="ext3"

c. NetWorkerサーバ名の IP アドレス リソースを作成します。たとえば、次のよ

うに入力します。

primitive ip ocf:heartbeat:IPaddr \ operations $id="ip-operations" \

op monitor interval="5s" timeout="20s" \

(33)

d. NetWorkerサーバ リソースを作成します。たとえば、次のように入力します。

primitive nws ocf:EMC_NetWorker:Server \ operations $id="nws-operations" \

op monitor interval="100" timeout="100" \

op start interval="0" timeout="120" \

op stop interval="0" timeout="60" \

op migrate_to interval="0" timeout="60" \

op migrate_from interval="0" timeout="120" \

op meta-data interval="0" timeout="10" \

op validate-all interval="0" timeout="10" \

meta is-managed="true" 注記: 環境の要件に合わせてタイムアウト値を調整します。 e. ファイル システム、NetWorker サーバ、IP アドレス リソースを含む NetWorkerサーバ リソース グループを定義します。たとえば、次のように入 力します。 group NW_group fs ip nws f. 変更をコミットするには、次のように入力します。 commit

Sun Cluster

および Oracle Solaris Cluster

このセクションでは、次の操作を行う手順について説明します。

◆ NetWorkerソフトウェアをインストールする前に Sun Cluster または Oracle Solaris Clusterクラスタを準備する。 ◆ NetWorkerサーバを高可用性アプリケーションとして構成する。 ◆ クラスタの各物理ノードに NetWorker ソフトウェアをインストールした後で、ク ラスタ アウェア NetWorker クライアント アプリケーションを構成する。 NetWorkerソフトウェアをインストールする方法については、「NetWorker インス トール ガイド」を参照すること。 このセクションで説明している内容は、NetWorker がスタンドアロン アプリケー ションの場合には適用されません。

Sun Cluster

または Oracle Solaris Cluster への NetWorker のインストール準備

NetWorkerソフトウェアのインストール前にこのセクションを参照してください。

クラスタに Volume Manager ソフトウェアをインストールする。例: Solaris

Volume Manager。

◆ 共有の /nsr ディレクトリを格納するよう、グローバル ファイル システムのマウ

ント ポイントとしての共有ディスクを構成する。

図 1  高可用性 NetWorker サーバ
図 2  オートチェンジャと共有デバイス 次に、この例のシナリオを示します。 ◆ NMC デバイス構成ウィザードを使用してオートチェンジャとデバイスを構成する には、ストレージ ノード名とプレフィックス名の入力を求められたら、 clus_vir1 仮想サーバのホスト名を指定します。NMC を使用してオートチェン ジャとデバイスを構成する方法については、「NetWorker 管理ガイド」を参照の こと。 ◆ jbconfig コマンドを使用してオートチェンジャとデバイスを構成するには、

参照

関連したドキュメント

注意: 操作の詳細は、 「BD マックス ユーザーズマニュ アル」 3) を参照してください。. 注意:

お客様は、各ASLロケーションにおいて、マスター・インストール・メデ ィア及びApproved Volume License

LicenseManager, JobCenter MG/SV および JobCenter CL/Win のインストール方法を 説明します。次の手順に従って作業を行ってください。.. …

⑫ 亜急性硬化性全脳炎、⑬ ライソゾーム病、⑭ 副腎白質ジストロフィー、⑮ 脊髄 性筋萎縮症、⑯ 球脊髄性筋萎縮症、⑰

事前調査を行う者の要件の新設 ■

 □ 同意する       □ 同意しない (該当箇所に☑ をしてください).  □ 同意する       □ 同意しない

( HP Desi gnj et T650 A0

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