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要確認! 投稿規程と執筆要領 -執筆要領チェックリストを作成しました-

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Academic year: 2021

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.はじめに

論文を投稿する際には,投稿先の学術雑誌が定める投 稿規程と執筆要領を遵守しなければなりません.日本人 間工学会誌(以下,本誌)も投稿規程と執筆要領を提示 し,著者にはそれらを遵守した原稿の提出をお願いして います. 投稿規程はその雑誌のスコープや投稿する際のルール を示し,学術雑誌によって異なります.投稿規程を読む と,その学術雑誌の特色や方針が見えてきます.他方, 執筆要領は原稿を作成する際に遵守すべき事項を示して います.それは表記や体裁を統一することにより,読者 に読みやすくするためにあります.また,編集委員会に おいても,投稿受付から印刷までのプロセスにおいて, 複数のチェックポイントを設け,投稿規程と執筆要領に 沿っているかの確認を行っています.さらに本誌では, 執筆要領を原稿テンプレートに記載することによって, 投稿者の目に触れやすくするなど色々な工夫を凝らして います.しかし,投稿規程や執筆要領に記載された指 示事項が守られないケースは少なくありません(この場 合,原稿を受け付けない場合があります). 本エディトリアルを通して,投稿規程と執筆要領が守 られるためにはどうすべきか,著者側の立場と編集委員 会側の立場から考えてみたいと思います.

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.投稿区分(カテゴリー)の確認

本誌の大きな特徴は人間工学という学問に相応しい投 稿区分(カテゴリー)を設けていることです.投稿規程 に記載されているように,「原著論文」「総説」「リサーチ・ イシュー」「短報」「実践報告」「技術報告」「オープンデー タ」の7つのカテゴリーがあります.投稿される論文は 著者が選択したカテゴリーの査読基準に基づいて審査さ れます.しかし,投稿された論文がそのカテゴリーに適 当ではないとの理由にて不採択判定になるケースが少な くありません.この場合,適当なカテゴリーへの変更を 勧告し,査読も一から始めることになります.著者側に とっても掲載に至るまでの期間が長くなり,査読者・編 集委員側にとっても労力や時間を費やします.双方とも 残念な結果になります. 投稿の際には必ず投稿規程に目を通して頂き,どのカ テゴリーが適当であるかを十分に検討して下さい.編集 委員会もミスマッチが起こらないよう,エディトリアル や大会企画などを通して各カテゴリーの狙いや査読基準 を積極的に発信していきます.直近では56巻6号のエディ トリアルにおいて,各カテゴリーの査読方針を解説して います.投稿前にこちらもご覧下さい.5月の日本人間 工学会第62回大会では編集委員会企画講座「人間工学 誌に投稿しよう!-論文投稿から掲載までのポイント解 説-」も開催予定です.また,編集委員会では相談窓口 を設けています.どのカテゴリーが適当なのか等の判断 に迷った場合,ご遠慮なく問い合わせて下さい.

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.執筆要領チェックリストの活用

執筆要領は細かい指示が多いため,見落としが起こり やすいです.また学術雑誌によってその指示事項は異な ることから,勘違いも起きやすいです.執筆要領を確認 することが多い編集委員でも見落としや勘違いは起こり ます.編集委員会ではそのようなことが起こらないよう, 執筆要領を適宜更新しています.直近では,本エディト リアルが発刊される直前(2021年4月1日)に更新してい ます.尚,執筆要領は下記のWebサイトにて公開してい ます. ■執筆要領が掲載されているWebサイト https://www.ergonomics.jp/journal/journal_post/rules.html 他方,執筆要領においてよく見落とされるところが あり,執筆要領上での説明では限界があると感じてい ます.そこでこれまで編集委員会が投稿者に頻繁に修 正依頼した点を参考に,チェックリストを作成しまし た(次々頁に記載しています).特に見落とされる点に

<EditorialEditorial>Must Check! Instruction for Authors and Manuscript Style Guide --We Made a Checklist-, by Satoshi -, by Satoshi MURAKI & Seiji SAITO.

MURAKI & Seiji SAITO.

要確認! 投稿規程と執筆要領

-執筆要領チェックリストを作成しました-

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エディトリアル:要確認! 投稿規程と執筆要領

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は,正しい例と誤った例を紹介しています.投稿前に, 執筆要領に従っているかの確認にお役立て頂ければ幸い です.

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.推敲,校正は読者の視点で

投稿原稿と執筆要領に長年向かい合って気づくこと は,執筆要領に従っていないことを指摘される原稿は, 誤字・脱字,図表の不備に加え,文章構成・表現までも 指摘されることが多いということです.あくまで私見で すが,このような原稿には,それぞれの不備に派生する 根源が潜んでいると思われます. 上記の問題を防ぐためには,つまり原稿の完成度を高 めるためには「推敲」と「校正」が欠かせません.「推敲」 とは文章を良くしようと何度も考え,作り直すことで す.「校正」は誤字・脱字がないか見直す作業です.原稿 が執筆要領に従っているかの確認は校正に当たるでしょ う.推敲と校正は別の作業ですが,いずれも読者の視点 で行うことが大事です.読者にとってわかりやすいか, 読者の信頼を得られるかなどです.このような意識を強 くもつことによって,執筆要領の見落としもなくなり, ひいては質の高い論文につながると思います.

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.おわりに

誤字・脱字が残っている,執筆要領に従わないなどの 原稿の不備は著者責任であり,編集委員会は介入せず, 著者の原稿をそのまま掲載すれば良いという考えもあり ます.しかし不備のない原稿は,研究内容自体さらには 著者自身に対する信頼を高め,またそのような原稿が多 い学術雑誌は,学界における信頼も高まります.編集委 員会は会員・投稿者の皆様と共に信頼される機関誌を目 指していきたく,引き続きご協力頂ければ幸いです. 村木 里志(むらき さとし) 機関誌「人間工学」副編集委員長 九州大学大学院芸術工学研究院 連絡先:[email protected] 齋藤 誠二(さいとう せいじ) 機関誌「人間工学」編集委員 岡山県立大学情報工学部 連絡先:[email protected] 60 人間工学 Vol.57, No.2(’21)

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<参考>投稿前の執筆要領チェックリスト

タイトル (和文) □ 末尾に上付きで脚注番号“1”を記載している. (英文) □ キャピタライゼーションルールに従っている. 著者名 (和文) □ 著者それぞれに所属No.を上付きで記載している. □ 所属No.は2から始まっている. □ 所属が同じ著者の場合は同じNo.を付している. (英文) □ 姓(Family name)のみ大文字で記載している. ○ Satoshi MURAKI × SATOSHI MURAKI × Satoshi Muraki □ 著者が複数の場合は下記のように記載している. 1人の場合 A. 2人の場合 A & B. 3人以上の場合 A, B & C. ※最後にピリオドをつけて下さい. 著者の所属 (和文,英文共通) □ 2階層目までになっている. ○ A大学B学部 × A大学B学部C学科 (英文) □ 下位階層から記載している.

○Faculty of Ergonomics, Sadoku University ×Sadoku University, Faculty of Ergonomics

□ 単語の先頭は大文字になっている(前置詞等は除く). 英文抄録(Abstract) □ 和文抄録の内容と一致している. □ およそ200ワード以内になっている. □ ネイティブチェックを受けている. 和文抄録 □ 要点(目的・方法・結果・考察)を簡潔に400字程度 でまとめている. 日本語キーワード □ タイトルに含まれる語となるべく重ならないように 選んでいる. □ 関連する類語でも検索されやすくするように,シソー ラス用語(MeSHなど)が利用可能なら,定義されて いるキーワードを入れる. 図表 □ 図題および本文内の図表番号は,それぞれ図1,図2 (英文の場合はFig. 1,Fig. 2),表1,表2(英文の場 合はTable 1,Table 2)の形式になっている. □ 図題・表題は和文と英文それぞれの言語にて記載し ている. □ 図題・表題に用いる英語は冒頭のみ大文字,以降は 原則として小文字を使用している. □ 図表の解像度およびフォントサイズは印刷後に明瞭 に読めるものになっている. □ 表の罫線は最小限の横線のみを引き,縦の罫線は引 かない.また,外枠も付けない. □ 図表内で略記を用いるときには,脚注で説明する(本 文を読まなくても図表を見ただけで意味が理解でき るように). □ モノクロで判別できるように図は作成されている. □ 図表の単位が明示されている. □ (本学会以外の学協会等に著作権がある図表を使用する 場合)必要な転載許可を取り,その旨を明記している. □ 個人が特定される写真は肖像権の承諾を得ている旨 を記載する. 倫理的配慮に関する記述 □ (倫理審査を受けて承認されている場合)審査機関と 承認番号を記載している. □ (所属機関に審査機関がなく受審していない場合)倫 理的配慮をどのように実施したかを記載している. 単位・数字の表記 □ 数字と単位記号の間には半角スペースを入れている (%など一部除く). □ 本文および図表で示す数字は適切な有効桁数にて示 している. 本文 □ 読点と句点はそれぞれコンマ(,)とピリオド(.)に なっている. 61 エディトリアル:要確認! 投稿規程と執筆要領

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<執筆要領には明示していませんが,査読にて指摘が 多い事項> □ 本文中の略記は初出のところで定義されている. □ 略記の使用は必要最小限にとどめている. □ 主語と述語の関係が整合している. □ 一文は長すぎず,理解しやすい文構造になっている. □ IMRAD形式(背景,方法,結果,考察)に従い論文 を適切に構造化している(結果の中に考察を書かな い,結果で示すデータや解析方法は方法の章に明示 しておく,考察で論じるデータは結果で示しておく). □ 研究の限界を考察の最後のパラグラフに設けて論じ ている. □ 得られた結果について,先行研究を引用し多面的か つ論理的に考察を展開している. □ 目的に対応する結論を簡潔に述べている(今後の課 題などは結論の前(考察の後半部)に示すこと). 文献 (共通) □ 引用個所の右肩に文献の番号を記載している. □ 出現順にナンバリングしている. (著者表記) □ 著者が3名以上の場合は,2名まで記載し,他(和文), et al.(英文)表記にしている(表1参照). □ 著者名を表記する際の記号(コンマ,ピリオド,セ ミコロン)は表1のようになっている. □ (英文)著者はファミリーネームを記載し,ファースト およびミドルネームはイニシャルのみとなっている (表1参照). □ (英文)ミドルネームとファーストネームの略記の間 は半角スペースを入れている(表1参照). 表1 文献リストの著者の記載の仕方 (和文)  1名の場合 榎原毅.  2名の場合 榎原毅, 村木里志.  3名の場合 榎原毅, 村木里志, 他. (英文)  1名の場合Smith, H. F.  2名の場合Smith, H. F.; Yamada, K. C.  3名の場合Smith, H. F.; Yamada, K. C.; et al. (タイトル)

□ 英文のタイトルは冒頭のみ大文字,以降は原則とし

て小文字を使用している(ただし,書籍名のみキャ ピタライゼーションルールを適用).

○ What factors are involved in the levels of ... × What Factors Are Involved in the Levels of ... □ タイトルの後はピリオドになっている. □ Proceedingsや書籍の章の見出しは“ ”にて囲っている. (雑誌名) □ 雑誌名は略記ではなく正式名称を記載している(略 称を用いていない). □ 雑誌名の各単語の最初は大文字になっている(前置 詞等は除く).

○ Japanese Journal of Ergonomics × Japanese journal of ergonomics □ 雑誌名の後はピリオドになっている. □ 年,巻・号,ページの順になっている. □ 巻・号は略記になっている. ○ 26(2) × Vol.26 No.2 □ ページ番号は略さない ○ p.342-348 × p.342-8 (その他) □ 最後にピリオドがついている. 著者情報 □ 日本人間工学会の会員の著者には,著者の後の括弧 内に会員種別(正会員,準会員)を記載している. □ 連絡著者は正会員である(正会員以外は連絡著者に はなれない). □ 連絡著者の連絡先(メールアドレス)を記載して いる. その他 □ 最新の執筆要領を確認し,最新のテンプレートを使 用している. □ 利益相反がある場合は,見出しを設けて内容を記載 している. □ 謝辞がある場合は,見出しを設けて内容を記載して いる. □ 既発表の原稿等に新規性を加えるなど拡充して本誌 に投稿する場合や,学術集会等にてその一部を発表 している場合には,「付記」の項を設けてその旨を記 載している. 62 人間工学 Vol.57, No.2(’21)

参照

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