• 検索結果がありません。

時間関係辞dans

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "時間関係辞dans"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

時間関係辞dans

著者

曽我 祐典

雑誌名

年報・フランス研究

37

ページ

93-104

発行年

2003-12-25

URL

http://hdl.handle.net/10236/349

(2)

93

時間関係辞

dans

曽我 祐典 0。 は じめに ある事態 を

P,そ

の生起時点 を

Tpと

しよ う。町 力ヽ「基準時点か らある 量の時間だけ後」であることをフランス語で表そ うとするとき

,発

話者は次の (01)のよ うに <dans Q[卜

(QTは

時間量の表現

)を

用いることがある.

(01)IIs re宙

endrontル

″s his力θ ““ s.

本稿では

,<dans Q[卜

の機能を,言 い換えると <dans QT>を フランス語

話者が用いるのはどのような場合であるかを,発話例の分析

(Dと

インフォーマ

ントの面接調査

12pに

もとづいて明らかにしたい

.

以下では,さ まざまな類似点が認められる

<QT aptts>,<QT plus tard>(D

<dans定

冠詞

QT>と

対照しつつ

,基

準時点と時間の流れの観点から

<dans QT>の 機能を考察する

0。 1。 基準時点 1。 1。<QT aprё

s>の

場合の基準時″

次の

(02)の

ような発話で用いる

<QT apttpは

,<dans Q卜 と意味的

共通 点 を もってい る.

(3)

94

時間関係辞dans

すなわち,ど ちらも

Tp力

「基準時点からある量の時間だけ後」であること

を表すときに用いる

.QTの

形式も

,<数

詞十名詞

>(ex.douze secondes,

quarante jours),<不

定形容詞

+名

>(ex.quelques mois),<副

+de名

>

(ex.peu de minutes,peu de tempslな

ど,ほ ぼ共通している

.

しかし,基 準時点

Trに

ついては,発 話例を観察すると,<dans QT>の 場

合と

<QT apttS>の

場合では差異があることが分かる。

Trは

,<dans Q[卜

場合は原則として発話時点であるのに対して

,<QT aprё

s>の 場合は発話時点

ではない.次 の

(03)の

a,bを 比べてみよう

.

(03)a Oui,je suis touJours en vacances.Je rentrerai a Pa五

sル

s g口盟

“Ji9″ ぉ.

b Oui,je suis toIゎurs en va《nnces.士Je rentrerai a Paris g口

Ji19“ “″ ガ S・ <QT aprё

s>の

場合

,Trは

過去の時点であることが多い

.つ

まり

,<QT

aprё

s>を

用いるのは

,Trと

して過去のある時点を踏まえて

Tpが

「それか

らある量の時間だけ後」であることを表そうとする場面であることが多い

.次

の (030,(04),05)は その例である。

(03)c Jen'ai pas pu partir en croisiё re avec eux parce que je devais

rentrer a Pa五sg″

盟″力

2rs a囲 ".

(04) Tan債

)t il(=le paysage)6tait brillant, tres vert.¨ avec un ciel magni■que.¨ et puis db2x s(a,コ滅9s4ρ鵬 び6tait tout gris,sinistre,

des murs atteux.¨ (I】bコsIIrRめ 励

(05) (。

.)je me suis ht piquer mon v61o rann6e dermereo Bon alors,j'ai fait une cЮ 破

dessus.Puis,臓

dsJi492rS″

“島 a rautre bout de Pa五 s,incroyable,qu℃ st・ce que je vois?Mon v61o(.¨

)(ル

m力

r

(4)

時 間関係辞dans

Trは

また

,未

来の時点のこともある。つま り

,Trと

して未来のある時点を

踏まえて

Tpが

「それからある量の時間だけ後」であることを表そ うとすると

きにも

<QT apttS>を

用いる。①

6)は

その例である.

(06)Vendredi pЮ

chain?Les 6tudiants amveЮ nt vers midi.Etcomme

ils n'auront pas grand‐ chose a fa五le,ils repa元董Юnt probablement ロコθθ口ab口X力θttesap“s.

<QT apttS>の apttsは

「より後に」を表す副詞と見なすことができ

,QT

は「より後に」力`「どの程度」であるかを表す要素,す なわち

aprё

sに

かか

る語句と考えてよい

6). 1.2。

<dans q卜

の場合の基準時点 上の

(01),(03Dに

ついて見たように

,<dans

α卜 は

Trが

発話時点の場 合に

,つ

ま り]恥 が「これからある量の時間だけ後」であることを表す場合に しば しば用いる

.こ

のとき

<P+dans QT>の

Pは

発話時点より後に生起す る事態の表現であり

,多

くの発話例において動詞時称 として現在形 。複合過去 形

,<allerの

現在形十1n卜

,未

来形 0前未来形が観察される

.一

つづつ例を示 しておこう。

(07) Notre contrat arrr“ a expirationぬ

″sノθ口ごθl妙

zra(五

伽 ″泌θご貿

"

(08)Et puis attends‐

moi,jlaゴ JLゴ

dans αコσ盟カロ

"s。

(1ろ

θ

θ

″ぁ

Fraコα

"ε Jbロノθιルsa口 壼

eS

(09)Je″

お ′

7arr quatorze ans dans励

コα

s.(Ib ttα

″θめ

(10)Jeザ

6cttaゴpeut‐etre une autre lettreル

sg″

θ

々口

““

コ′

ou

ルコ

sg口

θ

々口

盟α

S.(屁

コθ

ttnご

(11)Faites comme chez vous.Jl′urar J%ゴ

ル″

s口

gi盟

πご

毛 フ

カメ

″カロ

"a“

θ力

"″

(5)

時 間関係辞dans 1。3。 基準時点から事態生起への推移

Trが

発話時点でありうるか否かは

,Tpを

位置づけるにあたつて発話者が

Trか

Pの

生起への推移をどのように捉えるかによるようだ. 1。3.1。

<QT apres>の 始

Trが

発話時点のときには用いない <QT apttS>の 場合,発話者は

Trか

Pへ

の推移をどのように捉えているのだろうか

.(o5)に

即して見ていこう。

(05)(。.。)je me suis hit piquer mon v61o rann6e derniё reo Bon alors,j'ai

fait une cro量【dessuso Puis, じroisノθars a烈

“5 a rautre bout de Pa五s,inc】

Ю

yable,qulest‐ce que je vois?Mon v61o(。 ..)(ルdθ

η」

“ 最 も

この発話では

,発

話者は次の

3つ

の事態に言及 している。

a.可e‐me‐faれ‐piquer mon v61o> b.可e‐faれ。une cro破‐dessu(ジ

C.●e‐VO士‐mon v61o>

発話者は過去のある出来事を

,物

語を語るように語ろうとしている。

a,bか

cへ

の事態推移の全体を視野に収めて

,つ

ま り

Pへ

の推移を外側から捉

えて

,そ

の うえで語るとい う姿勢である。そ して

,a,bの

生起時点を

Trと

して 1恥 を「それか ら3日後」と位置づけて <trois jours apttpによつて表

している.

1.3。2。<dans

α卜 の場合

それでは

,Trが

発話時点のときに用いうる く

dans

α卜 の場合,発話者は

Trか

Pへ

の推移をどのように捉えているのだろうか

.03a)に

即して見

ていこう

.

(03)a Je suis tOttOurS en vacances.Je rentrerai a Pa五 s dans g口I″

(6)

時間関係辞

dans 97

この発話では

,発

話者 は次の

2つ

の事態に言及 している.

a。●e‐etre‐en vacances>

b.芍eOrentrer‐a Pa五s> 発話者は

,aか

bへ

の事態の推移 を外側か ら見て語つているのではない. 目下

,事

aの

真 つ只 中にいる当事者 として

,事

b(=P)を

aの

延長上 に展望 している

.aの

事行主体の立場で

,Pへ

の推移 をいわば内側か ら捉 えて いるのである

.そ

して

,発

話時点を

Trと

して 1恥 を 「これか ら

2週

間先」 と位置づけて

<dans quhzejours>に

よつて表 している。 このような事態推移の捉え方は,発話時点を

Trと

する hier/a可ourdhui/

demahの

系列の表現を用いる場合の捉え方 と基本的に変わらない。

(12)J.airecu un coup de tt de Nicole tt Ene m'a demand6 de la p発 ‐ sentёr au drecteur aema.n.

この場合,発話者は 可e‐reCevO静 un coup de五1.">,<ene‐me‐demander.¨

>

とい う事態の事行主体 として事態 可e‐ la‐pttsenter.¨

>へ

の推移を内側から

捉えている。時間の流れの中で未来方向を展望 して 1恥 を提えていると言つて

もよい

.事

態の推移を外側から見て la ve」b/cejour‐ la/b bnde‐

mainの

列の表現を用いる場合 とは違っている.

実は

,<P+dans Q卜

の発話例の中には

,Pが

発話時点以前の事態の表現

であるものも認められ

,動

詞時称 として半過去形

,<anerの

半過去形

+In>,

過去未来形なども見られる

.発

話例を二つづつ示 しておこう.

(13)11 la regardait agir,docib,attend五 et reconnaissant.Son a宙on pour Mad五 d♂〔盟

"戯

dansあ

IIx力θ口肥s ll avat juste le temps

de se p“cゎ ter a orly。 (Lθ

d佛

θわ

(刀

力θ

D

(141 T'as dit que tu“

“ ″′力 凛2″

s硼

gコ

盟 口 "s et tbs parti trё s long‐

temps.(L“

(7)

時 間関係辞dans

(15)La boutique 6tait d6serte。 On a」hJit力

」口

θ

rル

s gυ

θ

s

力s″″た

(肱

爾 加 “

観 IXl

(16) (..。)la tante de Takdd6 avait dit qulene afFa」 ir κ〕ュr le vOir`ね″s ル Ⅸ ο″his“ ρ口』鳴 que Mo Miyagi,de la pharmacie,avait hit une chute de bicyclette,etc.(lbル あ 如

DS轟

(17)11←

Pascall a appe16 une fois pour dre qull“

Иθ

dmiι

力″

s(売

Ji19口

Puis plus de nouvenes,pas d℃

xphcations.Ca

απ

gガ

カ士

ρθ

D

(18) Mais il(=Pete)a vu que maman attendait et qul■ ′θurrtt abコ s g口

θ

々口

θ

S力

S″

″お

lasser aussi bien rauditoire que ses h6tes.

(滋

″IIθ」 “ 2) これ らの発話の場合 も

,発

話者 は事行主体の立場で (すなわち

,事

行 主体 と してまたは事行主体であるかのよ うに

)事

態の推移 を内側か ら捉 え

,つ

ま り時 間の流れの中で未来方向を展望 して

,Tpを

「これか らある量の時間だけ先」 と位置づけて <dans Q[卜 によつて表 していることは変わ りない。 たとえば

,(13)の

場合

,発

話者は

,一

つ 目の事態 <ユ‐la‐regarder。¨

>の

行主体 "ユ‖の立場で内側から事態 <son a宙on pour Mad五d‐se‐

envoler>ヘ

の推移を提え

,Tpを

「これから

2時

間先」と位置づけている。(15)の場合 も,

一つ 目の事態 <la boutique‐etre‐

d6serte>の

内部にい る人間の立場で事態

<On口

fermer>へ

の推移を内側から捉え

,Tpを

「これからしばらく先」と位置 づけている.これ ら(13),(14)は,自由間接話法の発話 と見なす ことができる. (14),(10,(17),(18)は複文であり

,主

節の事態の伝達行為・知覚行為の対象が 従節の事態である

.こ

のような場合

,発

話者は主節の事態の枠組内にいる事行 主体の立場で

Pへ

の推移を内側から捉え

,野

を 「これか らある量の時間だ け先」 と位置づけている。 以上から

,次

のようなことが言える。

(19)事

行主体の立場で

Pへ

の推移を内側から捉え

pを

「これからあ

(8)

時間関係辞

dans 99

る量の時間だけ先」と位置づけて表そ うとす るとき,発話者は

<dans

Qゆ

>を

用いる. 発話者が

Pへ

の推移を内側から捉えるとい うことは

,Trか

ら 驚

)に

至る 時間の流れの中に身を置いて事態の推移を提えるとい うことにほかならない.

そして

,こ

の「時間の流れの中」という要因は

,と

くに

<dans定

冠詞

Q卜

の使い分けを考える際に重要な意味をもつようである

.次

にそのことを見てい

こう。

2。 時間の流れ 2。1。

<dans定 冠詞

QT‐

期間内の一時′

次の

(20)の

ような発話で用いる <dans定 冠詞

QT>は

,<dans QT>と

形態的によく似ているだけでなく

,QTと

して観察される

<数

+名

>(huit

jourOや

<不

定形容詞十名詞

>(quelques mois)な

どが <dans QT>の 場合

にも見られるという共通点もある

.

(20)IIs do市ent revenir db″sんsしЮis力θ口」aa

しか し

,機

能の面では両者はかな り異なっている.

<P+dans定

冠詞

QT>の

発話例をいくつか見ておこう⑥

.

(21)Cette fOis,je suis.¨ cOinc6!.¨ Ilねut que je tЮuve treize milhons

ぬ″

s力

θ歳ガ

bJi49口

κ

..Etje les ai pas.(レ

″ぁ

fbζ

αε

ttarFθ

ι

sa口z屁)D

(22)Dhlanche soむ,la“

廷宙sion isra6henne annoncait qu'a la suite

des derniers incidents(。 。。)le gouvemement avait d6cid6 de hater

ses p“ paratifs de retrait et de quitter le Lttan dansル s漬

レヵ口』

(9)

loo

時間関係辞dans

(23) Le g6ant des t6“ coms,NTT,a par ailleurs mis au point un sewice perlmettant de localiser une personne portant sur ene un petit

6metteur.On appene un num6ro et,議

2″

s力

s加

9″

"“

ωコル 島

amve par fax une carte avec la lomlisation de la personnec(I』 ご 2000.05)

(20 D.abord,en cas d10PA,(。

)L'entrep五 se attaqu6e devra informer le comi“d℃ntrep五

seル

″sル

sdン

Ji19口ぉ.(L″「2000。02)

これらの発話例の場合

,発

話者はある「期間」を

<定

冠詞

Qゆ

"に よつて

,

)が

その期間の「内部」であることを

dansに

よつてそれぞれ表していると

考えられる

.期

間の開始時点は,(21)の ように発話時点のこともあるが

,そ

でないことも多い.いずれにせよ

,開

始時点は文脈で示される.た とえば

,(21)

では事態 可

e‐etre‐coinc6>,<ユ

faut‐que。

¨

>の

生起時点

,(22)で

は事態

<la

16宙sion isra61ienne‐ annoncer…

>ま

たは

<le gouvemement‐ d6cider".>

の生起時点である。

(23),(2の

では

,そ

れぞれ仮定的な事態

<on‐

peler‐

un

num6ro>,<rentrep五Se(‐etre)‐

attaqu6e>の 生起時点である。

開始時点がどの時点であれ,発 話者はある期間を設定して

Tpが

「その期間

内」であることを

<dans定

冠詞

Q卜

で表すのである

.<定

冠詞

Q卜

とし

ては,<bs dixjours>の ような形式のほかに

,名

詞に次のような修飾語がつい

たものが目立つ

.

(25)les d破jours su」 i7aコ

/′

亜ンノα

HJi減

盟″

ι

また

,QTを

(26)の

ようにさまざまな形容詞節で修飾することもある

.

(26) Ces"surnum6ra士

es"issus de piscicultures sont,g6n6ralement, repris par des pttdateurs ou des pecheurs dans les quelquesjours

guJi sき職 ι力IIrコIsa(盟五b〔調 に (」″ И 1998.03)

これまで見てきた

<P ttdans定

冠詞 α卜 の場合の期間の設定の仕方と

(10)

時 間関係辞dans

(27) Au・dela du jazz,il(=Duke EningtoD est aussi run des grands

compositeurs du siёcle,dont l'art est unique,qu'ユ sot concent“

Jansル

sc口θ々口θ

S皿

コロ

"S dbヨ

ね激 aコごran Faコ″

sy″

″ 〃(。..)

(」Lルグ1997.11) 2.2。 <dans

α卜

:未

来方向の一時点

<dans Qゆ

>に

ついて 「期間」という表現を用いるのは

,事

態の推移を外側

から見ているかのように響くので避けるべきだろう

.実

,<dans QT>の

使

用の鍵は

,1。3.2.の

最後に述べたように

,発

話者が事行主体の立場で推移を内

側から捉えていること

,つ

まり

,Trか

ら ■)に 至る時間の流れの中に身を置

いていることである

.次

(28)を

見てみよう。

(28) On se conndt a peine et daa il faut etre s6parese Clest dur,tu V01S.

Oui,maisル

s ttdsJi49口

,je suis de retoure"

発話者は

,時

間の流れの中で未来方向に目を向けて

Tpの

位置づけを行 う。

かりに入 り日からの距離が内壁に表示されている トンネルがあるとして

,そ

いうトンネル内を車で走行中に前方に目を向けて内壁の距離表示を読み取るよ

うなものである.(28)の場合,前方に目を向けるとまず

"un jouゴ1の

表示が

,

もう少し先に

"deux jourざ

'の 表示が

,さ

らに遠くに ‖

trois jour♂

0の 表示が

日に入る

.前

方に見えているその位置を

,事

態 ●

e‐etre‐de retour>の

生起時

点 ■)と して <dans troisjourpで表しているわけである

(D.

事行主体が自分自身でない場合も

,発

話者は事行主体の視点を採用して Tr

から

Pへ

の推移を内側から捉え

pを

「これからある量の時間だけ先」と

位置づけて

<dans Q[卜

によって表す

.こ

のようなメカニズムを

,上

に示した

<dans QT>の

発話例

(01,03a,07‐ 11,13‐

18)の すべてについて認めることが

できる

.

要するに,時 間の流れの中を未来方向に移動中の事行主体の立場で

,QTと

(11)

102 時間関係辞dans い う時間量だけ離れた時点を前方に見てとつて

Tpが

その時`点であると伝え るときに <dans Q↑

>を

用いるのである

.dansの

使用は,少 なくとも

QTだ

け奥行きのある トンネルの 「内部」において

Pの

生起を提えるとい う操作で あることで説明される

.ま

,<(定

冠詞な しの

)Q卜

の使用は

,あ

らか じめ 期間を設定 しておいて (<定冠詞

Qb)そ

の内部に事態生起を位置づけるので はなく

,Pを

思い描 くのにともなつて

Trか

ら 町 までの時間量を認識する とい う操作であることで説明される。 ところで

,別

れ際に 「また明 日」 「近い うちに」のように言お うとするとき は

,A demah!や

A bien“

t!の

ような表現をよく用いる。このような場面 でも

,発

話者は

,時

間の流れの中を未来方向に移動中の人間 として

,前

方に

demainや

bien“

tで

表す時′点を思い描いて

,再

会 とい う事態の生起時点 1恥 がその時点であることを表すのである

.こ

の場面で

,「

また3日先に」 「また

3週

間先に」のように言お うとするとき

,次

のような表現を用いることがある のはそのためである.

(29)Ad♭

sぬ

sJi91frs!/A db″s lttτ ttζ ““ ′力θs!

また

,予

想・予定について話す場面においても

<dans QT>を

関係辞

pour

と組み合わせて用いることがある。発話者は

,時

間の流れの中を未来方向に移

動中の人間の立場で

,前

方に

QTで

表す時間量だけ離れた時点を思い描いて

,

予想・予定する事態の

lbが

その時点であると表すときに

<pour dans Q[ト

を用いるのである

.

(30) En fait,dans la plus optimiste des praections,les premiers

r6seaux routiers automatis6s sOnt′ θ口

r壷

sヵ

η″次,a″,(二』√

2000。03)

(31) On a quatre ettnts,vous savez。 (.。。)Et puise"On attend le cinqui‐

(12)

時間関係辞dans 3。 おわ りに 103 実は空間的移動の場合 に も

dansを

用い ることがあるのは

,VANDELOISE

1999も

指摘す るとお りであるlp.57)。 た とえば

,川

に沿つて ドライブ してい る場面で

,前

方のなにかについて 「ここか らある距離だけ先」 と位置づける場 合に次のよ うな表現 を用いることがある。

(32)Je ne sais pas comment on peut passer de rautre cO“ .

一 Rassure‐ toi.On va avoむ un pont attF″

as上

激刀廣光 “

s

時間的な領域において

<dans c卜

を用いるのは

,(19)に

述べたとおり

,

発話者が事行主体の立場で

Pへ

の推移を内側から捉えて 「恥 を「これから

QTだ

け先」と位置づけて表そうとするときである。発話者は

,時

間の流れの

中を未来方向に進みながら前方に目を向けている

.ち

ょうどトンネル内を走行

中に前方に目を向け

,現

在地からある深さだけ奥の方に目をやつて

Tpを

「こ

こから

QTだ

け先」と位置づけるようなものである

.入

り回のところから見

れば

,野

,QTだ

け トンネルの「内部」に入 り込んだところというわけで

ある

.

未来方向への前望的な視線ではなく

,基

準時点から過去方向への後顧的な視

線の場合

,す

なわち「ある量の時間だけ前」の場合には

,<dans QT>で

はな

,た

いていは

<ユ

ya QT>ま

たは

<depuis Q[卜

を用いる

.こ

れについて

,稿

を改めて論じることにしたい

. 注 1.西村牧夫氏 (西南学院大学)に提供 していただいたデータが非常に有益であつた。 2.イ ンフォーマン トはフランス人4人 である。

3.くQT apttS>と <QT plus tard>の あいだに認めうる差異は本稿では問題にしない。以 下では,両者を<QT aprё

pで

代表させることにする。

(13)

時間関係辞dans

4.出 典を示 していない発話例は,イ ンフォーマン トの協力を得てわれわれが作ったもの。 5。 これに対して,発話者が

Trの

事態を

a,bの

ような発話の

Nや

que N Subttndに

よつて表す場合のaprё

sは

前置詞と見なすことができる:a.Ils sOnt renttts a Paris

trois semaines″Jsla h“raion.b.Pierre ren∞ntre Nicole quelques jours ttres que sa hmme rait quit“ 。

6.基 準時点以前の期間を表すために <dans定冠詞

QT>(し

ばしば

QTは

修飾語をとも なう)を用いる次のような発話もあるが,本稿では扱わない: A cette date,le chOmeur

hdemnis6 parl'Unedic∞ mmencera un nouveau par∞ urs.brs de son hscriptiOn,ゞ 遭

a travain6 quatre mois ルコs Ls油渋 力uit aern,arsコ

as

一 au lieu de dOuze actuenement ―,n devra signerle PARE。 け 2000。12)

7.さ らにまた,事態の生起がある物の内部であることを表すために くdans定冠詞 名詞> を用いる場合(ex.Ene attend son amiルコsル yar"“。)とも本質的な差はないと言える。 8。 「これからまだ3日ある」ということを devantを 用いてNous avons encore tЮisjours

あ″コιコθに のように表す場合も同じような感覚を発動していると考えられる。

主要参考文献

VANDELOISE,Chude(1999):"Quand屁 7コs quitte respace pour le temps",&四 θあ

協 an力り″θθιメrag〃′虚g″θ6,pp.45‐ 162.

曽我祐典 (1992):『 フランス語における状況の表現法』,自水社.

参照

関連したドキュメント

 基本波を用いる近似はピクセル単位の時間放射能曲線に対しては用いることができる

※ 硬化時 間につ いては 使用材 料によ って異 なるの で使用 材料の 特性を 十分熟 知する こと

その後、時計の MODE ボタン(C)を約 2 秒間 押し続けて時刻モードにしてから、時計の CONNECT ボタン(D)を約 2 秒間押し続けて

○本時のねらい これまでの学習を基に、ユニットテーマについて話し合い、自分の考えをまとめる 学習活動 時間 主な発問、予想される生徒の姿

世界的流行である以上、何をもって感染終息と判断するのか、現時点では予測がつかないと思われます。時限的、特例的措置とされても、かなりの長期間にわたり

11.. 2001))との記載や、短時間のばく露であっても皮膚に対して損傷を与える (DFGOT

つの表が報告されているが︑その表題を示すと次のとおりである︒ 森秀雄 ︵北海道大学 ・当時︶によって発表されている ︒そこでは ︑五

1.3で示した想定シナリオにおいて,格納容器ベントの実施は事象発生から 38 時間後 であるため,上記フェーズⅠ~フェーズⅣは以下の時間帯となる。 フェーズⅠ 事象発生後