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東京都立産業技術研究センターの紹介

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Academic year: 2021

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東京都立産業技術研究センターの事業内容含 めて,紹介いたします。 1.東京都立産業技術研究センターの役割 東京都立産業技術研究センター(都産技研) は,都内の中小企業の技術支援をおこなう機関 である。 急激な技術革新や経済のグローバル化,昨今 においては急激な円高基調と,東京の中小企業 を取り巻く環境は大きく変化している。こうし た中,基盤技術への支援に加え,ナノテクノロ ジーや情報技術などの先端技術及び環境・省エ ネルギーや少子高齢・福祉などの新たな技術課 題への迅速かつ効果的な支援が求められてい る。(図1) このような状況を踏まえ,技術支援ニーズに 〒135―0064 東京都江東区青海2―4―10 TEL 03―5530―2111 FAX 03―5530―2765 E­mail : tanaka.minoru@iri―tokyo.jp

Commercialization Support Department Engineering Validation Sector Chief Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute

Tanaka Minoru

Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute

田 中 実

東京都立産業技術研究センター 事業化支援本部 実証試験セクター長

東京都立産業技術研究センターの紹介

図1 都産技研の役割

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対する柔軟かつスピーディな支援をこれまで以 上に強化するため,平成18年4月,東京都立 産業技術研究所(東京都直営)から,地方独立 行政法人都産技研へと生まれ変わった。さら に,東京都の産業支援体制の再整備に係る基本 構想に基づき,平成22年2月に多摩地区に新 しい産業支援拠点,多摩テクノプラザを開設し た。また,平成23年10月には臨海地区に新た な都産技研の本部拠点が開設した。 こうした新しい制度と新しい拠点により,弾 力的な運営と中小企業の事業ニーズに即した高 品質な技術支援を実施し,都内中小企業の振興 を図り,これを通じて都民生活の向上に貢献す ることが都産技研の役割である。 2.都産技研の歩みと新拠点整備 都産技研は,90年前の大正10年10月(1921 年)に設立された東京商工奨励館を始まりとし, 幾つもの統合等,変遷を経て,平成18年4月 に地方独立行政法人として,全国の公設試に先 駆け独法化し,先のミッションのもと産業支援 のための拠点整備を行ってきた。(図2∼4) 図3 都内2拠点3支所の位置 図2 90年の歩み 39

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3.事業支援案内と組織図 図5には都産技研の事業の7本柱と,図6に はそれを支える組織を示す。 [1]技術支援 依頼試験:試験測定,分析と技術アドバイ ス,技術相談:図6にある幅広い分野での相 談,実地技術支援:工場等への企業訪問,オー ダーメイド試験:JIS 等に定めなく,個別の試 験ニーズ対応 [2]製品開発支援 機器利用:依頼者自ら試験機器を利用,オー ダーメイド開発支援:製品化のための設計・試 作・評価などの開発支援,高度分析開発セク ター,システムデザインセクター,実証試験セ クター 図5 事業の7本柱 図4 本部の地図とアクセス 40

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[3]研究開発 基盤研究:将来に向けた技術開発や多くの企 業の課題解決,共同研究:企業,業界・団体, 大学等との製品化等に向けた研究,外部資金研 究:国や財団等の採択研究 [4]産業人材育成 オーダーメイドセミナー:企業,業界団体等 の人材育成ニーズに応じたカリキュラム,高度 産業人材育成:個々の企業において高度な研究 開発を行う人材の育成支援,次世代人材育成: インターンシップ学生の受入れ [5]産業交流 異業種交流:異業種の企業間交流活動支援, 技術研究会:特定分野において課題解決や技術 力向上を目指す研究会,東京イノベーションハ ブ:産学公連携他,展示会や交流会での交流支 援の場,公設試験研究機関連携:東京,神奈川, 千葉,埼玉,横浜市の公設試験研究機関連携 [6]技術経営支援 技術経営支援:技術と経営の両立により事業 図7 事業メニューからの新たな取り組み 図6 組織図(平成23年4月現在274名) 41

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戦略を推進できる人材育成支援,ブランド形成 支援:企業のブランド力向上の支援,国際規格 対応:輸出,海外進出にかかる試験や規格に係 わる情報提供 [7]情報発信 製品開発等に係わる技術情報提供 4.本部支援案内と新しい主な取り組み 東京都の産業支援拠点整備事業の一環とし て,臨海副都心に新たな本部を開設し,一層厳 しくなる経済情勢のもと,従来以上に中小企業 の技術支援を拡充した。東京の中小企業が大企 業の下請けとして生き残るのは難しいため,自 前で高付加価値な先端製品を開発し,ビジネス 展開してゆく必要がある。そこで新しい本部で は3つの技術支援セクター,「高度分析開発セ クター」,「システムデザインセクター」,「実証 試験セクター」を開設した。さらには,24時 間利用可能「製品開発支援ラボ」の設置,4つ の成長研究分野,「環境・省エネルギー」,「E MC・半導体」,「メカトロニクス」,「バイオ応 用」の研究開発に重点的に取り組み,成果普及 に努める。勿論基盤技術支援の充実を忘れず に,都産技研ブランドとして「音響試験」,「照 明試験」,「高電圧試験」,「非破壊透視試験」, 「ガラス技術」などの特徴的な5技術分野に注 力・強化した。都産技研は,高い技術力で,プ ロダクトイノベーションの発信拠点として,も のづくり産業を中心にサービス産業等に至る中 小企業支援の拡充をしてゆく。 次のフロアー図は,1階∼5階までの新しい 本部施設案内図である。 図8 フロアー図(1階∼5階) 42

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[1]高度分析開発セクター 高度な技術ニーズの対応のため,高度先端機 器を集中配置した。各技術部門と高度分析開発 セクターが連携し,中小企業の国際競争力強化 や高品質・高付加価値なものづくり,研究開発 や技術課題の解決を支援する。 [2]システムデザインセクター 都内中小企業のものづくり支援の場として, 平成18年9月に開設したデザインセンターの 機能と設備を強化した。製品意匠に加え,商品 企画から機能,構造,安全性についての設計も 「デザイン」と捉え,デザイン活用によるもの づくりを総合的に支援する。 [3]実証試験セクター 安全で信頼性の高い製品開発を支援するた め,部品から製品に至るまでの振動,衝撃,耐 ノイズ,動作,温湿度,腐食劣化などの評価試 験機器38機種を集約し,環境試験関連の相談 から依頼試験,機器利用の要望にワンストップ で対応する。 電気・温度試験では,電気(直流・低周波), 温 度(熱 電 対)で 国 際 規 格 ISO/IEC17025に 準拠した品質システムに基づき実施する。 製品・材料強度試験では,2∼3000kN の万 能試験機,ねじり試験器など設置し,各種強度 試験を実施する。 以上,ご興味のある方は,1 頁目に記載の 連絡先までご連絡ください。 図9 3セクターの主な施設図 上)TEM 中)創作実験ギャラリー下)実証セ窓口 と環境試験機 43

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