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JAIST Repository: EPR(拡大生産者責任)と静脈産業論

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

EPR(拡大生産者責任)と静脈産業論

Author(s)

桜井, 孝幸

Citation

年次学術大会講演要旨集, 15: 122-125

Issue Date

2000-10-21

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/5837

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

1C06

EPR

a

拡大生産者責任

) と

静脈産業論

0 桜井孝幸 ( ジ ー テック ) はじめに 2 1 世紀を目前に 科学技術が理想に 近い方向で動き 始めた。 循環産業構造の 始 動であ る。 汚泥、 生ごみ、 木 くずから新しいクリーンエネルギーが 生まれ、 焼却、 埋立てされた

廃棄物がマテリアルとして

利用される。 解体された部品も 情報 ネ、 ット により新しい 巨大な中古市場がっくられっ っ あ る。 生産者は E P R のもと新しい 技術を駆して 環境配慮の商品づくりが 行われ始めた。 静脈産業は市民参加の 上、 後世に負荷を 残さない方向で 研究しながら 自立した 事 業を各地で計画している。 安全で豊かな 社会の実現へ 向け一歩踏み 出した。

@@

EPR@

(Extended@

Producer@

Responsibility)

拡大生産者 寅任

1 .

資源消費量を 最適化する

経済の原則では 生産量 と 消費の量。 即 、 需要と供給の 関係で量が決まる、 価格 が 安くなれば商品を 買 う 人が多くなり 販売量が増加する。 環境コスト、 ごみ処理 コスト等が含まれてくると 価格が高くなり 需要が抑えられ 当然資源の消費量が 減 歩 する。 このように、 外部費用を内部化することによって、 消費者の商品に 対する価値 意 識 が高まり、 当然生産者の 商品に対する 考え方が変ってくる。 2 . 商品開発の段階での 処理 ( 適正 ) 技術 現在の生産、 流通過程では、 廃棄後の処理技術 ( 指標、 基準 ) が不十分であ り 性能とコストが 特に、 重視されてきた 為 、 商品を廃棄処分する 時に多くの難題を 発生させている。

リサイタルコストを 内部化することで、 商品の生産段階から、

ごみの発生量抑制や

適正処理に対する 指標、 基準を前提にした 商品づくりが 行わ

れることになり、 ト一タル面で 実質コストの 減少につながることになる。

(3)

3 。

リサイクルコストを 商品価格に組み

込んだ商品とそうでない

商品との比較

リターナブル 瓶の ( 例 ) ( 内部化 )

・回収流通費 十 洗浄 費等 ( 民間市場の流れ ) ( 外部化 )

"

"

・税金による 処理が い ( 公共機関の負担 ) 上記の通り内部化は、

これまでリサイクル 過程で生じていた 様々なコストが

、 個々の主体によって 細分化され、 一見無関係なものとして 処理されてきたが、 美

際は生産

づ 消費 づ

リサイクルとい

う 一連の過程で、

一貫したコスト 概念を持っこ

とは、 これからの社会づくりの 条件としても 必要であ る。 4 , 日本型 EPR

は企業が責任を 果たす考え方

企業、 消費者、 行政の 3 者が役割を分担し、 廃棄物の排出者、 搬送業者も含め 責任範囲が明確化され、 商品の安全性や、 コストの点でも 一層の努力が 展開され る。 しかしながら、 各企業に於ける 現在の経済状況から 企業のもってる 技術力や 経営戦略によってこの 課題を克服しょうとしても、 それが外部経済の 内部化であ る限り、 いかにコスト 吸収の努力が 行われよ う とも、 商品価格の上昇を 招くこと になる。 5 . EPR U

拡大生産者責任

)

の問題点

この件が適切に 全うされるには 適切な社会的コンセンサスが 前提であ り、 全て の 生産者に対し 公平に責任を 課す強力な法的裏 づけがえられないとすると、 リサ

イクルコストに

対して、 まじめに取り 組も う とする生産者が、 市場競争の際、 一 方 的に不利な立場に 追い込まれることになる。 明確な、 数値基準の確立や、 法律 の

適用に関する

透明性を必要とする。 ス 第二の要因として 組織力の問題があ る。 単純に、 廃棄された自社製品の 回収 と いう問題をとってみても、 すでに全国に 販売網をもっている 企業、 新しい商品を 開発し販売しようとするべンチヤ 一企業、 そのハンデは 覆いがたく大きい。 そして第三の 要因は、 物理的生産量の 問題であ る。 仮に大企業と 中小企業が同じ コストでリサイクル 処理の体制を 構築したとしても 大量生産を行う 大企業と、 少 量 生産の中小企業とでは、 一

製品に転嫁できるコストに

、 大きな差が生じること になる。 これは、 単純な分母の 問題であ るが、 単純なだけに 効果的な対応がほと んど不可能であ る。 当然、 価格に反映しコストカにも 影響が出よう。

(4)

6 .

循環経済としての

考え 環境コストを 内部コストとして 組み込むということは、 単に自社のリサイクル コストを商品コストに 転嫁して市場競争に 臨めばよいというような、 単純な事柄 ではない。

やや抽象的になるが

資源採取 っ

加工処理

づ 製造 づ 販売 っ 消費 づ リサイ クル 最終処分という 「物質に対する 価値付与」 ( 製品化過程 ) 及び「負の価値 付与」 ( ごみ 化 過程 ) を一貫した流れとして、 企業がこれをト

一タルにコントロー

か してゆくことになり、 当然 「価値のシステム」 を営業することに 成る。 新しい 事業リスクの 発展とバランスシー ト としても新たな 負担を計算する 必要が予想、 さ

れる。 中小企業では、 到底一社で負えるものではないし、 大企業としてもコスト、

管理面で不合理な 事業となろ う 。 そこで社会的コストを

総合的に考える

場合、 発 生地域に共同化した 施設事業を づ くり新しい産業として

計画してみてはどうかと

提案する。

・静脈産業の 自立化

1

Ⅰ E P R

を摘要した時のコストと

管理

( 商品化過程 ) 生産 臣 消耗 コ [ 物 宜への価値 リサ クル ( 廃棄 ) 付与過程Ⅲ の過程で、 一 Ⅰ した コスト 笹理 (

廃棄物化

過 が必要 程 ) n 負の価位 付与過程 刀 主 に 大理 拡管 ︵ ト Ⅲ ス E コ は行 一 な 力理 一管 メト ス とコ るの れ種 さ過 用化 適切 が棄 廃 任、 責て 考 え 産加 コ 製造に門するコスト 笹

回収 吟 リサイクル ( 廃棄 + 物 ) 処理 臣億終 処分に 曲 するコスト 宙理 、

これまでの製品化過程の

わねばならない。

ト準て

ス平し

コが化

田ム

八シ申九 Ⅰ

コめ

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(5)

2 .

リサイクル技術の 共有化と占有化

リサイクル 特定企業の 大企業に 高度なリサイクル リサイクル技術の 技術の コスト競争力 よる寡占化 技術を持たない 中小 内蔵 化による経済 占有化 の 強化 企業の競争力の 低下 波及効果の欠如 公益的性格の 強いリサイタル 技術の占有化は、 高度な技術力を 内蔵 する。 特定の 企業のコスト 競争力を強化し、 ゆくゆくはそれら 企業 ( 大企業 ) による寡占化を 招き、 高度な技術力や 組織力を持たない 中小企業の競争力の 低下を招く。 中小企業 ( メーカ一 ) を活性化し、

ひいてはわが

国の経済の基盤を 強化してゆく には、 これらリサイタル 技術の共有化が 不可欠であ り、 特定の企業に 偏らずに 技 術 開発・並びにプラント 開発が可能なパブリックなリサイタル 技術の開発システ ムが 必要となる。 3 .

社会が認める 静脈産業

●リサイクル 費用の公開 民間主導リサイクルプラント 事業 の ソフトな管理・ 指導の必要

公益的性格の 強 い リサイクル技術の 共有を実現するためには、 民間主導による 経 済 システムとしての 活性化とともに、 それらを全体的に 管理し、 公益的性格から

脱退する事業運営について

指導するパブリックな 機関が必要であ る。 当該機関の管理指導の 下で、 技術仕様の標準化を 行い、 仕様の公開・コストの 公 表を行うことにより、 透明性と公益性の 確保が可能となる。 E P R ( 拡大生産者責任 ) を課せられるメーカ 一にとって、 標準化されたリサイ ク ルコストの存在は、 安心して商品開発が 行える基本的な 条件を確保することに 通じる。

後記

静脈産業に属する 全ての事業所は、 事業に責任を 持ち、 経営も自立し 地域に貢献 する企業となる。 商品を づ くる企業は、 その商品の取扱いを 委託することで 安心して商品づくりに 専念出来る。 ユーザ一の負担コストは 安くなり新しい 会社が生れ雇用も 発生する。 地域経済の

一役を担

う ことにもなる。

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