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13. 群馬大学医学部附属病院泌尿器科における腎臓摘出術の変遷―1999年~2009年5月までの11年間の統計―(第53回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録<セッションIII>臨床的研究)

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Academic year: 2021

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法であると思われた 13.群馬大学医学部附属病院泌尿器科における腎臓摘出 術の変遷―1999年∼2009年5月までの11年間の統計― 牧野 武朗,富田 介,横山 由就 廣野 正法,村 和道,新井 誠二 森川 泰如,宮久保真意,野村 昌 岡本 亘平,小池 秀和, 井 博 柴田 康博,羽鳥 基明,伊藤 一人 鈴木 和浩 (群馬大院・医・泌尿器科学) 小林 幹男 (伊勢崎市民病院 泌尿器科) 今回, 1999 年 1月 1日より 2009 年 5月 31日までの約 11年間に施行した 357例の腎臓摘出術式の検討を施行 した. 年齢の中央値は 64歳 (5-91), 性別は男性 239 例, 女性 118例であった. 原疾患は, 主に腎細胞癌 226例, 腎 盂癌 53例, 尿管癌 32例, 膀胱癌 2例, 後腹膜腫瘍 2例, 副腎癌 1例などの悪性腫瘍であるが, 時に, 無機能腎の 水腎症, 腎盂腎炎などの炎症性疾患 16例, 腎血管筋脂肪 腫 8例, 腎損傷 1例, その他 9 例であった. 検討の結果, 当科における腎臓摘出の手術 件数は 2006年より飛躍 的に増加おり, 増加 は鏡視下手術件数が増加していた. 2008年より鏡視下手術適応を拡大しており, 2009 年に は鏡視下手術件数が 件数の 5割を超えると思われる. この詳細を検討して報告する.

特別講演>

座長:鈴木 和浩(群馬大院・医・泌尿器科学) 神経温存前立腺全摘除術再探訪 ―解剖学的知見を踏まえて― 武中 篤(神戸大学大学院医学研究科 外科系講座腎泌尿器科学 野 准教授) 1980年代, Walsh らは陰茎海綿体神経に関する解剖学 的研究を行ない, その後, 術後勃起機能温存が可能とな る anatomic radical prostatectomyを発表した. これによ り本術式は確立したものと えらたが, その後の追試で は必ずしも満足の得られる成績ではないことが明らかに なった. 一方, 近年, 腹腔鏡下前立腺全摘や Robotic

as-sisted laparoscopic prostatectomy(RALP) により全ての 手術操作が直視下で可能となり, より詳細かつ新しい外 科解剖が必要となってきた. 我々は骨盤内自律神経解剖の再検討を行なった. その 結果, Neurovascular bundle(NVB) という固有の解剖学 的構造物は存在せず, 陰茎海綿体神経はいわゆる NVB に完全に一致して走行するものではなかった.逆に NVB は括約筋や肛門挙筋に向かう神経線維を含んでいた. し かし, 前立腺周辺の末梢自律神経の 布や神経量には個 体差があり, それを視認することは基本的には困難で, まして神経の機能的 類に言及することは非常に困難で あった. 従って, 勃起機能温存を意図する場合, 神経成 は可能な限り幅広く温存することが肝要と思われた. 次いで前立腺周辺の筋膜解剖を行なった. 肛門挙筋筋 膜はいったん前立腺に近寄った後, 外側に折り返してい た. この折り返しが骨盤筋膜腱弓である. 前立腺筋膜お よび肛門挙筋筋膜を覆う薄い筋膜が endopelvic fasciaで ある. endopelvic fasciaのみを切開して前立腺の側方に 到達すれば, 肛門挙筋筋膜を温存することが可能であっ た. また, 骨盤筋膜腱弓の恥骨への付着部が恥骨前立腺 靱帯であった. さらに, 前立腺被膜を覆う筋膜を検討した. 本筋膜は prostatic fascia,levator fascia,periprostatic fasciaあるい は lateral pelvic fascia, lateral pelvic fasciaなど, 様々な 名称でよばれ, 統一した見解がない. この混乱は, 筋膜を innerあるいは outer layerに 類しようとするところに 起因すると える. 脂肪組織, 神経, 血管などを含む, 一 定の厚みのある線維性結合織ととらえることを提唱す る. 以上の解剖学的知見に基づき, 我々は神経温存手術に 関するいくつかの新しい取り組みを行なっている. 術中 電気刺激による自律神経マッピングの試み, 4段階に 類した神経温存術式, 神経温存と術後尿禁制についての 検討, などについて紹介する. 前立腺の外科解剖は全てが明らかになったわけではな い. 外科解剖とは, 術式に伴って進化するものである. 神 経温存前立腺全摘除術を再探訪すると, まだまだ新しい 発見に出会うことができる. 78 第 53回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録

参照

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