編集後記 ○この編集後記を書いているのは3月の中旬です.こ の時期,私は毎年の恒例行事「杉花粉アレルギー」に 苦しんでいます.私が生まれ育ったのが花粉の故郷, 多摩西部であることが関係あるのか,ずいぶん早いう ちから花粉症の症状は出て,以来かれこれ人生の3分 の2ほどの問毎年この時期の数ヶ月間は花粉アレルギ ーでとてもつらい口々を過ごしています.冬が終わっ てぽかぽか暢気になり本来は楽しくなる季節なのでし ょうが,どこか恨めしく感じてしまうこともしばしば です.今や日本国民の10%,およそ1200万人が花粉 症に苦しんでいると言われ,またその数は年々増加し ているのだそうです.発症した花粉症が後に完治する 確率は今のところ数%だそうで,一度始まると一生付 き合う覚悟が必要です. 0さて,都市部に住む人に特に花粉症が多いのは,排 気ガスに含まれる煤塵がアレルギー反応を促進してい るからと言われています.もちろん戦後の杉を大量に 植林したことも原因でしょうが,こういった都市生活 が原因で花粉症が誘発されるということで一種の都市 病と言えるかも知れません.技術革新や近代化は人間 の生活をより便利に,また快適にしてきました.「す べてを捨てて自然に還れ」と言われても,それはいま さら不可能でしょう.また,これまでに脈々と培われ てきた人間の叡智や技術は,我々と我々子孫がさらに 追い求めていかなくてはならないものでしょう.しか し一方で行き過ぎたヒトの行軌が自然環境のバランス を崩してしまい,そのしっぺ返しの一端がこうした形 でと卜自身に与えられているのかも知れません.最近 はヒトだけでなくサルも花粉症に苦しんでいるそうで す.山を追われ花粉症にはなl)‥・サルにとってはいい 迷惑かもしれませんね. (生田目 崇) オペレーションズ。リサーチ 編集委員会 委員長 上田 徹(成践大学)副委員長 高橋敬隆(早稲田大学) 委 員 池上敦子(成践大学),大澤義明(筑波大学),大屋隆生(脚電力中央研究所),小沢利久(駒洋大学),杉野 隆(国士館大学),高橋一言(束京ガス㈱),中川慶一郎((柵NTTデータ),中川義之(キヤノンシステム ソリューションズ㈱),生田目崇(専修大学),難波和明(束京理科大学),原 裕淳(東芝ITソリューシ ョン㈱),平山克己(北九州市立大学),松村良平(東京二1二業大学),三浦英俊(明海大学),矢日‡j 健(日本 電信電話㈱) 本誌に掲載された記事についての著作権は,社団法人 日本オペレーションズ。リサーチ学会に帰属する。
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