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開境界適応型の大気海洋結合波浪推算手法に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

開境界適応型の大気海洋結合波浪推算手法に関する研究( は

しがき )

Author(s)

安田, 孝志

Report No.

平成13年度-平成15年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(B)(2) 課題番号13555141) 研究成果報告書

Issue Date

2003

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/650

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はしがき

「港湾施設の技術基準」や「海岸法」の改正は,社会の変化・多様化に柔軟に対応できる信

頼性設計や性能設計体系構築の必要性を物語るものと言える.これに応えて現行の設計法

を改革していくには,設計波の算定法を,広範囲な情報を高精度で提供できる`数値予報

型'に発展させていく必要がある.しかしながら,我が国では波浪推算の位置付けが依然 として観測の補完に留まっている状況にあることには変わりはない.これは,補正係数に よって入力風の精度を超える推算値を得ている実務レベルの現状からは止むを得ない面も

あるが,最新の推算モデルをもってしても強風・高波浪時の推算値が過小評価傾向にある

などの精度上の問題を克服できていないことにもよっている.こうした波浪推算手法の精

度向上の問題を放置する限り,海域施設の性能設計への発展は望むべくもなく,観測デー タの蓄積が不十分な海域において信頼度の高い観測を行うためにも,高精度の波浪推算手 法の確立が急務となっている.

本研究は,現行の波浪推算手法が抱える,1)海上風の精度・解像度,2)風と波浪場の

結合,3)開境界の不確定性,の問題を解消し,海域施設の信頼性設計・性能設計に必要と

なる波浪情報を高精度・高解像度で提供できる開境界適応型大気・海洋結合波浪推算手法

の開発を目的に行ったものである. 具体的には,まず,沿岸域の微地形や大気の積雲対流に伴う陣風,海面の白波状態など

の影響を大気力学的に正しく評価し,高解像度・高精度の海上風の算出を行うため,嶺域

気象モデルMM5を用いた計算手法を構築した.ついで,風洞水槽実験によって,強風下

に生成される海面バースト層の輸送・乱流構造が風から波への運動量輸送過程を支配して

いることを明らかにするとともに,その成果を踏まえてMM5と波浪モデルⅥAMあるい

はSWANを結合させた大気海洋結合型波浪推算モデルを導いた,さらに開境界から入射す・

る波浪の不確定性を最小化するため,推算対象額域内の数点の観測データを用いたA郎0血t

法に基づくデータ同化によって,開境界上の入射波スペクトルの推定法を開発した.こう して開発された波浪推算手法の精度検証を日本周辺全域での観測データによって行い,そ の実務レベルヘの実用性を明らかにした.

研究組■

研究代表者:安田孝志 研究分担者:小林智尚 研究分担者:大澤輝夫 研究分担者:橋本典明

(岐阜大学工学部教授)

(同上助教授) (同上助手)

((独)港湾空港技術研究所水理研究室長)

参照

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