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Microsoft Word - 人工関節学会 inスイス②.docx

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Academic year: 2021

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人工関節学会

in スイス

H25 年 1 月 15 日〜20 日 参加: 江本院長 Ns.樋口 PT 池田 Switzerland 今回私たちは、クリニックでは初となるヨーロッパ圏内 での学会に参加させて頂きました。 スイスはドイツ、フランス、イタリア、オーストリアな どに囲まれた内陸国です。今回の訪問地は、スイス最大 の都市であるチューリッヒと、イタリアとの国境に近い ルガーノという街です。 中世ヨーロッパの美しい街並みを残すスイス。まるで絵 画を見ているようでした。

Dr.Koch 紹介

今回お世話になったDr.Koch は、46 歳で膝関節を専門にされる 整形外科医です。

年間にTKA を 100 例、UKA20 例、ACL80 例、PCL50 例の手術をされ

ています。TKA において、CT の骨画像から製造された患者専用のオー

ダーメイド人工関節用材料(Patient matched cutting blocks)を使用し、 より正確な骨切りを推奨。

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チ ュ ー リ ッ ヒ に 到 着 し た 夜 に 、 Dr.Koch とのディナーミーティング に参加しました。 ここでは、TKA の手術手技やスイス と日本の医療情勢について意見交換 を行いました。 スイスにおいて、TKA は年間に 4200 万件行われているそうです。そのうち 女性は62.2%です。また TKA を受け る方の平均年齢は70〜75 歳と日本と さほど差がありませんが、65 歳以下 は31.6%と日本より若年層が目立ちます。

工場見学

今回、人工関節の開発、製造を行っている会社の工場見学をさせて頂きました。 この人工関節の会社は、整形外科市場に参入してから10 年足らずでヨーロッパ圏での人工 関節のトップシェアとなり、事業は世界中に広がっているとのことです。 日本には2009 年から事業展開となり、2012 年現在で 20 カ国に及びます。 工場見学では、エンジニア宛に送られてきた患者 CT データーベースをもとに設計図が作 成され、人工関節用材料の製造工程・人工関節の製造・保管場所など、ありとあらゆる所 まで見学させて頂きました。 ここではそれぞれのエンジニアの専門的な働きかけを目の当たりにし、とても感銘を受け ました。

<工場内>

<プランニング中…>

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Patient matched cutting blocks 製造途中>

<工場前にて>

UNIVERSITY HOSPITAL Uniklinik Balgrist 訪問

Dr koch が 勤 め て い る 大 学 病 院 である Uniklinik Balgrist と言う 病院に訪問し、手術見学にいって きました。

手術室

手術室は大きな清潔エリアの中に、5つの 手術室がつらなっており、隣の手術がいつ でも見れる状況の設備でした。 それぞれの手術室はエアフィルターの囲 いがあり床には清潔エリアの枠が標示さ れ、手術エリアが仕切られていました。 まずこの斬新な手術室の作りに驚き、新た なパターンの手術室を学ぶことができま した。

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整形外科チームは7チームあ り、各7〜8名で構成されてい るそうです。 手術の体制は、執刀医、コンサ ルタント Dr、レジデント Dr、 そしてスクラブナースの4人 体制で行われていました。 アメリカの時のように先生と個人契約した専属ナースは存在しませんでしたが、チームで 構成されているため、同じスタッフが関わることで、先生の手術の流れや癖を理解したス タッフが存在し、手術をスムーズに進める事が出来るのではないかと思います。

麻酔

基本的に腰椎麻酔と大腿神経 ブロックを併用され、患者さ んは手術中A Wake だそうで す。この写真の患者さんも手 術中はヘッドホンを付け、音 楽を聞きながら出来るだけ手 術中の雑音が聞こえないよう に対応されていました

手術症例

今回は、Patient matched cutting blocks

を使った TKA を 3 例見学させていただきまし

た。68 歳男性、71 歳女性、72 歳男性でした。

ちなみに、スイスのTKA 平均年齢は 72 歳だそ

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カスタムメイドさせた 3D の模型を使用し、ポジ ショニングを確認しながら、カッティングブロッ クを設定されています。 随腔内ロッドを使用しないため患者への侵襲が少 なくなり、また骨切りステップが従来よりも減る ため、手術の短縮も繋がるそうです。

リハビリ室

入り口から覗かせて頂く形であったので詳しく見ることは出来ませんでしたが、自転車エ ルゴなどのマシンがある部屋、バランスボールなどを用いてのトレーニングを行うような 部屋などがありました。 写真はないのですが、プール室もあり、実際にスタッフが水中エクササイズを指導してい る時間帯でした。義肢装具室もあり、必要な義肢や装具などを作成しているとのことでし た。

人工関節学会に参加

第7 回「M.O.R.E/モア MY KNEE LEARING CENTER」

学会会場内です。朝8時過ぎにはスタートし、Patient matched cutting blocks に関して 12演題発表があり、Dr koch による Live surgery は2回設定されていました。もちろん、 学会中は全て英語での発表でした。

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この学会には、世界各国の Dr.が参加されており、ア ジア圏からは、日本のほかにインドネシアの Dr.が参 加されていました。 人工関節学会では、人工関節を開発するまでの過程や 手術手技、使用成績、今後の課題などの報告を聞きま した。 学会中には、Live Surgery (ライブサージャリー)2 件 が行われました。会場と手術室をネットワークで結び、 手術手技におけるポイントなどを実際に見ながら聞く ことができました。

感想

今までたくさんの海外研修に行かせて頂きましたが、今回ヨーロッパ圏内での研修はクリ ニックとしても初めての経験で、とても新鮮な気持ちで望むことが出来ました。今回の研 修は1日1日が濃密な研修内容となっており、無駄なく充実した研修を送ることが出来た ように思います。今までの他国で見学してきた手術室、とは、またひと味、違うタイプの 作りにまず驚きと共に、新鮮な気持ちで見学ができました。色んな施設を見学する度に自 分の知る清潔領域に対する概念だけに捕われず、その国、または、その施設のカラーを知 ることで、沢山のヒントにもなり、大きな刺激になっていることは間違えありません。 今回の研修で、沢山学んだことをより具体的にまとめていき、クリニックにとって患者さ んに何ができるかをもっと考えて具体化していこうと思います。 新たな取り組みが始まる、不安と期待感がある状況の中ですが、患者さんのためクリニッ クの為、しっかりと学んだ事をフィールドバックし、サポート体制を整えていきたいと思 います。 看護師 樋口 今回、とても充実し、中身の濃い時間を過ごすことが出来ました。 人工関節学会に参加し、人工関節を開発するまでの過程、手術手技、使用成績、今後の課 題などの報告を聞き、新しい知識を得ることが出来ました。 また、人工関節の工場を見学したことで、製造には多くの人の働きがあって出来上がって いること、スイス人の勤勉さを見て感じることが出来ました。 プロフェッショナルとして仕事に取り組まれている方々に出会うとその度に刺激を受けま す。手術を受ける患者、当院を利用して頂く患者に対して分かりやすい説明を行うことは 当然です。患者の満足度を上げるために必要なことは何なのか?ということに対するヒン トを得ることができたように思います。私たちがしなければならないことを常に考えて業 務に取り組んでいきたいと思います。 理学療法士 池田

参照

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