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IFRS連結財務諸表記載例2012年版 1-22

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目次

略語一覧 ... 3 序論 ... 4 優良工業株式会社の株主に対する独立監査人の監査報告書 ... 12 連結損益計算書 ... 13 連結包括利益計算書 ... 15 連結財政状態計算書 ... 16 連結持分変動計算書 ... 18 連結キャッシュ・フロー計算書 ... 21 連結財務諸表の注記 ... 23 1. 企業情報 ... 23 2.1 作成の基礎 ... 23 2.2 連結の基礎 ... 23 2.3 重要な会計方針の要約 ... 23 2.4 会計方針及び開示における変更 ... 42 3. 重要な会計上の判断、見積り及び仮定... 44 4. 未発効の公表済基準 ... 48 5. 企業結合及び非支配持分の取得 ... 50 6. ジョイント・ベンチャーに対する持分 ... 53 7. 関連会社に対する投資... 54 8. セグメント情報 ... 54 9. その他の収益/費用及び組替調整 ... 59 9.1 その他の営業収益 ... 59 9.2 その他の営業費用 ... 59 9.3 金融費用 ... 59 9.4 金融収益 ... 59 9.5 連結損益計算書に含まれる減価償却、償却、為替換算差額及び棚卸資産の原価 ... 60 9.6 従業員給付費用 ... 60 9.7 研究開発費 ... 60 9.8 その他の包括利益の構成要素 ... 60 10. 法人所得税 ... 61 11. 非継続事業 ... 63 12. 1株当たり利益 ... 66 13. 有形固定資産 ... 67 14. 投資不動産 ... 69 15. 無形資産 ... 70 16. その他の金融資産及び金融負債 ... 71 16.1 その他の金融資産 ... 71 16.2 その他の金融負債 ... 72 16.3 ヘッジ活動及びデリバティブ ... 75

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17. のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト ... 80 18. 棚卸資産 ... 82 19. 営業債権及びその他の債権(流動) ... 82 20. 現金及び短期性預金 ... 83 21. 資本金及び剰余金 ... 83 22. 支払配当及び配当案 ... 85 23. 引当金 ... 85 24. 政府補助金 ... 87 25. 繰延収益 ... 87 26. 年金及びその他の退職後給付制度 ... 88 27. 株式報酬制度 ... 92 28. 営業債務及びその他の債務(流動) ... 94 29. 関連当事者についての開示 ... 95 30. コミットメント及び偶発事象 ... 98 31. 金融リスク管理の目的及び方針 ... 99 32. 後発事象 ... 105 付録1-連結包括利益計算書(1計算書方式の事例) ... 106 付録2-連結損益計算書(費目別分類の事例) ... 108 付録3-連結キャッシュ・フロー計算書(直接法) ... 109 索引 ... 110

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略語一覧

本モデル財務諸表では、以下の略語を使用している。 略語例 正式名称 IAS 33.41 国際会計基準第33号第41項 IAS 1.BC13 国際会計基準第1号 結論の根拠第13項 IFRS 2.44 国際財務報告基準第2号第44項 SIC 29.6 解釈指針委員会解釈指針第29号第6項

IFRIC 4.6 IFRS解釈指針委員会(旧 IFRIC)解釈指針第4号第6項

IAS 39.IG.G.2 国際会計基準第39号 適用ガイダンス セクションG:その他 第G.2項 IAS 39.AG71 国際会計基準第39号 付録A-適用指針第AG71項

ISA 700.25 国際監査基準書第700号第25項 GAAP 一般に公正妥当と認められた会計実務/会計原則 IASB 国際会計基準審議会 解釈指針委員会 IFRS解釈指針委員会(旧 国際財務報告解釈指針委員会(旧 IFRIC)) SIC 解釈指針委員会 また、注釈では、開示例においてIFRSの規定がどのように適用されたかを説明している。

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序論

本書には、優良工業株式会社及びその子会社(以下、当グループ)の2011年12月31日現在及び同日に終了する年度のモデル連結 財務諸表一式を掲載している。これらのモデル財務諸表は国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards:以 下、IFRS)に準拠して作成されている。当グループは、日本共和国で設立された大規模製造業であり、株式を公開している。親会社の 機能通貨及びグループの表示通貨はCUである。

目的

新日本有限責任監査法人は、企業の財務諸表作成を支援するために多数の資料を提供しており、本モデル財務諸表もその1つであ る。本モデル財務諸表は多くの企業にとって最も一般的で、かつ想定される取引及び開示を示すように作成されている。本書の利用者 は自社の置かれている状況に応じて適切な開示を選択し、本開示例を適切に調整することが奨励される。また、本開示例で取り扱って いないその他の取引について、追加の開示が必要となる可能性があることに留意する必要がある。 本書は、主として規制産業や専門の業界に適用される開示要件を示すことを意図していない。幣法人は、業種特有の資料も多数提供 している。弊法人のモデル財務諸表シリーズは、次のとおりである。  製造・サービス業版モデル財務諸表(優良工業株式会社)  優良工業株式会社のモデル期中要約連結財務諸表  優良工業株式会社のモデル財務諸表(初度適用企業版)  銀行版モデル財務諸表  保険会社版モデル財務諸表  投資ファンド版モデル(資本)財務諸表  投資ファンド版モデル(負債)財務諸表  不動産業版モデル財務諸表  建設業版モデル財務諸表  鉱業会社版モデル財務諸表  石油会社版モデル財務諸表 業種別モデル財務諸表に関しては、今後さらに追加される予定である。 各ページの右側には、具体的な開示規定として対応するIFRSの条項を記載している。IFRSに明確な規定が存在しない場合には、関連 する基準及び解釈指針を参照し、必要に応じ適切な専門家の助言を受けることが必要である。 これらのモデル財務諸表は、すべての国又は株式市場の規制を満たすものではなく、また、IFRSに関するすべての会計処理規定もしく は開示規定を例示するものでもないことに留意されたい。

国際財務報告基準(IFRS)

IFRSは、国際財務報告基準に関する趣意書の第5項で定義されており、「国際会計基準審議会(International Accounting Standards Board:以下、IASB)が承認した基準及び解釈指針、並びに以前の定款の下で公表された国際会計基準(International Accounting Standard:以下、IAS)及び解釈指針委員会(Standing Interpretations Committee:以下、SIC)による解釈指針」が含 まれる。このことはIAS 1.7及びIAS 8.5でも述べられている。したがって、IFRSに準拠している旨を財務諸表に示すためには、IASBに よって承認されたすべての公表基準及び解釈指針に準拠しなければならない。これは、IAS、IFRS、IFRS解釈指針委員会(旧国際財 務報告解釈指針委員会(旧IFRIC))もしくはその前身であるSICにより作成された解釈指針を含む。

国際会計基準審議会(IASB)

IASBはIFRS財団により設立された独立した基準設定機関(公益に資する業務を行う、独立した非営利民間組織)である。IASBのメン バー(現在、15名の常勤メンバー)は、中小企業向けIFRS(IFRS for SMEs)を含むIFRSの作成と公表、及びIFRS解釈指針委員会に より作成されたIFRSの解釈指針に関する承認に対して責任を負っている。IASBは、基準の策定にあたり、デュー・プロセスを遵守して おり、ディスカッションペーパーや公開草案などの諮問文書をコメント募集のために公表することは、当該デュー・プロセスにおける重要 な手続きの1つである。

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IFRS解釈指針委員会

IFRS解釈指針委員会(解釈指針委員会)は、IFRS財団(旧IASCF)の評議員会によって任命された委員会である。 財務諸表の利用 者、作成者及び監査人のために財務会計及び財務報告に関する基準を開発及び改善するにあたり、IASBを補佐する役割を担う。 解釈指針委員会は、特定の企業にのみ関連する論点よりも、より多くの企業にとって重要となる論点を取り上げている。その解釈指針 では以下の事項を取り扱っている。  IFRSで明確に取り扱われていない、新たに認識された財務報告上の論点  適切な会計処理に関するコンセンサスを得るうえで参照すべきガイダンスがIFRSに存在しないため、不十分又は矛盾する解釈が 生じているか、又は生じる可能性のある論点  IASBに、IFRSの年次改善プロジェクトで検討すべき論点を提言すること

2011年8月31日現在におけるIFRS

本モデル財務諸表は、2011年8月31日現在で公表され、2011年1月1日に開始す る事業年度に適用される基準に基づき作成されている。 各モデル財務諸表において解説されているIFRSは以下のとおりである。 優良工業株式会社 優良工業株式会社期中財務諸表 優良工業株式会会社 ( 初度適用企業版) 銀行版 モ デ ル 財務諸表 保険会社版モ デ ル 財務諸表 投資フ ァ ン ド 版モ デ ル 財務諸表 不動産業版モ デ ル 財務諸表 鉱業会社版モ デ ル 財務諸表 石油会社版モ デ ル 財務諸表 建設会社版モ デ ル 財務諸表 国際財務報告基準(IFRS) IFRS 1 国際財務報告基準の初度適用 ✔ ✔ ✔ IFRS 2 株式報酬 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRS 3 企業結合(2008年改訂) ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRS 4 保険契約 ✔ ✔ IFRS 5 売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業 ✔ ✔ ✔ ✔ IFRS 6 鉱物資源の探査及び評価 ✔ ✔ IFRS 7 金融商品―開示 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRS 8 事業セグメント ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRS 9 金融商品 IFRS 10 連結財務諸表 IFRS 11 共同支配の取決め IFRS 12 他の企業への関与の開示 IFRS 13 公正価値測定

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優良工業株式会社 優良工業株式会社期中財務諸表 優良工業株式会会社 ( 初度適 用 企業版) 銀行版 モ デ ル 財務諸表 保険会社版モ デ ル 財務諸表 投資フ ァ ン ド 版モ デ ル 財務諸表 不動産業版モ デ ル 財務諸表 鉱業会社版モ デ ル 財務諸表 石油会社版モ デ ル 財務諸表 建設会社版モ デ ル 財務諸表 国際会計基準(IAS) IAS 1 財務諸表の表示 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 2 棚卸資産 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 7 キャッシュ・フロー計算書 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 8 会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 10 後発事象 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 11 工事契約 ✔ IAS 12 法人所得税 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 16 有形固定資産 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 17 リース ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 18 収益 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 19 従業員給付 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 20 政府補助金の会計処理及び政府援助の開示 ✔ ✔ ✔ IAS 21 外国為替レート変動の影響 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 23 借入費用 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 24 関連当事者についての開示 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 26 退職給付制度の会計及び報告 IAS 27 連結及び個別財務諸表(2008年改訂) ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 28 関連会社に対する投資 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 29 超インフレ経済下における財務報告 IAS 31 ジョイント・ベンチャーに対する持分 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 32 金融商品-表示 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 33 1株当たり利益 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 34 期中財務報告 IAS 36 資産の減損 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 37 引当金、偶発負債及び偶発資産 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 38 無形資産 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 39 金融商品-認識及び測定 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 40 投資不動産 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IAS 41 農業

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優良工業株式会社 優良工業株式会社期中財務諸表 優良工業株式会会社 ( 初度適用企業版) 銀行版 モ デ ル 財務諸表 保険会社版モ デ ル 財務諸表 投資フ ァ ン ド 版モ デ ル 財務諸表 不動産業版モ デ ル 財務諸表 鉱業会社版モ デ ル 財務諸表 石油会社版モ デ ル 財務諸表 建設会社版モ デ ル 財務諸表 解釈指針 IFRIC 1 廃棄、原状回復及びそれらに類似する既存の負債の変動 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRIC 2 協同組合に対する組合員の持分及び類似の金融商品 IFRIC 4 契約にリースが含まれているか否かの判断 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ IFRIC 5 廃棄、原状回復及び環境再生ファンドから生じる持分に対する権利 ✔ ✔ ✔ IFRIC 6 特定市場への参加から生じる負債-電気・電子機器廃棄物 ✔ ✔ ✔ IFRIC 7 IAS 29「超インフレ経済下における財務報告」に従った修正再表示アプ ローチの適用 IFRIC 9 組込デリバティブの再査定 ✔ ✔ ✔ IFRIC 10 期中財務報告と減損 ✔ ✔ IFRIC 12 サービス委譲契約 ✔ IFRIC 13 カスタマー・ロイヤルティ・プログラム ✔ ✔ ✔ IFRIC 14 IAS 19-確定給付資産の上限、最低積立要件及びそれらの相互関係 ✔ ✔ ✔ ✔ IFRIC 15 不動産の建設に関する契約 ✔ IFRIC 16 在外営業活動体に対する純投資のヘッジ ✔ ✔ ✔ IFRIC 17 所有者に対する非現金資産の分配 IFRIC 18 顧客からの資産の移転 IFRIC 19 資本性金融商品による金融負債の消滅 SIC 7 ユーロの導入 SIC 10 政府援助-営業活動と個別的な関係がない場合 SIC 12 連結-特別目的事業体 ✔ ✔ ✔ ✔ SIC 13 共同支配企業-共同支配投資企業による非貨幣性資産の拠出 ✔ ✔ ✔ SIC 15 オペレーティングリースーインセンティブ ✔ ✔ ✔ ✔ SIC 21 法人所得税-再評価された非減価償却資産の回収 ✔ ✔ ✔ ✔ SIC 25 法人所得税-企業又は株主の課税上の地位の変化 ✔ SIC 27 リースの法形式を伴う取引の実質の評価 ✔ ✔ ✔ SIC 29 サービス委譲契約-開示 SIC 31 収益-宣伝サービスを伴うバーター取引 SIC 32 無形資産-ウェブサイト費用 ✔ 当該基準又は解釈指針は会計方針及び/又は個々の取引に反映されており、適切な注記による開示が行われている。 上記の基準及び解釈指針には、他で記載されていない限り、2011年1月1日現在までのすべての改訂が含まれる。また、これらの修 正には、2010年5月に公表されたIFRSの年次改善による改訂も含まれる。 IASBが2011年8月31日より後に、基準及び解釈指針を新たに公表又は改訂する可能性があることに留意する必要がある。したがっ て、本モデル財務諸表の利用者は、2011年8月31日から財務諸表の発行承認日までの間における、IFRSへの改訂の有無を確認す べきである。公表されているが未発効であるすべての基準について、これらに関する開示を行う必要がないか検討することが必要であ る。

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2012年版モデル財務諸表に含まれる変更

本モデル財務諸表は、2011年版モデル財務諸表の基準日であった2010年8月31日以降に公表もしくは改訂された基準又は解釈指 針を反映したものである。 IAS 24 「関連当事者についての開示」の改訂 IAS 24は大きく2つの点について改訂されている。本改訂により関連当事者の定義は明確化されることになるが、関連当事者に関する 開示の根本的なアプローチに変更はない。関連当事者関係に対し対称的な見方を重視することになり、ある個人又は経営幹部が企業 の関連当事者関係にどのような影響を及ぼすかについて明確化している(注記2を参照)。さらに、本改訂は政府関連企業の関連当事 者の開示に対する免除を規定している。 本改訂は2011年1月1日以降に開始する事業年度から適用される。すでに、全ての要求された情報が適切に把握・開示されているた め、本改訂の適用により、当グループの財政状態、経営成績又は開示に現時点で影響を及ぼさないが、将来の潜在的な関連当事者 関係を識別する際の当グループの会計方針を適用する際に影響することが考えられる。 IAS 32「金融商品: 表示」の改訂-株主割当増資の分類 本改訂により、IAS 32の金融負債の定義が変更された。本改訂により、一定の株主割当、オプション又は新株予約権は資本性金融商 品として分類される。いかなる通貨の固定金額でも固定数量の企業自身の資本性金融商品を取得するために、同一クラスに属するす べての既存株主に対して、比例按分して発行する株主割当の場合に、本改訂が適用される。当グループは、本改訂により影響を受け る株主割当、オプション又は新株予約権の契約を締結していなかった。当グループがこのような金融商品を保有している場合、純損益 に影響を及ぼす公正価値の変動を伴うデリバティブとして今後分類されることはない。本改訂は2010年2月1日以降に開始する事業年 度から適用される。 IFRIC 14「IAS第19号-確定給付資産の上限、最低積立要件及びそれらの相互関係」の改訂 -最低積立要件の前払 本改訂は、企業が最低積立要件(MFR)に基づいて、その要件を満たすために早期支払いを行う場合において、意図しない結果となら ないために行われた。本改訂により、企業が年金資産として認識する将来の勤務費用の前払いが認められる。当グループの確定給付 債務は、本改訂の影響を受けないが、当グループの会計方針に組み込まれる。 IFRSの年次改善 IASBは、2010年5月に、主に基準間の首尾一貫性の欠如の解消及び表現の明確化を目的として、複数の基準について3回目の IFRSの年次改善を公表した。各基準ごとに個別の経過規定が設けられている。これらの改訂の適用による影響については注記2で開 示している。 2012年版モデル財務諸表において新たに追加された開示例 2012年版モデル財務諸表において、当グループはIAS 19「従業員給付」に関して行った任意の会計方針の変更について開示してい る。 当グループは当期より、IAS 19.93Aに従い、数理計算上の差異をその発生した期間においてその他の包括利益で認識することとし た。 当グループは、従前はIAS 19.92に従い、「回廊アプローチ」を採用していた。 2012年版モデル財務諸表における減損の取扱い 現在の経済環境下では、減損に関連する開示情報の重要性が増している。優良工業株式会社の2012年版モデル財務諸表における 減損に関連した注記は以下のとおりである。  会計方針 注記2.3  重要な仮定 注記3  有形固定資産 注記13  無形資産 注記15  その他の金融資産 注記16  のれん及び耐用年数を確定できない無形資産 注記17  営業債権 注記19

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選択適用が認められる場合の取扱い

ある取引又は事象に関して、IFRSが複数の会計処理を認めている場合がある。財務諸表の作成者は、自社の事業に最も適した会計 処理を選択しなければならない。 IAS 8によれば、異なる会計方針の適用が適切となる場合にIFRSが財務諸表項目の区分を明確に要求又は容認している場合を除き、 企業は類似の取引並びにその他の事象及び状況に対し、会計方針を首尾一貫して選択適用しなくてはならない。IFRSがこのような区 分を要求あるいは容認している場合には、それぞれの区分に対して適切な会計方針を首尾一貫して選択適用する。したがって、代替 的な会計処理の中から特定の一つを選択した場合には、それを会計方針として、首尾一貫して適用しなければならない。最初のIFRS 財務諸表が開示された後に行われた会計方針の変更は、基準もしくは解釈指針によって要求されるか、又は当該変更により財務諸表 に信頼性があり、かつ、より目的適合性の高い情報が提供される場合にのみ認められる。 本書において、IFRSにより会計方針の選択適用が認められる場合には、当グループは自社の置かれている状況において最も適切と 考えられる会計方針を選択している。注釈において、選択された会計処理及びその選択の理由を説明するとともに、選択可能なそれぞ れの会計処理に関して求められる開示規定と両者の相違について、その概要を解説している。

経営者による財政状態、財務業績及びキャッシュ・フローに関する説明

多くの企業は、財務諸表とは別に、経営者による財政状態、財務業績及びキャッシュ・フローに関する説明を提供している。IFRSでは、 そのような情報の開示は要求されていないものの、IAS 1.13では年次報告書に含めることができる項目の概略が示されている。IASB は2010年12月、IFRS実務ステートメント「経営者による説明」を公表した。 本実務ステートメントは、IFRSに準拠して作成される財務 諸表に関連する経営者のコメントの表示に関する強制力のない広範なフレームワークを提供するものである。企業が本実務ステートメ ントのガイダンスへの準拠を決定する場合、経営者はどの範囲まで実務ステートメントに準拠したかを説明することが奨励される。本実 務ステートメントに準拠したという記載は、全体として準拠した場合にのみ認められる。 経営者による説明の内容は、企業が属する国や市場における規定又は特定の法域に固有の問題によって決定されることが多い。した がって、本モデル財務諸表には、経営者による説明を含めていない。

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優良工業株式会社

連結財務諸表

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優良工業株式会社の株主に対する独立監査人の監査報告書

我々は、添付の優良工業株式会社及びその子会社(以下、「グループ」)の2011年12月31日現在の連結財政状態計算書、並びに同 日をもって終了する事業年度の連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書及び連結キャッシュ・フロー計算書、並 びに重要な会計方針の要約及びその他の説明的注記について監査を行った。

連結財務諸表に対する経営者の責任

国際財務報告基準に準拠したこれらの連結財務諸表の作成及び適正な表示、並びに不正又は誤謬かを問わず重要な虚偽表示のな い連結財務諸表の作成を可能にするために必要であると経営者が決定した内部統制に対する責任は経営者にある。

監査人の責任

我々の責任は、自らの監査に基づいて、これらの連結財務諸表に対する意見を表明することにある。我々は、国際監査基準に準拠し て監査を実施した。これらの基準は、我々が職業倫理規定に準拠し、また、財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについての合 理的な保証を得ることができるように、監査を計画し実施することを要求している。 我々の監査は、連結財務諸表における金額及び開示の基礎となる証拠を入手するための手続を含んでいる。選択された手続は監査 人の判断に基づいており、これには不正又は誤謬かを問わず連結財務諸表の重要な虚偽表示リスクに関する評価が含まれる。我々 はこれらのリスクを評価するに当たり、会社の内部統制の有効性に対する意見を表明する目的ではなく、状況に応じた適切な監査手続 を立案するために、会社の連結財務諸表の作成及び適正な表示に関する内部統制を考慮に入れている。また、監査は、連結財務諸 表の全体的な表示のみならず、経営者が採用した会計方針の適正性及び、経営者によって行われた会計上の見積りの合理性に関す る評価も含んでいる。 我々は、自らの入手した監査証拠は十分かつ適切であり、意見表明のための合理的な基礎を提供しているものと確信している。

意見

我々は、当該連結財務諸表が、国際財務報告基準に準拠して、2011年12月31日現在のグループの財政状態並びに同日をもって終 了する事業年度の財務業績及びキャッシュ・フローの状況を、すべての重要な点において真実かつ適正に表示しているものと認める。 監査法人プロフェッショナル会計 2012年1月28日 港通り 国際ビル 注釈 本監査報告書は、2009 年 12 月 15 日以降に開始する会計期間の財務諸表に対する監査から適用される、ISA 第 700 号「財務諸表に対す る監査意見の形成と監査報告」(再起草)に準拠して作成された。本監査報告書の記載内容は各地域の規定によって異なる可能性がある。

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連結損益計算書

2011年12月31日に終了する事業年度

IAS 1.12 IAS 1.51(b)(c) 2011年 2010年 修正再表示後* IAS 8.28

注記 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e)

継続事業 物品の販売 190,599 172,864 IAS 18.35(b)(i) サービスの提供 17,131 16,537 IAS 18.35(b)(ii) グッドポイントの交換に伴う収益 25 1,375 1,125 IAS 18.35(b)(ii) 賃貸収益 14 1,404 1,377 IAS 18.35(b)(ii) 収益 210,509 191,903 IAS 1.82(a) 売上原価 (163,691) (155,268) IAS 1.103 売上総利益 46,818 36,635 IAS 1.85, IAS 1.103 その他の営業収益 9.1 1,585 2,548 IAS 1.103 販売費 (14,000) (13,002) IAS 1.103 管理費 (19,746) (13,482) IAS 1.103 その他の営業費用 9.2 (1,153) (706) IAS 1.103 営業利益 13,504 11,993 IAS 1.85, IAS 1.BC55-56 金融費用 9.3 (2,868) (1,223) IAS 1.82(b)IFRS 7.20 金融収益 9.4 1,186 211 IAS 1.82(a) 持分法による投資利益 7 83 81 IAS 1.82(c), IAS 28.38 継続事業からの税引前利益 11,905 11,062 IAS 1.85 法人所得税費用 10 (3,893) (3,432) IAS 1.82(d)IAS 12.77 継続事業からの当期利益 8,012 7,630 IAS 1.85 非継続事業

非継続事業からの当期利益/(損失) 11 220 (188) IAS 1.82(e), IFRS 5.33(a)

当期利益 8,232 7,442 IAS 1.82(f)

帰属:

親会社持分 7,944 7,203 IAS 1.83(a)(ii)

非支配持分 288 239 IAS 1.83(a)(i), IAS 27.28

8,232 7,442 1株当たり利益 12 IAS 33.66  親会社の普通株主に帰属する基本的1株当たり利益 0.38CU 0.38CU  親会社の普通株主に帰属する希薄化後1株当たり利 益 0.38CU 0.37CU 継続事業に関する1株当たり利益  親会社の普通株主に帰属する継続事業からの基本 的1株当たり利益 0.37CU 0.39CU  親会社の普通株主に帰属する継続事業からの希薄 化後1株当たり利益 0.37CU 0.38CU *ここに示された金額の一部は、2010年の財務諸表とは一致せず、注記2.4で詳述される修正を反映している。

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注釈 IAS 1.10 は、主要な財務諸表について、「包括利益計算書」又は「財政状態計算書」などの表題を用いることを推奨している。しかしながら、企業 は、例えば「損益計算書」又は「貸借対照表」といった他の表題を使用することができる。 IAS 1.82(a)に基づき、収益は損益計算書の本体で独立掲記することが求められる。当グループは収益の種類を損益計算書の本体で表示する ことを選択している。この情報は注記により開示することも可能である点に留意されたい。 IAS 1.99 は、損益計算書における費用の内訳を、費目別又は機能別分類のうち、信頼性があり、より目的適合性の高い情報を提供する方法を 用いて表示することを要求している。当グループは費用を機能別分類により表示している。費目別分類による連結損益計算書は、付録 2 におい て例示されている。当グループは営業利益を表示しているが、これは IAS 1 で要求されている表示項目ではない。営業利益を表示する場合には、 企業は開示金額が通常「営業活動」とみなされる活動を表しており、財務諸表の理解に関連していることを確認する必要がある。 過年度の財務諸表で表示された金額に対して修正が行われたかどうかを財務諸表の本体において示すことを求める特別な規定は存在しない。 IAS 8 は、遡及修正の詳細は注記においてのみ提供することとしている。当グループは、過年度の金額が修正されていることを財務諸表の利用 者に明確に示すため、IAS 8 の規定をどのように補足したかを開示している。 IAS 33.68 では、損益計算書の本体又は財務諸表の注記のいずれかにおいて、非継続事業に関する基本的及び希薄化後 1 株当たり利益を表 示することが求められている。当グループは、非継続事業に関する他の開示とともに、この情報を注記 11 に記載し、継続企業の 1 株当たり利益 に関する情報は損益計算書の本体で開示することとした。

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連結包括利益計算書

2011年12月31日に終了する事業年度

2011年 2010年 IAS 1.51(b)(c)

修正再表示後

* IAS 8.28

注記 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e)

当期利益 8,232 7,442 IAS 1.82(f) その他の包括利益 IAS 1.82(g) 純投資のヘッジに係る正味利得 278  税効果 (83)  IAS 1.90 195 在外営業活動体の換算損益 (246) (117) 税効果   IAS 12.61A (246) (117) キャッシュ・フロー・ヘッジに係る純変動額 9.8 (732) 33 税効果 220 (9) IAS 1.90 (512) 24 売却可能金融資産から生じた純(損失)/利得 9.8 (60) 3 税効果 18 (1)IAS 1.90 (42) 2 確定給付制度の数理計算上の差異 26 311 (401)IAS 19.93B 税効果 (94) 120 IAS1.90 217 (281) 土地及び建物の再評価 13 846  税効果 (254)  IAS 1.90 592 税引後当期その他の包括利益合計 204 (372) IAS 1.85 税引後当期包括利益合計 8,436 7,070 IAS 1.82(i) 帰属: 親会社持分 8,148 6,831 IAS 1.83(b)(ii)

非支配持分 288 239 IAS 1.83(b)(i) IAS 27.27

8,436 7,070 *ここに示された金額の一部は、2010年の財務諸表とは一致せず、注記2.4で詳述される修正を反映している。 注釈 当グループは、損益計算書と包括利益計算書を結合した 1 計算書方式による包括利益計算書ではなく、これらの計算書を別個に作成した 2 計 算書方式による表示を選択している。2 計算書方式による表示を採用した場合、包括利益計算書は損益計算書の直後に表示しなければならな い。1 計算書方式による包括利益計算書は、付録 1 に例示されている。 その他の包括利益のそれぞれの構成要素は、上記計算書では純額表示されている。よって、組替調整額、並びに当期利得及び損失を表示する ために、追加的な注記が必要となる(注記 9.8 参照)。あるいは、これらの個々の要素を包括利益計算書の中で表示することも可能である。 当グループは、各項目に係る税効果を別掲する方式を選択しているため、追加的な注記による開示は求められない。 当グループは当期に数理計算上の差異に関する会計方針を任意に変更し、IAS 19.93A に従いすべての数理計算上の差異を発生した期にその 他の包括利益で認識することとした。その他の包括利益で認識された数理計算上の差異は、ただちに利益剰余金として認識され、純損益に振り替 えられることはない。(IAS 1.96 及び IAS 19.93D を参照)。

(16)

連結財政状態計算書

2011年12月31日現在

IAS 1.10(a) IAS 1.51(b)(c) 2011年 2010年 2010年1月1日 現在 修正再表示 後* 修正再表示 後* IAS 8.28

注記 CU000 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e)

資産

非流動資産 IAS 1.60, IAS 1.66

有形固定資産 13 34,411 25,811 20,385 IAS 1.54(a)

投資不動産 14 8,893 7,983 7,091 IAS 1.54(b)

無形資産 15 6,019 2,461 2,114 IAS 1.54(c)

関連会社に対する投資 7 764 681 600 IAS 1.54(e), IAS 28.38

その他の非流動金融資産 16 6,425 3,491 3,269 IAS 1.54(d)IFRS 7.8

繰延税金資産 10 383 365 321 IAS 1.54(o), IAS 1.56

56,895 40,792 33,780 流動資産 IAS 1.60, IAS 1.66 棚卸資産 18 24,875 25,489 27,151 IAS 1.54(g) 営業債権及びその他の債権 19 27,672 24,290 25,537 IAS 1.54(h), IFRS 7.8(c) 前払金 244 165 226 IAS 1.55 その他の流動金融資産 16 551 153 137 IAS 1.54(d), IFRS 7.8 現金及び短期性預金 20 17,112 14,916 11,066 IAS 1.54(i) 70,454 65,013 64,117 売却目的保有に分類される資産 11 13,554 — — IAS 1.54(j), IFRS 5.38 84,008 65,013 64,117 資産合計 140,903 105,805 97,897 資本及び負債 資本 IAS 1.54(r)

資本金 21 21,888 19,388 19,388 IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

資本準備金 21 4,780 80 — IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

自己株式 21 (508) (654) (774) IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

その他の資本剰余金 21 1,171 864 566 IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

利益剰余金 35,351 29,272 23,950 IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

その他の資本の構成要素 (651) (512) (421) IAS 1.54(r), IAS 1.78(e)

売却目的保有に分類される処分グループに係る剰余金 11 46 — IAS 1.54(p) 親会社株主に帰属する持分 62,077 48,438 42,709 非支配持分 2,410 740 208 IAS 1.54(q), IAS 27.27 資本合計 64,487 49,178 42,917 非流動負債 IAS 1.60, IAS 1.69 利付ローン及び借入金 16 20,856 22,203 19,436 IAS 1.54(m) その他の非流動金融負債 16 806 — — IAS 1.54(m), IFRS 7.8 引当金 23 1,950 77 60 IAS 1.54(l) 政府補助金 24 3,300 1,400 1,300 IAS 20.24 繰延収益 25 196 165 174 IAS 1.55 退職給付引当金 26 2,622 2,494 2,074 IAS 1.55, IAS 1.78(d) その他の負債 263 232 212 IAS 1.55

繰延税金負債 10 3,060 1,235 1,261 IAS 1.54(o), IAS 1.56

33,053 27,806 24,517 流動負債 IAS 1.60, IAS 1.69 営業債務及びその他の債務 28 19,556 21,281 20,600 IAS 1.54(k) 利付ローン及び借入金 16 2,460 2,775 4,555 IAS 1.54(m), IFRS 7.8(f) その他の流動金融負債 16 3,040 303 303 IAS 1.54(m), IFRS 7.8 政府補助金 24 149 151 150 IAS 1.55, IAS 20.24 繰延収益 25 220 200 190 IAS 1.55 未払法人所得税 3,963 4,013 4,625 IAS 1.54(n)

(17)

注釈 IAS 1 は、会計方針の遡及適用を行った場合、財務諸表の表示科目を過去に遡及して修正再表示した場合又は表示科目の再分類を行った場 合には、比較対象年度のうち最も早い期間の期首における財政状態計算書を表示することを企業に求めている(IAS 1.10(f))。このような場合 に、IAS 1.39 は少なくとも 3 期分の財政状態計算書、2 期分の財政状態計算書以外の計算書及び関連する注記を開示すべきとしている。当グ ループは数理計算上の差異の認識(IAS 19.93A)について任意に会計方針を変更し、IAS 8 に従ってその変更を遡及的に修正したため、 2010 年 1 月 1 日現在の財政状態計算書も開示している。 また、IAS 1.39 は「関連する注記」の開示も要求しており、アーンスト・アンド・ヤン グは少なくともその修正再表示によって影響を受ける注記を含める必要があると考えている。どれが「関連する注記」に該当するかは経営者によ る判断となる。当グループは従業員給付に関する修正金額についてだけではなく、開始財政状態計算書に係るすべての注記を開示している。 過年度の財務諸表で表示された金額に対して修正が行われたかどうかを財務諸表の本体において示すことを求める特別な規定は存在しない。 IAS 8 は、遡及修正の詳細は注記においてのみ提供することとしている。当グループは、過年度の金額が修正されていることを財務諸表の利用 者に明確に示すため、当該基準の規定をどのように補足したかを連結財務諸表の注記全体を通じて例示している。 当グループは、IAS 1.60 に準拠して、財政状態計算書の項目を流動資産と非流動資産及び流動負債と非流動負債に区分表示した。IAS 1 に よれば、流動性に基づく表示の方が信頼性があり、より目的適合性が高い場合には、資産及び負債をおおむねその流動性の順序に従い表示す ることが認められている。

(18)

日に終了する事業年度

IAS 1.10(c) IAS 1.51(b)(c) IAS 1.106(d) 親会社株主に帰属する持分 資本金 ( 注記 21) 資本準備金 ( 注記 21) 自己株式 ( 注記 21) その他の資 本剰余金(注 記 21 利益剰余 金 キャッシュ・ フロー・ヘ ッ ジ ( 注記 21) 売却可能 金融資産(注 記 21 為替換算差額 ( 注記 21) 再評価剰余 金 ( 注記 21) 非継続事業 (注記 11 合計 非支配持分 資本合計 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e) 19,388 80 (654) 864 29,272 (70) 2 (444)   48,438 740 49,178     7, 944      7, 944 288 8, 232 IAS 1.106(d)(i)     217 (512) (42) (51) 592  204  204 IAS 1.106(d)(ii)     8, 161 (512) (42) (51) 592  8, 148 288 8, 436 IAS 1.106(a)     80    (80)     IAS 1.96       (46)   46    IFRS 5. 38 2, 500 4, 703         7, 203  7, 203 IAS 1.106(d)(iii)  29 146        175  175 IAS 1.106(d)(iii)    307       307  307

IAS 1.106(d)(iii) IFRS 2.

50  (32)         (32)  (32) IAS 32.39     (1,972)      (1,972) (30) (2,002) IAS 1.107            1, 547 1, 547 IAS 1.106(d)(iii)     (190)      (190) (135) (325) IAS 1.106(d)(iii) 21,888 4, 780 (508) 1, 171 35,351 (582) (86) (495) 512 46 62,077 2, 410 64,487 IFRS 2.7 は、物品又はサービ ス を受領したときに資本を増加させることを要求している。一方で、 IFRS 2 は、資本のいずれの項目と して認識すべきかについて明ら ループはその他の資本剰余金の増加として認識している。当グループは、ストック・オプション を 行使した従業員 に対して自己株式を 交付し、それらの自己株式の取得原価を超え ク・オプション が行使さ れた又は失効し た時に、その他の資本剰余金 を資本準備金又は利益剰余金に振り替えることが一般的である IAS 27 に基づき、資本取引として会計処理される。支配の喪失を 伴わない非 支配持分の取得あるいは売却取引において、非支配持分の帳簿価額に 対 属する資本として認識される。当グループは、この影響額を利益剰余金で認識してい る。また、当該非支配持分が関係する子会社に 関して、その もしそのような要素が存在していたとしたら、それらは親会社に帰属する資本に再配分 されていなけ ればならない(例えば、為替換算差額や売却可能

(19)

は、その他の包括利益で認識されている非継続事業に関連する項目を別 個に表示することを求めている。当グループは、上記の連結持分変動 計算書でこの影響を開示している。しかし、非継 開示する こ と自体が剰余金の性質を変え ることはなく、必要に応じて、適切なタイミングで純損益への振替 えを行うことになる。 係る 数理計算上の差異の認識に関する会計方針を 変更した。数理計算上の差異は損益計算書ではな くその他の包括利益で認識され、それらは事後的に純損 れる。したがって本基準は、持分変動計算書の構成要素を個別に表示する こ とを示しているわけではない。

(20)

日に終了する年度の修正再表示

*

IAS 1.10(c) IAS 1.51(b)(c) IAS 8.28 IAS 1.106(d)

親会社株主に帰属する持分 資本金 ( 注記 21) 資本準備金 ( 注記 21) 自己株式 ( 注 記 21) その他の資本 剰余金(注記 21 利益剰余金 キャッシュ・フロ ー・ヘッジ ( 注 記 21) 売却可能 金融資産(注記 21 為替換算差額 ( 注記 21) 合計 非支配持分 資本合計 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e) 19,388(774) 566 24,956 (94) (327) 43,715 208 43,923     (1,006)    (1,006)  (1,006) IAS 1.106(b) ) 19,388  (774) 566 23,950 (94)  (327) 42,709 208 42,917     7, 203    7, 203 239 7, 442 IAS 1.106(d)(i)     (281) 24 2 (117) (372)  (372) IAS 1.106(d)(ii)     6, 922 24 2 (117) 6, 831 239 7, 070 IAS 1.106(a)  80 120      200  200 IAS 1.106(d)(iii)    298     298  298

IAS 1.106(d)(iii) IFRS 2.

50     (1,600)    (1,600) (49) (1,649) IAS 1.107 5 )          342 342 IAS 1.106(d)(iii) 19,388 80 (654) 864 29,272 (70) 2 (444) 48,438 740 49,178 2010 年の財務諸表とは一致せず、注記 2. 4 で詳述 さ れる修正 を反映 し ている。

(21)

連結キャッシュ・フロー計算書

2011年12月31日に終了する事業年度

2011年 2010年

IAS 1.51(b)(c) IAS 1.10(d)

注記 CU000 CU000 IAS 1.51(d)(e)

営業活動によるキャッシュ・フロー IAS 7.10, IAS 7.18(b) 継続事業からの税引前利益 11,905 11,062 非継続事業からの税引前利益/(損失) 11 213 (193) 税引前利益 12,118 10,869 税引前利益を正味キャッシュ・フローに調整するための非 資金取引に関する調整 IAS 7.20(b) 有形固定資産の減価償却費及び減損 13 3,907 3,383 無形資産の償却費及び減損 15 325 174 株式報酬費用 27 412 492 投資不動産の減少 14 306 300 金融商品の減少 1,633 569 有形固定資産処分益 9.1 (532) (2,007) 条件付対価の公正価値への調整額 5 358 — 金融収益 9.4 (1,186) (211) IAS 7.20(c) 金融費用 9.3 2,868 1,223 IAS 7.20(c) その他の損失 373 — 持分法による投資利益 7 (83) (81) 引当金、年金及び政府補助金の増減 (729) 107 運転資本に関する調整 IAS 7.20(a) 営業債権及びその他の債権、並びに前払金の増加 (8,877) (2,730) 棚卸資産の減少 4,091 2,185 営業債務及びその他の債務の増加 2,944 3,591 17,928 17,864 受取利息 336 211 IAS 7.31 法人所得税の支払額 (3,759) (4,379) IAS 7.35 営業活動からの正味キャッシュ・フロー 14,505 13,696 投資活動によるキャッシュ・フロー IAS 7.10, IAS 7.21 有形固定資産の売却による収入 1,990 2,319 IAS 7.16(b) 有形固定資産の取得による支出 13 (10,352) (7,822) IAS 7.16(a) 投資不動産の取得による支出 14 (1,216) (1,192) IAS 7.16(a) 金融商品の取得による支出 (3,294) (225) IAS 7.16(c) 金融商品の売却による収入 232 145 IAS 7.16(d) 開発費の支出 15 (587) (390) IAS 7.16(a) 子会社の取得による収支 5 230 (1,450) IAS 7.39 政府補助金の受取による収入 24 2,951 642 投資活動に使用された正味キャッシュ・フロー (10,046) (7,973) 財務活動によるキャッシュ・フロー IAS 7.10, IAS 7.21 ストック・オプションの行使による収入 21 175 200 IAS 7.17(a) 非支配持分の取得による支出 5 (325)  IAS 7.42A 株式発行費 21 (32)  IAS 7.17(a) ファイナンス・リース債務の支払額 (51) (76) IAS 7.17(e) 借入による収入 5,299 2,645 IAS 7.17(c) 借入金の返済による支出 (1,806) (1,784) IAS 7.17(d) 支払利息 (586) (983) IAS 7.31 親会社株主への配当金の支払額 22 (1,972) (1,600) IAS 7.31 非支配持分への配当金の支払額 (30) (49) IAS 7.31 財務活動からの/(に使用された)正味キャッシュ・フロー 672 (1,647) 現金及び現金同等物の正味増加額 5,131 4,076 為替変動による影響 43 (126) IAS 7.28 1月1日現在の現金及び現金同等物 20 12,266 8,316 12月31日現在の現金及び現金同等物 20 17,440 12,266 IAS 7.45

(22)

連結キャッシュ・フロー計算書

注釈 IAS 7.18 は、営業活動によるキャッシュ・フローについて、直接法又は間接法のいずれかを使用して報告することを認めている。 当グループは、間接法を用いて営業活動によるキャッシュ・フローを表示している。営業活動によるキャッシュ・フローについて、直接法を使用して 作成したキャッシュ・フロー計算書は、付録 3 に例示されている。 当グループは、税引前利益を調整して営業活動からの正味キャッシュ・フローを作成した。しかし、IAS 7 では税引後利益から調整を行うことも容 認されている。 IAS 7.33 は、支払利息を営業活動もしくは財務活動として、また受取利息を営業活動もしくは投資活動として、その企業にとって適切と考えられ る方法を用いて表示することを認めている。当グループは、受取利息を営業活動によるキャッシュ・フローに分類することとした。

参照

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