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Monthly 2009/09/01(14:45) 2 ノイズ 1989 年末から2000 年 3 月あたりまで日経平均株価は上昇しています (ITバブルと言われた頃)[ グラフ1] 続いて [ グラフ2] は1985 年 1 月から2009 年 8 月までの日経平均株価の推移を表しています このグ

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◉ コラム

№137 ノイズと長期運用

[グラフ1] 1998年12月から2000年3月まで

[グラフ2] 1985年1月から2009年8月まで

グラフ作成:moperfa

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Monthly MOPERFA 2009/09/01(14:45)

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ノイズ

1989年末から2000年3月あたりまで日経平均株価は上昇しています(ITバブルと言われた頃)[グラフ1]。 続いて[グラフ2]は1985年1月から2009年8月までの日経平均株価の推移を表しています。このグラフを 見ると、1990年前後のバブル崩壊後、株価は一貫して下落傾向にあったことがわかります。 ある一定の期間を切り取ってみると、上昇している時期は何度かありますが、ここ20年の大きな流れで みると流れはほとんど変わっていないと言えるでしょう。長期的なスパンで考えると短期的な上昇期間 はノイズ(雑音)でしかなく、そのノイズはその時点では流れが変わっているように感じられることもある かもしれませんが、大きな流れを変えるまでには至っていません。 逆に1990年のバブル崩壊後に株価が下落し始めたのは、ノイズではなく、本当の大きな変化であった ことが[グラフ2]からわかります。この下落の始まりを、ノイズとおもった投資家は大変な思いをしたとい うことが想像できます。日経平均株価はピークの1989年12月に39,000円台を付けます。その後の下落 において、日経平均株価が3万5千円を切る時、3万円を切る時、2万5千円を切る時、2万円を切る時、1 万5千円を切る時、それぞれの時に、もうこんなに安くなったのだからと買いに走った人は、すべて運用 はマイナスになっているということになります。 日々起こっている変化が単なるノイズであるか、大きな変化をもたらす出来事なのかを、判断すること は非常に難しいことですが、この判断そのものが運用を行う上でとても重要になることは間違いのない ところです。特に現在のような情報化社会が進むとあらゆる情報がリアルタイムにダイレクトに入ってく るので、情報量が飛躍的に多くなり、逆にノイズとなる情報が増え、本質的な変化を見極めることが難 しくなっているともいえます。 資産運用に限らず、暮らしにおいて何かを決定していく過程でも同じことがいえると考えられ、たくさん の情報の中から、実際に重要となる情報を、本質的に影響を与えると思われる情報を、選び出すこと は重要になりますがそれは非常に難しい判断となると言えるでしょう。これは、経済や政治、あるいは 商品の選択、嗜好など様々な暮らしにかかわることで遭遇することではないかと思います。 何度か起こるノイズが、大きな変化を知らせるシグナルなる場合もあり、振り返ってノイズと判断できる ようなことは全て意味のないもの、というわけでもなく、小さなノイズが大きな変化を知らせることもある でしょう。そういった意味では日本株については何度か変化の兆候は見られますが、結局はその変化 のチャンスをものにできず、その都度元に戻っているということがいえるかもしれません。

長期運用

資産運用を行う上で重要だと考えられることは幾つかありますが、投資対象を分散することによりリス クを可能な限り軽減させること、そして長期的視野に立ち運用を行うことで、様々な可能性を探ること、 などは非常に重要な部分ではないかと思います。 ところが日本株についてはここ20年を限定して考えると、その間日本株を保有し続けていたとしても、 利益を上げるどころか、損失が出ている投資家の方が圧倒的に多いということが株価の動きから想像

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ができます。日経平均株価(株価指数)の動きなので、個別企業の株価は別の動きをしますが、基本的 に市場全体の動きに個別株は連動するため、個別株も含め日本株は非常に困難な運用状況が20年 間続いているといえる状況かと思います。 長期運用は、安定的な運用を目指す上で非常に重要な要素ですが、どの対象であっても長期運用で あれば利益が出るものではなく、きちんと対象を選択していかなければならない、ということを日本株の ここ20年の動きは表わしているともいえるかと思います。これから先、将来の日本株の動きについては、 また改めて分析が必要ですが、少なくともバブル崩壊後の日本株については投資対象としては非常に 厳しいものであったといえるでしょう。 同時に、上昇を期待している投資対象がいつも期待通りの動きをするとは限らないので、投資対象を 分散して、万が一、一つの投資対象が長期的に下落傾向になったとしても、他の投資でカバーできる ようなポートフォリオ(資産の保有割合)にすることはとても大切になります。

株価と暮らし

日本の株価は20年間、一貫して下落傾向にありました。しかし株価は証券取引所の売買価格の結果 だから、暮らしとは関係がないという判断もあるでしょう。ですが、企業の株価は基本的に企業利益に 連動するということを考えると、企業の利益の低下があり、それは給与や消費に影響を与える(または 今後与える)という判断もできます。 その中で20年間、生活の質に大きな低下が見られないとするならば、その歪みは別の形で蓄積されて いる可能性はあり、その歪みは偏って表れているかもしれないですし、一気に吹き出してしまう可能性 もあるのかもしれません。 8月30日に行われた総選挙で、政権交代が行われそうです。政権交代が行われるのは、1993年の細 川内閣以来になります(細川内閣のキーマンは小沢一郎さんでしたが、16年経った今回の選挙も小沢 一郎さんの影響が大きく、いろいろな意味で新陳代謝のなさはすごいとは感じます)。 当時も、新しい波が起こるのではないかと大きな期待が寄せられたわけですが、結果的に前回の政権 交代は、ノイズでしかなかったという言い方もでき、ほとんどその後の政治や経済、暮らしに影響を及 ぼしていないようにも思えます。 今回の政権交代が大きな変化をもたらす前兆になるのか、それとも歴史的にみるとノイズでしかなかっ たということになるのか、あるいはこれまで以上に不安定な時代の突入となるのか、見極めていく必要 はあるのだろうと思います。

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各国の長期間における株価指数の変化(騰落率)

1990年1月 2009年8月末 騰落率

◎日経平均株価(日本) 37,189.00 → 10,534.14

-71.67%

◎ダウ平均(米国) 2,590.54 → 9,544.20

+268.42%

◎DAX指数(ドイツ) 1,441.20 → 5,517.35

+282.83%

(1990年11月)

◎FTSE100(英国) 2,337.30 → 4,908.90

+110.02%

◎CAC40(フランス) 1.972,00 → 3.693,14

+87.27%

(1990年3月)

◎ハンセン指数(中国・香港) 2,751.60 → 20,098.62

+623.63%

◎上海総合指数(中国) 1,535.00 → 2,860.69

+86.36%

(2000年1月)

◎SENSEX指数(インド) 4,305.76 → 15,922.34

+269.79%

(1997年7月)

◎ボべスパ指数(ブラジル) 1,053.90 → 57,701.00

+5375.00%

(1994年2月)

※株価指数の連続性が国によっては保たれていない可能性もあり、一概にこのデータだけでは判断 できない部分があります。 ※1990年1月を基準にしていますが、その時期のデータがない、または株価指数そのものが、存在し ない、などの理由から、データのある中で最も古い期日から記載している株価指数があります、そ の場合は株価指数のカッコ内に時期を記載しています。

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№138 不動産の取得・保有に係る税金

不動産取得税

不動産を取得した者に対して、その不動産の所在する都道府県が取得時1回に限って課税する税 金。「不動産の取得」とは、有償無償を問わず、売買などにより所有権を取得することをいう。 ○ 売買、交換、贈与、新築、増改築は課税対象になるが、相続、信託、法人の合併等による取得は 課税されない。 ○ 登記の有無を問わず、土地・建物を取得した者に対し、都道府県が課税する。 ○ 税額=固定資産税評価額×税率(土地→3%、住宅→3%、住宅以外の建物→4%) 固定資産税評価額 3年ごとの基準年度(直近は2009年度)に評価され、公示価格の70%が目 安とされている。その価額は3年間据え置かれる。

◎住宅に係る不動産取得税の軽減処置

○宅地(土地)の軽減⇒ 固定資産税評価額×1/2 ○住宅の軽減 ・新築(貸家も可) ⇒1戸につき1,200万円控除(固定資産税評価額から引くことができる) ・中古(貸家は不可)⇒建築時期により350万円~1,200万円控除

登録免許税

土地・建物などを取得したときの所有権移転登記、建物を新築した時の所有権保存登記などの登記 の際に課税されるのが登録免許税。 ○ 税額=固定資産税評価額(抵当権設定登記の場合は、債権金額)×税率 ○ 一定の要件を満たす自己居住用建物を新築または購入した場合、所有権の保存登記・移転登記 や抵当権設定登記に係る登録免許税率が軽減される ○ 不動産の登記をする場合等に、国が課税する。

印紙税

建築請負契約書、不動産譲渡契約書、金銭消費賃貸契約書に対し国が課税する(1万円未満の取 引を除く)。 ○ 作成したすべての課税文書に印紙を貼付して、消印することにより納付する。 (印紙を貼付しない、消印がない場合でも契約は有効。過怠税が課税される) 上記「住宅課税標準の軽減」の要件を満たす住宅がある土地を取得した場合、一定条件の下、次のいずれ かの多い金額が税額から控除される。 ・4 万 5000 円(150 万円×3%) ・土地1㎡あたりの課税標準額(軽減後)×(住宅面積×2)(200 ㎡を限度) ×3%

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消費税

事業者が事業として対価を得たことに対して課税される。ただし、土地の譲渡(売買など)及び貸付、 住宅の貸付は非課税取引(課税されない)となる。 譲渡(売買など) 貸付 土地 非課税 非課税 建物 課税 課税 ※土地の1カ月未満の短期貸付、駐車場施設の利用に伴って土地を 使用させる場合は課税取引 ※住宅の貸付(1カ月未満の短期貸付は除く)は非課税取引

固定資産税・都市計画税

固定資産税は土地・建物の所有者に対して、取得した翌年度から市町村が課税する税金。毎年1月1日 現在において所有者として固定資産課税台帳に登録されている人が納税義務者となる。税率は1.4%。 都市計画税は、市町村が課税する税金。原則として、都市計画区域のうち市街化区域内の土地や建 物の所有者に課税される。税率は0・3%を限度として市町村の条例で決める。

◎税額計算方法

○固定資産税 ⇒固定資産税評価額×1.4% ○都市計画税 ⇒固定資産税評価額×0.3%(税減税率)

◎住宅に係る固定資産税の軽減処置

○住宅用地(土地)の特例 ・小規模住宅用地⇒1戸あたり200㎡以下の部分 固定資産税評価額×1/6(都市計画税は1/3) ・一般住宅用地 ⇒1戸あたり200㎡超の部分 固定資産税評価額×1/3(都市計画税は2/3) ○新築住宅(建物)についての税額軽減(都市計画税にこの制度はない) ・新築住宅 ⇒床面積120㎡以下の部分の固定資産税×1/2(減額期間3年間) ・新築中高層(地上階数3以上)耐火建築物 ⇒床面積120㎡以下の部分の固定資産税× 1/2(減額期間5年間) ※住宅の税額軽減処置は下記の要件を満たす必要がある ・居住用部分の床面積が、全体の2分の1以上 ・戸建及びマンションの場合、床面積50㎡以上280㎡以下 ・戸建以外の貸家の場合、床面積が40㎡以上280㎡以下 ○固定資産税についてはそのほかにも下記のような特例がある 「耐震改修をした場合の固定資産税の特例」 「バリアフリー改修工事等をした場合の固定資産税の特例」 「省エネ改修工事をした場合の固定資産税の特例」 「認定長期優良住宅(いわゆる 200 年住宅)に係る固定資産税等の軽減処置」

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当コラムは、暮らしに役立つ情報、金融商品の購入に参考となる情報を目的としたものであり、不動産の取引、保険商品の 取引、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的にしたものではありません。当コラムは、信頼できると判断した情報に基 づき作成されていますが、その情報の正確性もしくは信頼性について保証するものではありません。また、情報が不完全な場 合または要約されている場合があります。使用するデータ・表現等の欠落・誤謬等につきましてはその責を負いかねます。ご了 承ください。

参照

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