Q1. 拠点校指導員の通勤手当額の計算方法や非常勤講師が複数の学校を同日に勤務する場合の計算 方法を詳しく教えて欲しい。 「自宅~兼務校」が2km未満でも、条件を満たせば手当は支給できると記憶している。 A1. 「自宅~兼務校」が2km未満の場合については、質問の通りです。 非常勤講師が複数の学校を同日に勤務する場合の通勤手当認定距離の計算では、 通勤認定距離が計算によって2km未満となったときは、2kmとみなし、手当が支給されます。 (ただし、計算の基礎となる自動車などの使用距離が全て2km未満である場合を除く。) ○拠点校指導員の通勤手当 支給要件は通常の職員と同様です。 交通用具の認定距離の計算方法については、解答・服務Q&Aからの資料にもあったように、その職員 の住居とそれぞれの公署との間の自動車等の使用距離に、1週間におけるそれぞれの公署への通勤 回数を乗じて得られる距離の合計に、更に52週を乗じて得た数を、1週間における通勤回数に52 週 を乗じて得られる数で除して得た距離によるものとします。 <計算例> 住居 ←9.4km→ 本務校 …週2日勤務 住居 ←6.8km→ 兼務校B …週1日勤務 住居 ←0.5km→ 兼務校A …週1日勤務 住居 ←7.5km→ 兼務校C …週1日勤務 = となります。
平成25年度冬季研修会 第1講座 質問事項回答
《通勤手当》
通勤1回あたりの = {(9.4×週2日)+(0.5×週1日)+(6.8×週1日)+(7.5×週1日)}×52週 使用距離(片道) 週5日×52週 6.72km○非常勤講師が複数の学校を同日に勤務する場合の通勤手当 例1 月・木 水 1.5㎞ 金 5㎞ 7㎞ 例2 月・金 火 1.8㎞ 1.3㎞ 木 1.8㎞ 2.3㎞ 例3 月・金 火・木 1.5㎞ 1.3㎞ 例1の場合 2㎞未満は支給しませんのでB校は0円となります。 例2の場合 D校 月・金は1.8㎞で2㎞未満なので0円。 火・木は1.8㎞×1/2=0.9㎞なので0円となります。 E校 火は(1.3㎞+2.5㎞)×1/2=1.9㎞となり、2㎞とみなし110円となります。 F校 木は(2.3㎞+1.5㎞)×1/2=1.9㎞となり、2㎞とみなし110円となります。 例3の場合 全ての経路が2㎞未満なので支給は一切なしです。 1.5㎞ (本務校) 自宅 H校 1.8㎞ D校 自宅 F校 1.5㎞ G校 自宅 G校 自宅 D校 自宅 E校 1.8㎞ (本務校) 2.5㎞ A校 B校 C校 自宅 D校
Q2. 問題1は自動車使用の場合だが、交通機関使用の場合はどうなるのか。 A2. 自動車使用の場合と交通機関使用の場合では、取り扱いが異なります。 交通機関使用の場合は、1月末をもって定期券の払い戻しをしたという取り扱いになり、通勤手当の 支給開始は復職した日の翌月初日となるため、3月も支給されません。 ただし、療養休暇が月の初日から始まった場合は前月末に払い戻しをしたという取り扱いになり、復 職した月の初日から通勤手当の支給が開始されます。 Q3. 問題2が育児休業中ではなく療養休暇中だった場合は、どうなるのか。 A3. 育児休業中と同様です。 「通勤届の月額を変更すべき事実が発生した日」と「事実発生日」は異なるので注意して下さい。 Q4. パターン3の演習について、扶養手当上の被扶養者である配偶者がアパートの契約者となっている。 説明にはなかったがこの場合、住居手当認定簿には「 住 」の印が必要ではないか。 A4. ご指摘通りです。 参照:「諸手当認定の手引き」 第2 住居手当 5 届出並びに確認及び決定 (2)確認及び決定 (注2) 職員の扶養親族である者が借り受けた住宅について、住居手当の認定を受けている職員に ついても同様に「 住 」と朱書きをするものとする。 Q5. 添付書類のうち、支払いの証明書として通帳の写しを使用する場合の注意点を教えて欲しい。 支払先が(領収書と同じく)貸主と異なったり、何月分の家賃か記載されていないことがあるが、その 場合に写しの余白に追記するのみで良いのか、追加で添付する書類が必要かを知りたい。 A5. 認定に必要な添付書類について、教育例規集には「領収書等当該職員が居住している住宅に係る契 約関係を明らかにする書類」とあります。 基本的には領収書をとっていただくことが望ましいです。どちらにしても支払いの証明とする場合には 第三者がみてもわかるように、不足事項があればそれを補う書類を添付して下さい。 支払先が貸主と異なる場合については、解答の重要部分と同様です。仲介業者が家賃を受け取る ことが明確にわかる入居までの手続きなどの説明書類を添付して下さい。 仲介業者がさらにクレジット会社に委託しているときには、仲介業者が支払先に委託していることを 確認できる書類も添付して下さい。
《住居手当》
通帳の写しを使用する場合に何月分の家賃か記載されていない場合は、家賃の引落時期に関する 部分の契約内容の写し等を添付し、通帳の写し部分が支給の始期にあたることが確認できるようにして 下さい。 (※現況確認の際に、通帳の写しの余白に内訳を記載することでも可となっているのは、認定時に契 約関係を明らかにする書類が全て添付され、支払いの証明ができていることを前提としています。) 参照:「住居手当に関する規則の運用について」第3条関係 1 第1項の「当該要件を具備していることを証明する書類」とは、契約書(契約書が作成されていない 場合には、契約に関する当該住宅の貸主の証明書。以下同じ。)、領収書等当該職員が居住している住 宅に係る契約関係を明らかにする書類又はこれらの書類の写しとする。 Q6. 所得税法上の扶養控除対象がよく分からない。 A6. 控除対象扶養親族とは、扶養親族のうちその年の12月31日現在の年齢が16歳以上の 人をいいます。 ※ 扶養親族とはその年の12月31日の現況で、次の四つの条件すべてに当てはまる人です。 (納税者が年の中途で死亡し又は出国する場合は、その死亡又は出国の時でみます。) (1) 配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族。)又は都道府県知事から養育を 委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。 (2) 納税者と生計を一にしていること。 (3) 年間の合計所得金額が38万円以下であること。(=年間の収入が103万円以下であること。) (4) 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払いを受けていないこと。 又は白色申告者の事業専従者でないこと。 参照:国税庁HP タックスアンサー No.1180 扶養控除 Q7. 期限付任用職員が親を扶養に入れる場合の社会保険の手続きを知りたい。 A7. 速やかに管轄の教育事務所へ下記の書類を提出します。 ・ 健康保険被扶養者(異動)届 2部 ・ 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(写) 1部 なお採用時には、上記の書類に加え次の書類も任用5日前までに提出する必要があります。 ・ 社会保険調書 1部 ・ 年金手帳(写) 1部
《扶養手当》
参考資料
扶養親族・被扶養者・扶養控除対象者の比較表
扶養親族(扶養手当) 被扶養者(共済扶養) 扶養控除対象者(所得税) 扶 養 親 族 等 の 対 象 と な る 者 他に生計のみちがなく、主として職員の扶養を受けて いる次の者 1. 配偶者(事実上婚姻関係(内縁関係)にある者を 含む。) 2. 22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間 にある子(養子縁組した養子を含む。)及び孫 3. 60歳以上の父母(養子縁組した養父母を含む。) 及び祖父母 4. 22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間 にある弟妹 5. 身体又は精神に著しい障害がある者(親族に限 らず、終身労務に服することができない者) 主として職員の収入により生計を維持する75歳未満の 次の者 1. 配偶者(内縁関係含む。)、子、父母、孫、祖父 母、弟妹 2. 職員と同一世帯に属する上記1以外の三親等以 内の親族 3. 内縁の妻の父母及び子で同一世帯に属する者 所得者と生計を一にする扶養親族である次の者 (※ ただし、16歳未満の者を除く。) 1. 配偶者(婚姻届を出している者に限る。) 2. 六親等以内の血族及び三親等以内の姻族 3. 里子及び養護受託老人 ○ 12月31日現在(年の中途死亡者は、死亡した時) の状況で判断する。 ○ 住所を異にしている場合は他の所有者と重複控 除しないように特に注意すること。 所 得 額 に よ り 対 象 外 と な る 者 ○ 職員以外の者が国・地方公共団体又は民間その 他から扶養手当又はこれに相当する手当を受けて いる者 ○ 職員以外の者と共同扶養している場合で、職員が 主たる扶養者でない者 ○ 75歳以上の者及び65~74歳で一定の障害認定を 受けている者 ○ 職員以外の者が国・地方公共団体その他から扶養 手当又はこれに相当する手当を受けている者 ○ 職員以外の者と共同扶養している場合で、職員が 主たる扶養者でない者 ○ 職員以外の他の所有者が扶養控除対象者として いる者 ○ 青色事業専従者として給与の支払を受ける人及び 白色事業専従者 ○ 恒常的な所得の合計額が年額130万円程度以上 である者 ○ 恒常的な所得の合計額が年額130万円以上であ る者(ただし、障害年金受給者及び満60歳以上の 公的年金受給者については年額180万円以上の 者) ○ 1月1日から12月31日までの一年間における合計 所得金額が38万円を超える者(給与のみの場合は 支給総額(収入)が103万円を超える者) ○ 「合計所得金額」とは、純損失の繰越控除をしない で計算した総所得金額。 短期(長期)譲渡所得金額(特別控除前)、株式等 に係る譲渡所得等の金額、退職所得金額及び山林 所得金額の合計額をいう。 (遺族年金、障害年金、雇用保険の失業給付、非 課税限度内又は源泉分離課税の預貯金の利子等 を含まない。) (注) (1) 所得の合計額とは、所得税法上の所得金額に関係なく、年間における総収入金額をいう。 (2) 総収入金額とは、給与所得の場合は支給総額(給与所得控除をしない額)であり、事業所得等はその 事業に必要な経費を控除した額となる。 (3) 恩給、扶助料、年金等についても給与所得と同様の扱いとなる(公的年金であっても公的年金控除し ない額)。 (4) 年額とは暦年をさすものではなく、将来に向かっての一年間における見込収入額のことである。参考資料 扶養親族(扶養手当) 被扶養者(共済扶養) 扶養控除対象者(所得税) 所 得 額 に よ り 対 象 外 と な る 者 (5) 月々一定の収入が見込める者について、その月額が130万円の 1/12 程度の額 (6) 雇用保険金等の日を単位とする所得については、その日額が130万円の 1/12 の額の 1/30 の額 (7) 資産の売却収入等の一時収入は恒常的でないため所得の合計額には含めない。 (8) 遺族年金、障害年金、雇用保険の失業給付、非課税限度内又は源泉分離課税の預貯金の利子等は 含める。
パート・アルバイト等で給与支払額が 130万円 を超えていないため扶養手当及び共済扶養
被扶養者に認定されていても、 103万円 を超えていれば所得税法上の扶養親族とすることは
できないので、要注意。
(注) (1) 給与所得は非課税額を除く収入金額から 給与所得控除(最低65万円)をした額 (2) 事業所得(農業所得含む。)は総収入金額 から必要経費を除いた額(確定申告により 確定する額) (3) 公的年金等に係る雑所得は収入金額から 公的年金等控除をした額 公的年金等以外に係る雑所得は総収入金 額から必要経費を除いた額 共 稼 ぎ の 場 合 等 の 扶 養 者 ○ 子以外の者の主たる扶養者を判断する場合は生 計の実態等により判断する。 ○ 子の主たる扶養者は、原則としてその子を所得税 法上の扶養親族としている者とする。 1. 年間収入(前年分の年間収入)の多い方の被扶 養者とすることを原則とする。 2. 年間収入が同程度(おおむね一割以内の差)で ある場合は、届出により主として生計を維持する 者の被扶養者とする。 3. 扶養手当又はこれに相当する手当を受けている 場合は、手当の支給を受けている者が扶養者と する。 4. 夫婦とも共済組合員であり、3に該当しない場合 は1、2に関わらず申告した者が扶養者となる。 生計を一にしている場合は、所得者の申告による。 この場合、二人以上の扶養親族を分けて申告するこ とはできるが、一人の扶養親族を双方が重複して控 除することはできない。扶養控除対象者(所得税) ・合計所得金額が38万円未満の場合 公的年金等に係る雑所得は収入金額から公的 年金等控除をした額 公的年金等の収入額