展
望
皮膚電気反射の総説 と条件皮膚電気反射 とに関する文献
早 稲
田 大
学
新
美
良
純
Ⅰ 総 説 に つ い て 皮 膚 電 気 反 射 一 般 に つ い て 古 くは, Veraguth, O. (1909), Landis, C. & DeWick, H. N. (1929), Landis, C. (1930), (1932), 上 野 (1932), Mall, G. D. (1936) な どが, そ し て 戦 後 に はMcCleary, R. A. (1950), 藤 森 (1952), (1953), (1953), Dunbar, F. (1954), 宇 留 野 ・多 湖 (1954), 藤 森 (1955), (1955), Woodworth, R. S. & Schlosberg, H. (1955), 藤 森 (1956), 新 美 ・ 相 場 (1957), Wang, G. H. (1957), (1958), お よ び 新 美 ・相 場 ・大 坪 等 (1959) な ど が あ り, さ ら に 新 美 (1955), (1956), (1957) に 皮 膚 電 気 反 射 の 文 献 約1,500 の 目録 が あ る.Wang, Ging Hsi (注 敬 〓) は, 著 者 の 知 りえ た も の だ け で も1908年 か ら31年 ま で に10部, そ し て 戦 後 はMarylandのJohns Hopkins Hospitalを こお り, 最 近 はUniversity of Wisconsinに い る が, 1955年 か ら 引 続 き9部 の 皮 膚 電 気 反 射 に 関 す る 論 文 を 著 わ し て い る. こ れ ら19の 論 文 は 主 と し て 生 理 学 的 見 地 か ら書 か れ た も の で あ っ て, わ れ わ れ に は 必 ず し も 必 要 と は 思 わ れ な い. し か し 最 近 の 論 文 (1957), (1958) は, 反 射 生 理 学 の 観 点 か ら の 展 望 で あ る と は い え, 次 の よ うな 内 容 で あ り, わ れ わ れ も 無 関 心 で は い ら れ な い.
What is the galvanic skin reflex?
A short history
. Physical basis
. Anatomic basis
A. Is the origin of the observed electric change
in the skin or in the tissues under the skin?
B. Vascular change or sweating?
C. The final common path of the reflex
(i)
The question
of parasympathetic
in
nervation
(ii)
The question of the influence of the
adrenal medulla
D. Excitatory pathways, spinal and supraspinal
E. Descending pathways from the cerebral sen
sorimotor cortex and from the hypothalamus
F. Suprasegmental
inhibition
G. Relation to the brainstem
reticular
system
. Physiologic studies
A. Galvanic skin response to direct stimulation
of postganglionic
sympathetic
nerve fibers
(i)
Single shock
(ii)
Repeated shocks
(iii)
Effect o f asphyxia
B. Galvanic skin reflex
(i)
At the spinal level(
a)
An acute spinal cat suitable for
the study of the galvanic skin
reflex
(b)
Effect of spinal transection
in
normal
cats versus that in de
cerebrate cats
(c)
Comparison of the spinal with
the normal galvanic skin reflex
(d)
Comparison of the spinal galva
nic skin reflex with the galvanic
skin response
(e)
Discussion
(f)
Conclusion
(ii)
At the rhembencephalic level
(a)
Observations
(b)
Discussion and conclusions
(iii)
At the mesencephalic level
(iv)
At the hypothalamic level
(a)
Observations
(b)
Discussion and conclusions
(v)
At the diencephalic level
(a)
Observations
(b)
Discussion and conclusions
(vi)
At the cortical level
(a)
Observations
(b)
Discussion
C. General discussion of the physiologic studies
. Psychologic studies
. Summary
Appendix:
Techniques
of recording
the galvanic
skin reflex
44 0 心 理 学 研 究 第 2 9 巻 第 6 号
Wang, G. H. は こ の 論 文 の 中 で 皮 膚 電 気 反 射 を 次 の よ うに 定 義 し て い る. す な わ ち, 皮 膚 電 気 反 射 は 苦 痛 刺 激 ま た は 驚 愕 刺 激 に よ っ て 起 る 皮 膚-特 に 手 掌 や 足 蹠 の 皮 膚-の 抵 抗 ま た は 電 位 の 一 時 的 変 化 で, 潜 時 は 1sec. か ら2sec., 持 続 時 間 は ど ん な に 長 く て も1min. か2min. で 終 る も の で あ る. 皮 膚 の 抵 抗 あ る い は 電 位 の 変 動 で も, た と え ば 覚 醒 中 は 低 い 抵 抗 で あ る の が 入 眠 と と も に 増 加 し て, 睡 眠 中 つ づ く 高 抵 抗 と か, 甲 状 腺 機 能 亢 進 症 の 症 状 が 現 わ れ て い る 問 つ づ く低 抵 抗 と か の よ う な, 長 い 持 続 時 間 を も つ 変 化 は も ち ろ んgalvanic skin reflexで は な い. ま たpilocarpineの 投 与 時 の 手 掌 部 の 皮 膚 電 位 の 変 化 や, ネ コ の 腰 部 交 感 神 経 幹 を 刺 激 し た 場 合 に 同 側 の 後 脚 蹠 に 起 る 電 位 変 化 等 は, 経 過 を み る と galvanic skin reflexに よ く 似 て い る が, い ず れ も 感 覚 受 容 器 や 知 覚 神 経 の 興 奮 に よ っ て 現 わ れ た も の で は な い か ら, こ れ ら の 変 化 もreflexで は な くgalvanic skin responseと 呼 ぶ べ き も の で あ る. こ の よ うに し て 彼 は こ の よ うな 電 気 現 象 を 次 の3種 に 分 け て い る. す な わ ち, (1) 交 感 性 汗 分 泌 促 進 性 神 経 節 後 線 維, 交 感 神 経 幹, ま た は 汗 腺 に 至 る 神 経 を 刺 激 し た 際 に 現 わ れ るgalvanic skin response, 皮 膚 電 気 反 応, (2) 上 位 の 神 経 機 構 と 連 絡 を 切 っ た 脊 髄 動 物 で, 末 梢 神 経 皮 枝 刺 激 に よ っ て 現 わ れ るspinal galvanic skin reflex, 脊 髄 性 皮 膚 電 気 反 射, (3) 苦 痛 や 驚 愕 な ど に よ っ て, あ る い は 末 梢 神 経 皮 枝 刺 激 に よ っ て 現 わ れ る, normal galvanic skin re flex, 皮 膚 電 気 反 射 の3種 で あ る.
わ れ わ れ 心 理 学 徒 は こ の 現 象 を 呼 ぶ に 際 し てgalvanic skin response, 皮 膚 電 気 反 応 と い う こ と が 多 い が, わ れ わ れ の 取 扱 っ て い る の はWang, G. H. の い うgalvanic skin responseで は な く てgalvanic skin reflexで あ る. Wang, G. H. の こ の 分 類 は ま だ 必 ず し も 広 く認 め られ た も の で は な い と し て も, 私 はgalvanic skin reflex と い う名 称 を 使 用 し た い. と い うの はgalvanic skin reaponseと い う名 称 が 広 く 使 わ れ る よ うに な っ た の は Landis, C. (1932) の 提 唱 以 来 の こ と で あ る. す な わ ち, 彼 が1932年 にpsychogalvanic reflexと い う そ の 前 の 名 称 に 反 対 し た 時 に, reflexは 大 抵 低 次 中 枢 で 媒 介 さ れ る 簡 単 な, 敏 速 な, 先 天 的 な 運 動 反 応 を い う. と こ ろ が こ の 現 象 は, 先 天 的 で は あ る が 簡 単 で は な い; ど ち ら か とい え ば 遅 い; 筋 肉 反 応 や 汗 腺 反 応 と い う考 え 方 か らす る と運 動 反 応 で も な い; そ し て 低 次 中 枢 で 媒 介 さ れ る か も し れ な い が, あ る い は そ うで な い か も しれ な い. と い う よ うな 理 由 か ら, も っ と一 般 的 な 用 語 と し てres ponseを 採 用 す る こ と が 望 ま し い と 述 べ て い る. (psychogalvanicに 対 す る 反 対 論 は こ こ で は 関 係 な い し, 詳 細 は 著 書 (1959) に 述 べ て お い た か ら 割 愛 す る.) 古 く はVeraguth, O. (1909) 以 来, reflexと 呼 ん で い た も の を, こ の よ うに 生 理 学 的 な 発 現 機 序 に 対 す る 疑 問 が らresponseと 改 め た も の で あ る か ら に は, そ の 後 の 生 理 学 的 研 究 に よ りreflexで あ る こ と が 明 瞭 に な っ た 今 日 で は, さ ら に い え ば 生 理 学 の 用 語 で はgalvanic skin reflexな の で あ る か ら, 再 び 元 のreflexに 戻 す こ と が 適 当 だ と考 え る.
文
献
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Woodworth, R. S., & Schlosberg, H. 1955 Electri cal skin conductance. In Experimental Psychol ogy. (Rev. Ed.), New York: Henry Holt , Pp. 137-159. Ⅱ 条件 皮 膚 電 気 反 射 皮 膚 電 気反 射 の 経 過 は 大 抵15sec. か ら30sec., ど んな 場 合 で も2min. を 超 え る こ とは な い か ら, 必 要 に 応 じて極 く短 い間 隔 で強 化 を反 復 す る こ とが で き る. そ して 数 回 ない し10数 同強 化 す れ ば 条 件 皮 膚 電 気 反 射 が 形 成 され る. しか も眼 瞼 反 射 や 指 屈 曲 反 射 な どの よ うに 意 志 に よ っ て も起 し うる反 応 で は な く, また 脳 電 図 に 比 べ れ ば 装 置 も操 作 も手 頃 で あ る. これ らの 長 所 か ら条 件 皮 膚 電 気 反 射 は, 知 覚や 人 格 や の研 究 に, 学 習 理 論 の 検 証 実 験 に, そ して また臨 床 場 面 で は 他 覚 的 検 査 法 と して 難 聴 者 あ るい は 詐 病 者 の聴 力測 定 や 視 力 測 定 に, さ らに は 不 安 検 査 に と, 広 く利 用 され は じめ て い る. しか し実 際 に 研 究 に 着 手 してみ る と, 皮 膚 電 気反 射 の 過敏 性, 多 様 性 な どは, わ れ わ れ の期 待 を裏 切 り, い ろ い ろ な 障 壁 と して わ れ わ れ の行 手 を さ え ぎ って い る. 学 習 理 論 家 は, 眼 瞼 反 射 の 結 果 も, 瞳孔 反 射 の 結 果 も, そ して また ネ ズ ミが 右 に走 った か 左 に走 った か とい うよ うな 結 果 まで を も, 皮 膚 電 気反 射 の結 果 とい っ しょ に して, 学 習 理 論 を組 立 て る き らい が あ る. しか し一方, Mowrer, O. H. な どは 指 屈 曲 反 射 や 眼 瞼 反 射 の よ うな 骨 格 筋 反 射 を 示 標 と した 条 件 反 射 と, 自律 性機 能 で あ る 皮 膚 電 気 反 射 を示 標 と した条 件反 射 とは 本 質 的 に 異 な る と述 べ てい る. 今, 条 件形 成 に最 適 な時 間 間 隔 の 問 題 を 例 に とれ ば, Hilgard, E. R.& Marquis, D. G. は, 条 件 反 射 が 無 条 件刺 激 の先 が け とな り うる程 度 で, 条 件 反 射 の 潜 時 よ り少 し長 い 時 間 で あ る と述 べ, Hilgard, E. R. は1951年 に も同 じ 点 を再 び 強 調 して い る. も しそ うだ とす る と潜 時 が1sec. か ら2sec. ぐ らい あ る 皮 膚 電 気 反 射 の 場 合 は, 指 屈 曲反 射 や 眼瞼 反 射 の よ うな潜 時 の 短 い 反 射 の最 適 時 間 間 隔 は該 当 しな い はず で あ る.
これ らの 点 に 着 目したWhite, C. T. & Schlosberg, H. (1952) は, 70.5 millilambertsの 光 を 条件 刺激 と し, 150V, 1mAの 電 気 刺 激 を 無 条 件 刺 激 とす ろ 条件 皮 膚 電 気 反 射 を 形 成 す るに 際 して, 被 験 者 を10人 ず つ の7 群 に 分 け, そ の6群 は 条 件 刺 激 と無 条 件刺 激 との 時 間 間 隔 を そ れ ぞ れ, 0, 0.25, 0.5, 1, 2, 4sec. と し, 第7 群 は 仮 性 条 件 反 射 の程 度 をみ る対 照 群 と して い る. 6群 を そ れ ぞ れ5試 行 強 化 して か ら5試 行 の消 去 試 行 を行 な い, 最 後 に 無 条 件 刺 激 を1回 単 独 提 示 して い る. そ して この最 後 の 無 条 件 刺 激 に 対 す る皮 膚 電 気反 射 を 基準 と し て, 消 去 試 行 の5つ の皮 膚 電 気 反 射 のpercentageの5 つ の 平均 を 出 し, 10人 の 平 均 値 と 中央 値 とを 第7群 の 仮 性 条件 反 射 群 と比較 して い る. そ の 結 果0.5sec. 群 が, 他 の 間 隔 の もの よ りも1 percent以 下 の危 険 率 で優 れ て い る と述 べ て い る. つ づ い てMoeller, G. O. (1954) は, 被 験 者 の閾 よ り20db大 きなwhite noiseの100msec. 提 示 を条 件 刺 激 と し, condenserの 放 電 を無 条 件刺 激 と し て, 15 人 ず つ5群 の 被 験 者 に 条 件 皮 膚 電 気 反 射 を 形 成 して い る. 各群 の 時 間 間 隔 は そ れ ぞれ0.25, 0.45, 1, 2.5sec. で第5群 は仮 性 条 件 反 射 を み る対 照 群 で あ る. 第1日 に 条 件 刺 激, 無 条 件 刺 激 の 強 度 決 定 を行 な い, 第2日 は 無 条 件 刺 激 の強 度 の 再 調 整3試 行 に 続 い て, 8試 行 の順 応 過 程, 23試 行 の 強 化 過 程 を 行 な う. こ の間 に は7試 行 のtest試 行 と して の 条 件 刺 激 の 単 独 提 示 が 点在 して い る. 消 去 過 程 は5試 行 で あ る. そ して 条 件 刺 激 が 提 示 さ れ て か ら7.5sec. 以 内に 現 わ れ た 最 大 の皮 膚 電 気 反 射 を 条 件 反 射 と して採 用 し, 各 人 の 順 応 過 程 の最 後 の3試 行 の平 均 振 幅 で換 算 して, 強化 過 程 中 のtest試 行 と消 去 過 程 とを調 べ て い るが, そ の 結 果450msec. 群 が, 強 化 過 程 消 去 過程 を 通 じて優 れ て い る と述 べ て い る. 今 こ こに 挙 げ た2っ の例 は と もに, Mowrer, O. H. や Hilgard, E. R. の予 想 とは逆 に, 条件 皮 膚 電 気 反 射 の 最 適 時 間 間隔 は条 件 眼 瞼 反射 や 条 件 指 屈 曲 反 射 と 同 じ く, 0.5sec. 前 後 で あ る とい うこ とを 示 して い るが, す べ て が こ の よ うにい く とは限 らな い. 皮 膚 電 気 反 射 は 一 種 の startle reflexで あ る か ら, 完 全 な無 関 刺 激 は あ りえ ず, 最 初 に順 応 過 程 を 必要 とす る. そ の 後 無 条 件 刺 激 を 適 用 す る こ とに よ って, 増 感 現 象 を 起 す 可 能 性 もあ る. た と
40 2 心 理 学 研 究 第 2 9 巻 第 6 号 え ば汎 化 を み る場 合 も 余 程 注 意 し な い と, 唯 の数 回 の 強 化 で 同種 刺 激 の み な らず, 異種 刺 激 に 対 す る汎 化 まで も起 った か の 印 象 を うげ る場 合 が あ る. しか し これ は汎 化 で は な く増 感 現 象 を 見誤 つた もの で あ る. また 消 去 過 程 が進 み, 条 件刺 激 に対 す る 反 射 が 減 弱 して い る時 に, 何 か 大 き な音 が して そ の後 大 き な反 射 が 出現 す る よ うに な った 場 合, 条 件 唾 液 反 射 等 で あ れ ば 直 ち に 脱制 止 で あ る といえ るで あ ろ うが, 条 件 皮 膚 電 気 反 射 の場 合 は, 元 来 音 そ の も のが 皮 膚 電 気 反 射 を無 条 件 的 に解 発 す る も の で あ る し, したが つて 脱 制 止 で あ るか も しれ な いが, あ る い は そ うで な く増 感 現 象 に よ る も の か も しれ な い. 二, 三 の 例 を 挙 げ た に す ぎ ない が, こ の よ うに 皮 膚 電 気 反 射 の 特 殊 性 が あ る とす る と, 条 件 皮 膚 電 気 反 射 を そ の他 の 条 件 反 射 と一 律 に 論 じ るわ け に は い か な い 場 合 が 出 て くる. 先 に 述 べ たWang, G. H.は, 無 条 件 反 射 に つ い て の 解剖 学 な らび に 生 理 学 の 十 分 な 知 識 が な く て は, 条 件反 射 の 機序 を 発 見 す る こ とは 不 可 能 で あ る とい う. そ してた とえば 条 件 屈 曲反 射 で は, Sherrington学 派 等 に よ り研 究 され た 結 果, 脊 髄 動物 や 大脳 切 除 動 物 に つ い て の屈 曲反 射 の生 理 学 に関 して極 め て多 くの知 識 が えられ てい るが, 正 常 動 物 の 屈 曲反 射 の生 理 学 的 機序 に 関 しては ほ とん ど知 られ てい ない. またPavlov学 派 そ の他 多 くの 研 究 者 に よ って 研 究 され た 条 件 唾 液 反 射 の場 合 は, 無 条 件 反 射 と して の 唾 液 分 泌 の生 理 的 機 序 が ほ と ん どわ か つて い な い. と こ ろで 皮 膚 電 気 反 射 は そ の解 剖 学 お よび 生 理 学 が, 他 の どん な 自律 反 射 の解 剖 学 や 生 理 学 よ りも よ くわ か つて い るか ら, 条 件 づ け の 経 過 の研 究 に 最 もふ さわ しい 自律 反 射 で あ る とい え よ うと述 べ て い る. こ の よ うな条 件 皮 膚 電 気反 射 の文 献 を, 以 下 に年 代 順 に紹 介す る こ とにす る. 条 件皮 膚 電 気反 射 はIschlond sky法 な ど と もい わ れ, Ischlondsky, N. E. が そ の 発 見 の名 誉 を負 つて い るが, 彼 の論 文 よ りも 前 に 少 く と も9 つ の 論 文 が あ る こ とに 注 意 され た い. も っ と もWatson, J. B. な どは数 行 述 べ て い る に 過 ぎ な い の で は あ る が. これ は ち ょ う どFere, C. の論 文 よ りも 前 に 少 く と も7 つ の論 文 が あ る の に, 皮 膚 電 気 反 射 の 発 見 者 はFere, C. で あ る とされ てい る の と事情 が 似 て い る.
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Phillips, L. W. 1958 Mediated verbal similari ty as a determinant of the generalization of a conditioned GSR. J. exp. Psychol., 55, 56-62. 山 本和 郎 ・宇 留 野 藤 雄 1958 GSR条 件 づ け にお
け る個 人 差 の 研 究-強 化 回 数, 条 件 刺 激 の順 応 度, お よび 教 示 効 果 と生 理 的 特 性 との 関 係-日本 心 理学 会22回 大 会報 告.
