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傾斜地果樹園の開設に関する研究 VIII 周年被覆作物を栽培せる傾斜地幼木柑橘園の生態学的研究-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

香川大学戯学部学術報望

Ⅷ 周年被覆作物を栽培、せ・る傾斜地幼木柑橘園の

生態学的研究

坂本寿夫,玉置磐彦,十河 稔,福岡喜弘

426 (凝林省四国農業革験場 土地利用部果樹研究室)

EcologlCalstudies on youngCitrus sloplngOrIChards,

COVered with gr・aSSeS alloverIthe year

Hisao SAKAMOTO,Iwahiko TAMAKI,Minoru SoGO,and

Yoshihiro FuKUOKA(Shikoku AgriculturIal

Experiment Station,Ministr・y Of Agricultureand For・eStry) Ⅰ 緒 言 傾斜地果樹園において周年被覆作物を栽増することほ,園地の土壌保全,有機物補給による地力増進の効果が大で あるため一腰に推奨されるが,果樹が助命の場合にほ特に被葦作物の存在により環境要素と.しての温度,水分,肥料 成分その他に変化を来し,その結果果樹の栄養生長,果実の発育品質等に毯々影智を凍ぼすものと・みられる・本研究 でほ.これらの機構を明らかに.し,果樹の草生栽培推進に当って生起する諸種の障害を可及的に軽験すノるための基礎資 料を得ようとするものである 東研死契施に虐,たって御指導を賜わった黒上泰治博士,琵沢正義民,果樹園を提供された水原励民に.対しこゝに放 心謝意を表する次第である巾 Ⅰ 試験材料及び方法 〔り 試験期間 1954年4月∼1956年ご3月 〔2〕試験場所 試験地A 香川県書通寺市布岡町 水原励民間 1948年に蘭画,障斜角21魔の斜面に開設,翌年に温州蜜柑(南柏4弓)1年生苗木を定植した約2反歩で,土壌は 花崗岩の風化崩壊したものから成り,自然勾配の斜面より僅に階段畑に移行する途にあって−,樹はほぼ等高線式に裁 縫されている.栽砥距離は等高線樹列に・おける距離平均2‥5m,数年後に間引移植を行なう予定である 試験地B 香川県善通寺市生野町 当場土地利用部観場い1953年に南面,傾斜17魔の斜面に開設,翌年に.1年生泥 州蜜柑苗木を定植,さらに1955年に同様簡木を改植した約1反歩で,土旗ほ花掛岩の風化崩壊したものである 〔3〕試験区 試験地Aでほ園内に2個所(標高差10′}11m)にブロック工(上部),ブロックⅡ(下部)を選び,1区4.8坪,各 3永ずつ,12凍を供試したい試験地Bでは階段巾18尺,法面慣斜50掛こ整地を行ない,1区12坪,二3本ずつ,4建制 とした(第1表). 第1表 試験区 試 験 区 処 理 力 法 ラジノクローバー 周年栽増,刈取 2 固 潜 所 載 増 ラジ′クロ㌧−・バー 周年栽培,刈卜瞑1回 清 桝 栽 培 ラジノクローバ一 周年栽堵,刈取1回 潜 桝 載 積 A 地 鹸 試 草対 生照 畑 段 階 生照生照 区区区区

区区草対草対

B 地 験 試 斜 面 畑

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第11;巻通巻第29号(1959) 427 〔4■〕調査方法 (1)士族に関する調査 1) 温度(地温及び索湿)の測定 試験地A,Bにおいて,横の中間部に.,地上1.5血に棒状温度封,地表,地表下15cIⅥ,30cIⅥにそれぞれ曲管温度 計,同1mに地中温顔剖を設冒して,1954,55年の名季節における代表的な日を選んでその日変化を測定した」また 試験地Bでは1956年5月より11月に至る聞,毎日2回(9時,13時)上記省部位で測定を行なって半句別に試験区間 の比較を行なった 2) 土壌含水盈 試験地Aにおいて,地表,地表下15cm,30cm,60cmについて,1954及び55年には見季乾燥斯を中心とし,56年 にほ測定回数を多くし,季節的推移をみた 3) 土壌の物理学的組成 土壌の器械的分析ほA..S.K扶,容水温は農学全港,水分当盈ほBouyou(OS深,孔際盈ほ農研園芸部の力没に準じ, また団粒分析は当場川村技官の方法に準じて行なった 4) 土壌の化学的組成 pH(10%KCl浸出及びH20浸出)はガラス電極使周,交換酸はRappen溝,置換塩基及び陽イオソ置換容量はSch− O11e血berger変法,全窒素はKjeldahl法,茨素及び腐植ほTyulin藻,P205は石橋扶,CaOは容鹿渡,MgOはオキS/ キノリソ薫農法,K20ほ分光光度計,憐酸及びアyモニアの吸収力は燐酸アン・モソ法により調査を行なった,.なお陽 イオy置換容盈,置換性全塩基及び置換性成分の窯急にほ1mm以下の試料を供試した (2)柑橘樹の発育並びに生三埋 1:) 柑橘悶の発育 各器官に・関する生育調査は標準力法により,全環比翼はライマソ秤を開いて測定し,根群分布調査ほ試験地馴こお いてmonolitb淡により行った. 2.) 葉分析 全窒素はKieldahl法,P,K,Ca,Mgは試料を灰化珪酸分留した液について土壌の場合と同様の方法に.よった 3) 港透庄 葉柄部を探り,組織のまゝmicropy工Omete工を使用,氷点を測発した 4) 蒸散盈 温州蜜柑2年生樹を・2万分1ワグナーポットに栽絶し,大型化学天秤(秤盈40kg,感度20mg)を使用測定した. (3)被覆作物の発育並び忙生理 1) 根群分禰状態 1955,56年に・それぞれ草種5を速び,mOnOlitIl(90×90×10cm一)法による択の掘上げ調査を行なった 2) 港透庄 ラジノクローバ−・を2万分1ワグナー・ポットに裁板し,土壌含水藍を毎日親制して容水温の50%及び80%に保持し たものについて測定した. 3) 蒸散盈 ラジノクロー㌧パーをワグナー2万分1ポッt・に戟隠し,診透圧の場合と隋様な条件下のものの蒸散盈の比較を行な った ラジノクロ−バー・攣片の気孔開閉について,送風前後に周一嚢の半分ずつをスソブ法により,セルロイド板に写し とって検戯した 打 試験結果 (り 土壌に関する調査 1) 湿度(地温及び気温)の測定結果 (i) 気温及び地温の日変化 試験地A 1954年8月より次年5月までの問,各季節に月間における代表的と考えられる冒の湿度日変化は次の≡通りであった 真率高温期(8月10∼11日)は地温の垂直的部位による日変化の陵向として地表部が最も変化が大きく,対照区に

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香川大学農学部学術報薯 428 おける較差は草生区忙比して大であった(第2表). 第2表 地温日変化の較差(Oc一)1954 8月10日6時′・・■11日6時

秋季(10月13ハー14日)は夜間温厚が低下し,将に索温地表温度が著しく・地表泥度がェでは対照区で8・6′}361・20

Cに対し,草生区でほ14.6′−31け60cであった. 初冬温凍低下期(12月17∼18日)は夜間の温顔が地下深層より地表まで順次僻くなり,冬季低湿期(2月1”2日 1955)は各部位とも12月に比して低下し,地衣下1mにおいて12月は14′}150Cであったが,2月にほ10−1lOcであ

った..地表下15cm及び30cmでは日中受熱塑,夜間は放熱型の変化をみるが,1mでは概してこれらより高く経過し

たり草生による地温変化は浅膚ほど影響が大で,日中と夜間は逆転し,深層でほ区間差異の極大の現われる時刻が遅 れ,かつ少なくなる憬向がみられた,.すなわち夜間より朝にかけて草生区の地温が高く経過した・地表下15cmでは

夜間より日申年前中の対照区が低く,地表下30cmではつねに草生区が高く経過し・1mではその差が極めて小であ

った.以上のように低温期においては被覆作物により地温降下の軽減がみられた 春季発芽期前後(4月12項3日)は日中地表部が高温に・上男し,草生対照両区の差は,工で16◇c以上,Ⅱで180c 以上に∴達し,深層ほど差は少なく,1mでほ草生区が僅に低湿であった 開花期(5月25′−26日)は4月と概して相似た傾向がみられた・ (ji) 地淀の季節的変化 試験地B 1956年に9時政び13時の地温せ半旬間平均と.して比較した結果,13時では値段畑,斜面畑のいずれにおいても対嵐 区が草生区に比して高く経過し,草を刈取、つた後一息かなり接近し,8月上旬前半に北最大に達した

9時の平均地温については,13時に比して差異はかなり少く,概して同様の経過をとったが,10月以降地表下15c

m及び30cmでは草生区において高くなる僚向がみられた 2) 土壌含水盈 土壌含水盈と.して,土性の異なる場合の間にも植物に矧する土壌水分の状態を比較して,その関係を示す簡便な方 法として−∴対水分当盈比率(註1)をもって:示した. mlll 註1まず対乾土最盛%を求め,次 式によって−得られる数値を示すもの で,これは対乾土纂盈%が水分当盈 (ME“)に相当する場合にほ100と なり,水分当藍を1…84で除して算博 した萎凋点(1VいP.)は54.3に相当 する. を×100=射水分当塩比率 水分当盈の値は年月の経過ととも に変化するようであるが,ここでは 50 40 30 20 10 ﹂l川 .山9 珊

﹂月

⊥り

1956 6 月 4 月 5月 60 40 30 加 10 m mm 50 40 30 別 10

第1因 降水盈(4′−11月)1954′−56 試験開始時の値を用いて1954,55両 1以 年の土盛含水畳を算出し,また1956 年には8月における値により算出し た.3カ年の降水状態は第1図に京 ___._ ⊥_⊥】 11月

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第11巻 通巻第29号(1959) 429 ㈲ 師∵即 m川 餌 研⋮亜 加 土壌含水放 訊査月日1(咋 18 21 23 25 ㌘ 30 18 21 23 25 27 笥 籍2因 土壌含水盈の推移1954 す通りである 川 土壌含水盈の推移(195年)第2因(1),(2),(3)試験地A 8月に.おける乾燥期を中心と.して調査を行なったい 8月後半に乾燥にあい,地表下15cm,.30cmでほ草塵区は対照 区に比し概して低く推移した (ロ)土壌含水盈の推移(1955)第3図(1),(2),(3)試験地A 1∝〉 90 80 70 60 50 40 ︵U O O 3 2 1 土建含水兼 (3J地表下ゑ∝m(ブロックⅡ) 間暦月日1/儲 ㌍ L舛2 昨 y2 1955 第3図 土 壌 含 水 盈 の 推 移 1955

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香川大学農学部学術報告 430 8月ほ.無降雨日が長く続き,土嚢含水盈は 低下をみ,地表部ほ甚しいが,区間の差ほむ しろ地表下1Scm,30cmに比較的大きく,4, 5月頃にも草生区が低下が大であった 目 土壌含水盈の推移(1956) 試験地A 降水分布状態はノ,4月,7∼8月,11−12 月の3回に乾燥期があり,多湿期と大体交互 に経過した.地表部(第4図)は概して草生 区が対照区笹比して高い傾向が認められた. 対照区でほ顔に選挙の乾燥時に・ほ,7月中旬 頃以降長く水分不足状態笹あり,8月中旬の 乾燥時には両区とも同程度まで甚しく低下し た 地表下15cm(鶴5図)は多湿期において 草生区の含水盈が高く,地表部におけると同 傾向がみられ,乾燥時における低下期間ほ対 照区.の力がやゝ長い. 地表下30cm(第6囲)ほブロック間に差 があり,Ⅱでは上層と同様草生区が高く経過 したが,Tでほ.1=まど明らかでなく,歴々逆 の場合を示した. 地表下60cm(第7因)は概してME・と W.Pいの中間辺に推移する期間が多く,選挙 の水分不足程度ほやや軽いが,草生区が短期 間W..P‖付近に∴達した. 3■)土壌の物理的組成 試験開始時における試験区土盛ほ,柑橘横 群の伸長範囲と推定される土間は隅櫓に乏し い角礫を含む,または角礫に富む凍土乃至埴 盛土である a 孔際放(第3表) 草生地は裸地に、比して孔隙患が大であり, 将に表層部における差異が著しい b 容水飴(第3表)及び水分・当盈(第 4表) 対牌区においては,1,2慣とも試験期間の 前後に.おける容水魚に殆ど変化がみられない のに.対し,草生区は1,2屑とも増大しており 将に1層における畠異が著しいい水分当鼓に ついても容水放と同様の傾向がみらかた 第4国 土靡含水盈の推移 ユ956 地表(ブロックⅡ) ・●、、・

∴・ ∴ミ;・−・

鵠5国 土壊含水盈の推移1956 地表下15cm(・7−ロックⅡ) 140 180 120 ‖旧 100 90 土芸 域馴 重器E滝耶1嗣焉備首椰 諦班紀

将軍鞘軍軍明野 7

第6国 土壊含水敬の推移1956 地表下30cm(ブロックⅡ) 横00 合抑 水側 升30 配朋鞘寧琴寧訂’ 第7国 土壊含水盈の推移1956 地表下60cm(ブロック甘)

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鵠11巻 通巻第29号(1959) 第3表 土壊孔際盈および容水魚 431 第4表 土痍の水分当盈

\\、項 目 \ 、\ 試験区\\、、\

水 分 当 温 土壌の深さ! 1954 1 1956 m1 1954 註:*は測定結果がそれぞれ1954年に比して契鹸誤差の範囲内にあったので位宜上同数値を用いた. C 団粒分析(鶴5表) 団粒の盈は下層部より上層部において多く分布し,粒径別では18メッシュの部分が最も多くなっていることは両試 験区とも同叫傾向であり,また草生により上下層とも団粒が多く,特に上層において鋸著であるい 第5未 聞粒の粒径別分布

土盛層位l 団 粒 太 さ 別 mesb

供試士族の 含水盈 %

地表下cml 8118】30 事 50l150

7.4 6.8 6‖1 5∫.6 66 61 6︵‖0 3﹁ノ l l l l 書:去l書:二… l︵∠ 13 ﹁ノ7 16 1 1 1 1 d その他の調査結果 士族侵蝕について・径0り5cⅡ}以上の柑橘棍が地表瀞こ露田する部分の長さによりその程度を比較すると,草生区に は全くみられなかったが,対照区では工に露出棍の長ざ75cm,Ⅱに47cmに達するものがあった.

(7)

香川大学換学部学術報篭 432 〓F醇−亀餌001\聾肖 ﹁=トぺ廿.小町 ∽.∞01 ∽.∞C︷ ∞.〇Nt 1.〇lt の.∽寸T N.StT ⊂)∝) く£ ⊂)(:0 [∩ の ⊂⊃ N ぐ]ぐコ (ハ ⊂) 寸 の ∽(:0(エ) 寸(:O Cl〇 ∝)(N 〔、 N [、 ○〇 r)lト [、 「「(N r」 ⊂) r」 ⊂) (:⊃ −→ 「・」 ⊂〉 (:⊃ 〈:⊃ ⊂) ⊂) ⊂:) く:⊃ ⊂) ⊂) (J〇 (J⊃(:O q)・寸 (:0 (=〉 [\一 くエ〉 てナ 「「 し○ N く=) rJ r叫 m rJ rJ N

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柑酒盛茸掴

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(8)

第11巻 通巻第29琴(1959) 433 4.)土壌の化学的組成(第6表) 交換額及びpH 交換竣ほ試験期間巨に対矧茎では各土層と.も増加の傾向があり,草生区では浅固持に第1層に おいて土壌の酸性化が緩和せられる傾向があり,pHに・ついては,ⅩCl浸班液では草生区で特に第1層において新 著に」ニ男を示しており,交換機と.相似た傾向が認められたい 会衆素及び闇値 対照区ではブロック間に不同があり,全炭素及び属領が減少するかまたは明らかな変化をみな かったが,草生区では各層とも蓄樟がみられ,暗に第1閻に屈頁著であった。 全窒素 対照区では初年に比して概して域少し,第1,2頓に・この使旬が卸、が,草生区.ではこれに対し,第1 層に特に増加が認められた“ 沃素率 草生により炭素率が比較的狭くなる傾向がみられた. 可溶性成分 燐酸は対照区では各土間において減少する傾向があり,草生区では多少増加したようである..石灰 ほ両区と・も可溶性石灰が増加を示し,草生区では対照区に比しその含有盈が高くなった、加里は草生区では可溶性加 重が各土層と.も増加し,特に第1層に.おいてこの傾向が著しいu 置換容最 初軍における値を100とし,第3年の値を比数によって示す(第7表)と,概して草生区に比し裸他 において置換容盈の減少度が大な傾向があり,第1及び2層では著しい. 第7表 陽イオ・ソ静換容盈 第8表胃換性全塩基亀 草巷区【対照区 土層番 草生区対照区 草生区l対話区 ︵∠ 8 8 9 9 9 6 2 8 9 9 9

61 1 111

封13‡ 置換牲全塩竃敬 前項と何様琶数として比較すると(第8表),対照区ては特に第1,2慣において減少の慣向 があり,草生牒■では第1層において−むしろ増加し,第2層でもその減少度が対照区に比して少ないようである, 第9表 娩甚飽和喫 試廟藩 士層葡萄

孟子志十孟子蓋

対 照 区 ▼ i石打l 195411956 ︵=0 2 3 4 5 9 90 芦 フ5 塩基飽和賛 同区とも拭少し,かなり不飽和の状態になったが,草生によって上層土における飽和度を高め,ま たほその低下を緩和することが大であった.(第9表) 第10表 記 換 性 塊 基 土層 置換性塩基 二 〓︸= 区 対■ 照 区 トト 一〓 〃コ 番号 草 RJ10 641 8つJ﹁ノ 190 753 ﹁ノ89 1 1 41﹂l 12つムー70﹁ノ 3︵JO 889 1∩︶0 560 112 1 1 1 3 ] 84つ] 031 30﹁ノ つム70 391 8﹁ノ9 2 97 1 1 置換性石灰 置換性加里 聞 換 性 マグネ シ ウ ム

(9)

香川大学農学部学術報磐 434 置換性石灰 草生により置換性石灰の淑少が軽減せられ,この傾向は第1層において著しい…(第10表) 置換性加望 夫∃照区では変化が少ないのに対し,草 生区では第1暦往こ増加しており,第2闇でもやや増す傾 向がみられた‖ (第10表) 置換性苦土 草生,裸鞄とも第1層では減少の傾向が あり,裸地では著しく減少をみた蘭2屑では減少または 維持せられ,第二3層ではいずれも殆ど差異がなかったぃ 窒素及び麟酸の吸収力 指数として第11衷に嘉すと 探地では窒素の吸収力ほ殆ど差がなく,燐酸は第1層で 殆ど変イヒがないが,第2層以下ほやや増加した、.草生区 では窒真の吸収力減少が著しく,燐酸はこれに比して少 ない.第2層では一定傾潤が認められないい 野生による 吸収力の変化ほ第1層を除き大差がないようであるい 第11表 敬収カ l 壷意表「「嘉義彦 、、、、、、、、、 土層別 草生区l対照区 撃旦】m二二二± 5 4 9 0 9 9 1 8 1 9 9 0 1 1 1 (2)柑橘樹の発育並びに生理 1)樹体及び潔実の発育 枝梢の発育については草生区が対謂区に比して夏桁数び秋相の伸長が大で,この俸園は第2,3年とも同様であっ た(第12表). 筑1・2真 相橘樹生育調査

\\、試験 区

\ 項 目\\ \\ 草 生 区.ト 対 照 区

草 生 区 l 対 照 区

3 5 5 0 6 ︵∠ 4 9 4 0 1 6 8 8 1▲ 6 8 2 9 9 8 4 4 ︵U l ︵H︶ 8 7 3 1 ﹁ノ £U 1 6 6 0 1 つu 1 1 ︻hJ 4 2 樹 高 cm 幹 周 cl〕1 同上年間肥大故cm 啓梢 給伸長盈cm 永 数 鼠梢 給伸長故cm 森 数 秋梢 捻伸長監じm 永 数 枚梢伸長故習 cm 実 数 樹冠容稗 m3 5 0 3 つJ 2 3 5 2 9 9 ︻〇 9 8 21 4 ﹁ノ 1 4 4 2 〇 〇 〇8. 6 0 〇 7 3 897りフ 462 8341 75.0 4,732.4 4,0385 8.22 開花,結実,収健児異の謀揃については,区間に明らかな差異が認められなかった・ 第2年に草封丞龍おける果皮緑色の時期がやや遮れ之性向がみられたので,第3年には基準色に列する蔚色比較を 行なったところ,草生区が遅れ,その差異ほ7∼10日であったv 第3年の果実(12月4日採収)の品質調査の結果(第13表)にもこの差異が認められ,果汁小可溶性固形物,糖度 とも対照区の力が高く,食味も比較的濃厚であった 2)葦伸の無機成分合法 窒素の含砥が甘封ヌニにおいてやや多い傾向が疑われ,PKCaMgをこついては−窟の傾向ほみられなかった.(第14衷) 3)越の鯵透庄 盗季乾燥期における=ご一丘′肌壁用幼令樹の迭透庄について比較を行なった結果によると,草生の有鰍こよる差異は明ら

(10)

435 第11巻 通巻第29号(1959) 第13表 具 契 品 質 調 査

\\\\試験区

\ 項 目 \

1 9 5 6 1 9 5 5 草 生 区 l 対 照 区 草 生 区 l 対 照 区 1樹当果契罷免 1果平均置 g げD 99小4 1:3:3.0 70.5 フ5い2 10511 12.82 1..27 12.0 11 O 102,6 132.0 フ1い8 72.0 10499 1222 1。.30 11‥1 9け4 環形指数 則肉歩合 % 郵肉申果汁 % 果汁比霞(150c) 果汁100g中可溶性固形物g 遊離醸 % 糖 度 % 甘味比 全果比翼 第14表 混州蜜柑巽中の無機成分含畳(乾物申%)1956 肥料成分要素 時間別 7月 9 11

草生区%1対

3.19 3フ8 3い64 0=179 0.196 0.192 1‖16 1.0フ 094 1り88 2い92 303 0,.39 0…55 0け52 ﹁ノ91 ﹁ノ91 1 1 7 9 11 7 9 11 かでなかった∴試験地Aの供試樹では第:3年7月下旬より8月初の条件下における春情着生薬でほその港透庄が凍結 温啓と.して(−フい90c)一(−8.60c)の範鄭こあることが推憩せられたりポットに栽碩せられた温州蜜柑2年生樹 が黎凋の兆候を示し始めた時の珍透庄(第15表)は凍結温度(−96〇c)∼(−10・20c)■前後であった… 第15表 柑橘菓柄の港透庄(ポット栽培,章凋時) 註:土壌含水盟は対乾土豪盈%の水分当盈に対する比%,以下同様。

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香川大学農学部学術我嘗 436 4)温州蜜柑幼令樹の摂群調暦,試験地B 2年生樹について草生の有無忙よる生育調査を行なった結果によると,択群は地表より30c和までの上層に90%前 後分布しており,草生区の力がやや深く伸入する傾向が窺われたが,その差異は僅少であった (3)被覆作物の発育並びに生理 1)ラジノクローバ−・の限群謂査 泥州蜜柑と河一武鹸区内において調査を行なった結果,ラジノタローバ−の綴群は深耕区ぐ90cTm),不況桝区とも :30cmまでの土層に全体の85%前後分布し,深耕区のみ60∼90cmの土層に棲かに2%樺穿の仲人をみた‖ 2)ラジノタロ−バーの港透庄 a 正常とみられる生育状態にある場合 ラジノクローバーをワグナー2プチ分の1ポットに戟槽,土壌含水藍を容水温に対して約80%(水分当急に対して 128%前後に相当)に保持されたものでは,7月29日測定の結果,滴結温度(−3“440c)で,試験地Aに生育中のも のでほ同(−4い090c)を示した… b 土壌含水温に.よる港透庄の変化 ポットの土壌含水盈を容水温に.対して50%及び80%に保持したものについて比較すると,80%のものは前項に示す 通りであったのに対し,50%のものは(−5い26〇c)で,後者が高くなっているい c 園地で萎洞沢態にある場合 第16表 ラジ/クローバ∴の鯵透庄(萎凋時) 第16表に点すように凍結温度ほ.さらに降下し,(−60 C)以下に適した… 以上被覆作物ラジノクロー・バー・の港透庄価を柑橘葉柄 の場合に比較すると,それぞれ土壌水分の低下するほど 珍透庄ほ高くなっており,さらに・ヲジノクローバーの萎 凋状態のものは正儲な場合に比して高くなるが,これは 柑橘の普通状態笹比して遠かに低いことが認められた‖ 3)ラジノタローソミー・菓片の気孔 ス∴/プ旗に.よりラジ′タロ−・バー英片の気子Lについて比較すると,夙にあてた場合に策孔が明らかに閉じられるの がみられた′′ これによりこの革種の草生地では気孔の開閉調節に・よって緑地に比して水月喪失鼓が少ない均合を生ず ることが推定せられるい Ⅳ 考 1 土盛含水盛二 者生の看無に.よる土壌水分比較に関する研究でほ,浅い土頓に・おいて草生地は裸他に比して概して多いとするも の(l),また比較的多雨の年に果樹と草の聞の水分競合を殆ど認めなかったもの(2)等があり,これに対して乾燥期に比 較的深層において草生区の土壌水分が低下することを認めたもの(3)く4)く5)もかなり多いが,着試験第3年の結果でほ草 生区.の土壌含水急が裸他に比してかなり深層までむしろ高く推移し,夏季乾燥時において間接とも水分が低下したが 特に草生による水分競合の事実ほ認められなかった.この理由として,まず草生により土性が改良せられて雨水の港 透及び保水性の増大が土壌含水最に影響を改ぼしたことば,第1及び第2年の夏季乾燥時に草生によって水分の低下 する傾向があったことからも推定せられるい また草の刈坂がその水分消費を抑制し(6),草種の特性として高瀾乾燥期 に草勢が一・時的に衰弱したことも関与したと考えられる. 地温が蓉乃至秋季の間に裸他において著しく上昇して土間蒸発を促進し,タロ−・バ一箪生の場合に1気孔調節に.よる 蒸散抑制が認められたこともそれぞれ水分の消長に威督しているであろう.1956年の選挙に.おける乾燥は稀にみる程 のもので,本研究の結果は草生柑橘園の水分競合問題について明るい−資料になると考え.られるい 2 地 温 各季節における試験地Aの草生地区及び昧他の濡度(地泥及び気温)測定を行なったが,第1年ほ葦生初年のため また範2年の夏季は刈取敷革による一・時的草生衰弱をみ,練地との漏度差が少なく現われたと考えられる.. 試験地別こおいて毎日一層時刻に測定を行なった結鼎こよると,草生が地温に及ぼす影響ほ,夏季にほE川1におい

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第11巻 通巻第29弓(1959一) 437 て最も大きく,13時の地温は区間の差異の最大に・近いものを京すが,深層部及び選挙以外に.おける地偲はこれとずれ があるようで,さらに詳細な調査を要する∴訝生陀よる地温較差の変化が果樹の生理に及ぼす影響については,各種 砧木の限の情動に瀕する連濁,限界温度に.つきさらに研究を進める必要がある.. 3 土壌の物理化学的組成 土壌の孔際盈,容水盛,団粒構造等物理的組成に.ついて,第3年までの草生により有機物の蓄繹を生じ,土嚢の通 気,通水性を良好にし,また保水性を増して,被覆作物の枚群が多く分布する浅闇ほどその効果が強く現われてい る.. 草生によって土壌の酸性化が額和せられる結果を得たのは,土壌中の有機物を増加し,従って腐植による緩衝能の 増大を来したことと,石灰分の流亡抑制に.よることが推定せられる… 置換性金塊基の波少率が草生区において少ない 傾向がみられ,これは酸性化緩和の傾向と−・致する小 塩基飽和斯こついて同区.とも下層土が高くなったのは,第2層より溶脱した塩基が加わったものと推定せられるい 窒素,燐酸の吸収力について特に.窒素の場合,草生区の第一層は著しく減少しているが,この点についてさらに究明 を要する (4)柑橘樹の発育及び生理 枝梢の伸長が寄生区に.おいてまさり,果実の発育調査では11月に至って草生区の方が僅少ながら大であったことは 被覆作物の刈硬毎に樹幹周辺へ敷革を行なった影響を受けたことが推定せられるい 果実の発育経過中,7月下旬より 8月上旬の発育鈍化ほ土壌水分不足が主原因とみられるり1956年に.おける草生,裸地間の差異は僅少であったが,果 実の発育を促進するためにも我増管理上土壌水分をさらに高く保持する方策,例.え.ば権水,激苗等の必要性が認めら れたル 養分要素特に窒素の競合については,東研究の場合,競合による草生区の果実に熱期促進がみられず,か.え.って熱 期が遅延する傾向があったのは,敷革の分解,土性改良による肥効の増進等関係を宥することが推定せられるが,草 生栽培における施肥ほ今後の問題であろうい (5ノ 被覆作物の発育並びに生理 ラジノクロ−バーを敷革頓に対し,棍群分布状態についてみた結果,根群ほ比較的涜根性に属するとみられたが, 地表下30cmまでの士層に大部分の棍を分布することは柑橘と共通であった. 薬の珍透圧については,凍囁は萎凋状態に要.っても柑橘の葉に此して遠かにノ低位に止まることが分り,従って乾燥 に際して果掛こ発立って萎凋衰弱するもので,生理生態上,助命柑橘樹の草生載堵用として好適するものの一つであ ることが認められた= Ⅴ 楠 要 傾斜地幼令樹柑橘園において,周年被覆作物を栽増することに・よって生ずる微細気象並びに土盛等環境条件の変化 が柑橘樹の巣羞座長及び巣契の発育に・及ぼす影響紅ついて知り,また被覆作物と果樹の養水分競合特に水分関係に・つ いての機構を朗らかにしようとして,1954年より1956年まで試験を行なった.. 1斜面温州蜜柑園においてラジノクローバー草生区と,対照として清桝区とを設けて,季節別に気温及び地温の 観測を行ない,また別に斜面畑と帽段畑に同様試験区を設け,温塵の季節的変化を比較した.. 2 土壌含水盈の季節的変化に.ついては,草生第1及び第2年においては有効水分が草生区に低く経過する傾向が あったが,第3年にはかえって草生区が上回ることが認められた..この理由として,草種の特性,刈頓効果の他に.3 年間草生による土性改良が大きく影響を及ぼしたと考えられるい 3 土壌の物理性ほ草生区の,主として此絞的浅層において改良せられ,孔際盈,団粒形成の増大により,通水, 通気性が良好になり,容水温の増大により保水性が嵩められ,消桝区に比して侵蝕防止の効果も朗著であった. 4 草生に.よる影響を時に著しく受けた土旗の化学性は土盛の反応,土嚢有機物として,また富換容量,置換性塩 基に関しても強く現われた.すなわち年次の経過とと.もに進む土旗酸性化を草生によって緩和し,また脱塩基作用を 若干防止するに役立つようである. 5 柑橘覇の発育は草生区の力が夏秋梢の伸長がやや大で,果実の肥大は両区とも夏季乾晩期に鈍り,草生区の果 皮着色がやや遮れた.

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香川大学爵学部学術報告 438 6 集中の肥料成分に.ついて分析した結果は,撃粟の舎監が草生区においてやや多い傾向が窺われた. ア ラジ/クローバー・の棍群は深耕を行なった場合に僅に.深く伸入するが,被零作物6種中比較的浅根性忙屈し, 温州蜜柑2年生樹とともに30cT力までの浅層に大部分の根群を分布する. 8 柑橘及び被覆作物の奨の珍透庄ほ土壌含水盈の低下に.より高くなるが,萎凋時のラジノタロL−リヾ−・でも柑橘に 此して遠かに低位陀あった.被覆作物として凍葦種は柑橘に比して−吸水カが低いことが推定せられる 引 用 文 献 (1)平野俊,藤井兵夫‥農業及園芸,29(1(り,(1954) 大学学術報賃,6(1),(1954). 佗)森田義彦:果樹園土壌の研究(後編),県業技術研 (5)板倉勉:果樹園芸,7(7),(1954) 死所報告,5 (6)定盛昌助,石塚昭吾,村上兵衛,降幡広一−・ニ園芸学 (3)森英男,窯盛昌助:常北農試研究報告,4,(1955一).. 会雑誌,24(1),て1955■)ル 極)梁上春治,茸沢正義,曾我部萄,金辺韮:香川選科 S u m m a r y

The presen七expeIiment had been(10nducted from1954to1956,Onthehillsideorchard plantedwith young citrustreestogetherwith theperennialcovercrops,with the ob3ect of女nowing the effect of the change of environTnentalconditions caused by the growth of cover crops,SuCh as for example, changeinmicrOClimate and soil,upOnthevegetative growth of trees and development of their f‡uit$、 and at the same tlme cユarlfying the mechanism of compe七ition between trees and cover ctops for soil

moi3乍二ure and nutrients especial1y the formeI

1)AtTnOSphe工ic andsoiltemperatur声On hi11side Satsumaorange orchard was obseTVed seasonally on cover−CrOppedplot planted withladino clover and clean culture plot as a control・・At the same time, SimilaT plots weTe Set up On theinclined field and bench terrace,and seasonalchangein ternprature was COmpa工ed

2)As for the seasonalchangein soilrr)Oisture content,trend was observed that available water v■左手 lowin cover−CrOpped plotsin the first andsecond year aftercovercropping‥In the third year.however,it was recognized that more of the available wate工WaSin cover−CrOPped plots.As the reason for thislitis considerded that aside frorn the effect of grass vegetation and cutting thereof soilimprovemen七 due to the gTOⅥth of the grass for three years contributed greatly

3)As for the physicalproperties of soils,improvement was obseTVed mainlyin the relatively upper layeてOf the cover−CrOpped plots,Water and aiTpermeability becamebetteIdue to theincreaseinpoIOSity and soilaggregation and moisture holding capacity was helghtened by the jncreaseln water capacity Sojlerosion was also effectively checked as compaIed with the clean culture plots

4)Chemicalproperties especially affectedby coveicropping are soilreaction and oTganic matter content of the soiland remarkable effect wasalso foundin cation exchange capacit,y andthe amount of exchangeable cationsSoilacidification which wenton with the elapse of time was mitigated by cover cIOpping,the decompositionof absorption complex:andleaching of the bases accompanying acidlffcatlo力 WaS preVerted to some extent

5)G‡OWth of citrus trees was somewhat greaterin cover cropped plots with =eSpeCt tO SummeT and autu−mn Shoots.Fruit enlargement was slowed down durjng the dry perjod of summer jrrespective of the cover croppingColouring of the fruit wa$SOTneWhat Tetardedin cover−CrOpped plots

6)Chemicalanalysis of the citrusleaves revealed that nitrogen content was somewhat higherin cover cIopped plots

7)Root system ofladino clover penetTated slightly deeperinto the soilwhen deep plowing wasrnade, butitis cornparatively of shallow TOOtin nature and develops roots mostly’within about 30cm depth

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第11巻ノ通巻第29・号(1959) 439

frOmthesurfacetogetherwiththoseofSatsumaor:ange 8)Osmoticpressure of

reductionof soilmoisture。That Qfladino cloveT WaS,however,muChlower even at the wilting point thanthatof citrusleaves…Itispre占umedthat water absoIbing power ofthis grass as acover cropis

lower thanthat of citrus during dry pe工iod of summer

9)Comparingthetranspirationofladino clove工SOdwiththe evaporation of the bareland,it was found that wat,erloss of the barelandincreased remarkably when wind was blowing,Stomata of the leavesof thisg王}aSS WaS Observedto close whenwind was blowing

参照

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