• 検索結果がありません。

開発によるかんがい用貯水池の廃止とその影響に関する研究(III) --兵庫県明石市における調査---香川大学学術情報リポジトリ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "開発によるかんがい用貯水池の廃止とその影響に関する研究(III) --兵庫県明石市における調査---香川大学学術情報リポジトリ"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

開発によるかんがい用貯水池の嘩止とその影響キこ

関する研究(Ⅱ)

一兵庫県明石市における調査一

福 田

THE DISUSE OFIRRIGATION RESERVOIRS CAUSED BY

DEVELOPM■ENT ANDITSINFI」tJEN(コE(Ⅲ)

−FromtheInvestig・ationatAkashiCity,HyogOPrらfecture−

KiyosbiFuxuDA

InAkashiCity,HyogOPrefecture,62irrig・ationreservoirsweredisused・Theirwaterarea amounted to

124、2×104m2duringthe14fiscalyearsfrom1962to1975・Thedisusedirrigationreservoirsvaried from

313m2t。10.,05×104m2intheirwaterareaい Thesmallerirrigatioqrpservoirs(1essthan2×104m2intheir

waterarea)occupied69,4percentofthetotalnumberofdisusedirrigationreservoirs・

Thelandreclaimedfrom the disusedirrigationreservoirswasusedforother purposes such as factory

sites,housingsi七es,SChooIsites,highwaysites,railroad sites,etC・Most of theland reclaimed,31h9per

centofthetotalareaoftheland,WaSuSedforschooIsites・Itamountedto39”7×104m2・18l1percent of

thetotalreclaimedland(22.5×104m2)wasusedforhousingSites。Thelandusedfactories amounted to

ll.5×104m2inthetwo fiscalyears of1962and1963‖ Noland,however,has been used for fac地・ies

since1963.Thelandreclaimedandugedforhighwaysites and railroad sites amounted to6,8×10チm2・

Theusageof18。5percentofthelandreclaimed(230×104m2)hasnotyetbeendetermined・

兵庫県明石市では,1962∼1975年の14会計年度間に・62の池が廃止され,その水面帯は124…2×104m2に達している 廃止された池の水面暦法313m2∼10一05長土04m2である..小規模池(水面積が2×10ヰm2以下)が全体数の694%を占 めでいる 廃止池を埋立でて造成した土地は,工場用地,住宅用地,学校用地,道路用地,鉄道用地など他目的に利用されてい

る.埋立られた土地の大部分,傘埋立地の31・9%,は学校用地につかわれでいる‖それは39‖7×104m2に達している

全埋立地の18.1%(2写5×104が)が住宅用地に・つかわれている・工場用地には1962年と1963年の2会計年度敵こ

11.5×104m2に達している.しかし,1964年以降ほ利用されていない∴道路用地と鉄道用地は6・一8×104m2・に達してい

る.185%(23.0×10ヰm2)が転用目的が未定のまま廃止されている は し が き この10年来,開発あるいは都市化の進行に伴い,かんがい用貯水池を廃して,その水面を埋立て,エ場用地,住宅用 地など土地造成の釦的に転用する例が日立? 筆者は,これらかんがい用貯水池の廃止に関しての調査研究を昭和43年以来続け七いる..そして,その結果について は,すでに報告してきた(1−7).ここに報告するも’のは,昭和51年度に行なった兵庫県明石市における調査結果の一部で ある.

(2)

香川大学農学部学術報告 第31巻 第1号(1979) 24 1 明石市の概況 1い1明石市の地理的特性 明石市は東西15.1km,南北8km,面積49.69km2の東西に.長い市域をもつその東,北ほ神戸市に,西は加古川 市,播磨町,稲美町に接し,南は瀬戸内海に.画し,その海岸線の長さは14..4kmにおよぶ 江戸時代には城下町として栄えた大正8年市制を敷き,昭和17年明石郡林崎村,同26年明石郡大久保町,魚住村, 加古郡二見町を合併している(8).工業,住宅,観光の枚能をもつ都市である.濃地は他目的に転用され減少しつつあ る(9〉 1。.2 明石市のかんがい用貯水池 明石市のかんがい用貯水は昭和亜年兵庫県調査(10)によれば, ㈱受益面積が5ba以上のものが92池, ㈱同じく1∼5baのものが16池, の同じく0.5∼1baのものが8池,計116池である.大規模池が多いことがわかる.因みに兵庫県全県では,何が 5,566池,㈱が4,128池,のが8,488池,合計13,182池である 2 廃止の現況 2‖1廃止の概況 明石市におけるかんがい用貯水池の廃止を昭和37年度から同50年度にいたる14年間隼ついてみると表1のように・なる これによると,廃止池数は62池で廃止面積は1,242,457m2に上っている廃止された地面培は小さいものは313m2 (地番号55,−・部廃止)から大きいものは100,515m2(45)もあり,大小様々である∴また一・つの池が全面的に廃止さ れたものは48池,部分廃止されたものほ14池である 表−1 明石市の廃止かんがい用貯水池(昭和37年度∼50年度) ︵昭和︶ 廃止年度 地番号 他 の 所 在 地 (明 石 市) かんがい 面 贋 (ha) 他 の 水面積 (nlり 廃止の理由 大久保町長八木739 〝 740 〝 741 魚住町西岡字新旭脇779 大久保町西脇字亀付331 太寺2970 魚住町金ヶ崎字大池東13−1 17,851 69,891 18,942 10,608 1,785 12,030 1,805 17,851 69,891 18,942 10,608 1,785 12,030 1,805 工場用地に.転用 〝 〝 教育施設用地に転用 池の機能低下 受益地の減少 〝 1 2 3 4 5 6 7 音 防 池 菰 ケ 池 乙 池 新 地 大 道 池 地 蔵 池 大 池 教育施設用地に転用 〝 工場用地に転用 鳥羽字沢11978 〝 1979 大久保町西脇字新旭ノ谷718 34,542 44,727 8,559 34,542 44,727 8,559 新 地 清水谷地 中 池 39小 2.11 〝 39.2.12 他の機能低下 受益地の減少 〝 住宅用地に転用 ノケ 他の機能低下 〝 大窪字高岡2089 魚住町清水字裂斗か原828−2 大蔵谷字東一本松3163 魚住町清水宇島喰下2395−1 〝 2395−3 大久保町八木奥北野1191−1 77,455 4,618 397 13,240 7,141 18,942 喰 ガ 池 永 田 地 坊 主 地 鳥 境 地 西島境地 上 ケ 池 77,455 4,618 397 13,240 7,141 18,942 39.4..10 39.4..20 39.4..25 39.10一.23 〝 39小12.16 1 2 8 4 5 6 1 1 1⊥ l l l 受益地の減少 その他用地に.転用 魚住町長坂寺字道々ノ上768−1 船上字込ロ211−1 新 池 ニ ッ 池 40.12.6 41.1.18 壬;l‡2) 大久保町大窪事大谷2600 〝 2599 10,330 16,214 10,330 16,214 受益地の減少 住宅用地に.転用 上 町 地 福田皿池

(3)

住宅用地に転用 〝 〃 教育施設用地に.転用 受益地の減少 大久保町大窪字高岡2606 〝 2607 〝 2608 鳥羽字沢1980 魚住町長坂寺字横山7∂8 7,980 12,161 11,272 19,315 5,791 41.7.22 ′′ 〝 41.8り 4 42..2.17 中 池 姫 池 新 旭 萩 池 古前下地 7,980 12,161 11,272 19,315 5,791 1 2 ウリ 4 5 2 2 2 2 2 他の機能低下 住宅用地に.転用 〝 道路用地に.転用 〝 〝 金時字岩力岡1772 大久保町大窪字高岡2569 〝 大谷2601 魚住町清水谷宇島地下2275−1 〝 字竜ケ地下2655 15 号 砲 釜井谷地 下 町 地 鳥 池 亀 ケ■ 池 35,901 13,219 11,983 37,434 28,251 35,901 13,219 11,983 *3,851 * 801 42.5.10 42.11.18 43.2.5 431.2.12 /ケ 2627公2930 *8,081 *2,161 8,241 *3,604 8,661 〝 字小池下2473 大歳谷字西細谷1083−1 鳥羽字飴池1506 魚鹿町清水字明神下2582 〝 中尾字竜ケ池661 1⊥ 2 qO 4 5 3 qO ウリ 3 3 48.5.4 /′ 43.7.22 43.8.30 44〃 3.. 小 池 中 池 飴 池 東 新 池 亀 力 池 〝 〝 その他用地に.転用 道路用地に転用 鉄道用地に.転用 鳥羽字弁財天1278 大久保町松蔭新田字鴨池514−1 〝 514−2 小久保字中谷山北35 その他用地に転用 住宅用地に.転用 〝 受益地の減少 27,041 53,970 28,661 6,780 44.6.20 44.11.12 ノケ 45.乱 9 上 地 下 鳴 池 上 鴨 池 割 池 27,041 53,970 28,661 6,780  ̄、− ̄ ̄て 16,445 38,543 16,445 38,543 45..5.14 45..9.22 大久保町松蔭字雑粟池366 ニ見町西二見字中ノ池ノ内594 準育施設用地に転用 /′ 雑 菜 地 中 ノ 池 35,198 30,745 35ノ,193

30,745

46、.7.7 46.7.16 魚住町長坂寄字富来1242−1 鳥羽字沢1976

90,115 100,515

90,115

33,505

83,505

33,505

21,110

62,929

25,998

藤江字三ツ池2028 〝 2029一・1 〝 2030 21,110 62,929 25,993 新 旭 申 池 カゲユ・池 大久保町江井ケ島字皿池1219−1 魚住町金崎字宮浦997−1 大久保町谷八木字奥北町1189 〝 〝 西嶋字大池ノ下691 字原田680 〝 681 〝 682 字向井370 〝 魚住町静水字立合池ノ下630 *10,028 * 597 *1,353 *11,643 *11,863 *5,418 * 313 6,338 40,478 江井ケ島皿地 番 盤 池 其 池 大 池 皿 池 新 池 上 池 天ケ谷池 覚 念 池 125,160 2,578 17,077 61,976 60,433 29,702 14,938 6,838 40,478 48.4..1 48.4巾11 48.4′,12 48..4.13 48一.4.16 〝 〝 48巾11叫20 49.8い14 〝 西岡字明神ケ岡367 ニ見町西二見字大池ノ内1657 猫 池 大 池 その他用地に.転用 教育施設用地に転用 49.10.9 50、.3.5 大蔵谷字西細谷1087 〝 字池内1630−1 魚住町中尾字新田600−4 50い 7.10 50..7“22 50.8小29 新 池 パ リ 池 亀 ノ 池 ノケ 住宅用地に転用 教育施設用地に・転用 *:部分廃止を示す

(4)

香川大学農学部学術報告 第31巻 第1号(1979) 26 22 廃止年度と廃止池数,面積 廃止池数・面積の14年間の時系列的変動様相をみると表2を得ろ.これによると,年度あたりの廃止池数は2池∼9 池となり,両名の間には45倍もの変動巾がある.なお,14年間の平均ほ44池である 衰−2 廃止年度と廃止池数・両群 地 番 号 132,912 87,828 121,793 27,669 88,063 65,755 30,698 116,452 49,988 65,938 300,662 88,031 56,597 15,071 1,2,3,4,5,6,7 8,9,10 11,12,13,14,15,16 17,18 19,20,21,22,23,24,25 26,27,28,29,30 31,32,88,34,35 36,37,38,39 40,41 42,43 44,45,46,47,48 49,50,51,52,53,54,55,56,57 58,59 60,61,62 1,242,457 88,746/ 20,039.、6m2/

† 均 言 平

年度あたりの廃止両横は,15,071m2(昭和50年度)∼300,662m2(47年虔)であり,20倍もの変動巾がある.14年 間の平均は88,746m2であり,1池あたりり廃止面償は,20,040m2である 廃止が14年間のある年度に集中して行われたか香かを・みるため,乃/ズわ(循ほ廃止池数,且托は62池とする)をみると,

3.2%∼14.5%■となるり また,廃止面積については,α/gα(αは廃止面積,gαは1,242,457mりをみると,1.2%(昭

和50年度)∼242%(47年度)となり,廃止数の集中度よりも廃止面積のそれの方が大きいことを知る.廃止泡数は昭 和48年度に145%の,一また廃止面積は同47年度に24“2%の集中度があったことがわかる 2.3 廃止池の規模 廃止他の規模を廃止面釈の規模によって示せば表3A,3Bを得るい廃止面積2×104m2未満のものが43池あり,全体 数62他の694%を占めている.残りの30“6%ほ,2∼4×104m2扱から,10∼12×104m2級まで広範囲時分布してい る,廃止面輩を更に細かく分級して,2×108m2刻みしてみろと表3Bを得る2×108m2未満のものが8池あること が日立つ 2・.4 廃止理由と転用目的 廃止理由を「工場用地に転用」ほか7項目に分類すると表4を得る..廃止理由1∼6は池廃止後の転用目的が確定し ていて池を廃止したものである.これに反し,廃止理由7と8は転用目的ほ未定のままに廃止したものである これらは, (1)受益地の宅地化などにより,かんがい用水が不用となり,その水源である池も不用となる場合, (2)貯水池えん堤が漏水し,あるいは, (3)池内に汚水が流入し,あるいは土鱒が流入して,池の機能が低下し,これを修復するに要する巨贋の費用が負担で きないために,池を廃止する場合などの理由によるものである・‖廃止理由7と8で14池(全体数鮎他の219%),廃止 面積230,384m2に達する(表5)ことは注目してよいであろう

(5)

表・−3B 廃止池の規模 表−3A 廃止他の規模 廃止面積 (108m2) 池 番 号 池 数 5,7,18,30,50,51,55,62 29,32,34 12,17,25,54,58,60 15,21,39,56 10,31,33,85,61 4,19,23,28,49,52,53 6,14,22,27 1,20,40 3,16,24 −−2 2−・4 4・−6 6−8 8−ユ0 10−12 12−14 14−16 16−18 18・−20 8 3 6 4 5 7 4 0 3 3 表−4 廃止理由と転用目的

訂五の理由l

転 用 目 的 例 】池数f 池 番 号 神戸製鋼大久保工場用地など 日本住宅公団大久保東団地用地,市営住宅 用地など 申・高・短大・保育所などの教育幽係施設 明石バイパス用地など 山陽新幹線用地 明石市浄水場用地,明石市地方卸売前場用 地など 受益地が宅地化などのため減少し池不用と なる 漏水のため池の機能低下など 1,2,3,10 14,15,20,21,22,23,27,28,37,38,45,56,61 4,8,9,24,42,43,44,45,57,59,¢0,62 29,30,31,32,34,49,50,51,52,53,54,55 35 18,33,36,45,46,47,48,58 6,7,12,13,17,19,25,39,40,41 5,4,16,26 1エ場用地に.転用 2 住宅用地に転用 3教育施設用地に転用 4 道路用地に.転用 5 鉄道用地に.転用 6 その他用地に.転用 7 受益地の減少 8 他の機能低下 64* 住宅用地,教育施設用地,その他用地に 転用されているため

2.5 廃止年度と廃止理由・廃止池数・面積

廃止理由と廃止池数・面帯の時系列をみると表5を得る∴廃止理由が何れであれ,毎年度連続して廃止を実施したも のほない.しかし,「教育施設用地に転用」が8年度(昭和37,38;41,46,47,48,49および50年度)に・わたり,また 「住宅用地へ転用」が7年度(昭和9,41,42,44,47!48,および50年嘩)にわたって廃止が実施されているのが目 立つ.また,「受益地の減少」による廃止が6年虔(昭和87,39,40,41,44およ.び45年度)に・わたって実施されてい ることも注月されよう

2.6 廃止理由と廃止池数・面積

14年間の廃止腰由,廃止池数・面瘡を整理して表6を得る表中で池数が64他に・なっている理由は,池番号45の廃止

面積100,515m2の1/3が「住宅用地」,1/3が「教育施設」,1/8が「その他用地」に転用されているので,これらを3 他に数えて合計64池としたからである 廃止泡数の最も多いのは「住宅用地に麿用」で13池(全体数64他の20.3%)であるい つぎ瞑・多いのは・「教育鱒設用 地」および「道路用地に転用」で,それぞれ12池(18.8%)に上っている 廃止面積では,「教育施設用地へ転用」が最も広く897,292m2に・上り,全廃止層稽の319%を占めている

1池あたりの廃止面欝は.,「他の機能低下」のため廃止したものが最も広く,33,521m2であり,「教育施設用地」

の33,108m2がこれにつく“.最もせまいものは「道路用地へ転用」で4,972m2であって,平均値19,413m2の25‖6%

(6)

香川大学虔学部学術報告 第31巻 第1号(1979) 表−・5 廃止年度と廃止理由・廃止池数・面積 28 受益他の 減 少 機能低下 他 の 教育施設 用 地 道路用地 鉄道用地 その他用地 エ場用地 住宅用地 廃止年度 討 地面積 数(m2) 地面 積 数(m2) 地面析 他面 積 数(m2) 地面 瘡 数(m2) 他面 積 数(mり 地面 積 数(m2) 地面 積 数(m2) (nl已)

7 132,912

3 87,828

6 121,793

2 27.669

7 83,063

5 65,755

5 30,698

4 116,452

2 49,988

2 65,938

7* 300,662

9 88,031

2 56,597

3 15,071

213,83511,785 2 5,015 2 96,甜7

1 4,652

216,は

135,901

37謂394041424344454647484950

0 6 ︵X︶ 9 6 ウ︼ 0 9 1 7 1 2 2 20,381 123,107 5 1 3 9 1 1 刊﹁﹂Ⅷ句 2 0 6 2 7 5 4 2 4 2 2 6 5 6 79 4 3 1 2 8 18,661 0 8 8 8 7 9 6 9 4 1 2  ̄ ー _ 4143,537 1 4,104 7 41,215 64*1,242,457 19,418..4

8206,030

25,758一.8

4134,083 33,520..8

12 59,663 4,971.9 ニ

12897,292 33,107.8

13225,184 17,321.8

*沢ノ池(地番号45)は,水面琉の1/3(38,505m2)を住宅用地,1/8を教育施設用地,1/㌻をその他用地に転用しているので, この他を3他に数えて,47年度7池,計朗池としてある小 表−6 廃止理由と廃止泡数・面積 115,248 28,811 9.3 225,184 17,822 18.1 897,292 83,108 31.9 59,663 4,972 4.8 8,661 8,661 0.7 206,030 25,754 16一.6 96,301 9,630 7.8 134,083 33,521 10..8

1,242,457 19,413 100..0

1 エ場用地に転用 4 6い25 2 住宅用地 〝 13 20小31 3 教育施設用地 〝 12 18..75 4 道路用地 〝 12 18u75 5 鉄道用地 1 1.56 6 その他用地 〝 8 12.50 7 受益地の減少 10 15.68 8 他の枚能低下 4 6“25 計 (平均)

64 100.0

にすぎない 3 代 替 水 源 3.1代替水源確保の方式 他の廃止に伴い残存受益地への水源確保の問題がある.水源確保の方式は,廃止他に・より様々である(表7)が,こ れを, A 残池を利用するもの, B 共同かんがい池を利用するもの,

(7)

表−7 廃止理由と代替水源

池 番 号 廃止 理由

代 替 水 源

池 番 号 廃止 理由

代 替 水 源 31 4 他の残余分でかんがい 32 4 仝上と共同かんがいの他による 8 1 1 1 さく井 83 6 水道水源から分水する 共同かんがいの池に.よる 34 4 共同かんがいの池常.よる 5 8 仝上 35 5 仝上 6 7 なし 36 6 さく井3本 7 7 共同かんがいの池とさく井1本 37 2 共同かんがいの池による 38 2 仝上

8 3 〉さく井1本,3,000mソ日 9 8

39 7 仝上 10 1 共同かんがいの他に.よる 40 7 さく井1本,8,000mソ日 11 8 なし 41 7 共同かんがいの池と井戸(既設) 12 7 共同かんがいの他による 42 3 共同かんがいの池とさく井1本,3,000mソ日 18 7 なし 43 3 共同かんがいの池に.よる 44 3 さく井(既設)1本,別に.深井戸2本

14 2 〉さく草1本,2,000姉月 15 2

45 2,3,6 さく井1本,2,000mソ日 1ti 8 さく井1本,2,000mソ日 17 7 仝上 18 6 なし 48 6 19 7 なし

さく井1本,3,500mソ日

さく井1本 50 4 共同かんがいの池による

20 2 21 2

2・000ふソ日 51 4 残池と井戸(既設) 22 52 23 共同かんがいの池に.よる 25 7 さく井1本,2,000mソ日 55 4 53 54

共同かんがいの池による 26

探さ160m 57 3 仝上 27 58 6 仝上 28 に.よる 60 3 共同かんがいの他に.よる 29 61 2 なし 30 4 仝上 62 3 共同かんがいの他に.よる 表−8 代替水源方式と廃止池 備 考 †i †i・ 62 64 (%)(%) 代 替 水 源 地 番 号 29,30,31 4.5,10,12,24,27,34,35,37,38,39,43,50,56,57,58,60,62 1,2,3,8,9,14,15,16,17,20,21,22,23,25,26,36,40,44,45*46,47,48,49 33 6,11,13,18,19,61 32 51,52,53,54,55,59 7,28,41,42 A 残地利用 B 共同かんがい池を利用 C 井戸利用 D その他 E 水源の手当なし A・B AとBの併用 A・C AとCの併用 B・C BとCの併用 29..0 28.1 40..3 39..1 62(64)* *45を3他に数えれば64池となる

(8)

香川大学農学部学術報告 第31巻 第1号(1979) 80 C 井戸を利用するもの, などに分類すると表8を得る.これによると,単独代替水源のA,B,C,およびDのうちでは,Cが最も多く,全体 数64他の39“1%を占めるBほ18池で2811%を占め,CにつぐEが6弛もあることは注目に価しよう さらに,CとAの併用が6池,CとBの併用が4池,計10池となり,これにCを加えると35池となり最多を示す‖共 同かんがい地の利用が18池,これにAとBの併用が1弛,BとCの併用が4池,計23池となる、代替水源として井戸, 共同かんがい地の利用が重用されていることがわかる

3,.2 代替水源方式と廃止理由

代替水源方式と廃止理由の関係を表9に示すい「残地利用」が「鉄道用地」に限られてこいることが日立つ.「井戸利 用」が25池と最多数を示しているが,廃止理由の1∼8項目(5鉄道用地を除く)に分布L・ていること,「共同かんが い地利用」が廃止理由の全項目に.分布していることが目につく 表⊥9 代替水源方式と廃止理由 廃 止 8 他の機能低下 7 受益地の減少 6 その他用地 5 鉄道用地 4 道路用地 3 教育施設用地 2 住宅用地 l エ場用地 A 残地利用 B 共同かんがい地利用 C 井戸利用 D その他 E 水源の手当なし A・B AとBの併用 A・C AとCの併用 B・C】∋とCの併用 1 2 1 2 3 3 1 5 1 1 1 3 2 1 6 4 4 7 ユ 1 3 ?U 8 5 1 6 1 6 4 1 2 7 1▲ 1 5 4 5 4 3 4 8 9 1 9 1 9 6 2 8 代替水源 の方式 2 4 13 12 12 1 8 10 4 3“3 代替水源の能力 代替水源用に設置される深井戸?規嘩は,例えば内径300m享n,深さ160mなどがある.揚水量は.,2〉く10チmソ日 (地番号14,15,16,17,25など)・∼11×103mソ日(26など)である. 共同かんがい池を利用する場合は,例えば地番号27の廃止に伴し 稲葉池2…5×104m芦,中生池2小3×104m2,…岩蛙池2.2×1・04m字)】を利用するものなどがある 4 考 察 「教育施設用地へ転胤の廃止面積が最も大きく39.7×10ヰm2であり,全廃止面輩の31.9%を占吟卑,のように, 教育施設用地に多数・大面潰の廃止が行われたのは,池廃止における“明石市塑〝/とも言うべきものそ申石市に・おける 池廃止の特簸であるとい.え.るであろう 因みに,葬庫県姫路市では昭和39年度∼同49年度の11年間に88×104m2の転用がありたが,学校用地・道路用地を 含む公共用地への転用はわずかに5.9%にすぎない叩.

(9)

「住宅用地へ転用」は,「教育施設用地」についで多く廃止面積ほ225×104m2で18.1%を占める.前記姫路市の 場合は,住宅用地へ転用ほ全廃止面質の59,4%であるさらに,兵皮県川西市でほ昭和38年皮から同47年皮の10年間 に.1064×10年m2の廃止転用があったが,住宅用地への転用は実に.95“8%に達している(5〉これほ,都市の性格を示 していると思われる 「道路用地へ転用」が12池,6×104m2,「鉄道用地へ転用」が1池,09×10ヰm2,両者合せて13池,6い8×104m2 (55%)となるが,これは明石市が山陽道交通の要地に位層することを示している 「受益地の減少」と「他の機能低下」による他の廃止が14池(64他の219%),230×104m2(185%)もあり,転 用目的未定のままの廃止がすくなくないことを示している。前記の姫路市の場合は,こ.の種の廃止面熟ま.19.7%に上 っている 都市近効農地が荒廃しつつある現状がうかがえるように恩はれる あ と が き 明石市における池廃止の現況を明らかにした廃止に伴う防災面については稿を改め別に機会をみて明らかに.したい と思う 謝 辞 この調査を実施するに・あたり,明石市農林水産課長増本寅夫氏,同係長東森繁一億,同係員三浦晴男氏,同課員の方 々に大変にお世話様に・なった‖また,本学々生浅沼達男君(昭和51年度卒業)の協力を得たまた,この研究に要した 費用の一部ほ,昭和51年度文部省科学研究費補助金(自然災害特別研究(1),課題番号102023,代表者香川大学農学部 福田清)の分担研究費によった.ここに記して深く謝意を表わします 引 用 二文 献

its effect on management ofirrigation

Water,ア祝あ.∧わ..ユノ7,deエ旭ββ0¢宜α£宜0ク甘∫彿と¢γ_ ′‥・・‥′′り∴・∴∴ヾ‥‥‥・り・//、′・/′・‥∼‥J′′・J′′・・㍉トり一 肌pOさ宜祝隅dβrOゐ財0,525−531(1975) (6)福田 情:昭和吼50年鹿又部省科学研究費補助 金自然災害特別研究(Ⅰ)開発に.伴う水災害とその 防御に閲す−る基礎的研究報告,87−96(1976) (7)福田 檜:開発に・よるかんがい用貯水池の廃止と その影響に関する研究用)一兵庫県姫路市に.おけ る調査,本誌29,(1),125−133(1977) (8)兵庫県明石市資料嶋1 (9)仝上 −2 (10)兵庫県農林部耕地課:昭和44年度鴻池台帳,A, B,C(1969) (1979年5月81日 受理) (1)福田 清‥都市化によるかんがい用貯水池の廃止 とそれに伴う諸問題,シンポジウム6「■地域開発 と環境保全」日本地理.学会予稿集,地理学金 (1971) (2)福田 清:都市化に.伴うかんが・い用貯水池の廃止 と環境保全,盛土誌,40,(10),693−696(1972) (3)福田 清:都市化によるかんがい用貯水池の廃止 −その現況と背景,地理評,46,(8),555−560 (1973) (4)福田 活,朝比奈敏彦,井筒勝彦:開発によるか んがい用貯水池の廃止とその影響に関する研究 (Ⅰ),本誌25,(1),117−129(1973)

(5)FuKUDA,K.:Ceasingthe usage ofi

参照

関連したドキュメント

The results of the questionnaire indicated that the respondents in areas without immigrants have expectations and concerns about the possible increase in the number of

シークエンシング技術の飛躍的な進歩により、全ゲノムシークエンスを決定す る研究が盛んに行われるようになったが、その研究から

6 Baker, CC and McCafferty, DB (2005) “Accident database review of human element concerns: What do the results mean for classification?” Proc. Michael Barnett, et al.,

3 学位の授与に関する事項 4 教育及び研究に関する事項 5 学部学科課程に関する事項 6 学生の入学及び卒業に関する事項 7

2021年5月31日

汚染水処理設備,貯留設備及び関連設備を構成する機器は, 「実用発電用原子炉及びその

続いて川崎医療福祉大学の田並尚恵准教授が2000 年の