ユ6日 香川県立蔑科人学学術報告 閃 緑 岩 風 化 物 の 研 究
斉藤 実,真鍋武郎ふ
Studies of the weathering ploducts of diorites
MinoruSAITOandTakeoMANABE(LaboratoryofAgrogeology)
(Received OctoberiO,1955.Accepted October26,1955)
緒 (6−8) 筆者のヤ人斉藤ほ従来より岩石の風化に関する研究に従事し,既に二三の成撥を発表した・轟鍋畔老朽化水田に (5) 対する客土用材として山二上の調査研究を行い特に山土の中で閃緑岩の風化物柵完全にニ上磯化したものでなく俗にい (4) うまさ状のもの−が耕土培養事業に・おいて既に相当の効果をあげつつあることを確認したかかる見地からして筆 者等ほ香川県に分布する閃緑岩風化物について,鉱物学的,化学的に調査研究したので,その概要を報告すること にする‖ 研究に当り御便宜を与えられた本学黒上学長並びに.種々と.御討議,御指導下さった土塊肥料学研究宝玉置教授, 屋川学士に嘩く御礼申しあげる叉閃緑岩分布調査に種々と御便宜下さった香川麒農業試験場入交場長,山下部長 香川県農業改良課伊賀技師及び香川県内各曹及事務所の職員及び化学分析に協力せられた本学中山副手,試験場糸 瀬・平木両技手のカ々に.御礼l弔しあげる 1閃緑岩の感状・分布 県内に・分布する閃緑岩ほ邪蘭岩底盤主塊(黒雲母花崗岩及び花崗閃緑岩顆)を買いて噴出し,岩株及び岩脈状を墨 するい 閃緑岩・黒雲母閃緑岩・英雲間蘭漢と互いに遷移し,局部的に岩相の変イヒが著しい・分布地をあげると次の ようである・ (A)閃緑岩(dio工ite) 斜長石・普通角閃石 香川郡繋打村石酒尾山西麓(S),木田郡牟礼村源氏ケ峰(S),同郡庵治村高島(d),高松市屋島西岸(d),綾歌 郡壬越村乃生及び西脇(S),三豊郡仁尾町伊佐子及び香西(d),粟島 (B)黒雲母閃緑岩(biotite dioIite)斜長石・普通角閃石・黒雲母 木田郡三木町大宮(d),同郡庵治村道蕃山(d),同郡同村兜島北端及び大島南端(d),三豊郡上高瀬村(d) (C)共裏閃緑岩(tonalite) 斜長石・普通角閃石・黒雲母・ 綾歌郡国分寺町山之内(d),同郡横紙村(d),小豆郡池田町三都(S),三.盟郡三野村高覧山(d及びS),大川郡 大川村松尾相地峠(d),綾歌郡綾上村西分(d)・ 以上のよう軋造岩鉱物により分け得るも,同地l表で岩相の変化著しく三省が互いに遷移する所もあるい 又dびs の記号は岩脈(dyke),岩松(StOCk)を大々表わす Ll’l凋緑岩の風化状態並び庭.拭利 _h妃の分布地区の内で岩末l別に風化物を採鉱したい この場合規丞客二L用としで採馳されている†夷及び適搬の利等 の地理的条件を加味して試料採集地区を選んだ・閃緑岩の風化司犬態を切り取りの露出胤で観察すると,いずれの断 面においても,表層は20−30cmの褐色甘で,漸移層ほなく,以下ほ直ちに黒縁・自の斑色明瞭で,鞋羞;の組織を 完全に保イヨし,一一・見岩石状にみえ閃緑岩の肉眼的特徴をよく保存しているが,容易に破砕され叉スコップ等でたや すく採掘し得る状態にあり仁勧めて相異な1虫し化をしておるこのような風化状態ほ,■肘掛岩の場合の「一まさ仁を形 成するような凧化に相当するものとせわれズ)が,梢々その帆化物の趣せが異なる 即ち花崗岩の場合は結晶問の紺冶が弔まりム易砿劇砕しノ得るが,岨化に抵抗の強い鉱物が多いため柔かにはな亡 ない・これに反し閃緑岩の場合は結晶間の結合が弱まっているのみでなく,造岩鉱物自身が風化途_Lに.あるものが 多く,全体として菜くしかも粘羞性ほなくサラサラした感じを呈する即ちl対縁岩の造岩鉱物がそのまま柔くなっ たものと思えばよい:(Figllの写央にこの風化状態を示してある)Harrasowitz氏の風化岩に.相当するものと恩 線 香川虚萬共▲う・Ⅷ瀾技師
節フ巻 第2号(′1956) 169 われるが∴後述化学分析に示す通り甚しい塩基 の流亡が行われたとほ考えられない..このよう な風化層が極めて厚く ユ0町内外の露出面では ウed工OCkまでの深さの推定が困難である“即 ち内部まで相当深く,全く・一億にこのような状 態に風化して−おるものの,なお風化眉中にしば しば粗大な岩塊が新鮮状態で未風化のまま取り 残されている場合もあったい勿論土層の分化は 全くみられない・母岩より表層に至るまで3−4 段の試料を順次採集し,風化に.よる鉱物及び化 学成分の激患的変化等に.ついても検討する予定 であ、つたが,既述の如く風化眉が極めて厚く連 続的に母岩までの採集が困難であったこと,岩 相の変化の著しいこと等紅よりこのまさ状風化 物を対象として研究した小即ち上下二段より塀 集し実験に供した‖上段は表層との境界附近よ りやや下位50・−60cm,下段は5−8m位である 試料採集地ほ次の通りである.繋打村・牟礼 村・三木勘・槻紙利・国分寺町一池眉間A及び B・三野村の8カ所より16点,その外比鮫のた め花崗岩の「まさ」を鴨部村・三木町の2カ所 より4点,以上20点の試料について研究,検討 した・(香川県のさ1均支湖15い20C,年平均降水 遠1132・8mm)
Figl A part of exposure showingthat the weather・ ingproductso董dio工ite(atMiki)haveoriginal StZuctu工aland texturalfeatures.Deco血posi・ tionin t、his place has、progressed to a depth O壬10meters,thedioritebeingleadilyremoved With shovel.white:plagioclase,dark:Horn−
blend oェBiotite
Tabl MincralCompositions of the Weathering Products of Diorites(>10′∠)
TsurulユChi(D) Muェ■e(D) Miki(B.D) Kokubunji(T)
\
Qua【tZ 2莞
t 32〇一罰4、 ■ 瑠 ● 20m42フ4.一 9109 ︵07▲8バり l 翫即 9・2即一 Plagioclase Biotite 一6281−3 一l 4 6︶ 1 1 ﹀ ,..一.仙L 50ノ∩︶ .9引 二 ﹂心力ォ川牒凋凋 131.㌻241 l 5 5、−ノ ●0 l︵J 2 4︵ 刊創dこ彗呵矧頭 13■﹂h6つ石巳J′q 3 6 61 l l hO ︹∠ 24121 1 ∵ Ⅷ4山ひ矧ユム 3\ノ nU 99 1■ 一ト −_二 H.0エnblende Tota1 76い5 l プノま.11 829 l 91.2 1 83小9 1 88、6 !∝.3! 609cl。y l2〕小5 18.3 j133 f 65 ≦12.1†フhフ
15‖4 15.2香川県立戯科人学学術報億 1プ0 Ⅷ 脱化物り鉱物組成及び鉱物組子り風化庶 採盛した各試料について常法(As.K法)により淘汰分析を行つたその結果はいずれも砂士−−砂壌土セある それの10〃以上の礫・砂に.ついて澱径別紅鉱物組成割合を算出した.即ち試料を>250〝,250−1∞〃,1do・…50〝, 50一−−10〃の各董ⅠaCtionに分ち,>250/上の礫・粗砂(礫は少量)Lについ七ほ顕微鏡下において分類,秤盈し,そ の他の各fIaCtiohについてはbIOmOf せる比率より臥化士10〇g【中の各鉱物含巌(gr)を静出した・ 鉱物につい七のみイニ1った1この結果はTabL1に示す通りである∴正章石の象られる風化物もあったが少巌なので 斜長石中に.含めておいた 鉱物の風化度に差があり,特に.角閃石・斜長石について若しかったので,これらを出来るだけ区別してその割合 を示しておいた以.上。.の鉱物組成段ちても分る通り資しい化学的風化作用を受けているとは考えられない川最も風 化しやすいときれているFe−Mgminel・alの角閃石でさえ多法匿存在している巾下部と上部とでは(岩相変化のた め−礎に論じられないが)上部のカが斜長石・角閃釆i・黒雲母の絶対畢が僅かに少く,粘土含罷とより併せ考える と,上記鉱物の風化による消耗が考えられるが,著しい差ほ.ち.られないい ただし鉱物粒子の風化皮については著し い差異のみられる場合があった‖ 以下岩石・地lネ別に記載する A閃緑羞弦打村(試料番号1及び2)・牟礼利(3及び4) 両区共魔満瀾盈よりみると果実母・石英の含鼠桓夏めて少く,typicalな閃緑岩であるL・肇昔日寸のものは細粒一中 粗で,柱状の巣色普通角閃石が極めて多く,全体として−罷紫色である.牟礼村のものは粗粒で斜長石含意高く,黒 白の斑色明瞭で対照的であった (i)繋打村 小松林で下草として「かや」を交えている・採掘のため5〟10mの露出がある・Onion weat如!iれg明瞭で,風化層中紅門概脚潅識凋化の心部残るり表層ほ極めてうすく10−−20cm,卸粗一一中線と岩相 の変化著Lい・ 上部(No.1)地衣より町cm,斜長石の大部分は仁]色で粘⊥化していないが,強圧すると.き細粉化する… この斜 長石ほかなり分解しているものの如く光学的性貿を示さない・角閃石ほ著しく脱鉄され,弊開にそい酸化鉄で汚染 され,或ほ哉褐色,アメ状の雲母様の表皮をもつ‥ これの屈折率(immersion method)n=l・5933−L5998,叉 ほ周辺部より緑泥石化作用を受けているものn芯16160∼ユ.い5998で,強緬庄するとき緑色粉と微砂状透明鉱物と紅 なる風化途上の団粒とでもいうべきものであろう・細砂中に殆ど無色に近く努問のみられない角閃石も存在した
Danshi(T) 工kedaA(T) IkedalB(T) Mino(T) 1 1 ∩︶ l 14 −15 r 16 0 12いフr 231 >250′亡 3121 9 8 250′・ノ1∝)〝 1(刀∼50/J 50∼10〝 3 9 ︵=04っJ 9∩︶65 ∩︶37へ6 ユ ∩︶︶ 8.∞ 13い41 蓼 4.引 8.6r 【7.9 5 2 341︼0 4⊥74 ︵○ l l ¶叫d叫つ彗付刊・識﹁創.︺Ⅷハ射dmW.﹁ 8つムQUl一〇2nノ ユ 9230 0︶ ▲ 1U 44 2︵ 68・2 弓 85・9 26.3 10.1 8318l弧4】フフ・・6
ユ2・2】6・3 う19−4
69・5lフ5小225い㌧L
Weatbering下部(N?.2)地衣下5m,斜長石の大部分は白色不透明であるが,概して新鮮である・屈折率nご⊥…5645≠1丹5フ30 で曹灰長石に近い・一・部分(30%)ほ指圧するとき砕け白色粉となる一風化途上のものと思われる・角閃石中の約 30%は灰緑色に髄超し,啓開にそい酸化鉄により汚染され,nご1・5360−1l5473で極めて低いれ大部分ほ黒嘩色柱 状鰭晶でnこ1・65931660で転、右母岩中のものと人差ない・即ち下層より上層にかけて斜最石鼠は梢減少してい るが,角閃石鼠ほ教化なくただ鉱物自身の風化が進行しているにすぎない (ii)牟礼利 かやその他の雑草,表層30cm内外,上部(No.3)は地表より50cm,下部(No,4)は3m七 大々採敬する.._上。・下両部共斜長石が秘めて多く,風化物全体が灰白色でその鼠的変化は認められない・又その風 化度も殆ど同じである‖即ち約50%め斜長石は白色不透明であるが新鮮に近く,n==1・5645−1・5フ30で曹灰長石で ある.残りほ.Kaoline化し強圧するとき白粉となる小 斜長石は.このように風化途上のものが多いが,角閃石は黒 緑一褐色を里し殆ど新鮮であるl粗砂中のものが儲か周辺部が無色に・変じている・ B黒雲母閃緑岩 三.木鞘大宮(5及び6)・かやその他の雑草地,5−6mの露頭,葬眉20cm 上部(No5)地表下30cmで採取した一風化土全体が黒雲母・角閃石の鉄分により黄褐色を属する・叉黒賢母 を核とした褐鉄鉱が僅か存在する各鉱物も大部分風化途上にある・黒雲母ほ真鎗光沢を有する加水雲母に変化し, 板状不定形,多色性ほ僅かにみられる”(Vermiculiteに近い)n==ll5835山1・5933で低い小 角閃石ほ努開にそい 酸化鉄で汚染され,或ほ黄緑化しており,強指圧するとき内部の未風化部分を残して灰緑色の細粉となる・斜長石 ほ酸化鉄で汚染され粘土状を里するものもある…即ち風化途上の団粉状のものが多く圧砕し得る・斜長石はかなり 風化を受けているものと思われる 下部(No.6)地表下3−2mで採取した・褐緑,白の斑色明瞭である・黒雲母ほ脱鉄されて発色を呈する・角閃石 ほ機械的毎破砕を受けているが・大部分黒褐色新鮮結晶でn=1・6245【−1…6326で,・一部(ユ5%)が努開にそつて酸 化鉄により汚染されている」斜長石は−戯に.白色不透明であるが強圧するとき細粉状に・なるl新鮮なものの屈折率 n=1小5450−一1.55フ0で中性長石に近い C英雲閃縁岩国分川山之内(フ,即,三.附加9,10),楳紙村(11,12),池閻≠三都A(13,14),池田勒三都B (15,16) (i)国分寺=巾山之内 小松林地でF単として経常,上部(Nq・フ)は地衣下4m,卜部(No・8)は地衣下8mで 大々採取した。感動は.15m内外のCliffをなし,仝屑黄褐色を呈するも構造ほ.みられず,岩石組織をそのまま残す 点やほりまさ風化物と考えるただし鉱物和子臼身の風化は極めて進んでいる・・斜長石ほ殆ど白色又ほ褐色で強圧 するとき細粉状になる・新鮮なものの屈折率n==1…54フ3・・・1り5570でL「咋ヒ長子掃こ属する角閃石は緑泥石化作用を受 け強圧するときほ黄緑色せんい状に砕けるn=二1り5933−1599∂で低い (ii)三野村ま津 松林地で下卑として雑革,露頭は4−・−5m,上郡(Nol9)′は地衣下50cm,下部(No′10) は地表下3mで人々採取した1下部申の斜長石般白色kaoline状を空し風化は進んでいるが,角閃石・黒雲母は 概して新鮮であるh邪ほ鉱物の風化進み仝休として酸化鉄により基褐色を皐する斜長石は黄褐色になり,強圧 するとき枇t個物となる 矧凋イニ王は衣拍把昭にとみ,矧卿こそい酸化鉄により汚染され,一・部分室母状鉱物に変型し仁風化途上のものが多 い.特に細砂中に角供区1の変撃iしたとノ思われる褐色(アメ状)の矧−1が多数ん推した (iii)楢紙村・池酬J三都A及びB 殆ど同程度の鉱物組成であり,その上鉱物粒子の風化度も同じであ るいずれも上・下両部共斜長石中の約∽%ほ白色不透明であるが新鮮に近い・他のものほ白粉状になる・角閃石 ほ組砂中のものほ風化途上にあるが,細砂中のものほ暦して新鮮である・ 以−とを通じてまさ風化状を室する内で,鉱物形態を保ちながら,鉱物粗子の風化途上のものを多鼻に含むものは り紬村上弘大海上軌山内上,下,三周上部で他のもの昭比しで土色も割合黄褐色で,梢々風化が進みSubsoil に臓するものと考えられる1このように・角閃石,斜長石の風化途上のものほ淘汰分析において礫・砂として定鼻さ れるが,強圧するときほ未風化部分を残して紬粉状になる1・極端にいえほ風化途上の団粒である・風化層中の鉱物 粁子の風化嘆から追ガニ潮物の風化系列な考えると,いずれの掛摘においても角開府の新鮮結晶が多箭にみられるも, 袈裟母はすべて睨鉄され農色紙去母に変質し新鮮結晶はみられなかった石 矧閃石ほ上層では風化が進行し風化途上 のものが多数見受けられたが,黒雲母ほ変質黄色雲母で下層のものと変りは.ない‖ 従、つて黒雲母ほ膜鉄されて,黄 色加水雲母に変じてから最終帆化斗‘成物へ向っての抵抗性ほ極めて強いものと思われる‖ これに服し乳化途上の角 【甘ムを櫛丑すると微砂状になる故,闘士化(人さからみた)は免閃石のカがより速い・
1フ2 香川県立虚科大学学術報告 従ってその風化系列ほ初期においてbiotite:、ンhornblende>plagioclaseであり,結果的に.はplagioclase ≧hornblende■>biotiteになるものと思われる ⅠⅤ 全体分析について 風化物のSiO2,Fe20B,K望0,Na望0,CaO,MgOについて全体分析を行った,Tab,2の通りである全分 野は500/J以下(粘土分を含む)のものについて行∴ろた 以上の結架からみると母岩の全分 析を行っていないので,風化による 化学成分の損失についてほ朋瞭でな いが,・一般の閃緑岩の化学成分に比 して,これらの風化物はCaO,MgO Tab”2TotalAnalyses of the Weathering Products of
Diorites and GIanites
SiO2】Fe望0合ICaOIMgOIK90INa90
176 215 がやや低いが,それでも母岩からこ 234 のような風化物になるまでに多鼠の 2・62 塩基が流亡しているとは考えられな 1.8フ い言葉をかえれば多最の塩基が残 ユ・9フ 存するときに.既にまさ化しているこ とがわかる.上部と下部とでほK曾0, Na20の藍的変化はみられないが, CaO及びMgoほ上部で減少してい る・前項で述べたように上部の方が・:∴.ニーミ∴−
2 01 197 2、28 2.59﹂、・
一 2 205 各鉱物粒子の風化も又進んでおる 2 54 これらのことより考.え.ると.全般的に Ikeda A …冒喜 下部より上部の方が風化が進行して いることになる即ちSubsoilとIk雷a 闇=㍑
雲:書芸 weatheredIOCkとの境界もなく・ − 全風化層がまさ状にみえ,特異な風 3 30 3.40 化傾向をもつように思われるもの の,前述のように内部(下部)より地 表に近い上部の風化が進んでおると いう点から考えると,一・般の岩石風 2088 227 化と何等差異がないようにもみえる・ このことについては今後花酪岩についてまさ風化の実態を明にしたいと思っている‖ 又花柄岩風化物に比べれば, 閃緑岩の場合K20,NaBOが低く,Fe90$,CaO,MgOが高いこれは両岩石の造岩鉱物の差異がそのまま しているのである. Ⅴ 酸度及び交換性塩基 (り 本風化物の熱塩酸可溶Fe20$,酸度,交換性塩基ほTab.3に示す通りである・交換性塩基はA.0A.C法に よったい pH(H慧0)は6∼7で,上下共に.中性に.近ル、値を示す1・花崗岩風化物の4.8(一5.1に比して梢高い.又熱塩 酸可溶Fe30aほ牟礼村の2フ5を除いて5…9‖35で,上部の方が−L般に高く,花崗岩の1い5−−31より高い・仝交 (3) 換性塩基巌はト最低1014m.e.,戚高26l63m.e一で花崗岩の3∼4m.e.に比して極めて高い”叉原Ⅲ氏の花i酬刃緑 岩のWeathered工OCk,Subsoilのフ”5及びフ8m.e。に較ぺてもかなり高い.特に交換性 Caと Mgが高く, Kが低しのが特徴的である交換性Caの金交換性塩基に対する甘分率を求めると40∼70で花崗岩の20∼30に比 べてかなり大きい・いずれも上部の方が全交換性塩基蕊が高い小 母岩より表層にかけて連続的に風化物を採取して いないので論じられないが,おそらくこの風化屑準即ちWeathered rock−Subsoilにかけて金交換性塩基甲最 大値なホす部分があるものと思われる殊に鉱物組成分析において風化途▲Lの斜良:百,郷関そ1を多鼠に含んでいる 弦打村(上),三木叫(上),固分一与朝」(⊥・下),三野刊(⊥)等の全欠換姓塩ぷ二迫壬はいずれも高かった特に角閃石のTab3Acidity,
Exchangeable Bases of the.Weathering Products of Diorites and Granites
E雫?ごgミ㌘iB。誓デSeS
Ratio  ̄◆「て㌃∵扁「盲孟
Hcユ ExtI・aCt Fe20汚 438 494 08 6.0− ̄二.− ∴∴ 二‡ ̄こ‥二・
ユ 2 3 4 5 6 フ 8 9 0 1 2 3 4 5 6 フ 8 9 0 1 1 ュ l l ユ ユ l ■⊥ ユ 2 40.8 53フ 0.8 4.L77(氾J5・00 6.72岳4.51
〝 e ′ソ 〝 〝 〝 ′′ ′′ 〝 ′ケ625f421】ユ‥J68!6・00l81004530・14093い3・60f588芦3・41・0 6い8
5り20!7.35 4,96 0⊥9115r1365】538 3614 1・4 ∈ヨー4ー∴.−∵
59.1 33.2 613 30フ 555 33.7 5フ‖2 34り4 565 33.5 339 45..0 2ユ6 510 17 6り0 08 フ.2 14 9.4 12 フ.2 15 8.5 フ‖413.7 9.9 ユフ.5  ̄ ̄ ̄− _ ー −.−. 26‖5 27‖91フ。3 28.3 31い3 2フ.915.8 24−9 合最高く,しかもそれの風化途上のものを多く含む弓玄打の場合交換性Mgが他より高か・つた・・又斜長石含量の特 に高い牟礼のものについては交換性Caが他の成分に比して著しく高い.このように塩基性鉱物の含壌特に風化途 上のものの含諒と置換性塩基蔓との間に.相関性がうかがわれる‖ このことについては将来の研究に待ちたい Ⅵ 摘 要 香川県に・分布する各種閃緑岩の風化物(まさ状のもの)について鉱物学的,化学的に胡査研究して次の結果を得 た (1)こ・のような屈イヒ物の器械的紳成ほ砂土−−砂壌土で,各鉱物成分の損失及び城塞の流亡は著しく行われてい ない (2)風化物のpHは6∼フで,金交換性塩基鼻ほ最低10.14m.eい,最高26り63m・e・でその平均は16・4れe で,花崗岩風化物の3∼4m・e・・に比して著しく高い (3)花園岩風化物紅比べて交換性CaとMgが高く∴交換膚灘が低い (4)鉱物粕成分析において,塩基性鉱物の含最高く而も風イヒ遽上のものより多く含む風化物柑仝交換轄庵基二這 が高かった 引 用 (1)船引夷吾,育峰要職:土壌実験法,141.東 京,蕃貿螢(1953). (2)原田光:農芸化学会誌,28,519∼523,5フ7 ∼580(1952)い (3)原町光:農芸化学会払27,106∼109(1953)い (4)香川県農業試験場‥ 昭和28年,29年度秋落対 策効果確認試験成紡(未発衣) 文 献 (5)貴鍋武郎:農業及び園芸,27,フ83(1952) (6)斉藤実:香川農大学術報告,4,231・−236 (1953)・ (7)斉藤実,中山一億,日豊正次:香川農大学 術報告,7(1),(1.955). (8)斉藤実:地質学会】弼西支部報No・15,10∼1⊇ (ユ9〔;3)、R 畠 s u m畠
MineraloglCaland chemicalstudies were made on the weathering products of dio貫ites、.in Kagawaprefecture.(AnnualmeantempeIature−abouti5,20c,annualrainfalトaboutl132.8mm)
These dior・ites hadexpoiures showingoriginalstructuralムnd textuIalfeatuTeS but so de■ composed that they could be readilyェemOVedwith pick and shovel
DeQOmpOSitionin some places has progressed toa depthof more than10meteIS
Such peculiar weathering resembled closelywhatforms“Masa”intheweatheringofgranites・ (l)These weathering pTOductsweIe早andyl− Fromthe re,Sults of the totalanalyses and the
studies on mineralcomposition,rOCk−forming minerals and bas9Sin the rock were
scarcelylost by weathering
(2)Theamountofthetotalexchangeablebasesoftheweatherihgproductsofdioritesranged from10”14to2663 mg.eqand the mean was16.47mgeqand remarkably great,aS compared with3・4mgeq.Of the weathering pIOducts(Masa)0ま gIanitesIThe pH:
values were from6 to 7
(3)Intheweather・ingproductsofdiorites・
greater and the quantity o董the exchangeable K waslower thaniIlthose of granites (4)Themore?mOuntOfbasicmineralandthemoreofthat?n the way to weathering prdducts