私たちのまちのどこに道路ができるのか見てみましょう!
救急車・消防車等の緊急車両の円滑な活動を 可能にします。また火災のときには延焼を防 いだり、地震などの災害時には避難路や避難 場所にもなります。 道路の緑化や景観形成などによ り、沿道の環境の保全や向上に つながります。また、お祭りや イベントの舞台としても利用さ れることがあります。 道路は、自動車や自転車、歩行者が安心・安全に通行できる空間 として、私たちの日常生活や経済活動を支えるものです。 道路網が形成される ことによって、基本 的な都市の骨格を形 づくっています。 道路の地下には、電気・ガス・水道・下水道・電話線などの 様々なライフラインが収容されています。さいたま市は、平成13年に3市合併により誕生し、平成15年の政令指定都市移行にと
もなう国道・県道の移譲、平成17年の岩槻市との合併により市域の拡大をいたしましたが、
都市計画道路をはじめとした都市基盤施設の整備が他の大都市に比べ非常に遅れている状況
です。このため、市では、幹線道路の整備を効率的かつ効果的に推進するため、5年毎に期
間を区切り優先的に整備する路線を定めた「さいたま市道路整備計画」を平成20年度に策
定しました。
このたび、平成21年度からの「さいたま市道路整備計画」が5年間経過し、少子高齢化、
将来的な人口減少など社会情勢の変化に対応するため「さいたま市道路網計画」を上位計画
に加え、渋滞交差点の先行整備などの新しい考え方も取り入れて、「さいたま市道路整備計
画(第2期)」を策定いたしました。本計画に基づき、引き続き計画的な道路整備に取り組
んでまいります。
道路は、人や車の移動、物流、災害時の緊急輸送など、活力と魅力あるまちづくりを進める最も
基礎的な社会基盤施設です。道路整備は、円滑な「交通機能」のみならず、良好な市街地形成や大
雨の際の雨水の一時貯留など、まちづくりや防災の視点からも必要とされています。
自転車 走行空間 消防車等の緊急車両 自転車 走行空間さいたま市道路整備計画(第2期)
さいたま市が目指す将来の道路網
道路網
総路線数 191 路線、総延長 約 509 km
都市計画道路だけでなく、本市の幹線的な
役割を担う全ての路線を対象とします。
①高速道路 ②国道 ③県道 ④市道目標年次
目指すべき都市構造や土地利用
を踏まえ、将来交通需要の予測
をおおむね 20 年後(平成 42
年)とする。
路線数 路線延長 ①高速道路※1 4路線 約40km ②国道 10路線 約95km ③県道 35路線 約183km ④市道 142路線 約191km ※1 高速道路は、高速自動車道路と自動車専用道路としています。 さいたま市の都市計画道路整備率は、 他の政令指定都市と比べて低い状況に あります。 主要幹線道路での混雑により市街地を中心に 旅行速度が低下しており、充分な交通機能が 果たされていません。 【資料】さいたま市道路網計画(平成24年度策定) 72% 69% 76%81% 75% 71% 71% 87% 92% 90% <都市計画道路(幹線道路)整備率(平成24年度末)> 札幌市 神戸市 名古屋市 相模原市 仙台市 広島市 京都市 大阪市 福岡市 川崎市 北九州市 千葉市 堺市 静岡市 新潟市 熊本市 浜松市 岡山市 政令指定都市平均 さいたま市 横浜市 47% 47%61% 62% 61% 65%68% 71% 71% 73% 73% 75% <混雑時旅行速度(資料:平成 22 年道路交通センサス)>さいたま市では、円滑な都市活動を支えるため、渋滞の解消など、交通需要に対応していくことが課題となっ
ています。
さいたま市では、「さいたま市道路網計画」に基づき、人口減少、高齢化社会に対応し、低炭素型のコンパ
クトなまちづくりを実現する効率的な道路ネットワークの構築を目指しています。
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さいたま市道路整備計画
( 第2期
) について
基本方針
○ 渋滞ボトルネック交差点の改良イメージ渋滞の緩和・事故の抑制
歩道 右折レーン 車道 都市計画道路計画線 (用地買収幅) 慢性的な渋滞等の緊急性の高い交通課題の解消に向けて、限られた財源の中で 即効性の高い事業を進める必要があります。そのため、渋滞の原因となっている、 右折レーンのない(狭い)交差点の局所的整備を、通常の路線的整備に先行して 実施してまいります。「さいたま市道路整備計画(第2期)」は上位計画に基づき、さいたま市における道路整備をより効率的かつ効果的
に推進するため5年毎に期間を区切り、優先的に整備する道路の計画を定めます。
都市の機能
強化を図る
道路整備
効果的・効率的な
道路交通円滑化
対策の推進
安全・安心な
都市生活に資する
道路整備
① 幹線道路の機能強化を図る道路整備 ② まちづくりを推進する道路整備 ③ 渋滞を緩和し円滑な交通を 確保する道路整備 ④ 効果的な交差点渋滞対策の推進 ⑤ 効果的な局所的道路整備の推進 ⑥ 交通事故の減少に資する道路整備 ⑦ 歩行者・自転車の安全を確保する道路整備道路整備の
基本方針
さいたま市が目指す将来都市像を実現するため、現計画による事業中の路線は、事業を継続し早期完成を目指して
いきます。
計画に新規追加する路線については、さいたま市の交通環境の現状・問題点からみた道路整備の課題や上位計画を
踏まえて、3つの整備方針に基づき優先的に整備する路線を選定しました。
また「さいたま市道路整備計画(第2期)」
では、通常の路線整備の他に、新たに渋滞の多
い交差点を先行整備する、より効率的な手法を
取り入れます。
なお、先行整備する交差点は、首都圏渋滞ボ
トルネック対策協議会により特定された主要渋
滞箇所を踏まえ選定いたしました。
「さいたま市道路整備計画(第 2 期)」の位置づけ(上位計画の変更)
さいたま市道路整備計画
(平成 21 年~ 25 年) ● 基本方針の設定 ● 整備効果の算定 ● 整備計画の策定 さいたま市総合都市交通体系マスタープラン基本計画 (平成 16 年度策定 / 平成 17 年度改訂) 「さいたま SMART プラン」 さいたま市都市計画マスタープラン (平成 17 年度策定) 「さいたま 2005 まちプラン」 さいたま市都市計画マスタープラン (平成 26 年度改定) ● 基本方針の設定 ● 路線の評価 ● 整備計画の策定● 整備効果の算定さいたま市道路整備計画(第2期)
(平成 26 年~ 30 年) さいたま市道路網計画 (平成 24 年度策定) ○ 道路整備の効率的かつ効果的な推進を図ります。 ○ 道路整備に関し、市民に対する説明責任を果たします。 ○ 客観的指標により、真に必要な道路整備を行います。 ○ 重点路線への資金の集中投下を図り、早期に目に見える効果を発揮させます。 ○ 道路整備予算の平準化を図ります。平成 26 年~ 30 年(5箇年)
計画期間さいたま市が管理する幹線道路
対象路線 考え方さいたま市総合振興計画「さいたま希望のまちプラン」
指扇駅 日進駅 宮原駅 加茂宮 東宮原駅 今羽駅 吉野原駅 東 土呂駅 北大宮駅 大宮公園駅 大和田駅 七里駅 岩槻駅 駅 浦和美園駅 東浦和駅 南浦和駅 武蔵浦和駅 浦和駅 西浦和駅 中浦和駅 北浦和駅 与野駅 与野本町駅 北与野駅 駅 国道17号 国道17号 国道298号 国道463号 国道463号 東北自動車道 国道122号 産業道路 第二産業道路 国道16号 高速埼玉大宮線 東岩槻 大宮駅 鉄道博物館(大成)駅 駅 西大宮駅 南与野駅